オープニングとテーマ紹介
デザインの味付け
はい、始まりました。デザインの味付け。
この番組は株式会社ajike代表の梅本と、その仲間たちがデザインについて雑談を交えながら話す番組です。
今日のお相手は、神田さんです。
神田さん、よろしくお願いします。
はい、今日もよろしくお願いします。
結構、はきはきしゃべれるようになってきたでしょう。
そうですね。内部も元通りに戻っていると思うんですけども、5パーぐらい残っています。
ほんのりしゃべれていない。
ふがふがが残っているようにしていますね。
強制風味が。
はい。
召し上がれ。
そうですね。味わっております。
味わっております。味気をつけております。強制味気を。
はい。
すみません。さて、今日のテーマは何でしょうか。
はい、今日のテーマは、ホームボタンを押したユーザーをどこに返すというテーマで話したいと思います。
ホームボタンの挙動とSpotifyの例
はい、ホームボタンを押したユーザーをどこに返す。なぜこのテーマにしたんでしょうか。
はい、今日もUI観点の話にしたんですけども、ホームボタンですね。
うめもとさんに聞きたいんですけども、あたりにあるじゃないですか。ホームボタンのナビゲーション。
あれを押したユーザー、どこに返しますか。
おいおいおいおいおいおい。
誰に聞いていると思っているんだよ。
そうですよね。業界長いですよね。
うめもとさんだぞ。
はい。
はい、すみません。いやもちろんホームに返すんじゃないですか。
そうですよね。いや、これは正解半分。半分正解半分。
半分なんて間違ってる。
半分間違い。足りないですね。
足りない。
じゃあ今日は足りない。
なんで俺そんな踏み台にされなあかんねん。
まず一回不正解を出していただいて。
これ部下にしたらハラスメントになるんちゃうの?
いや、そうですね。許してください。
いえいえ、すみません。でも本当にホームに返すんかなと思いましたけど、ホームボタンを押したらどうなるんですか。
はい。これはアプリを例に挙げながら説明をしたいと思うんですけども、
スポティファイですね。例えばですね。スポティファイのアプリとか使ってる方多いと思うんですが、
よかったらアプリ使っていただいて、アプリ開くとまずホーム画面が表示されていると思います。
そこから何かコンテンツ、聞きたいコンテンツとかを探してタップすると、
曲の詳細ページとか、アルバムの詳細ページとか、そういう画面に移動すると思います。
そこからもちろん音楽とかラジオとか聞けると思うんですけども、
そうやって操作しているうちに、次は検索画面に移動して、何か検索してまた別のやつ作るとか、
そういうような操作をされるのが普通でそのふうに使っていると思うんですけども、
ここからなんですけども、ホームボタンを押すとどうなるかということですね。
ホームボタンを押すとですね、まず一度ホームボタンをタップすると、
さっき見ていたコンテンツの再生ページ、詳細ページに戻ります。
わかりますかね。さっきちょっとアルバムの詳細ページとか曲の詳細ページとかに表示していたと思うんですけども、
一回ホームボタンをタップすると、さっき開いていた詳細ページが開きますね。
もう一回押すと、トップページのスクロールしていた画面の重複あたりに戻ります。
で、3度目を押すとやっとホームの一番上ですね、トップページの一番上に戻ってきます。
ほんまや。
これ、おめもさん知ってましたか。
はい。言語化はできてなかったです。ただ今言われてみて、確かにホームを2回ポンポンと押してるとき結構あったなって思い出しました。
そうですよね。そうなんですけど。
まさにそうで、皆さん結構無意識のうちにやっていると思うんですけども、ホームボタンを押して、
もう一発でトップページの一番上の画面に戻っているんじゃなくて、複数回ポンポンって押して一番元に戻っているっていうのが皆さんやっていることだと思っていて。
ほんまや。
ホームボタンを押して、やっとトップページの一番上に戻ってくるような設計になっていますと。
これはですね、Spotifyだけ特別なわけではなくて、例えばLINEとか、Xとか、DAZNとか、Apple TVとか、いろいろちょっとアプリ見てみたんですけども、
ここら辺のサービスは基本的にこういう設計になっています。
気づいてないうちに、なんかこういう風な実装がされていると。
恥ずかしいね、私は。
全然気づいてなかったわ。そういうふうに触ってはいたと思うんだけどね。
はい、そうですよね。
ホームボタンの設計意図:ユーザーの想起を助ける
これなんか理由はあるんですか?多分いろいろ調べてらっしゃると思うんですけど、理由を知ってもらってもいいですか?
