さて今回は、読む旅伊豆春を養う言葉のふるさとの3日目ということで。
前日は西伊豆の松崎町の海徳丸というね。
ほんとに料理がおいしい民宿に泊まって、そこからという3日目ですね。
この3日目はこの西伊豆の松崎町をメインで巡っていくという。
今回は松崎町だけですね。
だけか。
で、この松崎町にもとある作品がまつわっているということなので。
それも楽しみにね。
3日目巡っていきたいと思います。
ということで3日目よろしくお願いします。
前日ね、いるのは松崎町のいわち温泉というところにある民宿海徳丸さんです。
こちらはね、もう昨日のより散々話しましたけれども。
もうなんといっても料理がおいしい。
ほんとに。
ほんとに料理がおいしいお宿なので、もちろん一泊二食付きでね、それを前提にしてください。
朝ごはんはどうでしたか。
いやもう最高ですよ。
もうあの、お宿の朝食っていう感じで、もう結構品数も多くいただきましたけど。
まあまずやっぱ米がうまい。
そう、お米がおいしいんだよねとにかくね。
前日も言いましても、竜のひとみがほんとにおいしくて。
で、もうほんと料理一つ一つがすべておいしいですし。
朝からほんと満足度の高い。
そうですね。
で、あとお部屋もね。
そう。
そう料理いただくお部屋もすごく雰囲気良くて。
そうなんです。
前日の夜もダウンライトでお湯ごたつみたいな感じの席でいただくんですけど。
朝はまたちょっと隣の部屋でね。
そうですね。
窓からこう日光がちょうど差し込んでくるような明るいお部屋でね、いただいて。
もうほんとに気分がいいですね。
はい。
このね、内部の話あまりしてなかったですけれども、ほんとに清潔感がまずあるというのは大前提なんですが。
デザインとかにもすごいこだわっていらっしゃると思うんですよね。
空間デザインにね。
ほんとね。
で、今言ったように夜朝で部屋が変わるというのもありますけれども。
全体的にはシックでね。
そうね。
ダウンライトとかがね、よく合うようなものになっていて。
で、ちょっと岡見さんと話した時に、あの岡見さんが好きなね、陶芸家の方が伊豆にいらっしゃるそうなんですけれども。
その方の作品をね、要所要所にこう展示されていて。
結構あの、比較的な特徴的な器なんですけど。
それがね、やっぱり配置される場所だったり色合いの問題なのか、非常にこう効果的に場所にね、アクセントとかデザインをこう引き締めてくれるようなね。
そうね。
なんかそんな感じがあって、僕はすごいそれの写真とかいろいろ撮っちゃったんですけど。
すごいこだわり。
で、そのライブラリーとかもね、あったりするので。
とにかく、まあすごい宿です。
ほんとにここは。
いや、俺ももう一回行きたいんだよな。
これはぜひ再報した方が、僕も本当にそうなんですけど。
いろんな友達と話題に行きたいのとも思いますね。
そういう朝食をね。
朝いただく。
朝いただくということですね。
で、まあそれからチェックアウトをしてね。
まあチェックアウトの時もなんかいろいろ柑橘とかをいただいてしまったわけですけれども。
チェックアウトをして、松崎の市街の方にちょっと入っていきたいと思います。
いわち温泉はね、松崎町のかなり南の方にあって、少し郊外なんですね。
だから中心市街地の方に徐々に移動していきましょう。
でね、これは我々が実際行ったコースの通りなんですけれども。
海人熊さんをチェックアウトしてから、車で5分ほど北の方に上がっていきますと、
そこにあるのが室岩堂というものです。
ここなかなかすごいんだよね。
そうですね。
ここはもうあの採石場の跡地で、
まあだからもうトンネルですよね。
一緒のトンネル。
そうなんです。
前日にね、旧淡木トンネルの話でもちょっと触れたんですけれども、
伊豆というのは代々ね、石の産地なんですね。
伊豆石っていうブランドがありまして、
これが半島の主に中部から南部にかけてかな、
東西どっちも産出しまして、
稲取は稲取でね、結構石切り場とかも残っているんですよ。
なので西伊豆も東伊豆もね、やはりあるんですけれども、
やっぱりそれはジオの力というのが、
やっぱり伊豆の中南部は本当に渓流とか渓谷ばかりなので、
そういった良質な石がね、常にあるというような自然環境に恵まれているわけで、
有名なところで言うとね、江戸城の石垣とかにも使われている。
まあ地理的にも近いのでね。
なので江戸時代特に最盛期を迎えて、
続々とこの伊豆の実などからね、積み出していったということになるわけですね。
で、この室岩堂というのも本当に洞窟ですよ、シンプルに言うと。
そうだね。
人工で掘り進めていった洞窟、採石場になっているので、
なかなかちょっと荘厳な雰囲気というかね、
なんか怖いような雰囲気も感じられるようになっています。
ちょっとダンジョンっぽいよね。
そうそう、ダンジョンっぽいんですよ。
で、実際にこの鎧武堂については江戸時代から昭和の初期までね、
現役の石切り場として活用されていたということなんですけれども、
その時にその無数の職人たちがね、手で掘っていたのみの跡とか、
そういったものもよく残っていて、
その採石というのがいかに労力を要するものだったけど、
産業を支えていたかということもよくわかるんじゃないかと思うんですね。
で、中に行くとね、本当に当時のまま残されていますから、
まだ水をしんしんとたたえている池みたいなものもあったりとか、
要所要所でこの人型のアートみたいなのが出てきて、
彫刻が出てくるんですけれども、
彫刻のちょっと野外美術館みたいな思いもある。
確かに。
はい、そんな感じでありました。
人形が不意に出てくるからちょっとビビるんだよね。
そう、結構ビビるんですよね。
これね、暗闇の中で突然出てくるのでね。
やっぱりこの壁を見るとやっぱ掘った跡が残ってるから、
これを人の手で掘ったのかって思うとなかなかすごいなっていう。
なかなかこれは珍しい洞窟だなって思いますね、実際ね。
なので結構入り口とかもわかりにくくて、
かつ結構傾斜も激しいね。
山道を少し降りたりしなきゃいけないので、
足元には十分にご注意いただければと思うんですけど、
やっぱここ入るとすごいなって思いますね。
そうね。
あとあれでね、中がね、天井低い箇所も何箇所もあったので、
気をつけつつ歩いていただければと思いますね。
そうですね。
そしてね、またそれを抜けた先に何があるかというと、
一面のこの駿河湾が見渡せるんですよね。
これはかつてね、この採石場で切り出した石っていうものを、
江戸城とかに運ぶために港で積み出していたと。
要するに積み出しの跡なんですよね。
ちょっと奥まったエリエになっていて、
おそらくここに昔は船をつけて、
石横の傾斜をすべりごとさせて積んで、
そして駿河湾に出ていったというね、
その見先というかね、そういったものが残っていて、
ただ何よりこのね、松崎の町とね、駿河湾、
そしてもしかしたら天気が良ければ、
富士山も見えるのかなとも思うんですけども。
そうだね。
