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2025-07-07 08:19

無駄が多くなる本末転倒な節約術

世間で頻繁に節電・節約が叫ばれるようになったが、
意味のない方法とか本末転倒なものが
いろんな会社でいっぱい起きている。

https://mclover.hateblo.jp/entry/2902/

サマリー

無駄な節約術の具体例を通じて、行動の目的と手段が逆転することによって生じる本末転倒な状況を考察しています。特に、エレベーターの利用や裏紙の使用、エアコンの使用などの日常的な選択が、実際には非効率やコストを生んでいることに焦点を当てています。

エレベーターと裏紙の無駄
こんにちは。あなたが共有してくれたブログ記事、「むしろ無駄が多くなる本末転倒な節約術たち」っていうのを読んだんですけど。
はい、ありましたね。
これ結構あるあるだなぁと思って、良かれと思ってやってるんだけど、実は裏目に出てるかもしれない節約について、今日はちょっと深掘りしたいなと。
いいですね。
なんでそういうことが起こるのかなっていうのを、具体例を見ながら探っていきましょうか。
はい。
そういえば、なんか以前私の職場でも、裏紙が足りませんみたいな連絡が回ってきて、あれ?みたいな。
あー、わかります。
意外と身近な話かなって。
そうですね。節約そのものはもちろん、コスト意識とか環境配慮とか大事なことなんですけどね。
ええ。
ただおっしゃるように、いつの間にかこう手段が目的になっちゃうっていうか、その本末転倒って結構陥りやすい罠でもあるんですよね。
なるほど。じゃあ早速最初の例なんですけど、下の階へ行くのにエレベーターを使わない。
あー、エレベーター。
ある大学で節電のため、下りは階段で、みたいな張り紙があったそうなんですけど、これってどうなんでしょう。一見よさそうですけど。
それがですね、必ずしも節電になるとは実は限らないんですよ。
えー、そうなんですか。
あのー、エレベーターって、かごと重りがありますよね。
その重さのバランスを取りながら動いてるんです。
はい。で、下りの時に人が乗らないで軽くなると、逆に重りを引き上げるために、よりエネルギーを使うなんてことがあるんです。
えー、じゃあ人が乗ってたほうがむしろ。
場合によってはそういうこともあると。
へー、単純に軽いほうが省エネってわけじゃないんですね。
そうなんです。それに、その空で降りてきたエレベーターを結局下の階で待ってた人が呼び戻すとか。
あー、確かに。その手間もありますよね。
えー、だからシステム全体を見ずに、なんかこう部分的なイメージだけで判断しちゃうと、効果がないどころがかえって非効率だったり。これもまあ典型的な例かなと。
いやー、知らなかったです。じゃあ次は裏紙の利用。これも定番ですよね。
定番ですね、はい。
でも記事によると、紙詰まりでメンテナンスのコストが増えたりとか、あとカラー印刷された裏紙が原因で故障したりとか、そういうケースもあるって。
そうなんですよ。プリンタって基本的に新品の紙を使う前提で設計されてますからね。
うーん、まあそうですよね。
インクとかと人の手当とかそういうのが付いた裏紙ってやっぱり機械には負担がかかりやすいんです。
なるほど。
それに印刷コストって実は大半が用紙代じゃなくてインクとかトナー、それから保守費用なんですよね。
あー、そっちの方が高いんですね。
ええ、だから裏紙使っても印刷枚数のカウンターは同じように回りますし、さっき言った故障リスクまで考えると結局トータルコストは上がっちゃうなんてことも十分あり得るわけです。
資源を大切にっていう気持ちはすごくよくわかるんですけども、その手段が本当にベストなのかっていうのは考えないといけないですね。
白紙を使わないのが絶対的な善じゃないっていう視点、大事ですね。
空き箱とエアコンの我慢
そう思います。もし本当にコストとか資源を考えるなら、裏紙利用を推奨するよりもむしろペーパーレス化を進めましょうっていう方が本質的な解決策かもしれませんよね。
確かに、混沌的なところですね。続いては空き箱の保管。
これもやっちゃいますね。
お菓子の箱とか何かに使えるかもって取っておいたものが結局全然使わずになんかスペースを圧迫してるっていう、これはどうでしょう?
これはですね、目に見えるお金のコストはかかってなくても、保管スペースっていうある意味貴重な資源を消費している状態ですよね。
