短歌作家の谷じゃこさんはフリーペーパー「バッテラ」を10年、奇数月に欠かさず発行し、ときに鯖への偏愛を短歌にし、ZINEをつくり続けています。DIY BOOKSの店内で、谷さんに自分のZINEを並べてもらいながら、短歌のはじまりからリソグラフのデータづくりの細かな話、これからやってみたいことまで、たっぷりお話を伺いました。
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サマリー
短歌作家の谷じゃこさんは、10年以上続くフリーペーパー「バッテラ」の発行や、短歌を用いたZINE制作など、多岐にわたる創作活動を行っています。彼女の創作活動は、夫の影響で短歌を始めたことから始まり、当初は文章を書くことはありませんでしたが、芸術大学で工業デザインを学んだ経験が、ZINEのデザインやリソグラフ印刷のデータ作成に活かされています。特に、鯖への深い愛情から生まれた「サバの短歌ZINE」は、そのユニークなテーマと可愛らしいイラストで注目を集めています。谷さんは、短歌を「最高の趣味」と捉え、創作に行き詰まることは少ないものの、締め切り前には常にギリギリになるというエピソードも披露しました。短歌ブームの背景にはSNSの普及や、岡本真子さん、岡野大治さんといった作家の活躍があり、短歌が「書きやすい」と感じられる敷居の低さも要因として挙げられています。今後の活動としては、手作り感のあるZINE制作や、様々な地域のイベントへの参加を予定しており、仲間と共に創作する楽しさを大切にしています。ZINE制作においては、まず「何を描きたいか」を明確にし、仲間を集めることから始めることを推奨しています。
谷じゃこさんとの出会いとZINE制作の始まり
今日は、谷じゃこさんに来ていただいて、お話を伺おうと思っているんですけど、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。谷じゃことを言います。
谷じゃこさんは短歌作家ということで、活動されているんですね。
そうですね。短歌をやっております。
谷じゃこさんと私の出会いは、たぶん10年以上前に実は。
そうですね。
昔、ZINGUというカルチャーマガジンを、私が編集でやっていたときに、公開させていただいて、
面白いというか、ちょっと変わった企画をやらせてもらったというか。
いろんな人と出会って、その場で短歌を。
一緒に作ろうという。
かなり無茶振りを。
確かに、言われた側は無茶振りだったかもしれない。
だから、それこそサバーさんとか、デザイナーの方とか、いろんなところにね。
そうですね。いろんな人と。
ヨガの先生とか、喫茶店のオーナーの方とか、いろいろしていただきました。
あの着ぐるみの。
あ、そうですね。
ですよね。
着ぐるみメーカーっていうんですかね。
そうですよね。多分世の中の人には知られてはいけない、あの有名な着ぐるみというか、存在の中身をやっている人の。
どのぐらい言っていいのか分からないですね。
ありましたね。もう結構楽しい企画をさせていただいてたんですけど、
多分その前に文学フリマとかでお見かけしたりしてたのかなという。
かもしれないですね。
関西やったら大阪の文学フリマの第一回目が確か2013年やったと思うんですけど、
大阪は毎年欠かさず出てるので、もしかしたらそれのどこかだったかもしれないですね。
そうですね。
ちなみに谷里子さんがジン。ジンって最初読んでました?今作っているものって。
最初読んでたと思うんですけど。
読んでました。そうなんですね。
ジンを作り始めたのはいつぐらいからですか。
多分文学フリマ大阪に出るっていうので、何人か集めて一緒に作ったんですけど、
その前にもう一つ手作りで作ったのがあって、多分それが初めてやったと思うんです。
そうですね。
印刷屋さんにお願いしてとかで作ったのは、このメタメタドロップスっていう。
いいですか。
はいどうぞ。初めてですね。
すでにミシンとじの。え、これ。
レトロ印刷さん。
レトロ印刷さんですよね。
すでに。毎回思うんですけど、このデザインってどうされてらっしゃるんですか。
これは私がやってるんですけど、文学フリマ大阪のデザインって、
文学フリマが大阪で始まるっていう前に、東京ではずっとやってたみたいで、東京の文学フリマで、
なんかすごい憧れのジンというか、こういう感じの何人かの何家の人が作ってるサッシみたいなのがあって、
それを東京に行った人に買ってきてもらいまして、ほぼそれと同じ。
その本もレトロ印刷で作っていたので、同じような感じで作りたいなと思って始めたのがこれっていう感じです。
へー、そうなんですね。すごいかわいらしいイラストとか。
ありがとうございます。
これ7人のメンバーで、それぞれの単価が載ってるような本なので。
え、これはだから2013年とか?
