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2022-03-18 19:45

今日の20分de1テーマ「クズが打ち上げる花火を一番近くで見たいと言っていた人」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

00:01
はい、というわけで始まりました。
本日はですね、最近ちょっと自分がすごく興味があるですね、
多様性の話っていうのをちょっとしたいなというふうに思うんですけど、
まあですね、あせばの、またですね、感想のメールをいただいてですね、
それもまたすごい美しい文章で書かれてたんですけど、
それでですね、本当に心がホクホクして、
よし、じゃあ今日もやるぞみたいな感じですね、昨日の夜に。
そろそろ仕事終わったし、やろっかな、録音しようかなとか思ったらですね、
めちゃくちゃでかい地震が来て、震度ね、東京で4くらいですかね、
でですね、もうめちゃくちゃビビってですね、
まあ録音どころではなくなってしまったんですけども、
昨日話そうとしたですね、話を今日改めてしようかなと思うんですけど、
なんで僕はその多様性に興味があるかというとですね、
今その会社で業務効率化みたいなことをですね、意識的に進めてるんですよね、
それは僕が進めてるというか会社の上層が進めてるんですけども、
でですね、それを進めていくと、
効率化を進めてですね、これは無駄だからやんなほうがいいねとかですね、
あとはこういう人が活躍する人物像だからこういう人間を採用したほうがいいねとかですね、
こういう育成方法がいいだろうねみたいなことをですね、
こう定義付けていくほど、
まあそれはそうなんですけど、答えが一つに、答えが少なくなってくるわけですよね、
そのぼんやりとですね、たくさんの答えをですね、
それぞれこうなんていうかね、ブリコラージュ的にというか、
現場でですね、日曜大工的に答えを作っていたものをですね、
中央集計的にこういう形でやるぞっていうのをですね、
決めるってなると、まあそれは答えは少なくなると、
答えが少なくなるってことは結果としてやっぱ普通に人材の多様性みたいなのが失われるはずで、
そのことがですね、すごく多分危機をもたらすんじゃないか、
本当にそれはですね、しっかり、逆にしっかりやれずにですね、
こしくだけになって特に何の悪い影響もなかったねっていうこともあり得るんですけど、
しっかりできてしまったらですね、悪い影響出ちゃうんじゃないのっていうふうに思ってるんですよね。
でですね、僕の経験だとですね、
その部署がうまくいってる時って、すごく優秀な人が集まってる時ではないんですよね。
優秀な人が集まっててもううまくいかないことなんてザラになってですね、
あるんですけど、うまくいってる部署っていうのは本当にですね、
03:03
ザ・おじさんビジネス用語でいうとこの全員野球ってやつで、
本当にですね、なんか、こいつは点を取りに行くやつ、こいつは球拾うやつみたいな感じでですね、
全員が勇気的に動けてる時なんですよね。
その勇気的に動けてるのは何でかっていうと、
結構ですね、部長とかボスの存在がやっぱり大きくて、
その人がそれぞれにですね、やることみたいなことをちゃんと示してあげてるというか、
みんな迷わずに動けるし、
あと何でしょうね、そんな中で盛り上がってる運動会のチームみたいな感じでですね、
勝手にこうみんながですね、もっと良くするため、もっと良くするためみたいな感じで動いてる時なんですよね。
で、動き方は人それぞれみたいな感じ。
でですね、そういう時にやっぱりうまくいくなって思って、
それはですね、やっぱり本当に頑張りベアーズじゃないですけど、
全然みんなそれぞれ違う能力を発揮して補い合ってるんですよね。
だからですね、いろんな問題とかが起こった時に、
常にエースが反応するわけではなくてですね、
いろんな人がその問題をキャッチアップするみたいな感じ。
みたいな、だからいろんな球を取れる組織になってる時ですね。
で、それをですね、ちゃんと率いている監督がはっきりといく方向を示せてる時っていうのがうまくいく時なんですよね。
で、それはですね、やっぱり定式化なんてしづらい。
すごく要素多すぎて、しかも相互作用的すぎて定式化しづらいものなんですけど、
それを定式化すると硬直化して単一化していくだろう。
その結果、あるボールは取れるんだけどあるボールは取れないみたいな組織になるってことは想像できるわけですよね。
なんでですね、本当にやめといたらと思うんですけど、
でですね、ちょっとそのことを考えた時にすごくですね、
エクストリームな形でですね、
多様性というか何というか、
多様性と言っていいのか分からないんですけど、
を担保している人っていうのを思い出してですね、
これものすごくぼやかした話なんですけど、
その人はですね、めちゃくちゃ謎の人物でですね、
かつですね、ある事件に関わってたりとかして、
ワイドショーとかにも取り上げられたりした人物なんですよね。
僕はそのことを知らずにですね、
06:01
その人が経営しているシェアハウスみたいなのにですね、
