1. どうせ死ぬ三人
  2. #060 他者のいない世界

今回は、muroによる「他者のいない世界」について話しています。


2年連続で「文学フリマ」に参加したmuro/売文活動では4,000文字ぐらいまでならサラッと/商業ベースの媒体だと難し過ぎると指摘を受けることも/読む人の認知的負荷を下げる努力が必要/これまでのレポートや論文、ブログでは読み手=他者を想像していなかった/言語の分野における浮きこぼれ現象?/他者がいない世界で生きる人にとって他者はNPC/支配するコミュニケーションを取りがち/知識として他者に人権や意見があると知っていてもリアリティはなさそう/気づけば支配が進み、結果として独りよがりに/周囲も取れる選択肢があまりない/執筆は孤独な作業だから他者を想定しづらい?/目の前に他者がいてもその他者性を想定できていない場合もある/みんな、他者っている?/物事の理解やリアリティは人それぞれ/一人ひとりに世界認識があり、こんなにも違う世界を見ている/痛い目に遭って他者のいない世界に閉じこもった上水とimu/自分抜きでも世界は成立するか/ワンピース的世界観に非ルフィーの感情は存在しない/ワンピースの世界に居場所はあるか/ゼロゼロの実を食べて大福のカロリーを0に/muroの「われ思う故に我あり」/「ねぇ、他者。もう終わっていい?」


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サマリー

ブンフリーが開催され、文章を書くことについての話が始まります。文章のクオリティや他者の存在について考えています。また、他者のいない世界でのコミュニケーションの問題についても考察しています。孤独な作業である文章の執筆でも他者の想定が必要であることに気付きました。私は自分の中に他者がいないという感覚になり、他者を認めていないような気持ちにもなりました。他者がいない状況についても深く理解するようになりました。また、お二人の周りにも他者を感じることはできませんでした。

ブンフリーの開催と文章のクオリティ
スピーカー 1
どうせ死ぬ三人 イムです 上水ユキです ムロです
スピーカー 2
はい あのー、この間ね、ブンフリーがね、ついに開催されまして
うん、はい 僕も、僕マジ、なんか油断してたら、あっという間に時間来ちゃってて
ブンフリー解除終了10分前ぐらいに着いたんですよね マジで危なかった 面白いですよね
スピーカー 1
油断してたらって言ったら、会場に油断してたのかと思ったら、平常にね
スピーカー 2
閉会の時間に油断してて、っていうことですよね そうそうそうそう
余裕ぶっこいてたら、あ、もうこんな時間や、みたいな感じになってたんですけど あのー
なんていうのかな、個人的な活動じゃないですか あれ、コラムを書くみたいなのって
で、なんかあのー、なんていうんですか
ビジネス的な
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
方で書くっていうの、あるんですか
時々やってます、実は
あ、そうなんですか
はい
えっと、それ言って大丈夫なやつですか
スピーカー 1
僕は全然書くしてないんで、言って大丈夫なやつなんですけど
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
時々、あのー、週刊プレイボーイで書いたりとか、あのー、今
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
僕のことをしてくださっている編集者の方いて
うん
僕の原稿、あちこち持ち戻すとか
持ち込んでくれたりとかしている方がいて
その人に時々文章渡したりとかしてますね
倍分してます
スピーカー 2
倍分?
