1. 営農とサブカル
  2. 農村怪談 第四集
2022-08-01 1:16:36

農村怪談 第四集

今回は、当番組、年に一度のお楽しみ、怪談回です。
OPのあとは、ぶっ続けで私が集めてきた農村にまつわる怪談を語っています。
各話20分くらいのため、とっても長尺ですが、よろしければお聞きください。

ご感想は Twitterハッシュタグ #営サブ まで。

チャプター情報(各話リンク)
 第一話「揚水機場の首吊り男」
 第二話「足がぶつかる」
 第三話「おれのロープ」
00:07
皆さん、こんにちは。この番組を配信しております北海道在住、30代米農家をしておりますジョンと申します。よろしくお願いします。
本日は2022年7月30日となっております。今回は営農とサブカル年に1回だけのお楽しみ農村会談を話す会となっております。
私は年に1回だけ誰に話すあてもなく、ただただ収集を続けた農村にまつわる会談を放出する機会をやっております。
昨年も第3週というふうな形で、ポッドキャスト番組の媒体番組とかその辺を変えながらもちょこちょこ配信をしてきております。
今回もですね、そういうふうな形で私が集めてきた農村にまつわる会談をですね、いろいろとお話をしていこうと思っております。
今回の構成としては、オープニングが今現在こちらの音源で収録しておりますけれども、こちらの方が終わりましたら私の会談をですね、3本ほど連続でいつものオープニングテーマとかそういう風なものも流さず
スティンガー一発ずつ挟んでですね、それぞれだいたい20分ぐらいかな、そのぐらいの長さになる会談をいろいろと話をしていきますので、
よろしかったらこちらの方も聞いてもらえるとありがたいです。
今回AppleポッドキャストとGoogleポッドキャストにおいてはですね、チャプター分けという風なのをやっております。
これは当番組の農業業者探偵ですとか、その辺とかもいつもチャプター分けをしてるんですけどね、
今回はちょっとそういう風な形でアナウンスをしておきますので、あの話を聞きたいとかそういう風なのがありましたらですね、その辺のチャプターをうまいこと使っていただけるとありがたいなと思います。
オープニングであとちょっと話しておかないといけないのがですね、今回というか私が話をしております農村会談というのはですね、
稲川隼士スタイルの会談となっております。
実話を元にした創作会談という風に捉えてもらった方がいいかなと思っております。
私はですね、こうやって好き好んで農村で体験者がいる不可思議な話とかそういう風なものを聞き集めているんですけども、
こういう風な聞き集めてるやつ、やっぱりね、民間で普段の怖い人とか話とかそういう風な話をされがちな人がしゃべるようなすごくわかりやすい怖い話っていうのが全くといてほどなかったりするんですよね。
大体がちょっとずつそれとそれを聴いてみるとちょっと怖い感じがするねとか、そんな感じはするんだけれども一個一個だと地味だねっていう風なのがありまして、
話の内容としてはこのパートのこの部分はAさんから聞いた話、この話のこの部分はBさんから聞いた話っていう風な感じでですね、
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複数人の人から聞いた話を混ぜこぜにして一つの会談に仕立てているという風なのをやっております。
今回に関してもですね、今までに関しても同じような方式でやっているようなものとなっております。
そういう風なことをやる理由の一つにですね、今回に関しては特になんですけれども、
誰から聞いた話なのか、どこで起こった話なのかっていう風なのをですね、皆さんに探られようがないようにするためでもあるという風に思ってもらえるとありがたいです。
という風なものですね、ちょっと今回するお話がですね、いくつか、例えばせっかく幽霊騒ぎが収まったのに、それをかき乱されるのは困るよという風な場所の話でもありますし、
あとはいろいろと農業経営的にね、つっつかれると後で困ることにもなるよねっていう風なお話も一つありますし、
あとは実際に人が死んじゃっている話という風なのもありますしね、そういう風なのもありますので、今回に関してはですね、話してくれた人関わる場所を伏せる意味で、
いろいろとまぜこぜとかそういう風なのをやった上に、私の方でたくさんフェイクを入れております。
なので、近隣の農業者の方がですね、まかり間違って聞いたとしても、どこのことでしょうとかね、誰のことでしょうとかっていう風なのはわからないような作りにしております。
いろいろと調べたりなんだりして大丈夫だとは思うんですけどね、まかり間違って正解を言い合ってた方はですね、私が内々に処理しようと思っておりますので、
何かそういう風なのに気づくような方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡いただければなと思っております。
そんなような感じで、今回はテーマ的にはですね、全部のお話、首吊りが関わるお話となっております。
首吊りが関わるお話なのでね、どうしてもテーマ的に嫌だなという風に思われる方もいらっしゃるかと思いますけどね、
そういう風な方は今回に関しては丸見着していただいた方がいいかなと思います。
そんな感じでですね、今回はアートワークの方も首吊りはテーマのイラストとかその辺の方をつけさせていただいておりますので、
ちょっと今回はそんな話だよという風に思って聞いていただけるとありがたいです。
ではオープニングの方はこんなところにいたしまして、本編の方入っていきます。
では農村会談始まります。
皆さんは養水機場という施設をご存知でしょうか。
養水機場とは水田に水を汲み入れるための施設で、水田がある地域には必ずと言っていいほどある施設となっております。
管理をしておりますのは農水省の株組織である土地改良区という団体が管理しておりまして、
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農繁益になると近くの水源からポンプで水を汲み上げて、その汲み上げた水を水田の方に流すというそんな役割を負っている施設となっております。
こちらの水は一応寒暖換気水と言いまして、ここ最近は電気代も高いので、
途中途中で水を送るのをお休みする日とかというのもあるんですけども、
それ以外の日はほぼ1日24時間ずっと水をポンプで汲み上げ続けるという、そんなようなお仕事をしております。
24時間機械が動いておりますので、当然のことながら24時間管理をしなければならないとなっておりますので、
普通の農家さんとは別に、この養成機場を管理する管理人さんというふうなのが、こちらの方にはオンシーズンになると、
あちこちの方から呼び寄せられてきて、そこでお仕事をするというふうなものとなっております。
こちらの管理をされる方は、一応ポンプが24時間動いておりますので、24時間管理をするという都合上、
この養成機場の中には管理人室といって、ちょっとした4畳半くらいのスペースと机とか水道とかその辺とかいろいろありまして、
ちょっとした料理とかその辺もできるし、あとトイレは簡易トイレがあるし、というふうな感じのものになっているんですよね。
なんか最近新設された場所とかになると、ここにシャワーがついてたり、常設のトイレがついてたりとかで、
場所的にはちょっとばらつきはあるんですけども、そんなような設備があるような、そんなようなものとなっております。
この管理人のお仕事なんですけども、基本的には結構な間食だと私は伺っております。
ポンプが正常に動いてさえいればいいので、それが動いているかどうかなというふうなのを確認して、何かあったら報告に走るとか、
あとはコマゴマとしてポンプ、常に水を汲み上げておりますので、この水を汲み上げている際にゴミとかその辺のものを間違って吸い上げちゃって、
詰まっちゃうなんていうふうなことが時々あるようなので、そういうふうなことにならないようにゴミを捨てたりとか、
そういうコマゴマとしたことをやられているような、そんなようなお話だと私は伺っておりますね。
で、今回お話をするのはですね、平成の初めの頃に、
江別市のとある農村に新設された養水機場に、この養水機場が新設された当初から現れていた首吊り男についてのお話となっております。
最初にこの首吊り男を目撃したのは初代管理人のBさんです。
Bさんは農村にほど近い住宅地に住んでいる、定年退職をして年金をもらって暮らしているおじさんだったんですけれども、
この養水機場の受益農業者、つまりは水を水田に送り込んでもらう農家のMさんというふうな方がいるんですけども、
この方の紹介でこのお仕事に就きました。
大体この土地改良区の管理人の募集とかその辺はですね、広報とかその辺に載ったりすることもあるんですけども、
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こうやって近隣の農家さんの口伝えでとかね、あとは前の管理人さんの紹介でとかっていう、
そんな感じでお仕事に就くことが多いような、そんなふうなお仕事となってますね。
このBさんはですね、このリクルートされたすぐの5月初めの頃から稼働と同時にですね、
土地改良区の職員にレクチャーを受けながらお仕事を始めていきます。
といっても管理人の仕事は繰り返しになりますけれども、決まった時間にポンプが水と一緒にゴミを汲み上げてないか確認してあったらそれを取り除く、
それ以外は機械が異常なく動いているかを定時で確認するというふうなお仕事なので、それほど難しいことはなかったそうなんですね。
レクチャーを受けて数日経った頃ですね、もうBさん一人でも大丈夫だなというふうなことになりまして、Bさんが一人で管理をするようになりました。
