1. デザイナーの給湯室
  2. #017 アンリ・ルソーの変なと..
2022-04-14 34:44

#017 アンリ・ルソーの変なところが大好きなデザイナー

「誤謬」が気になるデザイナーと、元祖作画崩壊系アーティスト「アンリ・ルソー」が大好きすぎて話が止まらないデザイナー、、、、 おしゃべりの内容に「誤謬」があったら優しく指摘してね🥺

 ゴビュ〜〜!
 素朴派のアンリ・ルソー
 8つの特徴
 3つの天才エピソード
 上野リチ展に行ってきたよ!

↓こちらで作品を見ながらお聴きください。
【wiki】アンリ・ルソー https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC

【※】誤謬(ごびゅう)・・・・考え・知識などのあやまり。間違い。
【※】素朴派(ナイーブアート)・・・・独学かつ、絵が本業ではない画家。
【※】藤田嗣治・・・・第一次世界大戦前よりパリで活動。「乳白色の肌」とよばれた独自の手法で西洋画壇の絶賛を浴びた。晩年はフランスに帰化している。
【※】岡鹿之助・・・・昭和時代に活躍した洋画家。文化勲章受章者。
【※】山田五郎さんの動画 https://www.youtube.com/watch?v=6p0kg-Ut8fU
【※】上野リチ展 https://mimt.jp/lizzi/

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タイトルコール:中西ももか・水瀬うみか

00:08
デザイナーの給湯室。
お疲れさまです。
お疲れさまです。こんにちは。
こんにちは。こんにちはっていうのもなんか新鮮ですね。
珍しいですね。
収録は昼にしてるんで、放送は夜ですけどね。
語尾って言葉があるじゃないですか。
ん?
語尾。
なんか、語尾そういえばそうですね。
話したかったんですよ、これ。
そう、ネタ調でずっと気になってました、それ。
そう、語尾。なんかあの、すごい言葉だなとずっと思ってるんですよ、語尾って。
うん、読めなかったですよ、僕。
ね、なんかあの、なんだっけな、認知バイアスに関する本をちょっと前に買って、
そこでめちゃくちゃ語尾っていう単語が超いっぱい出てきて。
聞いたことある単語ではあったんですけど、
もちろんこんな難しい漢字の言葉は書けないんだけど、
意味とかその内容を捉え違えてることを指して語尾って言うんですけど、
なんか、その言葉の意味自体はどうでもいいんですけど、
なんて言うんだろう、互換がすごくないですか、この語尾っていう。
確か語尾ってインパクト強いですよね。
僕は地面もすごいなと思ってて。
地面もね、こんななんかもうぐちゃぐちゃと込み入った感じがあるんだなって感じなんですけど。
読めないですよ、これ。
あともう擬音にしか思えなくなっちゃって、もう語尾っていう。
あー語尾っていう。
そういう単語が結構考えるといっぱいあるなって思ってて。
そういう目で見ると病院とか、物が伸びてる病院っていう感じが知ってきたりとか。
ちょっとあれですね、オトマトペみたいな感じですね。
そうそうオノマトペ。
オノマトペか。
オノマトペ。
ブベツとかっていうのもブベツみたいな、ブベっていう文字に見えちゃったりとか。
言われてみるとそうですね。
借金とかも借金っていう感じが。
したり、ちょっと無理やりですかね。
借金は確かにちょっと無理やり感がありましたね。
結構でもそういう感じの言葉というか、日本語、擬音に聞こえる言葉がなんかいろいろあって面白いなっていう、そういう話です。
でも実際漫画家さんもそうやって参考にされてるかもしれませんよね。
本当に。
どうなんでしょうね。
なんかありそう。
でもゴビューは確かに、あれはもう本当に擬音みたいな感じで。
ゴビューですからね。
ゴビューですよね。
絶対なんか嵐が吹き荒れてる。
03:03
ペンギンすらしか浮かばないですよ、ゴビュー。
北斗の県で出てきそうっすよね。
安倍氏的な。
そうですね。
ジョジョとかも。
ジョジョも出てきそうっすよね。
メメターっていうのがありましたから。
メメターありましたね。
ありましたよ。
あれもちょっと言わけわかんないですよね。
どういう音だろう。
メメターですよ。
もう意味がわかんない。
叫び声なのか叩いた音なのかわかんない。
わかんない。どっちから発せられてるんだろうね。
そう。
ちょっと前段の雑談が過ぎる感じですけど。
そうですね。
本題は好きなアーティストについてお話しするっていう回になります。
ですね。
北斗さんからいきましょうか。
僕がもうこれね、
多分近代のアーティストの中では一番好きなアーティスト。
近代アーティストなんてもうなくなっちゃってるんですけど、
なくなっちゃってもうだいぶ経ってる方なんですけど、
だいたい1900年ぐらいご活躍されたアーティスト。
1900年代ってことですか?