スピーカー 1
文章を売っているって
スピーカー 2
倍分っていうんですか
スピーカー 3
初めて
スピーカー 2
すごいじゃないですか
スピーカー 1
ありがとうございます
スピーカー 2
それがお金になってるんでしょう
すごいことっすねそれ
スピーカー 1
ありがとうございます
好意でね
僕の能力というよりは
好意でお金払っていただいてる
っていう感じなんですけど
スピーカー 2
なるほど
なんかその
文章を書くって
僕めちゃめちゃ苦手なんですけど
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
スラスラスラってできるんですか
スピーカー 1
えっとね
2000字から
4000字くらいまでだったら
サラサラサラ
スピーカー 2
って
スピーカー 1
いきますね
スピーカー 2
えーすげー
スピーカー 3
無理だな
スピーカー 2
2000
すごいっすね
えっとあれ
それって原稿
2000字だったら原稿用紙何枚分になるんですか
スピーカー 1
5枚
スピーカー 2
あーすごいっすね
5枚サラサラはすごいな
でもねなんか
あのね
僕室さんの詩をね
去年
自習僕たち出したじゃないですか
50%の溝
あれでね
室さんの詩を読んだ時に思ったんですけど
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
あの
わからんなーってなるんですよ
なんていうのかな
あのね
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
鍵がないみたいな感覚なんですよね
スピーカー 1
鍵がない
スピーカー 2
多分鍵持ってる人はいるんでしょうけど
僕持ってねーなみたいな
感じの印象になるんですよ
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
初めて言われた
うん
あそうっすか
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
なんか
スピーカー 1
初めて言われたけど
すごい重要な話をされている気がする
スピーカー 2
10年後とかに
今振り返ったら
あの時の話こういうことだったんだな
みたいなのあるかもしれないですね
スピーカー 1
あるかもしれない
スピーカー 2
それはね
なんていうのかな
僕の
読み解きレベルとかの話もあると思うんですけど
スピーカー 1
はいはいはい
スピーカー 2
でその
詩を読んでる時に
仕事の方でね
文章を書くってなると
分かりやすくないと
難しいんじゃないかなと思うんですけど
どうなんですか
スピーカー 1
そうなんですよ
そうなんですよ
はいそうなんですか
ど鋭いですねイムさん
僕だいたいね
その商業ベースの媒体に文章を書くと
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
1回目のフィードバックが
難しすぎますなんですよね
スピーカー 2
うんうん
うん
スピーカー 1
うん
,大体編集者の方って
まあ僕があのペーペーだからっていうのもあると思うんですけど
結構細かくこの表現はこうしてくださいとか
この単語はこれに書き換えてくださいみたいな指示してくれるんですよね
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
例えばね僕が言われて印象深かったのは
文章の難しさと他者の存在
スピーカー 2
あの
スピーカー 1
自然科学人文科学っていう言い方をしてたんですけど
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
これは一般的には使わない単語なんで
あの書いてくださいって言われて
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
ああ一般には使わない単語なんだってその時に思いましたね
僕は理系文系って書き換えたんですけど
スピーカー 2
ああなるほどね
スピーカー 1
うんとか
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
でまぁあと言われるのは接続詞が足りないみたいなことをよく言われる
スピーカー 2
接続詞っていうのははい
スピーカー 1
えーとつまり何とかであるから従って何とかみたいな従ってみたいな
だけって思うとか
スピーカー 2
はい
スピーカー 1
という事はみたいな
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
だから僕が書くと一言で短いのがあって
でその説明とかをその後ろに長めの文章で書いてるとかするんだけど
この二つの文章の関係がわからないからそれがわかるためにという事はとか
えーとつまりみたいなのをまめに入れないといけないみたいな
スピーカー 2
ああ
言われたりとか
スピーカー 1
あとね一つの文章の情報量が多いと言われるとね
そううん
文章の情報がちょっと書けないっていうような話があって
そうやつも英語に翻訳して繋がっているみたいな
でね
そういう話を
うん
言われてる話というのに
スピーカー 3
それに合わせて
スピーカー 1
そうそうそう
そういう話を
書くことになるような
普通じゃないなっていうのは
うんうん
これ Jobs で教えてもらわないというか
