2025-05-09 12:05

#47 被害者意識 「あなたの言葉で傷つきました」

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47回 臨床心理士の「ゆ―こさん」とキャリアコンサルタントの「ぼーちゃん」の二人が 「だれせめ」-だれも責めないコミュニケーション-を使って、お悩みやお困りごとの解決のヒントや応援メッセージをおしゃべりでお届けしていきます。 *木曜夜更新

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#被害者意識  #加害者意識 #傷ついた 

Summary

このエピソードでは、被害者意識とそのコミュニケーションへの影響について考察しています。具体的な相談内容をもとに、被害者意識を減らす方法や適切な言葉の使い方について話し合っています。

被害者意識の理解
みなさん、こんにちは。だれせめ相談室のお時間です。
だれせめ相談室室長で臨床心理師のゆうこさんです。
キャリアコンサルタントのぼーちゃんです。
この番組は、ゆうこさんとぼーちゃん、2人が、
誰も責めないコミュニケーション、だれせめを使って、
お悩み、お困りごとの解決のヒントや、元気になるメッセージをお届けしていきます。
はい、今日のだれせめなんですけれども、
被害者意識、あなたの言葉で傷つきました。
いつものように、ヤフー知恵袋から、ご相談をピックアップしてまいりました。
2つあるんですね。
被害者意識が強いと言われます。
それをなくす、もしくは少なくするのには、どのようにしたらよいでしょうか。
それからもう一つ、職場で傷つく言葉を言われたら、
そこでその言葉に、私は傷つきましたと言ったら、どう思いますか。
めんどくさがられますかね。というご相談を2つでした。
はい、まず1個目からですかね。
被害者意識が強いと言われます。
この相談者さんは、それをなくす、もしくは少なくしたいと考えている。
ということは、被害者意識を持っていることで、あるいは被害者意識が強いと言われる、
そういうふうに見られることによって、あんまりいいことは起きてないということだから、
それは少なくした方がいいと思います。
被害者意識っていうのは、例えばっというのが、ここには出てないんですけど。
例えば、この2個目の相談みたいに、相手の言葉とか、相手の行動によって、
私は傷ついたとか、傷つけられたとかね、
受け身の体験を感じている状態に行くことを、被害者意識っていうふうに。
被害を被ったと、私はあなたのせいで被ったという状態になるのが、
たぶん被害者意識って言われることかな。
被害者意識も、何なんだってなるんだけど、やっぱりコミュニケーションってやりとりなので、
この人は、この相談者さんは、自分が例えば、こう思った、被害をこう思った、
失礼なことを言われたとか、傷つけられたとかっていうふうにね、
「られ」体験として感じてるんだけど、相互作用なので、どこが起点かによって、
どっちが被害者なんだか、加害者なんだかわかんない。
で、もう一つ言うと、もっと言うと、会話にね、被害も加害もないんですけどね。
受け止め方の工夫
そうなんですよね。
でも、こういう意識を持っちゃうってことは、加害者意識とか被害者意識とかね、
加害、被害っていう言葉があるんだけども、
それはなんか、そもそも、良い悪いとか、善悪のね、善悪の世界、価値観の世界にいると、
こういうふうに、世の中の言葉とか、他者の行動とか、自分の行動も含むのかな、
良い悪い正しい間違い、被害加害っていうふうにね、二言論で捉えちゃうっていうことが、
そもそものスタートなんだと思うんですよね。
どうしたら少なくなる、なくすもしくは少なくできるかっていうことに回答すると、
良いと思われること、悪いと思われること、それぞれに、
良いにばっかりでもない、いろいろ考えると、良いにも悪いもないなと。
状況変えれば良いは容易に悪いになるし、悪いは容易に良いになるしっていうふうに、
ちょっとね、悪いと思っていることを、待てよと考え直すと、実は、
良いも悪いもないねってところに行くんだけど、これが難しいのかな。
そうですよね。本当にこれ状況を詳しく書いてないので全くわからないんですけれども、
例えば、一方的にすごく責められてしまったとか、追い込まれてしまったっていうときに、
そういうのだと被害者意識ってならないか。
そうなのよね。だから被害者意識って、実際に、たわはらの被害に遭ったとか、
あるいは何か違法行為の被害者、まさに法的にね、被害者になったっていうときには、
被害者意識っていう言葉とか概念はないでしょう。
被害は被害だから。
被害で終わっちゃいますもんね。
そう。だから被害者意識ってなるときには、そこが誰が悪いのかとか、
そもそも誰が悪いとかいう話なのかっていうところが、
ふわっとした状態である個人がそう思っちゃうってことに当てはめる言葉なんだよね、きっと。
そうですね。
だから、それをひっくり返して言うと、絶対的にそれは被害者だとか加害者だっていうふうに言えない、
受け止めの問題というのかな、やりとりのすごくアナログな部分の問題。
アナログな部分というか、雰囲気の問題っていうかね。
絶対的に法的に間違ってるわけじゃないけど、
嫌だなぐらいのことで被害者、加害者っていうふうに人は思っちゃうとか言っちゃうみたいなね。
そういうことだね。