2013年やったと思うんですけどね。
2013年の4月ですね。
ちなみに単価はその前から作ってたんですか?
単価は2009年ぐらいからやっていて、ネットの投稿するサイトみたいなのだったりとか、
何人か集まって一緒に単価の会したりとか、そういうのではしてたんですけど、
それを陣にまとめて作るみたいなのは、それまではしてなくて。
そういうのがあるのも知らなくて。
短歌との出会いとフリーペーパー「バッテラ」
でもその単価に興味を持ったのは何でだったんですか?
単価に興味を持ったのは、今は夫なんですけど、その当時付き合ってた。
人が単価をやっていたので。
それで私も始めまして。
でもどんどん遡るように聞いてくるんですけど、
それまでは創作みたいなこと、文章を書いたりとかは?
文章は全く書くことはなかったです。
で、その創作ってわけじゃないんですけど、大学は芸術大学だったんですよ。
たった製品デザインの学科だったんで。
こういうグラフィック的なものではないんですけど、
製図とかしてた感じなんで、関係ないけど、
でもイラストレーターとかは使える。
今は製図?
製図?
製図?
はい。設計図みたいな。
工業デザイン?
そうです、工業デザインです。
でも僕は思うんですけど、バッテラとかもあるんですか?デザインって。
はい、自分でやってます。バッテラというフリーペーパー。
フリーペーパーですね、ずっと作られてる。しかもあれ何号までいたっけ?
今出てるのが、63号。
63号。そしてタイガースのクリアファイルに入れてる。
タイガースのクリアファイル。
ありがとうございます。
すごい素敵な。
63号で、2ヶ月に1回出してるので、去年の11月で10周年やったんですよ。
おめでとうございます。
10周年記念に、いつも印刷してもらっているレトロ印刷さんのギャラリーで、60枚展示するというのがあって。
ありがとうございます。毎回思うんですけど、本当このデザインが素敵だなと思ったんですけど。
ありがとうございます。
こういうのは、ずっとこういうのって言ったらいいですけど、デザインみたいなことは大学とかでもやられてたからできるというか。
デザインをやってたとはとても言えないですけど。
でもこういうのを作り始めてから、もうこれってどうやるんだろうみたいなのを普通にググって、ちょっとずつできる技が増えてきた感じで。
そういうことですか。
鯖への偏愛と短歌ZINEの世界
しかもちょっと正直あれですけど、レトロ印刷さんみたいなリソグラフって、流行のデータの作り方ちょっと違うじゃないですか、普通のCMYKでやるのと。
じゃあそういうのもやりながら覚えてっていう感じですか。
そうですし、初めて作ったのがこのレトロ印刷さんのリソグラフ。
これでもいろんな色使ってますよね。
やったんで、普通にCMYKとかで作る方が後にした感じだったので。
めっちゃ大変、難しいなって思ってたんですけど、これは難しかったんやっていうのに後で気づきました。
一番難易度の高いところから始めたり。
そうです、始めてしまいました。
面白いですね、なるほど。
じゃあ今もご自身で印作るときはデザインされてらっしゃるのか。
そうですね、やってます。
だからなんか、僕の中で言うとタネジャコさんって言うとサバなんですね。
サバのイメージがあるんですけど。
あそこにも飾らせてもらってもらっていいですか。
サバのヒットエンドパレードですかね。
置いてもらってるのがヒットエンドパレードっていう。
これも短冊ばっかり載ってる歌集なんですけど。
頭がサバになってる女性が。
これは荒瀬さんっていうイラストを描いてる方に、頭サバで描いてくださいっていう風にお願いしまして。
サバへの興味を語るときにすごい模様の可愛さみたいなのを。
可愛い。
さっきのデザインを得られてたって話が結構僕は負に落ちたっていうか、
こういう造形っていうのがあるかもしれないですけど、模様を僕はあんまり真剣にサバ見たことなかったんですよ、それまで。
綺麗なんですよ。
なるほどね。それ以来、確かにこのシマシマがいいんだなってすごく思うようになりましたけど。
シルエットもなんかザ・魚っていう感じの。
確かに。
すごい良いシルエットですし、青色がすごいキラキラして綺麗で。
なるほど。
これサバのジンも何冊か出してるし。
そうですよね。
これとこれとこれと。
これだ、サバしか見えない。
サバいっぱい作ってるんですよ。
サバね。サバにここまでハマられたのはいつからなんですか?
