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おはようございます。この放送はサクッと3分で聴ける、学びを共有するチャンネルです。
ということで、今日は覚える事は一日ひとつで良いという話が
一緒に働いている人の心にすごく刺さったと思ったので、その話をしたいと思います。
仕事を教えるコツとして、今日覚えてもらいたいことを一つに絞って教えてあげることが
仕事を早く覚えてもらう方法だと思っています。
職場に新しい人が入ってきて、いろいろ教えてあげているのを見て
昔の自分を思い出したんですけど、いっぺんにいろいろ言われても
何ひとつ覚えられないなという風に昔思っていて
覚えられないというか、覚える気がなかったといえばそうなんですけど
いろいろと言われると、私のように物覚えが悪い人は
何ひとつ頭に入っていかずに自信を失っていくんじゃないかなという風に思っていて
結果的に簡単に覚えられることでも覚えるのが難しくなってしまうのではないかと思っています。
教える方の立場になってみると、いろいろ言いたくなるのが分かるんですけど
聞く方の立場になって考えると、いっぺんには覚えられないと思うので
説明はするけれど、頭の隅の方に何となくこんなこと言ってたなくらいで聞いてくださいと
前置きしてあげると気持ちが楽になって、頭に入ってくるんじゃないかなという風に思います。
これは私が思っていることなんですけど
教える方は自分がやっていることをあれもこれもと複雑にしてしまう傾向があるんじゃないかなという風に思っていて
これは別の問題になってしまうんですけど
自分がやっていることを簡単にできてしまったら困ると心のどこかで思ってしまっているのではないでしょうかね。
例えば、10年も修行してやっとすしを握らせてもらった職人さんがいるとします。
後から入ってきた新人さんに握りを教えることになって
簡単にできてしまったら困るのではないでしょうか。
ましてや思ったより簡単ですねなんて言われたらどう思うでしょうかね。
先輩の立場がなくなってしまいます。
でも私はこう思っていて
普通の人が10年かかって覚えることを数ヶ月で教えてあげられる人は
教える技術が半端ないという風に思うんですよね。
1年間で数人の職人さんを育てることができたら
10年で数十人の職人さんを育てることができるということなので
すごいことだと思います。
私の職場でも新しく入ってきた人に
お前はまだ早いという風にやらせてもらえる風潮が強いんですけど
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自分が苦労した分より後から入ってきた人が苦労するのが
当たり前だと思っているからなんですよね。
だから若くして才能がある仕事ができる人は
離れていってしまうんじゃないかなという風に思っています。
私が10年以上かかって下場当たりから覚えてきたことを
私が指導したら3ヶ月ぐらいで覚えてもらえる自信があります。
もちろん昔の私のように覚える気がない人は
時間はかかってしまうと思うんですけど
教え方によっては状況はだいぶ変わってくるんじゃないかなという風に思っています。
ということで今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで聞いてくれてどうもありがとうございました。
ではまた。