1900年前後ですね。
あ、前後か。
そうです。
なので日本で言うと大正とか昭和初期とかその辺だと思うんですよね。
活躍された元祖、作画崩壊系アーティスト。
作画崩壊系アーティスト。
そういう部類があることすらご存じわけないです。
いや僕は勝手に言ってるだけです。
あ、そういうことか。
元祖って言うからなんかもうべっきり有名な流派なのか。
元祖、有名、流派はないのか、そっか。
一応、一応なんとか派っていうのがあって、
その方、その方、今紹介する方がきっかけでできた派閥があって、
そぼく派なんですよ。そぼく派の子孫、まさに。
そぼく派。
そう。
アンリルソーさん。
あ、ルソー。
知ってますかね。
知ってます。
この方大好きで、
で、この方知ったきっかけが小説なんですよ実は。
えっと前10年ぐらい前に原田マハさんってご存知ですかね。
原田胸乗りの妹です、だっけ。
え、誰だろうそれ。
えっとね、僕大好きなエッセイストなんですけど、原田胸乗り。
確かその妹さんじゃないですかね。
あ、そうなんだ。
5兄弟で作家活動されてるんですね。
知らなかった。
その原田マハさんの作品の一つで、楽園のカンバスっていうのがございまして、
僕もその当時それを読んで、このアンリルソーがほぼ純主役みたいな感じで出てくるんですよ。
06:06
で、アンリルソーの事実をもとに、もちろん脚色もあり、アンリルソーがなんて言ったらいいんだろう。
憎めない人なんですよね。その小説で出てくるアンリルソーが。
ルソー自体が。
そう、ルソー自体が。なんか憎めなくて、そこでちょっとファンになったんですよ。
で、そういう人間性からファンになったんで、その後、作品を見てまたさらにファンになったんですよね。
珍しいパターンですね。作品よりも。
そうなんですよ。作品よりもアンリルソーの人間性からまず知ったっていう。
なるほど。
でですね、この方。
アンリルソーさんのイラストを見ながら。
あれですよね、なんかあのコケ死を抱いてる女の子みたいな、赤い服の女の子みたいな。
あ、そうそうそうそう。
すごいバランスの絵のイラストですよね。
そうそうそう。そうなんですよ。
その辺のところでちょっとググって見ながら、
アンリルソーさんのイラストを見ながら、
アンリルソーさんのイラストを見ながら、
そうなんですよ。
その辺のところでちょっとググって見ながら、ちょっと聞いていただければなと思います。
でですね、この方、絵見ての通り、
学校で習ってないんですよ、一切。
あ、あえてこういうタッチっていうわけではないんだ。
こういうフォルムっていう。
違うんですよ。
これが精一杯って感じなんですか。
違うんですよ。もうこれガチで描いてるんですよ。
なるほど。
そう、学校で習わずにひたすら独学で生涯通したって言われてるんですね。
あ、そうなんですね。
そうなんですよ。
でですね、この方、しかもその絵で食べていけなかった人なんですよ。
あ、そうなんですね。
そう、全然その当時は有名になれなくて、有名ではあったんですけど、
あの、稼げるほどではなくて、
本業は役所勤め。
あ、そうなんですね。
そうなんですよ。
で、当時はそういうタッチだったので、結構バカにされてたらしくて。
これですもんね。
そう、下手くそって言われてたらしいですよ。
で、日曜画家とか、いろいろイヤイヤされたらしいですね。
味がありすぎますけどね、下手くそ。
そう。
縦くくりきれない。
そうなんですよ。
で、この方の特徴をね、ちょっと僕なりにまとめてみました。
8つで。
8つにまとめてみましたね。
はい、あります。
まあちょっと今作品見ながら皆さん多分見てると思うんですけど、聞いてると思うんですけど、
まず1つ目、スケール感がめちゃくちゃ。
めちゃくちゃですね。
めちゃくちゃですよね。
で、2つ目、とにかく遠近法がめちゃくちゃ。
スケール感と似てますけどね。
まあまあ奥行きなのか。
で、3つ目。
09:00
3つ目、もちろん距離感もめちゃくちゃ。
めちゃくちゃですね。
そう。で、4つ目。
ここがちょっとね、よく見ないとわかんないと思うんですけど、人物が浮いている。
この赤い女の子はどこに座ってるんだろうみたいな感じ。
そうそうそうなんですよ。
だったりしますしね。
そう、人物浮いてる。ちょっとね、立ってる人物のイラスト見ると、かかとがついてないような描き方するんですよね、この方。