Bさんがですね、ちょっと半地下になっているポンプ室で作業をしているというふうなところを話す前にですね、
この養生機場のちょっと作りを説明しておきましょうか。
この養生機場はですね、ちょうど坂の斜面に作られておりまして、それで水源があるところから、その斜面の下にある水源からポンプで水を汲み上げるというふうな施設なんですね。
一階に、ちょうどどんろうに面している一階に管理人室があって、それからちょっと半地下になるようなところにポンプ室があるというふうに思ってもらえるといいと思います。
そのポンプ室で何か作業をしていた際にですね、どうもすごく臭い匂いがしていたそうなんですね。
その匂いもですね、ポンプ室で何の作業をされていたのかちょっと忘れましたけれども、この作業をしている最中にですね、今まで嗅いだことがないような急に匂ってきたものですから、
何だろうな、何かポンプでゴミでも変なものでも引っ掛けたかなというふうなところで、せっかくゴミとかその辺が溜まる場所とかを確認したそうなんですけれども、やっぱりその辺の部分には何もない。
ただ臭いだけが漂ってきて何なのかなと思ってポンプ室の辺りを見回しているとですね、このポンプ室に失礼られた重たいものを持ち上げるためのチェーンブロック、
ちなみに皆さんチェーンブロックって言ってわかりますかね、あの導火車の要領でですね、鎖をくるくる回すことによって重たいものを持ち上げることができるという、
なんかよく工事現場とかそういう風なところにぶら下がっているフックみたいなやつあるじゃないですか、あれの電動を抜いたやつなんですけれども、このチェーンブロックにですね、ロープをかけて首をつって死んでいる男という風なのがぶら下がっていたそうです。
Bさんはですね、ついさっきまで一人だったのに、いつの間にこんなところで首をつっている奴が出てるんだろうという風なところをびっくりしてしまって腰を抜かしてしまいます。
とにかく人を呼ばなければならないという風に思ったBさんなんですけれども、悪いことにですね、この事件が起こった当時はですね、平成初期で携帯電話がそんなに普及してなかった頃なんですよね。
Bさん自身もですね、携帯電話を持っておらず、あとこの養成機場の設備的にもですね、電話をして報告するという風な設備がどうも通ってなかったらしくてね。
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あの当時これをやってたサインはですね、定時の連絡は自宅から連絡をしてたそうなんですよね。
という風なのもありまして、Bさんは助けを呼ぶ術がないという風なので、腰が抜けた状態で半地下から腕の力だけで必死に呼びじもっていきまして、
で、なんとかポンプ室と管理室を出て、そしてあの道路の方に出たんですけども、悪いことにこのポンプ室がある養成機場、周囲1キロ四方にですね、民家がない場所なんですよね。
そのため道路まで出たはいいんだけれども、助けに行くにはさらにそこから先にまで歩いていかなきゃいけないという風な状況で、
はて困ったなという風なところにですね、タイミングよく通りがかったのが、このBさんを紹介してもらった受益能業者のMさんがちょうど通りかかります。
そしてBさんが腰を抜かして、道路の方で倒れているのを見かけてですね、「どうしたの?」という風な形で受話を聞いたんですけども、
それであの半地下になっているポンプ室で首をつっている人がいるという風なところを聞いて、
Mさんもですね、様子を見に行ったんですけども、その時に確かに男が首をつっているのをMさんも確認したそうです。
Mさんはですね、急いで自宅に戻って警察に百頭板を入れて連絡をして、それでMさんとBさんはですね、Mさんの自宅の方でちょっと待ってたそうなんですけども、
警察が到着したのを確認してポンプ室の方にあるところに進んでいくとですね、
この首をつった男、確かにいたはずなんですけども、初めからいなかったかのように消えていたそうなんですよね。
で、こうやってですね、この洋水機場にはですね、この首吊り男という風なのが度々現れることになります。
で、Bさんもこのお仕事をしている最中にですね、この首吊り男をですね、ひたすら見ちゃったもんですから、
もうとにかく出てきてしまって嫌でしょうがないという風なので。
で、このお化けが出てくるタイミングもですね、Bさんの状況を聞くとですね、今までの管理人さんが見ていた以上に多かったそうなんですね。
特に現れるのは、日曜も夜も関係ないそうで、そして現れると必ずなんかすごく臭い匂いがしてたそうなんですね。
匂い的にはですね、うんこを漏らしたような匂いという風なのが正しいらしいんですけれども、そんなようなひどい匂いが漂ってきて、それであの昼夜関係なく現れてきて、
そしてその匂いが漂ってくると大体この男が首吊っているという風なところが確認できちゃうので、本当に嫌な気分になっちゃって、
Bさんはオンシーズンでこの仕事を始めたばっかりなのにも関わらず、もうこのような仕事をやってらないという風なところでですね、
管理人を辞職したい胸を言い出してしまったんですね。
困ったのはこの施設を管理している土地改良区の職員と、あとはこの樹液農業者の皆さんですね。
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オンシーズンの水、とにかく必要な時期に必要な水が届かないという風なのがですね、
1年の農業経営というか水道経営にものすごいダメージを与えることになるので、
なんとかしてBさん、とにかくここで働いてもらえないかという風なのを一生懸命働きてたようなんですよね。
すぐに別の人を見つければいいじゃんって話なんですけどね、
そう簡単に見つけられもしないし、そもそも農家も土地改良区もクソ忙しい時期になっておりますのでね、
そんな余裕もなかったので、とにかくBさんを名出せに過ごしていきます。
まず、この管理人室の方までこのお化けが現れるとすごく臭い匂いが漂ってくるらしいので、
じゃあ管理人室使わなくてもいいようにという風なので、
ちょうど余ってたプレハブがある農家さんがいたらしくて、
そのプレハブを用意して、そこを代わりの管理人室としてくださいねという風なので、
養成器場の前にプレハブを1個設置しました。
それと、お給料をちょっと他の相場よりも良くしますので、
もうちょっとだけ何とかお願いできませんかという風なところで、
猶予をつけましたと。
そして、これ順番的には最後なんですけど、一番最初になったのがお払いですね。
こうやってお払いをして、なんとかそれに納得したBさんはですね、
以降はそれなりに働いてくれるようになったんです。
このBさんが辞めた後もですね、管理人さんという風なのは全部で6人いるんですけども、
この6人が6人ともですね、このプレハブ小屋の方で休憩をして、
それなりに良い色のついた給料をもらって、
あとは毎年シーズン始まりになるとお払いをするという風なの。
そんなことをやってたそうです。
こんなような状況になっちゃっている養成器場なんですけども、
新設されて、そしてこの事件が起こった当初からですね、近隣の農業者の皆さんが全員首をかしげていたのは、
この養成器場でもこの周りでも誰も首吊りをして死んでいるという風なことがなかったんですよね。
特にこの養成器場という風なのはですね、新しく原野を切り開いて作られた場所だったので、
特にこの原野で首吊り事件とかそういう風なものも記憶している農家さんというのは一人もおりませんでしたし、
あとは周りに都合よく墓地とかそういう風なものもなかったですし、
そういう風なのもありまして、
一体どうした理由でこんなところに首吊り男が出てくるのかというのが全然わからなかったんですよね。
こういう風な形でですね、本当に由来とかは全くわからないんですけども、
その後の管理人さん、現在までで6人いるんですけども、
6人が全員ともシーズン中に複数回多い人はたくさんこのお化けが出てくるという風なのを目撃することになります。
この管理人以外にもですね、獣疫農業者のMさんも目撃しておりまして、
他にも見たことあるよという風な農家さんがいるらしいんですけどね、
ちょっと話を聞けたのは私はこの獣疫農業者のMさんだけでしたので、
とりあえずMさんだけという風なことにしておきます。
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Bさんが管理人を引退してからもですね、
毎シーズン始まりにお腹やら何やらを継続していったのにも関わらず、
こうやってシーズン中は何度かはこのお化けは出てくるしという風なので、
とにかく大変だったので、管理人さんはですね、歴代で口伝いでですね、
ちょっとこういう風な注意事項という風なのが伝えられてたそうなんですね。
お化けが出てくる時間帯という風なのは注意は関係なく、
とにかく出てくる時は出てきちゃうという風なものらしいんですね。
そこにどうも規則性とかそういう風なものはあんまりなさそうだという。
ただ規則性があるのは長くても出現時間は大体30分から1時間ぐらいだという風な話なんですね。
で、現れると決まってうんこを漏らしたようなすごく臭い匂いがしているそうなんです。
なのでそういうような匂いがしている時はなるべく近寄らない。
それか作業中にその匂いがしてしまったらですね、
チェーンブロックの方は見ないという風に。
そういう風なことにすることによってですね、
管理人さんは代々お化けと共存しながらこの養殖場の管理をしてきたという風なそうなんです。
で、このお化け、なんで臭い匂いが絶数名にしているのかというとですね、
これはですね、今現在管理をしておりますYさんというおじさんから私が聞いた話なんですけども、
このお化けはですね、要はお漏らしをしているんですよね。
まあ首をつって亡くなっているわけですから、