我々は
うんうん
African のその
あるんだけど
うんうん
その見る
だから
僕 mosasr
こっちの
こっちの
一パラグラフ一つの意味みたいな
僕がしてない質問とかを間に挟んで
意味的にこのパラグラフとこのパラグラフは違うみたいな
分けるみたいなのがあったりとかして
相当読む人の認知的負荷を下げるっていうのを
意図的にやるんだっていう感じでしたね
スピーカー 2
なるほど
なんか大変そうですね
スピーカー 1
面白かった
その時にねやっぱり
なんていうのかな
僕がすげえ思ったのは
あんまり他者を想定してなかったなって思ったんですよね
読み手みたいなものをあんまり想定して
文章を書いてこなかったなって思ったんです
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
僕が今まで書いてたのって
レポートとか論文とかだから
だから
スピーカー 1
基本的に
あとブログとかだから
ブログとか基本的に
友達しか読まないもんだから
なんていうかな
第三者の人から見て
分かるみたいなの
あんまり考えてこなかったなって思ったんですよ
スピーカー 2
なるほど
他者のいない世界
スピーカー 1
論文とか書くと自分の先生が読むわけだから
自分よりその分野に詳しくて
でその論文書くまでに
ゼミとかで内容を全部報告してるから
スピーカー 2
分かってるわけですよね向こうもね
スピーカー 1
そうするとここ書いてください
ここ書いてくださいみたいなのあるんだけれども
この言葉が難しすぎるとは基本的にないわけですよ
スピーカー 2
はいはいはいはい
だからそっかと思って
スピーカー 1
他者みたいなものってすげえ想定しないといけないんだなって思った感じですよね
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
いや想定はね
そうね
してたんじゃないですか
してたのはしてたけど
なんていうかな
一般的な他者
は想定したことがなかったみたいな感覚なんですかね
スピーカー 1
うーん
そうね
スピーカー 2
多分それでね
何も問題なかったわけですもんね
スピーカー 1
なんていうかな
その商業ベースでやるっていうか仕事としてやるっていうことで
やっぱ相当シビアであるっていう話がまず1個あると思うんですよね
別に論文で分からなくても最悪泥かぶるの僕だから
そのこの人は文章悪文だなってみんなに思われて終わりだけど
文章乗っけるとその媒体の責務責任みたいなのがあるから
その媒体のクオリティを保つ上でこんなクオリティの文章乗っけられないっていう問題があるんで
スピーカー 2
あーなるほどね
はい
スピーカー 1
そうすると相当シビアに
分かりいいか分かり悪いかみたいな
のがあるよねって思ったって感じ
スピーカー 2
うーん
なんていうのかな
ちょっと
むろさんってひぐちさんと同じように
えっと
なんでしたっけ浮きこぼれ
スピーカー 1
いや
ひぐちさんはIQ高いけど別に僕にはIQ高いわけじゃないので
スピーカー 2
えっとねIQとかじゃなくて
言語関係の特性があるみたいな印象なんですよね
それが大変そうだなとは思うんですよね
これ本当に例えが悪いんですけど
生まれつきめちゃめちゃ怪力の男が
普通に握手したつもりが相手の手を粉々にしたみたいな
スピーカー 3
ははははは
スピーカー 2
そういう
言語関係で
起きてそうだなって思うんですよね
スピーカー 1
浮きこぼれっていうのはあれよね
あのひぐちさんがよく言ってる
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
知能が高すぎて馴染めないみたいな
スピーカー 2
うんうんそうそうそうそう
落ちこぼれの逆バージョンってやつですよね
うんうんうん
スピーカー 1
マジョリティの知能に
の人じゃないと
結局知能が高くても低くても
うまく
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
適応していけないっていう概念で
だと思うんですけど
スピーカー 2
うんうん
スピーカー 1
うんそっか
いずれにしても僕の言語能力が高いか低いかという問題
スピーカー 2
うんではない
スピーカー 1
よりも
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
まあそれもあるのかもしれないけど
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
他方を
他人みたいなものが
他者みたいなものが
この世界はいるよねっていうことを
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
相当注意しながら生きていかないといけないなって
スピーカー 2
あー
スピーカー 1
って感じですよ
スピーカー 2
なんかちょっと広いかなって思うんですけど他者っていうと
うん
スピーカー 1
うんうん
スピーカー 2
他者目線ってことですよね
他者目線っていうかあのね
スピーカー 1
これがこの話の結構ミソだと思うんですけど
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
本質的にねその人の世界に他者がいない人っているんじゃないかなって思ってるんです
スピーカー 2
うんうん
え?
