日本最大級のエンジニアコミュニティQiita、プロダクト開発部部長の木原俊文です。
この番組では、日本で活躍するエンジニアをゲストに迎え、キャリアやモチベーションの話を深掘りしながら、エンジニアの皆さんに役立つ話題を発信していきます。
前回に引き続き、ゲストは弥生株式会社でエンジニアリングマネージャーを務められていて、
発信する楽しさや魅力を多くの方に伝え続けられている小島優介さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、2回目は、今やられていることメインで、マネジメントとかチームビルディングのところをメインでいろいろお伺いできたらなと思っています。
小島さんとお送りする2回目のテーマは、透明性とフィードバック。得意分野で始めるチーム改善です。
まず最初にお伺いしたいのが、前回のおさらいになってしまうところもあるかなと思うんですけど、改めて現在やられているお仕事についてお伺いしてもよろしいでしょうか。
今は弥生株式会社でエンジニアリングマネージャーという職種をやってるんですけども、スクラムマスターもやってますし、エンジニアとしても実装、AI活用して実装もやってますし、レビューもしてますし、
あとピープルマネジメントもやってますね。さまざまなことをやってて、エンジニアリングマネージャーというのが私が入る前までは会社にいなかったので、何をやるのかが決まってないという状態で模索しながらやってると、そんな感じになってます。
ありがとうございます。本当に今のお話だけでもちょっといろいろお伺いしたいところが多いんですけど、まずそもそもとして、転職をされるタイミングでEMとして入られてると思うんですけど、なんていうんですかね、いわゆるEMとしてお仕事を探してたっていうような感じなんですかね。
そうですね。前職でもEMに近いことはやってたと思うんですけど、一応前職の時にもEMやってましたって名乗ってはいたんですが、それ正式な役職ではなくて、運営職と相談してEMのやってることをやってるからEMって名乗っていいですかってことを運営職に相談していいよって言われたので、EMって名乗ってただけだったんですね、実際。
EMのやることにはすごく興味があって、それでカジュアル面談、いろいろお話を聞いてたときに弥生株式会社のEM枠があったので、お話を聞いてみたら何もやること決まってないよという話を聞いて、これは面白いと。
何にもやること決まってないということは、自分でいろいろ何やってもいいんじゃないみたいな、そういう感じに思えてみて、これは面白いと。これ第一志希望だから、ぜひ入りたいと思って頑張ってアピールをしまくったんですよ。
一番課題のあるチームに入れてくださいと。私はその一番課題のあるチームに入ったら、最初はエンジニアとして何でもやりますよと。実装やったりテストやったりとか何でもやって、ボトムアップでそのチームの課題を解決していきますと。最初は解決できないかもしれないけど、解決できるまで試行錯誤して、必ず最後には課題を解決します。だから入れてくださいと。
しかも給料に関しても、レンジあるじゃないですか。転職の求人票のレンジ。あのレンジの中の一番加減の給料でいいと言ったんですよ。給料は一番このレンジの加減でいいですと。だからそもそもエンジニアリングマネージャーを初めてのエンジニアリングマネージャーっていう枠だから、そういうので本当に活躍してくれるか、御社の方もリスクがあると思いますので。
だからもう給料に関しては加減でいいです。入ってから給料を上げるように頑張りますんで。だから入れてくださいっていう。
すごいですね。そんな熱量で入られたんですね。
はい、そうですそうです。
EAもやりたいだけであれば、多分いろいろな会社にポジションが正直あるんじゃないかなと思いますし、ある程度多分実績も得られたと思うので、ある程度の評価もされつつ入ることもできたかなと思うんですけど、なんでその中で表現が難しいんですかね。
わかります。でも確かに並行して転職はかつはやってました。これは上等資産として普通は複数の会社に対して1次面接のタイミング合わせたり、2次面接のタイミング合わせたり、そんな自主で合わせたりとかしてやってましたけど、やっぱり一番の魅力はEMがまだ誰もいなくて何をやるかが決まってないっていうところですね。
そこに一番魅力を感じて、話を聞く限り割とこちらから提案したら何でもやれそうな雰囲気が出ていたので、面白いなと思って、それで泣いてもらったら他の全部の面接をすぐにキャンセルして。
そうなんですね。だからその時にそれが一番魅力的に映ったのって、自分の需要を試してみたいみたいなモチベーションだったのか、自分だったらこの会社なんかすごい変えられそうな予感があるなみたいな感じだったのかというと、どういう感じのイメージだったんですかね、その魅力っていうのは。
