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2021-08-31 10:31

今日の10分de1テーマ「えらい人の言行録は面白い」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第52回目は「えらい人の言行録は面白い」について話してみました。#神吉晴夫 #孔子 #論語
※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。
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はい、というわけで始まりました。本日は原稿録についてちょっと話したいと思います。
前に話しててですね、理論書も好きですけど、異人たちはですね、どういう文脈で言ったのかわからないですけど、ある言葉をポロッと漏らしましたみたいなんですね。
原稿録っておもろいなぁと思ってですね、そういう本好きなんですけど、その本でですね、好きな本の話とかしたいなと思いました。
えーとね、ソクラテスはそのプラトンが、ソクラテスの弁明という本とか書いてですね、たぶんその中に載っているんですよね。
それ読んだことないんですけど、読んでみたいなと思うんですが、講師はロンゴですよね。
で、ロンゴもですね、弟子たちがですね、先生こんなこと言ってたねっていうのをですね、結構すごい短いエピソード、百何十個ぐらい集めたもんなんですよね。
だからもう、なんていうか、超細切れなんですけど、全然理論とかもですね、ないんですよね。
言葉の中から伝わってくるような感じでですね。
で、ブッダも同じような感じで、弟子が先生こんなこと言ってたよね、みたいな感じで、経典とかを書いてたんだと確か記憶してるんですが、
まあ仏教のすごいところは、どっかのタイミングで、ブッダが言いそうなことだったら、言ったことにしていいよっていうすごい謎ルールが適用されてですね、
それでこう、経典がめちゃめちゃ増えたんですよね。
で、こう、でですね、まあ仏教はだからもうすごくローカルルールがですね、すごく豊富で、まあ日本とかもすごい特殊な発展をしてるんですけど、
っていう感じでですね、まあそんな感じなんですが、まあ元々はですね、別に理論が本人が言ったわけではなく、まあ原稿録だと。
キリストのね、新約聖書もまあヨハネが書いたもんですよね。
という感じでですね、まあこの原稿録っていうのはですね、なかなかまあおもろいなと思うんですよね。
でですね、なんかこうやっぱすごい生々しいというか、まあなんか全部はわかんないんだけど、まあ裏側にすごい知性を感じたりしてですね、
なんかこう、いい意味でこう思考できる隙間が空いてるんですよね。
その隙間に対してですね、まあいろんな後世の人が、いやこれはこう言ってんじゃねえかとかですね、いや俺はこう思うねみたいな感じですね。
注釈をめちゃくちゃつけていってですね、注釈の方が膨大になっていくみたいな。
まあ仏教とか注釈どころかね、その仏陀の言葉自身が膨大になってたわけですけど、みたいな感じですね。
なんかこう素材っぽいんですよね。
まあもっと言っちゃうとお題っぽくてですね。
なんかそれでこうみんながそれについてですね、考えてることをちょっと、なんかそこに何を見出すかみたいなのが人それぞれ違ってたりして、まあ面白いわけですけど。
例えば論語とかですね、だとですね、なんかこうまあ今ちょっと手元にあるかなって言ったらちょっと見当たらなかったんで、まあ記憶で話すとですね。
すげー短い2行ぐらいのですね漢文でですね。
03:02
なんか、詩曰く、「はあ、音楽はいいもんだなあ。終わり。」みたいな。
なんだそれって言うか、わざわざその言葉を残すの?みたいなね、って思うわけですけど。
まあですね、これ音楽って、まあ当時はまあ音楽っていうのはほとんどイコール芸術一般のことなんですよね。
で、まあ芸術というかですね、まあだからこの、「はあ、音楽はいいもんだなあ。」って言ったっていうことはですね、その孔子の芸術とかですね、文化に対する態度を表しているので、
なんかそれ先生の態度はこんなんだったなあっていうのは多分弟子が書き残してるんですよね。
でですね、わざわざそれ書き残す必要あると思うわけですけど。
それがですね、他の、まあそれを孔子が書いたからなのかわかんないですけど、他の人はですね、音楽に対していろんなスタンス、つまり芸術に対していろんなスタンスっていうのをですね、孔子の人は取るわけですよね。
例えばの牧師、諸子百家の牧師はですね、音楽を完全否定なんですよね。
そんなもん、その貧しい人が食うや食わずなのに、その音楽なんて良くないって言ってるんですよね。
なんで、なんかそういう風にですね、音楽についてはこうだよねみたいな、って言って、いろんなその諸子百家の人はそれぞれ、それの音楽に対しての考え方あるんですけど、
牧師は割とこう、牧師じゃねえわ。まあ孔子はですね、割とこう人間の自然な営みとして、音楽美しいと思うっていう心みたいなのは大事だよねみたいなことを言ってるわけですよね。
でですね、まあそんな感じの、ほんとそれぐらい短いやつがポンポンポンポンって百何十個並んでるだけなんですけど、まあ面白いなと。
