1. どうせ死ぬ三人
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2024-03-17 25:21

#064 歌詞の検討「永遠の嘘をついてくれ」

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今回は、2023年12月29日にオンラインにて公開収録をした歌詞の検討企画です。

【もくじ】

歌詞の検討「永遠の嘘をついてくれ」

約50人が見ている前で初のオンライン公開収録/歌詞の検討3曲目は吉田拓郎の「永遠の嘘をついてくれ」/過去一さっぱりなimu/吉田拓郎と中島みゆきが好きなmuro/「遺書のような曲を」というリクエストに対する中島みゆきのアンサー説/1995年、時代背景や曲の裏側を読み解こう/具体的な情景が思い浮かぶ歌詞の奥に見える物語とは/音楽史的視点で掘り下げると見えてくる面白さ/muroの解説が見事過ぎてあわや8分で終了/ガチテロリストの足跡/宝くじ売り場の顔をした銃砲店/真実だとしても聞きたくない答えがある/妹分からのポジティブ馬鹿野郎メッセージが隠居ムードから再生する転機に/リスナーさんも一緒に検討/ロジックで種明かしをしないで、バイブスとイメージを大切に/裏町で死ぬ前に代筆の手紙を出そうと考えるmuro/最後にやり切れない事実が発覚/ITが牙を剥いてきた/サヨナラの代わりに永遠の嘘をつけなかったimu/皆さんありがとうございました


□今回取り上げた楽曲は

「永遠の嘘をついてくれ」吉田拓郎

作詞・作曲:中島みゆき


--

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サマリー

イム、上水幸、ムローは初めてのオンライン公開収録に緊張しています。今回のエピソードでは、吉田卓郎の「永遠の嘘をついてくれ」の歌詞についてディスカッションしています。歌詞の意味や背景について話し合い、上海の裏町やニューヨークに注目し、永遠の嘘ややりきれない事実についても考えています。