最初は食べて美味しいからだったんですけど、コープの冷凍サバがあるんですけど、冷凍サバの味噌煮と塩サバとあって、
大学生ぐらいのときにバイト行ってたんで、帰ってからご飯親が作ってくれるんですけど、
割とその冷凍サバが出てくることが多くて、それ出すときはとりあえず喜んでたんで。
分かります。僕も父と二人で暮らしてる時期があったんですけど、そのときやたらコープの味噌の。あれでも美味しいですよね。
めっちゃ美味しいんですよ。
サバが出てきたら嬉しいなと思ってるうちに、サバってこんなに美味しいんやなっていうのを自覚して、
そこから福井県の小浜っていうところにサバ街道の起点があるんですけど、
ちょうど大学生のときやったんで、そこに友達に連れて行ってもらったりとかして、
そこにオブジェみたいなのとかいろいろあったりするんで、かわいい。
そこから見た目もいくようになって。
そこからサバグッズ集め始め、タンカ始めてからサバのタンカの陣を作ろうってなって。
すごいことだと思う。正直僕全然タンカって、
それこそねじゃこさんに会いしてから、31音とかで行けばいいんだよみたいな。
それ聞くと軽くなったんですけど、すごい難しいなと思って。
個人的には全然続けられてないんですけど、サバだけでこんなにいっぱい出されるぐらい出るわけじゃないですか。
サバはね、無限に。
すごい。
同じこと言ってるやつもあるんで、無限っていうか同じやんっていうのを後で見返したらあるんですけど。
でもサバにちなんで、サバのタンカの陣。
サバのいる情景っていうのと、サバしか見えないっていうのと、2冊作って。
これもか。大きく言うと2冊作ってるんですけど。
そこにありますね。
ありがとうございます。
これもかわいらしいですよね。
どっちもサバにちなんで、サバの38で。
なるほど。
38種乗せようっていうのが決めてたんで。
素晴らしい。
これイラストとかも、これもお自身で。
そうですね、それは描いてます。
紙がね、このサバのいる情景は水色。
そうですね。
いいサバのシルエットが、2色ずりで吹いてあるような。
本当に素晴らしいですね。
それはタンカとサバ仙流を並べて。
サバしか見えないの方もサバ仙流やったり、ミニエッセイみたいなのとかも一緒に載せて、あとイラストも載ってるような陣ですね。
いいですね。
辞書を書くならまずサバを引いてみて。
ビミと書かれた辞書がいい辞書。
なるほど。
確かに。
他の魚にはビミって書いてないのに、サバにだけビミって書いてたりするんですよ。
それなんかいいですね。癖が出てるというか。
サバとタイには書いてたと思います。
すごい、でもある意味偏ったものを辞書なのに出しているっていうのは、なんか思わず出てしまったみたいな。
もうビミと説明しないという思いが。
なるほど、確かに。
短歌制作のプロセスと創作のスタンス
でもその一方でこのペンギンがサバを嫌がる映像を見ながら口を開けてる私って。
ちょっと前にXでペンギンに餌をあげるのにサバをあげるとペンギンがふいて横向くみたいな動画がバズってたときがあって、それから作ったやつ。
そのペンギンがサバがあれなんですかね?
そのペンギンは多分普段サバもらってるんだと思うんですけど、ペンギンとかって新鮮じゃなかったら食べないみたいな。
そうなんですね。
そのサバがちょっと新鮮じゃなかったんじゃないかなって思うんですけど。
なるほど。
いいなあ、これはすごい。でもサバの愛情でここまで出る。
でも僕本当に熱量って一番作る上で大事だと思うんですけど、
どういう感じでいつもタンカって作られるんですか?谷ちゃん子さんは。
プロセスというか、例えばジンを作ろうっていうよりもまずタンカが日常的に出てくるというか作られてるんですか?
