1. Dialogue cafe
  2. #56-1 ついに完結!寅子の一生..
2024-10-02 56:17

#56-1 ついに完結!寅子の一生、わたしたちの半年【わたしたちの虎に翼:最後の振り返り】

▼内容:
とらつばの余韻の中でスピード録って出し/半年前から企画した「寅子の会」/米津特番とクロ現/「地獄の道は?」「最高でっす!」/優未の晩年と生き方/意識と無意識が職業選択に与える影響/自分の子だったら黙ってられない/誰も傷つけずに生きられる人はいない/焼鳥、あんみつ、梅子さんのおにぎり/思いついたらすぐやりたい!/なぜ純粋に好きなことを突き詰められないのか?/一つじゃない人生の正解

▼出演:
MC
田中優子(元クラウドワークス取締役、ビジネスアドバイザー、社外取締役、1児の母)
岡澤陽子(ブランドコンサルタント、戦略リサーチャー、ビジネスメンター、2児の母)

▼関連エピソード:
#43 「虎に翼」がリアルすぎて思わずぶっちゃける苦い記憶と恋愛論
#47-1 みんなみんな寅子だ!緻密な愛の手のひらで、私は今朝も泣く
#47-2 ごきげんよう!「良き母」の呪縛を脱ぎ捨てて
#50-1 仕事も家庭もハードモード!愛され寅子、ワーママとしての成長
#50-2 あるべきなんてないよね?新潟でほどける自然体のシン・寅子
#54-1 寅子♡航一、大人の恋に胸キュン×2!だけど再婚はややこしや
#54-2 前代未聞の更年期ヒロイン!ようこそ寅ちゃん、アラフィフの世界へ

▼番組への質問・感想はこちらまで

Summary

ポッドキャストエピソードでは、『虎に翼』の最終回が振り返られ、視聴者のロス感や特番の感想について語られています。また、登場人物の感情や関係性についても深く考察されています。このエピソードでは、寅子とユミちゃんの生き方が振り返られ、それぞれの幸せの形や社会的期待について考察されています。特に、ユミちゃんの自由なライフスタイルやその背景にある家族の影響について深く掘り下げられています。 ポッドキャストエピソードの中で、トラコの人生や彼女の決断、親としての心情が描かれています。進学や職業への期待に対する葛藤や自己実現を求める姿が強調され、家庭内でのコミュニケーションの重要性が浮き彫りにされています。このエピソードでは、トラコの一生とその周囲の人々の半年が振り返られ、彼女の結婚やイベントの企画について語られています。焼き鳥やあんみつのディテールが描かれ、仲間との絆やLGBTQコミュニティへの理解が強調されています。 このエピソードでは、寅子の人生の振り返りと、彼女が選んだ職業や生き方の選択について深く考察されています。仕事や人間関係を通じて得られた経験が、現在の自分にどのように影響を与えているのかが探求されています。

『虎に翼』の終焉と視聴者の感情
Speaker 2
ダイアログカフェ。筋書きのない対話から、新しいアイディアと自分自身に出会う場所。この番組は、様々なテーマで楽しみながらお届けします。
今日のですね。
Speaker 1
9月30日。
Speaker 2
9月30日だよ。
Speaker 1
6月も終わっちゃう。
Speaker 2
はい。新学期じゃないな。NHKもね、朝ドラもね。
虎に翼が先週終わりました。
Speaker 1
終わったね。
Speaker 2
金曜日が最終回でした。
そうだね。
今日からね、新しい朝ドラが始まって。
始まったね。
もうこの切り替えの速さっていうかね。
Speaker 1
ちょっとね。
Speaker 2
いつもそうなんだけど。
Speaker 1
毎回そうだけど、視聴者には気持ちがついていかないよね。
Speaker 2
そう、ロスがね。いわゆるロスがね。
Speaker 1
私もさ、ロスなんだけど、ずっと、まだずっと虎唾なの。
トラコの会の開催
Speaker 1
どういう意味?
金曜日終わったじゃない?けど、その後にさ、もちろんちょっとね、後からの話も聞いて。
虎子たちの会をやって、土曜日の夜ね。
で、それからさ、NHKさんがクランクアップの。
Speaker 2
私も見た見た、全部。
Speaker 1
見た?そう動画。
Speaker 2
インスタで見た?
Speaker 1
インスタの公式サイトであるんで、そうそう見て。
クランクアップの動画をさ、アップしてくれたり。
それだとした後さ、松山健一の、かつらばさんの、のXでね、彼も時々つぶやいてたんだけど。
Speaker 2
虎唾のこと。
Speaker 1
虎唾のこと。でもね、あんまりつぶやかないの。なんか一言二言。
そしたら、彼はリアルタイムで見てなかったんだって。
ん?
思うところあって。
ドラマを。
ドラマを。思うところあって、あえて見ないようにしてましたと。
でも、もう終わったから、今から見ますと一気に。
で、見てね、1話ごとにツイートしてんの。Xで。
Speaker 2
そうなの?
そう。
Speaker 1
えー面白い。
昨日の夜11時くらいまで、第8話か第9話かそれくらいまで見て、
今日はもう寝ます。っていうのをリアルタイムでツイートしてて。
Speaker 2
それ見たいね。追いかけたいね。
Speaker 1
追いかけたいでしょ。っていうなんか、このさ、ロスの人たちへの救済策みたいなことまでやっちゃってくれてるから。
Speaker 2
ここから改めての。
Speaker 1
そうなの。地獄はこのタイミングで出るのか。
あーね。意外とね、撮影すると分かんなかったりするのか。
Speaker 2
そうなの。トラコクセツヨみたいな。
面白い。
そうなの。なので、私の中ではまだ余韻、余韻が。
あのね、もうこのね、熱気をね、伝えたいと思って、
今日9月30日だけど、配信10月2日にするんですよ。
月曜をとって水曜日に出すっていう、
私たちの中でも最速の配信をするんですけど、
だってさ、2週間とか3週間開いちゃうとさ、
気持ちがね。
おむすびに行ってるかもしれないし。
エモーショナルな最終回の感想
Speaker 1
行ってるかもしれないからね。
だから、やっぱりトラズバの気持ちの余韻をね、私たちも伝えたいし、
Speaker 2
聴くリスナーの方とも、
Speaker 1
共有したいよね。
Speaker 2
そうっていうことで、熱いうちに打つために、
今回スピード取手出しを目論んでおります。
Speaker 1
そうだね。なので一発撮り。
一発撮り。
Speaker 2
基本一発撮り。
いつもそうだけど。
まあ一応2本ぐらいは撮るのではないかと思ってるんですけど。
Speaker 1
ゆこちゃんはさ、今余韻的にどういう気持ちなの?
