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はい、というわけで始まりました。
先日、大学時代の先輩と電話で話していて、相談というか世間話みたいなことをしていて、その時の話が面白かったので、その話をしたいなと思います。
いろいろな話をしていたんですけど、まず一つ目は、その人は同じ業界で部長職みたいなことをやっているんですけど、
その部下の子が、あるクリエイターの方とどういう風に進捗どうみたいな話をしていたら、
すごく仲良くやってますと、恋愛の相談までされてるんですよ、と嬉しそうに報告してくると、
違うんだよな、そういうんじゃないんだよな、と言って困っているというような話だったんですよね。
僕はそのクリエイターの方に恋愛相談をされたことは多分ないと思うんですけど、
恋愛相談じゃなくて踏み込んだ話みたいなことだったら、知ったことはあると思うんですけど、
仕事の話の中で踏み込んだ話を聞いて、「あ、そんなことか?」みたいなことが仮にあったとして、
それを聞かされて、嬉しいな、よかった、とか、それは思わないなと思ったんですよね。
そのこと自身は別に人間と人間の付き合いとして良いことでも悪いことでもないというか、
そういう話になった以上のことでも以下のことでもないと思うんですけど、
その部下の人は恋愛の話まで相談されているんですよって言って、
すごい嬉しそうで、それがすごいよかったと感じているんだよねって話だったんですよね。
これなんかちょっと面白いなと思ってですね。
どうもその部下の方は自分に自信がないキャラクターらしくて、
自分に自信がないっていうことと、
仕事上の付き合いのクリエイターの方が内面を見せてくれたことをめちゃくちゃ喜ぶっていうことは、
なんか関係があるなと思ったんですよね。
これ何の関係があるんだろうと思ってたらですね、
その時にちょっと思い出したのが、
憧れるっていう言葉の古語のですね、
憧るっていう言葉なんですよね。
その憧るっていうのはですね、憧れるの語源なんですけど、
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じゃあ憧れると同じ意味かというとですね、違う意味でですね、
魂が体から出てさまようっていう意味なんですよね。
だからあまり良い意味じゃないんですよ。
今、憧れの人って誰ですか?って言ったらですね、
結構良い意味な質問風じゃないですか。
なんですけど、憧れるってこと自身はもともと日本語の中では良い意味じゃなかったんですよね。
でですね、その内面をですね、見せられて嬉しいっていう関係性は、
ある種の憧れがあるなと思ったんですよね。
自分の憧れっていうのは、魂が体から出てさまよっている状態だと。
だからその上司であるですね、僕が話してた人も、
なんかそれを嬉しそうに報告してくるのは違うんだよなっていうのをですね、
仕事の面でもですね、そうじゃない面でも多分思ったんだと思うんですよね。
でですね、そんな話を聞いててですね、
仮に自分がですね、なんかじゃあ内面を見せられて嬉しい、
こんな話まで聞かせてくれるなんて嬉しいってどんな状況だろうって想像したらですね、
例えばシルベスタ・スタローンとかがですね、
例えば日本に来日して、なんか僕がですね、30分くらいの取材時間をもらってですね、
ホテルのこの部屋にいるからじゃあインタビューしてきてって、
いいんすか?とか言ってですね、
行って、話を30分聞かせてもらって、
今日はすごい貴重な話ありがとうございましたって言ったらですね、
そしたら、今日は素晴らしいインタビューだったよと、
どうだい?この後時間あるかい?って言って、
このホテルのバーで飲まないか?とか言われて、
え、いいんすか?って言われてですね、
朝まですごいしっぽり飲んでですね、その家庭で、
いやー俺実はこれからこういうことしたいと思ってんだよね、
こういう悩みがあってさみたいな話をされたりですね、
多分僕孫の代まで語り継ぐと思うんですよね。
いやーこんなこと言って、スタロンがね、
家族の悩みとかこんな話しちゃってとか言って、
いやすごい大変だったよとか言ってですね、話すと思うんですよね。
でですね、それは仮の想像として思ったんですけど、
それだったらまあ、悩みを見せられて嬉しいかなと思ったんですが、
嬉しいというかそうですね、
そういうふうに喜ぶ、嬉しくなっちゃって人に話しちゃったりするだろうなと思ったんですけど、
自分の経験にもねえかなと思った時にですね、
あるわと思ってですね、
10年ぐらい前にですね、ある僕が好きな評論家の方にですね、
ちょっとアポ取って会いに行って話したらですね、
そしたらあの、話がですね、
まあ僕は盛り上がったように感じて、
