はい、始まりました。好奇心のたまり場。この番組は、福岡の現役高校教員が、教育現場のリアルや探求、キャリアなど、日々の生活の中で生まれる好奇心やワクワク、問いやモヤモヤを、リスナーの皆さんと一緒に、じっくりと味わうポッドキャストです。
パーソナリティを務めます川むーこと川村周平です。
はい、ということで、今週の好奇心のたまり場なんですけれども、今回はスペシャルゲスト回となっております。
ということで、ご紹介します。しなっちさんこと、しながわこうすけさんです。よろしくお願いします。
はい、しながわです。よろしくお願いします。
はい、しなっちさんよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。お呼びいただきまして。
いやー、いやー、ちょっと結構緊張してるんですけれども。
いや、すごいしっかりちゃんとオープニングするんだなと思って聞いてました。
ほんとですか。なんかいつもこれやってると、すごい先生っぽいねってよく言われるんですけど。
あー、確かに。確かに確かに。
そうなんです。実は結構このポッドキャストも、うちの学校で聞いてる生徒が何人かいて。
あ、マジですか。へー。
そうなんです。
それはどうなんだ。やりやす、やりづらい。やりやすい。やりがい。
いやでもなんか割と先生この回面白かったですよ。結構観測れるんですよ。
めっちゃいいっすね。
そうなんです。
それすごいっすね、それ。それもらえる。
一部の、一部のそうですけど。
はいはいはいはい。
そうなんです。なんか帰りの7時くらいの放送とかでも。
はいはい。
今日も帰って好奇心の溜まり場を聞きますとか言ったりする生徒もいて。
えー、でもそっか。じゃあそれは、でもなんか自分が高校生の時思ったら、
そうやってなんか社会と繋がってるとかもはや発信してるみたいなのちょっともしかしたら、
ね、誇らしいとまでいくかわかんないけど、なんかその不思議な感覚があるのかもしれないですね。
そうですね。多分数年前とかだったら考えられない感じだと思うんですけど。
うんうんうん。
なんかなんでこうやってちょっと結構もう30回近くなるんですけど、続けることができてます。
いや素晴らしい、そっか。うん、誇らしいかもね、なんかもしかすると。
ありがたいですね。
素晴らしい。
はい、ということであの今回しなっちさんがXでポッドキャストに恩返しをしたいということで、
あのコラボ相手を探してくださったので、
はい。
ちょっとだいぶ思い切ってちょっとえいやというところで。
はい。
お願いさせていただいてこの機会が実現しております。
はい。
はい、ということで今日しなっちさんに来ていただいて、
まあそれこそ私が最近あの本当にすごい素敵な本で資本主義と生きていく、読ませていただきまして。
ありがとうございます。
はい、ちょっとこの感想だったりだとか結構読んでて質問だったりだとか、
はい。
あとはまああのしなっちさんがコテンの調査チームにおられたりだとか、
人文誌だったりとかキャリアの面でいろいろと発信をされているので、
うん。
ちょっとそこの面もいろいろとお話ができたらなという風に思っております。
はい、今日はちょっとたっぷりね話せそうな感じがするので。
はい。
いきましょう。
ぜひよろしくお願いします。
はい、お願いします。
はい、ということでまずちょっと書籍について個人的に感想だったりとか質問をぜひお伝えしたいなと思うんですけども、
はい。
なんかですねあの僕それこそ世界史の一応教員をやってるんですけども、
うんうん。
なんかやっぱ授業で生徒にしゃべる内容ってやっぱなかなかそんな深いところまでしゃべってなかったので、
はい。
そこにアグラを書いてじゃないですけれども、やっぱ自分の理解も全然足りてなかったなっていうのはやっぱここ数年感じてて、
うんうんうんうん。
で、やっぱ資本主義の本って結構難しいイメージとかちょっとつきづらさとかもあったりしたんですけど、
はい。
しなちさんの本はなんていうか、別に簡単な内容ではないと思うんですけど、
うん。
すごく読みやすくて、
うん。
まさに本当に資本主義で生きていくところで距離感を探るために本当に最適の一冊だったなっていうのをちょっと思ってて、
ありがとうございます。
めちゃくちゃ良かったです。
いやーありがとうございます。世界史の先生にそう言っていただいて。
それこそ後半であの滝火のメタファーで文章書かれたんですけど、
はいはい。
資本主義、なんかよくわかんないけど追われてるとか、よくわかんないけどなんか大変だみたいな、よくわからなさみたいなものがあったんですけども、
はいはい。
なんか資本主義の輪郭がちょっとわかったというか、
うんうんうん。
滝火のメタファーでも言われてましたけど、