どういうことですか。
ちょっと今見ましたけど、おかしいですね。
おかしいですよね。
つま先で立ってるのか、これは。
そうそうそうなんですよ。
今、下り立ったのかな。
この方、自分でこのこと言ってて、研究してるんですよ。
あの、書くのが苦手らしいんですよ。
足を。
そうそうそうそう。
そんなことあるんですか。
苦手で、そう、そんなことあるんですよ。
で、晩年は、比較的足元を隠す絵が多くなったんですね。
それ、書くの苦手なんで隠しちゃえばいい。
苦手だ、克服しなかった。逃げちゃった。
克服しなかった、逃げたんです。
上手いこと誤魔化す。
そう、そこを誤魔化す。そういうとこが大好きなんですけど、僕。
いいですね。
そう。で、5番目。
はい。
謎の動物が多い。
なんだろうっていう、これ。
そう、なんだろうっていう動物結構多くて。
猫が登場してるやつ見てますけど。
そう、スケルトンおかしいですよね。
猫は、そしてどういうポーズで座ってるんだろうな。
そう。
なんかもう、あの、正座してますね、猫がね。
そう。
こういう変な動物が多くて、もちろん猫とか犬とか見たことあると思うんですけど、実際にね。
ライオンとか、いろんな動物出てくるんですけど。
あー、そうですね。
なんか若干変なんですよね。
そうですね。ライオンもなんか、何か動物を襲ってますが、
襲われてるものは何なんだろうな。
そう、何なのかわかんないですよね。
鹿なのか、ワニにも見えるし、何なのか、何でしょう。ちょっとわかんないですね。
たぶんパチパチさんが今見てらっしゃるやつって、おそらくジャングルの中でライオンが食べてるやつですよね。
そうですね、飢えたライオンという。
そもそもライオンがジャングルにいないんですよ。
サバンナですか。
そう、サバンナとか荒野の方にいる方なんで。
すごいですよね。
そう、見晴らしの悪いジャングルには絶対いないんですよね。
空想なのかな。
そうそう、空想。空想というか、たぶんその当時あんまりそういった資料がなかったんでしょうね、きっとね。
生態もよくわかんないし、イラストで見た程度でたぶん書いたんだと思うんですよ。
で、こういう謎の動物が多いんですよね。
はい。
続いてその続きなんですけど、6つ目はジャングルっぽい植物が多い。
はい。
多いですね、ちょっとパッと見た感じ。
決してジャングルにありそうな植物じゃないんですよね、たぶん。
そうですね。
なんかっぽいだけで。
12:00
普通の観葉植物とかは明らかにあるもんね、これ。
そうそうそう、そんなような感じのやつが。
シダというかなんかフレグみたいな。
フレグみたいな。
フレグみたいな。
フレグみたいな。
フレグみたいな。
フレグみたいな。
シダというかなんかフレグみたいな。
そう、あんまり。
茂りすぎですね、だいたい。
そうそうそう。
このちょっと茂った感じ、ジャングルと言えるか森に近いのかな。
そうですね、雑木売地的な。
でもご本人曰くジャングルらしいんですよ、これが。
密林なんですよね。
密林らしいですね。
赤道直下のジャングルを想像してるらしいです。
山って感じがしますけどね。
どちらかというと。
で、7つ目。
7つ目は独創性が素晴らしい。
すごいですね。
見た感じですよね。
唯一無二な感じが。
そう、唯一無二な感じですね、本当に。
何も習ってないからこそこういう基礎を飛び越えていいものができてるのかなと思いますね。
で、8つ目。
これが一番重要かな。色相感が素晴らしい。
なるほど。
この方、もうほら、亡くなって100年経つのかな。100年くらい経つのかな。
1910年。110年。
110年経つんですね。
多分その当初、描き立ての頃ってもっと鮮やかだったと思うんですよね。
はいはいはい。色褪せたってことですか、今。
そうそう。若干褪せちゃってると思うんですよ。
描き立ての頃ってもっと鮮やかだったんだろうなって思うんですよね。
そうですね。全体にちょっとなんか渋い感じの色。
そうなんですよ。見えちゃってるだけで。
多分、褪せちゃってるんだと思うんですよね。
本当は僕としては、描き立ての頃を見たかったなって本当に思いますね。
で、やっぱりこういう、今特徴8つ挙げたんですけど、
なんかデザイナー視点で言うと、
僕の主観ですけどね、あくまで。