なんかうっすら見えてた気がするね。
ね、そんな気がしますよね。
そういったこの絶景スポットがね、
この洞窟の先にあるというのもね、
やっぱり一つ抑えておきたいですね。
ここのやっぱ秘境感というか、
うん。
隠れ家感というか、
はい。
ちょっとワクワクするよね。
うんうんうん。
このやっぱエリエが奥まっているのと、
洞窟抜けてきてここっていうのが、
はい。
勝手に独占した気持ちになるっていうね。
うんうんうんうん。
いいですよね。
はい。
そのやっぱりコントラストというかね、
そういうの非常にいいなと思いますね。
なのでこう思いっきりね、
その洞窟でいろいろこうダンジョン間で
巡っていた後にね、
これ思いっきり深呼吸で背伸びができるよというね、
そういったところも含めてすごくいいポイントだなと思いますね。
ここの海の色もすごい綺麗だね。
そうそう、そうなんですよ。
もうほんと緑がかった綺麗な澄んだ色をしてて、
うん。
もうこれすごいなって感じですね。
うんうん、はい。
というね室岩堂、松崎のこの寺尾とね、
あと山陵の発展の歴史も語っているというところなのでね、
ぜひちょっと最初に抑えておいてもらえるといいのかなという風に思いますね。
はい。
で、その後は松崎町の中心部の方に、
行っていきたいと思います。
で、松崎というとですね、
観光としても非常に有名なポイントがあるんですね。
うん。
それがやはり町並みの観光です。
はいはい。
松崎は江戸時代とかは石の山出で栄えたりとか、
後も後々話すんですけど、明治時代はね、
キリトの洋産でまあ栄えたというところにもあって、
非常に富みのある、力のある町民たちがここに結構いたんですね。
はい。
で、伊豆は特定の藩には属していませんので、
ここもやっぱ天寮なんですね。
ああ、なるほど。
で、ただその中でも一つ特筆される存在がありまして、
それがですね、
室岩堂から車で5分ほど中心部に入っていただいたところにある、
伊豆の長八美術館というものなんですね。
これもね、実際我々行きましたけどね。
はい。
伊豆の長八ってのはまず何者かということなんですけれども、
これはですね、松崎に出身した、
イリエ長八という人物のあだ名というか、
まあ称号みたいなものなんですよね。
伊豆の長八としてね、要は伊豆っていう田園を象徴するような、
天下に聞こえた名工だったわけなんですけれども、
この人がね、何をやったのかというのが非常に画期的なんですけれども、
そもそもは、このイリエ長八というのは、
左官職人なんですよ。
はいはい。
壁を塗ったりとかするね。
そうそうそう。漆喰でも壁を作ったりする職人なんです、あくまでも。
なんですけれども、なんでこの人たちは美術館を建てるのかということなんですよね。
それがですね、まあイリエ長八は松崎の貧しい農民の子に生まれたと言われていて、
江戸時代の終わりから幕末の頃から活躍してるんですけれども、
江戸に一回出てね、そこで可能派の絵とか彫刻の技術とかを学んだんですね。
で、その上で左官職人になってるんですよ。
ってなると、芸術的な資金を持った人が左官職人になって、
普段はこの松崎というのは漆喰が非常に需要がありましたから、
大工仕事に携わっていたんですけれども、あるとき漆喰を塗るこのコテというね、
道具があるんですけれども、これを絵筆と見立てて、絵を創造できないかというふうに考えたと言うんですね。
そして本来であればその職人のね、道具であったコテに絵の具とかつけて彩色を施すことで、
コテでもって新しい立体的でかつ芸術性も高いコテ絵というものを作る。
そしてそのコテというのが斬新だったわけですけれども、
それが受けてこのコテといえば伊豆の長八ということでね、
天下にその名を知られた芸術家になっていったっていう非常に数奇な人生なんですけれども、
こういった人がねこの松崎で生まれて松崎で活躍していたという人物でね、
実際その作例も松崎を中心に伊豆半島とかにも結構いろいろなところに点在しているというものになるんです。
で、生まれ故郷であるこの松崎には長八のね実際の作例というものが多く所蔵されていて、
この美術館ではその実作を見ることができるというわけなんですね。
これはちょっと衝撃でしたよ僕。
なんかすごい緻密なんですよね。
本当に漆喰でこう持って作ってるのかって本当に疑うぐらいの、
もう髪の毛一本一本に至るまで本当に細かく作られてて、
綺麗だしねそもそもねすごい技術だなと思いましたね。
そうですよね。本来であれば大工仕事の道具だったわけですけれども、
それをあんなに繊細に使いこなしてね立体と芸術っていうなんかかつ絵っていうね、
なんとも言えない斬新なジャンルの絵をやっぱり発想もすごいし、
技術がやっぱり何よりそれを支えたわけですよね。
いやーちょっとこれマジで俺だけ見入ってたよね。
他の同行者あまり興味なかったかもしれないんですけれども。
いやーやっぱちょっと細かい部分見たくてすごいギリギリまで近寄ってみたりとか、
ちょっと引いてみたりとか。でやっぱり立体になってるからすごい迫力がどんどん出てくるんですよね。
すごい引き込まれるというか見ちゃう作品だなって感じでしたね。
そうなんですよ。やっぱりだからこそこの古典といえば入江長八、
そして伊豆の長八というようにね、天下の名古屋として今も語り継がれていて、
長八自身は明治の中頃まで生きてたのかなっていう感じなんですけれども、
実際にはね、ここの美術館のその隣にもね、
城管寺っていうお寺があって、ここにもね、伊豆の長八記念館というものもあります。
そこにはね、長八はそういうわけで絵も描ける人でしたので、
お寺のね、天井にね、竜を描いた、そういったね対策も残っていたり、
あるいはこの松崎の中心市街から車で15分くらいかな、
行ったところにある岩品学校っていうところがあるんですけれども、これ明治時代にできた学校の跡地なんですね。
その学校の建物の中にはね、長八の描いた鶴の絵とかもあったりします。
そしてね、ちょっと今回の旅では行けませんが、
以前ね、ご紹介したヘダというところありますね。沼津市のヘダ。
プチャーチンがやってきてね、船を作っていったという小さな予想なんですけれども、
そのヘダにもね、松城亭っていうね、邸宅がありまして、
この中にもね、やはり長八の作品が残っていたりするんですね。
だからいろんなところで絵を残していって、そのいくつかはやっぱりいずにね、
こうやって今も展覧されているということになりますので、
興味がある方はこの美術館を足掛かりに、松崎だったりヘダもね、車で1時間くらいで行けますので、
もう合わせて行っていただくと、長八のいろんな作品をね、より見ることができるんじゃないかと思います。
ちょっと余談ですけど、我々実際ヘダ行きましてね。
そうなんですよ。
ヘダの造船博物館。もうちょっと僕は念願なところはあるんですけど。
そうですそうですそうです。
行って、やっぱちょっと感動したね。
はい。
やっぱあの物語はグッドグルーモンがあるよね。
