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今日のテーマトークは、雨を告げる漂流団地です。はい、ではマリオンさん、解説お願いできますか。
はい、映画ドットコムより解説を読ませていただきます。 ペンギンハイウェイ、泣きたい私は猫をかぶる、を手がけた、スタジオコロリドによる長編アニメーション第3作。
取り壊しの進む団地に入り込み、不思議な現象によって団地ごと海を漂流することになった、小学6年生の少年少女たちが繰り広げる一夏の別れの旅を描く。
兄弟のように育った幼なじみのコウスケとナツメは、小学6年生になり、近頃はコウスケの祖父ヤスジが亡くなったことをきっかけに関係がギクシャクしていた。
夏休みのある日、コウスケはクラスメイトと共に取り壊しの進むお化け団地に忍び込む。 その団地はかつてコウスケとナツメが育った思い出の家だった。
コウスケはそこで思いがけずナツメと遭遇し、ノッポという名の謎の少年の存在について聞かされる。
すると突然不思議な現象が起こり、気がつくと周辺は一面の大海原になっていた。 海を漂流する団地の中でコウスケたちは力を合わせてサバイバル生活を送ることになるか?
監督はこれが長編2作目となるペンギンハイウェイの石田博康。 2022年9月16日から劇場公開と同時にネットフリックスで配信。
はいはいではここからネタバレ込みの話入っていきますので もしネタバレ気にされる方がいらっしゃったら是非見てから聞いていただけたらと思います
はいでは3人の感想を伺っていこうかと思います 花口さんいかがでしょうか
これぞジューブナイル作品というかいろんなタイプの子供が集まって結集して一大目標を達成するのは結構好きだったりするし
で前回とき山口くんとこう言ったけどもやっぱ団地ってこういうのっていうか俺は結局去年引っ越したのが地区45年以上の団地とかなんでなかなか見て重なるとこがあって面白いなぁと思いながら見てました
はいマリオンさんいかがですか そうですねいやでもよくできたジューブナイル映画やなって思ってますね
ペンギンハイウェイの石田昼泰監督なのでちょっと期待してたんですけどちゃんとなんか 少年少女たちの血の通ったキャラクターっていうのがある大きな試練とかを乗り越えたり
別れとかを経験したりみたいなのがちゃんと描かれててそれを見てるだけでも自分もなんか 同じように頑張れって気持ちにもなるしっていうのがちゃんと描かれてて
最近は僕なんかそういう子供たちがファンタジー世界に行って冒険して何か成長して 帰ってくる話っていうのに結構乗れないことが多かったのでそういう意味ではストレートにそういう
作品で面白いと思える作品が出てきてくれて僕は嬉しかったですね はいえっと僕はですね好きな人をごめんなさいねあんまりやったんですよ
あんまりやったんですよねあんまり登場人物に入れなかったですね ちょっと話がとっ散らかっているような印象を受けましたね
なんだかよくわからないまま終わっちゃったっていう印象です 僕なりのジムナイルに対するこだわりとかっていうのが邪魔してた部分もあったとは
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思うのでそこはちょっと冷静にしゃべれたらなぁ とは思いますはいでは頑張りしていきたいと思うんですけれども
ハロウィンさん本作トピックありますか? 前回の作品決め時言ってたダンチネタというか山口くんがダンチネタに憧れるっていうのが
結構驚異僕があってそういうのを聞きたかったりはしたかったんだけども あー
それに関して言うとまず前回お題決めの時に僕がダンチジムナイルに思い入れがあるっていう話をして
それはちっちゃい時に読んだ児童書で好きやったのがあったって話だったんですけど 児童書
それが児童文学作家の岡田純さんという方の雨宿りは滑り台の下でっていう超名作 児童文学があるんですね
岡田純さんって児童書作家ではかなり有名な方で2分間の冒険とか かなり有名な作品他にもあってその中の著名作の一つではあるんですけど
これが同じ団地に住んでいる子供たち 学年がみんな結構ばらけてるんですね
たぶん小1から小6ぐらいにばらけてたと思うんですけど それぞれが雨が降った日に公園の滑り台の下で雨宿りしながら
その団地にいる偏屈おじいさん ちょっと鬼神扱いされている偏屈おじいさん
でもあの人に関してちょっと不思議な思い出があってっていうのを みんなが喋り合うっていうオムニバスなんですね
それぞれがそのおじいさんを中心に不思議な体験をしたっていうので だんだんその偏屈と生まれているおじいさんの輪郭みたいなものが浮かび上がってくるって話で
お互いいがみ合っている男の子と女の子がいて そのおじいさんのエピソードで
あの時こんな可愛い女の子に会ってさとか かっこいい男の子に会ってさみたいなのがお互いに同じエピソードを話し合って
でもお前そんなんじゃなかっただろうみたいな なんかこのすれ違いみたいなのもあってね
むちゃくちゃいいんですよとにかく ジュブナイルオムニバスとしてすごくよくできてて
僕が団地ジュブナイルの都合だと思ったのは 全員がその団地に住んでるっていうことだったんですよね
僕は実家農家で一軒家なんですよ
なのでその団地っていう同じ建物 同じ居住空間の中に別の家族がいて
ある種の時間とか空間を共有してるっていう感覚に すごい憧れがあったんですよ
でそれを共有している子供たちで冒険するっていうのが 団地ジュブナイルの肝だと思ってたんですね
そこがまず本作ちょっと乗っかれなかったところだったんですよ
2人だけ可愛いみたいな 団地出身者2人だけ可愛いみたいになって
そこがちょっと違和感というか 建物としての舞台でしかなくなってた感じ
正確に言うと主人公2人にとっては 当事者性のある場所ではあるけど
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他のメンバーにとっては他人の家っていう扱いだったので
その団地っていう場所が持ってる 他の家族がみんな集まってる場所っていう属性が
ちょっと失われてる作劇になってたなと思ったんですよ
そこがちょっと僕的に残念だったところだったんですね
っていうのが僕の団地ジュブナイルに対する こだわりの部分です
確かにね
コウスケと夏目以外にとっては突然お化け団地に行ったら
変な世界行っちゃって冒険することになっちゃった できない話にしかならないっていうのは確かにそうですけどね
団地っていうものに何を求めるかっていうのはあるんですよね
本作で言うと基本的には廃墟としての団地っていう側面が強かったかなと思って
作られた年代で言うと1960年代のいわゆるニュータウンがたくさん造成された時期にできた団地ですよね
だから本当に狭い団地ですよ
お風呂とかあの正方形のやつみたいな感じの団地やったと思うんですよね
これも昔ながらもね
そこが廃墟化しているところに子供たちがいるっていうのが
多分本作のビジュアル的なつかみだったのかなとは思うんですよ
そうですね
