カリフォルニア州弁護士試験のAI活用
こんにちは、教育カフェテラスへようこそ。水野太一です。今日は皆さんに、ちょっと驚くような最新ニュースをお届けします。
高橋さやかです。今日もよろしくお願いします。今回はどんな話題なんですか?
今日のテーマは、カリフォルニア州の弁護士試験でAIが問題作成に使われたというニュースです。これはUSニュースに2025年4月23日に掲載された記事から紹介します。
アメリカ西海岸のカリフォルニア州で起きた出来事ですね。
試験問題をAIが作ったんですか?それってちょっと怖い気もしますね。どんな風に使われたんですか?
実は、2月に実施されたカリフォルニアの弁護士試験で、一部の選択式問題がAIの力を借りて作られたそうなんです。
でも、その試験はトラブル続きで、受験者から苦情が続出したんです。
トラブルってどんなことが起きたんですか?
AIが変な問題を出しちゃったとか。
主には、オンライン試験のシステムトラブルが多かったみたいです。
受験前からシステムが動かなかった人もいれば、エッセイの保存ができない、画面がフリーズする、エラーメッセージが出る、コピー&ペーストもできない、といった技術的な問題です。
でも、その裏で、AIが作った問題って大丈夫なの?という疑問も出てきたんです。
なるほど。AIが作ることで、公平性とか信頼性に不安を感じる人もいそうですね。
実際、どれくらいの問題がAIで作られてたんですか?
全部で171問のうち、100問がカプラン社という問題制作会社、48問が一年生向けの試験からの流用、そして23問がAIの関与した作成でした。
このAI作成部分は、試験の分析や評価を担当するACSベンチャーズという会社が、AIを活用して作ったそうです。
なるほど。でも、その23問って全部AIだけで作ったんですか?それとも人がチェックしてるんでしょうか?
この部分がポイントですね。
AIによる生成後、人間の専門家が内容をしっかりチェックしているわけではなく、法律の専門家ではない人がAIを活用して問題を作っていたそうです。
これが司法関係者の中で特に問題視されました。専門家の目が入っていないから、信頼性への不安が強まったんです。
それはちょっと心配かも。法律の試験ってすごく細かい表面や知識が必要だから、AIが作ったままだとちょっとずれてたりしそうですよね。
まさにその通りです。例えば、大学法学部の厳しいテストを想像してみてください。
専任教員が細かく吟味した問題とAIが生成した問題では、当内容の精度やバランスに違いが出るかもしれません。
だから、AIの活用は今後も進むが、必ず専門家による精査が必要と言われています。
実際に受験した人たちはどう感じてたんですか?
受験生たちからは問題自体の難しさや正確性よりもシステムトラブルへの不満が大きかったみたいですが、
後から専門家ではない人がAIで作った問題だったとして不安を感じた人も多かったようです。
AIって便利だけど、こういう大事な試験で使うにはやっぱりチェック体制が大事なんですね。
アメリカではこういうAIの使い方は初めてだったんでしょうか?
記事の中では、他の地域や分野ではまだ実例がほとんどないとも紹介されています。
教育におけるAIの未来
今回のカリフォルニアの事例はかなり新しい取り組みの一つです。
日本の場合、もし教員採用試験とかでAIが問題を作るようになったらみんな受け入れられますかね?
ちょっと想像しにくいですが。
日本でもAI活用は進んでいますが、特に重要な試験では人の目が厳しく入るのが前提とされています。
AIの生成力は便利ですが、最後は人間が責任を持つ仕組みが不可欠ですね。
でも、AIがうまく使えれば問題作成の負担が減ったり、多様な問題が作れたり、意味もありそうですよね?
その通りです。
AIによる問題作成のメリットは、時間短縮、多様性、公平性など。
例えば同じ内容でも違う切り口で問題が作れたり、多くのパターンを生成できたりします。
特にITや統計の分野ではすでに実用化が進んでいます。
でも、デメリットもやっぱりありますよね。
例えばどんな点が課題になるんですか?
大きな課題は、倫理性と正確性、そして透明性です。
AIが出す答えが正しいとは限らないし、操作ミスでおかしな問題が出たりもします。
さらに、誰がどこまで責任を持つのかを社会で共有することも重要です。
確かに、過去門のような人が作った両門にはまだまだAIはかなわないかもしれませんね。
でも、今後AI技術が進化したらどうなりますか?
専門家の間では、AI活用は今後もっと広がると予想されています。
将来は、AIを使えないと逆に法律家として時代遅れになるかもとさえ言われています。
つまり、AIをうまく活用しつつも、必ず専門家のチェックを欠かさない。このバランスがカギですね。
教育の現場でも、AIだけでもダメ。でも、AIもうまく活かすって姿勢が必要になりそうですね。
先生、もし学校の定期テストでもAI問題が出現したらどう思いますか?
いい質問ですね。AIが作った問題だと知った時に、生徒たちが問題を疑問視したり、学び方を変えるかもしれません。
でも、AIを使うことで、より広い範囲から両門が選べると考えれば、学習の幅も広がるはずです。
どちらも大切にする姿勢が、教育現場でも求められます。
私も最近AIで練習問題を作ったことがあるんですが、結構変な内容になることもあって、やっぱり最後は先生が見てくれた方が安心ですね。
そうですね。AIの提案を生かしつつ、最後の仕上げは人間がしっかりすること。それが今後の教育のスタンダードになるかもしれませんね。
今日の話を聞いて、AIと教育の未来にワクワクもしつつ、慎重に考える大切さも感じました。
水野先生、ありがとうございました。
最後まで教育カフェテラスを聞いていただいて、ありがとうございました。これからも教育の最新情報をわかりやすくお届けしていきます。
ぜひ次回も楽しみにしていてくださいね。