そうですね。
なので行ける方はぜひそちらもね、合わせて行っていただくといいかなって感じですね。
今ちょっと言ったようにね、この伊豆の長八が活躍していた頃というのは、
大体幕末から明治なんですけれども、この頃の松崎はそういうわけで、
開古のね、紀伊都の貿易とかでもって栄えた町人たちが新しい街並みを形成し始めました。
それが今ね、なまこ壁通りとして残っているんですね。
はい。僕ね、この壁がなまこ壁って言うんだっていうの初めて知りました。
見たことはあるんだけどね。
この黒いこうひしがったというか、45度傾いた正方形の辺のところにこう持ってある白い白いがね、
ついているというのがなまこ壁なんですよね。
うん。これは要は塀を作る上でのつなぎ目というところを補強しなければいけないんですけれども、
そこに漆黒を塗り固めることで補強をする。
同時にこれをもうちょっと盛り上げることで、デザイン上の面白さを出すということでもあって、
これがね、海にいるなまこっていう生き物いますけれども、あれに似てるからなまこ壁と言われるようになったというようなものですね。
松崎はね、特にこのなまこ壁の旧化が残っている点で有名で、
なまこ壁って引くとやっぱり松崎が松崎に出てくるようなね、そんな街でもあります。
確かに至る所にあった印象はありますね。
そうですね。やっぱりそれだけ栄えた町民が多かったということもあるし、
これはそもそもは、まず防火性、しっかり火を炎症を防ぐためのものでもあるし、
あとやはり松崎というのは海に面していますから、特に冬の時期は季節風が結構激しく吹くと。
西からの季節風ですね。そういうのも防ぐための暴風の意味合いもあったというわけなんですね。
だからやっぱり生活をする上で必須だった。それをできるだけの富を持っていた。
そしてみんながそれをこう気づくとで、街並みとしても統一感があるし、火事が起きにくくなるし、
そして現在にも本当に残ったしというね、そういったものになります。
なのでこの辺りをね、ゆっくり街歩きしてもらうっていうのは非常にいいと思うんですね。
もう割と街全体もね、のんびりした感じというか、ゆったり歩ける感じですよね。
そうですね。松崎は人口5000人くらいのところで、静岡県から確か街としては一番小さい人口規模なのかなというふうに思いますね。
まあ本当はまったりって感じだよね。
まあそうですね。中を見学できるね、邸宅もありますし、こういうアートになっているものもありますし。
これすごいね。
うん。
これは、蔵?おうちか。
そうです。
おうちの壁全面がなまこ壁だね。
これはちょっとすごいよね。
すごいね。
あとは一部はカフェとかにもなっていて、私たちこれ本当に行きましたけれども、なまこ壁の旧化を見延べしたカフェがあって、そこで松崎という桜場というのが特産品でね、生産量確か日本一なんですよね。
というもので、要は桜餅みたいな要領をいただけて、ちょうど我々も春を迎える頃だったのでね、すごく季節感もあっていいなという感じでした。
で、調べていただくとね、この松崎のなまこ壁の中にも実際に泊まれる旅館とかもあったりするので、こっちはこっちでね、町の中で泊まりたいなという方がいたらね、調べてもらってもいいんじゃないかと思います。
足湯とかもあるしね。
そうそうそう、足湯がまたいいんですよね。
いいですね。
なので、あんまり細々と時間に絞られず、午前中ゆっくりこの松崎の市街を街歩きするっていうのでね、ちょうどいいんじゃないかというふうに思うんですね。
でね、もう一つここで松崎に関するトピックをお話したいと思うんですけれども、それが今回のテーマに関わってくるんですが、実は最近松崎を舞台にしたある漫画作品が非常に話題を集めてるんですね。
それがライオットという作品です。現在月刊スピリッツでね、今連載中の作品になっていて、作者は塚田祐太さん、この方も静岡の方ですね。松崎の高校生たちがジンを作るという物語なんですね。
マガジンのジンですね。
そうです。これまで何度か触れていますけれども、お酒ではなくて自分たちで自主制作の出版物、冊子だというものを高校生たちが作るという物語なんですね。
これが松崎高校という実在の高校舞台になっていて、実際にこの松崎の街に暮らす高校生たちがそれぞれの生活だったり悩みだったりっていうものをね、頭にありながらも一緒に本を作っていくっていうプロジェクトをね、いろんな人の理解を得ながら達成していくっていうもので、
同時にね、そのなんとなく田舎の閉塞感のある感じというのをモヤモヤしていたものが、実はね、自分たちの本を作るってことによって、街の魅力とかにどんどん気づいていくっていうようなね、そんな青春のストーリーでもあったりします。
これ激アツですよ。
これいい漫画だよね。
めちゃめちゃいいです。もうこれだけ語る回やりたいぐらいですよ。
本当ですね。
いや、めちゃめちゃいいですよ。青春感がすごいあるし、なんかこのものづくりの現体験というか、ものづくりの喜びってこれだよねみたいな。
はい。
もう本当なんかそのコアを描いてるような感じがあって、もう俺にはぶっ刺さってますよ。
はい、そうなんですよね。
僕はもう仕事でも趣味でももの作ってる人間なんで。
はい、本当そうです。
本当に刺さりますね、これ。
これ紹介してくれたのは以前第2回のコースでやった沼津にあるリバーブックスさんという書店がありまして、それ僕の会社の先輩だった人なんですけれども、その方と話してるときにすごい面白い漫画があるっていうのを紹介してくれて、なので僕もそのリバーブックスさんに紹介してもらえないとなかなか出会わなかったかもしれないんですけれども、めちゃくちゃハマりますね。
でもこの漫画あれだよね、この漫画がすごい選ばれてるんですよね。
そう、2026年のこの漫画すごい大賞ですかね、にノミネートされて14位に見るとランクインしたと思うんですけれども、まだ第4巻までしか単行本は出てなかったと思うんですが、徐々に注目が集まっている漫画なんですよ。
本当に松崎町の風景を忠実に再現しているので、この第1巻の表紙がまさに我々が行ったカフェでナマコ壁も映っているわけですよね。この橋も本当に実際にある橋なので。
僕ら渡った橋ですよね。
そうです渡った橋です。なのでやっぱりこの地域っていうものへの味方だったり愛着だったりっていうものもね、だんだんだんだんこの高校生を通して深まっていくんじゃないかなと思う素晴らしい作品なんですね。
実際に僕らが旅行行ってその後僕は読んでいるので、漫画ページめくっているとここはあそこじゃないかなみたいな景色がたくさん出てくるんですよ。
そうなんですそうなんです。
それも楽しいしね。
うん。ちょっとその話から派生してなんですけれども、このライオットっていうのはすごく何か大きな事件が起こるわけでもなくて、割とまったりとした感じなんだけども、ただそれの中で高校生たちが徐々に徐々に周りの人とかとこの本を作るって影響を受けながら成長していく姿があるわけですよね。