自分の知り合いのライターみたいな人がですね、
そこ行くんで一緒に行きませんかって言われて、
なんで俺を誘われてるんだろうと思いながら行ったんですよね。
行ったらどうなった状態かというとですね、
全国からですね、引きこもりとかの人たちがですね、
押し寄せで来てて、一つ屋根の下で暮らしてるんですよね。
10人くらいだったかな当時で。
でですね、もう昼間からスマブラやってるんですよね。
僕がですね、ライターの人を誘われて行くっていう時に、
向こうから連絡が来て、
すいません、来る途中にどら焼きとかあったら買ってきてくれませんかって言って、
ああっつって、まあまあいっかみたいな。
てみやげ買ってくるのはそうだしねと思って、
どら焼き買ってて、はいって渡したら、
ああ、言ったら本当に買ってきてくれるんだ。ありがとう。
つって受け取るみたいな感じですね。
なんかこう、なんでしょうね。
常識外れみたいな感じなんですよね。
そんな人たちはですね、ずっとうだうだなってる中ですね、
そのシェアハウスのオーナーみたいな人もそこに一緒に暮らしていると。
その人はですね、じゃあそのシェアハウスで儲けてるかって言ったら別に儲けてないんですよね。
どうもですね、すごい地主とかの息子らしくてですね、
あとある団体と関わっているためにすごいお金を持っているっていう噂も聞いたんですけど、
らしくてですね、都内に何個もビル持ってるみたいな感じで、
その中の一つを寝かしとくのもしょうがないし、
寝かしとくのもしょうがないんでシェアハウスとして使ってるみたいな感じだったんですよね。
で、なんでそんなことしてるんですかみたいな話をですね、
つまりお金儲けでもないし、なんでこんなことやってるんですかみたいな話を聞いたら、
そしたら彼らはどこにも行くあてがないクズだって言っててですね。
で、クズってことは社会の受け皿からこぼれてる人なんだって言ってて、
で、その社会の受け皿からこぼれてる人っていうのは、
ただその何か社会の受け皿に収まるような、
例えば持続的に力を発揮し続けるとか、
そういうことができないだけで皿からはみ出しちゃうような力も持っていると。
で、結果どうなるかというと、
なんかこのシェアハウスに10人くらい、本当に本人の言葉でクズって言ってたんですけど、
09:01
クズを買っていると突然誰かが思わぬ力を発揮して、
急に年収が2000万になったりすると。
で、5年間ゼロでいきなり2000万みたいな。
で、わーってなるんだけど持続する力もないから次の年またゼロみたいな。
そしたら税金の支払いに困ったりとかすると。
で、そういう時にそれを本人だけだとどうしようもできないから助けてあげてるんですよねみたいな。
だから僕はクズを、これも本人の言葉ですけど、
僕はですね、そのクズをやに鍋で煮込んでるようなものなんですよと。
その鍋の持ち主なんですって言ってたんですよね。
それ回答になっているより回答になってないようなと思ってですね。
じゃあその、まあ確か面白そうは面白そうなんだけど、
でもなんでそれをお金儲けが目的でもなくやってるんですかって聞いたらですね。
結局その社会のエッジに立っている、もしくは社会のエッジからこぼれてしまっているような人が
何かを初めて当てて2000万円くらいの年収になると。
そういうようなタイミングっていうのを、
ここでこのクズどもを買っていることで一番間近で見れるんだと。
僕はその一番この間近で打ち上がる花火を一番早く一番近くで見たいだけって言ってたんですよね。
一番早く一番近くで見たいだけって言ってたんですよね。
だからそれが楽しくてやってるんですって言って、
はーなるほどと思ったんですよね。
その時ですね、そのシェアハウスの中に僕の知り合い、ライター業とかも当時やっていた知り合いの子が住んでいてですね。
その子はすごい何かを感じたんですよね。
この子何かの才能あんな、何か面白いセンスの持ち主だな、何だろうな、何かを持ってるみたいな感じだったんですよね。
僕は編集者という立場というか仕事で、その人と組んで何かすごい何か大きなことをやるとか、何かすごい例えば儲かることをやるみたいなことがちょっとアイデアが出なかったんですよね。
ただこの子は面白い子だなというのは何となく感じていたと。
親しくさせてもらってたんで、いい子だし面白いな、何か才能あんな、何かやれるといいんだけど何やればいいかわかんないなという感じだったんですよね。
そのシェアハウスを訪ねた時に、そのライターの人がもう一人ある人を呼んでいて、その場で初めましてと自己紹介されたんですよね。
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私こういうもんですみたいな感じで、ある業界の会社を辞めて独立したばっかりの社長だったんですよね、若い社長みたいな人で。
そうですか、僕こういうもんですみたいな感じで自己紹介して、じゃあそのシェアハウスに向かいましょうかみたいな感じでどら焼き買って向かったんですけど。
そこのシェアハウスに住んでいる僕が面白いと思った子と、その時その人は初対面で初めて出会って挨拶して、多分その人もこの子なんか面白いなと思ったと思うんですよ。