Speaker 2
いやーね、なんか、私ね、でもね、
土曜日にやったじゃん、トラコの回を。
うちの我が家でやったわけですよ。
Speaker 1
トラコの回とはね。
Speaker 2
トラコの回とはっていうので、
前にステーキ食べに行った話をね、
6月の終わりにトラコが好きな女性、妙齢女子。
妙齢って幅広い言葉だな。
Speaker 1
40代。
Speaker 2
40代の半ば以降の。
40代の女性たちで、
トラニツバサについて語る回を、
4月後半ぐらいのタイミングで、
トラツバの話題がなんかみんなが言い始めたんで、
これはさ、つってもうなんか。
Speaker 1
絶対ロスになるからね。
Speaker 2
今から怖いですとか言う人。
じゃあそれを癒すために、
最終回をみんなで見守る回やろうよっていうので、
さすがにね、
金曜日の朝8時に集合できないんで。
Speaker 1
みんなそこそこ忙しいからね。
Speaker 2
だから、
じゃあ最終週の放送を5回分、
みんなで土曜日に見るっていう、
別にって言いながらみんなも見てきてるんだけどね。
普通に毎日放送見てきてるんだけど、
もう1回見るっていうので、
みんなでトラコの回をやろうよっていうのを、
もっともっとも9月28日にやるって決めたんだよね。
そしたら、
行く行くって言って、
もうスケジュール開けときますみたいな感じで、
途中からまた出会ったトラコ好きな人も、
どんどん増えていって。
どんどん増えていって。
9月が待ちきれないって言うから、
ステーキ食べに行ったのが6月末だったんです。
ついに9月28日に、
場所は我が家で、
午後3時にね、
集合して、
最終回放送を見る前に、
最近特番がいくつかありましたと。
1つは米津さんとの特番を、
Speaker 1
30分かな。
Speaker 2
1時間もあったっけ?
50分くらいあった気がする。
その番組。
それもね、集合した時点でほぼみんな見てたんだよね。
あれ見てた?みたいな。
そうそう。
Speaker 1
で、たぶん最新のクロゲ?
Speaker 2
そうそう。クローズアップ現代がね。
Speaker 1
クローズアップ現代のクワットさんとのね。
あれはね、私は見てなかったんだよね。
あれなんか見てなかった人が結構いた感じで。
Speaker 2
そうそう。放送会変わったの。
最初ね、24日に放送するって言ってたのに、
のとの洪水があって、
急遽差し替えになって25日に放送になったから、
私もなんかちょうどそれを聞いて、
録画の日を変えられたからよかったんだけど。
クローズアップ現代を見て、
吉田エリカさんだっけ?
Speaker 1
脚本のね、吉田さんとね。
Speaker 2
脚本家の方が出てきて、
インタビューをする形で、
制作意図っていうかね、
どういう思いで書いたのかっていうこと、
あとトラツバに影響された、
著名人みたいな方が、
少しどういうポイントで心惹かれたのか、
みたいなのをちょっと話したりとか、
そういう、
もうちょっと考察系と言いますか、
確かに確かに。
米津さんのやつはちょっと制作裏話みたいな、
Speaker 1
キャストが出てきて、
Speaker 2
あの時私が選ぶ好きなシーンみたいなのを、
女子部のみんなが選ぶのが前半で、
後半は、
米津さんとの対談ですね。
話をどうやって作ったのかっていう話だったんだよね。
それを見てから、
最終集の5回分をみんなで見て、
Speaker 1
まだ泣くっていうね。
泣いてたんだけど、
Speaker 2
泣いてましたね。
Speaker 1
泣いてた。
何回泣くんだろうねって感じだけど、
でもやっぱり泣くポイント、
みんな同じっていうか、
最後さ、ぶっちゃけ最終集とか特に、
回収モードだったじゃない?
最後の集はほんとね。
回収だったから、
かけ足回収みたいなところもあったけど、
最後の最後で、
春さんが出てきて、
Speaker 2
春さん出てきてね。
Speaker 1
で、
トラックを地獄の道はどうだった?って聞いて、
トラックがさ、
最高です!って言って、
あれをするじゃない?
もう泣くよね。
Speaker 2
話しながら泣いちゃう。
Speaker 1
そこでね、みんな泣いてた。
Speaker 2
そうだよね。
Speaker 1
そうなんだよ。
多分それは、
なんていうの、
今、
この前集まったトラコたちって、
42半から後半で、
子供がいる人たちがほとんどで、
なった時に、
トラコの気持ちも、
お母さんの気持ちも分かるじゃない?
両方の目線でいうか、
みたいな感じでも見るんだと思うんだけど、
泣くよね。
Speaker 2
そうだよね。
いろんな意味のバトンをね、
繋いでいく感じが、
娘の話も出るし、
最後にね。
母親、
お母さんから受け取ったもので、
お母さんの時代には、
得られなかったものを、
やっぱり、
トラコの世代で、
一つ前に進める。
そこで、
まさにね、
最後。
Speaker 1
最後の描き方さ、
ヒロインが、
慣れ知ってないよね、あんまり。
Speaker 2
あんまないよね。
カーネーションっていうね、
今BSで始まったやつもね、
確かカーネーションは、
最後、
主人公はもう死んじゃった。
葬式やる、
みたいな。
みたいなのが、
それがすごい珍しいみたいなね。
あれもそうだったかな。
ウィスキーの話も、
マッサンもなんか、
初回がヒロインの、
なんかお葬式みたいなところから始まったんだったかな。
なんかまぁ、
のはたまにあるんだけど、
でもまぁね、
しかも例で出てくるっていうね。
Speaker 1
あ、そうそうそうそう。
例っていうか、
イマジナギいとも子がね。
Speaker 2
イマジナギいとも子が出てきて、
でさ、
そこで描かれたさ、
1999年の4月なんだよね。
Speaker 1
これはね、
Speaker 2
私たちがね、
社会人になった年なんですよ。
働き始めた年に、
男女雇用機会銀刀法が改正されて、
ちょうどね、
私たちトヨタ自動車にね、
その年入社したんで、
新人はさ、
研修でさ、
工場実習あるじゃん。
あの工場実習さ、
夜勤あったんだよね、
私たち。
Speaker 1
あったじゃん。
私第1期だったんだっけ。
Speaker 2
夜勤は、
その前の年までは、
母体保護法みたいなやつで、
女性は夜10時以降は、
働かせちゃダメみたいな、
そういう法律があったらしい。
なんだけど、
それがなくなって、
だから私たちは夜勤しました。
Speaker 1
夜勤があった?
