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放送回エピソード:「能登半島 桜咲く無人駅で」(2021年5月21日放送)
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真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が、番組についての感想や愛を語ります。
はい、今回は、野戸半島桜咲く無人駅で。ということで、これは今回は、石川県の野戸半島ですね、それを走るローカル線の無人駅が舞台になっています。
4月なので、ものすごくホーム沿いに100本近い桜が満開になっていて、普段は無人駅なんですけど、観光客とか含めてね、結構たくさん人がやってくる。
目の前は結構海もあるっていう、そんな石川県の駅で、いろいろな人たちが工作し合うというような会でした。というところで、はい、どうでした、今回の会。
いや、一言で言うと、インスタ映えスポットなわけじゃないですか。明らかにこの無人駅で。
無人っていうところも、ただ桜が綺麗だけじゃなくて、無人っていう感じが、こうなんか、よりエモーションを押し出してるっていうか。
だからなんか、ちょっとメタ的な話ですけど、撮る側も、結構エモーショナルに美声を見せようってめっちゃしてたのって思うんですよね。
エピソードというか、身の上話みたいなところですよね。
で、なんかやっぱり印象に残ったのが、夜に歩いている一人の人がいて、その人に話しかけるんですけど、なんで桜が綺麗なんですかって言って、それは恩師との思い出の桜だみたいなことを言うわけです。
あれもなんか急にこう、真夜中にあんなエモーショナルな話をね、聞かされて。
ああいうのとか、なんか全体的に今回割とエモーショナルだったなっていうのが。
いや、エモかったですね。
結構、でも、まあ、かんインスタ映えスポットだからっていうのもあるんですけど、一方でこの桜。
この桜の、冷静っていうんですかね、スピリチュアルな部分。
結構、死とか追い行く感じとか、でも精神を思い出すとか。
エモいっていうところと一緒なんですけど、そういうスピリチュアルさをすごい感じる回でしたよね。
これナレーションだったかテロップだったか忘れたんですけど、地域は大きく変わっても桜は変わらずに咲いているっていう。
ありましたね。
フレーズがあって、まさにそういうことじゃないですか。
地域は、いろいろ衰退したりとか、大変わりしたりとか、外国人実習生が出てきたりしますよね。
そういう、いろんな住んで人が変わっても桜はずっといるんだよみたいな。
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そこも、桜が悠久の時を生きているみたいな。
そうなんですよね。
ありますよね。
お世話しているご夫婦とかもいましたけど、時間軸が人間と微妙に違うっていうのがあるんですよね。桜の木の生きていく時間軸みたいなのが。
30年40年ぐらいのスパン。でも本当は木としては何か100年とか何百年も続いてほしいよねなんて言ったりしながら、結構その時代が変わってもあり続けられる時間軸が桜は。桜っていうか木って違うんだなっていうのが結構あって。
結局この桜自体も割と植え替えたりして、とはいえ結構人間が結構手を入れたりしてるじゃないですか。
だから単純にある姿のままでいるんじゃなくて、割と人間の手を加えられながらも、この桜がじゃあいつまでいれるんだろうかみたいな。
たぶんほっとくと絶対このまま枯れちゃうわけですね結構。
だからそこらへんのこの駅と桜とこの観光地的な盛り上がりのこの微妙な存続感ってバランスすごいなっていうのは思いましたね。
なんかあの空撮で結構何シーンか映るじゃないですか。
ドローンやりたがるやつですね。
ドローンやりたがるやつで、あれドローンにした瞬間にわかるんですけど、実はあの無人駅よりも周りの方が自然豊かなんですよ。
そうなんですよね。
それがまた今まさにこう言ってたことと一緒で、あの駅と同じく桜も実は人工物なんだと。
