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スピーカー 1
福吉彩子さんをお招きしての第2回なんですけれども、
スピーカー 2
P&Gでいろいろリサーチの仕事をね、
すごい、めちゃ、なんていうか、やっぱP&G違うなっていう感じのお話を聞かせていただいて、
でもまあそこから今はもうお辞めになって、
スピーカー 1
リサーチの会社を作ったっていうことですよね。それはいつですか?
会社法人化したのは今2年前かな。
P&Gいつまで勤めてたんですか?
2015年に辞めましたね。7年間空白があります。
空白というか、フリーランスでやってた。
もう少し正確に言うと、2015年に会社辞めてすぐは専業主婦をしていたので、
子どもがちょうど小学校1年生に上がるタイミングだったっていうのも、
一応言い訳としてはあって、子どもが1年生のうちはほぼ家にいたんですよね。
そこからぼつぼつなんか、会社を辞めた先輩から依頼が来るようになって、
私もこの仕事できるかなって思ったのが、P&Gを辞めた先輩たち、
主にマーケティングに行かれた先輩が、マーケティングで転職っていう、
結構当時からたくさんポジションをしていたんですけど、
その先輩の中で、マーケティングリサーチの部分を作りたいんだって言って、
作りたいけど、人を集めたけど、俺は教えられないみたいな、
そういう感じでおっしゃる方が何人かいらっしゃって、
そのマーケティングリサーチとか、どういうことをしたらいいのかみたいな、
外部の講師的に入ってくれないかっていう依頼があって、
なるほどみたいな。
じゃあ、研修講師的な感じで最初は。
最初はその感じで入って、若手の人たちに、私がP&Gで学んだようなこと、
マーケティングリサーチとは、メーカーのマーケティングリサーチとは、
みたいなことを教える機構みたいなのがあって、
なるほど、これ仕事にできるのかなって思ったんですね。
それと同時に、もともと私P&G自体に、文化会みたいなのがリサーチの部署の中にあって、
その部署、コンシューマーマーケットナレッジの略でCMKという部署だったんですけど、
同時にCMKの中の文化会で、例えば、私たち販売量予測とかもしてたんですよ。
このファブリーズは次のコマーシャル、このコマーシャル、
このクオリティのコマーシャル、この量流したらどんだけ売れるのかみたいな。
突発心みたいなこともあるし、そんなこともあるんですけど、
っていうのをやってた、その販売量予測のモデルをすごく質を高めるチーム、
アンケート調査と言われる定量ですよね、千人に聞いて何とかみたいな、
その定量調査のクオリティを高めるチーム、
定性調査と言われるインタビューを中心とした調査の質を高めるチームっていうのに、
大きく3つに分かれて、ご覧だり、そこに勉強会みたいなことをする人たちがいたんですけど、
私当時から一貫して2015年に辞めるまで定性調査の勉強会にいて、
最後の3年くらいはそこのリーダーだったんですよね。
販売量予測、定量調査、定性調査っていう、私たち大きな三本橋の仕事の中でもっとも興味もあったし、
もっとも好きだったし得意だった。
あるいはちょっと販売量予測むずいな、どうしようかなみたいな、
やってたのもあるのかもしれないですけど。
なのでそこにいたときに、いろんな一般的なモデレーターと言われる調査をインタビューする人の仕事っていうのも
いろいろ見てきていて、いろんな人が言うのも見てきていて、
この人たちの働き方って、例えば単価とか仕事の仕方とか見てもいいなみたいな、
みなさんほとんどフリーランスなんですけど、
これはなかなか仕事としてはいけないんじゃないかっていうふうに思ったことが、
何ならサブリーズで2003年に転部したときからずっと思ってたんですよね。
っていうのもあるし、あの仕事をしながら、
今みたいな県23市の行使しながらっていうことのフリーランスってあんま聞いたことないし、
やれるんじゃないかなっていうふうに思って始めたのが、
やめて1年ぐらいかな。
そこで調査会社さんから依頼がきて、
いろんなメーカーのいろんなリサーチの、
訂正調査のモデレーターって言われる仕事をやってきたんですね。
でもそこでもう一つ気づいたのが、
モデレーターさんっていう仕事って、
調査会社、あるいはその上のクライアントがこういうふうにしたいから、
こういうふうにしてって来た、
降りてきたものをそのままインタビューするのが仕事なんですよ。
だから本当にこの目的だったら、
この人じゃないでしょ、来るのは。
インタビューすべきはこういう状況の人じゃないでしょ、
っていうのが私の中で黙々と湧いてくることが。
インタビューEとかがもう決まってる状態だと。
スピーカー 2
プロの、いわゆる調査会社さんの中のモデレーターって、
本当にインタビューするのが仕事みたいな感じに、
スピーカー 1
けっこうMCみたいな感じでね、回すことだけが。
台本があってみたいな。
台本は言って作るんだけど、
だけどその来る人を選べない。
来る人って結局何が目的なのか。
そこ大事ですよね。
でも何が問題なのか。
違うやん、みたいな。
この目的でこの人にこのインタビューしても
まったら見つけないよな、みたいなこととかっていうのに、
割と各社その問題に私は当たったんですよね。
いろんなメーカーさんなり、いろんな調査会社さんとやって。
でも、割とそのモデレーターさんには、
私と同じ問題意識を抱えてくれる人っていうのはそんなになくて、
別にみたいな、そうですかね、みたいな感じで、
なんかちょっとカタスカシクラタな感じになったんだけど、
でも私は強くもっとこの調査、いい調査にできたはずなのに、
なんか責任が私にされるのも嫌だし、
これはおかしいって思って、
やっぱりその調査会社さんに依頼されるビジネスモデルは
よろしくないから、
自分で企画して実行して分析するまでの仕事っていうのをしたいし、
絶対これは質が上がる調査だから需要があると思う。
そういった時に出会ったのが今のメインの仕事のパートナーなんですけど、
もともとピアノ人出身の彼がコンサルティングの会社を作って、
いろんな企業さんのマーケティングアドバイザリーをしていくっていう事業に、
どうしても調査が必要だから一緒にやりませんかっていう話になって、
私、社員にはならないけれども一緒にやっていきましょうっていう形で
パートナーでしばらく聞いてたんです。