オンライン公開収録の緊張
スピーカー 1
どうせ死ぬ三人、イムです。
スピーカー 3
上水幸です。
スピーカー 2
ムローです。
スピーカー 1
はい、ということで今日はですね、僕たちにとって初めてのオンライン公開収録を今やっているところなんですけど、なんか変に緊張しますね。
スピーカー 2
うん。
うん。
スピーカー 3
意識しちゃいますよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
緊張してる。
スピーカー 3
50人近く来てますよ。
スピーカー 1
え、もうそこにいますか。
スピーカー 3
50人近く。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
はあ。
すごいね。46人の前で話すことってあんまりないですもんね。
スピーカー 3
そうなんですよ。
スピーカー 2
ねえ。
うん。
中学校の頃のクラス会以来みたいな感じじゃないですか。
スピーカー 3
クラスよりちょっと多いぐらいですよ、これ。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 3
ねえ。
スピーカー 1
そうねえ。
なんか嫌な感じなんで、さっさと終わらしましょう。
吉田卓郎の「永遠の嘘をついてくれ」の曲解釈
スピーカー 2
まあまあ、最悪5分で終わりますから、ちょっと我慢させてもらって。
スピーカー 1
はい、ということで、今日やっていきたいのは歌詞の検討ですね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい。で、これまでモメンのハンカチーフをやって、あとルージュの伝言ですね、をやってきました。
うん。
で、まあ、それなかなかね、お便りもいろんなお便りいただきまして、で、今回3曲目になるんですけど、今回はですね、吉田卓郎の永遠の嘘をついてくれ。
うん。
はい。こちらをやっていきたいなと思います。
はい。
で、どうしよっか。先に聞く?
スピーカー 3
聞いてみましょうかね。
スピーカー 2
ねえ、聞いてみましょうか。音源聞いてみましょう、ぜひ。
スピーカー 3
まだね、予習してない方もいらっしゃるかもしれないんでね、みんなで。
スピーカー 1
うん。ちょっと待ってくださいね。共有共有。再生していきまーす。聞こえます?
スピーカー 3
聞いてるわ。聞こえ、まあまあでかかったです。
スピーカー 1
でかい?こんぐらいかな?
スピーカー 3
あ、そんぐらいそんぐらい。そんぐらい。
よし、じゃあ。
スピーカー 1
じゃあ、頭から。
頭からいけます。
はい。
で、えっとね、一応歌詞もこっちにあるんで。
スピーカー 3
あ、ありがとうございます。
スピーカー 1
はい。
はい。
え、今聞き終わりましたけど。
スピーカー 2
まあ、嘘をついてくれと、いうことがわかりました。
スピーカー 1
ちょっとアウトロが長くて、迷いましたね。
うん。
どうしようこれ。30秒ぐらいあるけど、たぶん要因を楽しみたい人いるよなみたいな。
うんうん。
ことをね、考えながら聞き終わりましたけど。いやー、さっぱりだな。
なんか、過去一さっぱりな気がする。
スピーカー 2
うん。過去一さっぱりですか?
スピーカー 1
過去一さっぱりですね。
スピーカー 2
あー。比較的ね、具体的な情景が浮かんでくる歌だと思いますけど。
スピーカー 1
あー、そうっすか。僕はもう、どうやらニューヨークは粉雪の中らしいっていうことしかちょっとわからなかったんですけど。
スピーカー 3
レミオロメイを想像したんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あー、まあ確かになんか具体的なことは言ってますよね。なんか、見知らぬ誰かの下手な代筆文字とか、上海の裏町でとか。
これどういう、どういった曲なんですかこれ。ちなみに室さんの選曲なんですけどこれ。
スピーカー 2
そう、今回僕が選曲をさせていただいて。僕、あのあれなんですよ。吉田卓郎が好きなんですよね。
スピーカー 3
へー、知らなかった。
スピーカー 2
で、中島みゆきも好きなんですよ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、この曲って中島みゆきが吉田卓郎のために書いた曲なんですよ。
スピーカー 1
おー、なるほど。
スピーカー 2
で、曲のリリース自体は1995年なんですけど、それに先駆けて吉田卓郎の方から中島みゆきに曲を依頼したみたいなんですね。
で、ちょっと本当かどうかはここはわからないんですけど、東京のね、代々木の無国籍レストランでワイングラスを傾けながら吉田卓郎は言ったらしいんですよね。
吉田卓郎は図紙の家でね、庭をめでながらモズ鳥が飛んでこないか空を気にしたりして暮らしているっていう、
吉田卓郎が一世風靡して陰虚ムードがあったんだと。
で、遺書のような歌詞が欲しいんだと中島みゆきに頼んで。
で、中島みゆきがそれに対するアンサーとして出してきたのがこの曲だったと。
で、別のニュースソースからだと吉田卓郎から実際の俺は夢のない中年男だから夢のない歌をと依頼された。
