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2021-08-11 13:19

今日の10分de1テーマ「小田急線の事件」について②

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第33回目は「小田急線の事件」について話してみました。

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前回の続きです。
小田急の事件を見て思ったことを話していました。
こういう事件は、やっぱり差別したいという気持ちとに絶望みたいなものが加わると、こういう事件が起こるんじゃないかと思っていて、
差別する対象が違うだけで、相模原事件とかも、
僕は本を1冊2冊読んだくらいなんですけど、同じようなことなんじゃないかなというふうに思っています。
差別したくなる気持ちと絶望というのがどこから来るかということをちょっと考えてみたいなと思うんですけど、
絶望の方から先に考えると、小田急の犯人の人はクソみたいな人生だと言っていたわけですよね、自分のこと。
そのことを取り上げて、ある大学教授がツイッターで中央大学の理工学部を出ていると。
地方出身で出て、学費とかも出してもらって、出させてもらっていると。
そんな学費を出してもらって、中央大学の理工学部とか私立の大学に通わせてもらって、
どこがクソみたいな人生なんだと、はい論破みたいなことを言っていたんですよね。
それを読んで、お前のそういうとこやぞと思ったんですよね。
そういう偉い人間が本人がクソみたいな人生だと言っているのに、論破とかしてくると。
逃げ場もないような状態に追い込まれると。
こういうことが、ダウンタウンのマッチャンが不良品だねみたいな。
通りも起こしたやつが不良品で、こういうのはどうにかして勝ち続けないといけないよねみたいな。
こういう態度とか、この偉い人がこういうことを言うみたいなことは、たくさん世の中に溢れていて、
そういう中で彼は自分のことをクソみたいな人生だと思ったんじゃないかなと思うんですよね。
クソみたいな人生というのは条件じゃなくて、大学のお金を親に出してもらっていいとか、
どんな良い企業に勤めて、どんな良い給料をもらっていても、
本人がクソみたいだと思えば、やっぱり人生もクソに変わると思うんですよね。
何がそういう、どんな条件でも何がそうやったらクソに、自分の人生をクソに思わせるかというと、
男が競争して勝ってなんぼやぞとか、俺はこうやって勝ったぞとか、
大学の教授がハイロンパーみたいな、俺どうだ頭いいだろうみたいな、
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そういうことを言ってくる人がたくさんいるわけですよね。
こういう人たちが他人の人生をクソにしているんだと思うんですよね。
こんな頭いい人がいるんだとか、こんなすごい努力して、こんな頭が良くて、
こんな先を見ている人がいるんだ、そしてこんなに成功しているんだ、それと比べて俺は、
どんな条件を持っていても、自分の人生をクソにしうるわけですよね。
そういう他人の態度だったり、他人の情報というのは。
なので本当にやめていただきたいんですけど、
言っている本人が楽しかったらいいんですけど、
頑張ってそういうことをやっている人もいるわけですよね。
大半の人はそうだと思いますけど。
本当だから、やめようぜみんなと思うわけですけど。
だからそういう優れた周囲というのの中で、
比較して自分がダメだと思えば絶望しちゃうわけですよね、簡単に。
例えばそれこそ中世ヨーロッパとか中世の日本とかですね、
生まれて親の仕事をそのままやるのが当たり前って中でですね、
そういうタイプの絶望はなかったと思うんですよね。
俺はなんでこんな農業をやっているんだ、
なんであんな殿様のようになれないんだとかですね、
そんなことは思わないわけですね。
俺はこんなことをやったぞみたいなやつがいっぱいいるから、
人は絶望するんだと思うんですよね。
じゃあですね、誰かね、女性だったり障害者とかをですね、
差別したいという気持ちはですね、
どこから湧いてくるのかって話なんですけど、
差別っていうのはすごい平たく言っちゃうと、
俺は大丈夫だ、あいつはやばいってことだと思うんですよね。
