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みなさん、こんにちは。教育カフェテラス、水野太一です。
高橋紗友香です。先生、今日はどんなテーマなんですか?
生成AIの導入状況
今回は、エドテック人の記事、全国の教職員、生成AI導入による業務負担軽減の実感は3割未満人についてです。
この記事は、2025年9月24日に公開されました。
テーマは、全国の学校での生成AI活用の実態です。
実は、導入しても業務が軽くなったと感じている先生は3割に満たなかったそうです。意外だと思いませんか?
確かに意外です。AIって便利そうだから、もっと役に立っていると思ってました。どうしてそんな結果になったんでしょう?
一つには、そもそも生成AIを使っていない先生が半分以上、54.2%もいたんですね。使っているのは37.2%でした。
つまり、まだ現場に広がっていないことが大きいんです。
へぇ、半分以上の先生は使っていないんですね。前向きに感じている人は多いんですか?
そうなんです。前向きと答えた人は約62%でした。なので、興味は持っているけど、実際に日常の業務で取り入れるところまでは進んでいないという状況なんですね。
なるほど。じゃあ、実際に使っている先生はどんなところで役に立っているんですか?
一番多かったのは教材作成の時間が短縮されたという声でした。その次に宿題や試験の採点が自動化された、授業準備が効率化されたが続いています。
教材作りって本当に時間かかりますよね。私も家庭教師のバイトでプリント作るだけでも大変です。AIでそこが楽になるのはいいですね。
そうでしょう。実際に反応が出ているのは中学校の先生で約4割が負担が軽くなったと答えていました。他の講師の先生たちはまだ半分以上が軽くなっていないと感じていました。
どうして中学校の先生だけ効果を感じやすいんでしょう?
おそらく中学校は教科ごとに専門の先生がいるので、教材作成や採点の場面が多いんです。だからAIの効果が実感しやすいんですね。逆に小学校は全教科を担当することが多いから、AIに任せられる部分が限定的なんです。
なるほど。先生と生徒の関係はAIを使ったら変わったんですか?
学習効率への影響
ここも面白い点で、64%は変わらないと答えています。ただ変わったと答えた人の中には、生徒の質問の質が向上したとか、個別指導に集中できるようになったという声もあったんです。一方でコミュニケーションが減ったと感じる先生もいました。
質問の質の上がるってすごいですね。でも会話が減っちゃうのはちょっと寂しいです。
ええ。バランスが大事なんですね。あと、生徒の学習効率についても聞かれています。向上したと答えたのは22.3%と、そこまで多くはなかったんです。
そうなんですか。どんな時に学習効率が上がったと感じられるんでしょう?
一番多かったのは、生徒が即座に疑問を解消できるようになったという場面です。
次が、復習や予習が効率化された、個別にあった学習プランを得られるようになったってした。
なるほど。そう聞くと、生徒側も使い方次第で伸びる余地が大きそうですね。
その通りです。でも、今はまだ全員に効果があるわけではなくて、どう導入し、どう使っていくかが課題ですね。海外の教育現場でも同じような議論が出ています。
日本でもこれから工夫のしどころですね。例えば授業の一部分だけAIに任せて、先生は対話に集中するようにするとか。
いいアイデアです。AIはあくまで補助で、先生にしかできない部分をどう充実させるかが仮ですね。
先生、今日の話を聞いて、AIは魔法みたいに全部解決してくれるものじゃなくて、上手に使ってこそ意味があるってことがわかりました。
その感覚が大切ですね。AIに頼りすぎず、でも上手く取り込んで教育をより良くしていく。まさに今の教育現場の大きなテーマです。
これから教育実習に行くので、私もAIをどんな風に活用できるか意識してみたいと思いました。
リスナーの皆さんも一緒に考えてみると面白いと思いますよ。学校現場にAIをどう取り入れるかは、これからの大きな挑戦です。
はい、それでは今回もたくさん勉強になりました。
ここまで聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。それでは教育カフェテラス、今日はこのへんで。
また次回もぜひ聞いてくださいね。