最初に出てくる1個目がね、この漫画上ではデュパンというね、喫茶デュパンという喫茶店でね、この友達主人公の2人がね、それぞれ話すわけでもなく雑誌を読んでいるというね、それの場面から始まるわけなんですね。
うん。 で僕ね、このライオットがやっぱり非常に好きで、そっから松崎にまた注目し始めたんですけれども、このデュパンがね、どこをモデルにしてるのか、なかなか僕分からないんですよ、未だに。ただ、僕が今まで訪れた中ではここが一番近いんじゃないかなっていうところにね、ちょっとお昼を食べに行きたいと思うんですね。
あ、なるほど。 はい。それがですね、生小壁通りの中心部からだいたい歩いて5分ほどのところにあるコマさんです。
ああ、なんか近い雰囲気だね。 はい。これがね、一巻の冒頭にあるこの感じと似てる気がするんですよ。雑誌が置いてあってさ、で、もう超レトロな喫茶店なんですよ、ここもね。
うん。ああ、確かに似てるかもな。 まあ、違うのはこっちの漫画の中ではこの2列で店がもうちょっと広いんですけれども、コマさんはもう1列で割と席を絞った感じのレトロな喫茶店なんですけどね。本格的であり古風ないわゆる喫茶店っていう感じなんです。
お料理は割と喫茶店メニューって感じですかね。 そうですそうです。何か特段もすごくとんがったメニューがあるというわけではないんですけれども、いわゆる昔ながらのカレーアイスだったり林ライスだったりとか、あるいは普通に結構定食みたいなものもね。
本当だね。生姜焼きかな。 こんな感じでメニューもいかにも昔ながらの。 ちょっとシュワシュワになってる感じがいいですね。カレーとかドリアピラフとか喫茶店メニューっていう感じで、でも割とちゃんと食べれそうな感じですね。
かつね、僕実は朝行ってるんですよ。ちょっと別県で松崎に行ったことがあって、最近行ったんですけれども。それでスドマニなどに泊まって、ここに朝食べに行ったんですけれども、モーニングメニューも美味しくてね。トーストとソーセージと目玉焼きといわゆる本当に王道なんですけど、それと特製のコマブレンドって言ってたかな。
コーヒーどんやさんと言って、お豆とかも売ってるっていうのはかなりコーヒーにこだわっている。僕はコーヒーちょっとあんまり詳しくないのであれなんですけれども。 牛パンでも豆売ってるんだよな。 そうなんです。なので僕はこれなんじゃないかなって思うんですよね。もしちょっと他に松崎の方ここだってのがあれば教えてほしいんですけれども。
いいね。だから聖地かもしれないお店。 かもしれない。で、たびたびここで編集会議をするんですよね。 地元の喫茶店で学生が集まって何かしてるっていう、なんかいい光景ですよね。 いい光景なんですよ。で、ここでこういろんなアイデアが生まれていったり、途中から女の子もカメラマンが加わるんですけれども、そういった話とかもね。場面場面でやっぱり大事なところに出てくるね。
そうなんですよね。ここでアイジーが目覚めるんですよね。 そうなんですそうなんです。いやーいいっすよ。めちゃめちゃいいっすよこの漫画。
そうなんですよ。このテキストを書く人とデザインをする人とカメラマンの女の子っていう大体この3人でやるんですけれども、それぞれいろんな課題とか悩みを抱えながら自分なりの表現っていうのを模索していくっていうストーリーなんですよね。
もしかしたら別にお店の人に聞いたわけでもないし、どっかに情報があるわけでもないんだけど、僕が思うにはここなんじゃないかなという気がします。場所的にもね。そもそもでもめちゃくちゃ美味しいし、やっぱり街の本当に緩やかな雰囲気が流れてて、本当におじいさんとかが新聞読んでたり朝雑誌読んでたりっていう感じなので、そこも含めてやっぱりここなんじゃないかなという気がするんですけれども、ぜひ朝でも昼でも訪れてもらえるといいんじゃないかと思います。
ライオットの話をちょっと続けるわけですけれども、ライオットは当初この男の子2人が出会って、ジンというものを作っていくという話になっていくわけですね。ただこの主人公の1人はね、実はお兄ちゃんがいてね、その人が実は出版社で勤めている東京のね、そういったところでちょっと焦りというかコンプレックスみたいなのを抱えているんですよね。
お兄ちゃんが実際にポパイのライターの仕事をしてたりとか、東京に出てね。っていうので、ちょっと憧れとコンプレックスとみたいな感じですね。
そうなんですよね。かつまあこの子は結構サブカルと言っちゃあれですけれども、そういったものに敏感で、ただやっぱり自分なりのちょっとポリシーみたいなのがあってね。おじいちゃんの肩網であるこの小さな時計。
懐中時計をね。
そう、懐中時計ですね。渋い。
渋いね。その本人の世界がちゃんとあるというか。
そうそうそう。世界観があるんですよ。だからこそまあ多分友達がすごく多いというわけではなさそうなんだけれども、このもう一人の主人公である男の子愛次とは非常にね、気があって本を作っていくことになるんですよね。
ただやっぱりね、本を作ると言ってもやっぱりちょっとその気負いみたいなものはありますから、なかなかね、最初迷うんですよ。
だからこの二人は別に雑誌作りに詳しいわけじゃなくて、本当に一冊目は衝動で作るんだよね。
そうなんです。
だからもう本当に模索模索でやっていくっていう感じですよね。
そうなんですよ。それがやっぱりね、そのプロの目というか、そういうのの好きなマスターみたいなのが途中で出てくるんですけれども、その人からするとまだまだもうちょっと伸びしろがあるよねっていう風に。
でかっけい人を作ってきたらうちの店に置いてやるよみたいな約束もされてね、ってなった時に自分たちが作りたかったこの雑誌とか表現っていうのが人というものなんだというのに気づいていくんですよね。
で、それ一方で自分たちの作りたい人って何なんだろうっていうことを困ってくるんですよね。
例えばじゃあテクニック的な部分ばっかりがなんか先行していって、自分たちが伝えたいことって何なんだろうっていう風のをなかなかこう見えてこなくなっちゃう。
瞑想していっちゃうんですよね、途中でね。ところがある時ね、この松崎の街を歩いている時に不思議な光景に出会うんですね。
不思議な木彫りの職人に会うんですよね。
不審者なんじゃないかって最初思うんだけども、実はこの地域で活動している彫刻家の人で、その人からこういうことを言われるんですね。
この街は好きですか?そしたら愛知がえ?ってなって。みんなが好きとか嫌いとかあまり考えたことないかも。
でももっといろんなものを見たいなとは思ってます。というふうに答える。そうするとそうですか?というふうに言って、このページがいいんですね。
僕に限らず大人になると、生まれ育ったふるさとを思うことが多くなります。
僕も以前は東京にいましたが、2年前この街に戻ってきました。
いいところですよここはっていうふうに言って。
そしてこの3人たちはいろいろなことを思うんですね。