それって自分とですね、誰かを区別することですね。
相対的に自分を上にする行為だと思うんですよ。
でですね、まあそれはじゃあ比例じゃないかって言ったら、
まあ比例っちゃ比例なんですけど、
まあ前ね、生存本能に、
俺は大丈夫だ、あいつはやばいと思うことはですね、
自己承認欲求とかじゃなくて生存本能に結びついていると。
なぜかというと、昔は死因の一位が仲間に殺されるということでですね、
仲間の中で自分は大丈夫な人間で、
代わりにあいつはやばい人間だっていうですね、
自分を良く見せるアピールというのとですね、
他人をですね、ちょっと悪く見せるアピールということがですね、
生存に繋がっていったという、
まあ本当に人類の長い歴史の中でそういう期間が長いためにですね、
生存本能的にあるものだと思うんですよね。
これはですね、やっぱり差別っていうのはですね、
大なり小なり、まあなかなか逃れられないものだと思うんですよね。
差別ってもうほとんどの人が絶対にしているものだと思うんですけど、
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まあ例えばね、その俺は努力したけどあいつしてないとか、
俺は成果出したけどあいつは成果出してないとかですね、
まあ全部やっぱ基本は一緒ですよね。
自分と誰かを区別してですね、
そのことで相対的に自分をちょっと安心できる位置にまで上げるってことですよね。
そうやって安心させることで、
その生存本能をですね、満たすことができるということでですね、
まあこれを克服するというか、
この差別っていうのをなくすっていうのはですね、
まあ本当に難しくて、
まあ言っちゃうとですね、
自分の弱さを隠したりですね、
克服しないといけないと、
そうしないと生き延びられないんだというですね、
まあそういうこう、
執着みたいなのをなくさないといけないと思うんですよね。
で、それがなかなかやっぱ難しいわけですけど、
でですね、まあその、
俺は大丈夫であいつはやばいっていうね、
その差別のまあすごい平たいその心理みたいなのがあると思うんですが、
その今ですね、
まあですね、あのさっきこの俺のほうが成果出してるとかね、
いうような、俺のほうが努力してるって言ってですね、
じゃあその成果出してない人とか、
努力してないと思われる人ですね、
まあ差別することもできますよねって話をしましたけど、
でも、
でも、
でも、
でも、
でも、
でも、
でも、
でも、
こういう考え方をしてですね、
知ってる知ってるとですね、
まあ当たり前なんですが、
いやあいつのほうが成果出してるとかね、
あいつのほうが努力してるみたいな感じですね。
まあ他人と比べてですね、
すごく自分の立場とかですね、
自分が危ういものだという風に感じるということがですね、
まあ多々あるわけですよね。
しかも今もうその世界中でですね、
もう世界中の成果がですね、
こう、
まあネット上に流れてくるわけですよね。
どこどこの国で誰々がこんなことをして勝ちたとかね、
こんなことをやったとかね、
日本にはこんなすごい素晴らしい人材があるみたいなのがですね、
日々ですね、流れていてですね、
君は大丈夫かみたいなこと言ってくるわけですよね。
まあこの中でですね、
俺は大丈夫だを維持するというのは、
まあめちゃくちゃこう、
ストレスかかりますし、
まあそのやっぱそういう情報というのが以前より流れてくるので、
まあそれをですね、いちいち万に受けているとですね、
俺は大丈夫だをですね、
達成する難易度がめちゃくちゃ高くなってくるわけですよね。
まあ例えばですね、
まあ年収がめちゃくちゃいいとかですね、
権威があるとかですね、
そして俺は人生をすごく楽しんで好きなことやってるとかですね、
たとえば結婚してて、
なんか子供ともうまくやっているとかですね、
そして世界を変えるような仕事をしているとかですね、
そのこと全部どうでも満たさない限りですね、
俺は大丈夫だと括弧として言えないみたいなですね、
まあそういうこう、
何ね、あの、
俺すごいだろうという情報がめちゃくちゃ流れてくるので、
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その俺は大丈夫だ難易度がどんどん上がってくるわけですね。
というかそんなことをですね、