でもそれもあります。日常的に出てきたやつをスマホにメモってるんですけど、
ジンのために作るのもあるんですけど、それ以外に普通に普段歌会みたいなのに参加してたりもするんで、
歌会って自分の作ったタンカを持ち寄って、ああだこうだ言い合う会なんですけど、
そういうののために作ったりもしますし。
いいですね。
そうですね。そういうのがある程度たまったのをまとめ直して、
もうちょっと違う雰囲気のタンカも欲しいからジン作るために書き足そうみたいな感じで作り足してまとめる感じですね。
でもサバのはサバのために作る。
なるほど。
38種揃えようと思って。
書き下ろしというか。
そうですね。
すごいですね。だからもう2009年ぐらいから作っているとしたら、ものすごい数のタンカを今まで作られてきてる。
そうですね。ちょっと数えたことないからわからないですけど、
さっき言ってもらったヒットエンドサバアタマのヒットエンドパレード、これ200種入ってて、
その後に2020年にクリーンアップクラブっていうの、こっちも歌集なんですけど、
こっちが208ぐらいだったかな。だいたい200ぐらい入ってて、
これも作ったものの載せられへんようなタンカもあるんで、
載せられるのだけ選んでっていう感じにはなるんですけど。
なるほど。ということはでも1000は確実に超えてらっしゃるんですね。
1000は超えてますね。
例えばタンカを作る上で、スランプじゃないですけど、うまくいかないなっていう時とかってありましたか?
そういうのってあんまりないんですか?
自分的にはずっと作れるんですけど、歌会に行って他の人たちからどう見られるかのときに、
いやちょっとよくわからんって言われ続けて、スランプなんじゃないって言われたことがあって。
なるほど。
スランプの自覚はなかったかどうか。
なるほど。そういうこともあるんですね。
そうですね。って言われたことはありますけど。
じゃあ出なくて困ったことはあんまりない?
今日出なかっても明日出たりはするんで、その期間単位で出なかったことはないかもしれないですね。
でもいいですね。今日出なくても明日出ればいいぐらいだとね。
ただなんかいつもこの、だいたい文学振り合わせでジンを作ることが多いんですけど、
締め切りがあるじゃないですか、印刷屋さんに出すまでの。
その締め切りまで、いつもギリギリなんですよ全部。
全ての定額が逆算して作ってるみたいな感じのギリギリなんで。
いやーすごい。締め切りが機能してますね、でもね。
今日中に単価できない、やばいけど今日はできひんみたいな時は。
今も単価みたいな感じ。
そういう1日でも困る時はあるんですよ。
なるほど。でもそうですよね、お仕事しながらですもんね。
そうですね。
でもその単価をやろう、面白いなって思ってから、
どういう風に学んだというか、疑いに参加するとかも含めて、どういう感じで広がっていったんですか?
でも疑いに参加したら、いろんな人の意見が聞けるので、
私の単価って割と多分、単価界の中では外れてる方だと、もちろん。
なので、マットって言ったら怒られますけど、
王道の単価をやってる人たちももちろん一緒に疑いしたりするんで、
価値観が全然違う人とかもいますけど、
なんか最初は、変なこと言われてって思うこともありましたけど、
長いことやってると、全然違う価値観の人の話も聞くことになる。
そういうのをやっていく中で、疑いに出す前に、
自分の中の線引きで、これはいいな、これは違うな、の線引きがうまいことできるように、
まだなってるかどうかはわかんないですけど、
たぶんなっていきながら成長してたらいいなと思います。
あんまり習って単価をしたみたいなことはないんですけど。
谷彦さんが思う、これいいなみたいな、いい単価とかの線引きっていうのは、
ZINEの読者層とデザインツール
どういうところに出てくるんですか。
いい単価の線引き。
単価としていいかどうかはわかんないんですけど、
自分がすごいグッとくるのは、
これを言うとあまりなんですけど、
かわいいって思う単価がすごい好きで。
いいですね。
ファンシーみたいな感じではないんですけど、
例えばおじいちゃんが作ったような単価でも、かわいさが。
にじみ出てるようなやつとかがあって。
わかりますね。
愛嬌っていうか。
みたいな感じかもしれない。
そういうのもありますよね。
わかるな、なるほどなるほど。
じゃあそれが出てれば、
おじいちゃんが作ったやつとかでも、
いいなっていうところに。
そうですね、出てたらいいですが。
なるほどね。
面白いって言ってもらえるのはめっちゃ嬉しい。
音楽フリマとかで立ち読みしてくれてる人が
パラパラって見て、
これ面白いですねみたいな感じで言ってくれたら、
めっちゃ嬉しいですね。
へー、なるほどな。
谷康さんのブースに来る人ってどういう方が多いですか?