なんかやっぱこうどういう性質なのかっていうのはわからない距離感が取れないよねっていう話が本当にそうだなと思って、
はいはいはい。
ひとまず一通りは読んだんですけれども、何度も読み返したいなというふうに思っております。
ありがとうございます。
そうですね、あのこれ資本主義と生きていくっていう本を出しまして、
なんというか、で例えばねまさにそれこそ高校生の方とかからしたら、
まあ資本主義って多分言葉聞いたことがある人がほとんどだと思うんですよね、おそらく。
だけどまあこれ別に高校生に限らず大学生でも社会人もそうかもしれないですけど、
じゃあ資本主義って何なの?って聞かれたら、なんかいまいち多分パッと答えられる人ってそんなに多くないとは思いますし、
そうですよね。
なんとなく、どんなイメージなんですかね、なんとなく壊そうとか、なんとなくお金儲けみたいなイメージかもしれないし、
でもまあこの本でも書いてあるんですけど、実はいかにこの僕たちの日々の生活ですね、
これはもうまさに90歳のおじいちゃんおばあちゃんであっても、50歳60歳の人であっても、30歳の人でも、
大学生でも高校生でも中学生でもですけれども、いかにこの資本主義というシステムであったりだとか、
この資本主義で良しとされる行動を誘発するような構造の中に自分たちがいるかって意外と気づいてないけど、
もはやもう本当資本主義だらけなんですよね、世の周り全てがね。
そうですよね。
そこに気づくのがまず第一歩、それはバスに乗ろうが電車に乗ろうがスマホ使おうが鉛筆で何か書こうが、
もう全部資本主義の多分賜物の日々僕たちは利用して生きてるんで、
なんかそんなすごく身近なものなんだけども意外と知らないっていうのが資本主義だと思っていて、
それを少しでも理解全くゼロとか1のところを5とか10にするだけでもですね、かなり生活の彩りだったりとか、
あとはこのポッドキャストの一つのテーマかもしれないですけども、キャリアとか生き方に結構関係してくるんじゃないかなと思っていて、
そんな風に思ってたので、今いただいたみたいな感想はすごく嬉しいなと思いながら聞いていました。
ありがとうございます。
ちなみにどこかでも多分話されてると思うんですけど、本を書こうと思ったきっかけみたいなものって何がありますか?
そうですね、きっかけはいくつかあって、一つは今言ったような、僕は哲学とか思想っていうものを、
それこそ高校生くらいからずっと面白いな、哲学ってすごく哲学と呼ばれる領域が面白いなと思って、
大学も哲学を勉強しようと思って大学に進学して、結局その後は法学部に転部して法律が専門になったんですけれども、
ずっと自分で哲学、思想、あとは歴史ですよね、そういった人文知と呼ばれるものを勉強してきて、
今はそれをある意味では仕事にして人文知と社会をつなぐってことをしてるんですけど、
その観点から見たときに、さっき言ったとっても身近だけどよく知らない資本主義ってすごく何なんだろうっていう、
知的な好奇心みたいなのがまだ一つあったのと、
あともう一つはですね、今僕はコテンラジオという有名なポッドキャスト番組を手掛けている株式会社コテンというところで、
ディオゲネスというチームで歴史調査をもう3年くらい担当してるんですけど、
そこで結構ポスト資本主義についてみたいなのをリサーチをする機会が、結構期間があったんですよね、半年くらい。
だからポスト資本主義なんで、資本主義の次はどうなるのかみたいな、そういう議題ってあるじゃないですか、今話題として。
それを考えるリサーチみたいなのをずっとしていたときに、結構いろんな本を読んだときに、
なんかポスト資本主義を考えるのも大事なんだが、その前に今僕たちはポスト資本主義じゃなくて資本主義の中にいるわけじゃないですか。
そうですね。
となったときに、この資本主義との距離感っていうのがまさにこの本のテーマなんですけれども、
近づきすぎるとやっぱり資本主義でやけどしちゃうし、でも遠ざかりすぎると寒くて死んじゃうしっていう、
この資本主義とのちょうどいい距離感、適切な距離感を自分でコントロールできる、そういうある意味でのリテラシーみたいなものが持てると、
それってものすごくこれからの人生の生き方の主導権を握ることになるんじゃないかな。
もっとあり手に言えば、幸せになるためには結構資本主義との距離感を調整する能力が大事なんじゃないかなっていうのを、
その古典のリサーチをしている中で思ったんですよね。
なるほど。
そういうところもすごくきっかけになって、その資本主義との距離感って大事だなって思ったのと、
そもそも資本主義って何なんだろうっていうところを自分の言葉でちゃんと理解したいなって、この2つで本を書こうというふうに至ったところですね、初めは。
なるほどですね。
本を読ませていただいて、
どうでした?