ある種のねノスタルジーとかにもちょっと刺さるような感じってことですよね
そういうところに住んでた人にとってはそういうのがちょっと懐かしい光景にも思えるし
そういうロマンもあるしみたいな
ですね
ただ僕が言ってるの言うと団地っていう場所の集合住宅制みたいなところに重きを置いてたっていうところがあったかなっていう
そこは多分事前の期待のギャップだったと思うんですけど
最終的にというか結局その団地が大海原に行ってしまうっていう
その大海原の世界っていうのがなんて言うんでしょうね
あの空間はっていうのがあるんですけど
失われた何かの墓場みたいな感じになってるわけじゃないですか
そこが団地に関わらずそういったものの集まる場所
墓場みたいなところで
そういう意味でなんか登場人物の一人の思い出にあった観覧車が出てくるとか
そういった意味では結局その団地に限った話をすると
なんかちょっと団地ものとしてはどうなんみたいになるんかなって思うんですけど
その人それぞれにあった失われた光景みたいなものに対するノスタルジーとかっていうか
そういったものには結構僕そういうのは好きなので
そういう意味でも結構僕の映画好きなところかなっていうのは思ってるんですけど
そうですね
登場人物でこの子がとかってありますか
まあ主役二人以外に割と背景っぽさある話だった気はしますかね
まあまあまあまあそうですね
でもそう見ると結構ノップは好きだったりするんだけどね
不思議でだんだんと実態が見えてきて
そうですね
主人公以外の子供たちっていうのの特定の誰かが好きという感じでは僕はないんですけど
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ただ子供たちが結構わちゃわちゃとしてるところが全体的に結構好きだったりするって感じなんですよね
今回のその冒険って結構シビアな冒険になるじゃないですか
ご飯がないとか怪我もするしっていう
なんかその中で大いに喧嘩もするし
ご飯が手に入ったらめっちゃ喜んだりとかするし
そういうこのやり取りみたいなところが僕は結構血が通ってるなというふうに思えて
そういう意味でも結構好きというか
ちょっと冒頭にも言いましたけど
なんかファンタジーな世界に行って冒険して成長して帰ってくる話って
これ別に日本のアニメ関わらずいろいろあると思うんですけど
ディズニーでも何でも
結構なんだこの半端な世界で冒険して半端な成長だけして帰ってきやがってみたいな風になったりする作品も結構多いわけですよ
ありますね
作品名挙げるんだったら僕が嫌いな映画の回で挙げたバースデー・ワンダーランドなんて最もそういったリアリティだったと思うし
もうほんとああいうの見るとイライラしちゃうんですけど
特に邦画は結構そういうアニメがゴロゴロあるぞって思ってた側の人間なので
そういう意味でもこの映画のようにちゃんと血の通ったようなやり取りとか
こんなんみたいなのがちゃんと用意されてそれを頑張って乗り越えていくみたいなのが
僕は結構丁寧やったなっていうのでやっぱこの映画のことが好きって感じなんですよね
そのシビアさが誠実に感じるっていう感じですかね
僕はそうですね
確かに食料がなくなるとか怪我っていうのの深刻さっていうのはかなり強調されてて
これ実際にモチーフにしてるかは分からないですけど
漂流教室を思い出して
ああまあ多分それは絶対念頭にはあると思うんですよね
漂流教室はガチなんですよね
基本的に子供ほとんど死ぬので
あれはまあ
あれはまあ学校が異世界に行っちゃうっていう話でしたけど
そこを中心に子供たちがサバイブしていくって話で
その学校外に出たら死ぬんですよ基本的に
学校内でも死ぬんですけど
そのシビアさっていうのは多分引用してるような気はするかなとは思ってて
確かにねちょっとそこは珍しいぐらい危機感が上がってるとこはあったと思うんですよね
ジブナイルとしては珍しいぐらい
そうなんですよね
なんかまあ実写作品とかだったら結構ガチで怖がらせに来たりとかっていうのはあったりすると思うんですけど
アニメ作品でここまで結構シビアな感じっていうのはなんかいいなというか
そこにちゃんと一人の人間がいるなって僕は思えたって感じですね
なるほどね
それで言うと僕のちょっと不満ポイントとして
楽しそうな瞬間があんまないなっていうのがあって
ジブナイルの肝って僕的には冒険危険と対峙するっていうのもあるけどやっぱり楽しさ
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異世界に行く楽しさっていうのが欲しいなと思ったんですよ
でその異世界に行く楽しさっていうのは親のいない世界子供だけの世界で
子供だけだからできる楽しさっていうものが欲しいなと思うとこがあって
名刺界で僕映画ドラえもんをあげたんですけど
映画ドラえもんって結構底ができてて
子供だけでなんかドラえもんの道具使ってご飯食べるみたいなのがむちゃくちゃワクワクするんですよ
いい絵作るとか
で本作目の前が海なんで海で泳ぐとか
子供だけでインサンドラーメンばっか食べるとかそういうのはあるんですけど
ちょっともう一押し欲しかったっていうのがあって
だから普段できないことをして欲しい
同じご飯食べるんでも屋上でたきりしながらご飯食べるとかをして欲しかったなと思って
あーなるほど
そのやったら親に怒られることをして欲しいんですよ
部屋の中でお菓子食べても別に怒られはしないわけじゃないですか
お菓子ばっか食べるっていうのは叱られるポイントですけど
もっともっとその親がいないんだからできること
だから屋上で遊ぶとか
まあそれはもともと屋上にテント張るとかはしてたんですけど
親がいないからやりたい放題できるぜみたいな
やっぱその楽しさっていうものをもっと見出したかったし
あと海で泳ぐんだったら
例えばあれランチが海に浮いてるんだったら
下潜ったらどんな光景なのかなとか見てみたかったなと思って
ランチの下側に潜っていってランチを海の中から見るとか
そこに何かワンダーなものを見たかったような気はしたんですけど
ちょっとなんだろう
子供が普通にできることの範囲から
そこまで外れてなかったような気がして
そこが食い足りなさを感じたっていうのはありましたかね
なるほど
屋上で焚き火しながらご飯食べるみたいなシーンあったら
確かにブチ上がってたなというのは思いますけどね
そっからだんだんね
いやでもこれ食料なくなるぞとか
ケガしたら取り返しつかないぞみたいなのが
だんだんわかっていくみたいなので
楽しかったものからだんだん危険の領域に入っていく
でその危険を乗り越えていくっていうところが
僕的なジューブナイルのあって欲しさみたいなのなんですよね
結構なんかその冒険自体の楽しい部分みたいなのとかは
結構モンタージュ的な感じで
かっ飛ばしていくような演出は結構多かったようなイメージがあるんですよね
そうそうそうなんです
結構そのモンタージュがうまくいってるかなと思ったんで
僕はあんまりそこまではなんか不満には思ってなかったんですけど
