先送り癖の影響
さて、今回は、先送り癖について、ちょっと深く考えていきたいと思います。
やらなきゃいけないのに、ついつい後回しに。
うーん、これ結構多くの人が身に覚えがあるんじゃないでしょうか。
今回見ていくのは、DIKUSHIMAさんのブログ、プチメタ3.0の記事ですね。
やるべきことを後回しにする先送り癖が未来の自分を苦しめている。
という、まあ、かなりストレートなタイトルの記事です。
これ面白いのが、明日クビになりそう、というマンドを引用してるんですよね。
あー、はいはい。あの、仕事のプレッシャーがテーマの。
そうなんです。で、今回の目的はですね、この記事を通して、なぜ先延ばしが、まあ単に良くないっていうだけじゃなくて、
具体的にどんな不利益があるのか、そして逆にすぐやることのメリット、これをしっかり理解することです。
早速見ていきましょうか。
え、お願いします。
まず、記事のまあ、確信部分なんですけど、多くの人が気が進まない作業を後回しにすると、これはまあ、わかりますよね。
でも、どうせいつか絶対にやらないといけないことなら、後でやっても、今やっても負担は同じだって指摘してるんです。
これは、うーん、かなりこう、ぐさっとくるというか。
えー、そうですね。非常に直接的な言葉です。
ただ、この記事、そこで終わらないんですよね。負担は同じどこらか、むしろ、えーと、悪影響があると。
悪影響ですか?
はい。具体的には、先延ばしにしてる間に、周りからの、まあ職場だったら上司とか同僚とか、そういう人たちからの期待値がこう、下がってしまう可能性があると。
それに、何かこう、予期せぬトラブルが起きたときに、本来なら対応できたはずなのに、準備ができてなくて、もうどうしようもなくなってしまう、そういうリスクが高まるとも言ってますね。
なるほど。負担が同じどころか、むしろマイナスが増えていくわけですか。期待値の低下とか、リスク対応ができなくなるっていうのは、結構深刻ですよね。
ええ。
記事では、その対比として、仕事ができている人ほどすぐ作業に取り掛かるものだ、とも書かれてますね。
そうなんです。
これって単なる精神論とかじゃなくて、そういうリスクを避けるための合理的な行動だってことなんですかね。
おそらくそういうニュアンスでしょうね。資料が示唆しているのは、先延ばしによるマイナス面、つまり期待値が下がるとか、トラブル対応能力が落ちるといったリスクをできる人は、無意識にか、あるいは意識的にか避けている。だからすぐやるんだと。
ふむふむ。
これは引用されている漫画、明日クビになりそうの常にプレッシャーがあるような職場環境を考えると、よりリアルに感じられますよね。
行動の重要性
先延ばしが文字通り命取りになりかねない状況では、すぐ対応するっていうのが生き残るための戦略になる。
なるほど。ここで漫画の引用が効いてくるわけですね。そのプレッシャー下での危険性。ここすごく興味深いんですけど、記事では気が乗らなくてもとりあえず始めてみれば意外と集中して作業できたりするとも言ってますよね。
ええ、言ってますね。
これよく聞く話ではありますけど、この記事とか元の漫画では、なんでとりあえず始めるのが効果的なのか、何か特別な視点ってありますか。
資料自体がそのメカニズムを心理学的に深く分析してるわけではないんですが、指摘としては非常に実践的ですよね。
要は始めるっていうその行為自体が心理的な壁、やりたくないなーっていう気持ちを乗り越えるための具体的な最初の一歩になるということなんだと思います。
行動が先みたいな。
そうそう。一度手をつけてしまえばタスクの全体像が見えてきたり、思ったより難しくないなって気づいたりして、作業への抵抗感が薄れる。結果的に集中状態に入りやすくなると。
まあ行動心理学で言う作業興奮ってやつに近い考え方かもしれませんね。
なるほど、作業興奮。行動が気持ちを引っ張っていくんですね。手をつけること自体がその先延ばしっていう悪循環を断ち切るスイッチになると。
まさに。そして記事の結論はこれもまたかなり厳しい。先送り症候群は未来の自分を苦しめるばかりで誰も得しない。
へー、誰も得しない。
この誰もっていうのがポイントですね。先延ばしにすることで今の自分が一時的に嫌なことから逃れられるように感じても、
結局は未来の自分がもっと大きなプレッシャーとか下がった評価とか対処できないトラブルとかそういう形で苦しむことになる。
周りの人もあなたの遅れによって迷惑をこむるかもしれない。つまり文字通り誰にとってもメリットのない行為なんだって断言してるわけです。
誰も得しないか厳しいですけど、でも心理かもしれないですね。未来の自分への裏切りみたいな感じですかね。
ではこの記事を踏まえて私たちが具体的にできること、その最初の一歩っていうのはやっぱりとにかく始めること、それに尽きるんでしょうか。
この資料の書き方からすると、そうなりますね。なんか複雑なテクニック云々よりも、まず着手するっていうそのシンプルな行動を強調しているように読めます。
多分引用された漫画のキャラクターなんかもものすごいプレッシャーの中で完璧な計画を立てるより先に、まず何か小さな一歩を踏み出すことで状況を打開していくんじゃないでしょうか。
ああ、そうかもしれないですね。
資料が伝えたいのはその最初の一歩の重要性ということなんでしょう。
なるほど。今回の資料からの教訓をまとめると、まず先おばしは未来の自分への負債を増やす行為である。しかも期待値とか対応能力の低下っていう具体的なリスクも伴う。
そしてその悪循環を断ち切る鍵は気が進まなくてもまず手をつけるという非常にシンプルな行動にあるということですね。
ええ、その通りだと思います。最後に一つ、あなたにもちょっと考えてみていただきたい問いがあるんですが。
はい。
資料ではとりあえず始めてみれば集中できるとありましたよね。で、先の場所は未来の自分を苦しめると。
私たちってよくやる気が出ないから始められないって考えがちですけど、もしかするとこの記事が言うように、私たちが待ってるやる気って行動するための前提条件なんかじゃなくて、むしろ未来の自分が苦しむのを避けるためにほんのちょっとでも最初の一歩を踏み出した、その結果として得られる、なんか&感とか達成感みたいなものに近いのかもしれない。
ああ、なるほど。結果として生まれるもの?
そう、だから次に何かを後回しにしたくなった時、やる気を待つんじゃなくて、未来の自分を少しでも楽にしてあげるためにほんの小さな最初の一歩を踏み出してみる。そんな風に考えてみるのはどうでしょうか。