夜勤しました。
Speaker 2
夜勤。
そうそうそう。
Speaker 1
そうだよね。
Speaker 2
だからなんかその、
そういう時代も、
今思えばもう何年?
30年近く、
Speaker 1
1999年だから、
25年ぐらい?
Speaker 2
25年前だよね。
っていうぐらい、
昔のことなんだけど、
Speaker 1
25年前って結構前だね。
Speaker 2
四半世紀ってやつですよ。
Speaker 1
そうだね。
Speaker 2
その時代がね、
最終回で出てきて、
ユミ、ユミちゃん何歳あれ?
Speaker 1
ユミちゃんがだから、
50くらいなのかな?
Speaker 2
もし50だとしたらさ、
トラコが50の時よりだいぶ、
顔はツルツルなんだけど、
Speaker 1
すごいさ、老けてたよね。
Speaker 2
老けてたよね。
なんか疲れてたよね。
Speaker 1
なんかちょっとおばあちゃんっぽい喋り方してさ、
Speaker 2
すごいゆっくりだしね。
あれなんなの?
やっぱり20代の子が、
60代の役をやるとなると、
そうしないといけない考えが。
Speaker 1
ちょっとさ、やりすぎかなって。
年代が確かに、
ユミちゃん何歳だったっけって思って、
Speaker 2
調べた?
Speaker 1
調べてない。
ちょっと混乱した。
ん?と思って。
でもさ、なんか、
それぐらいじゃない?
Speaker 2
そうだよね。
60代になってないよね。
Speaker 1
60になってないとか、
そんなぐらいの年だと思うんだけど。
Speaker 2
1990年代の50代って、
もうちょっと若いっていうか、
ユミちゃんの幸せの形
Speaker 1
本当はね、もうちょっと若いはずだよね。
Speaker 2
とにかく50の時バリバリ元気だったじゃん。
Speaker 1
確かに確かに。
でさ、そのね、
ちょっとユミちゃんの、
おばあちゃんっぽいってのもあるけど、
ユミちゃんがさ、
着付け教室をやったり、
お茶を教えたり、
あとは寄生虫とか、
何だっけ、なんかの雑誌?
Speaker 2
同人誌じゃないけど、
Speaker 1
趣味の雑誌みたいなのをやったり、
なんかああいう描き方も、
あえてのバリバリトラコの娘が、
それで幸せっていうさ、
Speaker 2
あんまり幸せに見えなくなかった?
あのユミちゃん。
Speaker 1
あれ来るね。
Speaker 2
なんか寂しそうな感じっていう。
結婚もしてないし、
子供もいないし、
一人暮らししてて、
Speaker 1
私別に寂しそうと思わなかったよ。
本当?
うん。
Speaker 2
老けたなと思ったけど、
なんかね、分かんない。
ハツラツとしてないっていうことなのかな。
静かに暮らし、
なんかすっごい肯定してる感じにも見えなくて、
すっごいである必要はないと思うんだけどさ、
なんか私はなんか、
ユミちゃん、
別にこれが悪いわけではないんだけど、
Speaker 1
でもさ、何だっけ、
ハナエちゃんの夫と、
ハナエちゃんの暇子のお世話とかにも行ってるじゃない。
そうだね。
で、
でもユミちゃん自身はさ、
自分は幸せだし、
お母さんを常に感じる。
Speaker 2
お母さんが私の法律みたいな言い方をしてたね。
Speaker 1
私はなんか別に幸せそうには見えないとは思わなかったんだけど、
でもすっごいあえてスローな感じに、
あえてやってるんだとすると、
年齢ももちろんあるけど、
なんかさ、
フリーランスになったってわかると思うんだけどさ、
会社員にいるときのテンションとかスピード感とか、
とちょっと違うじゃん。
だからトラコみたいな働き方をしてるときの、
テンションとか走り方とか、
頭の回転スピードとかとさ、
やっぱ違うとは思うんだよね。
ユミちゃんのあの生活スタイルの。
っていうのもあるのかなとか思ったりもするけど、
私でもなんだっけ、
本当にさ、なんか、
すごいオタク的な感じの調べ方だと思うんだけど、
そのプラツバをさ、ツイートしてる人とかもいろいろ見るんだけど、
渡辺マリナがツイートしてて、
で、彼女がやってたのは、
そのユミちゃん含めて、
何者でなくてもいいんだよっていうメッセージが、
もう良かったっていう言い方をすごいしてた。
Speaker 2
まあそれはわかる。
Speaker 1
社会的に、
社会的になんかこう、何か偉業を成し遂げたとか、
名前を残したとか、
トラコの影響
Speaker 1
そういうのじゃなくてもいい。
し、それで幸せでいい。
だから本当幸せの形はすごくそれぞれあるみたいな。
なんかそういうメッセージも、
なんかすごくこう、
余裕が残るというか、
なんかそういう肩をしてて。
Speaker 2
まあね。
Speaker 1
でもユミちゃんなんで幸せそうじゃないと思ったの?
Speaker 2
わかんない。なんか、
めっちゃ老けて見えるから?
顔がツルツルなのによ。
顔はさ、決して50代じゃもちろんなくて、
まあなんかわかんない。若い人が。
やってるって感じだったね。
50代をバカにしてんのかってちょっと思うぐらい、
こんなおばあさんじゃないよって思うぐらい、
ちょっと何か過剰。
それはだから、何かもうしょうがない。
もう最終回だからしょうがないって、
許容するしかないかなと思ったけど、
なんかわかんないけど、
なんとなくそう感じたのと、
あとは、でもあれがやっぱりユミちゃんがやれるのは、
実家が太いんじゃないけど、
やっぱさ、あのお家があって、
親が立派で、お金があるから、
大学院まで行かせてもらって、
あの生活ができて、
Speaker 1
あれ、できないよ。
Speaker 2
普通はね。
普通はさ、
大学でも働かないわけではないけど、
Speaker 2
安定した会社勤めみたいなことを、
特にせずに、
Speaker 2
なかなか女性がね、
あれで暮らしていけるかっていうと、
ユミちゃんはそういう意味では、
あの親だったからできた生活だよなっていうのは、
Speaker 1
確かにね。
Speaker 2
でも、ちょっと俯瞰してみると、
Speaker 1
そのようには見えるんだよね。
確かに。
親が太いか、結婚して経済的に、
パートナーの経済力で安定してるかどっちかで。
Speaker 2
そうそう、どっちかじゃないと、
あの緩やかな幸せな生活っていうのはないわけじゃん。
だから、そういう意味では別にね、
それがだからダメだとかね、
そういう話ではないんだけど、
でも、だからユミちゃんはできてるんだよねみたいな、
それこそさ、もしも虎子がさ、
再婚というかしてなかったらさ、
だってさ、法律的には高一さんの娘でさえないわけだからさ、
ユミちゃんってね。
そうだね。
だからあの、別に、
何か、
Speaker 1
遺産、例えば相続みたいなことも、
遺言がなければ権利はないわけだよね。
特にドラマ上はさ、事実婚状態だったしね。
Speaker 2
一応何か契約でそうするとは言ってたけど、
だからそういうのがあって、
まあ、やっぱり親が相当支えてくれて、
あの生活があるっていう感じは、
まああるよなとは思ったのね。
Speaker 1
あれさ、ゆう子ちゃんから見て、
時代が逆行する感じがしたの。
それはなかった?