はい、ユーザーの使っているシーンとかをイメージすると、やっぱりアプリ内でもいろいろ、もちろん移動しますし、
アプリを飛び出してもスマホの中でいろんなアプリを操作したり中断したりして、
基本的にそのアプリで何してたか結構忘れていると思うんですね。
そういう前提に立って、このナビゲーションの設計をしているのかなと思っています。
こういうホーム画面とかの役割の半分は、先半分はホームに戻る、半分正解、半分間違いというふうに冒頭言ってたんですけども、
もう半分の役割っていうのは、ユーザーにその時何やってたのかっていうのを思い出させるっていうような役割を持たせてるんじゃないかなと思っています。
なので、Spotifyとかでイメージすると、いろいろ行ったり来てたりしてたけど、
そういや、さっきこれ聞いてたんだったとか、これ聞きたいと次聞こうと思ってたんだったみたいな、
そういうふうに思い出してまた聞いたりする、そういうような操作されてる方って多いんじゃないかなと思っています。
もしホームボタンを押したときに一気にトップページに戻ってしまうと、
その時何してたかっていうのを思い出させる機会っていうのをなくしていると思うんですね。
なので、あえてそういう機会をなくさないために1個前の画面、2個前の画面、3個前の画面みたいなのに1個ずつ戻すような設計にしていると。
そこら辺が理由なんじゃないかなと思っています。
確かにな。
他のナビゲーションでも同じでして、ホームボタンでもそうなんですけど、
さっきのSpotifyとかだったら検索のナビゲーションとかも、検索のボタンを押したら検索のトップに行くんじゃなくて、
さっき検索してた画面をまず表示して、もう1回押すと検索に戻ってくるっていう。
自分もいろんな操作するもんね、ユーザーはね。アプリだけじゃなくてアプリバンバン切り替えるし。
そうですよね。
今というかさっき何やってたっけみたいな瞬間ってめちゃくちゃ増えたもんね、最近。
増えましたよね。
そうそう、これ見てたんだったみたいな多くないですか?
多い多い。
ですよね。
ECでも注文したと思ったら確定ボタン押してなかったケース結構あるもんね。
そうですよね。ありますあります。
なんか届かへんなと思ってたら頼んでなかったみたいな。
そうそう、さっき買おうと思ってたんだったとかありますよね。
あるある。気づいてないね、確かに。
PCとスマホのナビゲーション設計思想の違い
ちょっと思い出させてあげるっていうのを、ホームボタンに願いを込めてるってことね。思い出してね。
そういうことです。
これでも、この概念っていつからこんな仕様になったんでしょうね。
これはもちろん自分も分かってない、定かではないんですけども、
おそらくアプリの設計の改善を繰り返してそうなったんじゃないかなと思っています。
理由がありまして、なぜならPCのツールっていうのはそうなってないんですね。
スマホのアプリはここ十何年だと思うんですけども、PCを使ってるっていうのは何十年もそうじゃないですか。
例えばこのYouTube Musicとか自分は使ってるんですけども、スマホでも使うしPCでも使ってます。
同じサービスなんですけども、ナビゲーションの思想というか設計思想みたいなのは違うんですよ。
ホームボタンを押すとPCの場合は一気にホームのトップページに戻るんですね。
なのでスマホのアプリだとさっきの一個一個戻っていくような設計なのに、PCだとそうではなくて一気にトップページに戻ると。
スマホがない時代を自分は経験しているんで、自分からするとホームボタンを押したら一気にホーム戻るってこれは普通だよなというふうに思っているんですけども。
なのでそれがかつては普通だったと思うんですが、スマホのアプリが生活に浸透していって、
デザイナーさんがいろいろ改善を繰り返していって、今はこうなってるんじゃないかなと思っています。
で、なんでこのPCとスマホでナビの設計思想が違うのかなっていうところもちょっと考えてみたんですけども。
はい、気になる。
まず仮説の一つ目で言うと、当たってるかわからないんですが、スマホに比べて画面大きいじゃないですか、PCは。
なので画面内の情報量を多く載せられるんで、段階踏んで戻さなくてもユーザーにさっきこれ聞こうとしてたんだみたいなのを思い出させることができるみたいなのがあるのかなと。