いい出会いだったなとなった先に、上海というこの主人公が最後に気づくんですね。
そっか、これでいいんじゃん。見るべき世界は足元に広がっていたんだと。
というのが2巻の最後になるんですけれども。
このあたりが伏線の回収にもはや入るんですけども。
東出で起こっていた稲取の話と、僕はこの西出の松崎で起こっていることの共通性っていうのは非常に面白いと思ってるんですね。
要は何もないというふうに思っていた街っていうのが、ふとした見方を変えたり、あるいは表現しようというモチベーションがあったり、地域を盛り上げようかわかんないけれどもね。
何か普段の日常生活とは別の観点、行動の原理で持ってみたとき、足を踏み入れたときに、そこにはしっかり魅力があるということに気づいていくんですよね。
彼らがまたね。
そしてこの地元、この松崎をモデルにした碇町というところになってるんですけれども、この街の面白さっていうのを伝える陣というのを作り始めていく。
というのが今の僕が持っている単行本の中でも最新の状況なんですよね。
はい。
そうね。いやー何かいいストーリーなんだよな。
だからその作り手目線でもめちゃくちゃ面白いし、この主人公の上海と愛知が築いていくその地元に目を向けるっていう視点がやっぱね、このポッドキャストやってる僕らからするとすごく近い視点なので。
何かそういう色々重なる部分があってね、すごく刺さるんだよ。
いや何かそこに目を向けてる高校生っていうのがすごくいいなと思うんですよね。
そうですね。
やっぱその都会とか外の世界に行きたがる、あるいはそのスマホばかりに目を落としている高校生へのアンチテーゼというか、ある意味パンクな姿勢をとってるこの二人がすごくいいなって思いますね。
そうなんです。やっぱりどうしても自分たちの街は田舎でって閉塞感があってって最初思ってるんだよね。
だけどそれが足元への世界の魅力というのを築いていくっていうその過程はまさにね、今内田が言った通り都会、それはお兄ちゃんにも当たるわけなんですけれども、
コンプレックスみたいなものを裏返しで、でもそれをコンプレックスに克服していくみたいなストーリーでもあるんですよね。
っていうね、このライオットっていう漫画が松崎で本当に舞台になっていて、風景は本当に実在の風景どこどこっていうのはすぐわかるんですよね、大体ね。
そしてね、この高校生たちが本を作っていくわけなんですけど、なかなか完成まで難しいわけなんですね。
その中でね、ある象徴的なアイテムが出てくるんですよ。それが2巻の前半に出てくるんですけれども、
愛知と上海がね、二人ともとあるお店の前で立ってぼーっとしてるんですね。
どうする?どうするよ?どうするって?食っちゃう?
でも、え?お店の前で張り付いて何やってんの?ってこの女の子に言われるわけです。
そして買わないの?私もコロッケ買いたいんだけど、というふうに女の子に言われる。
そしたら上海がこう答えるんですね。
僕らがこのコロッケを食べるのはある特別な時だけなんだ。
え?人作った。だけどまだコロッケは食べられない。
というね、このコロッケというのが非常になんかシンボリックなアイテム出てくるんですよ。
そうですね。だから彼らにとってはこの人を作ったご褒美というか、達成感としてこのコロッケがあるんですよね。
そうなんです。そして実際にね、第7話においてね、この2冊目の人が完成するんですけれども、
そこでね、このコロッケで乾杯をするというね、場面があるんですね。
このコロッケがですね、実在するんですね。
というのをちょっと見ていきたいと思うんですけれども、
コマさんから徒歩10分ぐらいのところにあるアサイミートさんです。
なんとね、このオリジナルメニューなんですけれども、皮のりコロッケっていうものがあるんですね。
これ、皮のりというのは何かというと、松崎町の特産で皮に自生する海苔があるんですよね。
で、だいたい僕が本当に言った2月から3月ぐらいの時期にかけて、皮で収穫をして、天日干しをして、
それをね、乾き物にしたり、あるいはこうやって練り込んだりという加工をしていくというもので、
僕も実はね、家で買って食べてみたんですけれども、ちょっと独特のやっぱり風味がするものなんですよね。
いや、僕も買って帰ったんですけど、すごい風味強くてね。
強いんですよ。
だからもうちょっとご飯にかけただけで、すごい海苔の香りがして、味も割と濃いというか、しっかりあるんで。
美味しかったな、これ。
そうですよね。
おすすめは卵かけご飯って言われてたんで、それで食べたんですけど、めちゃめちゃうまいね。
でしょうね。
僕はとろろそばを作って、そのとろろの中にまぶしましたね。
いいね。
でもやっぱり風味が生きていいんですよね。
その皮のりも実際この近くの漁協とかで買えるんですけれども、アサイミートさんに行くとね、皮のりが具の一部に使われている皮のりコロッケというものが食べられるんですね。
ライオとの作中で彼らが食べようとしていたのはこれなんですね。
それが実在しているということなんです。
これ美味しかったね。
本当さっき言ったように海苔の風味が強いので、食べると海苔の香りがして、そのジャガイモの甘みもあるし。
美味しかったな、これ。
ここでしか食べられないと思いますね。
もちろんテイクアウトもできるので、店の先のちょっとしたベンチで食べておくこともできます。
なのでその時はまさにライオとの彼らと同じような立場になっているわけです。
これ確かに買い食いしたいよね。
そうですね。
このアサイミートさんは創業90年を超える老舗の生肉店。
だいだい松崎の街を見守ってきてね。
だから皮のりコロッケが非常に有名なんだけれども、実際にいわゆる普通のコロッケだったりとかメンチカツだったりとかそういったものも頂いてね。
我々も2個ぐらい買っちゃったんですよね。
メンチ食べたかな。美味しかったな。
やっぱ普通に肉屋のコロッケって美味いよね。
美味しいですね。本当に美味しいんですよね。
ここはお肉屋さんなんですよね。
そうです。だから地元の方は生肉店としてお肉を買いに来る場所でもあるし、もちろんお惣菜もあるんだけど。
いや良かったなこれ。
そしてここでね、とある衝撃的な出会いを我々知ってましたね。
僕らがこの皮のりコロッケを注文しようとした時に、先に注文してた方々がいて。
その方々がね、店内で動画を回し始めたんだよね。スマホでね。
なんだこれはと思って。
ちょっと軽く聞き耳立ててたら、町長さんですね。
町長さんと観光協会なのかな。
観光のPRを手伝っている学生さんたちがね、PRの動画を撮っていたという場面に我々がたまたま遭遇したんですよね。
そこで町長さんと握手したりとか。
我々こういう番組やってますっていうので、PRの方とインスタ交換したりして。
ここは本当に思わぬ出会いでしたね。
我々は町長さんの写真も撮らせてもらってね。
そのPRの動画一緒に撮ったんだよね。
そうなんですよ。っていう素敵な出会いがあったんですよね。