メインビジュアルとかキービジュアル、
あと差し絵とかそういうのにもしやすそうな感じで、
なんかデザイナー心をくすぐられるというか。
おー、なるほど。
ねー。
うん。
それですごく大好きなんですよね。
これは。
スボナン。
そうですね。結構こう、なんだろうな。
理屈抜きで惹かれる。
惹かれるものがありますね。
そう。
だからよく見ると、パチパチなの分かると思うんですけど、
構図とか丸虫なんですよ。
もう普通に考えたら絶対こうはならないですね。
そう、ならないですし。
目に見えてるものを描いたらこうはならないですね。
そう。
あと三点法だったりとか三分割法かとか、
15:02
そういう、なんだろう、法則も全く考えてないんですよね。
そういうところがなんかいいんでしょうね、むしろ。
そう、多分それがいいんですよ、きっと。
なんか今僕はこの自画像なのかな。
私自身っていう肖像風景っていうやつを見てるんですけど、
パレットを持って道端に立ってるやつ。
立ってるやつ。
めっちゃ巨人。
有名ですね。
超巨人ですよね、これ。
そう、巨人ですよ。
これ、後ろにいる人めっちゃちっちゃいし。
ちっちゃいですね。
後ろというか横というか。
そう、かかと浮いちゃってるし。
シャドウの付け方もちょっとおかしいですよね。
この上にペタッと貼ったみたいな、ドロップシャドウになって。
ドロップシャドウですね、これね。
そうなんですよ。
ドロップシャドウになっちゃってる。
後ろのコッキ、コッキもいっぱいあるじゃないですか。
はい、ありますね。
この方、結構コッキも多くて、なんかしないけど描くんですよね。
あってんのかな、これ。
2本が2回ぐらい出てるけど。
謎のコッキ、これ多分めちゃくちゃ描いてると思うんですよね。
その当時、こういう国があったのかもしれないんですけど、ちょっと僕も詳細は不明なんですけど。
雲の中に太陽がいますね、これね。
そうそうそうそう。
なんだろう、どういうことなんだろうな。
そう、なんかね、ツッコミどころを探したらもうキリがないんですよね。
でもこれをかけて言われたら、かける人はいないんでしょうな。
そうなんですよ。
でですね、天才エピソードを3つご紹介します。
天才ポイント1位、同業者にファンが多く影響を与えたと言われております。
なるほど、確かに。
だからから見るとこれ描けないなってなりますよね。
描けない。
でですね、この方、すごい伝説がありまして、同業者でファン第1号になった方がすごい大物なんですよ。
これ今見てるかもしれない。
知ってます?
ピカソですか?
ピカソなんですよ。
ピカソがこの方の大ファンで、ピカソ自身も4枚持ってたんですって。
そう、それを生涯手放せなかったって言われてるんですね。
相当影響を受けたんでしょうかね。
もうすごいと思いますよ。
これまでピカソはめちゃくちゃ上手いですもんね、だって。
そうそう、そもそも上手い。
画力半端ないですもんね。
そもそも半端なくて、ピカソも写実的な絵を描いてた頃に、このルソを見てたんですよ。
で、このルソを見て、わーって思ったらしくて。
写実なんかやってちゃいかんと。
そう、崩し始めたらしいんですよね、やっぱり。
なるほどね。
で、ルソに影響を受けたであろうようなイラストもちょこちょこあるんですよ、やっぱりピカソの中に。
その辺もね、ちょっと視聴者の方もね、その辺を思い馳せながらピカソの作品見ると、なかなか感慨深いというか、ルソの影響を受けたんだなーっていう。
18:05
なるほどね。
で、その日本の芸術家でも有名な方がルソのファンで、藤田嗣晴さん、ご存知ですかね。
ちょっと、存じ上げないですね。
藤田嗣晴さんっていう方が日本人で、フランス、日本人にも関わらずフランスですごい有名な方なんですよ。
へー。
なんか女性の絵を描くのかな。
うん。
その肌の色がすごく特徴的で。
うんうんうん。
多分ヨーロッパの方の方が有名だと思うんですよね。
はいはいはい。
日本人よりかは。
うん。
そう、その方も大絶賛してるんですよね。
おー、なるほど。
そう、あともう一人いるんですけど、岡鹿之助さんっていう方も、ちょっとあんまメジャーじゃないんですけども、この方も有名な方で日本人では。
岡鹿之助さんちょっとね、もし機会があったら見て欲しいんですけど、ほぼルソの画風じゃないかって言われるぐらい。
影響されたの?