人間亡くなるとですね、出るもんも出るちゃうらしいという風なのを私も聞いたことがありますから。
まあとりあえず首をつってしばらく時間が経ってしまった結果、
大も小も流れてしまったんだろうねという風な、そんなような話でですね、
Yさん自身はですね、このお化けがですね、股間の方を濡らして、
そしてそれがですね、履いているのがどうもジーンズらしいんですね。
ジーンズの裾を通してポタポタポタポタ固形のようなものを落としているよという風なのを話してくれました。
ちなみにこのYさんから聞いた話なんですけどね、
このお化けがしていた脚光というのがですね、
ジーンズに黒のセーター、髪は長めで武将ひげが汚い感じになっていて、
ちょっと下の方を向いているんだけれども顔はよく分からないなという風なのをね、
毎回話しておりましたね。
そんなような見た目で首を吊ってぶら下がっているよという風な、
まあそういう風な状況になってきております。
で、こうやって出てきていた首吊りのお化けなんですけれども、
お話を聞くとですね、Yさんによると、
ここ最近は全くと言っていいほど見ていないよという風に言われております。
で、なんでなのかはYさんから聞いた話にもよりますし、
あとはMさんから聞いた話にもあるんですけども、
関係がありそうなのはですね、この数年前にですね、
この用水器場で実際に首吊りをして亡くなった方が出てしまったからなんです。
で、この起こった年代については伏せさせていただきますけれども、
21:00
とある年の11月頃、水筒で水を使う季節が終わって、
まあ管理人のプレハゴ部屋もとっくに撤去されて、
で、管理人とかその辺は常駐されていなくてポンプも動いていないから鍵を施錠されて、
それでほったらかしになっている状況だった頃なんですけれども、
近隣の御用者のMさん、この方はですね、
首吊りの死体の男を見かけて間違って通報しちゃった人でもあるんですけども、
この方がですね、用水器場の近くを通りがかった際に、
用水器場の管理人室の窓が割られていることに気がつきました。
どうも中の様子を見てみるとですね、
管理人室の方でコンビニメントの空き箱ですとか、
エロ本ですとか、あとはポケットティッシュがくるんだものですとか、
要はゴミがたくさん散乱していたそうなんですね。
で、誰かが入り込んだなというふうなところを知ったMさんはですね、
ここの管理をしております担当の農家さんというのがいるんですけども、
その方を呼びまして、一緒になって中に入っていきましたと。
で、他に誰かいないかと思って中を下がるとですね、
半地下になっているポンプ室の下の方で、
チェーンブロックで首をつって亡くなっている人がいたそうなんですね。
で、Mさんも一緒にいた農家さんもですね、ギョッとはするんですけども、
これがいつも出てきたという例のお化けかというふうなところでですね、
またお化けが出たんだねというふうなところで安心はしてたんですけれども、
どうもですね、これ今までと様子が違うというふうなので、
ちょっと待ってみようかというふうなので、待ったそうなんですけども、
いくら待ってもこの男の死体が消える気配もないし、
何より今回はですね、窓ガラスも割られているし、
ゴミも散乱しているしというふうなので、
お化けではなさそうだぞというふうなところが思い当たりまして、
急いで警察に通報いたします。
で、警察が通報を受けて到着した後も、男の死体とはそのままになっておりまして、
それでそのまま事件化されたのかどうかわからないですけども、
そんなようなので、後は警察の手の方に回ったそうですね。
で、Mさんの話によるんですけれども、
一番最初に見た時のあの首吊りのお化けにそっくりだった気がするというふうに、
Mさんからは私は聞いております。
ただね、Mさんが見たのはですね、
それこそ20数年前というふうな状況になっておりますのでね、
どれだけ本当っぽいのかというのはちょっと私はわからないかなと思っております。
ちなみにその事件を受けてからですね、
養成器場ではお化けは全く出ていないというふうにYさんは話しております。
少なくとも現在管理しているって、その作業をしているそうなんですけども、
今まで一度も臭くなったことなんかないよというふうなのを話してたりはするんですよね。
一応Yさん自身もね、管理し始めの頃は目撃したりすることはあったそうなんですけれども、
今はいなくなったんじゃないかなって、そんなような話をしております。
ただYさんはですね、相変わらず相場周りよりもちょっといい給料をもらっておりまして、
あとはですね、人が死んだところで常駐をするのは嫌だからというふうな理由でですね、
24:04
今現在もYさんはですね、相変わらずプレハブの休憩具合の方を管理人として利用しているというふうに伺っております。
こんな感じでですね、このお話としてはとりあえずおしまいにはなるんですけどね、
なんか実はですね、エヴェンシナイこんな感じでですね、
由来がわかっていない首吊りお化けですとか、由来がわかっていない飛び降りお化けですか、
というふうな目撃事例の方をですね、私何件か聞いております。
大体この辺のお化け関係の話はですね、ついでに逸話が作られてたりすることがあるんですけども、
調べてみてはそんな記録がなかったりするんですよね。
というふうなことを考えるとですね、私はちょっと思うのはですね、
このお化け、実はお化けなんじゃなくて、これから起こることを再現してるんじゃないかなってちょっと思うんですけど、
皆さんはどう思いますかね。
海外技能実習制度というものがあります。
海外から実習という名目で働き手を募集して住み込みで働いてもらうという制度ですね。
日本は建前上は移民を受け入れてない国となっておりますのでね、
建前を維持しつつ人のいない地方で労働力確保のために作られた制度といっても、
間違いはないかなと私は思っております。
建前上は実習となっておりますのでね、
海外に日本の技術力を伝えるために実習をしてあげているのであって、
決して労働力不足のためにやってるわけではないということで、
おなじみの制度となっております。
ただこの制度はですね、皆さんもニュースとかで見知っている通り、
現在の奴隷制とかそういうふうな形でですね、
ひどいことを言われがちだったり、あとは実際にひどいことが起こったりしているという、
そんなような制度でもあるってご存知の方も多いかなと思いますね。
実際にニュースで報道されている部分しか私はあまり知らないんですけども、
ルールや人権を無視するような悪質な管理団体がいたり、
悪質な受入れ自動車とかもいて、
この結果ですね、せっかく日本に来たのにつらい身にあってしまった海外技能実習生の方々もいらっしゃるというふうなのを、
私はニュースやらないようで見ておりますけれども、
こちらの海外技能実習生と受入れ事業者側は、
受入れ事業者側で結構大変なんだぜというふうなのを近隣の農家から聞いていたりしておりますので、
今回はそれにまつわるお話をさせていただこうと思っております。
この辺の話で海外技能実習生のニュースを見られている方々はわかる通りですね、
主に製造業とか農業の現場とかでこの制度を使っていることが多くて、
実際に使っている個人の農家さんとか法人の農家さんとかもいらっしゃったりしておりますね。
その方たちの話を聞くとですね、やることというふうなのは煩雑で、そして結構お金がかかるんですよね。
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まず煩雑な部分としてはですね、受入れ事業者として認められるためにですね、
いろいろと講習を受けなきゃいけなかったりとか、あとは技能実習となっておりますよね。
技能実習の計画を立ててあげなかったりしないといけないしというふうなので、
通年通してお仕事を用意してあげる必要とかもあったりするそうなんですね。
で、この実際に来てくれるこの実習生の人々もですね、
管理団体を通してリクルートしてきてもらわないといけないそうなんですね。
その際にですね、管理団体にもいくらかお金が発生したりするので、その辺の部分でもお金がかかりますと。
で、見つかって、はい、受け入れることができました、認定も取れました、おめでとうというふうになってもですね、
ここからはここからで結構大変だったりするんですね。
まず、日本に実習生が来てもらっても、その場所で働きながら生活がしていけるように、
遺植樹にまつわるあれこれを全部事業者側の方で養たててあげないといけないんですね。
で、本当に住居は用意しないといけないし、あとは食べるものとか、洗濯なりや何やりする場所とか、
あとは水地の道具とか、そういう風な課税意識とかその辺もですね、全部用意しないといけなかったりするんですよね。
で、もちろんのこと、給与も毎月お支払いをしないといけないんですね。
これは最低賃金でいいよという風な話でもね、なんか聞くんですけれども、
それにしたって給与は毎月払わないといけないよという風になっております。
そしてちょっと重そうなのがですね、渡航費用ですね。
この海外にの実習生が日本に来る渡航費用もですね、事業者持ちになることが多いそうです。
ほぼ100%事業者持ちなんじゃないかな。
そうやって日本に来てもらうためのお金やら何やらを全部出して、
そしてあの遺植場にまつわるお金も当然のことながら事業者出しという風なことになって、
で、何かしらのお金もですね、管理団体の方に払わなくちゃいけなくてという風なことをやるとですね、
トータルで考えるとですね、日本人を雇った方が安いんじゃないかなという風な、
そんなようなぐらいお金がかかることだという風に私は聞いております。
ただ、そんなようなことまでしてやらないとですね、
人が来ない事業ですとか、あとは人が来ない地域という風なのがありましてですね、
