実写版白雪姫の話題
この番組は、言語大好きで英語嫌いな私、ソウイチが、英語への悪口を垂れ流しながら、
言語について色々なことを考えていく、ポッドキャストプログラムになっています。
番組内で登場する英語への悪口は、全て私の個人的な見解ですので、どうぞご了承ください。
はい、どうもこんにちは。エイゴサーチのお時間でございます。
ちょっと花粉症で鼻がだいぶやられておりまして、ちょっとお聞き苦しいかと思いますが、どうぞご了承ください。
ちょっとね、今日はこれが終わったら、ジビカに行って薬をもらってこようと思っています。
さて、前回のエピソードでは、コンクラーベを見に行きました、みたいな話をしたかと思うんですが、
コンクラーベが面白かったら、ディズニーの実写版白雪姫を見に行こうっていう話をしていて、
で、実際コンクラーベが面白かったので、コンクラーベの帰り道でも白雪姫の予約をしたんですよ。
なので、今日はその白雪姫の話をしていこうかなと思っています。
これ以降の話にはネタバレが含まれますので、まだ見てない方、ネタバレを食らいたくないという方はご注意ください。
実写版白雪姫、公開前からめちゃめちゃ話題になってまして、
よく人の悪口聞くのがとにかく好きなので、白雪姫の前評判みたいなのを、
YouTubeとかいろんな記事とかであらゆる方向から摂取してて、
あーなんか大変そうだなーなんて思いながら見てたんですよ。
で、いざ公開になったらやっぱり映画系のYouTuberとかがめちゃめちゃ悪口言ってて、
もはや逆に今、白雪姫の悪口なら何言ってもいいみたいなぐらいの勢いになってるのを見て、
なんか、自分もちょっと悪口言いたいなーって思いまして。
白雪姫の悪口を言うためには白雪姫を見なきゃいけないじゃないですか。
なので、コンクラベが面白かったらみたいな条件付きでね、
ちょっと、自分の意思で見に行ったんじゃないですよ感をアピールしつつ、見に行ってきたんですよ。
白雪姫の前評判っていうのが本当に結構いろいろで、
例えば、白い肌黒い髪赤い唇のはずの白雪姫をラテン系の女優さんをキャスティングしているであるとか、
学校のポリコレに配慮してなのか、王子様が結果出てこなかったんですけどね。
白雪姫のキャラクター自体も主演の女優さんの意向もあるのかわかんないけど、
結構様子が違っているようだとか、
あと、小人の扱いとかもちょっとどうなの?みたいな話もありつつ、
あとは主演女優さんの記者会見などでの発言とかが物議を醸してたりして、
昔のアニメの白雪姫はプリンセスがストーカーと恋に落ちる話なんでしょ?みたいなことを言ったとかで結構炎上してましたね。
そういうのも結構つぶさに見ていて、そんなにひどいものなのかなと思って、
いくらなんでもそこまでひどいんじゃないんじゃないか?みたいなことも思ったんですけど、
ストーリーとキャラクターの批評
実際見に行きましたら、評判通りではありましたね。
事前に言われてた王子様の扱いだとか、白雪姫がうぬんとかっていうのも結構言われてた通りで、
本当に全然予想の域を出なかったというか。
しかも公開してからのネタバレ付きのレビュー動画とかも見てたので、
結構そういうことね、そうなのね、みたいな感じで答え合わせしに行ったみたいな感じにさえなりましたけど、
それはまた別の話ですよね。
個人的には、いわゆるポリコレ演出とされる、
例えば主役にあえて有色人種を使うであるとか、
小人を演じるのがどういう役者を起用するかとか、
そういうことに関しては別にそこまで気にならないというか、
好きにやったらいいんじゃないでしょうかって思う立場なんですよ。
ただ白雪姫ってもう絶対的に超有名な物語がある中で、
ラテン系の女優さんを使うにあたり、物語の設定として、
雪の日に生まれたからみたいな元の作品にないことを急に言い出すのは、
それは違うんじゃないかなと思いました。
別に肌が白くなくたって、
普通に黙って生まれた娘は白雪姫と名付けられましたって良かったんじゃないかなと思うんですよ。
あえて変な設定を付け加えるからおかしなことになるんじゃないかなと思うんですよね。
だから物語としても結構うーんという感じで、
白雪姫は本当に結局何もしないんですよね。
気づいたら城から追い出されてて、気づいたら小人の家にいて、
気づいたら山賊に助けられて、気づきゃ何かいつの間にか山賊の男と声に落ちて、
気づいたら死んで、気づいたら生き返って、気づいたら丸腰で城に向かって、
気づいたら女王が死んでたみたいな。
何もしないんですよ、本当に。
君は王国を取り返すために何をしたんだねって一時間説教したくなるような感じでした。
とりわけ事前情報では、今回の白雪姫は勇ましい白雪姫なんですみたいな、
革命するんだみたいなこととかも聞いてたんですけど、
本当に何もしないじゃんってなっちゃいまして。
そこが言うてた割にというか、
そこまで言うんだったら女王一発殴るぐらいはしてもよかったのでは?