スピーカー 1
オープンワールドのゲームとかしたことあります?イムさん
スピーカー 2
はいあります
スピーカー 1
で村人とかいるじゃないですか
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
, 人間がいないっていうパターンは
あれがNPCですよね
ノンプレイキャラクター
はい
だからその向こうに人間
プレイヤーとしての人間がいないっていう
そういうパターンだけど
うん
そういう感じで世界の中で生きている人がいるんじゃないかなっていう
だから他人みたいな話をした時に
あのそういう感じで生きてる人も
うん
他者のいない世界
スピーカー 1
そういう感じで生きている人にとっては
それが彼らのクソやキャラクターみたいな感じで
うん
ある程度特性と動きがある
なんか存在で自分のプレイアブルな存在ではないんだけれども
うん
そこになんか主体性と魂が宿ってるみたいなことを
スピーカー 2
あれ本質的には実感として持ってないみたいな人がいるんじゃないかなって思う
はー
うん
それはなんかこう
じ、なんていうんかな
自分自身が
この世界の
みたいな感じですか
スピーカー 1
っていう感覚すらないんだと思う
自分以外の存在がいないから
スピーカー 2
自分以外の存在がいない
物理的には存在している
と思っている
スピーカー 1
それはつまりゲームの中で
ノンプレイヤーNPCがいるみたいな感じで
理解している
プレイヤブルではない
オープンワールドのオンライン対戦とかだと
NPCの他に
プレイヤーもいるわけじゃないですか
プレイヤーは
人間が操作しているなっていう感じじゃないですか
他者がいるっていう人は
基本的に
他の人のことを
他人のことを
プレイヤブルキャラクター
だと思っているんだと思うんだけれども
そうではなくて
他の他人のことを
NPCだと思ってて
NPCだと思っててっていうか
NPC
我々がNPCを認識するように
彼らは他人を
NPCのように
認識しているんじゃないかなっていうのは
僕の推論なんですよ
スピーカー 2
ちょっと
上水さん分かります?
スピーカー 3
どうもNPCだよ
VCです
初めましてよろしくお願いします
スピーカー 2
プレイヤー
上水プレイヤーですね
スピーカー 3
僕あれですよ
そうですね
そうだと思います
支配というコミュニケーションしか持ってない人とか見てると
他者がいないなって思いますね
プレイヤーとみなしてないから
ただの
なんていうかな
考えに考えた上での
支配という選択じゃなくて
ベース支配するものって思ってるみたいな
コミュニケーションの取り方する人とかは
他者みたいなものを
そもそも
コミュニケーションの問題
スピーカー 3
認識できてない
もしくはものすごく軽んじてるなっていう感じはしますかね
スピーカー 2
それは
その
なんていうかな
他者
自分以外の人間の意見とか
人権みたいなものは
全く頭にないみたいなことですか?
スピーカー 3
なんか
概念としては多分ね
勉強で習うから知ってるけど
それがリアリティがないっていうか
他者にもそれがあるというリアリティがなくて
自分にだけそれがある状態に
結果としてなってる
別に自分にだけ人権があって
みんなには人権なんかないんだよね
みたいな認識をしてるわけでもなくて
みんなにもあるよねって思ってるけど
実際の行為とか言動を見てると
他者の人権を認めてないような
なんか振る舞いとか
言動が目立つ人とかは
よくいるなと思うんですよ
スピーカー 1
マジっすか?