どういう方が多いんでしょうね。
どういう方が多いんでしょうね。
でも、
ここからの話の中であってるのかわからないけど、
ちゃんと宣伝はしようと思ってて、
Xでイベント前はできるだけ頑張って
告知をするようにしてるんですけど、
割とそれを見てきてくれる方が結構いらっしゃるので、
あとは前回どっかで買ってよかったので
みたいな感じで来てくださる方も多いし、
もちろん単価を普段から作ってる方で
買いに来てくれる方もいらっしゃいますし、
でも意外と単価の人じゃない人も来てくださるんで。
それはすごくわかります。
この想定とかも含めて。
多分基本的に明るい色というか、
派手な色が多分好きなんで。
でもそうですよね、明るいですよね。
普通に選ぶと原色寄りの色になっちゃうんですよね。
気になったんですけど、
デザインはソフトとか何を使われてるんですか?
デザインはイラストレーターが一番多いです。
最近ちょっと文章が多いようなやつやと
インデザインをやっと使うようになりました。
それはそうですか。
でもインデザインのことはあんまりまだわかってない。
インデザインね、確かにそうですよね。
ちょっと癖というか違いますよね、またイラストレーターと。
これはちょっと文字が多いのでインデザインを使ったんですけど、
割と私が作ってるのが、
絵とか入ってるのとかが多いので、
イラストレーターの方が作りやすい時もあります。
でもレトロ印刷さんで入稿するときはあれですよね。
中戸字の面付けした状態でイラストレーター作ります?
っていう感じですか。
そうですね。
面付け、見開きの状態で作って面付けに組み直すって感じですか。
なるほど、なるほど。
じゃああれですか、すっごい細かい話ですけど、
見開きの横位置だけど、
アートボードは縦のものを組み合わせた感じで作るってことですか。
ひと回り大きい適当なアートボードに、
そのページ分の枠を作って作ってます。
入稿前にちょっとバラして。
半分にバラせるように作っておいて、
入稿前にバラして見直すので今のとこ作ってますけど。
なるほど、なるほど。
急に具体的な。
めっちゃ具体的なマニアックな話ですけど、
リソグラフ印刷の技術的な側面とフリーペーパー制作
リソグラフって基本的に中閉じになるじゃないですか。
そうすると一番悩みどころが面付けだなと思ってて。
インデザインだと小冊子、印刷とかそれで保存すれば
そういうPDFになったりもするんですけど。
今学びましたけど。
あと単ページで作っておけば最終的に
アドビのアクロバットかな。
あれで小冊子印刷でプリンターをアドビPDFにして保存し直すと
面付けされた状態のPDFになるんですよ。
なんですけど、おっしゃったみたいに
例えば見開きで繋がった図を載せたいとかいう場合は
やっぱりそれで確認した方がいいので。
そうですね。繋がった図がある場合は
印刷しないところを隠してます。
なるほど。
どっちにも貼り付けて。
レトロ印刷さんではイラストレーターで入稿してるんで
そのデータのまま。
AIデータですか。なるほど。
あと編集の話で言うと、2色ずりの場合は
今ちょっと開いてるのが青インクと水色のインクのページなんですけど
青と水色で作ります、まずデータを。
入稿表のデータを作るときに黒に変え
1個ずつ黒に変えていくっていうのをしてます。
これとかはまだわかりやすいんですけど
これとかは黒で書いたやつを
あれなんて言うんやろ。色を変える、イラレ状で色を変える
カラーハーフトーンみたいなやつですっけ。
カラーハーフトーンって言うのかな。
カラーを編集とかですか。なんだろう。
なんか透明を使ってやるやつ。
あれが何なのかわかんないんですけど
黒で作ったやつにイラレ状で色を付けて
見た目を青と水色になるようにして