ああ、スペースもコストと。
ええ、いつか使うかもっていう可能性とそのために失われているスペースの価値、これをちょっと天秤にかける必要があるかなと。
うーん、実際必要になった時に買うとか何かで代用するとか、意外となんとかなることも多いんですよね。
もったいないっていう気持ちが、かえって空間的な無駄を生んでるっていう。
わかります。いつか使うかもの誘惑って結構強いんですよね。
ええ、その気持ちと、でも現実的な利用頻度とか代替案とか、そこをちょっと冷静に比較する視点が大切かなと思いますね。
なるほど。
そしてギリギリまでエアコン我慢。
ああ、これも効きます。効きますね。
午前中は窓を開けて、一番暑い午後にようやく冷房を入れるみたいな。
これ、電力ピーク抑制っていう観点からはむしろ逆効果になりそうじゃないですか。
まさにおっしゃる通りです。節電効果よりも、そこで働いてる人とか学んでる人の集中力とか作業効率の低下っていう、見えないコストの方が大きい場合が多いんじゃないかな。
うーん、生産性落ちますよね、暑いと。
ええ。それに電力って結局需要のピークを抑えることが大事なのであって、比較的余裕のある時間帯に無理に我慢しても、全体の負荷削減にはつながりにくいんですよね。
つまり、必要な快適さっていうのは無駄じゃなくて、むしろ生産性の基盤なんだと。
そういうことですね。
単なる我慢は、不便なだけで本質的な節約とはちょっと違うってことですね。
はい、その通りだと思います。目的を見失った我慢は、また別の損失を生む可能性があると。
よくわかりました。では最後、ペットボトルのキャップ集め、いわゆるエコキャップ運動ですね。
エコキャップ運動の課題
ああ、エコキャップ。
これも回収とか輸送のコストで赤字なんじゃないかとか、ワクチン支援としても効率悪くないみたいな声もあるようですけど。
そうですね。この運動、もちろん善意から始まっているとは思うんですけど、いくつかの課題が指摘されてますよね。
はい。
例えば、ワクチン支援が目的なら、直接寄付した方がはるかに効率的だろうと。
まあ、それはそうですよね。
リサイクルを促進したいなら、個人個人で集めるより、社会全体のシステムとして回収する方が合理的ですし。
さらに言うと、輸送とか、戦場にかかるエネルギーとか、そういうのを考えると環境負荷の観点からも必ずしもプラスとは言えないんじゃないか。
まあ、そういう面もあるわけです。
なるほど。良いことをしている感は得やすいのかもしれないですけど、その効果とか効率をちょっと冷静に見る必要がありそうですね。
ええ。目的、例えばワクチン支援という目的と、その手段であるキャップの回収、輸送、換金という、その間にちょっと多くの非効率が介在している可能性があるということかなと思います。
今回いくつか例を見てきましたけど、何か共通しているのって、本来の目的、例えばコスト削減とか環境保護、そこからずれて節約という行為自体が目的になっちゃっているのかなと。
ああ、そうですね。
それで本末転倒が起きている。節約は善なんだっていう思い込みが、かえって視野を狭めているのかもしれないですね。
それはあると思います。だから大事なのはその目先のコストだけじゃなくて、時間とか労力、あと生産性、スペース、そういった見えないコストですよね。
はい。
あるいは失っているかもしれない、より大きな価値がないか、それを常に問い直すことかなと。部分的な最適化じゃなくて、全体のバランスを見る視点が重要ですね。
一度始めたことでも、あれちょっと違うかなとか、もっと良い方法が見つかったら柔軟に見直す勇気も必要ですね。
まさに、固執しないで目的達成のために一番効果的な方法は何かなって、考え続けることが本当の意味での効率化とか貢献につながるんだと思います。
さて、最後にこれを聞いているあなたへの問いかけです。
今日取り上げたような節約に限らなくてもいいんですが、あなたの身の回りで良かれと思って続けている習慣とか、あるいはルールの中に実は見えないコストを生んでいたり、本来の目的からちょっとずれちゃっているものってないでしょうか。
うーん。
少し立ち止まって日々の当たり前をちょっと見つめ直してみる、そんな気丈になったら嬉しいです。
08:19

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