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2021-09-13 10:58

今日の10分de1テーマ「自分を凝視してしまう問題」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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はい、というわけで前回の続きです。
僕がですね、大学時代の先輩と電話で話しててですね。
で、その時にこんな話があったんだよね、ということですね。
その旧友の40代女性のですね、恋愛話だと。
で、彼氏と別れつつ落ち込んでいるんだけど、何かできることないかなという話を聞いててですね。
いろんなエピソードを聞いているうちにですね、その人は彼氏を通して自分を凝視しているんじゃないかというふうに思ってですね。
そんな話をしていたという話の続きです。
でですね、この人はずっと自分を見ているんだなというふうに話を聞いて感じたんですよね。
でですね、その人自身に合っていないので完全に僕の推測なんですけど。
でですね、しかも今の自分を見ているんじゃなくて、自分じゃない自分を見ているという感じがしたんですよね。
でですね、多分なんですけど、誰かと付き合って別れ、付き合って別れって言って、悪い男を選んじゃうみたいなこともあるのかもしれないですけど、
でも、悪い男を選んじゃうということも含めてですね。
その人の、やっぱり彼氏を見ているようだって、実は自分を見ているということもですね、彼氏の方にバレちゃってるんだと思うんですよね。
彼氏の方の立場からしてはですね、なんかこっちを見てるとかね、こっちのこと好きだとか言ってくるけど、
いやちょっと待って、目が俺に焦点あってないぞみたいなね、俺の奥の影を見てるぞみたいなことっていうのはですね、
なんか多分気づくんじゃないかと思うんですよね。
だから、そんなにですね、やっぱりあんまり続かないようなことが多いんじゃないかっていう気がするんですけど、
で、まあそれをですね、最初なんだかパッとイメージが浮かんでその時話したのが、
その人のですね、目の前にその人が立ってて、その背中で視界が塞がれてるように感じますねって話をしてたんですよね。
でですね、まあそういう話をしてですね、電話相手の会社の先輩がですね、ちょっとああってなってですね、なるほどってなってですね。
そういえば、なんかライブに行ってもご飯に行っても写真撮って、いい感じの写真をインスタに上げるのにすごい力入れちゃうんだよね。
それを楽しんじゃうというか、みたいなご飯だったりライブを楽しむんじゃなくて、
インスタにいい写真を上げられるかどうかっていうのを夢中になっちゃうタイプだって話をしててほうと思ったんですけど、
なんとなく自分が、さっきのですね、憧れの感覚にも近いんですけど、魂が出るのが憧れですね。
その人の憧れは何かっていうとですね、自分が主演の映画に憧れてるような感じがするんですよね。
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でですね、映画の中の自分に対して魂が出てると、本物の今のNOWの自分じゃなくてですね、
映画の中の主演女優である自分に対して魂が出てるんじゃないかっていうふうに話を聞いて感じたんですよね。
でですね、自分自身が主演の映画っていうふうに世界を捉えるとですね、
周囲のものは描き割りだったりとか背景美術になりますし、
彼氏っていうのもその中の登場人物になりますよね。
でですね、登場人物として扱われるっていうのはですね、やっぱり人って感じるんだと思うんですよね。
そうするとやっぱりちょっとなーっていうふうになると。
逆にですね、登場人物が急にですね、じゃあ別れるわーって映画から降りるとですね、
主演女優としてはですね、主演女優兼監督兼プロデューサーとしてはですね、
えーってなってですね、落ち込むみたいなことなのかなと思ったんですけど、
こういうですね、主演のですね、その人が主演の舞台にですね、
なんか参加者としているっていうことをですね、感じさせられると、
すごいなんかですね、僕もちょっとしたそういう経験あるんですけど、
本気で対等に接してて損したっていう気分になるんですよね。
なんていうんですかね、あーなんだ、なんか本気でちゃんと話聞いたりですね、
ちゃんと対等に向き合ってたつもりだったけど、
これ本人のキャラ好き優先してたんだみたいなんですね、ことがありまして、
ちょっとした出来事なんですけど、あるですね、同業の同僚ですね、
同僚と話してた時にですね、
あの魔女のエイドリアン太郎さんがね、
やったこの間のあの作品はすごいと思いましたねって言われたんですよ。
僕はですね、それがちょっとうまくいくのかどうかわからなくて、
ちょっと不安なところがあったので、それ言われて嬉しかったんですよね。
え、本当?ってなって、始まったばっかりでしたし。
え、本当?って言って、どこが良かった?って言ってですね、真剣に聞いたんですよね。
タイトルのあれが良かった。タイトルがね、こういうタイトルなのが良かった。
あれって、あそこから持ってきてるでしょ?