ある程度大きい会社で、かつB2Bの自社開発でエンジニア組織がそこそこ大きいってなると、私の得意なところっていうと、エンジニアリングよりは多分マネジメントの方が私は得意だと思っていて、
そのマネジメントのやり方、プラクティス、そういうものをスケールさせていくっていう風になると、20人とか30人とかのエンジニア組織よりは100人、200人、300人っていうエンジニア組織の方が自分の力をスケールできる上限が大きいので、そっちの方が面白いんじゃないかなっていうのはありました。
なるほど。そっちの方が、かつ裁量もあるから何でもできるっていう中で、SEGAが出た時の跳ね返りも大きそうで、それがワクワクするというか、ワクワクの方に見えていたってことですね、魅力にっていう。
なるほど。ありがとうございます。そういう状態で今のエビさんに入られたと思うんですけど、最初からそこら辺でうまくいったんですか?想定通りいろいろできて、いろいろ変えられてみたいな。
いや、できてないです。それは今、転職してちょうど1年ぐらい経つんですけど、ある程度ちょっとずつできるようになったところはあると思うんですけど、特に最初の時はですね、最初の何ヶ月、2ヶ月くらいは信頼をまず得るところを中心にやってまして、こういうふうにやり方変えましょうとか、そういう話はなるべくしないようにしてましたね。
なので、最初は本当にエンジニアっていう位置づけで仕事してました。エンジニアリングマネージャーっていう職種なんですけど、私が入ったチームはもうスクラムチームなんですけど、プロダクトマネージャーもいて、スクラムマスターもいて、デザイナーもいて、エンジニアもいて、普通にうまく回ってるチームですね。
だから、私がそこにひょいって入っても別にエンジニアとしてしかやる仕事は特になくて、だからまずはエンジニアとして一生懸命仕事をして、そこでエンジニアとしての仕事ぶりを通してですね、同じチームのメンバーの信頼を得るところから始めようという感じでやってました。
そうなんですね。じゃあ最初の頃はいわゆるEMっぽい動きは全然されてはいなかったってことですね。
はい、そうですそうです。
そうなんですね。
はい、なので最初はもうとにかくまず自分を知ってもらうっていうところが大事なので、訓法と言われるプラクティス、自分が今何をしてますよみたいなことを自分のチャンネルを作ってそこに書いていくっていう手法なんですけど、今この実装をやってますとか、これが終わったよとか、今ここで詰まってますとかですね。
そういうふうに自分の仕事ぶりをとにかく透明にして、私が何者なのかどういうことを考えているのかっていう人をとにかくどんどん出していって、それで自分を知ってもらいながら自分の仕事ぶりを見てもらって、まずはエンジニアとしてみんなから信頼してもらえるようになって、そしてその中でいろいろ今のやり方の辛いところとかそういうところもエンジニアの仕事をしないとちょっと解像度高くわからないと思ったので、
だからエンジニアの仕事をしながら何が辛いのかとか、今のこのやり方はどうしてこういうやり方なのかなとかですね、ちょっと例えばあんまり効率が良くないやり方とかを仮にしていたとしても、それは何らかの理由とか何らかの背景があるかもしれないので、そこをしっかりなぜ今こういうやり方をしているのかを理解するっていう機関に最初当てたっていう感じです。
なるほど。ありがとうございます。
そこを急に動き出さずに信頼関係を得るところが始められたのって、何でそこを大事にしてたんだろうみたいなのがちょっと気になったんですけど。
はい、それはコミュニティの方々のおかげです。
そうなんですね。
私、何個かのコミュニティに所属してるんですけども、その中でエンジニアリングマネージャーの方々、お知り合いとか、エンジニアリングマネージャーの社外勉強会で参加させてもらうこととかあるんですけど、そういう中で相談をしました。
そうなんですね。
はい、具体的には転職が決まって、有給消化したりする期間とか、ちょくちょく休める期間とかがあったので、そういう期間を利用して、私、名古屋に住んでるんですけど、東京でエンジニアリングマネージャーEMの社外勉強会がよくあるので、名古屋から東京に勉強会のためだけに行きまして、
勉強会の中で、例えばOSTっていうテーマを挙げて、そのテーマでみんなで議論しようみたいな、そういうOSTの勉強会とかがあったりしたら、私がそのOSTでテーマを挙げる役をやって、今度こういう感じのEMで、まだEMがいない会社に入ってEMをやることになったんですけど、最初どういう立ち回りをするといいでしょうか、みたいな。