だからそのもう陰虚ムードの吉田卓郎が歌うべき歌で、かつファンに対する遺書のような形になる歌ということで、中島みゆきに依頼された曲ということです。
で、この曲の解釈としては結構ね固まったものがあるらしくて、一つは学生運動の曲みたいなんですよ。
中島みゆきはこの1995年に作られた永遠の嘘ついてくれの他に、
例えば1977年に祭囃子っていう曲を作っていたりとか、1983年に誰のせいでもない雨がっていう曲を作ったりとかしていて、
どの曲も学生運動に失敗した人の曲っていう解釈が定説みたいなんですよね。
この曲も学生運動に失敗したんだと。
で、主人公の俺はおそらく学生運動からドロップアウトして普通にサラリーマンになって日本社会で生活しているんだ。
で、手紙を送ってきた方、君はおそらく学生運動を続けて国際指名手配とかを受けてテロリストとして指名手配を受けて日本にいられなくなったんだ。
で、この日本にいられなくなったっていうのが、この国を見限ってやるのは俺の方だと追われながらほざいたっていうところでおそらく出てるんじゃないか。
で、このテロリストになったであろう、自分の古い友達っていうのから手紙が来て、彼がどうなっているんだろうっていう、そういう曲なんだっていう話。
これは音楽史的にはちょっと面白い話っぽくて、中島美幸は今71歳で吉田卓郎は今77歳で6歳差があるんですけれども、
吉田卓郎がデビューしたのはイメージの歌っていう曲でデビューしていて、これは学生運動が下火になりつつあったタイミングでデビューしてるんですよね。
で、その後その次の次の年に出した結婚しようよっていう曲があるんですけど、この吉田卓郎の結婚しようよという曲とか井上陽水の傘がないっていう曲っていうのは何の政治性もない曲であって、
それまでの歌っていうのは政治的な話っていうのをずっとしていたんだけれども、その政治性のないフォークソングっていうのが若者の歌にとって変わったんだ。
吉田卓郎はそういう世代の歌手なんだ。で、例えば吉田卓郎、井上陽水、小倉圭、松桃屋由美っていうのがこの反革命4人組と呼ばれてたりとかして、政治的ではない人たちであったんだと。
で、そういう風な政治的でない曲を歌っていた吉田卓郎に対して、中島美幸っていうのがある種の政治性を出しながら、かつ遺書みたいなこと言ってんじゃねえよと。
中島美幸は吉田卓郎のすごいファンで、追っかけみたいなこともしてたっぽいので、この吉田卓郎に対しても永遠の嘘をついてほしいと。
あなたがメッセージソングを出していたのだから、その遺書を書いて終わりにするみたいな話ではなくて、これからもちゃんと嘘をつき続けてほしいっていうこのダブルミーニングになっている曲なんじゃないかっていう。
そういう風な解釈が可能な曲なのかなと思っています。いかがですかね。
テロリストに関する話題
スピーカー 3
というわけで、公開収録ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。おつかれさま。
スピーカー 2
いやあ、よかったよ。すごいよかった。
うん。
スピーカー 3
ええ?
スピーカー 2
ええ?検討されてないでしょ?
今からですね。ここからですよ。
スピーカー 3
いやあ、そういうことな。全然わからんかった。言われんとちょっとわからんなあ。そういう曲だったんすね。
実際あれらしいですよね。テロリスト認定されて、シャンハイに逃げるみたいなのあったんでしょ?実際に。
スピーカー 2
シャンハイに逃げる。例えば、アサマ酸素事件ってあったじゃないですか。
アサマ酸素事件で捕まった仲間だった人たちって、その後ハイジャック事件とかいうのが起きて、
そこで超法規的措置として刑務所から出されて、一緒に国外に逃げたりとかしてるんですよ。
で、北朝鮮に行ったりとか、中国に行ったりとか、あとアラブですよね。
パレスシナに行って、一緒にイスラエルと戦ったりとか、そういうふうな国際テロリストになっていったっていう、そういう経緯があるんですよ。
スピーカー 1
全然知らなかった。
スピーカー 2
そうなんですよ。70年代って結構日本人が国際テロだ、ちょっと僕も正確な知識かどうかわかんないんだけど、
ハイジャックというのを初めにやったのは日本人だみたいな。
スピーカー 1
そうなんじゃ。知らなかった。面白い。
あれですよね、朝馬戦争ってあのでっかい鉄球で家ドーンってやるやつですよね。
スピーカー 2
そうそうそう。あれですあれです。
スピーカー 1
結構ガチテロリストがいたってことなんですね。
スピーカー 2
ガチテロリスト。
あそこに籠ってた人たちの仲間っていうのは、山に行く前って町場で鉄砲の店を襲ったりとか警官を襲ったりとかして、殺しちゃったりとかしてるんですよ。
スピーカー 1
鉄砲の店?鉄砲って。
スピーカー 2
銃砲店ってあるじゃないですか。両銃を撃ってる店っていうのがあるんですよ。
スピーカー 1
ああはいはいはい。
スピーカー 2
福岡だと中須川端の商店街の中にあるんですよ。
ああそうなんですか。
スピーカー 3
今も?
スピーカー 2
今あります、あれです。
スピーカー 1
ええ行ってみよう。
吉田拓郎と吉田拓郎の曲の解釈
スピーカー 2