そのね、元ネタの小説、僕子供っていうから大好きなんです。
とか言われて、うわ、真剣に聞いて損したと思ったんですよね。
そういう小説を読んでる俺っていう話だったんですよ、すごく。
でですね、うわ、損したと思ったんですけど、
彼もですね、すごい自分主演のですね、
映画の世界観をですね、持ってるキャラクターでですね、
同じようにすごく生きづらそうなキャラクターだと思ってるんですよね。
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なんでなんでですね、ちょっとこう、生きづらそうだし、
誰も接しづらそうだから、僕はちゃんと向き合って、
ちゃんと真っ当に接しようと思ってですね、真っ当に接してたらですね、
本気で話を聞いてたらですね、なんか、そんな感じ?みたいな感じですね。
なんかすげえ、本当に対等に接してて損したなみたいな気分になったわけですけど、
なんかですね、そういう子、同じようにですね、やっぱり40代の女性にもですね、
おそらく彼氏をそういう気分にさせたんじゃないかっていう気はするわけですよね。
でですね、じゃあその人はですね、どうすればいいのかっていう話なんですけど、
自分ばかり見てると、まあ自分じゃない自分というかね、
主演映画の中の自分、主演女優である自分ばかりを見ているっていう状況ですよね。
それがために、そういう見方をしているがために、本人も苦しんでいるっていうケースだと思うんですけど、
これはですね、自分ばかり見てる人がどうやったらその苦しみから逃れられるかって言ったらですね、
我を忘れるしかないんじゃないかって話をしてたんですよね。
でですね、それは何かに熱中することかもしれないですね。
本当に何かに熱中している時って、すごくストレスフリーですよね。
僕はボルダリングとかですね、プラモデル作っている時とかですね、
そういうバスケットボールをしている時とかもですね、
完全に我を忘れているので、すごくですね、すっきりするんですけど、
それが何かに集中している時っていうのはですね、
自分の主演映画みたいな世界の見方みたいなことがですね、一旦停止されると思うんですよね。
なのでまあ一つは何かに熱中することかもしれないですね。
あとはですね、とはいえですね、結局は映画の中の自分にですね、
慣れないっていうことの苦しさに耐えられないと、
これは生きてられないわ、これは変わらないと、と思ったら変われるかもしれないですね。
私もちょっとわかんないんですけど。
でですね、結局は自分じゃない自分を凝視してしまうということですね。
今の自分に問題があるってことですよね。
今の自分というのを問題を解決しなきゃいけないかといったらですね、
問題があることは仕方ないと思うんですよね。
解決だってできないかもしれないと思うわけですよ。
例えばですね、それが生まれついての遺伝的なものかもしれないし、
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もしくはですね、親子関係みたいなですね、
すごい強い子供の幼少期時代の記憶からきてるかもしれないし、
仮にですけども、本当に例えばアルコール中毒とかですね、
薬物中毒みたいなですね、
ちょっとこう、逃れられない強い力みたいなのが働いてるかもしれないと、
その問題を解決するといったら解決できないこともあるわけですよね。
なんで問題があること自体はもうしょうがないんじゃないかという気もするんですよね。
誰でも大になりしょうがない問題がありますしね。
この自分の問題を解決しようとしないことっていうのがやっぱり大事なんじゃないかなと思うんですよね。
この女性がですね、
僕も本当に人から伝え聞いてるだけでですね、本人全然知らないのに、
ここまで推測だけで言おう話すなと思うんですけど、
すごい不尊な感じがするんですよ。
その女性もですね、自分の問題を解決するために、
自分が主演女優である自分っていうのを見つめるっていう世界の見方っていうのを知ってるんじゃないかなと思うんですよね。
これも問題解決のための行動なんだと思うんですよね。
つるがは問題解決しようとしなくて、
そもそも問題を問題と思わないということが大事なんじゃないかなと思ってですね、
その一つのアプローチとして我を忘れるっていうのがあるんじゃないかなと思うんですよね。
ということでですね、そんな話したらもうまた10分経ってしまったんで、
また続きは明日にします。
ではでは、ありがとうございました。
ありがとうございました。
10:58

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