データをするときに元の黒に戻すみたいな。
たぶん理想で入稿してる人はそれぞれの
涙ぐましいというのがありますよね。
すっごいめっちゃわかります。
グレースケールとか白黒でいいって言われるけど
やっぱり色で画面上で確認したいわけですよね。
しかも不透明度で調整するより
黒の何十パーセントとかでやってっていう話になるんですけど
わかんないですよね。
こっちのほうがあれですね。
サッシよりも。
このバッテラフリーペーパーのほうが。
これも茶色と黄緑で作って
どっちを下にするかだけ決めて。
なるほど。
そっかそっか。
うちにあるリストグラフでやると
一応オート分判というのがあって
画面上でこの色でやって
うまくそのリストグラフが解釈してくれたら
このままいくんです。
かしこい。
いくんだけど
たぶん成功法じゃなくて
例えばその色を抜いたりとか
重ねたりとかする場合は
やっぱ単色でやらないとできなかったりとかもするし
あんまり混色やってない方でしたけど
感触がどう出るかわからんけど
やってみるかみたいな感じで。
それこそバッテラってあれですよね。
話いろいろ飛んでますけど
僕は神戸のキリトかな。
キリトっていう
三宮の南、海側に渡った
渡るじゃない。歩いたとこにある
大きいアート施設。
あそこにフリーペーパー置いてあって
たぶんそこで見たのがもしかしたら
初めてかもしれないです。
あそこね、普段置いてもらってるわけじゃなく
何かの時に多分置いてもらったんやと思うんですけど
でもあそこでもらってくださって
その後連絡くださったみたいなのがめっちゃ多くて
何があって置いてもらってたのかの記憶があんまないんですよね。
なんか普段いつも本屋さんやったりとか
喫茶店やったりとか
何箇所か置いてもらってるところに
いつも送ってるんですけど
短歌作家としての活動とタイガース愛
これはご自身で置きに行かれるんですか?
近くのとこは持って行きますけど
結構かなり札幌とか
あと南、西は福岡があって
割とどこも送ってます。
最近総理わかったんでちょっとつらいですけど
そうですよね。びっくりしますよね。
でも三社子さんは
単価作家として生きていくとかになった時に
それで専業とかを考えたことはあるんですか?
ないです。
それはないんですか?
もう最高の趣味としてやっていく感じ。
最高の趣味、いいですね。
なんで単価も飽きたらやめようって全然ずっと思って
そうなんですか?
飽きたら無理にしんどいのに続ける必要はないと思ってるんですけど
幸い飽きないのでやってますけど
素晴らしいですね、そのスタンスは。
僕もほんとその軽やかさがいいよなって思いますね。
ちなみにタイガースも好きなんですか?
タイガースも好きです。
タイガースの勝手にジムも作ったことがあります。
そうなんですね。
配ってました。
2023年に優勝した時に。
それってやっぱりサバと同じシマシマだからとかあるんですか?
それはないですか?
それはないですね。
シマシマであることよりも多分青の部分
サバ由来やったら多分青の方がいいんですけど
タイガースは関係なく。
僕は好きな球団とかがある人とかすごく羨ましいんですよ。
昔からなくて。
それは今のすごい軽やかさってのがすごく大事だなと思いましたね。
短歌ブームの背景とZINEの普及
もうちょっとだけ聞きたかったのが
タンカって
割と10年前とか6年前なんか分からないですけど
結構ブームになりましたよね?
ブームになりました。タンカブームがあって。
ありましたよね。
あってどのぐらいからでしたっけ?
多分2020年ぐらいかじゃないかなと思う。
そうですよね。
どうですかね。
界隈というか例えば文学フリマとか出てても
明らかにブースが増えたとかそういう変化ってありましたっけ?
ブース増えたと思う。
増えました?