多分その、漁師さんがいるから客権一つぐらいはあるんじゃないかな、銃砲店って。
スピーカー 1
ええ。
スピーカー 2
中須川端にあるんだけど、入り口はね宝くじウルヴァンになってて、ちょっと見えづらい。
怖すぎやろ。秘密みたいな。
スピーカー 1
合言葉とかいらないですよね。
スピーカー 2
どうだろう、いるのかもしれない。入ったことないからわからないけど。
スピーカー 1
そういうところを襲ったりしてたってことですね。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
へえ、全然知らんかったな。
っていうか、あれっすね、そういうことを知らないと本当の意味がわからない曲って結構あるんでしょうね、今思った。
スピーカー 3
これニューヨークが出てきてるのは何でなの?ニューヨーク。
スピーカー 2
ええとね、僕この解説をあんまり信頼してないんだけど、
成田っていうのは成田闘争っていう学生運動がすごく流行ってたときに成田空港を建設しようとしてて、建設するときに政府が結構強引に農民の土地っていうのを接種したんですよね。
で、それに反対してそこにバリゲードを作って機動隊と戦うっていうことをやってたんですよ。
それは成田闘争って言うんですけど、だから成田からニューヨークっていう、何ていうかな、当時学生運動の人たちが倒そうとしていたものですよね。
米帝とかアメリカ帝国とか資本主義みたいなものっていうのと、あと上海ですよね。
彼らが成し遂げようとしていたものっていうのが、彼が国を出た後にどっちに行ったのかわからないっていう話だと思うんですよね。
国を出た後にやっぱりこのイデオロギーは良くないと思ってそれを捨てて、ニューヨークに行って、でニューヨークで死にかけているのか、
それともイデオロギーを持ったまんま上海にいて、でその上海で死にかけているのかわからないっていう話で。
スピーカー 1
それを確定したくないっていう話なんです。それを確定したくないから、どっちにも行けずにこの街で酔ってるんですよね。
スピーカー 2
ニューヨークに行って、そいつがそこにいるっていうことがわかってしまえば、そいつがそのイデオロギーを捨ててしまったっていうことがわかる。
っていうのは、この歌詞の主人公もこのイデオロギーを捨ててしまうっていうのが、自分は捨ててしまったわけですよね。
日本で生きていくために。その捨ててしまったことに対しておそらくじつくじたる思いがあって、で後ろめた差があるわけですよね。
でこの友達がこの世界のどこかで今もその理想のために戦っているっていうことを自分は信じたいわけですよね。
だから永遠の嘘をついてほしいわけで、で彼の人生は多分大変だったと思うんだけれども、
その大変であったっていうことが全部嘘だったとは言ってほしくないわけですよね。
だから出会わなければいない人といないと言ってほしいんですよね。
それは彼がこのような活動に行くまでにおそらく出会った人たちっていうのがたくさんいて、
でその人たちに出会わなければ自分も日本でちゃんと生活して出世できたんじゃないかって思ってほしくない。
自分がやったことが正しかったと思ってほしいっていう、まあそういう曲なんじゃないかなと思ってる。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
うーん。
なるほどね。
スピーカー 3
すごいね。
スピーカー 2
一同 笑
中島美之からしてみれば、ずっとかっこいい先輩だった吉田拓郎っていうのが
遺書書いてくれみたいなうじゅうじしたことを言ってくるから。
うんうんうん。
スピーカー 3
うん。
だっさい感じになってんなみたいなのがあったわけですね。中島美之から見たら。
スピーカー 2
そうそうそう。
そうそう。もうあんたはもうつき続けるしかないでしょうというのもあったのではないかと。
スピーカー 3
なるほど。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
うん。
で、吉田拓郎の世代からしてみたら、仲間がおそらくみんな学生運動してたはずなんですよね。
うんうん。
で、その学生運動みたいなものから自分はドロップアウトして資本主義的に成功して。
うん。
で、全然政治的でない曲を歌って、それで対象に推奨に受けて出世したみたいなことがあって。
うんうんうん。
うん。そうやってあなたはやってきたじゃないのっていう。
うんうんうん。
うん。それが全部嘘だったみたいなことになりますかねみたいな話なんじゃないのかなっていう。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
一度は夢を見せてくれた君じゃないかとか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もうあの、メッセージなんですね。吉田拓郎に対する。
スピーカー 2
うん。そうなんじゃないかなと思うんですよね。
ああ。
うん。だから、その、ね、自分の図志の別荘とかで。
うんうん。
陰虚して、ゆっくり死んでいくんじゃなくて、傷ついた獣は最後に最後の力で牙を剥かなきゃいけないんじゃないか。
うんうんうん。
うん。