この制度を利用せざるを得ないという風な状況も、
日本の敵地の方ではあるよという風なのをね、私は伺っておりますし、
あとはそういう風な人を何とか運び込まないと回らないよという風なお仕事もね、
あるらしいという風なのをね、私も聞いておりますね。
で、このお話はですね、そんな感じで、その煩雑な手段をですね、
個人農家なのにもかかわらず乗り越えて、海外技能実習生を受け入れたよという風な農家さんにあった話となっております。
で、このお話の主人公になりますのはですね、私の知り合いの農家さんでおります、
ティンさんという方となっております。
とりあえずね、年代とかあとは性別とかその辺は伏せさせていただきますけれども、
ティンさんはですね、北海道の農家には珍しいことなんですけども、
多品目災害をしております野菜農家さんとなっております。
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で、多い時はですね、どうも70品目を超えて栽培をしてたという話を聞くので、
畑もハウスも何回転させるんだろうというぐらい、
めちゃめちゃに畑とかその辺を回転させる、そんなような農家さんとなっております。
ぶっちゃけ一軒で八百屋ができるよという話もね、聞いたことがありますのでね。
で、すごく大変そうだなって私は思ってて、絶対やりたくないなという風な営農スタイルでもあるんですよね。
で、こういうような多品目栽培をされる農家さんという風なのにですね、
大体面積が少ない方が多いんですよね。
という風なのも、面積の少なさをですね、こういうたくさん品目を作ることによってカバーするという風な、
営農スタイルだったりはするんですけども、
このTさんはですね、そういう風なことをやっているのにもかかわらず、
それなりに面積のある農家さんですよね。
なので、お米も作るし、大豆も麦も作るしという風な形でですね、
結構な面積を回しているような農家さんなんですね。
だから、大量多品目栽培農家という風な風情でしょうかね。
で、そんな感じでお仕事をされておりますから、当然のことながらめちゃめちゃ作業量があるんですね。
で、それをですね、この制度を利用する前はですね、Tさんの一家7人で、全員で、
日々でも冗談でもなく、朝から晩まで働いて回してたという風なのを聞いておりましてね、
本当に震えが来るなという風に思っておりました。
で、家族構成はですね、まずTさんのお父さん、お母さん、それとおばあちゃん、
それとTさんのお兄さん夫婦、それとTさんの奥さんとTさんと、この7人でございますね。
で、TさんもTさんのお兄さん自身もですね、お子さんがいらっしゃったんですけどね、
さすがにこんなようにフルで働いてたりするとですね、
子供の面倒を見ながら働くのがなかなかきついねという風なことになってきておりまして、
それで2012年頃のことなんですけども、Tさんはですね、
海外技能実習生の受け入れ事業者になろうという風なことを思い立ちます。
で、書類シールドごとも散々だし、認定受けるのも大変だし、いろいろ準備するのも大変だよという風なのをね、
周りから言われてたりしてたんですけれども、Tさんはですね、こんなお仕事をされるぐらいですから、
まあ、体力バカなんですよね。バカって言っちゃダメだな。
本当にね、すごく体力とかその辺が有り余るっていう方でして、この辺のことをですね、体力で乗り越えていってしまいます。
で、自分で情報とかその辺のことを集めて、書類仕事とかその辺のことも頑張ってやって、
それで頑張った結果ですね、その翌年、2013年の3月頃にですね、
中国の農村部から3人の技能実習生を受け入れることができるようになりました。
で、この来た人々がですね、女性2人と男性1人なんですけども、
こちらをですね、とりあえず年齢と性別は固定ですけども、名前だけ仮名という風な形で紹介をしていきますと、
30代寄婚女性をワンさん、次にやってきた20代寄婚女性をチャンさん、最後に20代独身男性をリーさんとして動きますね。
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で、この3人はですね、T3一家が所有しておりました地区20年の木造アパートに住居として引っ越すことになります。
で、ちょっと補足をしておきますけれども、T3をはじめとしてですね、農家は割と不動産収入を得ている人が時々いるんですよね。
で、これはですね、どういう風なことなのかというと、
もともと持ってた農地がですね、たまたま住宅地の造成とかに巻き込まれるような位置にあるような農家さんが多いんですけどね。
特に北海道ですと札幌の農家さんとかはですね、農作物の収入よりも不動産収入の方が多いという風な、そんなような状況も聞いてたりしておりまして。
そんな感じでですね、持ってた農地が住宅地とかそういう風な場所になっちゃったおかげでですね、
そこを買い上げられたりして、それで左内側になっていくという風なパターンもあるんですけども、
Tさんみたいにですね、そこの農地を宅地に転用して、そこでマンション経営とかアパート経営とか、そういう風なことを乗り出すという風なこともあるそうなんですね。
で、Tさん一家もそういった口の一つでですね、この木造アパートの他にもですね、2軒アパートを経営してたそうなんですね。
で、当時このアパートはですね、蓄電数もあって入居者もいなかったので、ちょうど建て替えすっかなという風に悩んでた物件だったそうなんで、
部屋がどうも4室あったそうなんですけども、この4室とりあえず空いてたので、それぞれ1室ずつ入居してもらいましょうという風なところで、この部屋に入ってもらったそうです。
で、この3人はですね、生活規模をTさんがある程度整えてあげて、それで働けるようになりましたねという風なことになったらですね、自習生たち行き着く暇なくTさん家の農業を手伝うようになったそうです。
で、Tさん本人はですね、労働基準法を準拠したという風には言っておりますけれどもね、労働基準法はですね、我々の農業に関してはですね、基本的には適用除外なんですね。
で、農業が適用除外になりがちなのはですね、まあ天候に作業されるかとかという風なのもありますけどね、まあとにかくアホほど仕事があるからという風なので適用除外にされ気味だよという風な話になっております。
なので、まあ一応そんな風な状況になっているので、どこまで準拠されてたかという風なのは、外野の私からはちょっと何も言えないなという風な状況になっているんですね。
まあでも一応実習生の人々はですね、お休みはちゃんと当たってたらしくですね。
Tさんはですね、このお休みの日以外はですね、Tさん自身がアパートまでこの3人を送り迎えしてたそうなんですね。
で、この送り迎えをして送った後で、あれらしいんですよね、なんかあの米の出荷とか野菜の出荷とか、そういう風なことをやってたらしいという風なのを聞いてたのでね、なんか大変だなという風なのをね、ちょっと思っておりましたけどね。
で、この3人はですね、初日からこうやって一生懸命働いてたそうなんですね。
特にワンさんとチャンさんは寄婚となっておりまして、で、仕送りをしないといけない家族がいるからという風なのもありまして、仕事の言葉もよく覚えて、本当に一生懸命働いてくれてたよという風なのをね、Tさんから聞いております。
36:04
で、独身男性のリーさんもですね、一生懸命働いてくれてたよという風なのがあるんですけども、リーさんはですね、まだ日本語が結構増えてて、
ちゃんと働いてはくれるんだけれども、なかなかちょっとコミュニケーションに難があったなという風な話になっておりましたね。
で、あとリーさんはですね、朝に慣れてないのか、毎日眠そうにしていることが多かったそうです。
で、この3人を受け入れてから3ヶ月ぐらい経った頃のこと。
大体3月にきて3ヶ月後ですから、6月ですね。
Tさん家もですね、とりあえず植え付けるものが終わって、収穫するものが微妙にないという風な時期に差し掛かってて、ちょっと落ち着いたねという風なことになった時にですね、
Tさんがお迎えに行った際にですね、ちょっとこの3人がどうもアパートの一室で寝泊まりをしているという風なのを目撃しております。
このTさんがお迎えに行くとですね、独身男性のリーさんの部屋から、既婚女性のワンさん、チャンさんがですね、2人揃ってリーさんの部屋から出て行ったそうなんですね。
で、出て行って、それぞれの部屋に戻って身自宅を整えて、そして最後に出てきたリーさんが身自宅を整えて、それで3人揃って車に乗るという風なのをやったそうです。
で、Tさん最初にそれを見た時にですね、大の大人ですから、そして男女のことですからね、ちょっとそういうような関係になることもあるのかなという風なのもちょっと思ったそうなんですね。
ちなみにこういう風なことがですね、1回ではなかったらしいんですね。
それこそ、お迎えに行く度にどうもあの3人、リーさんの部屋から出てくるなという風なことが度々あったそうなんです。
なので、そういう風なのもありましてね、男女間の関係なのかなという風なのをちょっと座席してしまいまして。
それでちょっと考えたんですけども、やっぱりワンさんとチャンさんに関してはですね、国ごとに旦那さんもお子さんもおられるしという風なのもありまして、道義的に問題があるという風なのもありますし。
あとはですね、こうやって男女間の関係になられるとですね、まかり間違ってワンさん、チャンさんが妊娠しちゃうんなんていう風なことがありましたら、
途中で本国の方に帰国しなければならないような状況になるそうなんですね。
そうなった時にはですね、渡航費を受け入れ事業者が出さなければならないという風な話になっているので、それは嫌だなという風なのもありますし。
あとはね、管理団体の方にも管理責任の方にもいろいろととにかく言われるようなことにもなりかねないことなので、
