株式会社こころみのサービス概要
多くの企業が、カスタムAIエージェント、チャットGPTみたいなものを自社で導入したいと考えていると思うんですが、やっぱりコストとか技術、専門知識の壁って依然として高いですよね。
そうですね。
今日は、その壁を乗り越えて、企業独自の会話AIを、しかも短期間、低コストで実現するという、株式会社こころみさんのサービス。
これについて書かれた資料がありまして、これを一緒に深掘りしていきたいと思います。
今回の探求の目的としては、こころみさんがどうやって、プログラミング知識がない状態から、数週間というかなり短い期間で、企業独自のAIエージェントを構築できるようにしているのか、その秘密を探っていきたいなと。
特に、全ての孤独と孤立をなくすという理念を掲げて、聞き上手のノウハウをAI開発に生かしているという点が、すごくユニークで興味深いなと思っています。
そこがまさにポイントだと思います。まず、多くの企業がAI導入で直面している課題、これを具体的に見ていくとわかりやすいかもしれません。
はい。
例えば開発コストですね。外部に委託すると、数百万円以上かかるケースも少なくないですし。
うーん、結構かかりますね。
それからRAG、検索拡張生成と呼ばれる技術ですね。AIが企業の持っている独自の文書とかデータベースを検索して、そこから得た情報を使って回答を生成するという。
社内情報に基づいた答えを出せるようにする技術ということですね。
そうです。これの実装がまた一つ技術的なハードルになることがあります。さらに、自然でかつ目的に合った会話をどう設計するかという難しさ。
ああ、ただ応答するだけじゃなくて。
ええ。そして導入した後の運用とか保守の負担。こういったものがやっぱり導入をためらわせる大きな要因になっているんですね。
なるほど。課題が山積みというか。
そこでココロミさんのサービスがまさにこれらの課題に対する一つの回答を提示していると言えますね。
鍵になっているのが、同社独自の会話AIプラットフォームmiibo。これはプログラミングなしで対話の流れとかを設計できるツールだと聞いてます。
プログラミング不要で。
ええ。それと10年以上にわたる会話シナリオ設計の経験。この2つの組み合わせが非常に重要なんです。
なるほど。プラットフォームと長年の経験の融合ですか。その具体的な強みについてもう少し詳しく教えていただけますか。
例えば、自由な会話設計というのは他のツールと比べてどう違うんでしょう。
良い点ですね。自由な会話設計の強みというのは単にFAQに答えるだけじゃないというところです。
例えば、コーチングみたいに目標達成をサポートしたりとか、あるいは雑談を通じてさりがなく健康状態を確認したりとか、
企業の目的とかブランドイメージに合わせてより人間らしい温かみのある会話を作り込める、その自由度が非常に高いんですね。
テンプレート的じゃないということですね。
そうです。深い関係性を築くための会話設計が可能になるということです。
企業独自のナレッジを学習させられる点もこれは大きいですよね。
普通のチャットGPTとかだと答えられないような専門的な社内情報に基づいて応答できるというのは。
その通りです。セキュリティが確保されているっていうのも企業からすれば非常に安心できる点だと思います。
そして人間らしい自然な会話もやはり重要です。
ブランドイメージに合ったキャラクターを設定して共感を示すような対話を行う。
キャラクター設定もできるんですね。
例えば森永乳業さんのホメラレニアというプロジェクトがありましたけど、あれはユーザーを温かく褒める言葉をAIが生成するというものでした。
ああ、ありましたね。
あれなんかはココロミさんの対話設計の考え方がよく現れた事例かなと思いますね。
ウェブサイトへの埋め込みからLINEとかスラックとの連携。
あとAPI経由でアプリとかロボットにも連携できるっていう実装方法が多様なのも柔軟でいいですよね。
そうですね。いろいろなタッチポイントで活用できる。
ただちょっと気になるのは、これだけ多機能で短期間低コスト、しかも機器上手のノウハウまで詰め込んでいるとなると何かトレードオフというか、
例えば後々ものすごく高度なカスタマイズには限界があるみたいな可能性はないんでしょうか。
それは考慮すべき点かもしれません。
もちろん完全にゼロから作るフルスクラッチ開発のような無限の自由度とは違う部分もあるでしょう。
ただmiiboプラットフォームと彼らが持つ対話設計のノウハウは、多くの企業のユースケースにおいて十分な機能と柔軟性を比較にならないほどの低コストと短期間で提供することを目指しているんです。
なるほど。
具体的な導入事例
その有効性は導入事例を見るとよくわかります。
事例についてぜひ聞かせてください。
はい。例えば有限会社サカツー様。
ここは約1万点というものすごい数の商品知識をAIチャットボットに学習させてお客さんの商品選びをサポートしてるんですね。
これでECサイトの売上げ向上につながっていると。
1万点それはすごいですね。
あるいは株式会社エーブル様。
ここでは生成AIと画面上で人間みたいに対話するデジタルヒューマンを組み合わせて24時間対応の賃貸仲介AIを実現しています。
デジタルヒューマンと連携も未来感ありますね。
ええ。あと教育分野の事例もありますよ。新潟大学さん。
大学でも使われてるんですか?
はい。授業支援のAIチャットボットとして学生さんの思考の整理とか授業の振り返りをサポートしてるそうです。
これは対話AIの新しい可能性を感じさせますよね。
へえ。面白い使い方ですね。学習支援ですか?
まさに。これらの事例に共通してるのは単に技術を導入しましたっていう話じゃなくて、試みさんが持ってる聞き上手の哲学。
つまり相手に寄り添って深く理解して目的を持って対話を引き出すっていうそのノウハウがAIにしっかり活かされてる点だと思うんです。
技術だけじゃない対話の本質の部分が大事だと。
ええ。技術主導の開発とはちょっと一線を隔してる。だからこそこういう成果が出てるんじゃないでしょうか。
なるほど。つまり試みさんのサービスというのは技術的な専門知識が例えなくても会話設計のプロの知見と最新のAI技術を組み合わせることで
企業の顔となってユーザーとの関係を深めるようなそういう高品質なAIエージェントを現実的なコストと期間で導入できる道筋を示してくれてるということですね。
まさしくその通りです。重要なのはAIをただ導入すること自体じゃなくて
企業のブランドとか目的をちゃんと体現してユーザーにとって本当に価値のある効果的な対話体験を作り出すこと。
うーん。技術だけじゃなかなかユーザーに響くような心のある対話って生まれませんからね。
試みさんのアプローチはその点をすごく深く理解されてるなと感じます。
いやー非常によくわかりました。最後にこれを聞いているあなたにもちょっと考えてみてほしい問いかけがあります。
はい。
顧客対応とか社内の効率化っていうよくある領域を超えて、あなたの組織が持っている独自の効く力とか対話の強み。
これをもしAIで体現するとしたら、それはビジネスの他の側面、例えば顧客とか従業員、パートナーといったステークホルダーとの関係性をこれからどのように変革し得るでしょうか。
ぜひ考えてみてください。
