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2025-09-29 20:24

#121/「デザインを良くする」大統領令がとても良かった

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今回は「デザインを良くする大統領令がとても良かった」をテーマに、代表の梅本@dubhunter とサービスデザイナーの神田淳生が話す回です。


アメリカで「デザインを良くする」大統領令が署名されたことを受け、国家レベルでデザインの価値が認められたことの意義やその効果について話しました。行政サービスの課題に対してどのように取り組むのか?興味ある方はぜひお聴きください。


番組のキーワード

デザイン,公共サービス,UXデザイン,大統領令,アメリカ

サマリー

アメリカのトランプ大統領が、行政サービスのデザイン向上を目的とした大統領令に署名している。この大統領令は、デジタルサービスの使いやすさを改良するための具体的な計画や新しい役職の設置を含んでおり、デザインの重要性が国家レベルで認識されている。デザインを主導する大統領令が発表され、デザイナーにとって大きな影響を与えている。この施策は、公共性の高いデザインの影響力を拡大し、行政サービスの複雑さを改善することを目的としている。

デザインの味付け
s-umemoto
デザインの味付け。
はい、始まりました。デザインの味付け。
この番組は株式会社ajike代表の梅本と、
その仲間たちがデザインについて、
雑談を交えながら話す番組です。
今日のお相手は、神田さんです。
神田さん、よろしくお願いします。
神田淳生
はい、神田です。よろしくお願いします。
s-umemoto
最近、漫画熱、私も再燃してきました。
神田淳生
おお、本当ですか。何か面白いのありますか?
s-umemoto
遅ればせながらメダリストを読みました。
メダリスト?知らないですね。
神田淳生
本当ですか。
s-umemoto
結構話題になってて、
神田淳生
ストーリーが面白いとか構成が面白いとかっていう話題になってまして、
今12か13だったと思うんですけど、
s-umemoto
あらすじを言うと、
アイススケートの選手になりたい少女の成長物語みたいなものです。
アニメ化もされてるんですね。
神田淳生
ようやく読んで、いや面白いなと思って読んでましたよ。
すごいですね、新しい漫画、掘ってますねうめむさん、相変わらず。
s-umemoto
ありがとうございます。インプットおじさんとして頑張ってます。
神田淳生
このあたりはすごいメジャーな話だと思うんで、漫画好きからしたら。
s-umemoto
神田さんは何か漫画最近見つけましたか。
神田淳生
見つけて、新規で見つけてないんですけども、すごい好きだった漫画が終わったっていうのが、
うめもさんも読んでたと思うんですけど、ビンランドサガン。読みました?
s-umemoto
それ最終巻読んでないんよ。終わってないですか?
神田淳生
つい一昨日ぐらい、最終巻が発売されたんです。
終わってしまいましたね。
s-umemoto
トルフィンがどうなったのか言わんといてな。
神田淳生
たしかアジケの昔存在してた漫画部であったと思うんですけども、
それでたぶん知ったと思うんですよ。
s-umemoto
あれは代々木上原か、もしくは赤坂オフィスあたりかな。
神田淳生
ぐらいのときにたぶん話題になってるっていうので買って、
それで自分は知って、すごく面白くて読んでたんですけども、
そこからもたぶん年に一巻ぐらいしか出てなかったと思う。
s-umemoto
最近とかも本当に出てなかった。
神田淳生
月刊誌での連載だったっていうのもたぶんあって、
すごい新しい感が出るスピードが遅かったんですけども、
自分は気になってずっと読んでて、
2、3ヶ月前ぐらいに月刊誌での連載が、次が最終回だみたいなニュースを目にして、
わあ、ついに終わるんやっていうので、一昨日ぐらいで最新刊が出まして読んでました。
s-umemoto
もうジーンときましたね。
神田淳生
あそこまで人変わるかいぐらい変わっていきますもんね。
前半と後半で全然違う話になりましたね。
s-umemoto
同じ主人公の話みたいな話ですね。
ネタバレだったらまずいからあんまり言われないけど。
面白い漫画ですね。楽しみです。
じゃあすぐ読まなきゃ。
このラジオ終わったらすぐ読んでサボってるかもしれないですね。
神田淳生
読んでください、これは。
乾燥戦をしたいですね。