なので本当に町の自慢でもあるし、でも町の皆さんの生活に馴染んでいて。
だからこそこのライオというのが描写されるし、それをめがけて我々観光客も来るしというね。
やっぱり町の一つの観光の拠点としてもね、ぜひ訪ねてほしいところではありますね。
お客さんも本当に引きになしに来てて。
やっぱ観光スポットみたいな名物みたいな感じでもあるし、地元の人が買いに来るっていうのもあるし。
本当に光景として一部に馴染んでるんだなっていう感じですよね。
なのでぜひここでおやつ程度に食べていただいて、あとは周りの漁協とかにも行っていただけるとお土産とかもたくさん売ってますからね。
この港近くのね散歩にお供にしてもらえるといいんじゃないかなと。
特にライオとをね、やっぱり読んだことがあるよって方は、孤独家もそうなんですけれども、その近くの風景一つ一つに彼らの足跡がありますから。
そこもぜひ堪能してもらえるといいんじゃないかなというふうに思いますね。
これもだからまた読んでから行くとね、ここだここだっていう発見になるからね。
そうなんですそうなんです。
はい。
そしてねいよいよこの伊豆の2泊3日の旅も締めくくりになるわけなんですけれども、やっぱり伊豆といえば温泉ということでね。
最後この松崎町にあるねすごい温泉が一個ありまして、それをご紹介して終わりにしたいというふうに思います。
アサイミントさん、つまり松崎の中心市街地ですね。
から車で10分ほどちょっと山の方にね走らせていただいて、そこにあるのが野天風呂、山の家です。
野天風呂、露天じゃないんですね。
そうなんです。野原の野と書いて野天風呂なんです。
これは確かに野天風呂だな。確かに露天よりもっとなんか開けてるというか、地面に風呂があるって感じだね。
そうなんですよ。これがねなかなか僕びっくりしまして、素晴らしいなと思ってるんですけれども。
これはですね、江戸時代の中頃なので今から250年ほど前に発見された大沢温泉といえば温泉が松崎にあるんですけれども、この温泉の中の一部の施設なんですね。
なので他にも被害温泉施設があるので、それぞれ好みに応じて使い分けてもらえればと思うんですけれども、この野天風呂についてはですね、実際にこの敷地の中で自噴している。
ここで吹き出しているものをただそのまま源泉かけ流しというかもはや吹き流しというままに入れているというものなんですね。
すごいね。湧いてるとこから取ってきてるわけじゃないんだね。湧いてるとこに風呂を作ったんだ。
多少その敷地内にもあるかもしれないけれども。
いやでもすごいな。もうやっぱこの開放感よね。
そうなんです。
ちょっと恥ずかしくなりそうなぐらいですよねこれ。
そうなんですよ。これね実際にね、ダンジョンもちろん分かれてるんですけれども、結構ね普通に変なふらふらしたら外から見えちゃうんじゃないか。
川向こうには道路があるんですけれども、小さな道路あんまり来ないんですけれども、から見えるんじゃないかっていうぐらいの感じなんですよね。開放感がすごくて。
さっきの伊豆の踊り子の話じゃないんですけれども。だから本当に昔からのやしをあふれるね。
あまり変に区切ったりしないで、自然の恵みを自然のままに受け取ろうという、そんな感じなのかなという気がします。
その証拠なのかね、洗い場もシャワーもあるにはあるんですけど、シャンプーとかリンスは常設はしていなくて、自分で持ってくるか、あるいはフロントみたいなところがあるんですけど、そこで購入するかという感じなんですね。
いつものいわゆるケラヨンみたいなものはあんまりなくて、一脚ぐらいしかなかったかな。
自然石がね、平坦でゴツゴツした自然石磨かれているものがあって、そこにみんな座ってね、やるみたいな感じですね。
いやもうもはや野生って感じだよね。
そうですそうです。だから非常にある意味原始的なね、統治っていうものを今に伝えているんじゃないかなという気もするんですね。
実際に僕はですね、ここに泊まったんですね。
泊まれるのね。
そうなんです。ここね、川向こうの、ちょっとだから歩いて2分3分のところなんですけれども、統治どころっていうものがありまして、
まあいわゆる統治なのでホテルとかではないんですけれども、ただまあ貸し間というかね、部屋が貸し切りで泊まれるよっていうだけなので、料理とかは全部自分で何とかしなきゃいけないんですけれども、その格安でね、一泊5千円しないくらいで1日泊まれるんですよ。
その間はもちろんね、お湯がやっている間9時までだったかなと思うんですけれども、何回でも入ることができるし。
ここで僕は実際本とかも読んだりもしましたし。
面白いなこれ。
で、やっぱり何が良かったって、これは本当に3月の下旬に行ったんですけれども、この野天風呂のね、まあやっぱりこれも出雲石なんですけれども、に腰掛けてふと上を見上げると、桜の花びらがね、山桜の葉がどっからか流れてくるんですよ。
風に乗って。
それをね、黒文字だと思うんですけれども、黒文字ってのは和菓子の用字に使うやつですね。
黒文字はいずれによく取れるんですけれども、その葉っぱを透かしてね、桜の花びらがお風呂に降り落ちてくるんですよね。
別に誰が降ったわけでもないんだけども、自然に山桜がどっかから流れてくるんですよ。
へー。
とかこの、一個一個のね、石に生えてる苔だったりとか、あるいは樹林がこう降りかかってくる感じなので、その日光を透かして陽明とかも見える通りでね、ぼーっと空を見上げながら、降ってくる桜を見上げながら、湯に浸かるっていうね、本当に自然で開放的で、春の陽気のね、いいところで浸かれたんですよね。
ベストシーズンだったかもしれないですよ、ある意味ね。
いいね、なんか山桜が降ってるのはいいですね。
うん。
もうちゃんと温泉だしね。
はい。
潜質としてもね、僕がその時ボディーソープを忘れてしまって、買おうかと思ったんですけれども、温泉のその人曰く、ここはその弱アルカリ性の、非常にこう潜質が良くて、かつも厳選だからっていうんで、殺菌効果とか保湿効果っていう意味で言うと、本当にね、ボディーソープなくてもいいくらいですよっていう話をして。
へー。
それぐらい体がすごい綺麗になってっていうふうな話をされて、確かにちょっとやっぱりぬめりがあるんですけれども、すごくやっぱり温まるし、消毒効果ってやっぱりすごくあるんだろうなっていう感じで、もちろんボディーソープ持ち込んでる方もいっぱいいましたけれども、そういった効果もあるというふうに言われているわけなんですね。
へー。
うん。
なんか本当に当時って感じがするね。
そうですね。
で、やっぱりね、これも前日の夕方の福田屋さんと同じで、目の前には渓谷があってね、その谷の間を川が流れていく音というのを聞きながらね、もうずーっといられます、本当に。
結構湯は暑いんですけど、外に出てしばらく日光旅行をしてみたいなね、そんな感じでもいいわけですね。
これやっぱ昼間が良さそうだね。
そうですね。ここは昼間がいい気がしますね。