そこ確かにもっと見たかったなって気持ちも確かにわかるし
そこ結構軽やかに省略できてて
僕はそこもそれで嬉しいなっていう感じではあったんですけどね
監督の前作でいうとペンギンハイウェとかっていうのは
あの街の秘密っていうものに
立ち向かわないといけなくなっていくっていう冒険要素もあるんですけど
それとはもう一つあくまで
夏休みの自由研究をしてるっていう風な
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楽しさがあるっていう話でもあると思うんですよね
なぜ街にペンギンがいるのかみたいなのを探っていくっていう
その探求することそのものが楽しいっていう
子供の世界とか子供の時間を描いてたのかなと思って
割とそこを危機に突っ込んでいくので
僕はそのモンタージュの部分は
お、ちょっともうちょっとそのお皿盛り付けてやつですよっていう風には思いましたからね
なるほどね
確かにね同じ監督のペンギンハイウェイと比べると
ペンギンハイウェイ元が良すぎるというか
あれは本当にワンダーにあふれててとても最高なんですけども
まあね、森見時子ですからね
あれは本当にすごい
あれは本当に感激しちゃうぐらいすごい好きでしたね本当に
それとね比べちゃうとまあ確かにちょっと
あの世界に対するなんかワンダーみたいなのは
まあないのかなっていうか
あれにワンダーを感じてしまうと
ちょっとなんかノスタルジーに飲み込まれたようになっちゃうっていうのはあるんですけど
うんうんうんそうそうそうそうそうなんです
あれを良いとしてしまうと
お前過去にずっと捉えたもうまいぞってなってしまうので
あんま魅力的に絵描きようがないというのはあるんですけどね
あのちょっと文句ばっかになって
文句じゃないんですけどね文句というか
僕はこう感じたっていう部分なんですけど
本作って大人な視点じゃないですか結構
あの頃に捉えて痛いって
結構大人寄りの視点だなぁと思って まあ別にその考えを子供は持ってはいけないとかっていうわけではなくて
そもそも自分が過去に行ってた建物が廃墟になっているとかって それが団地とかデパートとかスイミングスクールなわけですけど
彼ら数年前じゃないですか言ってたの あんな一気に廃墟なるかなと思っちゃって
僕らが子供の頃に行ってたスイミングスクールとかは マジで廃墟になってるんですよ
僕が小4の時行ってたスイミングスクールは 僕が中学校入る頃には潰れてもうそこから20年ぐらい廃墟なんですよ
あそこかな そこはああいう感じになってます
ただ彼らは数年前まであそこに行ってたわけだから あそこまで一気に廃墟にならないと思うんですよね
あの廃墟制って20年ぐらい経ってるっていうのが僕の感覚で それって大人の視点だなっていうふうにちょっと思ったところがあったんですよ
むしろだから自分が行ってた頃のものが流れてきた方が ずっとここで遊んでたいっていう子供的な感情を反映したものとして理解しやすいと思ったんですね
自分がいる場所は古くなんてならない 自分がずっとここにいられるっていう廃墟になってるっていうのが
すごく何十年生きてる大人の視点のように僕は見えて 子供を描くんだったらそんな廃墟がどんどん集まってくるような話にはならないような気がしたっていうのもありました
なるほどね
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ノスタルジーに抗う話っていうのはそもそも大人向けの話っていうのがあるんですけど それで言うとなんか
そもそもがそうっていうね
そもそもがそうじゃないですか これって今回諸に連想する人多いと思うんですけど
大人帝国の逆襲をどうしても思い出すじゃないですか ノスタルジーに引っ張られないっていう
そっからこうなんとか未来に向けて歩むんだみたいなってすごく似てるなって思うんですけど
あれが刺さるのってやっぱ大人じゃんっていうことはまあそもそもがあるじゃんっていうのがありますよね
それをなんかもうちょっとさっき山口さんが言ったように登場する建物が廃墟すぎるっていうところが
もう諸に大人感が出ちゃうというか大人の都合ですよねそれっていうのがやっぱり出やすくなってるっていうのはまあ確かになっていうのは思いますけど
僕のジュブナイル感めんどくさいのであんまり付き合わんほうがいいかもしれないやつですけどねこれは
いやでも言ってること別にそんな間違ってる感じしないというか確かにそのこだわり大事やなって思うことがたくさんあったと思うんですけどね僕は
あとこの話ってとことんインナーの話じゃないですか
精神世界の話っていうのがあって外部に向かってないっていうところもちょっと
まあさっき言ってたすごく大人な視点で作られている話っていうのにつながるんですけど
過去っていうものと向き合いながら生きてるのって大人だと思うんですね
だからそういう精神世界の話って特にその過去に根差した精神世界の話って大人で描かれることが多いタイプの話だと思うんですね
精神世界だからこそその精神世界を乗り越えたらそれイコール子供の成長ですっていうのが直結してるっていうそのジュブナイル的な良さはあると思うんです
今回はのっぽくんっていうのが団地の精霊みたいなやつじゃないですか
それは団地の精霊がずっとあの頃のままでいたいっていう思いで子供たちを連れて行ってしまった世界っていう話ですけど
でも実質的にはあの世界っていうのは夏美の精神世界とほぼイコールなわけですよね
あの話がのっぽくんっていう存在を使っているのはあくまでSF的な説明のためであって
実質的に夏美の過去に問われている精神世界を表現するための世界設定なわけだと思うんですけど
じゃあそこから出ていく決意をしますイコール成長ですっていうのはすごくジュブナイル的
冒険イコール子供の成長っていうのがイコールで繋がれてるっていうとこがすごくジュブナイルとして魅力的なとこだと思うんですけど
外部に対する冒険って要素がなくなってしまってるんですねそれによって
全部内側で決まってたこと自分の外側にあるっていうものがほぼなくて
外部他者危険そういうものと対峙していくのではなくひたすら自分の過去を見つめていく話になっているっていう
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それはあまりジュブナイル的ではないように僕は思ってしまうところがあるっていう
子供の成長子供の内的な物語と子供が外部に冒険していくっていうことが同時に存在していることがジュブナイル的だなとは思うんですよ
外部に行きますでそれが同時に子供の内的な成長も象徴していますっていうのがジュブナイルかなっていう
くっそめんどくさいしね僕今
一応冷静に
あーなるほどね
いやでもなるほどなーっていう
僕は多分そこまでそういうふうに自分の好きなジュブナイルは何だろうってちゃんと定義をしたことがなかったのかもしれないですけど
まあそういう単純に子供が冒険していればそれは僕はジュブナイルやっていうかそれだけで尊いものかなって感じだったかなっていうのがあったので