一番ありがたいなって言ってるのが
タンカって言った時に一発で分かってもらえる率がすごく高くなって
もうちょっと10年前ぐらいに言われると
タンカって言っても俳句とか仙流とか
どれやっけみたいな感じになるのがすごく多かったんですけど
タンカって最近は言うだけで
もう分かってもらえてる上に
何人か有名な作家の
カジンの名前を知ってて読んだことあるぐらいの人までが普通にいるので
タンカの本を読んだことがあるっていう人
それこそ10年前ぐらいだと
そんなにいなかったし
例えばすごい有名な人とかだと本村ひろしさんとかもいらっしゃいますけど
エッセイを読んだことあるけどカジンと認識してないかと
そういう人が結構いらっしゃって
そうですね
多分そのブームが岡本真子さんとか
岡野大二さんとか
がすごいかなと思いますけど
その岡野さんとか大野さんとかの歌集は読んだことがある
お家にあるみたいな人が本当に普通にいらっしゃるので
歌集を読んだことがある人なんてすごくレアだったのに
そうですかねそうかもしれない
そもそも規模がいるのとか
人によっては平安時代の和歌とかと
どこら辺が違うんだろうとかね
ちなみになんでブームになったんですね
なんでブームになったんよ
多分岡本真子さんの歌
何人か同じタイミングぐらいで
短歌がバズったことがあって
それがきっかけかもしれない
バズった短歌が帯に書いて歌集出ましたみたいな感じで
なった時に
それが当時のツイッターでってことですか
そうです
じゃあ結構SNSの盛り上がりとも連携と関連してる
それこそ大野子さんから聞いて
そうなんだと思ったんですけど
今のXで31もオンだから
つぶやきやすいみたいなのもあるんですかね
それでずっと短歌だけやるアカウントとかもありますもんね
ありますね
だから僕個人も短歌ブームと
ジンのブームって結構連動してた気がしてて
短歌が来てジンが来て
それまでもジンはあったはずなんですけど
イベント数が今みたいにバーって増えたのって
短歌の後にちょっと後にガーって
ジンフェスとか増えてきたなって感じはするんですよね
エッセイとか小説とかを書こうと思うと
もちろんイラストとかもですけど
書けないじゃないですか
いきなり本当そうですよね
なんですけど短歌って書いてみたら意外と書ける
そうなんですか
完成があるんですよね
5-4-5-7-7っていう
完成形があるので
一旦完成としやすい
素晴らしいですね
自分で完成を決めないといけない
無限にある
そこが多分入りやすさではあると思う
ジンもとりあえず作ってやりやすいかなと思う
イベントとかも
頑張って出ようという勇気の部分はもちろんありますけど
作ってみやすい
入ってみやすいのがあるので
そこはもしかしたら近いかもしれない
確かにそうか
5-4-5-7-7っていう
このフォーマットが素晴らしい枠組みで
読むほうもあんまり長いのはしんどいときでも
パラパラと読みやすいと思うので
気軽に読んでほしいですし
そうですね
そっかそっか
言われると確かにそうですね
これからこういうことしてみたいとか
今後の創作活動とZINE制作へのアドバイス
もやもや出てきたりすることってあるんですか
あります
常に
そうなんですね
やりたいことはいっぱいあります
例えばどういう
例えば全部
現実的なところから言うと
行ったことない町の人のイベントに出て
いいですね
あとわりと印刷屋さんにお願いして
作ってばっかりなんですけど
もっとなんかこう
手作り感のあるというか
手を加えて作るタイプのやつも作ってみたい
おお
あれですね
芋版でサバのスタンプとか
わかんないですけど
芋じゃない方がいいのか
それこそね
こないだのジンの商店街にも来ていただきましたけど
また今度やるときぜひ
ぜひ
参加してもらって
めっちゃ楽しかったです
よかったです
そうなんですよ
それこそね
魚屋さんもあるんですよ
そことそこにちょっと
サバの隣に
サバの隣に
最高すぎる
勝手に言ってますけど
最高の買い物になります
こないだのイベントの話になるんですけど
普通に小町の中に
建てるというか
そこで買えるのがめっちゃいいなと
そうですか
やらなかったんですけど
金魚すくいとかもあったじゃないですか
そうなんですよ金魚すくい
人がギリギリになってしまった
いいよいいよ
金魚すくいとかもして
そうなんですよね
車もよく通るし
風で髪が飛んだりとかもあるし
お天気がね
そうなんですよ
ちょっと陰みたいな
そうなんですよね
ただもう結構皆さん楽しんでいただけて
本当によかったなと思ってるのと
おっしゃるように
それこそ犬の散歩してるマダムが
何をしてるの?みたいな
そういうことって
普通の人のイベントだとあんまり起こりにくかったので
