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2022-06-16 21:11

#025 デザイン力の高め方ってどうしてましたか?(UTA編)

「大物俳優のHPがww、、、、」とややディスり気味なデザイナーが、デザイン力の高め方を語り出す、、、、 今回は先週に引き続きUTAのターンです。

 大物俳優のHPが、、、、
 実例を観察する
 芸術に触れる
 油彩で学んだこと
 美術館で学べること

【※】ホームページビルダー・・・・2000年代に広く出回ったHP作成ソフト。現在はジャストシステムから販売されている。
【※】アイデア・・・・1953〜。前身は1926創刊の「広告界」。おそらく日本最古のデザイン誌。
【※】トランジット・・・・世界に視野を向けたトラベルカルチャー誌。

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【ぱちぱち】
デザイナー。登録者1万人超えのデザイン系YouTuber。
(著書)『一生懸命デザインしたのにプロっぽくなりません。(翔泳社)』発売中
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【UTA】
デザイナー兼イラストレーター。
(insta)https://www.instagram.com/hoshino_design_icon/
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00:08
デザイナーの給湯室。
お疲れ様です。
お疲れ様です。
今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
pachi-pachiさん、すごいホームページデザインを見つけちゃいましたよ。
何ですか?
すごいんですよ、これ。
気になりますよ。
気になりますか?ある大物俳優のホームページデザインがすごいことになってるんですよ。
見ましょう。先週に引き続き。
その大物俳優のお名前が、安倍博史さん。
安倍博史?
ちょっと調べてみてください、今。
安倍博史さんのホームページを追っかけてはいなかったと思って。
ですよね。
どう変わったかはちょっとわからないですけど。
僕はびっくりしましたよ、びっくりしました。
あれ、これいいのかな?
安倍博史ってやつですか?
見てます?
安倍博史、安倍博史ってやつですか?
はい。そうそう、すごいデザインのやつ。
これディスってるってことですか?
そうそうそう。
すごいっていうのは、やばいってことですか?
そう、やばいっていう話ですね。
なかなか素晴らしいわけじゃないんですけど。
これ、ずっとこうだったんですか?
おそらくずっとこうだと思うんですよね。
変わったわけじゃないんですね、じゃあ。
変わったわけではないと思うんですよ。
おそらくWindows98が出たあたりの作り方ですよね、多分。
そうですね、ちょっと今タイムスリップしたかのような。
安倍さんはこれ全く悪くないんで、ちょっと例のために。
悪くはないですし。
安倍さんに悪く言うつもりは全くないですよ。
安倍博史さんは多分このホームページを見て仕事いただくって形じゃなくても全然成り立つ方で。
そうですね、安倍博史のホームページを見ようっていう人はあんまりいないんですね。
いないと思います、多分。電話すればいいって思ってる方いっぱいいらっしゃるんで。
事務所とかね。
仕事にも困ってないから、多分、ホームページはほっとらかしだったんだと思うんですよ。
と思いきや、これ、2022年で更新されてんすよ。
本当だ。
更新されてて、いやこれ、6年?想像、あくまで想像ですよ、僕の。
おそらく昔、ホームページビルダーってありましたよね。
ありましたね。
あれで作ったんじゃないかなっていう感じですよね。
それをずっと使い続けてきて、引き継いで引き継いで、何もせずにこのナチュラルな感じを残してたんだと思うんですよ。
これって、あれ何かな?この事務所が作ってるの?