止まってるって感じ?
Speaker 2
うん。
あそこの世界が、
あるノスタルジックな感じがちょっとあって、
あの頃からずっと同じ家に住んで、
だから別に逆行するとは思わないし、
まあそういう意味では別に、
ああいう生活をずっと続けてる人も世の中に現にいると思うし、
まあそれで幸せっていうのも全然わかる。
なんか別にね、否定するつもりでは何にもないんだけど、
じゃああの選択を誰でもできたかって言ったら、
できないよねって思ったっていう感じ?
Speaker 1
現実的?
Speaker 2
うん。
働かないで、あの家があって。
Speaker 1
一応働いてるから、きつけ教室とか。
Speaker 2
いやーまあそうなんだけど、
でも生活のために働いてるわけではおそらくないじゃない?
Speaker 1
趣味の延長みたいなね。
Speaker 2
そうそうそうそう。
だから、あの普通はわーっと、
でも彼女は結婚もしてないし、
子供も別にいるわけじゃないから、
なんか誰かを支えなきゃいけないもないわけじゃん。
それこそさ、母親がまだ介護が必要ですとか言ったら、
またそれはそれで大変な状態かなと思うんだけど、
そういうのもなく、
まあ割と気楽に自由にやれているっていうのは、
ある意味恵まれてて、
ユミちゃんみたいでいいじゃないとか言って、
いやユミちゃんみたいにみんなできないからって、
すごい冷静に見ると私はそう思ったけど、
なるほどね。
だからなんかあれがいいなとかはあんま思わなかったっていうか、
別にそういう人もいるし、
全然それが許されて、
そういうことが可能ならそういうのもいいかなとは思うけどね。
Speaker 1
ユミさんなんか脚本家の方があえて、
裁判官裁判官夫婦の娘の生き方をあいうふうに描いたりとか、
Speaker 2
あとさ、ともかつお兄ちゃん、
Speaker 1
核職人になるよね。
裁判官から核職人になったりとかさ。
Speaker 2
みんな法律と関係ないくなっちゃったんだよね。
Speaker 1
そうそうそうそう。
あの描き方はさ、
Speaker 2
本当にあえてぶち込んできてるじゃない?
最初は逆に言ったら、
それぞれ全部踏襲した、
ちゃんとしたというか、
よくありそうないいところのお家の、
でもそれが本当に生きたかった姿かっていうのは、
別にともかつはなりたくて裁判官になったんだろうけれども、
でもじゃあ本当に、
それはやっぱり親の影響とか、
その期待の中で裁判官になったっていう部分も、
Speaker 1
否めないのかなとは思ったりするけどね。
Speaker 2
でも辞めて弁護士になるわけでもなく、
Speaker 1
そうなんだよ。弁護士になってもよかったもんね。
Speaker 2
でもそれは違ったんだよね、彼の中ではね。
だから本当はやりたかったことは別に、
何もなかったら家具職人になりたかったのかもしれないし、
そんなことに気づきもしなかったのかもしれないけど。
Speaker 1
唐突っちゃ唐突よね。だったよね。
Speaker 2
でもよく見てた人のね、
それもSNSとかで見ると、
友和さんは手先が器用で、
いろんなものを直してくれたりするのよとか、
そういうところでちょいちょい伏線はあったみたいに、
書いてる人もいたから、そうかと思って。
Speaker 1
まあね、でも離婚もしたってね。
盛りだくさんだったよね。
盛りだくさんだったね。
なんかすごい繋ぐっていうのもあるし、
自己認識と職業選択
Speaker 2
やっぱり親とかの影響と、
Speaker 1
その影響を立ち切るわけでもないんだけど、
その影響を自分の中で消化させた上で、
自分が本当に何をしたいかみたいなところに行き着くっていうかさ、
みたいなのもあるじゃない?そういうプロセスって。
さっき横ちゃんはまさに言ったみたいに、
親が裁判官とか司法関係だと、
やっぱり子どもも自然と近い存在になるじゃん。
法律関係の仕事って。
だから自分もそうなりたいみたいに自然に思ってるけど、
自然に思ったけど本当にそれが自分がやりたい仕事だったのかとかさ。
Speaker 2
そうね。
まあそうなんじゃない?