乾燥戦。それ言ったらプロジェクトヘイルメイアリーの話が。
s-umemoto
乾燥戦ちょっとまだできないですけど。
すいません、失礼しました。
大統領令の内容
s-umemoto
今日のテーマは何でしょうか。
今日のテーマは、デザインを良くするという大統領令がとても良かったというテーマで話したいと思います。
これはどういうテーマでしょうか。
神田淳生
これは大統領令なんですけども、
トランプ大統領が大統領令に署名したみたいなニュースって結構流れてくると思うんですけども、
それで8月頃にデザインを通じて、
行政だったり国のサービスを改善するっていう内容の大統領令に署名したっていうニュースが出ておりました。
どういう内容なのかっていうのも気になるじゃないですか。
トランプ大統領が。
あと関連の記事とかも少し見て、
これはデザイナーにとっては上がる内容だなというふうに話したんで話したいなと思ってます。
s-umemoto
ちなみにどういう内容だったかもう少し教えていただいてもいいですか。
神田淳生
そうですね。
大統領令の中にまず現状の課題とか、
アメリカの行政サービスのデザインに対する現在地みたいなのとか書かれているところも話されているんですけども、
まずは政府のデジタルサービスの使いやすさだったりとか見た目って結構遅れてますよね。
国民の人たちがサービスを利用するのに失われる時間的コストっていうのもすごい膨大ですと。
で、このデジタルサービスの穴ぼこを埋めるときが来た、みたいな。
s-umemoto
そういうような内容がまず書かれておりました。
スピーチライターがいるんでしょうけど、デジタルの穴ぼこを埋めるときが来た?
神田淳生
埋めるときが来ました。映画の始まりみたいな感じですね。
s-umemoto
もう、新日の橋本深夜の名言みたいな。
神田淳生
ときは来たみたいな感じで。
s-umemoto
それだけだというシーンですけど。
すいません、おじさんの話になってしまいました。申し訳ない。
いい話ですよね、私から見ても。
神田淳生
日本も本当に一緒ですよね。本当これは同じ課題をまさに持ってるかなと思うんで。
s-umemoto
ね。外から見てたら進んでんのかなとか。
アメリカの行政サービスはほとんど意識したことないので。
思ってましたけど、やっぱり日本と同じような感じなんですね、これね。
そうですね。同じ課題を持ってるんやなっていうのも、なんとなく想像もつきますし。
そういう同じ課題を持っているところに対して、今回メスを入れていくっていうのもやっていくのかっていうところで、あんま遠く感じないというか。
神田淳生
いろいろやっていって変わっていくのかなーみたいなワクワク感があるなと思います。
デザインの価値の認識
s-umemoto
なるほど。
さっきの話だと、課題はこれだと。ちょっと遅れているっていう話があるので、
それに対してどういうふうにやっていくみたいなことが書かれてたんでしょうか。
神田淳生
まずやることとしては、CDO、チーフデザインオフィサーをこの国の機関の中に設置するっていうのをやるらしいです。
このCDOの方っていうのは、このARBの共同創業者の方が就任されるらしいですね。
その人たちと、あとナショナルデザインスタジオっていうデザインチームが主導して、この行政サービスの改善に取り組んでいくっていうのが書かれておりました。
あとはこの民間のクリエイターっていうのを採用していくと。
省庁と連携して、デジタルサービスとか窓口の体験を改善していくっていうのがやることとして書かれていて、
あとはこれもテンション上がるなと思ったのが、期限がきっちり決められていて、
2026年の7月4日までに最初の結果を出すことっていうのが書かれておりました。
s-umemoto
すごい。いいですね。
神田淳生
そうなんですよね。
結構トップダウンでサービス改善していくよ、CDOも設置するよ、民間からも採用するよ、
s-umemoto
期限がきっちり決まってに成果出してねっていうのが言われてる。
神田淳生
7月4日ってアメリカの独立記念日だよね。
そういうことですか。なるほど。
神田淳生
むちすぎてわかってなかったですね。
s-umemoto
いやいや、なんか見たことある数字で何やったっけなと思ったら、そうやねーと思って。
立ってあってるよね、独立記念日みたいな。
今調べたらそうでしたね。
そうそう。だからそれを期限にっていうのと、
神田淳生
あとは確かイーロンマスクも任期が決まってて出す成果も定められてたよね。
そうですね。最初からそこら辺は決まっててっていうのがありましたし。