3人一室で泊まるのはやめてもらえないだろうかという風なことをね、Tさんは遠回しにこのことを3人に伝えたそうなんですけども、
このことを伝えた際にですね、この当時一番日本語が喋れた30代寄婚女性のワンさんがこういう風に答えたそうです。
私とちゃんさんの部屋、眠ると起こされる。部屋のどこに布団を敷いて寝ても、頭の上で毎晩誰かが首をつって、その足が顔にぶつかる。
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リーさんの部屋では起こされないから3人で眠っている。そんな関係ではないという風に答えたそうなんですね。
こういう風に答えられてですね、Tさん自身はとりあえず当初想定していた問答とかその辺とは全く180度違う内容で答えが返ってきたものですから、Tさん自身が困惑してしまったんですけどね。
続けて、このワンさんからですね、空き部屋が一室あるからそこに引っ越しをさせてもらえないだろうかという風な形でお願いをされたそうなんですね。
ちょっとこの後、ひと悶着とかはあったそうなんですけども、とりあえず眠る場所を変えるだけで寝室を分けてくれるようになるんだったらという風なところで、4室目もですね、ワンさんとチャンさんの寝室として価値を与えることにいろいろあってなったそうです。
翌日にはですね、この布団だけ部屋に運んで、それで2人でその新しい部屋の方で寝るようになったワンさんとチャンさんなんですけども、この眠った翌日にはですね、やっぱり首をつる人が出て顔に足がぶつかる。
どうしてこの人は出てくるのか、他に滑る場所は用意できないのかという風な形で文句を言ってきたそうなんですね。
そういう風なのを受けてTさんはですね、やろうと思えば近隣住宅地や賃貸屋物件とかその辺はあるんですけども、そこに入れるとなっちゃったらそれはそれで家賃が発生してしまうし、別にコストがかかっちゃうという風なのもあります。
あとTさんはですね、こういう風な、本当に最初に聞いた時はめんくらっちゃったんですけども、この3人が言う首つりの男が出てきて、それの足が顔に当たって眠れないという風なのがですね、全然信じられないんですよね。
とにかくTさんが思ったこととしてはですね、何か部屋がボロっちいのが気に食わなくて、別の部屋を用意しろという風に要求されてるんじゃないかという風にTさんは思ったそうなんですね。
それを直接そのことをこの3人に繋げたそうなんですけれども、仕事が嫌なわけでもないし、部屋が嫌なわけでもない、ただ眠ると首をつる人が現れて顔に足が当たって起こされるのが耐えられないだけ、それを何とかしてほしいという風に言われたそうなんですね。
このことをですね、Tさんはですね、オンシーズンのものすごーく忙しい時に言われてしまいましてですね、取り合うのをやめてしまったそうです。
とりあえず来年の3月ぐらいになれば、持物権でもしかしたら空き部屋が出るかもしれないから、それまで何とか我慢してほしいという風に伝えたそうなんですね。
そうするとですね、この3人の中で一番喋れてたワンさんがですね、じゃあやっぱりリーさんの部屋で3人で眠るという風に言われましてですね、そのまま3人で一室で眠るのをですね、Tさんは黙認をすることになります。
そんな感じでですね、この3人が一室で寝泊まりをするようになって、TさんもTさんもすごく忙しいのでですね、とにかく一生懸命働いて、本当に忙しい8月がちょっと過ぎた頃なんですけれども、独身男性の20代男性のリーさんがですね、管理団体を通して実習を取りやめたいという風な申し出をしてきたそうなんですね。
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管理団体の方とTさんがですね、忙しい最中に時間をとってリーさんと面談するとですね、リーさんは通訳の方にこんなことを話して、それをTさんに伝えてくれたそうです。
どうもこのアパートではですね、リーさんの部屋も含めて全室で首吊りをする人のお化けみたいなものが出ているようですね。
それが3人一室で眠るとですね、このお化けが現れるのはリーさんの上だけなんだそうなんですね。
リーさんがそうなっているんですけれども、そうなっているおかげでですね、ワンさんとチャンさんは平気という風な感じになってたそうなんです。
なんですけどね、リーさんがそうなっていってなおですね、ワンさんもチャンさんもそのことを今まで伝えてくれなかったそうなんですね。
という風なのも、リーさんはですね、前も話した通り日本語は聞くこともできても話すことは増えてだった方なんですよね。
それなので今までそのことを伝える術がなかったんですね。
だからリーさんはですね、働いた初日からずっと毎日眠そうにしていたという風なのも、リーさん一人でこのことに耐え続けていたからだという風なのがこの時初めてわかります。
で、その時にそういう風に言われたんだけれども、けれどもやっぱりTさんはちょっとその辺は信じられなくてですね、
来年の3月に新しい部屋を用意できるかもしれないからとかね、一生懸命説得をしたんですけれども、リーさんは説得も虚しく、それからほとんどなくして帰国をしてしまいます。
そしてこの帰国が終わった後からですね、管理団体の方からTさんの方に向けて、実習生を全員一部屋に泊めさせるとは何事だという風な厳重注意が与えられたそうですね。
Tさん自身もですね、全て本人たちが自分の意思でやったことなんです。部屋は用意していたんですっていう風に説明をしてもですね、そんなわけがあるか。
もしかしたら彼らは彼らで何か別の理由があるのかもしれないけれど、それを遠回しに伝えてるんじゃないかとかね、そんなようなことがいろいろ言われてたんですけどね。
Tさん自身もそんなような事情があるのかとかね、一生懸命聞き立とうとするんですけども、結局のところ言われてるのは、首を吊る人が布団の上に現れて、そしてその足が顔に当たって眠れないという風なだけなんですね。
で、リーさんがいなくなった後なんですけども、ワンさんとチャンさんはですね、自然と別々の部屋で眠るようになったそうなんですね。
どうも一緒の部屋で眠るとですね、20代寄婚女性のチャンさんの上の方にだけ首吊る大化けが出るようになって、ワンさんは大丈夫って風な状況になるそうなんですね。
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で、チャンさんはリーさんと違ってですね、それが我慢ならなかったそうなんですね。
なのでチャンさんは自分の方から自分の部屋で眠るようになりました。
で、それでおそらくは二人とも同じように毎晩顔の上に首吊りをする大化けが出てきて、その大化けの足が顔に当たってしまって眠れないという風なことが度々あったそうなんですけども、
そこからですね、二人揃って仕事中にかくんって眠ってしまうことが増えたりですとか、あとは二人の中がみるみる嫌悪になっていったそうなんですね。
で、この様子を見てですね、Tさんも流石に近隣の賃貸部屋を借りた方がいいかなという風に考え始めた9月の初め頃のことなんですけれども、
最初にチャンさんが、その次の日にはワンさんがいなくなってしまったそうなんですね。
で、これは後で分かったことなんですけども、当時にSNS上でですね、こうやって海外技能実習生と来ている在日中国人のコミュニティという風なのがあったそうなんです。
で、二人はですね、そこで仕事を圧戦してもらって、そこに勝手に移動してしまったそうなんですよね。
で、どうやってコンタクトを取ってたかというとですね、Tさん自身がですね、この国元の家族と話したりするためにという風なので、この木曽パートの方にインターネットの回線を引いたり、あとはPCを渡してたそうなんですね。
で、そのPCを使って、そうやって周りの人とコミュニケーションを取ったりとか、あとは管理団体とコミュニケーションを取ったりという風なのをやってたそうなんですけども、
それを使ってですね、どうもそういう風なことをして、この二人はいなくなってしまったそうなんですね。
ちなみにその際にですね、渡してたPCも借り返されてしまったという風な話を伺っております。
で、技能実習制度という風な制度はですね、これ悪い点でもあるんですけども、制度上では受け入れ先を実習生自身が変更するという風なことができないようになってるんですよね。
なので、このことに関しては全部違法という風なことになっておりまして、いなくなってしまった時点で在留資格を二人は失ってしまいます。
ただ、二人のマインドとしてはですね、とにかくこのことがバレて捕まるまで、とにかく働いて仕送りができさえすればという風なところで考えてやってたそうなんですよね。
ちなみにこういう風な感じでですね、この海外技能実習生がいなくなってしまうという風なことが結構日本国内ではままあるそうですね。
で、この後ですね、それぞれ別の場所で働いてたこの二人なんですけども、それぞれ別の場所で捕まって本国に強制送還されましたよという風な連絡が後日Tさんの元に届くんですけどね。
これはまた別のお話という風なことになります。
そんなところでですね、シーズン中にこの農家のTさんはですね、受け入れ初年度で三人が三人とも住居に問題があったことを理由なのかどうかはわかんないんですけれども、とにかく三人ともいなくなってしまいます。
で、このことを受けてですね、Tさんちはですね、海外技能実習生の受け入れ資格という風なのを3年ほど停止を受けることになりました。
で、現在はですね、一応この受け入れ資格元に戻っているらしいんですけども、Tさんはですね、この時の欠陥の方でめげてしまったので、以来実習生の受け入れとかという風なのは一切行っていないそうですね。