みんなある程度やっぱり、
何らかの認知に影響を与える何かがあるっていうことだもんね。
Speaker 1
だからちょっと別の話じゃなくて、
弟は医者なんだけど、最初の大学1年は工学部に行ったんだよね。
で、大学2年目の春にやっぱり医者になりたいって言って、
医学部受け直したんだけど、
なんで今さらっていうか、なんでそう思ったのかみたいな家族会議を議論したときに、
彼が言ったのは、やっぱり父親が医者だとみんな医者になる。
自分が医者になるのを前提のように話してくるのが嫌だったと。
だから違うと思って、
医者じゃなくて、航空工学にも自分は興味があると思ったし、
そっちに行きたいと思って行ったんだけど、
実際こう勉強を始めてみて、
違うなと思って、やっぱり自分は医者になりたいっていうのを改めて思ったんだって。
でもなんかその自分の医者になりたいっていうその気持ちが本心なのか、
環境から固められているのかがわからないっていうか。
で、高校のときは反発の方が強かったらしい。
でもぐるっと回って、
Speaker 2
難しいよね。本当に自分がしたいことって何なのかっていうのは難しいし、
そんなものがあるのかっていう。
常に何かの影響をみんな受けるわけじゃない。
だからそれがたまたま、確かに医者とか弁護士とかそういうものだと、
Speaker 1
わかりやすい職業だとね。
Speaker 2
で、なんとなく反発したくなる感じもわかるけど、
でもその、
だからその判別がつかないことに対するもやもやが、
若い頃だけじゃないかもしれないけど、やっぱりあるんじゃないかな。
どっちが本当かなんていうのは、最後までわからないと思うし。
Speaker 1
なんとなくさ、ゆみちゃんが博士課程まで行ってたじゃん。
Speaker 2
そうだね。
トラコの人生の選択
Speaker 1
で、博士課程で途中で辞めるっていう。
あれは何だっけ、アカデミーハラスメントじゃないけど、
そういうのもあったのかもしれないけど。
Speaker 2
まあね、別に女性だからっていうわけではなく、
やっぱポストがすごく狭いから、
この先行っても、自分もさらに上にはいけない感じがするし、
だったらって言って、ただ好きな。
だからその、出世のために何かやるみたいなことじゃなくて、
純粋に好きな研究をしたいだけみたいな、
そういう感じなのかなっていう気はするけどね。
Speaker 1
ゆみさん、あの時にさ、
高一さんみたいにここまでやってきたのに、
もったいないって。
Speaker 2
まあね、言うよね。
Speaker 1
言うよね。
Speaker 2
言うよ、それはまあまあ。
Speaker 1
ちょっと思わなかった。
Speaker 2
思うよね、思うし。
まあ親ならなおさら思うだろうし、
じゃあやめて何すんの?みたいな。
Speaker 1
うん。
Speaker 2
いう気持ちにもね、しかもね、ジャンソーで働くとか。
Speaker 1
え、言ってたね。
Speaker 2
うん。
え、みたいな。
思うじゃん。
思うね。
なんか、それは人しきり自分の子供だったら、
心配するんじゃない。
え、って、そんなサクッと、
お、そう、みたいには言えないよね。
Speaker 1
なかなかね。
うん。
いや、だからそういう意味でも、やっぱり、
なんていうの、無意識の、
なんかさ、一つは職業の毀損はないとは言いつつ、
でもやっぱりその無意識に、
なんていうのかな、ステータス的なものとか、
分かりやすさとか安定度が、
当然お給料が違ってくるわけだし、
みたいな部分と、
あと、あれなんかビジネスでも言うんだけどさ、
これだけ投資したから、
いつ引くかみたいな、続けるかみたいな時の、
あの、決断のさ、難しいのって、
やっぱりこれまで投資してきたコストを考えると、
やっぱそれを無駄にはできないっていう思いが、
あの、撤退とか辞めるみたいな、
Speaker 2
あんたを送らせるっていう。
Speaker 1
なんかね、チュージュとかでも、
Speaker 2
ここまでやってきたのに、
Speaker 1
辞めることのコストを考えちゃうっていうね。
Speaker 2
そうそうそう、そういうコスト。
そりゃあ、そりゃあありますよね。
Speaker 1
投資コストね。
Speaker 2
しかもね、拍手カフェまで行きたいって言ったんでしょ、
あんたみたいな。
って思わなくはないよね。
Speaker 1
だからトラコさんはすごいよね。
そこで止めて。
親の心情と葛藤
Speaker 2
まあ、それでも言った後もやもやしてたけどね。
Speaker 1
そうそう、もやもやしてたけど、
でもさ、でもなんかもやもやしつつも、
なんか、でも子供に対してはこうすべき、みたいな。
トラコも大人になったね。
なんか、最初のほら、
はてはて連発の時から比べたらさ。
Speaker 2
で、でもさ、で、
なんか、そうだから、
たぶんいろいろ娘との関係では、
彼女もすごい学んだことがあるだろうから、
言わないって風にしてたじゃん。
で、なんだっけ、あれもさ、
最終回の1個前の時にさ、
なんかもやもやしててさ。
Speaker 1
写真に?
Speaker 2
写真?写真だっけ。
Speaker 1
写真に向かって。
Speaker 2
母と話してたらユミが聞いてて、
で、お母さんみたいな。
あれなんだっけ、なんかその、
ずっとなんかユミに対して、
こうなっちゃったのはなんか、
自分のせいなんじゃないか、みたいな、
なんかそう思ってることを、
思わなくていいよって言いに来たんだっけ。
Speaker 1
そうそう、だから自分が、
何者でもないっていうか、
その、
ふらふらしてるだけみたいな、
なんかこう失敗っていうか、
自人生失敗してるっていうか、
みたいな言い方をした時に、
トラコがすごいムキになって、
そんなことないと。
でもしそんな風に自分が、
なんていうのかな、
自分のこと思うんだったら、
そう思わせてる、私の失敗だと。
Speaker 2
って言ってたね。
そうそう、みたいなことムキになって。
そうだそうだ。
それでまあなんか、
ユミちゃん一回外に出るんだけど、
なんかやっぱちょっと気になって、
戻ってきたら、
写真に話しかけてたっていう。
Speaker 1
そうそうそうそう。
あんなムキになっちゃって。
母親としては。
Speaker 2
ダメだわ私、みたいに言ってて。
そしたらまあユミは、
もう母さんだ、
ダメとかそんなんじゃないよ、
みたいな、
言いに来てくれたっていう。
そうだよね。
あれ最終回の一個前ぐらいだよね。
Speaker 1
そう、それぐらいだったね。
現実なかなかそういかない部分は、
あるとは思うけど。
そうそうそうそう。
Speaker 2
でもどうよ、子供がそんな風に、
大学行かせたのに、
大学行ってもこの先、
あんまりピンとこないんで。
Speaker 1
いや別に、辞めるのはありなんじゃない?
でもまあ、
Speaker 2
でも何やりたいかわからないから。
Speaker 1
ちゃんと食べていってほしいよね。
Speaker 2
何をやりたいかわからないから、
とりあえずちょっと、
Speaker 1
ジャンソーで働くとか言って。
Speaker 2
友達が、
ジャンソーでバイトのお口があるって言うから、
まあそれで週何回か働いて、
あとはちょっと何やりたいか、
まあちょっと考えるわとか言って。
Speaker 1
でも30ぐらいでしょ?
Speaker 2
家にいんの。
Speaker 1
めっちゃ、
嫌だよね。
Speaker 2
まあ、嫌だよね。
嫌だよね。
Speaker 1
えー、みたいな。
嫌だよね。
Speaker 2
っていう状態よ。
それは相当それに対して何も言わずに。
Speaker 1
あんなトラッコみたいに言えないよね。
言えない。
Speaker 2
言えないね。
Speaker 1
言えないわ。
言えないわ。
やっぱドラマだね。
Speaker 2
ドラマだね。
ドラマだね、まあね。
Speaker 1
でもさ、なんかやっぱりその繋ぐっていうか、
繋ぐとか、
なんていうのかな、
こう違う形で繋がっていくっていうか、
伝わっていくっていうのを含めて、
史実ではさ、男の子じゃん。
三渕さんの子供って。
Speaker 2
でね、ちゃんと大学の先生になって、教授になってるからね。
Speaker 1
立派な方じゃない?