スピーカー 3
じゃあこの後の、その、なぜと、振り返しなぜと尋ねても、振り払い、風のように鮮やかに、人はみんな望む答えだけを聞けるまで尋ね続けてしまうものだから、みたいなのは、
うん。
まあ、なんていうの、大衆というか属性にいると、いろいろと、こう、聞かれる。けど、それは、その人は、が望む答えを言うまでずっと聞かれるから、望む答えを言っちゃって、
うん。
なんかしがちだけども、無視しちまえよってこと言ってるってこと?
スピーカー 2
そうだと思います。
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 2
これが、その、テロリストの文脈だと、あなたは人生を後悔してるって言えっていう風に、たぶんみんなから来るんだけれども、それを言ってほしくないっていう話だと思うし、
うんうん。
吉田卓郎にも、また同じことが言えるんじゃないのかな。
うんうんうん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 3
なるほど。
うん。
中島みゆきかっこいい、みたいなやつじゃないですか、これ。
バハマでのレコーディング
スピーカー 2
ねえ。恐ろしい人ですよ。
うん。
これ、6歳歳下のね、自分の妹分だと思ってた人から、この歌詞が来たら、びっくりしますよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 3
うん。上海に飛ぶしかないようになってますね。
スピーカー 1
ちょっと勝手に、あの、吉田卓郎を裏町でやませないでください。
スピーカー 2
これ、あの、このアルバムをバハマで撮ってたらしいんですけど、バハマってね、あの、フロリダのちょっと先にある島国なんですけど、カリブの島国なんですけど、
うんうんうん、はい。
バハマで撮ってて、この曲はキツすぎて、そこでレコーディングできなかったらしいんですよ。
スピーカー 1
相当ダメージを負ったんだ。
スピーカー 2
ああ、なんか、あれっすね、コントラストというか、バハマとこの曲の対局感すごいっすね。
対局感すごいっす。
すごいっすよね。
スピーカー 2
うん。
うーん。
で、なんか、バハマで帰らなきゃいけない日に高熱が出て帰らないって言い始めたりとかしたらしい。
スピーカー 3
スピーカー 1
なるほどね。
大変だな。
スピーカー 3
でもこの後っていうか、90年代とかって結構、なんかキンキキッズとなんかやったりとかしてたじゃないですか、吉田卓郎。
ああ、やってましたね。
この辺から元気になっていったみたいな感じなんですかね。
スピーカー 2
あ、そうっぽいです。なんか、この曲を作るということで吉田卓郎が再生していった感があるって書いてました。
へえ。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 3
めっちゃいい話じゃん。
吉田拓郎の再生と引退
スピーカー 3
うん。
レコーディングでは死にそうになったけど、現実と向き合ったんですね。覚悟を決めたんですね、永遠の嘘をつくかどうかの。
スピーカー 2
ねえ。
スピーカー 1
よっか。陰虚、陰虚ムードだったんですね、その辺が。全然知らなかったな。今年でしたっけ、引退されたの。去年かな。
スピーカー 2
去年じゃなかったですけど、ちょっとわからない。ごめんなさい。正確じゃない。
スピーカー 1
いやあ、頑張りましたね。
ねえ。
スピーカー 2
うーん。
まあ、77ですからね。ちょっとすごいですよ。
うんうんうん。
スピーカー 1
すごいっすね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 3
そこら辺で急に種明かしをする可能性もありますけどね、まだ。最後まで。最後まで。
スピーカー 1
ああ、そうですね。
スピーカー 2
うん。
そんなことしたら、ひどい目に合わされると思うならなかじゃん、ミュウキン。
うん。
スピーカー 1
ちょっとコメントの方も見てみようかな。
スピーカー 2
そうですね。せっかくの公開収録なんで。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 3
ねえ。レモンサワーですって書いてますね。
スピーカー 1
あっ、それ盛りすぎっすね。簡単なタイミングかな。
スピーカー 2
スピーカー 1
お米さん。
はい。
一緒にビジネスを立ち上げた友人に騙された話かと。
スピーカー 2
スピーカー 3
面白い。
スピーカー 2
うん。
ああ。
スピーカー 3
面白いっすね。
いいねいいね。
うん。
そうやって読むとするとどうなるんだろう。どこでどうなるんだろうな。いつどこで騙されてるんだろうな。
スピーカー 1
二人とも旅の途中とか。
ああ。
愛ゆえのことだったと言ってくれ。
スピーカー 3
ああ、なるほどね。
上海の裏町とニューヨーク
スピーカー 3
上海の裏町で病んでるんですね。
うん。
スピーカー 2
うん。
面白い。
これ、でも95年だから上海の裏町なのがいいですよね。
今上海の裏町だったら、「おお、いい暮らししてんの?」ってなりますからね。
ああ。