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代わりにどうしてるかというと、作付品目を減らしに減らして、あとは作業量とかその辺とかを減らして、あとは日本人のパートさんとかその辺とかをですね、ちょっと増やす段取りとかその辺とかを一生懸命やって、何とか時間をやりくりしているという風に今は話を伺っております。
で、最後になりますけれども、この実習生が住んでいた木造のアパートなんですけども、現在は取り壊されております。
で、ここからはですね、このアパートの管理をしておりました不動産管理会社から聞いた話を、Tさんが聞いた話を私がまた引きした話なんですけどもね。
このアパート、とりあえず入居所という風なのは普通にいて、長い人でも10年以上ここに住んでいる人がいたよという風なぐらいにはですね、結構よく使われていたような物件となっております。
ただ、こちらの物件ではですね、一度もこういう風な形で事故物件になったことはないよという風に、不動産管理会社の方は言ってたそうですね。
でも、こうやって長く住んでいるという風な形ではあるんですけども、そういう風な形で何かお化けが出るような由来とかそういう風なものは、結局のところこのアパートが建っている間は一度も起こらなかったそうなんですね。
なのでね、今現在は確認がしようがないですけども、この海外技能実習生のこの3人が見ていたお化けという風なのは一体どういう風なものだったんでしょうかね。
今となっては探りようがないようなものなのね。何せ建物がありませんからね。結局何もかも分からず仕舞いという風な、そんなようなお話でした。
最後に話をするやつなんですけれども、私はですね、この農村怪談やる時に一番大ネタみたいなのを最後に持ってきてたりするので、大体自信があるやつを一番最後に持ってきがちそうだったりするんですけどね。
今までのやつと比べるとですね、この最後に話すやつはですね、私結構自信がない方の話だったりしております。
一応体験談としてはですね、実話怪談に限りなく近いお話となっております。
一人の人から聞いたお話を色々と本人が分からないように脚色を加えたようなお話だったりするんですけども、一人の話から聞いた話にしてはですね、ちょっと作り物めいたすごくわざとらしい怪談っぽい話になってるんですね。
あと最初に言っておきますけどこの話、怪談としてはゲノゲノ夢落ちになる話でもあります。
この夢落ちで終わる話だっていう風な時点でですね、本当は人に話さないような内容にしがちだったりするんですけどね。
ただ夢落ちで切り捨てるにはちょっと気になることもあるお話なので今回はそれを踏まえてお話をしていきます。
この話を聞かせてくださいましたのは私の先輩農業者のSさんという方から聞いた話です。
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ちょっと年齢の方は伏せさせていただきます。
このSさん、今現在も農業を続けられております。
現在はご結婚もされておりますし、お子さんもおりますし経営も安定しております。
なんですけれども、このSさん親元収納をされているんですけども、この親元収納をされた時の状況という風なのはですね、本当にひどい状況だったそうなんですね。
とにかく組間が常に真っ赤っ赤な状況となっておりまして、家計費もことかくような状況だったという風なのを聞くとですね、
事情通というか、北海道の農家さんの皆さんはなんとなく事情が察せられるかなと思うんですけどね。
ちょっとこの辺説明していきますと、北海道の農家はですね、組合員勧奨と言いまして、農協がやっている付け買いのシステムという風なのがあるんですね。
それのおかげでですね、一応農家はですね、こうやって資材やら何やらを発注して、それを滞りなく分回すという風なことはなんとなくできるようになってしまうんですけども、
こうやってやるとですね、赤字が常態化する農家が出てくるとかという風なので、非常に便利な仕組みではあるんですけれども、
ちょっと問題もあるよねっていうことで、言われがちになっているような、そんなような仕組みとなっております。
これね、ちなみに、組合員勧奨はどうも北海道しかないらしくてですね、結構農業界隈で行っても通じるところもあるし通じないところもあるしという風なので、ちょっとなかなか難しいようなものとなっておりますね。
北海道の農家とそれ以外の農家はですね、結構話が通じなかったり、経営に対するアプローチの仕方とか考え方が違うのが、多分これが結構影響しているかなと思っております。
Sさんの農場の方に戻りますけども、こんなような状況になっているので、農業として回すという風なことはなんとかできてたりするんですけども、とにかく生きるだけで発生するお金という風なのがあるじゃないですか。
食費ですとか、高熱費ですとか、ガソリン代ですとか、あとは奨学金とかね、そういう風なものとかがですね、本当に払えるものも払えなくてという風なことがたびたびあるようで、農業をしながら別のアルバイトもしなければならないという風な、そんなような状況だったそうなんですね。
Sさん自身はですね、とりあえず学校を出た後で、いろいろと家族のために収納をしているんですけども、その状況からですね、本当にいろんなものの支払いが滞るという風なことがたびたびあって、そのたびたびある支払いのためにですね、毎日毎日アルバイトとかするんですけども、結局そのアルバイトは日々使われていくお金の方に消えてしまうという風になっていて、自分の自由にできるお金が本当になかったそうなんですね。
で、Sさんこんなような状況下で、本当にひどい状況下で、なんでそんなところに収納したの?という風なことなんですけども、Sさんはですね、ここで収納しなければならなかったのは、おばあさんの介護をしながら一生懸命農業をしているお母さんを守るためだったという風に私は聞いてたりするんですよね。
というのも、この農業を経営をしているのはSさんのお父さんなんですけどもね、このSさんのお父さんという風なのがですね、まあ、ろくでもない方というか、まあ、いろいろとね、農業をしておりますとあるんですけども、まあ、結構思いつきで農業をされがちな方だったそうなんですね。
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思いつきで直売場を始めてみては畳んでみたりとか、あとはいろいろと農機を揃えた後でそのための専用の作付け品目のための農機だったのに、それをほっぱらかしたままその作付け品目を辞めてしまうとか、まあ、そんなような状況下でですね、結構行き当たりばったりな経営をしがちだったという風に思って、まあ、ちょっと土地柄も悪かったり面積もなかったりで、なかなか難しいような状況だったそうなんですね。
まあ、そんなような状況下なんですけども、とにかく飲み歩きもやめられないし、お酒を飲むのもやめられないしという風なところで、ただただ暴君として君臨しているようなお父さんだったらしくてですね、まあ、それを何とか自分が間に入って止めないといけないねという風なところで、Sさんは親元の方に収納したそうです。
こんなような状況下で働くことになるだろうなという風なのをなんとなく予想してたそうなんですけども、予想してた10倍はきつかったという風に本人からは聞いております。まあ、きついなという風に聞いたのがですね、最初の年の年収という風なのがですね、まあ、それがですね、5万円を切ってたそうなんですね。
普通の高校生ぐらいのアルバイターでももうちょっと稼いで使えるお金あんぜという風な状況なんですけども、まあ、それをですね、たくさんアルバイトを抱えて普通の農業をしてなおかつもらえてるお金がそのぐらいという風なのがこの頃なんで、まあ、いかに大変だったか、そしてそれがですね、20代の若い男の子にとってどれだけきついことだったかという風なのは、まあ、想像に固くないかなという風に思っております。
で、そんな感じでですね、まあ、毎日毎日身をこにしながら働いてるのに自分の自由にできることもできないし、周りの若者とかその辺はですね、車を買ってもらったり、どっかに旅行に行ったり、彼女ができたりとか、まあ、そういう風なこともやってるのに、自分はそんなこともできないでただただ働いてて、そしてやってることはですね、おばあちゃんの介護の手伝いをして、お母さんだけでは辛く与えるお父さんからお母さんを守る役割をこなしてという風なことをやって。
まあ、それで本当に自分が必要なことだからやってるという風なのではあるんですけども、けれども収納したことをずっと後悔していたという風に私は聞いております。
で、こんな状況下になっちゃったら逃げればいいじゃないという風なのをですね、外野は簡単に言えるんですけどね。
ただ、こういう風な感じでですね、家族が一人一人に取られているような状況であればですね、一番最初に自分を大事にして自分が逃げるという風な選択肢がなくなってしまうんですよね。
まあ、お母さんとかその辺もですね、もっと他のところに行きなとかそういう風なことも言えてたみたいなんですけどね。
まあ、それでもSさん自身はそういう風に言われちゃったが、ために逃げられなかったという風に思いまして。
まあ、その状況下で本当にあの大変な最中、ずっと働いてたそうです。
で、Sさんがこの会員に初めて遭遇したのはですね、収納して何年か取った時のある冬のことなんですけども、
57:00
22時ぐらいの頃って言ったかな。
まあ、夜勤のお仕事をこの当時Sさんはやっておりました。
で、どんなアルバイトかというと、JRの駅構内の除雪のアルバイトという風なのがあるんですよね。
で、なじみのない方のために一応説明をしておきますけれども、JR北海道はですね、他のJRと比べてですね、観光路線もできないという風なところで本当にかわいそうなところなんですけども。
まあ一番かわいそうなのがですね、雪がたくさん降る。