僕も
スピーカー 3
20歳22、23くらいまで
そうだったと思います
バンドメンバーとかと
全然うまくいかなかったんですよ
ずっと
どんどん人が辞めていって
新しいメンバーが入って辞めていって
ずっと繰り返してて
なんでかなと思ったら
そういうところ
自分中心ってのもちょっと変なんだけど
別に中心で回せたつもりはないけど
結果として
結果として一人よがりになってる
みたいなことって
あるな
スピーカー 2
はいはいはい
なるほど
スピーカー 3
自己中心的にやってるつもりないんですよ
強調してるつもりなんだけど
やっぱり他者として
なんていうのかな
コミュニケーションできてないというか
やっぱ支配になっている
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 3
気づかないところで
スピーカー 1
僕の感覚だと
なんで文章
編集者とのやり取りの中で
それを思ったかっていうと
僕は
僕がね
スピーカー 2
編集者から分かりづらい
って言うと
スピーカー 1
指摘されてるのと
同じような感じで
誰かと誰かが話してるときに
それを思うことがあるんだよ
この人の中に
他者が想定されてないんだなって思うわけ
それがどういうときかっていうと
コミュニケーションがやっぱ成立していないとき
コミュニケーションの成立してなさにもいくつかあって
二人の前提が揃っていないとか
どちらかの知識に偏りがあるとか
言語が違うとか
いろいろあるんだけれども
その中で
例えばAさんがBさんと話してるときに
Bさんが
見解を述べるんだけど
Aさんは
Bさんが見解を述べている
という認識では話さないみたいな感じ
なんていうかな
Bさんの話を理解していないってわけではないんだけれども
なんていうかな
ここにBさんの主体性があるみたいなことがあんまりないわけ
だからAさんが返事するときに
Bさんが言ったことを全く繰り返して
さも自分の意見のように言い始めたりとか
Aさんに私もそう思うって言って
全く違う話を始めたりとか
なんていうかな
Bさんの言ってることを全く踏まえないと
言われずに何かを言ってくるっていう感じなんですよね
でそれって
AさんにとってBさんが他者として
自分とは全く論理で
全く違う
自分とは全く異なる論理で
話をしているんだっていう前提が
抜けてるからそうなるんじゃないかなって思うんですよ
だからAさんの内部にある論理だけで
Bさんの言っていることを解釈しようとするわけですよね
だから例えば勇者が村に行って
村人がうわー怖いよ恐れの山か怖いよみたいなこと書いてるわけじゃないですか
でそれは勇者をプレイしてるから
自分勇者をプレイしてる自分からすると
これは次恐れの山に行かなきゃいけないっていうクエストを
支持してるんだっていう理解するじゃないですか
けどそれはRPGゲームをプレイしているっていう
この主人公である勇者の論理ではじゃないですか
けどこの村人にもし魂があれば
彼が恐れの山を恐ろがってるのは
怖がっているのには理由があるわけで
それは彼の意見として発話されてるわけですよね
そうするとじゃあ次のクエストは
恐れの山に行くことなんだなっていう行動ではなくて
文章の執筆と他者の想定
スピーカー 1
じゃあこの人はなぜこの話をしているのかなっていう
分析というか対話の方に行くと思うんだけれども
そうはならないの?
それはやっぱ他者がその人にとっては
他者が存在しないからじゃないっていう
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 1
そういうことってあるくないって思ったって感じ
スピーカー 2
なるほど
スピーカー 3
他者がいる派の人がやっぱその場合だと
なんていうのかな
向き合うという前提に立てば
まあひどい目に遭いますよね
向き合った相手には他者がいないけど
こっちはその相手を他者だと思ってるみたいな時に
成立してない会話に真摯に向き合うみたいなことになるから
まあ結果なんていうかな
向こうの一方通行みたいなのを受け止め続けるみたいなことが起こるというか
スピーカー 2
うんうんうん
これって違うかもしれないんですけど
前茶室と道場って言ってた道場型とかってそういう雰囲気ですか?