そう、影響されまくっちゃってるんですよね。
なるほど。
すごい、ルソってすごいんだなって思いました、そういうの見て。
なるほどね。
真似できないですもんね。
そうですね、これをどういう理屈で描いてるかっていうのがもう分からないから。
そうなんですよ、分からないんですよね。
再現できないというか。
そう、再現できない。
なのでちょっとその天才ポイントに行きましょうか、天才ポイントに。
この方の天才って言われるゆえんですね、まさにここが。
肖像画とかあるじゃないですか、人物画を描くとき、モデルさんがいるときにモデルさんをメジャーなどで再寸するんですって。
え、再寸してるんだ。
えって思いますよね。
そういうのは一切やってないんだと思って見ていましたけど。
再寸した上でこの画風になるらしいんです、このバランスになるらしいんですね。
どういう処理がされてるんだろうな。
そう、そりゃピカソンもびっくりするわ。
独自の方程式があるんでしょうね、頭の中で。
そう、ただこの方ね、再寸してるっていうこともあって、写実的に描こうとしてるらしいんですよ。
あ、なるほど、本人は。
もう確実にそ本人は。
で、さらにそのいろんな話を聞くと、この方写実的に描けてると思ってるらしいんですよ。
ご自身では。
ご自身では。
なるほどですね。
もう、写実的にちゃんと描けてるって思ってるらしくて、そこがもう天才たるゆえんですよ。
ということは多分こう見えてるということですよね。
そうなんですよ。
見たように表現ちゃんと自分ではできてるっていう。
できてるって思ってますもんね。
そう、超リアルに描けてるって思ってるんですよ、きっと。
21:00
なるほど。
そりゃ敵わないわって思って。
真似できないですもんね、そんな風にやられちゃったら。
そうですね、なんか肖像画も右耳しかないみたいなのもちょっとわかんないもんな。
これはどうやってタバコを持ってるのか、ちょっと理解が追いつかないですね。
ありますね、これね。
あ、これ僕実際見に行きましたよ、このイラスト。
あ、そうですか。
ピエール・ロティの肖像。
そうですね、手のひらが見えてるような気がするんだけど、手の甲なんだろうな。
これ変ですよね、色々とね。
ゴム人間ですね。
ゴム人間。顔の色といい。
ちょっとね、どっからどう光が当たってんのかはよくわからないですね。
そうですよね。でもやっぱこうやって全体を見るとグッときちゃうんですよね。
なんかあれですよね、デフォルメに振り切ってるような感じでもなく、
途中と半端にリアリティが自分的にあるから、そのミスマッチというか、
その辺が混在してるのはすごい不思議な雰囲気を醸してるんでしょうね。
この方ほんと子供の絵がほんと可愛くないんですよ。
子供の絵?