その後、その二人は何か付き合いが続いているって聞いてたんですけど、なんとつい最近その若い社長がうんぜんまんという借金をして、その子にあるものを作らせたら、そのあるものがめちゃくちゃヒットしてですね、ものすごいですね。
記録的ヒットをしてるんですよね、今。
でですね、まさにそのシェアハウスのオーナーが言っていたですね、花火が打ち上がったんですよね。
でですね、僕はその場に一緒にいたんですけど、彼の能力を僕はどう扱っていいかわからなかったので、僕は花火を打ち上げられなかったんですけど、
僕と一緒にいた社長はですね、わざと勝負をかけてですね、個人で数千万円も借金してですね、その子にあるものを作らせたら、それは大ヒットしたと。
で、その借金分の何十倍のですね、売り上げが立っててですね、すごい大儲けしたんだと思うんですけど、っていうことがあったんですよね。
で、それをですね、今のどんどん均一化しようとする、単一化しようとする、効率化の名の下にしようとしている会社のことを持って、多様性って重要だよなと思った時に、そのことを思い出したんですよね。
今まさにその花火が打ち上がっている。
そのエッジにですね、社会のエッジからこぼれてしまう、社会のもう用意している受け皿からですね、こぼれてしまうような人が、だからこそ取れる玉っていうのがあって、
で、その人にですね、その人をちゃんとですね、お金を使ってですね、その人の立つ位置っていうのをですね、作った時に、ドカーンてでっかい花火が打ち上がると。
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でですね、それってすごい、また今度その話しようかなと思うんですけど、グールドっていう、ワンダフルライフとか、ワンダフルライフだったかなっていうですね、進化論の本を書いてた人が言ってたようなことなんですよね。
進化っていうのはですね、少しずつ進むんじゃなくて、例えば恐竜っていう支配的なグループがボーンって真ん中にいて、で、いたらですね、隕石とか落ちていて環境化が危機変化すると、そしたらその真ん中のグループがボーンって死滅してですね、
で、端っこにいる恐竜によってエッジに追いやられていた哺乳類とかがですね、今度は真ん中のステージにボーンって来るみたいなことの、環境変化による絶滅っていうのが主要因になって進化がすごく、少しずつ進むんじゃなくて、ものすごい爆速で急に進むと。
で、あるとき踊り場に入って、また環境変化がボカーンって起こって、エッジにいるやつが真ん中を奪うと、みたいなことの繰り返しだみたいなことをですね、主張してたグールドっていう、まあその進化生物学者がいるんですけど、そのことを思い出したんですよね。
で、今ですね、僕の会社がやろうとしていることっていうのは、なんていうかな、恐竜エリート作るみたいな感じ。恐竜、我々恐竜で恐竜エリートだけにしよう、なるべくね、みたいな感じなんですよね。
だから、この恐竜は今まで恐竜と呼ばれていたけど、もううちの恐竜じゃない、みたいな感じですね。なんかこう、恐竜の範囲を狭めてですね、そしてそれを増やせば、もっと強い恐竜になるだろう、みたいな感じなんですよね。
でですね、シェアハウス作ってですね、クズを闇鍋に煮込んでですね、打ち上げ花火を一番前で見たいって言ってた人はですね、その真逆でですね、まさきの恐竜とネズミっていうかね、哺乳類の例えで言うと、
ネズミだけずっと見てると恐竜が、この世の春をですね、謳歌している時にじっとネズミ見てる人なんですよね。
でですね、その両者の違いっていうのが、その両者を含めて結局多様性とかなんですよね。環境変化というですね、その時のマジョリティとか、その時の真ん中を歩いている人っていうのがですね、受け取れない衝撃みたいなのをですね、
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たまたまそのヘリにいる人はヘリにいたがために生き延びて、次の世界を作るかもしれないし、恐竜にしか取れない弾もあれば、哺乳類にしか取れない弾もあるみたいな、それら全部含めて多様性だと思うんですよね。そういうものこそ確保した方がいいという風には思ってるんですよね。
あとですね、面白いなと思うのが、エリート意識みたいなのが向かう先っていうのがですね、すごくバラエティ豊かじゃないというか、決まったパターンだなと思うんですよね。
今回のはですね、まあ言えばですね、効率化・単一化・定義・付け・計画みたいなことですよね。
これって本当ですね、前もちらっと話しましたけど、ソ連の指導者とかですね、中国の共産党の指導者とかですね、言うことにそっくりですよね。
農業とかね、ほっといてもうまくいってたのに、何か5カ年計画だとかね、集団農業だとかね、効率化を目指して失敗したりとかね、そんなことを思いました。
ということでですね、最近デフォルトで20分になっちゃうなと思うんですけども、本日は以上です。ありがとうございました。
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