おそらく。俺の予想だと社長さん本人が作ってんじゃないかなって思うんですけど。
03:02
それ何かのCMじゃないですか。
そう。
これは、でも下田オフィスってところが作った。
そうなんです。
下田オフィスか。
なんからしいですね。
安倍博士しかいないのかな?この。
いや、僕もちょっと安倍博士さんを詳しく知らなかったんですよ、これ見るまで。
安倍博士のホームページって書いてある。
そう。バックに安倍博士っていう名前がすごく並んでるやつ。
安倍博士安倍博士って書いてある。
本当に2000年初頭のデザインですよね。よく見かける。
あえてでもこう作り変えてるって可能性はないですか?近年になってね。
ひょっとしたら一周回ってこのデザインにあえてしてる可能性があって、逆にインパクト強いんじゃないかって。
本当その通りですよ。インパクト強いですよ。
レスポンシブではないので、絶対違う。
ちょっと今、ウィンドウサイズ変えてみたけど。
レスポンシブじゃないな。
ないですね。今作り直してはいないですね。
ホームページビルダーでずっと作り続けたやつを。
今も運用してると。
運用してる方も一貫してその方ずっと同じようにやってたんだと思うんですよ。
いじり方がわからずにずっとここまできてるっていう。
なるほど。そういうことか。
安倍さんクラスになるとやっぱりホームページの。
関係ないですね。
あるなしに関わらず。
関係ないですよね。
僕もだって初めて見ましたからね。
そう。僕もそうなんですよ。
なんで見たんですか?宇多さんっていうか。
僕たまたま目にしてネットで騒がれてたんですよ。
そうなんだ。
安倍秘書のホームページって。
もう話題になってるんですね。
話題になってたんですよ。
なるほど。
僕もちょっと気になって見に行ったらすごいことになってたっていうね。
いかにもな。昔よく見たテンプレートだもんな。
そうそうそうそう。
もうホームページビルダーそのまま使っただろうっていう。
はい。
いやもう、たぶん一周回ってそういうデザインにしてるっていう風に僕は思ってます。今は。
そう思いたいですね。僕もね。
そう。
更新されてる以上はね。
そうなんですよ。
なるほど。
ちょっと皆さんもね、安倍博史さんのホームページご覧になってはいかがでしょうかっていう話でした。
ご自身のホームページも定期的に更新をしましょうと。
僕も言ってて2年ぐらい更新してないんですけど。
でも僕もそうですよ。そんなもんですよ。
でも今作り変えようとしてRAFを作ってはいるんですけど。
そうなんですね。
作業が止まっちゃってる感じです僕は。
そのうち変えます。
はい。
はい、ということで今日は先週に引き続きデザイン力をどう高めてきたかっていうお話。
宇田さんのターンですね。
はい。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
06:04
じゃあ僕のターン。
いきましょうか。
僕は高め方として。
まず最初に僕の肌に合ってたって話なんですけど。
先輩デザイナーがいなかったんですよ。
まずそこが高めやすい環境だったなっていうのがあって。
いないから逆に高めやすかったってことですか。
僕は否定されることもないし。
要するに社内では僕がデザイン、僕しかやってないからデザインに関して何も言われなかったんですよ。
出来上がったものを社内の人にこれこうじゃないっていうことは言われることがなくて。
かえって不安なところもあるんですけど、でもその分すごい勉強しました。
そう、ちゃんとしないといけないなって思って。
僕しかいないし、お客さんに恥ずかしくないようなデザインを作らなきゃいけないってなったときに、
やっぱり一人では足らない部分がたくさんあったので、
その時に頼ったのがやっぱりデザイン本でしたね。
やっぱり本、本は偉大ですね。
偉大ですね。
僕の場合ちょっと特殊で、実例が載ってないと買わないんですよ大体。
実例が基本で、あとはもうその本、デザイン本以外にも、
そのままそれまで収集してたパンフレットとか、
あとは雑誌ですね。
デザイン自体がいい雑誌。
なるほどね。
デザインの雑誌じゃなくて。
じゃなくてもうデザインが洗練されてる雑誌を買い集めてましたね。
そういうのを手本にして、
メリハリの間隔だったりとか、
フォントの大きさっていうのを、
一時期すごいメモってたときがあって。
なるほどね。
もうなんだろう、どういう余白の空き方してるとか、
余白の喉側の空き方って何ミリぐらいが平均なのかっていうところまで出したんですよ。
結構研究したんですよね。
なるほど。
で、雑誌も結構限られてて僕実は。
はいはい。
結構アイディアっていう本が好きで。
アイディア高いですよね。
高いんですよ、雑誌とは言えないぐらい高い。
3000円ぐらいするんですよ。
年に2回とかですかね。
そうですそうです。
半年に1回。
ああいう本を見て、
余白のバランスってデザイナーらしい余白のバランスやってるんですよ、アイディアって。
なんか編集者に見せたら、
この余白ダメですよって言われそうな余白が空いてたりするんですよ。
はいはいはい。
デザイナー本位のこのデザインっていう感じがすごく好きで。
うん。
09:00
あとトランジット。
トランジット。
トランジット、トランジットだったかな、間違えてるかな。
トランジットって旅行雑誌があって、その旅行雑誌のデザインもまた結構奔放で。
うん。
デザイナー本位で作ってんだろうなっていう感じがすごく好きで。
旅行メインじゃなくて、デザインメインで買ってたっていう。
内容全然読んでないっていう。
なるほどね、その紙面を、デザインを研究してる。
紙面見て、研究してたんですよ。
なので実例を見るっていうのが一つの方法かな、高め方としては。
なるほど。
実例をよく観察するが一つ目ですね。
はい。
で、二つ目が仕事とは別に芸術に触れるっていうのが一番大きかったかな、俺。
おー、芸術。
そうですね。
一番大きかったっていうのが、その芸術に触れるっていうと、美術館と思いきや実はアートスクールなんですね。
アートスクール?