でもこう、ドラマでは女性にして、
でかつ、なんかそういう、
こうね、博士家庭とちょっとやめちゃうみたいな。
ぶち込むあたりがさ、
なんかこう、
脚本の人の、
意図をすごい感じるよね。
社会的期待と自己実現
Speaker 2
まあね、でもそういう人を入れたかったんだろうね。
なんか割と夢を実現して、
こう、みんな志高い感じの人が、
まあ全般的にあのキャラクターの中には、
まあ多いわけじゃない?
一般的に朝ドラはそうだし、
あのドラマの中でも、
大多数はそういう人じゃん。
だからそうじゃないけど、
穏やかに暮らす、
幸せに感じる人を入れたかったってことだよね。
それはわかるし、
まあね。
Speaker 1
いいんじゃない?
いいと思うよ、全然。
Speaker 2
うちの子じゃないからね。
Speaker 1
そう、だから自分の子だったらどうかっていうのはね、
いやなんか別に、
難しいとこだよね。
Speaker 2
友達の子供だったら、
いいんじゃない?って言えるかも。
それも幸せじゃない?って。
例えば横ちゃんの子供がそうなったら、
まあそれもさ、
Speaker 1
本人が幸せだったらいいじゃない?って。
Speaker 2
そう、いいじゃない?って。
Speaker 1
言えるね。
Speaker 2
言える言える。
けど自分の子供だったら、
Speaker 1
じゃぞ!
Speaker 2
何やってんの?
働け!働け!って絶対言っちゃうわ。
Speaker 1
確かに働けって言いそう。
働いてるんだけど。
Speaker 2
働いてるんだけど、
でも一人で、
この実家出て一人で暮らせないでしょ?って。
Speaker 1
甘いってね。
言いそうだよね。
確かに。
Speaker 2
今はいいけど、
Speaker 1
この先どうするの?みたいな。
確かに確かに。
めっちゃ原理的な話しちゃいそうじゃん。
しちゃうね。
Speaker 2
別にその大学出てる出てないとか置いといてよ。
その生活でやっていけると思ってんの?みたいな。
親のお金当てにしてんじゃないよ?みたいに思うよね。
Speaker 1
思うね。
Speaker 2
思うけど、
まあでもそれが許容される。
まあドラマはそうだったって。
でも実際許容してるお宅ももちろんあると思うし、
もう余っちゃったらね、受け入れるしかないからね。
Speaker 1
余っちゃったらみたいな言い方しないでね。
Speaker 2
でも自分の子供だったらどうよ。
Speaker 1
いやいやいやいや。
ドラマだから。
Speaker 2
ドラマだからいいよ。
ドラマだからいいよ。
Speaker 1
いいよ。
だけどさ、中川さん。
やっぱなんかほら、
なんていうの?
キラキラした、社会的にもわかりやすいところが、
成功であり、みんなそっち方向に、
自然と行くのが正しい道であり、
みたいなさ、やっぱ価値観ってなんかあるじゃない?
だからそこに対してのアンチテーゼっていうかさ、
問いかけもすごくある。
Speaker 2
そうだね。
何だっけ、脚本家の方が黒原で言ってたけどさ、
誰でもマジョリティになると、
別に一人としてさ、
誰も傷つけないで生きられる人はいないみたいなことは言ってたじゃん。
何らかの立場でマジョリティ側に必ず誰もがなるから。
どんな子であっても、やっぱり地位とかポジションを手に入れてしまうと、
本人を無自覚に誰かを傷つけてるっていうことがあってね、
Speaker 1
私は誰一人傷つけてないなんていう人はこの世には一人もいない。
Speaker 2
絶対に誰かを傷つけてるっていう話をしてて、
Speaker 1
まあそうだよなって。
本当そうだよね、すしさん。
脚本家が36歳っていうのに、トラコの回でも36なの?みたいな。
Speaker 2
見た目も含めて貫禄ありすぎだろみたいな。
人生何週目ですかっていう。
Speaker 1
トラのワンピース着てたね。
着てたね、トラのワンピース。
Speaker 2
なかなか着れないね。
Speaker 1
着れないね。
Speaker 2
青地に、かなり鮮やかな青に、
トラが胸のところに刺繍してある。
Speaker 1
スカジャンのような感じのワンピースを着てたけど。
自然とマジョリティであるっていうのは、
この領域ではマジョリティ、この領域ではマジョリティみたいなさ、
それぞれあるじゃない?
やっぱりマジョリティになっているときに、
その恩恵みたいなのを無自覚すぎるというのはすごくあると思うんだよね。
プロゲンでロバートキャンベルさんが出てきたときに、
彼は同棲のパートナーがいて、アメリカでは結婚してるけど、
日本では自分たちの関係は何者でもないっていうか、
ロバートさんとパートナーの関係のその世界だけ見たら、
別に場所がどこであれ、きっと変わらないわけじゃない?
だけど、その属してる社会において、
確からしいっていうか、その法律であったりとか、
確からしい中での関係が認められてないっていうことが、
気持ちを脆くさせるというか、
いう不安感になるんだと思うんだよね。
だからこそ、本の中で、
例えば前書きとか、後書きとか、
パートナーに対してのことは書いてあるだけで、
ここに証明できるっていうか、
自分たちは分かってるんだけど、
トラコの人生と結婚
Speaker 1
でもやっぱりその2人だけじゃなくて、
もっと分かりやすい証明があることによる、
気持ちの安定とか、安心みたいなのはきっとあって、
それは普通に結婚してるマジョリティ側からすると、
なかなかやっぱり気づきにくいっていうか、
ことなんだと思うんだけど、
みたいな話をしてた。トラコの会で。
ロバートさんの話とかも受けながら。
自分たちは女性で異性と結婚してるから、
マジョリティ側だよねっていう話を。
Speaker 2
なるほどね。
あのトラコの会をね、
私はあれをやるっていうことが、
結構だからね、私あんまロスないのね。
Speaker 1
あの会があったから?
Speaker 2
あの会を自分がやったっていうことによって、
すごく区切ったって感じがして。
Speaker 1
なるほどね。素晴らしい。
Speaker 2
あんまりロス感じてない。
Speaker 1
企画力が素晴らしかったんですよ。
ディテールがね。
ディテールが。
まず焼き鳥、ごたんだろうね。
おいしい鶏肉屋さんの焼き鳥を用意して、
でもその焼き鳥を新聞紙の上に焼き鳥が置いた。
ということ新聞紙がちゃんと、
日本国憲法が発布された時の新聞探したんでしょ?
