00:05
みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、進行役の水野太一です。
こんにちは、高橋紗友香です。今回もよろしくお願いします。
今回は、授業づくりの話をしたいと思います。
みんなの教育技術に掲載された記事をもとに、授業の型というものについてお話しします。
授業の型ですか、決まった進め方とか流れのことでしょうか?
そうです。艦隊併用大学の内田ひとし先生が書いた記事で、
子どもたちの落ち着きのなさは教材が難しいからではなく、見通しの欠落から来るという指摘があったんです。
見通しの欠落というのはどういうことですか?
次に何をするかわからない状態って、子どもはすごく不安になる。
その不安が落ち着きのなさとして出てくるということです。
確かに大人でも突然さ、自由にやってくださいと言われると困りますよね。
まさにそれです。だから型があることで、子どもは次の行動が予測できます。
そしてその分を思考に使えるようになるんです。
型が安心の土台になるわけですね。
記事では6つのステップが紹介されています。
目当てを示す、個人で考える、少人数で交流する、全体で比較、検討する、結論を導く、振り返って確認するという流れです。
個人から小グループ、全体へと段階的に広がっていくんですね。
そこが特に良いと思っていて、いきなり全体発表ではなくて、まず自分で考える時間がある。
自分なりの意見を持ってから交流できるから、発言もしやすくなる。
そうです。授業で発言できない子って考えてないんじゃなくて、意見がまとまる前に場が動いてしまうことが多い。
それは授業を受けていた頃、自分でも感じたことがある気がします。
記事には実践例も出ていて、国語の授業で普段ほとんど発言しない子が、型の流れの中でびっくりするくらい深い考察を発表したという話があります。
型がその子の言葉を引き出したんですね。
安心感があるから思考が動き始めるんだと思います。
でも逆に型に縛られすぎて子供が受け身になったり、先生が型通りにしか進められなくなったりしませんか?
記事ではその点もちゃんと触れていて、型は子供の自由を制限するのではなく、思考を支える基盤として機能すると書いてあります。
基盤としてですか?
水泳のフォームと似ているかもしれません。最初はフォームを意識して練習するけど身についたら意識しなくても自由に泳げるようになる。
型を習得した先に自由があるということですね。
最初から自由に考えていいよと言われても、考え方がわからない子には苦しいだけで、スキャフォルディング、足場を作ってあげる考え方に近いです。
03:01
その例えはわかりやすいです。
型のもう一つの良さが、同じ型を繰り返すと子供が型を覚えてくるので、説明に使う時間が減って、その分中身の活動に時間を使えるようになるんです。
先生の負担も減りそうですね。
しかも子供同士が、次は交流の時間だよねと自分たちで動けるようになってくると、クラスが自治的に動き始めます。
それは理想的ですね。
型の効果って、実は子供の自立にもつながっているんです。
最初は型に従いますが、でもだんだん型を使いこなせるようになってきます。
どんな教科でも応用できるのもいいですね。
記事は国語の例でしたが、算数でも理科でも同じ流れで進められる。
子供が算数でもあの流れかとなると、授業への入り方がスムーズになる。
学校全体で型を統一しているところでは、転校してきた子も馴染みやすいというメリットもありそうです。
そういう効果も出ているようです。
型ってどこか窮屈なイメージがあったけど、実は子供が安心して動くための仕組みなんですよね。
見通しがあることが、安心の根拠になるんです。
授業だけじゃなくて、学校生活のいろんな場面に応用できる考え方だと思いました。
リスナーの皆さんも、ぜひ身近な教育の場で型という視点を取り入れてみてください。
さて、今回のお話はここまでです。
最後まで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
次回も、教育現場の素敵な取り組みをお届けします。
またお会いしましょう。