全部できる人間なんてまあいないわけですけど、
ということでですね、
あのまあその、
俺は大丈夫だっていうですね、
ことを維持するストレスがですね、
すごいかかってくると、
これでやっぱ反動とですね、
反動として、
まあ言っちゃえば俺は大丈夫だってのは、
そういうことだと思うんですけど、
一人前であるっていうことを免除されている人間にですね、
やっぱ嫉妬心っていうのが芽生えるんですよね。
で、まあこれがですね、
その、俺は一人前になるためにひしこいているのに、
あの女どもは一人前にならなくてもいいのか、
くそっ、みたいなですね、
まあ女性に対してですね、
そういう認知をしているとまあそういうふうになると思いますし、
まあこれはあの相模原事件のですね、
本を読んでいてですね、
本を読んでいるんですけど、
相模原事件の犯人っていうのはですね、
まあざっくりと障害者に嫉妬してたんですよね。
まあちょっと細かいエピソードを省きますけど、
なんかいろいろですね、
まあ国のこれからを考えてとかですね、
なんかそんなことを言ってるんですけどね。
一言言うとですね、
障害者をですね、
一人前になることを免除された人間としてですね、
自分は一人前になるために必死にこいてやっているのに、
なんか一人前になれないっていうので苦しんでいる中でですね、
まあ嫉妬していると。
で、嫉妬していて、
で彼らをですね、
まあ殺害することでですね、
それをなんかこう国の将来のためみたいなですね、
意味とくっつけてですね、
やることで一気にですね、
自分の位置をですね、
そのまあ、
俺は大丈夫だと、
俺はこんなんだって国に尽くしたんだから、
みたいな目線で、
俺は大丈夫だの位置に持っていってですね、
まあついでに嫉妬心も晴らすというですね、
まあそういうような、
どうも真理だったんだなというふうに思ったわけですよね。
まあそんな感じでですね、
なんかこう、
どうもやっぱり一人前にならなきゃとですね、
俺は大丈夫だ、間違いないですよねっていうのをですね、
維持するとですね、
一人前であることを免除されていると、
その人が思っている人間に、
嫉妬が湧くと、
そして攻撃性が向くと、
いうことなんだなというふうに、
まあなんじゃないかなと、
まあ現実では思っているわけですよね。
じゃあですね、
その一人前にならなきゃいけないんだと、
俺は大丈夫だ、間違いないですよね、
皆さんっていうのをですね、
無くさないとですね、
結局のところ、
まあ差別心っていうのは、
まあ根本からは無くならないと思うんですけど、
そういうものをですね、
根本から無くすっていうのはですね、
本当にこう、
ブッダとかですね、
ガンジークラスにですね、
そういうものを無くさないといけなくて、
これはなかなか難しいわけですよね。
やっぱりなんかこうですね、
人より上手いことやりたいみたいな気持ちは、
やっぱりなかなか無くせないと、
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っていうことをですね、
まあ思うと、
その俺は大丈夫になりたい、
っていうですね、
気持ちがあるんだなと、
俺は一人前になりたいんだ、
世間で言われているようにっていうですね、
気持ちがあるんだなというのをですね、
まずまあ素直に認めてですね、
まだまだこのガンジーとかブッダみたいに
言われているような、
まあ素直に認めて、
まあその上でですね、
そして俺もお前も、
大丈夫じゃないねっていうのをですね、
全然大丈夫じゃないね、
うん、
もう本当にまずいとこいっぱいあるねっていうのをですね、
お互いですね、
っていうのをですね、
まあ認めてですね、
まあ世間でですね、
なんかこう俺はすごいだろ、
俺は大丈夫だろ、
すごいだろって言ってる人もですね、
そういう気持ちとかですね、
嫉妬心とかですね、
絶望みたいな気持ちはですね、
やっぱり少しは緩和できるんじゃないかなと思うわけですよね、
ということでですね、
まあ聞きかじった、
まだね、逮捕されたばっかりであんまり情報もないんであれですけど、
聞きかじったことからですね、
まあ推測も重ねつつ、
まあ思ったことを、
つらつらと話しました。
本日は以上です。
ありがとうございました。
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