っていうのが1個目ですね。
で、2個目はもしかしたら当たってるかもしれないんですけども、ユーザーのメンタルモデルに反するっていうのがあるのかなと思っていて、
スマホとPCっていうのはメンタルモデルが結構違うんだろうなと思ってまして、
ホームを押したらホームにちゃんと戻るっていうのが、PCの場合はメンタルモデル出来上がってるんじゃないかなと。
それに逆らってないから、そういう設計にしてるのかもしれないなと思っています。
で、あとはこれも裏返しなんですけども、設計者側のメンタルモデルに反するからっていうのも、
PCとスマホの設計思想が違うっていうのが理由としてあるのかなと思ってまして、
サイトのデザインしてきた人っていうのは、ナビゲーションはそのボタンのトップ、そのナビのトップに戻すっていうのが常識じゃないですか。
常識だよ。
疑問だよ。
ホームを押してもホームに戻らない。それはすごい違和感で、
ホームを押したらちゃんとホームに戻すでしょっていうのが常識だと思うんですけども、
それをPC側が引き継いでるのかもしれないなと思ってます。
こういうメンタルモデルってゆっくり変わっていくんで、スマホがどんどん優勢になって、
もうすでに優勢だと思うんですけども、これに慣れ切っていったらもしかしたら、
PCのほうも、挙動もスマホに合わせるっていうふうになっていくのかもしれないなと思ってます。
まとめと編集後記
また、老害は引っ込んどけって言われる回でしたね。
いやいや。
だからあれですよね、スマホネイティブの人とかは、
あんまりここらへんに疑問持たないかもしれないなって思いながら書いてたんですけども。
ということで今日は、ホームボタンを押したユーザーをどこに返すということで、
PCの場合はホームボタンに返すっていうのが今まで通り。
スマホの場合はホームボタンを押しても一つ前の動作に返すアプリが増えてきたよ。
それはメンタルモデルがちょっとずつ変わってきてるからじゃないか。
そのメンタルモデルというのは、一個前の動作を思い出させてあげるっていうほうが親切だからじゃないか、みたいな話ですかね。
はい。ありがとうございます。
いえいえ。神田さんから何かまとめが足りないものはありましたか。
全然足りないものはないんですけども、やっぱりホームボタン一つ取っても結構面白いなと思って、
今日はホームボタンでワンテーマをチャレンジしてみました。
素晴らしい。
はい。
ということで、今日も聞いていただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
編集後期、お疲れ様でした。
はい、ありがとうございました。
今日はもちろん編集してから皆さんにお渡ししますけど、結構ぶつ切りになっちゃいましたね。
ネットワークが調子悪いのか、マイクが調子悪いのか。
そうですね。ちょっとうめもさんにいつも編集してもらってるんで申し訳ないですけど。
編集してもらおうかな。
最近忙しいから編集してもらおうかな。
そうなりますよね。
冗談です。
今日のテーマもそうだけど、基本的にはインフラ。
ネットワークがつながらないと収録もままならんね。
そうですね。
もう全部オンラインですしね、本当に。
今どうなっているかわからないですけど、昔楽器とか買いに行ったら、
結構ヤマハとかがオンラインでもバンドができるように、
自分はギター、神田さんはドラムみたいに、
非同期でバンドやろうぜみたいなことをできるようにしたと思うんだけど、
それって結局通信環境なんなんやろうなと思ってね。
すごいですよね。
コロナ禍にオンラインで離れたところで一緒に演奏してるYouTubeとか結構出てたと思うんですけども、
ああいうのですか?
そうそう。それ同期でライブでできるのかなと思って。
そうですよね。
おのおのバラバラに録音して編集してっていうのはできると思うんだけど、
同期となると難しそうな気はするけど。
オンラインゲームもそうか、でもそう言われると。
まあ確かにそうですね。もうインフラですからね。
インフラは前回の話のほうが近いですね。
UXデザイナーの踏ん張りどころが来た回で話したインフラっぽい話でしたね。
ということで今日も終わっておきましょう。ありがとうございました。
ありがとうございました。