1年後までに最初の成果を出す。
なるほど、いけそうでかなりハードルの高そうな目標が設定されてるっていうのは、
冒険が始まる感があるなって思いますね。
s-umemoto
冒険が。もう感化されてるじゃない。
神田淳生
これちょっと言われたら、おーってなりそうで。
なるほど。神田さんの心にも火がついてるわけですね。
ちょっと残念ながらここには参加できないですけども。
アメリカの行政サービス改善にはなかなか手を出せない。
トップクリエイター神田が参加させない。
こんなふうにミッションやれって言われたら、
手を挙げる人とか、やったらおかいって思う人多いんじゃないかなと思いますね。
s-umemoto
そうだよね。だからAirbnbの創業者だ。
これ多分ブライアンチェスキーのほうだよね。デザイナーのほうだよね。
神田淳生
デザイナーのほうだと思いますね。
ジョー・ゲビアス氏って書いてありますね。
s-umemoto
ジョー・ゲビアス氏。じゃあブライアンチェスキーじゃないほうなんですね。
なるほど、すごいな。それでもすごいですね。
Airbnbの創業者やからそんなレベルにいるんやね。
アメリカ中のデザインを良くする、できるであろうと期待される人物っていうことなんでしょうね。
神田淳生
そうですね。
s-umemoto
すごい。しかもコンセプトこれまたいいですね。
使いやすくかつ美しいもの。
すごいじゃない。
神田淳生
そうなんですよ。
ジョー・ゲビアス氏も、行政のデザインの改善みたいな実績を出されてたみたいで、
政府の退職手続きがめちゃくちゃ煩雑だったみたいなんですけども、
s-umemoto
それの見直しを主導した実績があって、今回寄与されたみたいなニュースに書かれてまして。
やっぱ実績は必要なんよね。
神田淳生
そうですね。一個でかい実績出して、今回CDOに任命されて、
これから何をやるかっていうところはわからないんですけども、
s-umemoto
期待されてるんだと思いますね。
なんかちょっとデジタル庁と似てるようなところもあるよね。
神田淳生
似てます似てます。
s-umemoto
それは楽しみやわ。
河田さん、いろいろ話してくれましたけど、ワクワクポイントは他にあったりしますか。
神田淳生
そうですね。ワクワクポイントはいくつかあるなと思ってまして、
まず一個が、デザインの価値がアメリカの国家レベルで認められている。
大統領令の影響
神田淳生
っていうのがまず一つ上がるポイントだなと思ってます。
今までもあったんだろうなとは思うんですけども、
大統領令に署名して、デザインが主導してサービスを改善していくっていうのって、
すごいデザイナーにとっては大きいインパクトのあることというか、
国に認められてリードしていけって言われてるっていうのが、
一個目すごいなと。
もう一個は、圧倒的なスケールとインパクトというか公共性があるんで、
s-umemoto
影響力絶大、膨大なところにデザインが食い込んでいくっていうのがすごいなと。
神田淳生
またあと三つ目が、業務とか申請とかの複雑さを解決するところに対して、
s-umemoto
デザインがリードしていけっていうふうに言われてるっていうのもワクワクポイントだなと思ってます。
神田淳生
テクノロジーとかもちろん明かせないと思うんですけども、
複雑な行政サービスとかがどんどん複雑になっちゃってるっていうのを改善しないといけない。
これは誰がやるかっていうとデザイナーなんだよっていうのは、
s-umemoto
そういうふうに言われてるっていうのはすごいいいなと思いました。
うれしいよね。デザイナーとしてはうれしいよね。
神田淳生
うれしいですよね。ここでやっぱり成果を出さないと、
できるのかできないのかっていうのが問われてるってことかなと思うんで。
あとはトップダウン。もうめちゃくちゃ圧倒的なトップダウンだと思うんで。
服の側面が見えやすいトップダウンだよね。
いろんな強烈なトップダウンで。
これはこれで賛否とか人の好みみたいなのとか、
支持できるできないみたいなのはもちろんあると思うんですけども、
トップからの強力なメッセージを感じれるっていうのはめっちゃいいなと思いました。
任されている官があったりとか、
さっきも言いましたけれども、期限がちゃんと決められてたり、
s-umemoto
優先順位が決められているっていうところが素晴らしいなと。
神田淳生
ポイントいろいろあるなと思いました。
行政サービスの改善
s-umemoto
確かに。期限と優先順位とか、アメリカなのかわからないですけど、