むしろあの空撮した時に木がないところこそ人が切り開いてきたところなんだっていうのがわかるシーンなんですよねあれは。
そうなんですよね。空間が別空間になってるんですよね。
しかも結構あれを見るとわかるんですけど、そんなに桜ないんですよね。
実はむしろなんか川沿いに桜めっちゃあるとかの方が、桜の量としては多いのかもしれないけど、
あの窓にあんなに自然が豊かなところに桜を植えて、しかもあの夫婦が言うじゃないですか、シベリアの風邪でやられちゃうみたいなこと言うじゃないですか。
言ってました言ってました。だから本来適してないんですよね。
適してないんですよ、全然。
なのに桜を植えてっていう、あれはその野党半島っていう、わりと地方でも大きい産業があってすごいイケイケの場所じゃないわけじゃないですか。
そうですね。
そういう場所で人が生きた証みたいなものとしての哀愁ある桜ですよね。
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結局あれが89年とか言ってましたもんね、電車自体が通ってるのが。
もともともちろん無人駅じゃないわけで、友人で多分当時は人もたくさんいたときは本当に単純に学校に行くとか会社に行くっていう移動手段として使われてたのが、
もうほぼほぼその役目を終えつつある中で、それでも電車として駅として継続させていくために、桜っていうところが急に現れたっていうところがあって。
そういう矛盾感もあって、結構駅とか後で話しますけど、バスのターミナルとか空港とかいろんな回この番組あるじゃないですか。
だけどこの駅がまさかのモビリティじゃなくて、ほぼ観光地に過ぎないっていうところは少しちょっと皮肉めいた部分も感じたかなと思います。
だから駅としての寿命はもうだいぶ前に終わってしまっているっていうことなんですよね。
だって途中に最初からなんか出てくるその人が、何で来たんですかみたいなのを聞いたときに隣町から車で来たとかって言うじゃないですか。
駅だとここみたいな感じじゃないですか。
いや本当そうですね。
なんかそういうのって結構もうそうなんですよ。だからもうあれはある種、もちろん現役の建物ではあるんだけど、若干その現役としての役割は終えてもう違うものなんですよね。
そうですね。バイスポットとしての。
そうそうそう。なんかそれが結構バイスポットだし、しかもあの駅みたいなものは実物もそうなんだけど、やっぱりみんなの思い出の中にある駅みたいなのになってるんですよね。
その機能がどうこうよりも思い出によって保管されてあそこは成り立ってるわけじゃないですか。
あのトイレの清掃を老夫婦2人がボランティアでやってるなんてやばい話じゃないですか。
そうしないと継続ができないっていう話ですよね。
それってだって運営会社というか。
鉄道会社。
なんでそんな地元の人が手伝ってることに甘えてるんだよみたいな感じじゃないですか。
だけどそれはでも冷静に考えるともうそもそも駅としての役割は終わってしまっているんだから、
それを残したい人が残したいようにやってるっていう風には見えるわけですよ。
望んでるのは彼らでもあるっていうところですね。
そういう意志を感じつつ、僕やっぱり今回一番こう良かったというか、
やっぱりちょっとまだまだなって思ったのは、
最初の方におばあちゃんと最後、天気が良いからデイケイを休んできたみたいな。
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ありましたね。
冒頭に。
で、あの後に電車が通って、その電車を見て、
おばあちゃんが結構綺麗だねって言うわけですよ。
通る電車がめっちゃアニメのラッピングされた電車なんですよ。
花咲いろはという石垣を舞台にしたアニメの。
いや、僕も思わずメモしましたけど。
あれってもう本当に考えを改めさせられたっていうか、
そういうのを僕らは景観を壊してしまうとか、
良くないって思うわけじゃないですか。
違うと。
あれすらもう和む存在なんだっていうのを教えられた気がしますね、本当に。
ピンクで桜で可愛いじゃないっていう。
そうなんです。
そういう曇りなき純粋なマナコみたいなものを取り戻す必要があるなっていう。
曇りなきマナコで見届けるっていう。