はい。アートスクールに通ってたんですよ。3、4年かな。
アートスクールって僕、なんかどんなものかあんまりよくわかってないですけど。
単純に油絵を習う。
あー、そういうことか。なるほどなるほど。
なのでそこでデッサンを1年ぐらいやって、油絵やって、
で、あとその先生が基本的にアーティストなんですよ。
ご自身で活動されているアーティストが直接先生やってるので、そういった方とちょっと触れ合って、なんかいろんな刺激受けましたね。
やっぱりその、結構デッサンはデザインをする上で結構。
そうそう、プロセスがね、似てるってよく言わますけど、ほんとその通りだと思います。
ここでの体験が結構、まあアウトプットに直接つながるかって話だとちょっと難しいかもしれないですけど、
このバランス感覚の取り方を、その感覚的な部分が研ぎ澄まされた感じはありましたね。
そのアートスクールで?
アートスクールで。
結構、デザインをしていく上でバランスが良いか悪いかっていうのは、ものすごく判断の基準に使う局面が多いじゃないですか。
多いっすね。
ほぼそれをベースに作業しなくちゃいけないっていう感じになると思うんですけれども、
そこでそもそもこのバランスはいいとかこのバランスが悪いっていうのが感覚として身についていないと、やっぱり上達しないですよね。
なんかそのデザインって。
そうですね。
その上でやっぱり絵を描くっていうことが結構大事なのかなっていう気がしますけどね。
12:26
こちぱちさんはデッサン以外にも手描きでっていうのは習ってはなかったんですか?
僕は習ってないです。デッサンだけですね。
授業の中で立体のものもやってましたけどね、彫刻とか。
いいっすね、プロダクト。
ただあまり得意では全然なかったし、好きでもなかったんで。
水彩はやってたかな、授業で。油絵はちょっと先行しなかったんでやらなかったって感じですね。
デッサンはすごい好きでやってましたけど。
僕はもう油絵でね、色の作り方をすごく学びましたね。
なるほどね。
なんか色ってトーンを合わせるとかあるじゃないですか。
トーンの合わせ方を本物の顔料でやるっていうのがすごく難しくて。
何回も先生に混ぜてもらったんですよ。色を調合してもらって。
また先生作るとすごいうまいんすよ、いい色出るんすよ。
そうなんだ。
全然違くて。
これもやっぱバランス鑑賞につながるところだと思うんですけど。
色を作る、その色の種類ってCMYKに似ていて。
そうですよね。それすごいあるよな。水彩でもある感じるよな、そういうの。
アルプラ絵の場合は3色なんですよ。3色と白。
プラスイエローオーカっていうオード色の色をちょっと混ぜるんですよね。
それが中で隠し味的な感じなんですよね。
そういうところからもう、何だろう、デザインに活かせる色合わせがいっぱいあって、すごい勉強になったなっていうのはありましたね。
今でもまたやりたいなとは思うんですけど、月額は結構いくんすよ。
働いてたから金に酔いあったしいってたんですけど。
今ちょっとさすがにいけないな。
時間的な工作もあるでしょうし。
今、でも時間的には今のほうがいいんですけど、
アドビの、それこそクリエイティブクラウドよりも高くなっちゃうんで、1年間分ってなると。
15:01
そうなんだ。
そうそう、結構高いんですよ。
それプラス、さっき言った美術館ですね。
美術館も僕、イラストのメリハリだったり、レイアウトとか色合わせっていうところで、デザイン力高める方法はあると思うんですけど、
美術館って、何だろう、建物そのものも素晴らしいんですよね、全部。
何を撮っても素晴らしくて、
例えばそのイラストの置き方だったり、こっちにこのイラスト置いたらこのイラストどうやって置いてるんだろうっていう、少しね、かんぐったりするんですよね。
置き方がやっぱ絶妙なんですよね。
それがなんか、デザイナーで言うとレイアウトの写真の置き方につながる部分も結構あって、
どんだけ間合いを置いて写真を置くのかとか、テキストをどの位置に置くとか、
結構美術館で学んでましたね。
なるほどね。美術館だったらそんなにお金かけなくても。
