2025-08-28 08:11

犬は撫でられてホントに喜んでる?#8

ドッグトレーナー、トリマー、獣医師、動物看護士ペットのプロのコミュニティから、学び合いの場を提供する一般社団法人ドッグワーカーコーディネーター協会の代表理事原口は、30年ペット業界の第一線で働いてきました。 動物看護とトリマーの専門学校を卒業し ペット業界の荒波にもまれ 3社を経験後3人の子供を出産ののち ペットサロンリーデレカーネを独立開業 トリミングにおける犬の負担を軽くできないか 模索しながらドッグトレーニングの資格を取得 。犬を愛する人の暮らしを楽しくすることで 動物保護って?犬らしく生きるとは? ペット業界を変えるためには? 日々1000頭以上の犬と関わり 悩み考え続けることで 日本のペット業界の道を明るくしていきたいと思っています そのために飼主さんである人の行動を変える投げかけを行っています 。一般社団法人ドッグワーカーコーディネーター協会 ホームページhttps://riderecane.hp.peraichi.com/dwcn?_gl=1*7b7pm6*_gcl_au*MTA4NTMwMDQ5OS4xNzUxMzQ3NTAxLjE1MzIzMjIxODcuMTc1MTk1OTI2Ni4xNzUxOTU5MjY2&_ga=2.177972263.340515817.1751959179-683925957.1706599591  インスタグラム https://www.instagram.com/dwcn202414/ フェイスブック https://www.facebook.com/yaeko.haraguchi/ ライン(リーデレカーネ兼用) https://lin.ee/QDMbWlM

サマリー

このエピソードでは、犬が撫でられることに対する本当の感情を探ります。撫でる行為が犬にとって必ずしも嬉しいわけではなく、飼い主との関係や体格差が影響を与えることが説明されます。