板車とかアニメラッピング電車みたいなものを、
都会とかだったらまだわかるけど、
地域おこしで走っているのを見ると、
ちょっとうってなる気持ちあるんですよ。
自然の方が綺麗だなとか。
そういうのをうって思うっていうことは汚れてしまったんだと。
汚れてはないですけど。
多様な見方というかね。
それはすごいなと思ったんですよね、本当に。
僕もそこはすごく印象に残りましたけど、
今回の一番印象に残ったというか、
これが出てくるかと思ったのはやはり、
入学式の中でも看護学校の専門学校に入学するという女の子。
それはもうあの場所設定で無人駅、
もう終わっている地方だけれども、看護の世界を目指して通う女の子。
朝ドラのヒロインでしかないでしょ。
あれはもうまさしく朝ドラのヒロインの第1週目の、
最初の冒頭シーンかなんかですよ。
確かに、それがそう言われてもそうですね。
それが朝ドラの世界観。
だって、あの中でほぼ唯一足として使い始めるわけですよ。
いやすごい、それは思わなかったら確かにそうだ。
そうなんですよ。
だから彼女の人生というか、
本当に日常の中に唯一あの駅があって、
でも実際あの駅っていうのはそういう風にもう
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役目を追いつつあるような場所で、
でもそこがすごく好きで。
おそらく子供の時に入院した時の看護師の方が、
そういう現体験を経て目指して一回外に出るわけですよね。
でもやっぱり帰ってくるんですよ。
野党半島の一番奥野党の方で、
両親所とかを研修をやってた幼馴染の好きな男の子と結婚して、
今後色を開いたりするわけですよ。
これはまさしく朝ドラだと。
全部それ見えましたね。
いい話だ。
しかもあのシーンで終わるんじゃなくて、
その翌日の彼女も映るのもいいじゃないですか。
そうですね。服装の変換。
そうそうそうそう。
やっぱ昨日はちょっと緊張してたんだなみたいな感じでわかるところが、
本当に朝ドラ感ありますね。
朝ドラ感ありますね。
駅の待合室なんて本当にバイオスポット的な感じで来た人からは、
入らない場所じゃないですか。絶対。
そうそうそうそう。
あそこに入ってでも直立不動でちょっと緊張した面持ちで一日目経ってる。
でも翌日は結構ラフな格好だし、
そもそも待合室のベンチで座るみたいな。
いつもは実はこっちのスタイルです。
あの感じが彼女だけは毎日の日常をあの駅と直結してるんですね。
ってことはじゃあ、あの駅を死んでいた駅というか、
もう役目を終えてしまった駅に生命を宿すのは彼女ってことですか。
いや、そうですよ。
そういうことなのか。
某岩手三陸の鉄道を蘇らせるのと同じ。
まさしく同じ苦悟を感じるという。
もうあれ、じゃああのすごい長い時間やった朝空をギュッと30分にまとめたのが今回。
今回のやつです。
確かに。いや、それは本当もね、あれですよ。
桜の開花前線を追ってるみたいな人よりもね。
初めてがプロの桜市。
出てくる途中でプロの桜市。
出てきますね。
ここが最後なんですよねって言ってる人。
あれはあれで楽しめる方がいいんだけど、それよりもやっぱり今回の本題は最後の朝空ヒロインに象徴されるってことですね。
そうなんですよね。
すごい。
これがすごく印象に残る。
あの方がやっぱりいるいないで、
そのまま本当にあの単純な観光地なんだなって終わらないところがありましたよね。
いやー深いなぁ。
深いですね。
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でも良かったです。
今本当にこのポッドキャストのテーマはやっぱりあれですよ。
曇りなきマナコで見届ける。
今決まった。
確かにね。
一回目にして早くも決まりました。
良かったです。
いやーどんな感じですかね。
こんな感じでいいんじゃないですか。
はい。
良かったと思います。
はい。
じゃあのと終わりということで。
はい。
のと半島桜咲く無人駅で。
はい。
こんな感じで終わりたいと思います。
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