Speaker 2
そうそう、ネットで、
ドラマの中でオープニングのシーンでね、
すごい大事な場面で焼き鳥くるんでる。
ちょいちょいキーワードになる、
食べ物を食べるシーンがあったじゃん。
そのトランコの回をやるなら、
それ絶対必要だなと思って、
焼き鳥だ、焼き鳥を新聞紙にくるむんだと。
で、あの新聞手に入らないのかと思って、
ネットで何日の新聞なのかっていうのを。
最初はネットのやつをプリントアウトしたら、
なんかできるんじゃないかと思ったんだけど、
お誕生日新聞っていうサービスがあるんだよね。
知ってる知ってる。
コンビニで出せる。
でもプレビューできないから、
何年何月何日の何新聞なのかっていうことが、
特定しないといけないね。
そう、わかんないといけないから。
で、いろいろ調べたんだけど、
これは交付の時なのか、
11月3日なのか、
5月3日なのか、
憲法記念日なのか、
文化の日なのか、
みたいな、憲国記念日なのか、
よくわかんないけど、
そういうのを調べたんだけど、
1回間違ったんだよね。
これじゃないかっていうので、
朝日新聞の10月何日っていうのでやったら、
ちょっとしか載ってなくて、
憲法の条文は全然載ってなくて、
Speaker 1
憲法の条文が載ってるやつがいいぞって言って、
Speaker 2
そしたら毎日新聞が、
全然違うタイミングだよね。
昭和21年の3月何日なんだけど、
これがGHQが当時まとめていた、
憲法草案のスクープ。
これが新しい憲法だ。
これ毎日新聞のスクープだったから、
毎日新聞にしか載ってないよね。
っていうのを、これかなって。
これ全部条文載ってるから、
それをプリントアウトして、
Speaker 1
それに焼き鳥を載せる。
Speaker 2
これいいでしょ。
Speaker 1
いいよね。
そこまでね、調べるこの執念、こだわり。
Speaker 2
で、あと何だっけ。
Speaker 1
あんみつね。
Speaker 2
竹本の。
ドラマの中では竹本だよね。
Speaker 1
ドラマの中で竹本か。
後半笹竹になったやつね。
Speaker 2
あれのモデルになった店が神田にあって、
Speaker 1
竹村っていうんだけど。
本当だったか、どっちがドラマだったかわからなかった。
そうだよね。
竹村がモデルになった。
Speaker 2
最終回の笹竹が1999年のシーンで出てくるんだけど、
あれは本当に竹村の外観なんだよね。
で、私、あんみつを、
当日は家が家からちょっと離れてるから、
比較的家が近い人にピックアップしてもらうために、
ただ行って、これだっていうのを見て、
ちゃんと先にお金を払って事前注文しておいたわけ。
結構数がさ、15個とか頼んだから、
ないって言われたら困るんで。
で、行ったんだけど、
そしたらすごい行列がやっぱりね、
トラツバ高価だと思うんだけど、できてたね。
焼き鳥とトラコの会
Speaker 1
でもさ、美味しかったね。
美味しかったよね。
あんこね。
そう、あんこ。
梅子さんの。
Speaker 2
そう、梅子さんのあんこ。
Speaker 1
梅子さんのあんこ美味しかった。
Speaker 2
美味しかった。
お団子はね、メニューに無いから、
あれはドラマだっけみたいなんだけど、
だから、あんみつを買ってみんなで食べる。
そして、おにぎり。
Speaker 1
そう、おにぎりね、良かったよ。
すごい。
良かったよね。
やっぱさ、ドラマの中でも、
梅子さんってさ、女子部の中でも年齢も一番上だし、
みんなのお母さん的な感じのポジションだったじゃない。
実際はお母さんだったし、
あと梅子さんの家族の問題もね、
結構前半のかなりハイライトもあったし。
で、中で梅子さんがおにぎりを持ってきて、
みんなで食べるのって、
結構本当に後半まであったよね。
あったあった。
Speaker 2
大事な場面でね、
結構みんながそれで連帯を感じるわけじゃん。
Speaker 1
で、戦後の子児たちに炊き出し的な感じでご飯、
また配る時もおにぎりをさ、
みんなでおにぎり握って配ったりとか。
Speaker 2
で、LGBTQ界の時にさ、
みんなでおにぎりを握りましょうって言って、
とどろき事務所にみんな集まって、
とどろきさんととどろきさんのパートナート、
そのお友達のゲイとか、
Speaker 1
性転換した人とか、
Speaker 2
そう性転換した人、
仲村あたるとかね、
何人かのゲイ当事者の人たちが来て、
トラコとゆみちゃんと梅子さんも一緒に、
みんなでおにぎりを握りながら、
自分の立場とか、
生い立ちだったりとか、
何を感じてるのかとかっていうことを、
告白し合うみたいな会があったじゃない、
あれすごくいいなと思って、
まさにあれも人が仲良くなったり、
お互いを理解したり、
おにぎりを握りながら語るっていうのは、
これはもう、
Speaker 1
これだ!みたいな。
みんなでおにぎり握ったんですね。
おにぎりを握る会
Speaker 2
おにぎりを握るっていうのを、
梅子さんおにぎりを丸いおにぎりを、
ちゃんと梅と高菜とたくあんを全部、
刻んでまぶすっていう感じのおにぎりを、
みんなで作るっていうのをやりたくて、
それを準備して、
なんかもうね、
これ、
林ライスも考えたんだけど、
もうご飯だらけになるから、
みんなそこまでお腹いっぱいかなと思って、
林ライスは作らないことにしましたが、
Speaker 1
あとイノシシ。
Speaker 2
そうそう、イノシシ。
なんかないかなと思って、
イノシシ肉の燻製というかね、
ソーセージとミートロと、
Speaker 1
イノツメケだからね。
Speaker 2
そう、イノツメケだからっていうので、
それをご用意しましたよ。
もうね、思いついたらワクワクしちゃって。
これ、私ね、
Speaker 1
やりたかったね。
Speaker 2
そう、私、
基本、今回の件もそうなんだけど、
なんかね、
そういうの考えるのも好きだし、
思いついたらもう、
ほんとすぐやりたくなっちゃうよね。
Speaker 1
いいと思う。
Speaker 2
これは一つの例なんだけど、
例えばポッドキャストやるのも同じ、
感覚めっちゃ一緒。
なんか思いついちゃうわけよ。
面白いこと。
そしたらもうやりたくてしょうがなくて、
どうやってそれの、
どこまでこだわるかとか、
どこまで完成度上げるかとか、
どこまでサプライズするかみたいなのを、
私そういうのが好きな人なんだなって。
でもずっとそんなことやらない、
Speaker 1
何十年か。
Speaker 2
何十年なんだよね。
ささやかにはあったかもしれないけど、
そんなこと仕事にしてこなかったんだよね。
Speaker 1
なんかさ、イベント系とかさ、
イベント系とか考えてなかったの?