まあそこまでこういうふうに思ったことはなかったですけど
すいませんなんか
いやいやいやいやいやいや全然そうですね
まあそのやっぱり大人に向けた話というか大人が考えた話だよねっていう風になっちゃうっていうのは
これジュブナイル全体もそういう傾向がやっぱあると思うんですよねやっぱりこれって
子供が主人公の映画って
これも言っちゃう元も子もない話ではあるんですけど
それでこういかにやっぱこれが血の通った子供のように思えるかというか
子供だったらなんかそういうこと考えそうだよねとかこういうことやりそうだよねみたいなのが描けてるかっていうところが重要なんじゃないかなっていうふうに僕は思ってて
それがやっぱりシビアな冒険とか脚本のやりとりとかキャラクター性がちゃんと出てるとかっていうところで
それは僕は担保されてたのかなっていうふうに思ってて
まあ本当に確かに人によってはやっぱりこれが大人が考えた子供が大人の都合で浮かされたような物語に見えるっていうのは
まあまあ確かにあり得る話ではあるなというか
なんかもうそういう映画いっぱい頭に今浮かびますもんなんか
せっかくなんで僕の自分である的な面倒くさいこだわり吐き出させてもらえたらと思うんですけど
特技を使って危機を切り抜けるみたいなのを見たかったっていう
例えばですけど主人公2人ってサッカーやってたわけじゃないですか
でも最近はサッカークラブに参加してないっていう
でそれがサッカークラブに参加できてないことが彼らの前に進めなさの象徴になってたと思うんですね
でも彼らがあの頃のようにコンビネーションを発揮して
何らかのサッカー的なテクニックを使って危機を切り抜けるみたいなのがあると
ああなんかいいなっていう
特技を使って何かをするっていうのがすごく子供的な魅力のある話だと思うんですよ
それは特技っていうのは子供にとってよりどころだと思うんですね
別に子供が子供であるだけで価値があるなんて子供は別に思ってないわけですよ
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子供同士の中で自分が何かであるっていう証が欲しいから
それって特技だと思うんですね
それを使って何かを切り抜けるっていうことが子供が成長するってことかなっていうのがあって
あるいはむっちゃ何かを下手くそだったやつができるようになることで危機を切り抜けましたみたいなのってあると思うんですよ
あいつには絶対できない
もう俺たちは全員終わりだみたいなピンチになった状態で
全員の中で一番下手くそだと思ってたやつがそれを達成することで全員が助かりました
エンドみたいな
これってすごい上がんないですか
いやもう上がりますよ
ドラマチックで最高
もうそれこそジブラリーの冒険に詰まってる喜びみたいなものが体験されてるようなものだなと思います
やっぱり異世界と日常をつなぐものが冒険の中にあってほしいなっていうのがあって
それがやっぱり普段からやってることあるいは普段できなかったことをやれるようになるっていうことが
すごく魅力的に思えるような気はするんですよ
ていうね
まあなるほど確かにね
確かになんかそういうのあったらもっと面白くなりそうやなっていうのはもうバンバンわかるんですよね
あのこれ僕単にジムナイルって絵を事前に描きすぎてるっていうのがあるので
その絵にこう描いてあるからこうだみたいなのを今思いすぎてるんですね
これはあまり良くないことだと思うんですよ
お前が定義すんなよっていう話だと思うので
あのまあ単に僕の愚痴みたいなものでしかないと思うんですけど
いやまあまあまあ
いやでもなんか現代社会とファンタジーを接続するって今結構難しいよなってなんか思うんですよね
その現実社会からファンタジーの世界に飛んで冒険して戻ってきてみたいなのって結構ありますけど
どんどんやっぱあんまりファンタジーという世界があんま信じられなくなってくるじゃないですかどう考えてもなんか
そこの両立になんか今そういった映画たちは苦しんでるんじゃないかなって思ってるんですよね
まあバースデーワンダーランドにしてもなんだこの乗れなさはみたいなのってそういうところにもあるし
それに関わらずなんかそういう映画たちのなんだこの世界観はみたいなのに乗れなくなっちゃうことが多い中で
今回はそのある種の精神世界みたいなものをメタファーみたいな感じでそのまま出てくるっていうのが
まあ納得はいくよねっていう物語的なそのテーマ的なので納得がいきやすいっていうのもあるから
僕はそこでもすんなり受け入れやすかったんかなっていうのはちょっと思ってます
山口さんがジブナイルの話で内面的な成長の話と外部の現実として目の前に広がってるような
大きな障害とか冒険の世界みたいなのが別々っていうのがまあさっき言ってましたけど
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そこをなんかある種一体化させたいような世界今回のようなのでそれを乗り切るみたいな
まあ描き切るっていうのは理にかなってるっちゃ理にかなってるのかなっていうふうには思えるかなっていうふうに思いました
それは確かにそうですね
あとそういう子供が何かを安々と達成できるタイプのジブナイルとしては作られてなかったっていうのもあるかなと思ってて
基本的には何もできないというか何かをやろうとしたら怪我しますとか
そういうものとして扱われてるかなっていう
基本的には何もできないですっていう
ただ前に進もうとすることはそれだけはできるんですよっていう感じを語る話にはなってたかなと思って
やっぱ子供だからって大人をやっつけられますとか
それはファンタジーとしても対外位なわけじゃないですかそれは
それやったらもうドラえもんとか見ますみたいな話にもなってくると思うので
名探偵コナンとかね
そういう万能な子供のファンタジーではないジブナイル
家に足ついた子供のファンタジーを描くんだったらやっぱこのバランス感覚というか
どこか異世界にはいくけれどもじゃあ異世界で何かをできるわけではないんですみたいな
ちょっとそういう万能ファンタジーに対するアンチテーゼみたいな様子もあるのかなっていうふうにちょっと思ったりはしましたかね
そうですね
異世界転生じゃないですけど何かをできるようになるのではなく何もできないっていうことに気づかれるみたいなね
そうそうそういうシビアな話があってもいいじゃないっていう感じというか
確かに
もちろんそういうファンタジーな世界で何かを成し遂げるみたいなのも語って欲しいんですけど全然
全部がそんなシビアだったら子供もつらいしそれを何か大人が押し付けてるみたいにもやっぱりなっちゃうじゃないですか
君たちがこれから生きていく世界はこんなにも暗いんだよっていうのをいつかは知るけれども
そればかりを押し付けるのもちょっと違うよねっていうのはやっぱりなるから
そのなんかせめぎ合いみたいなのってジブナイルにかかる子供に向けたそういった作品なのと
何て言うんでしょうねそういうのが何かやりとりとかも結構考えてしまいますね
そうですね
話のプロットの部分の話ですけど
