その時は私、KBDIでSREという名前がついたチームにいて、インフラとか運用関連のAWSに関する業務をしてたんですけれども、そのSREに関するテーマの登壇を募集しているということで、ちょっとしゃべってみようかなということで、そこに応募してみたのが私の最初のアウトプットでした。
そうなんですね。じゃあ、記事を書く前よりも登壇を先にされてらっしゃるってことですね。
そうなんです。
しかもそれが2021年。
はい。
3年前ぐらいってことですね。
そうですね。
結構直近ですね。
そうですね。
あ、そうだったんですね。もともと小さい頃からブログみたいなところで発信されてたと思うんですけど、そこから2021年まで他のアウトプットみたいなところは特にしてらっしゃらなかったってことなんですか?
そうなんですよね。どちらかというと私がエンタープライズな環境で、B2Bのシステム構築みたいなところに携わることが多かったので、周囲の方も含めてそもそも業務で学んだ技術試験を発信するみたいな発想があまりなかったですというのが正直なところで、
でも何か業務上困った時に検索をするとキータの記事が見つかったりみたいなことは結構あったんですけれども、ただあんまりそれを自分がやるみたいなことって特にイメージしていませんでした。
ただJawsUGみたいな技術コミュニティに参加をし始めると周りのみんなが当たり前のように日々登壇をしたりブログを書いたりっていうアウトプットの活動をしていたので、一回登壇を始めてからはブログの発信もチャレンジするようになりまして、キータの記事を多分私が初めて書いたのもちょうどその頃2021年の11月ぐらいかなと思います。
そうなんですね。じゃあもうそもそも最初の頃は発信するっていうこと自体の発想があんまりなくて、そこからコミュニティへ参加するようになって、自分も発信してみようかなってところで発信を始めたってことですね。
そうですね。
さらにどちらかというとマネジメント系の仕事が多かったですので、自分が日々ガリガリ手を動かしてシステムを構築したり開発してるわけではないので、自分には全然発信をするような技術力がないっていう先入観がすごくあったんですよね。
そういうのもあってあまりアウトプットしてこなかったと思います。
そうだったんですね。初めてアウトプットされたのが登壇だったと思うんですけど、その時はどういうモチベーションで登壇をされたんですか。本当に機会があったからだけなのか、やっぱりしてみようかなみたいな気持ちが強かったのか。
そうですね。人前で話をするっていうこと自体はもともと嫌いではありませんでしたので、自分のやってる仕事と直接関係ありそうなテーマで事例の話を求めているっていうことだったので、ちょっと自社の取り組みを社外に発信する機会にもなりますし、ぜひチャレンジしてみたいなということで申し込みましたね。
そうなんですね。そのタイミングだと他にアウトプットもされてなかったと思うので、自分の発信できる情報ってどう見られるか全然わからない状態じゃないですか。そこって怖くなかったですか。
そうですね。その時に私がやっていた業務がSREという当時流行り始めていたキーワードで、SREってサイトリライアビリティエンジニアリングの略なんですけれども、すごく雑に言うとITシステムの運用をうまく自動化してシステムの信頼性を上げていこうぜみたいな。
もうそれだけで何日も語れるようなキーワードに基づいた仕事だったんですけれども、そのSREというキーワードで仕事をしていると、社内でも自分たちは何のために活動をしているのかですとか、実際に社内で自分たちはこんなことをしているよっていう形で周知をしたりとか、結構自分たちの中だけじゃなくて社内でも外を意識した活動をすることが増えてきまして、
そういうところもあったので、社外に自分たちの活動を発信できる機会ということでポジティブに捉えていたかなと思いますね。
じゃあどちらかというと本当にポジティブにやっていこうって気持ちの方が強かったってことですね。
はい。
なるほど。実際登壇してみた時ってどういうフィードバックとかがありましたか?