そうなんですよ。
足しげく通うことはできる。
その辺を注目しつつ、美術館行っていただくとなかなか面白いと思いますよ。
なるほどね。前も何かの時に言ったかもしれないですけど、絵画鑑賞法っていうものを捉える力を磨くための関連方法っていうのがあるので、
絵画を漠然と一枚の絵として見るんじゃなくて、細部の描き込みがどうなっているとか、
主題と副題の関係性はどういうバランスで描かれているだろうかとか、
一見何も描かれていないところがどんな役割を持ってそこに存在しているかみたいな感じで見ていくと、
実は絵画ってものすごい情報量を持っているんだよっていうのがあるっていうトレーニングがあるんで。
そういうのがやっぱり多分同じなんですよね、そのものを。
多分そうだと思います。
要素をどういうふうに置いていくかって、やっぱり限られた画角というか紙面の中をどういうふうに自分でコントロールしていくかっていうことに直結していくと思うんで。
美術館ででもさらに難しいところが、壁の色とかって変えられないじゃないですか。変えられないところはですけど。
変えられない。
変えられるとかは変えられるかもしれないですけど、全部が全部白って決まったわけじゃないので、
すごい難しいんだろうなと思って。
多分ですけど、僕の予測ですよ。
そういう場合は額縁でうまく調整してんじゃないかなって思ってて。
なるほどね、確かに。
そう、額縁の余白をたくさん取ったりとかしたりしてる作品もあるんですよ。
結構いろんな額縁使ってますもんね、全部。
そうなんですよ。
普通に考えたら全部同じでいいじゃんって思っちゃうけど。
18:01
なんかあえてここはね。
そうなんですよ。イラストによって違うんですよ。
そうなんですよね。それで全然中身が違って見えてきたりとか。
そう。
多分するんだろうなと思って。
かといって額縁がないやつもあったりするんですよ。
意外。
そうなんです。
剥き出しのやつも。
剥き出しのやつとかもあるんで、おそらく多数の壁に合わせて。
はいはい。
もちろんどのイラストを飾るかっていうのもあるかもしれないですけど、
壁に合った額縁に変えてみるとかっていうことをしてんじゃないかなとは思いますけどね。
なるほどね。
そうやってこう推理して考えていく力みたいなのも多分、
デザインをしていく上ではなかなか必要になってくる。
そうなんですよ。
能力だと思います。
もちろんイラストも見て鑑賞していただくっていうのも勉強になるんで。
そうですね、そっか。
なので全体的に芸術に触れるっていうのが2つ目ですね。
なるほど。
大まかに言うとその2つですかね、僕は。
なるほどね。
デザイン力の高め方っていうところで言うと。
デザイナーの給頭室。
はい、いかがでしたでしょうか、今週のデザイナーの給頭室。
そろそろお別れの時間となりました。
はい、2週にわたってお送りしてまいりました。
デザイン力をどう高めてきたかというお話でございますが、
極論多分いっぱいデザインをするっていうのが一番の近道かなとは思いますけど、
なるべくデザインする以外にも高めていくための個人的なもので
最短距離を走っていただければいいかなとは思うので、
主に僕の場合は読書っていうことだったんですけど、
宇多さん的には読書と、あとは芸術関心というか、
芸術に触れるということですね。
そうですね、皆さんのご予算の範囲内で
好きな取り組みをしていただければいいかなというふうに思います。
デザイナーの給頭室では皆様からのご意見、ご感想をお待ちしております。
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またハッシュタグデザキーをつけて投稿していただければ
リプライやリツイートしに参ります。
お気軽に投稿してください。
次回は6月23日木曜日21時ごろお耳にかかります。
本日もありがとうございました。
お相手は私パチパチと
宇多でした。
バイバイ。
21:11

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