のっぽくんの正体何やと思ってました途中まで
途中まで何かな
何かマンションなりの座敷荒らし的な存在
僕なんかおじいちゃんの過去の姿かなとか思ったりしてて
確かにね
僕もどっちかというと何かそういうお化け昔その辺住んでた子供をお化けかなぐらいに思ってました
なんか見てたらこれ団地の座敷荒らし的なというか
ツクモ神みたいな話かなっていう
ああそこそこなるほどね
僕結構途中までおじいちゃんの過去かなと思ってて
まあそこが何か純粋におじいさんの子供時代と交流を持つとか
あるいは子供の姿を借りておじいちゃんが団地からの巣立ちを
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子供たちに促すような話なのかなとかっていうのを想定しながら見たりはしてたんですよね
だからおじいちゃんがあくまで過去エピソードとしてしか出てこないので
勝手に想像しちゃったとこはあったりはしてて
あとあの世界の原因が誰なのかみたいなのも
僕結構最後ギリギリのギリギリまで
夏目が原因なのかなと思ってたりして
夏目本人の精神世界の話だった方が
分かりやすい話だったような気はして
その分かりやすさに僕が勝手に引っ張られちゃったっていうのがあったりはしたんですけど
あの世界がもし本当に夏目の精神世界だったとしたら
クラスメイトのコースケットの恋のライバル関係的な感じの女の子いたじゃないですか
ハバレイナ
あの子の存在は結構際立つ感じがしますよね
なんであんたの世界に私たち連れてこられとんねんみたいな感じで怒るみたいな
のは彼女が一番体現できてるというか
でもああいうキャラ必要だよなぁと思いながら
だから結構コースケット夏目以外のキャラクターで一番存在感が出るのって
やっぱ彼女だと思うんですよね
観覧車の件もあるっていうのもありますけど
夏目の精神世界の話になってしまうと
さっき言ってたようなインナー世界の話がもうそのまますぎる
みたいなのもあることになっちゃうので
やっぱり外部に対する冒険の話っていうことを担保する意味では
やっぱり団地そのものの概念が生み出した世界みたいなの方が
冒険感はあるかなっていうのは一つあるかなって気がしますね
もういかならんでも手前の話すぎるだろみたいになりそうだから
そうそうそうですねもう精神世界の話とかやったらね
やっぱりその団地の魂に夏目が乗っかっちゃってるっていうバランスにしてるっていうのは
多分本作の意図してそうしたバランス感覚なのかもしれないですねそこは
あとのっぽくん僕普通に悪霊でもよかった気がしました
悪霊
普通に敵でもよかったなと思いました
子供たちを過去に縛り付けようとする悪みたいな
でもどっかで良い霊に変わってほしいなそれやっても
やっつけるんですよそれを
あーそっち?
いや私たちは未来へ進むんだ
お前の作った過去なんていう甘い誘惑には乗らない
私たちは大人になるって言ってやっつけるんです
そしてあのセクホに出ていくっていう
あーまストレートにね
あーそれだと子供たちの心悩みをなんか表した象徴的なもんって
見たファーリ見たらええんかな
まああの敵と対峙して成長するっていうのは
まあよくあるっちゃよくあるからっていう
33:02
うんうん
まあそうしたらストレートに成長っていうのは確かに描けるんですけどね
ノスタルジーをぶっ潰せみたいな話っていう
でまあできるんですけどね
まあでもじゃあノスタルジーで完全に倒していいんかっていうと
それをまたちょっと別の話みたいに僕感じるから
まあそれされると多分
えって多分僕なってたかもしれないですね
それもしやられてたとしたら
そうかそうでしたね
そうかそうか
その要素がありましたね
そうそうそう
大人帝国だってね
ケントヨウコでしたっけ
名前忘れちゃったけど
あの二人に完全にカオスとかじゃないわけですよねやっぱり
さとして終わるというか
完全にそれを排除してしまうみたいになると
やっぱりちょっとそれは
いや過去も大事だよ
そこにのめり込みすぎるのが良くないのであってっていう風には僕は思うので
やっぱそういうニュアンスっていうのは
今回ちゃんとそれはされてたのかなっていう
ノッポっていうキャラクターがやっぱりああいう風になって
で君たちはでもここには来ちゃいけないよっていう風に
言ってくれることで
あそうだよねって改めて思って帰れるっていう
だからその精霊側の存在も別に
超越的な精神を持ってるわけじゃないっていうのが
結構僕珍しい話のような気がして
団地の精霊もなんでこうなってるかよくわかんないし
超越できてるわけでもなく
生きたいと思ってるみたいなのは
結構この切り口珍しいなっていう風には思ったんですよね
なんか初めから悟っててもおかしくない役回りだと思うんですけど
いや精霊だって過去に問われるし
その上で自分の時代はもう終わるっていうことを受け入れたりするみたいな
もう人間と同じ立ち位置で描いてんねんなみたいな
ちょっと珍しいような気はして
だからあんまり神様っていう感じというよりかは
なんて言うんだろうな
ちょっと例えがあんまり良くないかもしれないですけど
は世界に一つの彼女のおけるOSみたいなものというか
機械って普通は人間は恋しないけど恋しちゃったぐらいな
やっぱそういう人間的な何かが宿った何か
人間じゃないけどみたいなものぐらいに近いのかなっていう
なるほどね
この映画を起点になんかいろいろジブナイル映画について考えるの面白いですね
僕のジブナイル感ってもうカチカチに固定されてるとこがあって
まず映画ドラえもんなんですよね
まず映画ドラえもんがあって
あとジョン・ワッツ作品なんですよ
なるほどね
コップカーです
悪い大人たちと戦うってやつね
コップカーとか僕がさっき言ってたジブナイル感そのままなんですよね
パトカー見つけたぜやったぜパトカー乗って遊ぼうぜっていう悪いことをする
でもその悪いことをすることでもっと悪い大人が来て
その悪い大人と対峙しないといけなくなる
この世界の邪悪さみたいなものと子供が対峙することで成長しないといけなくなるみたいなのが
コップカーなわけですよ
もうねヨダレ垂れ出しながら見てましたからねコップカー
36:05
なるほどね
いやでもそれで言うんだったら僕の中のジブナイルって
やっぱりもしかしたらですけど大人帝国の逆襲って大きかったのかもしれないなっていうふうに思うというか
あーなるほど
まあずっとなんかその深海誠もノスタルジーに引っ張られがちな作家だとも思うし
なんかそういうのに惹かれてるのって
やっぱその根っこって実は大人帝国の逆襲だったりするのかなっていうのは今なんかふと思いましたかね
もちろんドラえもんとかも一緒に見てきて育ってるけど
確かに大人帝国はジブナイル的なものが実は大人のために作られてるみたいなのも内包してるような話な気がするんですよ
すごくメタ的なジブナイルというか
そうそうそうですね
その大人帝国を有り難がってること自体にちょっと僕が含まれてるような気もしてくるし
結構複雑な作品だなとは思うんですよね
原宿さんなんか自分的なジブナイルこれってあります?
