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2022-02-04 12:22

今日の10分de1テーマ「真面目に働くことと真剣に遊ぶことの違い」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください

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はい、というわけで始まりました。
本日はですね、昨日同僚とちょっと話してたんですけども、
真剣と真面目の違いという話が面白かったので、ちょっと話したいなと思いました。
その同僚はですね、管理職をやってて、管理職としてですね、
自分の部下にですね、真面目な子がいると。
その真面目な子にどうやったら真剣になってもらうのかということが自分の一番大きいテーマだと言ってたんですよね。
おもろいなと思って。
じゃあ真面目ってどんなの?って聞いたら、
怠慢でルールとか秩序に盲目的で臆病なこと。
ということは真剣はその逆かと。
勤勉で本質をしっかり見てて勇気があるということか。
というような話をしたんですよね。
じゃあなんでそういう態度の違いが出るんだろうね、みたいな話をしてて。
どういう性質の違いなのかね、という話をしてたらですね。
真剣な人はちゃんと意味を問うと。
例えば自分の業務とか、自分がやってる仕事とか、その成果物みたいなものに対して、
これは私にとってとか相手にとってとか、もしくは世間とか世界に対してどういう意味があるのかみたいなことをちゃんと問うと。
それを考えて行動をすると。
なんですけど、真面目な人はそれを考えないというような話をしてたんですよね。
なるほどねと思って、それを最初に聞いて思い出したのはナチスのアイヒマンですね。
ユダヤ人の虐殺をめちゃくちゃ頑張ったナチスの官僚ですよね。
戦後に引っ捕らえられて、裁判連れて来られたり、どんな悪魔みたいな奴かと思ったら普通のおじさんでしたみたいな話なんですけど、
普通に真面目なおじさんでしたみたいな感じで。
アイヒマンはですね、自分のやってることの意味は問わなかったわけですよね。
ちゃんと言われたことをちゃんとやりましたみたいな感じで、つまり真面目だったと。
もしその立場で真剣だったとしたら、これをやるってどういう意味だろうって考えた結果、
なんとかそれをやらないようにしないとみたいなことがあり得たわけですよね。
だから真剣と真面目の違いを考えるときに、真面目の象徴がアイヒマンだって考えると結構わかりやすいなと思ったんですけど。
一方で自分の会社から上場してないのもあって、割と結構のびのび働かしてくれるっていうのもありまして、
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本質的にはそういう部分があって、それをオーナーの庭で遊ばせてもらっているっていうような表現もしてたんですよね。
なるほどと思って、これが別に仕事とか一般のどんな職業に当てはまることではないと思うんですけど、
真面目に働くんじゃなくて真剣に遊ぶっていうことが少なくとも今の自分の会社とか今の自分の仕事にはあった働き方なんだなっていうふうにはわかったんですよね。
そんな感じだなと。真剣に遊ぶってことかなるほどと。
真剣に遊んでるともちろんちゃんとスコアを見るわけですよね。
草役を真剣にやってる人が点数なんて適当でいいよとか絶対言わないわけで、
ちゃんとスコアを見ながらやると。つまりスコアっていうのは僕らのとおりは売り上げだったりとか利益だったりとかみたいなことはしっかり見ると。
それを見ているほうが真剣に遊べると。
ずっと真剣な立場でいられるように、ちゃんと真剣に遊べる立場でいられるように、周囲ともうまいこと調和をするようにすると。
例えばですけどすごく態度が悪かったりとかしていると、
例えば自分が少し業績が落ちたときとかにすぐにパージされちゃう可能性があるわけで、周囲から。
そんなことが起こらないように助けてもらうために、あと余裕を持って見てもらうために真剣に遊べるようにちゃんと周りにちゃんとスコアを見ながら、
気も使えるというような、真剣な人ってそういう人だよねみたいな話をしてて、なるほどなるほどなんて思ってたんですけど、
それは話している本人が実際そういうキャラクターなんですけど。
でですね、じゃあどうそのなんていうんですかね、真剣、つまり真剣真面目って多分もともとの性格とかもあると思うんですけど、
ただその真面目な人が真剣になれる環境もあれば、真剣な人が真面目になっちゃう環境っていうのも存在するなと思ったんですよね。
じゃあどんなことがあったら真面目な人が真剣になれるのか、もしくはどんなことがあったら逆になっちゃうのかっていうことを考えたときに、
この辺だろうなと思ったのが、まず自分が責任を持っていることですね。
それはですね、さっきのアイヒマの例えで言うと、アイヒマはですね、自分に責任はないと思ってるんですよね。
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実際にベンシーさんの裁判にかけられたらですね、仕事で言われたからやっただけですって言ってるわけですよね。
なので実際にヒトラーはですね、もう絶対逆らえない感じで命令をしているし、それが当然だという秩序というか環境の中で生きているので、
