無能を恐れる心理
さて、今回掘り下げていくのはですね、無能だと思われたくないっていう、まあ誰しも少しは持ってるかもしれね、恐れ。
これが、どうして逆説的に無能な行動を引き起こしちゃうのかという真理についてです。
えー、興味深いテーマですね。
はい。で、情報源としては、ブログプチメタ3.0に掲載されていた、無能と判断されるのを恐れて無能になっている人、という記事を参考に進めていきます。
なるほど。
特にですね、成果を出していく、そのプロセスで、なんで人はフィードバックをもらうのをためらっちゃうのか、その行動がどんな悪影響をもたらすのか、という点を見ていきたいなと。
これ、あなたにももしかしたら、あのー、心当たりがあるかもしれないですね。
えー、ありそうですね。
で、記事によると、最終的な評価っていうのは、まあ避けられないわけじゃないですか。
そうですね。
なのに、途中の成果はなかなか見せたがらないと。で、ギリギリまで作業を先延ばしにしちゃうタイプの人がいると。
うーん。
特に、何か作品を作る学生さんなんかに、結構見られるパターンだなんていう指摘がありましたね。
えー、そうなんです。でですね、このタイプの人がまず、あのー、認識すべきというか、受け入れるべきかもしれない、確信部分っていうのは、自分の判断力だけでその成果物の良し悪しをこう、完璧に見極められるって思っちゃってる。
まあ、ある種の、うーん、自意識過剰さと言えるかもしれません。
あー、なるほど。自分だけで判断できるはずだと。
そうそう。それがね、最初の罠なんですよ。
というのも、実際のところ、成果の価値を最終的に判断するのって、多くの場合、自分じゃなくて他の人、つまり消化者ですよね。
まあ、確かにそうですね。
だから、フィードバックをもらうのを遅らせるっていうのは、もしこう、方向性が間違ってた場合に、それに気づけないまま貴重な時間を、うーん、無駄な作業に費やしちゃうっていう、そのリスクを高めるだけなんですよね。
なるほどー。自分の感覚を過信しちゃうことが、まずズレを生む原因になっている、というわけですか?
ええ、そういうことです。
となると、あのー、次のポイントが生きてきますよね。
記事では、経験者は問題を早く解決する方法を知っている、とも指摘されていました。
まさに、おっしゃる通りです。作業でこう、行き詰まる点っていうのは、もう驚くほどの多くの人が結構共通して経験してるんですよ。
うーん、そうなんですね。
はい。ですから、今あなたが抱えているその問題も、実はもう確立された解決策が、どこかに存在する可能性が、まあ、高いわけです。
あー、なるほど。
恐れからの成長
ええ。だから、自力で何とかしようって時間を浪費するよりも、経験者の知恵を借りた方が、ずっと早くその壁を乗り越えられて、その分浮いた時間を、本来もっと力を注ぐべき、質を高める作業に重当てられるっていうメリットがあるんですね。
時間を節約して、より本質的なところに集中できる。
そう。
うーん、それは確かに合理的ですよね。
ええ。
でも、それでもやっぱり見せたがらないっていう心理が働くと。となると、3つ目の指摘が、これはかなり重要になってきそうですね。
そうなんです。そして、これが最も皮肉な点かもしれないんですが、質を心配するあまり、その行動が遅れてしまうこと自体が、まさに能力不足の証拠だってみなされかねない、という点なんですよ。
え、行動が遅れること自体が?
ええ。クオリティに自信がないから途中経過を見せない。まあ、その気持ちはすごくよくわかるんですよ。
はい。
でも、評価する人の立場から見ると、その進捗が見えないっていう状態が長引くこと自体が、あれ、この人作業を計画通り進められてないのかな、とか、状況をちゃんと報告したり相談したりできない人なのかな、っていう疑念ですよね。
うーん、不安になりますよね、確かに。
そうなんです。それが結局、無能っていう印象につながりやすい。進捗がわからないっていうのは、やっぱり不安要素でチェックできない時間が長くなればなるほど、評価はむしろ厳しくなっていくと考えたほうが自然でしょうね。
うーん、なるほど。質を気にして隠すっていう行動が、かえって低評価を招くっていうのは本当に逆効果なんですね。
まさに。
ということはつまり、この記事が導き出す結論っていうのは、自分を守ろうとして取った先延ばしみたいな行動が、全く意図しない、むしろ真逆の結果を生んでしまっているということなんでしょうか。
まさしくその通りです。良かれと思ってやった先延ばしとか、隠ぺえとまでは言わないまでも、見せないっていうことが結果的に評価を下げて、さらに言うと成長の機会まで奪ってしまうという、完全な悪循環に陥ってるわけですね。
うわー、悪循環。
だからこの記事が示唆しているのは、この状況を断ち切る鍵っていうのは、つまるところ自分の未熟さとか不完全さみたいなものを他人にさらけ出す勇気を持つことにあるということなんだろうなと。
勇気ですか。
はい。そこでですね、ぜひあなた自身に問いかけてみてほしいんです。
過去に評価されるのを恐れて途中の経過を共有したりとか、誰かに相談するのを躊躇ってしまった経験ってありませんか。
その一歩踏み出せなかった行動が、もしかするとあなたの成長とか最終的な成果の質にどんな影響を与えていた可能性があるか、ちょっと考えてみてほしいんです。
なるほど。確かに振り返ってみるとあるかもしれないですね。
そして最後にもう一つだけ。仕事とか、まあ学業とか、そういうプロジェクトに限らず、私たちの普段の生活の中でも、完璧じゃない自分を見せることへの恐れっていうのが、何か新しい知識を得たり、未知のこと、やったことないことに挑戦する、そういうチャンスを知らず知らずのうちに遠ざけてしまっている。そんな紹介ってないでしょうかね。