僕やっぱり最初に掲げられてた3つの原則、まずここがものすごく刺さって、
本当ですか?嬉しい。めちゃめちゃ嬉しい。
なんかしなちさんも書かれてましたけど、鉄学とか、それこそ資本主義系とか、最終的に脱力系のやつとか結構最近流行ってるじゃないけど、
ちょっとそんな固く考えなくて楽にいきましょうみたいなものがある中で、やっぱりその資本主義はwith資本主義というか、ちゃんとどう付き合っていくかっていうところ。
そこから飛び出すんではなくて、ちゃんと向き合っていくっていうところ、やっぱり勇気をもらえるなっていうのがこの本で一番大好きだったなっていうところですね。
マジですか。はいはいはい。
ありがとうございます。実はね、そのね、勇気っていうことはもう結構自分の中ではすごく大事なキーワードでして、
はい、これ、この本を書いて、そして読んでいただいて、勇気っていう言葉が出てくるのは本当に嬉しい。
なぜかというと、僕は鉄学をメインにして調査研究したり発信してるんですけど、鉄学、いろんな種類の鉄学があるから一つには言えないんだけど、
でも鉄学を学ぶ一番の果実は、僕はやっぱり勇気を得られることだと思ってるんですね。結構これ方言してて。
なので、そういう手を与えられる発信をこれからもしていきたいなと思っていたし、この本もその一環として書いているところもあるので、
それを言葉として思い浮かべていただいたのはすごく嬉しいなと思います。
あとあれだね、鉄学の3つの原則をちょっと補足というか説明をすると、
嬉しい。ありがとうございます。
一つ目に3つありますと、これは僕が人文史というか歴史とか思想を学んできた中で、人生においてすごい大事だなと思うものを3つ持ってきました。
この3つの原則にのっとってこの本も書きますよってことを初めに宣言してるんですよね、吉岡なんかで。
それは何かというと、一つ目がバランスの原則っていうもの。
これアリストテレスっていう人の中傭っていうところからもらってるんですけども、バランスの原則。
すごいざっくり言うと極端ってよくないよね。
そうですよね。課題感すごいんですよ。本当に。そうなんです。
でもこれって聞く人にとっては当たり前なんていうふうになる気もするんですけど、これってちゃんとそれを受け取ってくれたのは何でなんですか?
なんかですね、それこそ人文史を僕もちょっと学ぶ中で、やっぱその最近僕なんかどっかでも喋ったんですけど、嫌いな言葉ランキングにやっぱアテンションエコノミーが入ってくるんですよね。
そういう意味合いで言うと、人文知って人間の営みに関する知恵とか学問っていうのが僕は良いかなと思ってるんですけど、
まさに今言ってくれた通りで、自分自身のことを考えるっていうのと、周りの人間との関係性で自分は活躍もできたりとか、すごく人の役にも立てたりとか、役に立てなかったりとか、
とても素敵なんだけど、関係性によって全く輝けなかったりするので、例えば資本主義と生きていくってこの本を読んで、
なるほど、これ言い方変えると構造ですよね。こういう構造だから、自分は本当はこういう思いを持ってるんだけど、それがすごくマイナスの面としてこの5年10年あっちゃったんだなってわかる。
構造がわかってれば、ってことはここにボトルネックがあるということは、ここをこういう風にずらす。
例えばそれは転職するっていう方法かもしれないし、別に転職しなくてもその詰まりを取ることもできるかもしれないしっていう構造を知るっていうことが大事だと思っていて、
それを教えてくれるのが広く言えば人文知だし、例えば今回のように資本主義について知るっていうこともそれにつながってくるのかなっていう風に思ってますね。
なるほど、なんかあれですね、やっぱ構造がわかると何でもかんでも自分に矢印向けちゃうとやっぱしんどくなる時期があると思うんですけど、
やっぱそこの構造がわかってるとちょっと生きやすくなるというか、いろんな取れる手段も増えるだろうなっていうのを改めて思いましたね。
そうなんですよ、だからあの本には書いてないですけど、僕はなんか自責も他責も良くないと思っていて、構造がわかれば明確に、
これ自分のせいじゃないんだっていうことがまずわかりますと、これ構造のせいなんだってわかるし、
もっと言うと例えば今の状況って特定の誰かのせいでもないんだなってことがわかってくるんですよね。
つまり上司のせいとか、会社のせい、私が所属している会社のせいとか、パートナーのせいとか、そういう特定の誰かのせいじゃなくて、
あ、構造なんだ、これ他責にもしないってことだと思うんですけど、そうだから自責も他責も僕良くないと思っていて、
あ、単にこういう構造だから今自分はこういう状況に埋め込まれてしまってるんだと。
で、埋め込まれてる時に人間は普通は埋め込まれてることに気づけないんだ。
でも例えばあの本を読むことによって構造がわかると少なくとも、
あ、こういう構造に埋め込まれてるからここがもう死ぬほどきついんだなってことがわかるので、
しかもそれは別に自分のせいでもないし他人のせいでもない。
そういうフラットな立場に立ってまさにこういうバランスですよね。
はいはいはい、ですねですね。
で、自分が悪いんだって思いすぎるのも極端だし、
なんかあのあいつはいなければと思うのも極端で、バランス?
どっちのせいじゃないんだなって分かった上で、じゃあ何しようかなっていう風に客観的に?