そうですね。当時最初に登壇をしたコミュニティがJawsUGという日本のAWSの一番大きなコミュニティの中でも、いろいろ分野とか開催地域ごとに支部があるんですけれども、SRE支部というところでして、
今私はSRE支部の運営メンバーに入っているんですけれども、当時からSRE支部のちょうど立ち上げ後初回の第1回イベントでして、実際に私がライトニングトークを15分ほどだったんですが、
やった後にその場でもらえたフィードバックもすごく温かいフィードバックでですね、あるあるが詰まっててすごく共感できましたですとか、あとちょっと話の中にくすっと笑えるようなネタ要素も入れてみたりしたんですが、それがものすごく面白かったみたいなフィードバックだったり、
すごいコミュニティメンバーのいい人たちから温かいフィードバックをもらえたので、すごくそれがやる気につながりましたね。
そうなんですね。じゃあそこから本当にそこでフィードバックをもらえたからこそ、次の発信みたいなところへもつながっていったっていう感じですかね。
ありがとうございます。結構そういう同じような話をされている方って今までのゲストの方も多いなと思っていて、フィードバックではなくてアウトプット発信するっていうのをやり続ける。
その後にフィードバックとかないよりかはあったほうが嬉しいけど、それをある前提でやらないっていうのがやっぱり大事だよねみたいなのは結構今までの方もおっしゃってた気がするので、今回もなるほどなってお話聞いてて感じました。
今のお話に続けてちょっとお伺いしたいなと思ったところが、本当にアウトプットを楽しむって大事だなと思う一方、アウトプットを楽しむって何って思ってらっしゃる方もいらっしゃる気がしてて、何かを世に出すことのどこに面白さを見出すといいかみたいなところとか、
あとこういう感じで考えたりとかこういうものを発信していくと面白いよみたいなのがあればぜひアドバイスいただきたいんですけど。
そうですね、イメージとしては技術に限らず何か人にものを教えるみたいなことが楽しいかどうかっていうのがポイントの一つだと思ってまして、
例えば私学生時代にアルバイトで塾講師をしてたりするんですが、その時は相手がお受験をする小学生で国語を教えてたんですけれども、
入試問題で出てくる難しい現代文をいかに小学生でも分かりやすくこういう文章の流れになってるんだよっていうところを整理して教えて、
分かったって言って嬉しそうにする小学生を見てるとものすごくやりがいがあるというか、そういう人にものを教える感覚とアウトプットってすごく近いところがあると思ってまして、
そういう教えるっていう側面だったりですとか、あとは普段の業務の中でも日々仕事をする中でいろんなナレッジの断片が頭の中に溜まっていった時に、
ちょっとだいぶ分かってきたから一回自分の中で整理して書き出したいなみたいに思う時があるんじゃないかなと思うんですけれども、まさにそれもアウトプットの役割の一つなんですよね。
自分の中に培ってきたナレッジを形にして、さらにそれを他の人も見れるような形で世に出すことによっていろんな人がそれを見て学ぶことができますし、
その出力する過程で自分の学びもすごく整理されますと。さらにブログみたいなアウトプットのいいところって一回書いちゃえば基本的にずっと世の中に残すことができますので、
一度の労力でずっと継続的にそのアウトプットが勝手に発信をし続けてくれるんですよね。そういう意味でもブログを世に出すっていうところの楽しさとか価値ってそのあたりにあるんじゃないかなと思いますね。
ありがとうございます。本当に自分の中でもやもやあるものが言語化できるっていう気持ち良さと、その言語化したものが他の人にも役立つっていういわゆる貢献感というか自己効力感みたいなところと、
それがちゃんと自分の支査になって残り続けるっていうことの達成感というか、ちゃんと自分に積み上がってる感みたいなものを楽しんだりとか喜んだりするといいっていう感じですかね。
まさにその通りだと思いますね。
ありがとうございます。本当にこうやっぱりアウトプットをすると、むしろインプットがはかどるみたいなことってすごいあるなと思っていて、
なんか曖昧なものを書き出すと、ここまだちゃんとわかってないなってなって色々調べて、わかったからそれをまたすぐその文章に続きを書いてみたいなことって結構書き始めるとよくやることな気がするので、
やっぱりアウトプットをすると自分自身も何かしらインプットになるというか新しい学びの機会になるみたいなのがすごいあるかなと思うので、
力んで一個いいものを作ろうってよりもやっぱり普通にライフワークとしてアウトプットをメモをちゃんと取ったりとかそれを形にするみたいなのを日々息を吸うようにやるっていう方が結構気持ちよかったり楽しかったりするのかもしれないですね。
そうですね。これを言うと身も蓋もないんですが、実際に自分が書いた記事を隅々まで読んでくれる人って実はものすごく一部だと思ってまして、
なのですごく細部まで気をつけて何時間もかけて記事を書くよりもとりあえず一定の完成度で世に出しちゃう方が価値が高いと思いますし続けやすいと思うんですよね。
まさにそうですね。意気込んでやるってよりも本当に息を吸うように書きながらむしろ自分のために書いていくぐらいのノリでやるのがいいかもしれないなっていうふうに思いました。