でですね、全然この、そういう歴史上の偉人とかじゃないんですけど、えっと僕はあと好きなのがですね、あの、元公文社の社長でですね、関喜波浪さんって人がいまして、その人ですね、俺は現役だっていう本が好きなんですよね。
で、何中タイトルやと思ってですね、もう本当に本屋さんで見たらいいんですね。
おっさんの顔のアップとですね、俺は現役だっていう、まあ何と言うんですかね、主張というかみたいなタイトルでですね、意味わからんすぎるみたいな、しかも紙とかわらばんしみたいな紙なんですよ。
でですね、なんかそれを開いてみたらですね、すごいですね、そのまあその編集者としてもすごい方だったと思うんですけど、編集長とか社長としてもすごい方だったと思うんですが、
その方のですね、なんかこう、付き人というか、まあ付き人ではないですよね、なんか部下の人がいたらしくてですね、長年つき添った部下の人がいたらしくて、その人が関喜さんがなんか話すたびにですね、メモってたらしいんですよね。
そのですね、何十年分かわかんないですけど、のメモっていうのをですね、一冊の本にしたのがこの本なんですよね。
だからいわば結構論語みたいな形式なんですよね、弟子が書き残した原稿録みたいな感じですね。
で、ちょっと今開いて目についたものをですね、ちょっと読み上げるとですね、「就職後、形容詞を抜いた手紙や文章を書け。」とかね、「僕の方からばかり発車している。君の方からも発車しろよ。」とかですね、まあ発車ってあの車を出すのは発車ですけど、まあこれがですね、どんな文脈で言われたのかわかんないですけど、なんとなく想像がちょっと膨らみますよね、想像がつくというか。
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でですね、あの、「私は熱っぽいやつには弱い。」とかですね、それ本当この人の話だなと思うんですけど、あとはですね、「編集が量で競争するようになったら弱すえいである。」とかね、面白いやつ、「アイディアが優れておれば資本は後から追っかけてくる。」とか、まあこれもなんかなかなかいい言葉ですよね。
これとかですね、すごいサラリーマン的にも確かにと思ったんですけど、「自分のことを正しく知らせることが自分を売り出すということである。ちっとも僭越ではない。自分のことはとっくに人が知ってくれていると思い込むことこそ思い上がりだ。」って言ってですね、これとかもまあ僕は響きましたね。
僕はもう本当にですね、自分をですね、正しく知らせて売り出すみたいなことがですね、なんか恥ずかしくてですね、これちょっと北陸人の良くないとこが出てると思うんですけど、まあやらないんですよね。でですね、まああの、ちょっとですね、まあなんとなく知っておいてくれよと思ったんですけど、そんなこと俺やりたくないからと思ったんですけど、まあそれは思い上がりだって言ってるんですよね。まあそれはそう言われるには本当そうだと思ったんですが。
みたいな感じですね。まあ結構こう、あの、いろんな言葉があるんですが、何だろうなぁと、えーと、会議の目的は仕事の目標をはっきりさせ、効率が上がるようにするためにある。まあこれとかはまあ本当普通のことですね。
あとは何だろうな、ああこれとかいいですね。ご息頃を願いますというよりは、お知恵を拝借したいのですがといった方が相手は早く来てくれるとか。なんかこれとかもすごい、なんていうんですかね、なんかこう人間に対するこう理解の深さみたいなのがすごいありますよね。
その、あとなんかね、この間話してた方便とかにも近いような感覚がありますね。
自分の意見をちゃんと述べなければ相手は君を信用し君の存在を認めてくれないよとかですね。これは多分誰かに言った言葉なんでしょうね、部下とかにね。
これもいい言葉ですよね。
みたいな感じですね。僕この本はですね、トイレに置いておいてですね、あの、よく開いて見て、うんうんとか見てるんですが、まあすごい面白いなと。
誤解してくれちゃ困るぜ。僕は寒気ハローを砥石にしてみんなが自分の中に持っている才能を自分で引っ張り出せと言ってるんだよ。
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寒気ハローそっくりの人間なれなんて号令をかけているじゃないんだ。どこですね。なんかいいですよね、いちいちね。
あとはですね、ああそうだな、結構難しいことがあんな。
えーっとですね。
あとは、自分を大切にする社員には日が当たる。自分を粗末にする社員は太陽が避けて通ってしまう。
これもね、わかりますよね。なんかこう、なんかいろんな人思い出すな。
あ、これも好きですね。君の顔が潰れるのはまあ君が我慢してもらえればいい。
公文社が潰れてしまったら大変だなとかですね。
この、ありますよね。この誰かの顔を潰さないためにですね。
なんか赤字の子とかですね、ダダダ続いてるみたいなことはまあよくあるわけですけど。
まあそんな感じでまあかなりその頑竹のある原稿録で、まあこの本も好きですと。
いう感じですね。まあ本当なんかあの新欄の単日賞とかもですね、好きでその話もしたかったんですが、ちょっと時間になったんで本日は以上とします。
あとはですね、ご意見ご感想とかですね、質問や話のお題などありましたら adriantaro.gmail.com へお与えください。よろしくお願いします。
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