スピーカー 1
それも関係してるんじゃないかなと思う
スピーカー 2
ああ
なんか
そういう人いるのかっていう感覚なんですけど
怖くなってきました
僕そうなんみたいな
僕自身そうだから
スピーカー 3
パターンがだからねないんだよね
そのパターンだと
他者がいないパターンだと
いうことを聞くというか
支配されるか支配するか
縁を切るかみたいな
逃げるかみたいな
本当RPGの選択肢みたいな
戦うみたいな逃げるみたいな
それくらいしか選択肢がなくて
もうちょっとコミュニケーションによって
多様な展開みたいなのが開けない感じで
自分のHPとか攻撃力とかそんなので
もう決まっちゃうみたいな
強い方が勝つみたいな
強い方の言うことをなんとなく
そっちへ行っちゃうみたいなこととか
スピーカー 2
怒りでも別にお互い何言ってるか分かってないみたいな
なるほど
スピーカー 3
そういうことはあるなというのは思うんですけどね
スピーカー 2
でもしかしたら室さんは
自分はそうなんじゃないかって思ってるってことですか
スピーカー 1
こと文章を書くときにはそうなんだなって思ったって感じですね
スピーカー 2
はぁーなるほど
そういうなんていうかな
全てそうではないけど
こういう室さんで言ったら文章を書くときだけは
そういうことがあるみたいなことが結構あるんですか
スピーカー 1
分かんないんだけど
例えばね文章を書くって
作業としては孤独な作業じゃないですか
自分の頭の中にグーって入っていくんで
でそれを後で読み返してみても
自分の頭の中に情報が全部入ってるんで
自分としては飛んでないわけですよね
全てのことが簡潔に説明されてるわけ
で僕はだから自分が書いたもので
特に何回も難しいってフィードバックしてるから
簡単に書いてるつもりだから
こんなに簡単に書いたっていう感じで
編集者に渡すわけですよね
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
でも具体的な
ここの文章分かりづらいです
ここの単語分かりづらいです
みたいに書いてくると
確かになって思うわけですよ
だから僕の他者の想定みたいなのが
非常に甘くて
それは作業が孤独だからだと思うんですよ
でも多分おそらく一緒にサッカーしてたりとか
一緒に話をしているみたいな
対話をしているみたいな
目の前に他人がいるっていう状態で
他人の他者性みたいなものを
認めてない人っているよなって思ったわけですよ
なるほどね
僕は文章を書くということに
あまり他者を想定していなかったから
文章を書くのって相当他者を想定しなきゃいけないんだ
っていうような発見があったわけなんですけど
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
コミュニケーションの時はね
目の前にいる人にフォーカスしなきゃいけない
って思ってたわけですよ
なぜならいるから
作業として孤独じゃないので
確実に言うと
確実にいるから
フォーカスしないといけないんだけど
文章を書く時もそうなんだって思ったっていう
なんか
でひるがえって考えてみると
自分の中の他者
スピーカー 1
僕が自分が
自分の中に他者がいないっていう感じ
僕が他者が
僕が他者を認めていない感じ
みたいなのが
それで分かった時に
ひるがえって
確かにこのコミュニケーションしてた人
他者はいなかったなみたいな
スピーカー 2
って思ってたわけですよ
スピーカー 1
他者がいないっていうのがどういう感じか
みたいなのがすげーわかってくる
お二人の周りにも
他者いないって感じの人いない
そもそも
お二人は他者がいると思いますか
スピーカー 2
みたいな感じですよね
スピーカー 3
いるようになってきた
って感じですよね
20代半ばぐらいから
他者っておるんだなみたいな
スピーカー 1
なんでですか痛い目にあったんですか
スピーカー 3
痛い目に結構だからバンドもしっかり
恋愛もしっかり
他者おるなみたいなことを
他者おるなとかいうような気づき方ではないけど
全然違う
物事の理解の仕方をする
んだな全然違うリアリティがあるんだな
みたいな感じ
他者を受け入れる
スピーカー 3
だからあれですよね
よく言われる話ですけど
一人一人が
世界認識違うよねみたいな
一人一人世界があるよねみたいな
ものにものすごいリアリティを感じたのが
多分20代半ばぐらい
だからこんなにもみんな
違う世界を見てるんだったら
みたいなので
ものすごい他者みたいなものに
リアリティを感じたって感じ
スピーカー 2
それ他者にリアリティを感じてから
こうすっと
変われたんですか
スピーカー 3
一回ね
その後ね
振り切るんですよ
スピーカー 1
振り切る
スピーカー 3
全ての遊びの誘いを断るっていう
スピーカー 1
どういうこと
スピーカー 3
だからもう
業務連絡以外しないみたいな
スピーカー 2
へー
スピーカー 3
そのプライベートの付き合いを一切しないっていう
なんていうの
何が起こるかわからない会話を一切しないって生活を
2年ぐらいしたのかな