そうですね。ここまでで結構個人のアウトプットっていうところについては色々お伺いしてきたかと思うんですが、もう一個お伺いしたいなと思っていて、
そこがまさにエヴァンジェリスト的なお仕事をされているミノルンさんにだからこそ聞きたいってところでもあるんですけど、個人はそうやって楽しめばいいよねって思えば自分でやる人はやるしやらない人はやらないと思うんですけど、
組織でのアウトプットってなるとまたちょっと変わるところもあるんじゃないかなと思っていて、組織としてアウトプットしていきたいみたいなふうになった時にどういうアクションを取っていくべきかみたいなところもぜひミノルンさんにお伺いできたらなと思ってます。
そうですね。まず組織でアウトプットをする時に、例えば分かりやすく技術ブログを書こうみたいなことをイメージしますと、よくやりがちなのが自社のブランドを掲げて技術情報を発信するんだからちゃんとレビュー体制をしこうですとか、
そういったことが発生するケースってすごい多いと思うんですけれども、個人的には何か技術的な発信活動を組織としてするにあたっては一番大事なことがまずハードルを下げることかなと思ってまして、
例えばエンジニアの方が普段の業務もある中でプラスアルファとして社外に向けて何か発信をするようなことに労力を注ぐわけなので、普通にやってるとすごく大変ですし、なかなか続かなかったり書き手が現れなかったりしますと、
上からそれをやれって言って強制的にやらせてしまうとやっぱりモチベーションが湧きづらいですし、発信自体があんまり良くないものになってしまいますと、そうじゃなくてエンジニアが自ら発信してみようかなとポジティブに自主的に発信できるような文化を作るためには、
まずなるべく障壁を減らしてレビューをするにしても本当最低限のチェックだけですぐ記事を出せるみたいなそういう形にするのが大事かなって思いますね。
ありがとうございます。まず本当に最初走り出すところの一歩目でつまずかせないというか、そこでのモチベーションをできるだけ下げない状態の環境作りをするとかですね。
そうですね。
そこでこうなんて言うんですかね。自発的にやってくれる方はやってくれるんじゃないかなと思うんですけど、なんかこうやっぱりいろいろ理由つけてやらない方とかもいらっしゃるじゃないですか。
なんかこうまさかりが怖いとか例えばどういう内容を書けばいいのかわからないとか自分が知ってる知識ってみんなも知ってると思うみたいなことって結構あるあるな気がするんですけどアウトプットを踏み出せない。
なんかそういうところのご支援とかってどういうふうにやってらっしゃったりしますか。
そうですね。特に最初の方で大事なのが有望そうな人はそっと背中を押してあげるっていう最初のアクションが結構大事でして、
例えばこの人いろんなこと知ってるし文章書くのも得意そうだから背中を押せばやってくれそうだなっていう人に対しては個別に声をかけてみて、
ちょっと何々さんこういう分野得意だよねじゃあちょっとこういうブログ書いてみたらどうですかぐらいの軽い背中を押すっていうことはやってあげると割とそれだけで一人でに発信をしてくれる人っていうのは一定数いますと。
それだけじゃなくてじゃあなかなかそうやって背中を押してもどうやって書いたらいいかわからないみたいな人に対しては、
私自身が聞いたエンジニアフェスタの時に社内でアウトプット推進するためにやってたこととしては、じゃあネタがない人に向けてはネタを提供してあげましょうということで、
私自身は聞いたで時間があれば書いてみたいブログのネタみたいなのが死ぬほどあったりするんですけれども、
それをネタ帳として惜しみなく社内で公開してですね何かこの中で記事書けそうなことがある人いたら勝手に奪って記事書いていいよっていうふうに公開したりしましたと。
あとはテーマはあるんですけれども実際に筆が進まないみたいなケースもあると思うんですけど、
そういう方に向けては社内で何度か勉強会というかレクチャー会みたいなものをやりまして、記事を書く時に書き出しから上から順に書いてしまうとなかなか筆が進まないので、
何が言いたいのか一番もう中核の部分だけを雑に過剰書きで書いてから最後に表現を整えるといいですよみたいなそういった小手先のテクニックを含めて、
実際にもう実践してる人が社内で共有してあげる場を作るですとかそういったことをして少しずつアウトプットを増やしていったみたいなことをしましたね。
なるほどありがとうございます。今お話聞いててさすがにそれだけやってもらえたらみんなアウトプットするなって思いました。
もしかしたら大事なのってもちろんその瞬間瞬間でのサポートっていうのもそうだと思うんですけど、やっぱりサポートをしてくれるぐらいやっぱりアウトプットっていうものを組織全体で啓蒙されている感というか、
やっぱりこうみんなでやっていこうよってみんなが思っている感がやっぱりその人を動かすんじゃないかなっていうお話聞いてすごい感じました。
そうですね、逆に私の組織のケースで運が良かったことは、マネージャー陣とか社長とか会社の経営層を含めてアウトプットとかコミュニティに関する理解がそもそもあったみたいなところがすごく大きいかなと思っていて、