子供の絵。
あ、子供を描いたときの絵。
そう、子供の絵が。
最初の赤い服の女の子を見た。
赤い服の女の子の顔とかもうどういう顔してんだっていうか。
どう見てもおっさんですからね。
おっさん。
ヒゲ生えてるでしょっていう感じがしますけど。
もうびっくりする。
ねえ。
手がさらに。いいですかね。
手ちっさいなこれ。
手ちっちゃいです。
手ちっちゃい。
もうパーツの感覚おかしい。
どこに服が巻き込まれちゃってるのかもよくわかんない。
わかんないですよね。
多分ご本人も描いててわかんなくなってるんですよきっと。
ごまかしちゃえと。
そうそうそうそう。
足はもう草むらに葬り去れと。
葬り去って。
天才ポイント3つ目。
この方ね、またさらにこれも天才のあれかな、天才エピソードの一つなんですけど。
ずっと同じタッチなんですよ。
変化しないんですね。
変化しなかったんです。成長もしなかったんですよ。
言い方がきついね。
成長も変化もなかったっていう。
貫き通したんですね。
伝説の画家。ほんとそう。
貫き通したつもりはないと思うんですけどね、ご本人は。
最初からも完成されてたってことですね。
そうそうそうそう。
これはね、天才ですよ。
そりゃピカソも真似したくたって真似できないわと思って。
なるほど。
そう。
ちょっと詳しい話は、山田ゴーローさんってご存知ですかね。
24:03
YouTubeやられましたよね、最近。
結構ツッコチョコ見てます、僕も。
そのYouTubeの中でルソーさんを4回に分けて紹介してるんですよ。
こんなにやってるんだ。
それだけツッコミどころ満載なので、ぜひそちらの方を見ていただいた方が多分詳しく知れるんじゃないかなと思います。
なんだろうな、なんか可愛いですよね、全部。
そうなんですよ。なんつったらいいんだろう、絵本ベースって言ったらいいのかな。
今でこそ、この方だから時代が早すぎたんですよ、単純に。
早すぎたのかな、ちょっとグーアっぽい感じの世界観というか。
飾りたいですよね、やっぱりなんか家に。
こういうものを。
僕も欲しいなって思うんですけどね、この方当時は嫌がられたらしいです。
この方、勝手に描いて勝手に送りつけるっていうことをしてたらしくて。
もうなんかおかしいんじゃないですか。
そうそう、ちょっと若干おかしい人ですよね。
その辺はちょっとね、山田ゴーローさんの動画見ていただけるとよくわかりますよ。
税関職員として生活をしていた。
そうなんですよ。
そうですね。
晩年は年金生活で優雅にキャストを描いて過ごしてたらしいですよね。
だからこそこういう独特な作風が許されたんだと思うんですよね。
なんか優しい感じがしますよね。
そう、いいですよね。
なんか素朴派って他にもいるんですか?
いや、僕調べてないです。
ちょっと素朴派って。
僕もう一人この方に近い人がいるんですよ。
ピロス、なんだっけ、ピロス忘れちゃったな。
ピロスエニだっけかな。ピロスマニだ。
ピロスマニ。
ピロスマニっていう方がいるんですけど、この方もちょっとルソーと酷似していて。
この方も多分おそらく素朴派だと思うんですよね。
素朴派って書いてありました。
なるほど。
ピロスマニ。
この方のイラストもまたルソーに似てるんですよ。
ちょっとこの辺を話し出すとまた長くなっちゃうので、今回この辺にしとこうかなと。
なるほど。
ナイブアートっていう呼ばれ方もされるんですね。
これは美術教育を受けてない方たちによるアウトサイダーアートっていう風に僕が見てるサイトでは表現してますけど。
そのピカソみたいに正当な美術教育を受けた芸術家がそのナイブアートに影響を受けて模倣した作品はプリミティビズムっていう風に括られてるらしいです。
めにゃこしい。
括りたがるような本当に。
素朴派なんて僕も調べてて初めて聞きましたよね。
僕もちょっとそこそこについては知っているつもりではいましたけど。
27:01
素朴派なんて聞かないですよね。
そういう呼ばれ方が知ってるんだな。
本当にルソーは今でこそインスタとかあるんでね。
今の時代に生きてほしかったなって心から思う人。
映えますかね、インスタ映え。
たぶんバズってたと思いますよ。
バズりますよねこれ。
これを書いてる作業風景とかが投稿された日には。
僕絶対フォローしますもん。
欲しいものを飾りたいな。
勝手に書いてもらいたいもん。
送りつけてほしい。
送りつけてほしい本当に。
以上ルソーでした。
ありがとうございます。
こないだ僕ね、展覧会行ったんですよ。
展覧会行って上野リチさん、あんまりたぶんご存知ないと思うんですけど。
聞いたことないっす。
テキスタイルデザイナー。
すごく有名な方がいて。
その方が上野リチさんっていうんですね。
その展覧会行ったんですけど。
また素晴らしくて。
バチバチさんには映像で見せるんですけど。
こんな感じですね。
こういうテキスタイルを。
この方も1900年代初頭の方でご活躍されたテキスタイルデザイナーなんですけど。
この方素晴らしくて、たぶんデザイナーさんがこの展覧会行ったらもうビンビン来ちゃいますよ、きっと。
なんかそのパターンデザインとかが多くて。
なんだろう、デザイナーさん的にはすごくヒントになったりインスパイア受けるんじゃないかなと思うようなアーティストで。
ウィーンの方なんですか?