え、でもベタなところでだからスティーブンキングあたりはどうなんですか?
いやもうズバリじゃないですか
いやそうそう
やっぱりスタンドバイビーとかももう完成形の一つじゃないですかあれは
うんベストのところで
最初見たのが実はマイフレンドフォーエバーとか対する
あーはいはいはい
割とその辺が中学ぐらいの原体験やったかなと思ってる
ジブナイルへとっていうベタなところですけども
いやでもすごく適切というか
イットとかもねもうズバリ特にそのイットの前編とかはザ・ジブナイル
やっぱりイットって邪悪な大人と対峙しないといけなくなる子供の話じゃないですか
それがある意味ジブナイルの中で最も色濃いというか
ペニー・ワイズがいなくても彼らは過酷な世界にいるんですよね別に
ペニー・ワイズがいなかろうがいじめっ子はいるし親も優しくないんですよね
そんないろんなこの世界子供のみでは生きづらいっていう中に
さらなる邪悪としてペニー・ワイズがいてペニー・ワイズと立ち向かわないといけないし
ペニー・ワイズと戦えるんだったら俺たち生きていけるよなっていう希望も示してる話だと思うから
いやもうThis is ジブナイルっていう感じかなって思いますかね
というかなんかねここ最近アニメにかかわらずジブナイル多いんだなって最近思いますよね
いっとんリメイクも最近やったし
最近だってねブラックフォンなんてもろいんジブナイルな感じあるし
あれはスティーブン・キングじゃないですけどドラマだったらストレンジャー・シングスだってもあるしとか
ある種のノスタルジーに引っ張られたようなジブナイルがやっぱ今乱発してるんだなっていうのは改めて思いますけど
それで言ったら僕魚の子とかも結構子供時代のはジブナイルだなって思いながら見てましたね
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漁業おじさんとの出会いとかそういうとこもジブナイル的だなと思って
ああだからあのある種分かれるのもそういうとこあるよね突然の別れというか
なんだかよくわからない怪人との触れ合いを経てまあ大人になったのかなみたいな
ちょっとあの話の中でも成長ってわかりやすい成長じゃないからそんなシンプルにはいえないですけど
ジブナイルっていう切り口で広げてみたら結構面白いなって思いましたね話
そうですね作品自体の話とはちょっとね離れていっちゃう可能性はあったんですけどまあまあ作品のちょっと話に戻す感じにはなるんですけど
スタジオコロリドじゃないですか今回作ってるのって
あのスタジオの作るアニメ作品ってなんかすごくなんて言うんでしょうね
ジブリとも違うけどなんか自分の身に結構スッと入ってくるような作品が結構多いなって感じてるんですけど
全体のルックとかキャラクターのルックなのか雰囲気なのかわかんないんですけどまだまだ新しいアニメスタジオなんですけど
なんか昔からこういうアニメスタジオがあってこういう作品をずっと見ていたような気がするみたいな感じがなんかあそこのスタジオの作品から僕結構感じられてて
それが何なのかっていうのがちゃんと言葉にはあんまりできてないんですけどだからなんか結構泣きたい私は猫をかぶる話がちょっと合わなかったけれども
でもなんか全体のルックとかすごく自分の中に染みるというかすごくなんかどれも好きなんですよね
あんまり詳しくないんですけど急に出てきたスタジオっていう印象があってペンギンハイウェイが初作なわけですよね
長編作品としてはそれが初作になるんですかね
何本か短編の作品とかいっぱい作ってたんですよね
台風のノルタとか日向の青しぐれとかタイトルがちょっとうる覚えなんであれですけど
基本的にはすごく丁寧で柔らかいようなアニメを作るようなところっていう感じのイメージはあって
そこにちょっとなんか独特なファンタジー世界みたいなのもそこに提示をしてみてみたいなのが
なんかその感じのパッケージがすごくうまいというか
なんかねジブリがほぼ無き後アニメ映画を支えるファンタジーみたいなのをいろいろね
細田守やら新海誠らがやってるって中でもスタジオコロイドの作品っていうのは
もうちょっとなんかこっちに寄り添ってくれるような優しい感じの作品が多いかなっていうふうには思ってて
なんかその雰囲気がやっぱ僕好きなのかなっていうふうに思いますね
だから監督の石田さんが88年生まれで
とジブリ出身の新井王子さんが中心になって作ったスタジオっていう
だから割とマリオさん年齢近いかなって人思ってんけど88年だと
うんまあ結構若い監督さんっていうのを知ってたんですけど
なんかそういう意味でもやっぱ新しいというか
42:01
2011年設立
なんかこうスタジオジブリがほぼ映画作るのをやめてしまった時期に
いろんなアニメ作品が増えてきましたけど
でそのなんかジブリが映画を辞めてから
なんかみんな結構ジブリ的なるものを求めがちだった時期があるような感じはしてて
ファンタジー映画に対して
なんかねモロニ・ルックがジブリ映画のような作品を作ってるね
スタジオポノックとかありますけど
あれはまあそっからほぼ来てるからしょうがないんですけど
けどなんかもうそういうジブリから離れた場所でちゃんと一本の筋の通った
ファンタジーというかアニメ作品が提示できるスタジオみたいのがあるっていうのが
そこがなんか僕はスタジオコロイドの良いとこだなというふうに思えるって感じですかね
今石田博之監督のwikipediaを見てたんですけど
好きな作品が機動戦士ガンダム逆襲のシャア
幼少期に接した自分が影響を受けている作品が映画版ドラえもん
やっぱ映画版ドラえもん影響を受けてるんだ
じゃあやっぱあのSF的な感覚ってそこに由来はしてるんだなぁ
なるほどなぁ
理想のアニメーション監督像コンサトシすごい
石田博之監督はこれからも少年少女たちの自分のアイドルにこだわり続けて
映画作り続けるとかやったら大手になるのかなっていうふうに思うんですけど
あとスタジオコロイドなんですけど
去年ねyoutubeチャンネルのポケモンキッズっていうチャンネル内で
ポケモンのアニメシリーズを作ってて
夢のつぼみっていう作品作ってるんですけどね
これがね子供が親の影響を受けてポケモントレーナーになるっていう話なんですよ
で僕子供がこれ見てたんで知ってたんですけど