そしてその雪を除雪しなければ路線を守れないという風なので、それをね、いっぱい除雪するのにただただコストだけがかざんでいてプラスになることがないというね、そんなようなJRなんですね。
で、そしてこういう冬場にですね、駅構内の機械が入れない場所とかを除雪してもらうための人員という風なのがおりまして、
それがいろいろと声掛けあって、Sさんとかそういうね、冬場暇している農家のみさんさんとかがですね、アルバイトしがちになるようなそんなようなものだったそうなんですね。
で、SさんがこのJRの駅構内の除雪のアルバイトの夜勤が始まる前に備えていろいろと準備をしていたときにですね、お父さんから電話がかかってきたそうなんです。
ノッポロのどこそこで飲んでるから迎えに来てくれという、要はエベツ市内の繁華街で飲んじゃったから帰れないという風な連絡が来たそうなんですね。
で、このことを無視してもよかったんですけどね、このお父さん、無視したら飲酒運転をして帰ってくるという風なことをやりかえれないお父さんだったそうなんですね。
そしてそれをやった上にですね、捕まったりするという風なこともあったらしいともね、聞いてたりしておりますのでね、Sさんはやむなくお迎えを受けたことになります。
で、Sさんがお迎えを受けまして、それでこのエベツ市内の繁華街にあるお父さんが入り浸っているスナックが入っている雑居ビルの前にですね、車を止めて、携帯電話でお父さんの方に連絡をするとですね、この雑居ビルのエントランスホールに奇妙なものがぶら下がっていることに気づきました。
このエントランスホールって一応説明した方がいいかな。
なんかいろんなこういう雑居ビルだと自動ドアが2枚重ねになっているの皆さん見たことありませんかね。
要は外の寒い空気が入らないようにワンクッションを置くよという風なホールがあると思うんですけども、そのホールの真ん中にですね、ロープがぶら下がっていたそうなんです。
このぶら下がっていたロープはですね、下の方が丸くなっておりまして、よく見る首吊りのロープの形になっていたそうなんですね。
ハングマンズノットとかね、そんなようなこと言われてたりするそうなんですけども、そんな形のロープがぶら下がっていたそうです。
Sさん自身はですね、変なものがあるなーって思ってたそうなんですけども、そう思っているとお父さんが降りてきて、ロープを邪魔そうに振り払って出てきたそうなんですね。
その時の目撃に関しては、それでおしまいなんですけども、Sさんはこの首吊りのロープ、エベチ内ですとか、Sさんの行く至るところで、あちこちで見かけることになるそうなんですね。
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どうもある場所という風なのに規則性とかその辺はないそうなんですけども、例えばマンションの一室、アパートの一室、アキテナントの一室などかとかね、そういう風なところにですね、こういう風なロープが見えていたそうなんですね。
あんまりにも見るので、そういう工事に使うなんかなのかなーとかって思ってたそうなんですけども、形が悪いのでね、Sさんもこのロープを見るたびにですね、自分の生活ですとか今後のことを考えたりするのでね、どうしても自分の死について考えることが多くなってしまったそうなんです。
特にこの思いを強くさせたロープという風なのがありまして、このロープのことをですね、Sさんの表現なんですけど、俺のロープという風に言ってたんですね。
この俺のロープ、どこにあったかというと、SさんがアルバイトをしておりますJRの駅構内から見えるとあるマンションの一室にあるロープが俺のロープという風に言われるくらい、すごく愛着を感じるロープだったそうなんですよ。
で、「なんで愛着を感じたの?」って言われるとですね、「わかんない。とにかく愛着を感じたから愛着を感じたんだ。」という。そんな風に見えてしまうようなものなのでね、なんでそういう風になったのかわからないけど、ただただそういう風に愛着を感じたそうなんですね。
こんなふうにあちこちで変な形のロープを見るなというふうに気づいた後でですね、「もしかしてこのロープ、俺にしか見えてないんじゃないかな?」ってSさん自身は思ったそうなんですけどね。ちょうどこのSさんの俺のロープが見える位置で、JRのアルバイトをしてた際にですね。
これ、Sさんの同僚で、あとは同じく農家をされている農家のiさんという方がいるんですけれども、この方がこのSさんから話を聞いてですね、「あれ見える?」って言わされて目撃してもらったところ、iさんも同じようにSさんが言っている俺のロープという風なのを目撃することができたそうです。
この後、私は別県でiさんと会う機会があって、iさんにも話を聞いたんですけれども、iさんの話によると、夜勤中、駅に隣接したマンションの一室があって、その中の一室でですね、夜中に電灯がずっとついていて、冬なのにカーテンも閉めずに、窓際から見えるように首吊りの輪の形をしたロープがぶら下がっているのが見えたそうなんですね。
当然のことながら、夜勤中なので、12時から朝の6時まで、ずっとその部屋に高校と電気がついているそうなんですね。
で、「なんでそんなようなことをしてるんだろうな?」というふうなことを、iさん自身も不思議に思ってたそうなんですよ。
そうやって、iさんに話を聞いて、「見られるよ」というところがあって、「どうも自分以外にもこれが見えているようだ」というふうなことを考えるようになって、sさんはちょっとずつ、普段の仕事とか生活のこともあって、おかしくなっていったそうなんですね。
そのうち、特にこの「俺のロープ」というふうに固執していたこのマンションの一室の方に引き寄せられるように、ある日、sさんはこのマンションの一室の方に行ってみようと思ったそうなんです。
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このロープがあった部屋というふうなものは、マンションから見て、だいたい窓の位置でこの辺だなというふうなところに当たりがつけていたそうなんですけど。
当然のことながら、こういうふうに、駅地下のマンションってオートロックだったりするそうですよね。
なんですけれども、sさんの話によると、マンションの入り口が開いていたそうなんです。
そのまま、スルスルと中に入っていって、階段もトットットットッと登っていくと、想像していた通りの場所にドアが開いていたそうなんです。
たぶん、目的とする部屋が、電灯を点けてドアが開いているという状況になっているんだろうなって、sさん自身は思って、そのドアを開けて、その部屋の中に入っていきます。
この部屋は、ガランとしていて、要は空き室なんですよね。
空き室なんですけども、なんとなく電灯が点いているような形で、ほんわりと明るかったそうなんですね。
明るくて、このリビングの方に歩いていくと、そのリビングの一室、今までよく見ていた窓の一室の方に、ちょうど皆さん、上から高度でぶら下がっているタイプの電灯を想像してもらいたいんですけども、そんな感じで、首吊りのロープがぶら下がっていたそうなんです。
sさんは、このロープの方に首を通してみます。
首を通してみるんですけども、ただ首を通しただけでは、当然のことは首が縛るわけがないんですね。
何せ、脚が付きますからね。
脚が付くんですけども、そのままそうしていると、このロープがどんどん締まっていって、このロープがどうも上に引き上げられていっているそうなんですね。
引き上げられると同時に、首の方が当然のことながら、自分の足元の方を向くことになります。
足元の方を向いた状態で、ロープがどんどんどんどん上に引き上げられていくんですけれども、この奥からちょっとsさんから聞いた話をそのまましていきますけれどもね。
sさんは、こうやって首摘みのロープで上に引き絞られていって、ちょっと苦しいんだけども、そんなに嫌ではない感じがしたそうなんですね。
引き絞られていって、どんどんどんどん上に引き上がっていくんですけれども、それがですね、次第に天井を越えていったそうなんです。
私もよくわかんない話なんですけれども、天井がまるでないかのようにロープがどんどんどんどん上に行くとですね、
今度、足元にさっきまでいた部屋という風なのが、間取りで切り隠れられたような形で浮かび上がってきたそうなんですね。
浮かび上がってきたという風な周りはどうなっているかというと、周りはですね、何にも見えない真っ暗な空間が広がっていて、
それを首吊りのロープでぶら下げられている自分が見下ろしているという風な形になったそうなんですね。
そのまま上の方に引き上げられていくとですね、この自分がいた部屋以外にも他の部屋が天井をぶっち抜きで、その空間の中に浮いているように見えたんですね。
この浮いている部屋の中の一つにですね、Sさんはちょっと気になるものを見つけちゃうんですね。
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という風なのも、それがですね、Sさん家の車庫にあるようなものがいっぱいある場所だったんですね。
例えば、Sさんのお父さんが思いつきで導入して、売りに出しているけどなかなか売れない農機具ですとか、
いい加減更新しないといけないトラクターなんだけれども、お金がなくて買い替えられないトラクターですとか、
そういう風なものがあるのがあって、あ、俺ん家の車庫だという風にSさんは思ったそうなんですけどね。
そのSさん家の車庫の真ん中にですね、Sさんと同じように何か、誰かが首を吊っているようなものがあって、
それもSさんと同じように上の方に引き上げられていくんですね。
引き上げられていく時にですね、上の方に見えていて、そしてその引き上げられている姿を見るとですね、Sさんはお父さんだという風に思ったそうなんですよ。