犬の撫でられることへの反応
皆さん、こんにちは。ベテラントリマーでドックトレーナーの犬の気持ちが代弁できるペットサロン経営者のハラグチです。
今回は、犬は撫でられて本当に嬉しいのでしょうか?というお話をしていきたいと思います。
ワンちゃんをしつけていく、トレーニングしていく時に報酬を提示していくとよりよくしつけが進んでいくんですけれども、その報酬というのがおやつとあと褒め言葉と行動というものがあります。
それに次ぐ報酬というのは、撫でるということがあるんですけど、ワンちゃんって撫でられればみんな嬉しいのかということをちょっと一度考えてみてもらいたいんですね。
それって実は時と場合にかなりよります。犬と人とは別の生き物なので、こちらの人間の思い込みの捕らわがあありまして、
ワンちゃんは撫でられたら嬉しいだろうとか、散歩に行ったら嬉しいだろうって皆さん思ってるんですけど、実はそれだけではないというか、そうと限ったことにならないこともあるんですね。
もちろん飼い主さんと普段リラックスタイムでテレビ見てる時とか、まったりしてる時に撫でられてマッサージみたいにされるとすごい嬉しいんですよ。
なんですけど、ワンちゃん撫でるとこちらも癒されますよね。かわいいものを撫でるっていうのはすごい癒し効果があるんですよ。
なので、かわいいし撫でたいからずっと撫でてるとか、ずっとちょっとしつこく構いすぎるっていうふうにしてると、最初は嬉しかったかもしれないんですけど、ちょっとしつこしすぎると急に嫌ってなるんですよね。
表情を見てほしいんです。本当に気持ちよさそうにリラックスをワンちゃんもしてるのか、意外とそうじゃなくなってきてるのかっていうのをワンちゃんの表情を見てもらいたくて、よくお父さんに多いんですけど、
小学生男子とかが好きな子に対してちょっと意地悪するみたいな、わざと悪口言ったりとか、昭和だったらスカートめくりするとか、そういうのがあって、それをかわいいがあまり、ちょっかい出しすぎる人がいるんですけど、そうするとシンプルに嫌われるのでやめてほしいんですね。
あとワンちゃんとかも、かまってほしいから、自分から寄ってき「撫でて、かまって」と来たのに、ずっと撫でてたり、力が強すぎたりすると急に怒ってくるっていうのがあるんですよ。さっきまでよかったけど、今はもう嫌みたいな感じで、
しつこくされすぎて、ちょっと嫌ってなるのがあるんです。うち猫ちゃんもずっと飼ってたので、猫ちゃんもよくあるんですけど、最初から気持ちいいってゴロゴロって撫でてると急にかまれるみたいなのがよくあるんですね。何事もちょっと引き際が大切とか、あと足りないぐらいがちょうどいいみたいなこともあります。
トレーニングと報酬の重要性
あとは体格差っていうのをすごい考えてみてほしくて、犬の体高、体の高さっていうのと、人の身長っていうのが、だいぶ差がありますよね。犬種にもよるんですけど、3倍から10倍ぐらいの場合もありますよね。
なので、そのすごい10倍ぐらいの高さのところから急に手が振ってくるみたいなっていうのは怖いですよね。自分自身で考えてみてほしいんですけど、自分だったら例えばガンダムぐらいとか、進撃の巨人ぐらいなのかわからないですけど、大きいものが急に目の前に振ってくるってなると、「ううっ」てなりますよね。
例えば本当に好きなんですよ。飼い主さんのこと好きだし、人間が好きな子でもちょっと「ううっ」てなるんですよ。なので、その撫でられるっていうことに対して手が振ってくるっていうのが怖くて、撫でられるって行為の手前に嫌なことがあるっていうような感じで、実は結構精神的な負担になってるっていうこともあります。
なので、手の出し方とか、もともとの関係性っていうのを大事にしていただきたいんですね。どうなのかっていう。なので、知らないおうちのワンちゃんを撫でるのはやっぱりやめてあげてほしいですね。関係性ができてるワンちゃんは優しく撫でてあげてほしいんですけど、知らない人からの「撫でていいですか?」みたいなのって、犬にとってはちょっと迷惑というか。
人間が撫でたいから撫でてるだけで、ワンちゃんは別に知らない人に撫でられたいと思わないわけですよね。なので、その辺ちょっと考慮をしていただけたらなと思います。
あと、トレーニングの時に飼い主さんによくお話しするんですけど、褒めると食べ物、おやつと行動っていうのは報酬としてすごい伝わりやすいんです。なんですけど、撫でるっていう報酬は実はすごい伝わりにくくて、犬っていうのがボディランゲージ、態度でお互い感情を表現したり読み取ったりするんですよ。
なので、人の身振り手振りに対してちょっと意味を感じちゃうんですね。
それがトレーニングで、しつけでいろいろお座りとか伏せとか待てとか教えるときに、ハンドシグナルって言って手話のようなものを使って教えるんです。
それがお座りだよとか待てだよっていうふうに言葉付けをしていく手順で教えていくんですけど。
ハンドシグナルっていうハンドサインっていうものが、撫でるっていう手の動きとちょっと混同しがちになってしまうので、しつけのときは撫でるっていうご褒美、報酬っていうのは向かないっていうので、トレーニングのときはしないでくださいっていうふうに飼い主さんにご説明をしています。
なので、やっぱり前回と同じお話しになりますが、短い単語の言葉とおやつ、食べ物っていうのと、あと行動だとお散歩のときにドアの前で「待って」って言って、待ってたら外に出れるよっていう報酬とか、
おもちゃ遊びしてて「ちょうだい」って言って話してくれたら、もう一回遊んで遊びが再開されるよっていうような感じで、行動を使うというふうに端的端的に伝えていくってなると、トレーニング自体もワンちゃんが楽しくなって、よりお利口さんになっていくっていうふうになっていきます。
はい、じゃあ今回はここまでなんですけど、次回以降ですね、ちょっと今回で接し方みたいなところのお話をさせていただいたんですね。トレーニングにおける人と犬との接し方だったり、無視とか態度とか言葉かけとか、そういうお話をさせてもらったんですけど、
次回以降ですね、お散歩で結構皆さんあれこれ悩んでることが多いので、お散歩についていろいろお話をしていきたいと思います。最後まで聞いていただいてありがとうございました。
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