考えてないね。
Speaker 2
仕事。
考えてなかったの?
Speaker 1
考えてなかったって言うか、
Speaker 2
広告代理店に私行きたい気持ちはあったんだよね。
でもそこまでだよね。
でも実際広告代理店に行ってた時に、
もし広告代理店に入ってて、
そういう現場感のあるようなことを、
自分が大手の広告代理店とかに行って、
やったかって言うと、
なかったんじゃないかなって気はするんだけどね。
なんかそれってもっと…
Speaker 1
もっと制作寄りの方に行きたいってことでしょ?
イメージとしては。
Speaker 2
多分そうなんじゃないかなって思うわけ。
だから私昔言ったことあるじゃん。
私が何が一番、自分の今までのキャラクターの中で、
純粋に何が一番面白かったかって、
テレビ通販の会社で番組作ってる時だったって。
それはたまたま番組をプロトタイプ的に作るっていう仕事を
やることになって、
それがやっぱりめちゃくちゃ面白かったんだよね。
感覚がすっごい似てる。
どんな番組にするのか、
どういう構成にするのかって、
全部自分で構成を書いて、
そういうことが好きなんだね。
全然トラコの話…
でもね、関係あるようなないようななんですよ、
この話は、と自分で思うんだけど、
やっぱりトラコはさ、迷いなくさ、
法律の道に進んでいったけど、
でもさっきのユミちゃんの話じゃないんだけど、
なぜじゃあ私はそれをやらなかったのかっていう、
本当に自分でも好きなことをやりたいことに
一直線にいかなかった感じは、
やっぱり世間的にね、
親っていうのは大きいと思うんだけど、
私はたまたま勉強もできたんで、
やっぱり勉強をやる方が評価されるじゃん。
分かりやすく。誰も否定しないじゃん。
分かりやすいよね。
でもそれ以外のことってさ、
どんなにさ、自分が楽しくて、
仮にそこに私の才能があったとしても、
それを評価…
うちの親はどっちかっていうと、
いい気になんじゃないわよ、みたいな感じ。
何か、
勉強以外のことで、
私が何か成果を収めたり、
何か賞を取りましたとかさ、
何か先生に褒められましたとかっていうことが
あったとしても、
それは、そんなのね、
世の中にはすごい才能の人がたくさんいて、
あなたなんて大したことないんだから、
そんな人生を選ぶべきじゃないって、
何度も言われてきたっけ。
あなたにはもうそう、
才能があるなって思いあがんなよ、みたいな。
あの感じ。
Speaker 1
厳しいね。
Speaker 2
だからそれは親から見えない世界だからさ、
実際分かんないわけ。
そう言われると、そうかもしれないって思うじゃん。
Speaker 1
あとさ、時代的にも、
働き方の選択肢みたいなのが、
特に地方とかだと、
本当に見えてる世界が狭いじゃない?
だから、
例えばそれこそさ、絵が好きだから漫画家になりたいとか言っても、
人生の選択と影響
Speaker 1
そんなんで食べていけると思うなんてないけど、
Speaker 2
まさにそういうことよ。
Speaker 1
そういう感じよね。
Speaker 2
そういう感じ、そういう感じ。
これがさ、
もし勉強ができなかったら、
こんなの知ったことかって思えたかもしれないんだけど、
たまたま勉強ができるとさ、
そっちの方が簡単に評価する。
別に嫌いじゃないわけよ、勉強だって。
嫌いじゃないし。
で、じゃあ実際に自分が選んだ道もね、
普通に会社に入って、
コンサルみたいな世界とか行って、
スタッフアップで経営あってみたいな、
こういう、
何ていうか、
作能的なね、
ことが求められる世界みたいなものが、
じゃあ自分は嫌だったかったら、
それはそれで別に嫌でもなかったし、
そこは面白かった部分もあって、
そうじゃない人生をもし選んでたら、
じゃあ今みたいに、
実際に歩んだ私の道を選んでたらどうだったんだろうって、
想像したかもしれないし、
それは分からないんじゃない?
Speaker 1
分かった。
友数だ。
Speaker 2
友数だ。
まあそうかもね。
Speaker 1
裁判官の仕事も、
嫌いじゃなかったと思うし、
誇りもあったと思うし、
めっちゃ勉強会参加したり、
すごい志高く活動してたわけじゃん。
だけど、
全然違う家具職人のさ、
道に行って、
でもフラグは小さい時からあったわけでしょ?
物作ったりとかするのも好きで、
別に職業とは考えてなかったけど、
でも最後でさ、
妹ちゃんが、
お兄ちゃんいい顔してるっていうかさ、
離婚してその関係も含めてだけど、
泣いてたみたいに、
好きなものを仕事にしてるってことなんじゃない?
Speaker 2
まあね、そうなんじゃない?
だからなんか、
それを、
でもじゃあやらずに、
人生が終わると、
やはりやりたかったなって思うから、
まあなんかそれは、
なんかやった方がいいなっていうふうには思ってるっていう。
Speaker 1
そうね。
そうかな。
ね、まだギリギリ40代だしね。
Speaker 2
そうだね、ギリギリ。
まだ全然なんか、
Speaker 1
全然若いし。
Speaker 2
で、逆に、
これはまあ何事もさ、
そうだと思うけど、
じゃあ私が会社勤めしてた20何年っていうのは、
あの、
そこがあって見えることっていうのがあるわけか、
いっぱいあるよね。
感じることがあるわけじゃない?
Speaker 1
あるし、そこがあったからこそつながってる、
あの、
例えば今のスキル資産だったり、
人脈資産とかもあるわけじゃない?
Speaker 2
それがなかったら、
で、絶対、
私が大学を卒業した延長線上の自分っていうのは、
分かってなかったなって思うし、
自分の心地いい人たちばかりに囲まれて、
なんかやってたら、
多分なんかこう、
めっちゃ、
作能的に働いてる人たちのことを、
あの人たちは頭が固いとか言ってたかもしれないし、
ビジネスのことを何か考えようと思っても、
結構薄いものだったかもしれないし、
それは今の自分だから見えるものっていうのはあるだろうなって、
裁判官の経験が生かされる家具職人っていうのが、
あるかもしれないしないかもしれないけど、
まあそういう、
少なくとも私が今作りたいものとか、