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絵本と歩む
窓際のトットちゃん。変わらない子供の本質。
女優の黒柳哲子さんの自伝的物語。
窓際のトットちゃんは、2021年、出版40周年を迎えます。
トットちゃんが、友江学園で様々な人々と出会い、成長していく姿が描かれた物語を
子供の視点から楽しみ、味わえる絵本1・2巻セット。
講談社、平成26年があります。
この本には、黒柳さんが選んだ岩崎千尋さんの絵が、100点以上収録されています。
平和と子供の幸せを願った千尋さんの絵は、この本のために描かれたのではないかと思うほど
子供の世界を鮮やかに映し出します。
実は、友江学園と筆者が勤務する幼稚園はご縁があります。
友江学園が空襲で校舎を失い、閉校した後、校長の小林創作先生は、本園の初代園長として着任しました。
園庭に咲く富士の花が60年以上も前に友江幼稚園から運ばれ、植えられた木だと知った年長組の子供たちは
小林先生や友江学園に関心を持ち、この絵本を3週間かけて読み進めたのです。
子供たちは80年前、鳥取ちゃんが生きた世界に驚き、面白がり、共感していきました。
戦争が暮らしを変えてしまう恐ろしいものだということに気づきました。
時代は変わっても子供の本質は変わりません。
子供を思いやる気持ち、友達を思いやる気持ちがあり、本当に正しいことを感じ取り、考えることができます。
それらを持ち続けられるかどうかは、傍らにいる大人の存在が大きく影響するのではないでしょうか。
子供たちは校長先生を、「優しい人だったんだね。子供のことを大切に考えていたんだね。」とつぶやきました。
そして、障害がある子もない子も、「みんな一緒だよ。一緒にあるんだよ。」と、友江学園で鳥取ちゃんが学んだことを心に刻みました。
夏休み、親子で読みたい一冊です。
ナビゲーターは相川優里がお届けしました。
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歩きながら、家事をしながら、作業の途中でも楽しめます。
電波の悪いところでも安心です。
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