あっそうだと思って今
今の時代に最もジュームライブを体現しているコンテンツってポケモンですよねよく考えたら
うんうんうんうんうんそうですね
多分今の時代にジュームライブを代表するものを一つあげてくださいって言われたら
多分ポケモンですそれは
でそれをスタジオコロイドが作ってるっていうことは
やっぱりそのスタジオとしての作家性に
ジュームライブ性みたいなのが肝付いてるっていうのを認識されてるっていうことだと思いますこれは
で夢のつぼみはかなりの良作です本当に
でポケモンを捕まえるために出て行って危ない目にあってでもポケモンと信頼関係を作って
じゃあ冒険に行くぜみたいな感じの話で
すごいジュームライブ性に富んだ話なんですよ
あと他にもゲンガーになっちゃったっていう作品も作ってるんですけど
ポケモンキッズ内でこれがいわゆる学校の階段なんですよね
ゴーストポケモンのゲンガーになるっていう
学校中での階段をポケモンのモチーフに落とし込んだ作品でこれもすごい評判いいんですよ
45:05
で学校の階段もすごいジュームライブ作品として評判いいんじゃないですか
その映画の学校の階段って
そうですね
あれもやっぱり恐怖と子供が対峙してっていう話だから
すごいジュームライブの片鱗の一つだと思うし
ポケモンって一番初めのポケットモンスターの元には
テレビゲームのマザーがあるんですよね
マザーの前にはスタンドバイミーがあるわけですよ
マザーのモチーフには
アメリカ映画におけるジュームライブ的なモチーフの集合体がマザーで
そのマザーをモンスターを刺激するっていうモチーフをさらに取り込んだらポケモンになるっていう
そのめくめくとあるジュームライブの流れなんですよね
確かにポケモンのゲームの小ネタの中に
スタンドバイミーネタが入ってたりするんですよ
そうそう
入ってましたよね確かね
主人公の部屋で流れてるテレビはスタンドバイミーなんですよね
確かそうでしたよね
そうそうそう思い出した思い出した
でそのポケモンのアニメを作ってるということは
もうスタジオコロリドはジュームライブを背負ってるっていう宣言ですよこれは
いやちょっと一生ついてきますみたいな気持ちでかっこいいなって思いますけどねそれ
いやそうだな本当や
よく見たらポケモンもジェブナイルですよね本当ね
ポケモンで育ってきたのに僕
ポケモンも多分それは僕の原点かもしれないですね
なるほどな
ちょっと調べてみて段々儲かってきたな
でもまあ今後も注目のスタジオじゃないですかこれは
うんもうこれからも僕は追いかけていきたいなっていうスタジオですね
映画がやっぱ僕は好きなので
映画にこだわって作ってくれてるなっていう
もちろんテレビシリーズ全然作ってもらっても全然いいんですけど
やっぱり毎回長編の作品作ってくれるスタジオがあるっていうのは応援したくなるかなっていう
あんまり俺たちはジューブナイルのスタジオだみたいな感じに固まってほしくないっていうのもありますけど
一旦そのスタイルを確立するっていう意味では
これはこれでありかなって気もしますね
なんか楽しみになってきました
あああと主題歌も良かったっすねそれ振れるの忘れて
ずっと迷いながらいいのに
ずっと迷わないなって毎回思うんですけど
いや良かったです確かに
全然知らないアーティストだったんですけど
恥ずかしながら
ああそうなんですね
結構いろいろよく僕は聞くので
なんかいわゆる匿名性のあるアーティストだっけ
そうそうですねいわゆるまあ多いですよねそういう人最近
うん確かに
顔を晒してない人まあね
アドとあってそうだし
まずトモエもそういう人
ヨルシカとかねいろいろありますけど
そのあたりのやつよね
そうですね
スタジオコロリドヨルシカのMVも作ってるみたいですね
確かね前作の泣きたい私は猫をかぶるの主題歌はヨルシカなんですよ
ああなるほどはい
48:00
その縁もあるんじゃないかなと思うんですけど
それかその主題歌のBVなのか
確かに今のネット発のアーティストの世界観を表現してる
アニメスタジオって言われたらすごいしっくりきますね
なんか世界観が
そうですね確かにね
そのファンタジー性みたいなのって
多分今すごく必要な要素だと思うんですね
ネット発アーティストにどこが非現実だけど
ただ地に足がついた現実感も必要っていう感じのバランス感覚かなと思って
スタジオコロリドってすごく合うんだろうなって思うんですよ
新しいネット発アーティスト出てきました
MVスタジオコロリドが作りますって言われたら
ああなるほどなるほどってそういうことをやりたいんだろうなっていうのは
すごくしっくりくるというか
まあねネット発のアーティストのPVって
だいたいアニメーカー多かったりしますもんねそもそもがなんか
まあそういう信用性が高そうな気がするな
まあもともとねそういうのは確かに高いんですけど
でなんかそういうのが一時期やっぱなんかこう
いわゆる世界系みたいな文明と結構接続してるような感じはしたんですけど
まあ今もそういうのはあるんですけど
一個なんかちょっと別の組み合わせっていうのが
まあなんかこの辺なのかなっていう
それがなんかある種の今の新しい何かになってるのかもしれないですね
なるほど面白い
はいじゃあそんな感じで
雨を告げる漂流団地の話は終わっておこうかなと思います
はいじゃあ次回どうしましょう
来週も前田さんいない形になる予定ですけど
来週テーマ
ラムは対面収録の方向で良かったんですかねこれは
僕は構わないですけど
対面収録が無理だったら
来週ラムでいいのかなとは思うんですけども
そうですね
でフォーカーは作品で
あとまあ前田さんがいないっていうのが分かってるタイミングなんだったら
もう完全に3人の趣味で何か別からテーマ取っていくのもありかなと思って
例えばこのタイミングでフリクリやるとかどうですか
なるほどなるほどフリクリね
確かに
フリクリ前田さんに見てってちょっとお願いしにくいけど
この3人やったらいけるでしょ
確かにそれいいな
フリクリって何話ぐらいの話でしたっけあれって
6話です余裕で見れます
6話です
あそっかそのままか
そっか
あのオルタナとプログレに手を出さなければすぐ終わります
そっちは手出さなくていいんですかねそのプログレとオルタナは
出さなくていいんじゃないかな