そしたらだんだん
一旦自分の立ち位置みたいなのが整理されて
スピーカー 2
やっと他者を受け入れる準備ができた
リムさんは
世界のルール
スピーカー 2
でも僕も高校生の時とか
そのそんな感じだったかもしれない
けどなんか
どうだから
何々をしたみたいなのないですね
なんていうかな
閉ざすみたいな
選択は一緒だったかも
スピーカー 1
うん
スピーカー 2
うん
スピーカー 3
一回一人になるみたいな
スピーカー 2
はい
ですね
スピーカー 1
僕は最近ね
また全然別のところで
この人他者おらんな
と思ったことがあるんだけど
それはなぜそう思ったかっていうと
この人自分抜きの世界が
存在しているって思ってないなって思ったんですよ
なんていうかな
世界の観察者としての自分みたいなものに対して
無批判っていうか
僕の感覚では
世界って僕抜きで成立するんですよね
僕がどのようであるかということと
世界がどのようであるかっていうのは
基本的には無関係
スピーカー 2
うん
うん
スピーカー 1
というか世界がどのようであるかということに
僕がどのようであるかっていうことは
従属している
スピーカー 2
うんうんうんうん
スピーカー 1
僕は別にほら
物理法則とかを定められたりとかしないから
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
確実に物理法則に従わなきゃいけないわけじゃないですか
スピーカー 2
うんうん
スピーカー 1
僕が世界をコントロールできるんだったら
大福のカロリーなんかゼロにするわけですよね
でも実際には大福にカロリーがあるがために
僕は太るわけじゃないですか
スピーカー 2
うんうんうん
スピーカー 1
だからそこの
主覚
主従とか
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
が転倒している人いるなって思ってて
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
なんかねその転倒している世界観ってね
えーと具体的に
名前出して悪いけど
それワンピース的世界観ってそうだなって思うんですよ
スピーカー 2
うんうんうん
漫画のワンピースですよね
スピーカー 1
漫画のワンピース
スピーカー 2
うんうん
スピーカー 1
漫画のワンピースって
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
やっぱ世界がルフィに従属しているっていう感じだなと思ってて
スピーカー 2
うんうん
そのルフィによって都合のいい世界みたいな感じなんですよね
はいはいはいはい
スピーカー 1
クエストはある?
スピーカー 2
その
スピーカー 1
なんていうか
難しいさとかありますよ彼にとって
スピーカー 2
うん
スピーカー 1
けどその感情とか思想とか動きみたいなことに関して
非ルフィ的な心の動きみたいなのが
あの漫画にないなって僕思ってるんですよ
スピーカー 2
うんうんうんうんうん
スピーカー 1
だからルフィ的
ないしは反ルフィ的な動きみたいなのがあの漫画にないなって僕思ってるんですよ
うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
スピーカー 2
うんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうんうん
そうっすね
いやそんなことないけど
どうする終わる?
終われます?
大丈夫です?
スピーカー 3
他者がいるんですか?
スピーカー 2
僕はいますよ
ああ
スピーカー 1
あれ?
スピーカー 3
聞かれたから
スピーカー 2
幻?他者もゼロゼロ
スピーカー 3
これやっとセミナーされたのかなと思って
スピーカー 1
確認した
ちゃんと呼びかけないとダメなんじゃないですか
ねえ他者終わっていいかな
スピーカー 2
そうっすね確かに
スピーカー 1
他者!
スピーカー 2
僕が今
話しかけている他者そしてこれを
お聞きのたくさんの他者
終わっていいですかね
じゃあ終わりますよ
スピーカー 1
これをお聞きの
他者の皆さん
他者いるって思うかどうか
ぜひコメントいただければ
他者の皆さんは他者がいると思いますか?
他者
スピーカー 2
哲学的になってきたな
スピーカー 1
サイのワッフル出してもらいましょうか
スピーカー 2
哲学の部屋ね
スピーカー 3
室越龍之介の我思うゆえに我あり
スピーカー 2
めちゃめちゃ聞きたいな
スピーカー 3
やってほしいですね
スピーカー 2
ということで
番組では他者からのお便りをお待ちしております
感想を普通のお便りに話してほしいですが
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ありがとうございました
ありがとうございました
32:32

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