なんて思ったりしてしまいましたね。
ストーリー的にも、いわゆる現代風な勇ましい、
別に王子様がいなくても生きていける自立した女性のプリンセスみたいなのって、
もう結構やり尽くされてると思うんですよね。
例えばアナ雪とかでも結局王子様とは結婚しないで終わってますし、
ディズニーの実写映画でも夢に魔法にかけられてたっけ?
とかも結局王子様とは結婚せずに終わるので、
ずっとそれやってて、やり尽くしてる感がもはやあるというか、
逆に古いんじゃね?っていうのもちょっとある。
もういいんじゃないかなって思うんですよ。
別に僕はあんまり映画のことはわかんないですけど、
白雪姫のプロットをそのままなぞりつつ、
それでも自立した強い女性を描くことって全然できると思うんですよね。
ちょっと具体的なやり方はわかんないですけど。
むしろ、例えば逆に王子様のキスであったり、
魔法のリンゴであったりとかを別のものに置き換えて、
象徴的な感じで置き換えて別の話として再構成するっていうことだって、
大胆な演出家や脚本家だったらできたと思うし。
とりあえず白雪姫をやります。
ポリコレとかにいろいろ配慮してこういう感じでやってきます。
でも白雪姫は白雪姫なんで、
映像と衣装の評価
とりあえず毒リンゴとか王子様のキスとか、
白雪姫のよくある部分、エッセンスの部分はそのまま残します。
みたいな感じじゃないですか。
それがやっぱバランスが取れてないというか、
アネルセンの雪の女王をアナと雪の女王ってあの形にして、
それで大人気を博したディズニーが、
なんでそういうことができなかったのかなっていうのが、
個人的には結構不思議ですね。
全くアニメが現実に現れたかのような実写を作るのもいいと思うし、
全然別物として、全く別の映画としてすごく魅力的な作品を作ることができたはずなのに、
なんであんなことになってしまったのかっていうのが、
個人的には一番謎というか不思議だなってなってます。
すごく話題にはなっているので、
職場とかでも今日白雪姫見に行くんだって言ったら、
すごいどんなだったか教えてって散々言われたんですけど、
私のこういう話をしたら職場の人もみんなへじゃいやってなってました。
残念ですね。
でも一回は見てもいいんじゃないかなとは思います。
一回は。
でもね、どうかな。
それもアマプラに出てからでいいんじゃないかな。
映画館に行くほどでもないかな。
白雪姫の主役の方はすごく歌が良かったです。
あと映像も割と綺麗だったと思います。
小人が鉱山で働いているシーンとか、
白雪姫と山賊の男がいい感じになるダンスシーンとかは、
すごく幻想的で美しかったです。
ただそれ以外の、例えば衣装とかがちょいちょい安っぽいなって感じるところもあったり、
山賊の男なんかユニクロ?みたいなペラペラの服だったんだけど、
あれ大丈夫なんですか?あれはあれで正解だったんですかね。
なんかちょっと私にはよくわからなかったです。
あと女王様も美しさにこだわりがあって、宝石とか大好きみたいなことをすごい言ってる割には、
身に着けてるものが明らかに本物の宝石じゃないんですよね。
ガラスとかプラスチック?みたいな感じの宝石なので、
いや本当これでいいんかっていう思いました。
衣装のディテールが雑な気がしましたね。
衣装だけじゃなくてストーリー全体的に細部に雑さを感じることがあったんですよね。
ちょっとした矛盾だったりとか、この人物がどういうつもりでこういう行動に出るのかちょっとわかんないなとか、
そういうのを意識したものもあればしなかったものもあるんですけど、
多分そういうのが積もり積もって見終わった後すっごく疲れたんですよね。
本当お尻も痛いし、多分細部が雑すぎて映画を見ながら脳のリソースを余計な部分を使ってしまっていて、
それで疲れたなと思うんですけど、おかげさまで体幹での上映時間も、
前々日に見たコンクラベと比べて1.5から2倍くらいの長さに感じられました。
神は細部に宿るって言いますけど、そういうことなのかなと思いました。
僕も雑なことが結構多い人間なので人のことはあんまり言えないんですけど、そういうことなのかなーなんて思いました。
そんな感じで私が見てきた白雪姫、もし興味があったら映画館に足を運んで見てほしいです。
でも白雪姫を1回見るんだったらコンクラベを3回くらい見た方がいいような気がします。
というわけであんまり映画レビューとか慣れてないんですけど、今日はこの辺にしようと思います。どうもありがとうございました。