ウィーンの方、日本人ではないです。
そうなんですね、上野っていう名前がついてるけど。
日本人の方と結婚されて、日本とウィーンでご活躍された方なんですね。
まだこの放送配信されてる頃、まだ回帰なので。
まだやってますね。
5月中旬までやっておりますので、ぜひデザイナーさんの方、都内近郊にお住みの方ですけどね。
三菱一号ガンビジョン。
そこで開催されておりますので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
なるほど。
っていう話でした。
テキスタイルってことは生地なんですかね?
布とか、もう全体的ですね。
布も、壁紙もそうですし、なんかいろいろやってらっしゃるみたいで。
30:01
インテリア班だったり、あと建築班だったり。
あと布ですよね。
あとちょっとした小物も作ってて、宝石箱あるじゃないですか。
ちっちゃい宝飾箱って言ったらいいのかな。
それがまたね、すごい綺麗なんですよ。
今公式サイト僕見てるんですけど。
あれかな、馬のサーカスっていう青色のやつかな。
そうそうそうそう。
それがね、これはね、実際売ってたら欲しいなって思っちゃうくらい可愛いんですよ。
テキスタイルと言いながら結構イラスト。
あ、そうですね。イラストが強いかもしれないですね。
組まれてるものが多いですね。
なんかもう本当にこの方、そのテキスタイルの作品も尋常じゃなく多いみたいで。
展覧会で収めてるのも一部の話で。
はいはいはい。
ぜひね、見ていただけたらいいなと思います。
可愛らしいですね。
本当に素晴らしかった。
なんかその後に最後にグッズ売ってるじゃないですか。
よくね、展覧会の最後に出口吹きで。
ああいうテキスタイルデザイナーのグッズなんてみんな可愛いに決まってる。
買ったんですか?
いや、買いそうになりました。
結局ね、その装飾箱のレプリカのお菓子の箱が売ってたんですよ。
お菓子入ってる箱が売ってたんですけど、それが紙製品で。
なんならブリキか何かで作ってほしかったんですけど。
そこまではさすがに再現してない。
再現してなかったんですよね。
その方の模様を使ったハンカチとか持ってたんで。
やばかったですよ。買いそうになりました。
可愛いですね。
ちょっとなんかファンシーっぽいカラーもあるけど、再現はなんか。
ありますね。
結構コントラストの強いプリントの服地とかもある。
そういう服なんか着てるおばちゃんいそうだよな。
そうそうそうそう。
でもその当時はそういう服とか流行ったんだと思うんですけど。
なんかね、よく目にしたような気がしますね。
なるほど。
そう、有名な方らしいんです。
僕もこの展覧会やるっていうことで初めて知った方なんですけどね。
はいはい。
すごい独特なチラシですね、これ。
そうなんですよ。僕も最初、何のチラシだろうと思って。
すごいなこれ。
文字の読みやすさとかはもうまるで無視してる。
まるで無視。
とても芸術性の高い。
僕楽しみにしてたんですよ。だからこの展覧会やるの。
いいですね。
以上です。
橋橋さんは次回ですね。
そうですね。僕はじゃあ次回。僕から始まるお話で。
よろしくお願いしますね。
やろうかなと思います。
はい。
デザイナーの給頭室。
33:14
はい、いかがでしたでしょうか。
今週のデザイナーの給頭室。そろそろお別れの時間となりました。
今日は好きなアーティストということで。
そうですね。ついつい僕もルソを熱に押されて。
僕自身一視聴者というか。
的な感じで。
本当ですか。
面白く。
ありがとうございます。
聞かせていただきました。
ルソ好きになりました。
ぜひ皆さんもルソ機会がございましたら。
あんまり展覧会で出ることはないんですけど。
あったらぜひ見てみてほしいなと思います。
石川に来たら見に行きたいと思います。
はい。行ってみてください。
デザイナーの給頭室では皆様からのご意見ご感想をお待ちしております。
ツイッターのDMやYouTubeコメント欄などからどしどしお寄せください。
またハッシュタグデザキをつけて投稿してもらえると。
リプライやリツイートをしに参りますのでお気軽に投稿してください。
次回は4月21日木曜日21時頃お見にかかります。
本日もありがとうございました。
お相手は私パチパチと。
うたでした。
バイバイ。
34:44

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