まあ、格好とか見た目とか、それがお父さんのその近辺の日で見たようなのと同じような格好をしているという風に思ったそうなんですね。
そしてお父さんが首吊りの紐をそれぞれずっと引き上げられていって、Sさんの視界から消えた頃にですね、Sさんの方は気を失ってしまったそうなんですね。
で、気づくとSさんはですね、この除雪をするための作業員が車を止めている駐車場の方で、車の中でエンジンをかけた状態でハッと気がついたそうなんです。
要は夢でも見たのかなという風な状況になってたので、Sさんはそのまま家の方に帰りまして、車を止めようかなと思って車庫の方のシャッターを開けるとですね、
そのシャッターを開けた車庫の中でお父さんが首を吊って亡くなっていたそうです。
これだけだと、ただ夢の部分を都合よく解釈しただけの風に話に聞こえるなって私は思うんですよね。
事実逃亡式部分だといえばですね、Sさんが亡くなったお父さんを見てしまったという風な部分だけだと思うんですね。
そこからSさん自身が話を膨らませていって、こういうようなストーリーを作ったんじゃないかなってすら私は思っております。
なんせね、この話を聞いている時、Sさんは結構シコタマお酒を飲んでいるような状況だったのでね、お父さんについての話を聞かせてくれたのはびっくりだったんですけれども。
けれども、ちょっとそういうような話として、いろいろと話を聞いていて、Sさん、お父さんに思うところがあったのかね、いろいろとお父さんが茶化すような話とかっていう風なものも想像中はされておりましたけれども、
そんなような形で話をしていたので、ロープの部分については持っているんじゃないかなって話を聞いた当時は思ってたんですよね。
なんですけれどもね、ちょっとこの話を捨てておくことができないなって思うのはですね、ちょっとこんなご実感があるからなんですよ。
ここからはですね、Sさんのお話に出てきました、愛さんとの話なんですけどね。
何かしらの会合の際にですね、愛さんとお酒を飲んで話をするという機会があったんですね。
ちょうどSさんからこのお話を伺った後となっておりまして、Sさんがですね、最初にロープを見た、愛別市内にある繁華街でお酒を飲んでた時のことなんですよ。
1:09:11
愛別市内はですね、飲める場所が全然ありませんのでね、飲むとなったらのっぽろという風な場所になるんですけどね。
ここで飲んでた時のことなんですけれどもね、一応仕事の会合という風なのでね、その懇親会という風なので話は聞くんですけどね。
仕事の話はですね、早々に切り上げさせていただきまして、Sさんから聞いたんですけどという風な手でですね、この愛さんの方に、実際に愛さんもロープを見たのかどうかという風な裏取りをちょっとしてたんですね。
それを聞くとですね、愛さんも、ああ確かに見たことがあるよという風な話をしておりました。
それに愛さん自身もですね、時々首摘みのロープみたいなものを見かけることがあるよという風なのをね、愛さんからは別途で聞いてたりするんですね。
ただ愛さん自身はですね、見てもただあるなーって思うだけで、別段特に何も思うことはないそうなんですね。
そんな感じでですね、ふわっと話を聞いた後、まあ懇親会も終わりになりまして、それぞれ次のお店に行ったりとか、自宅に帰ったりという風なところでですね、駐車場とかその辺に3,3,5個散って行った時にですね、まあ愛さんからちょっと声をかけられました。
ジョン君、あそこ見て!という風に指差された場所なんですけども、ちょうどですね、居酒屋の空きテナントがあったのかなという風な場所なんですね。
まあ全面がガラス張りになってて、中は何もなくてガランとしているという風な場所なんですけども、この場所にですね、確かに首摘みのロープに見えるようなものが中心からぶら下がっているという風なのが、私にも見えたんですよね。
このテナントなんですけれども、来る途中に駐車場から歩いてくると必ず目につく位置にあって、そしてこの首摘みのロープ自体はですね、すごく異物感があって、見たらわかるようなものなんですけれども、ただ私その前を通っているはずなのに、愛さんに指摘されるまでこんなものがあることに気づかなかったんですよね。
ここ最近はですね、こんな場所に近寄っていないので、コロナもありましたからね、本当にこのノッポロ界隈とかには一切立ち寄っていないので、まだそこにあるのかどうかというのは私自身はわからないんですけれども、けれどもあるなという風なのを指摘されて言われて、それでその後びっくりしていたという風な話だったりするんですよね。
この首摘みロープの話に関してはですね、今現在愛さんとはですね、私はいろいろあってあまり会うことという風なのがなくなってはいるんですけどね、まあ愛さん自身は相変わらずご健在の様子となっております。
ただ今もね、ロープが見えているのかという風なのははっきりとはわかっておりません。
ただ今のところね、私もおそらく愛さんもなんですけれども、Sさんが言ってたような俺のロープという風なのはまだ見られておりませんからね、たまたま無事でいられてたりはするわけなんですけれども、けれどもね、こういうような変なものには、まかり間違っても触れたりなんだりしない方がいいよなという風なところで、今回のお話は締めさせていただきます。
1:12:12
はい、今回も長々とお聞き下さいまして誠にありがとうございました。
当番組への感想コメントはツイッターのハッシュタグA-Aにサブからのサブ、Aサブとつけてお寄せいただきますようお願いいたします。
今回に関してなんですけどね、皆さんよかったら面白かったらで構いませんのでね、当番組の公式ツイッターの方で出しております。
この配信会のリンクのツイートとかがございますのでね、それを引用リツイートなりリツイートなりで拡散のご協力をしていただけると幸いです。
まあ私のこれからのやる気にもつながってくるというのもありますので、ちょっと面白かったらで構いませんのでね、なんかご協力いただけるとありがたいです。
あとはこの話面白かったよとかね、そういう風なご感想とかございましたらツイッターのハッシュタグAサブの方までお寄せいただけるとありがたいですね。
で、あとはあれですね、近隣の農業者の方々、どれぐらい聞いてるかわかんないですけどね、誰のことかわかっても黙っていただけるとありがたいです。
で、あとはエンディングの方でちょっと話をしておきたいことといえばですね、とりあえずこんな感じでですね、会談会っていう風なのを毎年1回は私好みでね、やってたりしております。
で、あと話せる話っていう風なストックがですね、実のところもうほとんどないような状況になっておりますね。
あとできるといえば、今現在ちょっとインターネット上で聞けなくなっております、第1週をリメイクするか、あとは私の持ち玉として残っている会談が2つほどあるんですけれども、こっちの方はですね、映像が関係ない話っていう風なのもありますし、
あとその辺でね、ちょっと紐づけるのが難しくて、話せてない会談というのが2つぐらいしかないんですね。
という風なので、いつも3本ペースで話をしていると1個話せなかったりするという風なのがありますのでね、
ちょっとバランスが悪いなって思っております。
なので、そしてね、ここ最近はコロナ禍もありまして、近隣の農業者の皆さんとお酒を飲む機会とか、話を聞く機会という風なのもそもそもなくてですね、
それで会談が増えていかなくて、ちょっと止まってたりするんですよね。
なのでね、もし農業をされている方、農業関係者の方に限定させていただきたいんですけれども、
皆さんの身の回りであった農業にまつわる不可思議な話、もし体験談がございましたら、私の方に教えていただけるとありがたいです。
必ず採用するかという風なのはちょっと別のお話なんですけどね。
けれども、ちょっと次年度1個もしやろうと思ってもですね、ちょっと1個足りなくて片手落ちだなという風な感じになっちゃったりしますのでね。
そして、その時には必ず紹介してくださった方のお名前とかもね、紹介したりもしますので、
よろしかったらGoogleフォームの方とかね、長文とかも送れたりしますので、
1:15:00
簡単なね、起きたことを箇条書きにするだけでも構いませんので、何かしら送ってもらえると嬉しいかなというふうに思っておりますね。
では、そんな感じで話したいことも話しましたので、今回のAノートサブカラー会話は終了となります。
あーそうそう、あとちょっともうちょっと修飾やら内容を加えておかないといけないことがいくつかありますね。
で、ちょっと今回はですね、オープニングでも話しております通り、私の方で結構脚色をした話とかそういう風なものがあったりはするんですけれども、
それでですね、その関係でちょっとこの制度について違うんじゃねえのという風な部分が出てくることがあるかと思います。
特に第2話の海外技能実習制度の話に関してはですね、今現在結構2017年に海外技能実習制度法とかっていう風な法律が制定されてるんですよね。
それのおかげで結構ルールとかその辺に変更があったと思います。
で、変更があった上にですね、私はフェイクを入れるためにいろいろと違うことを言ったりするっていう風なことがございますのでね、
あの辺の部分は絶対ありえねえよっていう風に思われる部分もあるかなとは思いますけどね、
そんな理由で入ってんだよっていう風なのをあらかじめご了承いただけるとありがたいです。
では、本当に話したいことは全部話せたと思いますので、この辺で締めさせていただきます。
というわけで今回もお聞きいただきましてありがとうございました。
ではまた来年、まあ機会がありましたらお付き合いいただきますようお願いします。
ではでは
01:16:36

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