なのでこの旅のコースに落とし込むと、大体2時から3時くらいにかけてね、ここにいてもらうっていうのがね、非常にいいんじゃないかという気がします。
ここでだからやっぱりいろんな伊豆の石とか谷合いが作る景観だったりとか、樹木のこのお石下って影を作っている感じだったりとかっていうものにね、川端康成が言ったその画廊ですよね。
これまでの行った中伊豆、東伊豆、南伊豆、西伊豆、それぞれのね、やっぱり景観の違いだったり文学というのを思い出してもらえるといいんじゃないかなというわけですね。
脳内に画廊を作る感じですね。
そうそうそうそうそう。そういうことですね。
いいですね。
はい。というね、のてんぶる山の家さんでした。
松崎というのは非常にもう伊豆半島の中では南側にありますから、三島村はかなり時間かかります。
早めにね、上がって新幹線とかの時間に間に合うようにね、十分に時間を気をつけてください。
車でだいたい2時間ぐらいかかると思いますので、それで三島駅に到着して、そこでだいたい6時前ぐらいですかね、三島駅に着いているという想定でこの旅を終わりにしたいというふうに思います。
それでは3日目を振り返っていきましょう。
前日は民宿海徳丸に泊まっておりまして、朝ごはんもそちらでいただくと。
本当にね、盛りだくさんな美味しい朝ごはんが待ってますので、そちらをまず堪能して。
あと、おかみさんのあった傘にも触れてね、朝9時50分ごろ、宿をチェックアウトします。
そこから来るまで5分ほど、むろい和道ですね。
こちらは伊豆石の採石場の跡ですね。
ですので、石を削り出してできたトンネルを探索していくようなね、観光ですかね。
そしてそのトンネルを抜けた先に駿河湾が広がっているという、ちょっと秘密基地的な感覚にもなれるような絶景スポットでもありますので、ぜひこちらを楽しんでいただいて。
そこから来るまで5分ほど、松崎町の市街地の方に向かっていきます。
伊豆の長八美術館ですね。
漆喰をこのコテで盛り上げて作る絵画、立体的な絵画を作り上げた、入江長八の業績を見れるような技術館になっております。
ここはちょっともうぜひ、中にルーペもありますので、それを見ながら、本当に細かいその技術の高さっていうのを、あとはその絵全体の迫力っていうのをね、見ていただければと思います。
そこから徒歩3分ほど、なまこ壁通り。
ここはもう本当、街歩きという感じですね。
松崎町の街中にある、なまこ壁の通りを散策するという感じですね。
通りの中には、足湯があったりとか、カフェがあったりとかしますので、そちらに立ち寄ったりもしながら、街を散策していただければと。
この散策中にね、このライオットに出てくるような景色がね、そこここにありますので、それを探しながら歩くのも楽しいかもしれませんね。
そこから徒歩5分ほど、コマさんですね。
この松崎町の老舗の喫茶店で、春夜の見立てでは、このライオットのデュパンのモデルなんじゃないかという喫茶店ですね。
こちらで昼食をいただきます。
喫茶店のメニューが豊富にありますので、カレーだったりオムライスだったり、お好きなメニューと、あとはコーヒーですかね。
もう召し上がっていただければと思います。
そこから徒歩10分ほど、アサイミートですね。
ここはもう本当にライオットで出てくる、キーアイテムの皮のりコロッケを実際に売っているお店ですね。
ライオットファンはぜひ食べていただきたいですし、そうでなくても皮のりコロッケ、ほんとに海苔の風味がいい具合にあって、本当に美味しいのでね。
おやつ感覚でぜひ食べていただければと思います。
そこから来るまで10分ほど、野天風呂山の家さんですね。
このコースの締めくくりに開放感あふれる、もはや野生みあふれる野天風呂で一風呂浴びていただいて、
このお風呂に浸かりながらこのコースの風景をね、この伊豆半島の各地の景色を巡ってきましたから、
それを脳内で反芻しながらゆっくり温泉に浸かっていただければと思いますね。
そこから来るまで120分ほど、結構ロングドライブですが、
三島駅に戻りまして、車を返して新幹線でね、ご自宅へということでこのコースが終了ということですね。
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このいろんな作品を道しるべに伊豆半島各地を巡っていって、
僕的に印象的なのはやっぱり東伊豆、西伊豆の地域創生の仕方っていうのが本当にいい形だなっていう気がしてて、
やっぱり地域創生っていうと新しいものを作るみたいなイメージになりがちになるような気もするんですけど、
元あるものはそのままで、そこにストーリーというか視点を作っていくっていう、
それが新しくも元々あるものを受け入れてそれをそのまま出していこうみたいな姿勢に見えて、
すごく素敵だなっていう感じがしましたね。
おっしゃる通りやっぱり元にあるものっていうのは、そもそも必要があるからあるものなのであって、
じゃあなんでその必要が生まれてくるのかというと、
その街だったり地域の環境とか文化、自然の何らかの理由によって取り澄まされてきたものがあるわけですよね。
それが結局地域の固有のフードになっているわけで、
そのフードが外の人から見るとやっぱり面白いって思った時に、それが魅力に転じていく。
そんな多分営みなわけですよね。
だからある意味当然ちゃ当然なんだけれども、
確立化された全ての観光の魅力ではなくて、
もう本当に言った通りですよね。
ある意味その視点とかストーリーの作り方っていうのが、
このある意味イズンとか物語っていうものと共通するんじゃないかっていう気がするんですよね。
だからなんかやっぱりその新しいスポット、
まあね、宿とか新しいものはできてるんだけど、
でもなんかそれ以外は割と元々あるものですよね。
そうですね。
なんかそれが素敵ですよね。
なんかその魅力100%っていう、濃縮還元すらしてないような、
その素の魅力を作ってるというか、
押し出してるというか、いう動きがすごくいいなと思いましたね。
今やっぱり言ってくれたのは新しいイズンの動きなんですけれども、
やっぱりその一方で元々のイズンがどうだったのかっていうと、
まあもちろん地域によって差はあるんですけれども、
一方で井上康さんが住んでいたようなものもあるし、
そこを育めた文学もあれば、
旅人であった川端康成の文学もあったわけで、
やっぱりそういった東京からの距離だったりっていうものを含めて、
どうしても東京の人が自然というものを感じたい、
路上というものを感じたいときに来やすい場所だった。
一方でこの伊豆という結構ガッチリ囲まれた地域の中で育った井上康っていうのは、
東京へとあるいは母への憧れみたいなものもあったわけなんだけれども、
結果的にはやっぱり湯ヶ島という縁を紡ぎ続けて、
コースから省いたんですけれども、
井上康さんご本人のお墓も今まだ湯ヶ島にありますので、
というふうになっていったわけですよね。
今回のコースを通じて一つ実は共通項というものを無理に見出そうとするとですね、