任せ方うまいよね、今の世界。
神田淳生
うまいですね。
s-umemoto
日本のニュースとか政治のニュースとか、こういうのはあんまり見たことがないというか。
神田淳生
いつまでに何をやる、ないことはないんですけれども、
s-umemoto
うまいですよね、伝え方というか表現の仕方というか。
神田淳生
コミットメント表明みたいなのをさせるのはすごい上手ですね、これね。
学べることもあるなと思います。
s-umemoto
確かに。
あとはワクワクポイントみたいなのがいろいろあると思うんですけども、
神田淳生
ちょっとひるむなとか失敗怖いなみたいなポイントもあったりしますか。
もしこれが1年後にまたニュースとかが出るとして、
s-umemoto
うまくいきませんでした、失敗に終わりましたみたいなケースがあるとしたらどんなのかなって思ってたんですけども、
神田淳生
やっぱりこの結局表面だけの改善になっちゃう、みたいなのは考えられるケースとしてあるあるかなと思います。
各省庁との調整に終始振り回されて、
見た目はなんとか変わってるんだけども、行政サービスのプロセスとか手続きとかは結局あんま変えられなかったね、みたいなのはありそうかな。
s-umemoto
いやだね、スタイリングだけの変更はやだね。
神田淳生
そうですね。あとはこれにもちょっとつながるんですけども、結局あんまり裁量がなくてリードすることができずに終わってしまった。
判断の裁量とか権限みたいなのも結局そんなになかった。
s-umemoto
最初は指揮が上がってみんな取り組んでたけども、だんだん指揮が下がっていくみたいなふうになっていくっていうのもあるかなと思います。
神田淳生
どんな感じで権限があるんでしょうね。どこまでの裁量というか。
各省庁、それはそれでも権限を持ってる人たちが動いてってサービス提供してるんで、どこの会社とかも同じかなと思うんですけども、調整とかも必ず発生するし、抵抗勢力みたいなのも絶対出てくるじゃないですか。
s-umemoto
はい。
その中でどのように取り組んでいけて、どんな結果が出せるのかなみたいなのは難易度高そうですよね。
進め方とか違うんですかね。どうなんでしょうね。
神田淳生
どうなんすかね。いや気になるなと思いました。
s-umemoto
調べると面白そうではありますけど、いい話ですね。
ちょっと時間もようやく20分ぐらい経ってきましたので、
今日は雑談でもあるんですけど、結構自分の興味範囲というか面白そうな話だなと思って聞いてましたので、
ぜひ続報があればまた教えていただければと思います。
注目して追いかけていきます。
今日も聞いていただきましてありがとうございました。
神田淳生
ありがとうございました。
s-umemoto
編集後期、お疲れさまでした。
お疲れさまです。
各国のデザインの進め方ってやっぱり違うんかな。
違うんですかね。細かいところを言うともちろん違うんでしょうね。
デジタル系の政府で進んでるっていう有名なところで言うと、
神田淳生
ここデンマークとか北欧のほうのデジタル系公共サービスは進んでるとはよく聞きますけど、
そこの進め方って実はあんまり知らなかったりするんですけど、神田さんは知ってます?
自分はもちろん細かいところは知らないんですけども、
我々がよく使ってるフレームワークとかプロセスのやつとかも、
デンマークのデザイン会社とかがデジタルを始めたとか、
そこらへんが始まりだったりするじゃないですか。
そういうのになぞって自分たちも取り組んでるってのがあるんで、
s-umemoto
基本的には似ている部分もあるんかなと思いますね。
神田淳生
どこで差が生まれるんでしょうね。
そういう意味で言うと、権限とか裁量みたいなんで言うとちょっと差がありそうかなっていう気がします。
どっちのほうが権限裁量が強いんですかね。
s-umemoto
北欧とかのほうがデザインの裁量が大きそうじゃないですか。
デザインの裁量は確かに北欧のほうが大きいかも。
教育というかフォルケホイスコーレで仕込まれた人たちがいっぱい活躍してるとかあるかもしれないよね。
神田淳生
ありそうですね。
文化としてとか教育の中にもデザインっていうのが結構組み込まれていたりすると思うんで。
興味深い。
s-umemoto
興味深いテーマですね。ちょっと今度また調べておきます。
はい、今日もありがとうございました。
神田淳生
ありがとうございました。
20:24

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