そうですね。人間って区別したがる動物でございますから、
そうやってカテゴリー分けして、被害者意識の強い人にどう対応しようかっていうふうに考えてしまうのは普通のことですもんね。
そうなんですよね。
でも、なくしたい、あるいは少なくしたいと思うんであれば、受け取らないことなんですよね。
被害に遭ったと感じるときの、相手の加害の言葉、あるいは行動を受け取らない。
変なこと言ってるなとか、ちょっと何言ってるかわからないとか、心の中にまで、自分の中にまで入れない。
なんか変なこと言ってるなっていうふうに。
あるいは、私とは違う考えを持ってるな、違うなっていうだけで、別にどっちが正しいとかじゃなくて、
自分とは違うな、考え方が違うんだな、価値観が違うんだな。
ただそこで留めとけば、被害でも加害でもないところに留まれるっていうかね。
そうですよね。だから、自分事としないようにする努力をするってことですかね。
そうね、そうね。
そうなのよね。それが難しいっていうことだとは思うけど。
自分事としないっていうので、無責任に感じてしまうときもある?
そうね、そうね。ついそう思っちゃう。
確かに責任感とか責任の問題っていうふうになっちゃうんだけど、
でも本当はそうじゃないんだよね。だって世の中の多くのことは自分の責任の範疇外じゃない?
そうなんですよね。
しかも発言した人の責任において発言っていうのはあるから、受け取る方が責任は取る、そもそもないので。
そこがなかなかね、難しいと思うんだけどね。
コミュニケーションの改善
そうですよね。でもそうなってくると、その2つ目の先ほど言った、
あなたの言葉で私は傷つきました、みたいなね、発言は受け止めた人にとってはとても重い言葉になっちゃうんですけど、
言った人はそこまで気がついてないってことですか?
気がついてないか、わざと言ったか、どっちかなんだろうけど、
でもこれはね、傷つきましたっていう、私は傷ついたぞっていう感じ方っていうのは、それはそれでいいも悪いもないんだけども、
この伝え方だと、あなたは私を傷つけましたって言ってることになるから、
この言い方だと角が立って、結果めんどくさがられますよね、とこうなりますね、回答からいくと。
めんどくさいですね、こういう人来たら。
られますよね。こういう人いたよね、いるよね、みたいになっちゃうんで、
そのことを言うことによって何を伝えたいのかっていうのを、
アサーションっていう言葉はあるんですけど、健全な自己主張として、
あなたが悪いわけでもないし、私が悪いわけでもないしっていう立場で、
フラットに、ちょっとそういう言い方されると私もちょっと嫌なんで、こういうふうには言わないでよとかね、
ちょっと言いやすい、相手も受け取りやすい言い方で、私はそれはやめてほしいっていうことだったらそう言うし、
そんなふうに言わないでっていうことを、ちゃんとね、どっちが悪いとかじゃない言い方で伝えるのが、これがアサーションなんですけど、
それをやらないと、傷ついたって言われても、何に、どこに、どこがどうなって傷ついたのってわかんないかもしれない。
いきなり傷つきましたって言われても、私が全部悪かったの?っていうふうに、先ほどの被害者意識じゃないですけど、
全部受け取ってしまって、それでまたその人が傷ついてしまうってことはとても多いと思うんですよね。
そうそうそうそう。だから、私は傷ついたわよ、傷つきましたよっていう言葉は、半分だけ言ってて、具体的なことがないので、
あなたのせいで私は傷ついたっていう、答えとか何がどうなってっていうのを隠したまま、相手を責めている言葉にもなっちゃうからね。
そうなんですよね。いろいろ想像しちゃいますよね、言われたほうは。
そうそうそう。だから、どれがいけなかったんだろう、どれでこの人は傷ついたんだろうっていうのは、
まあまあ当たり前じゃないんでね、人が傷つくワードとか、人が傷つくことって共有されてるわけじゃないので、
よっぽどひどいね、言葉を使ったんだったら、それはこれがまかり通るんだけど、そうでもない限りはね、
だから、何がどう傷ついたのかっていうのをちょっと吟味して、それをそのまま伝えると相手がどう受け取るかっていうのをちょっとシミュレーションした上で、
それでも言うべきだと思ったら言ってもいいんだろうし、そう言うとちょっと本位、こちらの伝えたいこととずれちゃうなと思ったら、ちょっと言葉を変えたほうがいいですね。
そうですね、伝え方の問題ですね。
まあ、めんどくさがられますかねっておっしゃってるので、ちょっとめんどくさがれるかもって、うすうす感じながらのご質問だと思うんで、
そこはおっしゃる通り、ちょっとやばい、めんどくさがれる可能性があるので、言い方はちょっと考えてみましょうというのが回答ですかね。
ということで、今日は被害者意識というテーマでお話をさせていただきました。
ゆう子さんありがとうございます。
ありがとうございます。
誰攻め相談室からお知らせです。
最新話の更新を今までの木曜日の朝から夜18時に変更します。
お仕事帰り、週末に向けてあと一息という夜にお聞きいただければと思います。
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では次回の誰攻め、お楽しみに。
12:05

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