でもよく考えたらその人別に誰とでも盛り上がったんですよね、
でも僕はその時、僕と盛り上がってくれたって思ったですね。
で、その時にですね、結構踏み込んだそういう、
なんかそのパーソナルな話とかも聞かせてもらって、
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でですね、わっすっごいもう、超楽しかった、
わー、なんかすげえ、急にめっちゃ親密になったみたいな、
それはですね、向こうの人が親密になったと相手に抱かせるテクニックを持ってたって話だと思うんですけど、
僕はもうまだ若くてですね、
まあそういうふうに思ってですね、
で、まあ編集部に戻って先輩とかにですね、
なんたらさんとこんな話したって、でへへみたいな話をですね、
してたなと、
あれはまさにですね、この部下の人と同じ振る舞いだったなと思ったんですけど、
やっぱですね、ここに共通してるのは、
この関係の非対称性なんですよね、
向こうが上で僕が下だと僕が思っている、
つまり思っていてですね、
対等じゃないんですね、相手がどう思ってるかは知らないんですけど、
対等じゃないと、
対等じゃないのにこんなふうな内面を見せてくれるだなんて、
わーってなっちゃうみたいな感じでですね、
その非対称性から危険だなと思ったんですよね、
でですね、その人のその部下の方のですね、
自信がないっていうキャラクターっていうのも聞いた時に、
あれなんか関係してるな多分と思ったのはですね、
やっぱそこなんだなと思ってですね、
自信がないから、
その非対称性が生まれてるんですよね、
自分が仕事上で付き合っているクリエイターの方との間に、
こんなちょっと自信、自分に対してそんな話までしてくれるなんて、
わーって舞い上がっちゃうみたいな部分があるんだなと思ってですね、
で、うーん、なるほどって思ったんですけど、
やっぱですね、この憧れるっていうのはですね、
もともとのね、語源がその魂が体の外に出て彷徨うっていう意味だけあってですね、
過去に自分がですね、誰かに憧れていたっていう経験ですね、
で、今はそうでもないっていう経験はですね、
すごくにがにがしく思い出されるんですよね、
でですね、じゃあそれはなんでかっていうと、
やっぱ魂が出ちゃってるからなんですよね、
魂が出て彷徨っていた経験っていうのがですね、
多分すごい、わーっていう風に後でやっぱ、
あの時、魂出ちゃってたなって感じがして、
にがにがしく思い出されるんだなと思ったんですけども、
でですね、それはその話で、なるほどって言ってですね、
一応話をした結論は出たんですけど、
次の話題に移ってですね、
それはですね、ちょっとそれとも関係あるような話だったんですよね、
別な人の話だったんですけど、
それは僕の話してた先輩のですね、
古くからの友人で、40代の女性でですね、
すごい恋愛体質であると、
その人が最近ですね、彼氏と別れて落ち込んでいると、
で、何かできることないのかなみたいな話だったんですよね、
すごくですね、その悩みとかを細かにいつも、
ずっと昔からですね、高校生くらいから、
そんななんか別れた付き合ったみたいなですね、
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悩みとかみたいなことをですね、
そうこうしてくるし、聞くっていう関係性だったらしいんですけど、
今回はものすごく落ち込んでいると、
で、何かできることないかなと思ってんだよねみたいな話だったんですよね、
でですね、その40代のすごい恋愛体質の女性というのはですね、
その、やっぱ悪い男みたいなのに結構捕まることが多いらしいみたいな話を聞いてて、
こんな感じだったんだよね、
だから、わー、じゃあこれね、どうせすぐ別れちゃうだろうなと思ったんだけど、
別れたらめちゃくちゃ落ち込んでてとかっていう話を聞いててですね、
ほーとは思ってたんですけど、
でですね、ただその前の彼氏の時かなにですね、
その前の彼氏が、君は恋愛にしか興味ないの?って聞いたらしいんですよね、
その40代の女性にですね。
で、聞いてですね、
で、何かそんなような色んなエピソードをですね、聞いているうちに、
あー、何か多分その人は彼氏を通して自分を見ているんだなってちょっと思ったんですよね。
でですね、その、何て言うんですかね、
その40代女性のですね、
自分を凝視してしまっているっていう状態をですね、
何だということに気が付いて、
色んなエピソードをですね、もっと聞いて、
何かそこに思いが至って、
で、一応ですね、その時思ったことみたいなことを話してたんですけど、
その話はまたじゃあ10分経ったので、
次回にしたいと思います。
本日はありがとうございました。