スピーカー 1
ああ、そうか。
なるほどね。
スピーカー 3
ニューヨークも上海もね。
スピーカー 2
そんなとこに住んでんの?って感じになりますよね。
ああ。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 3
確かに。
スピーカー 1
なんかトンチっぽいコメントが来てるんですけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ノザモザさん。
「ついてほしい嘘は嘘だとわかる嘘なのでしょうか?嘘だとわからないと嘘をついてほしいという願いはかなわないし、嘘だとわかると真実もわかってしまうのでは?」
スピーカー 3
どこにそんなコメントある?
スピーカー 1
えっとね。
スピーカー 2
19時37分。
はい。
スピーカー 3
あ、ほんとだ。
スピーカー 2
ノザモザさん。バイブスを感じ取ってください。ロジックじゃなくて。
ノザモザさん。今大事なのはバイブスです。
スピーカー 1
バイブスらしいです。
はい、ありがとうございます。
スピーカー 3
バイブスか。
スピーカー 1
ああ、なつみんさんから中島みゆきのバカ野郎メッセージ。
スピーカー 2
ああ。
スピーカー 1
確かにね。そういうことか。
スピーカー 3
ポジティブバカ野郎ですよね。だからバカ野郎と言いつつ、再生してほしいという思いを込めたバカ野郎ってことですね。
スピーカー 2
こういう解釈も結構あるっぽい。
スピーカー 1
僕もね、そういうふうに思ってました。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
でもそしたらね、見知らぬ誰かの下手な代筆文字とかが、「ん?」ってなって、結局わけわからんなってなったんですよね。
スピーカー 3
あと、傷ついた獣たちは最後の力で牙を剥くって怖いなってなってくるよね。
恐ろしい歌になるな。
スピーカー 1
ちょろりさん、テロリストがニューヨークに行くと言ったのは嘘で、本当は上海に逃げていたということ?
スピーカー 2
このテロリストがニューヨークにいるのか上海にいるのか、この歌の中では確定しないんですよね。
分かんないんですよ。
スピーカー 1
分からないですね。
スピーカー 2
大事なのはイメージだと思うな。
昔の友達がニューヨークに行ったのか上海に行ったのか、どっちのパターンもあるみたいな話なのかなと思いますけどね、どうかな。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
僕も最後、どこかの裏町から手紙書きたいなって思ったんですよね、この曲を初めて聞いてから。
スピーカー 3
代筆でですか?直筆で?
スピーカー 2
代筆してもらって。
スピーカー 1
裏町がいいんですか?
スピーカー 2
僕書きますよ。
代筆?
代筆、はい。
上水さんが代筆できる立場にいるぐらいだったら裏町で死ぬことにならないよなって思って。
もう少し愚かさがないと裏町で死ぬことにはならないと思うんだよな。
永遠の嘘とやりきれない事実
スピーカー 3
なるほどね。
スピーカー 2
お二人に出しますね。
スピーカー 3
お願いします。
スピーカー 2
ラパスの裏町から。
スピーカー 3
お願いします。
コロンビアにいるのか、それともってね。
どこにいるんだろう、この人。
キューバにいるのか。
スピーカー 1
いや面白いな、面白かったな。
なんかこの曲は何回も聴いたことあったんですけど、全然そういう歌だと思ってなかったな。
ちょっとね、歌詞に永遠のさよならの代わりに、やりきれない事実の代わりにっていうとこがあるんですけど。
ちょっと今やりきれない事実が一つあって。
公開収録始まって20分経ったぐらいで気づいたんですけど、録音が途中で止まってたんですよね。
もうめちゃめちゃ悪い。
スピーカー 3
いやいやいや、種明かしはしないでおくれ。
スピーカー 1
いや僕もね、永遠の嘘つきたかったんですけど、これ配信聞いたら明らかに途中からズームの音声やなってバレると思ったんで。
永遠の嘘をつけるなと思って、種明かしすることになりました。
やりきれないっすね。やりきれない事実ですね、これ。
スピーカー 2
やりきれない事実ですね。そういうことってよくありますよね。
ありますよね。いやー、ITが牙を剥いてきました。苦しい。
年末最後の力を振り絞って、ITが牙を剥いてきた。
スピーカー 1
まあそんな感じですかね。
はい。
番組では皆さんからのお便りをお待ちしております。感想、普通のお便り、話してほしいネタなど何でも大歓迎です。
X、Q、Twitterならハッシュタグ無人でポストするか、概要欄に載せているメールやフォームでも大丈夫です。
匿名規模の方はお便りフォームからどうぞ。
では公開収録はここまでです。来てくださった皆さんも、ポッドキャストで聞いてくださっている皆さんも、本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
25:21

コメント

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