アンプラグド活動の理解
みなさん、こんにちは。教育カフェテラスへようこそ。進行役の水野太一です。
こんにちは。アシスタントの高橋紗友香です。今日もよろしくお願いします。
この番組では、国内外の教育に関する最新情報や、今注目されている課題、そして教育現場で役立つ話題を、みなさんと一緒に考えていきます。
今日のテーマは何ですか?水野先生。
今日は、eスクールニュースというアメリカの教育ニュースサイト、2025年4月23日掲載の記事をもとに、
コンピュータを使わずにK-12の子供たちにコーディング、つまりプログラミングを教える方法についてお話しします。
みなさん、アンプラグド活動って聞いたことありますか?
アンプラグドって、パソコンとかタブレットを使わないってことですよね。それでプログラミングってどうやって教えるんですか?
そうなんです、さやかさん。アンプラグド活動は、コンピュータを使わずにプログラミングの考え方やロジックを学ぶ方法なんですよ。
例えば、紙やカード、体を動かすゲームなどを使って、アルゴリズムや順序立てて考える力を身につけることができます。
へぇ、それならパソコンがない学校や、低学年の子でもできそうですね。でも、具体的にはどんなことをするんですか?
例えば、自分がロボットになって、友達の指示通りに動くみたいな活動があります。これで命令を順番に伝えるイコール、プログラムを書く体験ができるんです。
他にも、カードを並べてフローチャートを作ったり、パズルを解いたりすることで、論理的思考を育てます。
それ、すごく楽しそうです。でも、実際にコンピュータを使わないで学ぶことで、どんなメリットがあるんですか?
一番のメリットは、全員が参加しやすいことですね。パソコンの台数やネット環境に左右されませんし、目の前で体験するので、理解が深まります。また、失敗してもすぐやり直せるので、チャレンジしやすい雰囲気が生まれます。
確かに、パソコンが苦手な子や、まだキーボードがうまく打てない子でも安心して参加できますね。先生たちも準備が簡単そうです。
そうですね。記事では、アワーオブコードなどの有名な活動も紹介されていましたが、アンプラグド活動は特別な準備がいらないものが多いので、すぐに授業で取り入れやすいんです。
アワーオブコードってよく聞きますけど、アンプラグドでもできるんですか?
はい、できます。アワーオブコードには、コンピュータを使わないアンプラグド用の教材も用意されています。例えば、パズルやカートゲーム、グループで協力して問題を解くアクティビティなどがありますよ。
なるほど。じゃあ、実際に授業で取り入れるときのポイントとか注意点はありますか?
授業での実践方法
大事なのは、なぜこの活動をするのかを子どもたちに伝えることです。単なる遊びではなく、これがプログラミングの考え方につながっているよと説明することで、学びの意識が高まります。
確かに、目的がわかると子どもたちもやる気が出ますよね。他に先生が工夫できることってありますか?
例えば、身近な題材や子どもたちが興味を持ちやすいテーマを使うといいですね。好きなキャラクターや学校の行事に合わせたストーリーにすると、より盛り上がります。
それ、家庭教師のバイトでも使えそうです。小学生の子に身近なものでプログラミングの考え方を伝えたら、きっと楽しいですよね。
まさにその通りです。アンプラグド活動は、家庭や放課後教室でもできるので、いろんな場面で活用できます。記事でも、どこでも誰でも始められるのが魅力だと書かれていました。
でも、やっぱり最終的にはコンピューターを使うことも必要ですよね。アンプラグドだけで十分なんでしょうか?
いい質問ですね。アンプラグドは最初の一歩としてとても効果的ですが、やがて実際のプログラミングにも挑戦することが大切です。アンプラグドで基礎を身につけてから、パソコンやタブレットでコードを書いてみると、理解が深まります。
なるほど。まずはアンプラグドで考え方を学んで、それから本物のプログラミングにステップアップするんですね。
はい。その流れが理想的です。記事でも、オンラインのコーディング教材と組み合わせることで、子どもたちの成功体験が増えると紹介されていました。
確かに段階を踏んで学べると苦手意識もなくなりそうです。先生、アンプラグド活動で印象に残っているエピソードってありますか?
以前、小学校の授業で自分がロボットになって指示通りに動く活動をしたとき、子どもたちが、命令を間違えるとロボットが変な動きをすると大笑いしながら学んでいました。失敗も楽しい経験になるのがアンプラグドのいいところですね。
そういう体験すごく大事ですよね。私も教育実習でやってみたいです。
ぜひチャレンジしてみてください。きっと子どもたちの反応も新鮮で楽しいですよ。
今日の話を聞いて、プログラミングってパソコンがないとできないって思い込んでいた自分に気づきました。もっと自由な発想でいろんな方法があるんですね。
そうですね。これからの時代、プログラミング的思考はどんな教科にも役立ちます。アンプラグド活動はその入り口としてとてもお勧めです。
今日もとても勉強になりました。リスナーの皆さんもぜひ身近なところからアンプラグド活動を試してみてくださいね。
最後まで聞いてくださった皆さん、本当にありがとうございます。次回も教育に関する楽しい話題をたくさんお届けします。
ぜひまた聞いてくださいね。