そういうテーマで、あそこまでだとちょっと汎用性がないから、確かもう少し抽象度を上げて、面識のないチームに入った時にどういう振る舞いをEMとしてするといいでしょうか、みたいな、ちょっと汎用性のあるような、そういうテーマを挙げて、そこでみんなに助言をもらったりとかですね。
あとその勉強会の2次会で、ひたすらいろんな人に相談をもらったりとかですね。そうやってコミュニティの方々にいっぱい助言をもらいました。
そうなんですね。そこで、最初からガツガツ動き出すのではなくて、まず信頼関係を築いたりとか、状況をまず把握することが大事だよみたいな、いろいろ意見をもらって実践をやられたってことですね。
そうです。
なるほど。ありがとうございます。コミュニティ偉大ですね。
本当にコミュニティ偉大です。私の人生の幸せはコミュニティのおかげでできてますので、コミュニティのおかげで知ったことがすごく多いので、本当に感謝しています。
そこでいろいろ信頼関係を築いたりとか、いろいろ状況を把握するってことをやられたと思うんですけど、その次に取り組まれたことってどういうことだったんですか。
まずは自分のチーム、所属したチームの中の透明性とフィードバックのところに伸びしろがあったので、そこの伸びしろを活用して改善をするっていう感じですね。
具体的には透明化っていう意味で言うと、誰が今どのチケットをやって、どういう状況で、その日のうちにどこまで終わったよとかですね。そういうところが伸びしろがあったので、例えば一例で言いますと、毎朝自分の今のチケットの状況はこういう状況ですと。
それを今日ここまで終わらせるつもりですよっていう、その日の目標っていうのを朝宣言してもらって、その日帰る前にその目標に対して今日ここまで終わりましたよっていう報告をスラックの方にして、それに対して目標を達成したらみんなでスタンプを押すとかですね。
そういうちょっと小さな目標を達成するとみんなが賞賛してくれるみたいな、そういうちょっと遊び心も加えたような仕組みとかですね。そういうものを入れたりとかですね、一例としては。
そういうふうに透明化とフィードバックが促進されるような取り組みをいくつか入れていくことで、みんなの活動をちょっとずつ見えるようにしながらコミュニケーションフィードバックもちょっとずつ特にされるようにするみたいな、そういう取り組みをちょっとずつやっていきました。
そうなんですね。なるほど。確かにそこの透明性とかって大事だなと思う一方で、おそらくいろいろ状況を見る中で課題っていろいろ見つかったんじゃないかなと思っていて、その中であえてそこから取り組まれた理由というか、どういうふうに優先順位についてたのかなみたいなところも気になるんですけど、どういう感じだったんですかね。
そうですね。透明性の促進とフィードバックの促進のところが自分の得意分野で、かつそこに伸びしろがたくさんあったので、そこに集中で逆に分かりやすいというのがあって、それでいきました最初。
なるほど。自分が得意分野で動きやすいかつ何かしら普通に跳ね返り回りそうだなみたいなところが、その透明化みたいなところだったってことですね。
実際それ取り組まれて、組織の雰囲気だったりとか会社全体へのインパクトとしては何かしら変化はあったんですかね。
そうですね。まず今言った話は自分の1チームだけの話から始めていったんですけど、自分のチームで透明化を促進していく中で、生産性が上がるっていうタイミングがまずありました。
生産性が上がることを通して、これいいんじゃないかと。透明化とフィードバックがどんどん促進していくことで手戻りが減ったりとか、どういう方針でやればいいかがわかるから、チケットの着手時に事前に集中検討して、集中検討した結果をちゃんとチケットに書いていったりとかですね。
そういう細かいやり方、そういう透明化を促進するやり方をすることで実際生産性が上がったから、みんながその方向性はいいんじゃないかっていうコンセンサスが取れて、その内容を社内のLT会みたいなのがあるので、それで発表したりとかしていく中でちょっとずつ自分の認知を広げていくっていうのを少しずつ始めていったという感じですね。
なるほど。それをやっていくことで、一つの組織に留まらない前者的に何かしら動きみたいなところもちょっとずつ変化として現れてきてみたいな。
そうですね。前者のエンジニアリング組織全体としてっていう話でいきますと、まずは自分のチームの中で様々なことをやって、様々なことをやってよかったねっていう話を時々エンジニア組織全体の300人が見てるところで、こういうのをやってみてよかったですよみたいなスラックの投稿を。
ちょいちょいしていくことで、認知をちょっとずつ自分の認知とか自分のやり方の認知を少しずつ広げていくっていうのを地道にちょっとずつ最初はやっていってました。
そうなんですね。それをやっていくことで変化ってどういう変化がありましたか。