はい、命令ですね、わかりました、じゃあ命令で言われたことをやりますねって言ってせっせとやってたわけですよね。
じゃあそこに責任感あるのかって言ったら、責任感はやっぱりないわけですよね。
実際に捉えられたら、いやこれ僕がやりたくてやったわけじゃないんだよみたいな感じになって、
なんでですね、まずその真剣になるために必要なのは自分で責任感を持っていることだと。
つまり責任をちゃんと委ねられている上司とかがですね、こうしろああしろって言って俺の責任でやるからやれ、お前の意見なんて聞いてないっていうかね、
お前はただやればいいんだみたいな、駒使いとしてやればいいんだって言ったら責任感はないわけですよね。
だからははははってなるだけで、まあ真面目にやろうと思うわけですけど。
でですね、もう一つは自由ですね。
そこにですね、自分が好きなようにやれなかったらですね、真剣にやろうって思えないわけでですね、
こうしろああしろって言われて真剣に遊ぶっていうのは難しいわけですよね。
で、次に安全性だなと思ったんですよね。
例えばその自分がね、真剣に遊ぼうとしてですね、何かこっちの方が面白いと思うんですよね、こういう風に話決まってましたけどみたいなことを言ったらですね、
ものすごく叱られるとかね、もしくはスコアを落としたらですね、めちゃくちゃ叩かれるとか言うんだって言うとしたらもう危なっかしくてですね、
なんかそんな違うことできなくなっちゃうんで、だからやっぱりこう、心理的安全性がとられているっていうのもまあ一つポイントだなと思ったんですよね。
で、でもなんか他にもありそうだな、なんか結構いろんな要素ありそうだと思って、競争原理とかもあった方がいいんだろうなとかなんかいろいろですね、どうやったら人って真剣になれるのかなと思ってですね、
いろいろ考えてるときに真剣に遊んでるもの、一番真剣に遊ぶものってなんだろうと思ったらゲームだなと思ったんですよね。
まあうちの子供とかはですね、ゲームやってるからめちゃくちゃ真剣に遊んでるんで、あれこそ真剣に遊んでるそのものだなと。
ってことは真剣に遊べる状態っていうのは、いいゲームの中にいる状態だと思ったんですよね。
で、逆に真剣にゲームできない状況っていうのはクソゲーなんだなってことがわかったんですよね。
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クソゲーをやってるときは真剣には遊べないと。
で、まあ例えばね、1日8時間ゲームしていいよって、よっしゃーってすげえ面白いゲームだったら真剣に遊ぶし、
ほんとクソゲーだったら8時間やっても仕事になりますよね。
でもやんなきゃダメだしなってやるものになるんでさ、真面目な仕事になると。
なるほどと思って、だから人を真剣に働かせるためにはその場所がいいゲームになってないといけないっていうことがちょっとわかったんですよね。
でですね、そう考えたときにいいゲーム悪いゲームってなんだろう?の比較ってなんだろう?って考えると結構わかりやすいなと思って。
例えばですけど、プレイヤーによって、あれ?この場面でこの人生きてるのになんで俺がプレイしたら死んじゃうの?おかしくない?ってなったらそれはクソゲーですよね。
だからそういう平等性も必要だよなとか。
じゃあどうやったら生き残ってどうやったら死ぬのかってことが明確に表示されてるっていうことも必要ですよね。
それが表示されてなくて、なんか知らんけど死んだぞとかね、なんか知らんけど生きてるなみたいなのはやっぱりクソゲーだと思うんですよね。
だからですね、本当に何が結局いいゲームなのかクソゲーなのかっていうことで考えると何をすべきかってことがわかるなと。
例えばですけど、めちゃくちゃドラクエとかにハマって真剣に遊んでるときって、自分が今やってることの意味っていうのは常に考えますよね、実際ね。
例えばですけど、ずっとレベル上げないと次のダンジョン行くの大変だな、よしレベル上げるために、あそこぐらいだったらレベル上げやすいから、しっかり安全だからこの辺でしばらくやるかって敵を倒しまくってるときとかって、自分の行動の意味をめちゃくちゃ考えてるわけですよね。
で、ちゃんと意味を持とうと行動していると、目的とか。
で、それがですね、クソゲーみたいな状況に置かれているとそういうことを考えないわけですよね。
だからやっぱりですね、ちゃんといいゲームになるように周囲の環境を設定するっていうのが大事なんだなっていうふうに思いました。
なんか、陸上のSEKOさんがですね、マラソンのオリンピックの選手の選考基準がすごいよくわかんなくて、最終的にどういうふうに選ばれているのかというと不透明であったと。
で、それをですね、めちゃくちゃわかりやすく変えたらしいんですよね。
で、変えたところ、すごいマラソン自身の記録がものすごく飛躍的に伸びたらしくてですね。
やっぱりそれはクソゲーだった状態をいいゲームにしたってことだなというふうに思ったんですよね。
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で、それをいいゲームにしたからみんなが真剣になってタイムが伸びたんだと。
っていう感じでですね、このいいゲームかクソゲーかということに注目するとやっぱり面白いなというふうに思いました。
というわけで本日は以上です。ありがとうございました。
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