結構青春的な時代、人生における、
そこにおける地域との関わり方っていうのが結構いろんな面であるんじゃないかと思ってるんですけど、
井上康さんの場合は、白万馬における工作ですけれども、
小学校から中学校へ行くとき、そこに人間の生と死っていうものを知ったりとか、
母への憧れとコンプレックスみたいなのもありながら、
やがて外への憧れにすらなっていく一方で、
ふるさとっていうものを強くやっぱり意識するようにもなっていくわけですよね、
外へ行くからこそ。
一方で川端康成の伊豆の踊り子の場合は、
自分自身が旅人であるわけなんだけれども、
東京で疲れて来たところで癒されるような驚き事であって、
ただその別れもあって、
それも一つの文学的に考えだったり悩みみたいなのをより深めてしまったのかもしれないけど、
結果的にその時の体験のもとにしたものっていうのが、
ノーベル文学賞にもなるレベルのものに昇華していく。
そして一方で、今日見ていたライオットの中の主人公たちですとか、
あるいは東伊豆町の稲取でやるこの風の足跡の主人公たちっていうのも、
だいたい今やっぱり高校生とかが主人公になっていて、
彼らが地元の魅力というものに気づき始める。
それから自分たちどう表現していこうかっていうものを考え始める。
そんなタイミングだと思うんですよね。
だからやっぱりそれは旅人であり住人であり、
人生のまだ成熟しきってないすごくでも大事な一段面っていうものを、
伊豆というもので多彩な表情を持っているからこそ、
自分なりの受け取り方っていうのが多分あった。
それがやっぱり文学とか物語で生まれる素地だったのかなっていうふうにも思うんですよね。
そう思うと大学生とかに行ってほしいね。
そうなんですよ。行きやすいしね。
そうだよね。
で、タイトルの話なんですけれども、
読む旅伊豆、彼を養う言葉の故郷というふうにあるんですけれども、
この読む旅っていうのは、トギップの旅でもいいんですけれども、
読む旅に伊豆に行ってほしいというね。
そんな意味もダブルミニングがあったりする。
言葉の故郷はやっぱり今日見てきたいろんな言葉があるわけですけれども、
その故郷はどの伊豆もね、どの伊豆の段面もそうだということ。
春を養うっていうのはもちろんね、人生における春を養うっていうことももちろんそうなんですけど、
これはもう一部の文学ファンの方が気づいたんじゃないかと思うんですが、
こんなね名言があるわけですね。
これを養うこと春の如し。
養子助孫、これを養うや、これあるいは養うこと春の如しというね。
中国の古典漢書というものに出てくる言葉なんですね。
これはね、いろんな解釈はあるんですけれども、
人を育てるにしても何かをやるにしても、ガーッて一気にやるとかじゃなくて、
春の日のように温かくゆっくりとやっていくっていうようなね、そんなちょっと柔らかい言葉なんですよね。
そしてね、これがね、伊能康の座右の銘なんですね。
伊能康さんご自身の回想によると、
まさにシロバンバの舞台にもなった自分の湯ヶ島の家の額縁にね、これが飾ってあったって言うんですね。
額がこれがかかってたと言うんですよ。
それですごく早い時期からこの言葉には親しんでいったと言うんですね。
で、伊能康さんの人生そのものがやっぱりこれをね、モットーとしていたわけなんですけれども、
そこにはやっぱりね、さっきまで見てきたような青春の一段目を伊豆に過ごしたキャラクターたち、あるいは人たちの話っていうのも重なるなと思っていて、
やっぱりどうしても伊豆って東京に近い分、東京への憧れだったりコンプレックスだったりっていうのを持ちやすいっていうのもある。
あるいは東京から逃げてもくれる人もいたわけなんですけれども、だったわけですよね。
だからどうしても急速な時間の流れだったり勢いだったりっていうものに乗りなきゃいけないんじゃないか。
半島の奥まわったところからやっぱり西前で東京で出ていかなきゃいけないんじゃないかっていうのが物語でもたびたび描かれるんですけれども、
その一方で自分たちの足元にあるもの、田舎だと思っていたゆっくりとしたスローペースな伊豆っていうものの魅力に気づいていく。
ふるさととしてそれを認知していくっていうのがまさにシロバンバの工作なんですけれども、なんかそういったところにも重なるんじゃないかなっていう思っているんですね。
なのでこの春を養うっていうのはその人生における春でもあるし、
市政としてのこの春の日のように柔らかくね、伊豆というふるさとを受け止めた人たちの物語だったんじゃないかなというふうに思うんですね。
実際に僕らが行っててもその街の雰囲気が割とゆったり穏やかに空気が流れてる気がして、それは本当にその春の日のごとしだったのかなって今聞きながら思いましたね。
ということでね、ちょっと今回も最後にエンディングテーマを用意してまして。
はいはい。なんか意外と久々な気がするね。
そうですね。今回のエンディングテーマは山下達郎さんのさよなら夏の日です。
いいですね。この青春のキラキラ感と、それが終わりを迎えそうなこの切なさという感じの甘酸っぱい曲っていう感じがしますね。
どのね、今回紹介した物語特定というわけじゃないんですけれども、たった1週間くらいだけいた川端康成の人生を変えた出会いもまさにこんな感じだったのかなと思いますし、
シロバンバにおける工作少年がね、おぬい婆さんが亡くなった後に湯ヶ島を出ていく感じの時にね、僕一番その場面が好きなんですけど、その出ていく前に普段ほとんど話したこともないような人に急に話しかけられて、
気をつけて行ける的なこと言われるんですよ。いつもだったらほとんど知らない人だから、それで別れちゃうんだけれども、なんかその時に限って工作はやっぱり湯ヶ島ってものを降らすと離れていくっていう特別な感傷に浸って、もうおぬい婆さんもいないしね。
っていう時に、一回別れたんだけど、安住町を途中まで行ってまた引き返しておじいさんに追いついて、最後おじいさんも元気でね的なことを言うんですよね。
そして別れていくんですけれども、その場面とかもね、やっぱりこうだんだん心理とか環境が子供から大人になっていくときに、その背景には常にバックグラウンドに伊豆があるんですけれども、そういった物語世界ともちょっと重なるし、あとやっぱり雨の話はよくこの歌詞に出てくるわけですけど、伊豆はとにかく雨が多い場所です。
伊豆の踊り子もね、ほとんど雨降ってるんで、そんなところもあってね。
それやっぱりこの伊豆というふるさとに育まれた青春の物語っていうのをいろいろ見てきた締めくくりにふさわしいのかなという感じですかね。
ということで、次回は雑談会ということで、伊豆のお酒と、あと前回忘れた岡山のお酒をね。
それを一緒に飲みながら雑談を。
ちょっとこれのあふれるライオット語りをね、やっぱぜひしたいなと思ってますけど。
真ん中そんな話をね、できればなと思っております。
ということで今回はこの辺で。ありがとうございました。
ありがとうございました。