展覧会の感動
こんにちは、みかんです。
つまずきながら笑いながら、子育ても人生もなんか上手くいくコツをお話ししていきます。
10月22日水曜日、いかがお過ごしでしょうか?
先日、東京で過ごしたお話をしたんですが、
今日はその旅の中で展覧会の話をもう少し詳しくしてみたいなと思います。
展覧会の話とも被るかもしれないですが、
良ければ最後まで聞いていただけると嬉しいです。
東京滞在中は、国宝展、シャネル展、そして藤本壮介展、
この3つを巡るアートな旅をしました。
どの分野も全然違うのに共通して感じたのは、
人が何かを表現する純粋で強いエネルギーだったんですね。
好奇心と感性がほんの少し広がった気がしています。
国宝展では、弟のお嫁さんの洋さんが作品を守り抜いて世界に広めてくれた。
そのことを初めて知って、その情熱に胸が熱くなりました。
シャネル展では華やかさの裏にあるひたむきな手仕事のその強さに感動したんですよね。
特に今日は一番心が動いた藤本壮介の建築展にスポットを当ててお話しさせてください。
藤本壮介さんといえば世界的に活躍されている建築さん、建築家さんなんですけれども、
皆さんもお屋根リングで知っている方多いんじゃないでしょうか。
私はこの個展が本当に楽しみで楽しみで東京に行ったんですが、
たくさんの模型とか空間デザイン、そして藤本さん自身の思考のプロセス全てに感動しっぱなしでした。
私自身学生時代にデザインとか住居学っていうのをちょこっと学んだりもしていて、
建築に携わる、デザインに携わる仕事がしたいってずっと思ってたんですよ。
実際仕事は住宅設備機器を展示するショールームで、キッチンスペシャリストみたいな形で働かせてもらっていて、
ずっとね、好きなんですね。この空間デザインとかね。
展示を見て、今回の展示を見て思ったのは、これは建築というよりも人と空間の対話を見ているようだなぁということ。
そこで、藤本さんの言葉で特に印象に残ったのが、インタビュー動画でさらっと言っていた、
たわいもない言葉だったかもしれないんですが、本質的なこと、建築は人が集まる場所を作ること。
この言葉を聞いた時に、私もそうありたいって心の中で思いました。
私はヨガの講師をしているのですが、私にとってヨガの場もまさに人が集う場所です。
ただポーズを撮るだけじゃなくて、そこで人々が緩やかにつながって、
共感と勇気
それぞれが自分らしく深く息をできる空間を作りたいっていつも思っています。
それ以外にも、たまたま出会った人とこの今を共有して喜びを分かち合える場所、
そんな場作りをしていきたいという思いが私の体の中心の方にあって、
藤本さんの建築哲学と重なり、ちょっと嬉しくなりました。
藤本さんの繊細な模型たちに宿っているのは、
子は子でありながら自然につながっていくというすごく柔らかな哲学、
その考え方に深く深く共感せずにはいられませんでした。
特に大屋根リングの模型、白い木と名付けられたフランスの集合住宅の模型、
斬新な仙台市の複合施設の模型、
もう何時間見ていても飽きないなぁと思う気持ち、ワクワクが止まりませんでした。
そして思わずおって声が出そうになったことがあって、
それは藤本さんが私の地元の近くで育ったということ、
そして私と同じ1971年生まれだったということだったんですね。
それを知った途端、なんかもうグッと親近感が湧いてすごく嬉しくなって、
世界で活躍しているこの建築家さんも、
私と同じ空気の中で育って同じ時代に生きているんだって思うと、
なんだか不思議と勇気が湧いてきました。
さあ私には何ができるんだろうって、
今回、コウホー、シャネル、藤本、曽助さん、
表現の形は違うけれど、どの作品にも共通して感じたのは、
自分の中にある思いを信じてひたむきに形にする力、
そのエネルギーに触れるたびに心の奥で小さな火が灯るような、
静かに満たされていくような、そんな感覚がありました。
頭で理解するというより、ただ感じ取ることで自分の感性がそっと広がっていく、
その繰り返しが私を少しずつアップデートしてくれるのだなぁと思っています。
皆さんの日常の中にもふと心が動く、そんな素敵な瞬間が訪れますように。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございます。
何かうまくいく、引き続き良い1日をお過ごしください。
また次の配信でお会いしましょう。