僕は出さなくていいと思ってますけど
なんかいろいろ
やっぱりフリクリと言われたら一番初めの6話のシリーズなので
そうですねそっちやったら
あとまあフリクリもジュブナイルですからね
ジュブナイルだし世界系ですからね
もう今日の流れからとしてもぴったりかもしれないです
そうですねやっぱりなかなかアニメ映画というかね
51:02
アニメの話することが少ないから
このタイミングでやるっていうのはめっちゃありですね
原口さんどうですか
ありかなって
割と正直俺は今超本業もキネ坊主も忙しくて
なかなか見れてないのが本音ではあるんだけど
過去の記憶だけだとちょっと難しそうですかね
さすがに見直しておきたい感もありますしねそこは
見直す時間がね
ちょっとまたコントのタイミングにします
ちょっと時間が本音言うとごめんなさい
いえいえ全然大丈夫です
前田さんお忙しいから
多分事前にまた不在のタイミング分かる時あると思うんで
またその時にフリクリ検討しましょうか
そうですね
そもそもRAMの対面収録もできるかちょっとまだ分からないですからね
もしRAMが対面収録になって
場合だと来週がまたその開くわけですよね
そのお題の映画というか何を喋ろうかっていうのが
そうですねそこをどうしようかなっていうので
こういうのかな
燃える女の肖像の西井主山監督の新作
秘密の森の巣の向こう
あーこれは気になってるんですけど
これはもうめっちゃ気になってます
燃える女の肖像大好きなんですけど
の新作なんでね今回は
超期待してますよそれは
いけるのは時間的には
あとこれね上映時間も73分っていう結構な短い作品ですけどねこれ
そうなんすよ
まあなんかいいんじゃないですか
これも前田さんいたらやりにくそうなやつやし
あれだから燃えるの時はこの3人でやったんだっけ確か
いや燃えるはそもそもやってないです
やってない
やってなかったかそっか
やってないですよ
どれと勘違いしてます
その時は私たちまだ出会ってないみたいな
あでもまあ絶賛はしてたよねっていう
絶賛はしてました特にマリオさんが
なんかの時絶賛したんだっけ
あんま覚えてないな
まあでももうその年のベストに入れるぐらい
僕は燃える女の肖像大好きなので
だよねはい
そうだからまあ今週も新作はそういうんかな
ですかね
じゃあまあその2本の予定というか
のいずれかがまあきますよっていう感じで
まあ今はとどめておいたらいいのかなっていう
そうですねちょっと一旦見てね
もしかしたらラムになるかもしれないぐらいの
感じでしときましょうか
あるいは今更ながらテーマとして
魚の子やるとかでもありじゃないですか
まあありですけどね
合わんかったと言いながらやる
いやだからあの
喋りたいことはある
冒頭では喋れないけど
喋りたいことはあるっていうことですよ
オープニングではちょっと尺では無理だけど
もう話題として取り上げるのなら喋るぞってことでしょ
それだったら全然ありですよ
54:01
もうちゃんとはいろんなチューニング合わせてから
暴走しないようにチューニングがんばって合わせてから
合わせていきますね
まあそれでもあり
まあちょっとタイミング空いてるんで公開から
まあさすがに遅い気もするので
まあでも魚の子でもいいですけど
僕は案としては
僕はやってもいいかなと思いますけど
どうしましょう
まああとは萌実さんの反応見てから
ちょっとディーモ状でやりますかね
そうですねじゃあまあ今話したあたりの作品が
候補の状態で収録場は一旦止めときましょうか
はいはいではお知らせになります
10月も映画の話したつぎるバーを開催する予定です
場所は大阪の南森町にある
日刈り弁当型カフェバー週刊もあり
日時は10月29日土曜日オープンが19時
クローズが23時となっております
今回ですねちょっと企画を織り込んだ
映画の話したつぎるバーにしたいと思ってまして
プチ映画仮装バーという定義を取りたいと思ってまして
何らかのちっちゃな映画コスプレ
あるいは服装に映画要素をちょっと入れ込んでくる
みたいなのをできたらしてきてくださいっていう
まあマストではなくあったら
ベターぐらいの気持ちでしていただけたらと
で店長メンバーも基本的に
まあそんなこったかっこはしないと思いますけど
映画Tシャツぐらいは着ていくつもりですよね
みなさん
本当に映画Tシャツとかで全然構わないので
プチ仮装的なこと
まあせっかくのハロウィンっていうタイミングでもあるので
そういう感じでお越しいただけたらなと思います
Tシャツって結構試されますよね
軽いものの手で言ったけど
むしろTシャツこそ試される感あるなっていうのはありますけど
そうですね
そのTシャツ着てくるみたいな
このあるじゃないですか
なんでしょうね
値踏みされてる感
映画ファンタジーの自分を
値踏みされてる感がやばいですけど
俺あんま映画ものないんだよな
バンドTシャツは大量にあるんだけど
あーハロウィンさんはまあそうですよね
うんうんうん
まあまあまあ
そう引っ越し前バンドTシャツだけで
キャリーケース10箱ぐらいあったから
やっぱおかしいわこの人
すごいな
それで色あせたおじゃんになったおじゃんTシャツを捨ててみたいな
どうにか今ショーケース6箱ぐらいに収まってるんだけど
いざだとなったら我々映画の話したすぎる猫
かっこかりのTシャツ着ていくっていう
反則技ありますからね
まあね反則
はいこんな感じで良かったら
着てきていただけたらと思います
57:00
はいまたこの番組では
リスナーの皆様からお便りを募集しています
番組の感想次回テーマ作品の感想など
ご自由にお送りいただけると幸いです
また次回イバー開催情報
ポッドキャスト次回テーマ作品の
告知も行っておりますので
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あとさっき話に少し出ました
この番組のイメージキャラクター
映画の話したすぎる猫
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いずれも番組説明文に記載しております
はいそれでは映画の話したすぎるラジオ
22になる第83回
雨を告げる恐竜団地の回を終わりたいと思います
それではまたお会いしましょう
さよなら
さよなら
さよなら