みたいなことを言っていただくかと思って
でもそれこそ本当
人の作り手の人が
ほんと臨時の本屋さんじゃないですけど
町の本屋さん的に
しかも完全な屋台というか
個人商店として出てるっていうのが
面白いなって自分でもちょっと思って
作家の人が出て貼るのもあるし
本屋さん
臨時の本屋さんとかが
お店のセレクトを持ってきて貼ったりするのも
どっちもあったのか
そうなんですよね
運営がほとんど僕と商店街の方でやってたので
本当手が回らなくて
いろんな方に手伝ってもらったんですけど
みんなで長屋机とかしまってるときに
文化祭みたいで楽しいって言ってもらえる人がいて
ここに甘えちゃいけないなと思いつつも
さっきの金魚すくい含めて
そういう祭り感がいいなと思いましたね
改めて
いろいろ聞いてきたんですけど
谷ジャコさんのさっきやりたいことも
お伺いしたんですけど
今の短画作りやすいとかもあるけど
それでも陣を新しく作るのって
ハードルが高いと思う方もいらっしゃると思うんですけど
谷ジャコさん的には
どういうところからやってみるといいんじゃないとか
さっきのデザインとかも
一回やると何となくわかると思うんですけど
どういうところからだと手がつけやすいとかありますか
やっぱりどう作るかよりも
何を描きたいかの方が大事だと思うので
もし何か人に見せたいものが既にある人は
私は写真撮ってたりして
見せたいものがある人は
ぜひそれをみんなに見せてほしいです
それはないけど
何か陣を作ってみたい人も多分いると思うんですけど
そういう人はさっきの文化祭的なんじゃないですけど
仲間を集めてみるのがいいんじゃないかな
友達3人ぐらいとかで作ったらきっと楽しいと思う
全然何々についてみんなで描こうみたいなんじゃなく
それぞれがやりたいことがあったらいいと思うんですけど
いいですよね
このアンソロジーとかはまさにそういうところもありますよね
これは大阪の人たちを集めて作った絵なんですけど
これは鍋戸美子さんという人と2人で編集をしてました
その鍋戸さんが
中でちょっとあんまり考えない
ラップが好きで
ラッパーってレペゼンどこどこみたいな感じで
街にこだわりを持って歩く方がいらっしゃるじゃないですか
それ英一さんですかね
沖縄のラッパーの人が沖縄を挙げようとして
グループを作ったか
みんな何人かでラップを作ったみたいなのがあったらしくて
それの大阪版みたいなのをやりたい
っていうのががけで
私も大阪のやつやりたいってなって一緒に始めたんですよね
なるほどなるほど
そうなんですね
割とジンとかも街のジンみたいなのとか結構あるじゃないですか
あれめっちゃ好きなんですけど
なるほどなるほど
確かにそうですよね
じゃああれですね
まずは仲間を集めてみるっていうところを
何をしたいことが
はっきり決まってない人は仲間を集めてみてから考えるのもありかもしれない
ありかもしれないですね確かにそうですね
でも載せたいことが
聞きたいことがある人はその時点で素晴らしいので
もうできるやろって思う
そうですね
まずはそこに行ってみるっていうのは一つですね
今後のイベント出演情報とZINE制作の締め切り
ありがとうございますちょっとねいろいろ脱線しながら聞きましたけど
ありがとうございます
ちなみに次このイベント出るよとかなんかそういうのってあるんですか
次は名古屋の
名古屋なんですけど
名古屋のジンフェスが5月の
10何日やったかな
5月
5月の
17ぐらいの土曜日にあるんですよ
そうなんですね
それに出るのと
あと
二葉
神戸二葉である
町のジンフェス
町のジンフェス
7月に出るのと
素晴らしい
あとは文学フリマ大阪には
9月
9月14日でしたっけ
9月14日
なんかそのぐらいのやつも出ます
僕もそこは出ます
なるほど
素晴らしい
じゃあもうこの後は
立て続けに出られる
立て続けていく
そうですね
すごいですね
ちなみにそれぞれで新しいの出していく感じですか
たぶん名古屋は出さないようですけど
神戸
大阪は何か作りたいなと
思ってるんですけど
何かが何かは別にまだ決まってない
いいですね
でもやっぱ大事なのはあれですよね
先に申し込む
大事ですよね
全部申し込んでしまって
締め切って
なんかそうなんですよ
ギリギリでね
いやいや
申し込んでから始まると困りますもんね
ありがとうございます
じゃあちょっとぜひこのジンフェスとか
文フリでまたお会いできればと思いますしね
聞いてる方も来ていただければと思います
すいません
今日はありがとうございました
ありがとうございました
ありがとうございます
45:48
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