1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
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2024-10-25 39:57

ゲスト回『多国籍のお肉屋さん、タンとコラソンとコロッケと100gのこま切れ。』(たけいしさん)

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ゲストをお招きして、オススメの回を視聴いただき、お話を聞きました。
放送回:「平塚 多国籍のお肉屋さん」

ゲスト:たけいしさん(映画祭をつくるラジオ)
https://open.spotify.com/show/5jRowIQ1PoyEYGHuT3l9ZX?si=Bg7YVi0lSLC8Cmz09uCCuw

サマリー

このエピソードでは、神奈川県平塚にある多国籍の肉屋について語り、その特徴や多様性を探ります。竹石監督がゲストとして参加しており、肉屋を通じて描かれる生活や文化の交差点を深く理解できます。ゲスト回では、多国籍の肉屋を通じて異文化交流や食の重要性が語られます。特に、バーベキューを媒介にしたコミュニケーションのあり方や、買い物を通じて感じる幸せな瞬間が印象的です。このエピソードは、多国籍の肉屋に焦点を当て、料理や文化についての思索を展開しています。また、料理作りを通じてアイデンティティと生活に与える影響が語られ、様々な文化が交わる場の重要性が強調されています。

多国籍肉屋の特徴
真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、平塚多国籍のお肉屋さんということで、
こちら、過去回になるんですけれども、2016年に放送された回になりまして、
神奈川県の平塚にあるお肉屋さんということで、
名前の通りですね、どちらかというと、お客さんが多国籍ということで、
本当に生肉店ということで、牛の腎臓から豚の血までいろんな取り揃えがあって、
それを目当てにですね、周辺に住むいろいろな国から来た方々が、
お肉を買いに訪れるという回になっておりました。
いつもであればですね、ここで山口さんに振るんですけれども、
今日はゲスト会ということで、この方に来ていただいております。どうぞ。
おはじめまして。映画祭を作るラジオから来ました。映画監督をしております竹石昭寛です。
よろしくお願いします。
ちょっと竹石さんに出ていただくことになりまして。
そうですね、自分のラジオでこの名乗り、
ラジオというかポッドキャストでこの名乗りするの全然普通なんですけど、
女さんの前でちょっと恥ずかしかったですね。
それは僕もポッドキャスト聞いてるんで、いつも聞いてるやつだって言ったんですけど。
本当に竹石さんとは東中野雑談というポッドキャストアンドビアバーツキースタジオでお会いして、
実はドキュメント72時間走ってるんですよっていうところを聞いていただいて、
そこでいろいろと意気投合してじゃないですけど、今回のゲストに立ったわけなんですけれども。
いやいや読んでいただきありがとうございます。
これっていいんですよね、バイト経験みたいなやつも。
もともとドキュメント72時間の狂う経験もあるっていうすごいことを聞いたんですけど。
大学在学中というか、1年生の夏ぐらいから2年生になる前ぐらいまでちょいちょい募集が出てて、
サークルに定点カメラドキュメント72時間を守るバイトをたまにしちゃってました。
そのバイトの話も後半聞きたいなと思いつつ。
ぜひぜひ。
そこを伝わる人になかなかあえて来なかったんで。
めちゃめちゃレアな講演が繋がって。
めちゃめちゃ嬉しいです。
そんな中でですね、今回冒頭紹介した通りひらつかのお肉屋さんだったんですけれども、
どちらかというと今回我々から竹井さんならこれをちょっと見て欲しいっていうところをですね、
ちょっとセレクトした形になったんですけれども、お気に召していかがでしたでしょうか。
申し訳ないですけど、課題出していただいてから把握してて、結構ギリギリになっちゃって見るのが。
でもめちゃくちゃ面白くて。
よかったです。
結構なんかもっと、なんだろう、変なというか異質感をしてくるのかなと思ったんですよ、企画的に。
すごい褒めてる意味で牧歌的なというか。
めちゃくちゃ生活だし、結構ファミリーだったり、家族のありよみたいなのがポツポツ見えて。
そこで改めて、食ってそもそもめちゃくちゃ生活に、しかも肉ってものすごい。
途中でもお肉食べてるから長生きなんだっていう女性のおばあちゃんもいたりとかして。
そうですね、お肉屋さんのもちろん真ん中に据えた生活圏というか、間の回り一帯のちょっと垣間見える感じがすごい。
なんで僕その好きそうなとこ見えてるんだろうってちょっと確かにそこを。
いやいやいや、そうなんですよね。
好きなんですよね。
本当にお肉屋さんを舞台にしてるんですけど、場所が平塚っていう場所が、僕もこれを見て知ったんですけど、
本当に30年ぐらい前から、主にはカンボジアの方とかの難民の受け入れぐらいのところから始まって、
結構団地に本当に色々な国籍の人が住んでるからこそ、お肉屋さんみたいなところも本当に取り揃えが、それこそハラールのお肉とかも取り揃えてたり。
そう、ハラルキャップっていうのを何かのラジオかなんかでちょっと聞いたことはあったんですけど、
すごいそれをちゃんと目印にしてる人ってやっぱ、めちゃめちゃ日本人的な生活圏にいるとあんま身近じゃな文字ないんですけど、
結構そこで見て買ってるんだとか、そこをまた仕入れてるんだみたいな、面白いですよね。
僕らの常識じゃないことが、でも常識として日常として描かれてるっていうところがやっぱ今回すごいところかなって思ってて、
本当に肉屋なんですけど、主体はそこだけではなくて、その周辺の団地まで含めての主体で、逆にああいうのって調査報道とかだったら団地の方に潜入して、
今これぐらい海外の人たちがいて、その中には貧困みたいなものもあってとか、労働問題の大変さとか、そういうのを主軸に据えがちなんですけど、あくまで肉屋であると。
そうなんですよね、結構どこまで拾っていっても、ちゃんと軸足に肉屋があるっていうのが、すごい、だから面白いですし、逆にもちろん肉とかも見慣れないし、逆に来る人たちも多国籍なんですけど、途中で出てくる、
技能実習終わって国に帰るよって言ってる、近所のおじさんが見送るとかって、別に田舎とかでも全然ある話じゃないですか、ちっちゃい学生時代から肉屋によく来てて、そうか都会に行っちゃうんだみたいな、
映ってるものが目当たらしいけど、起きてるコミュニケーションは意外と日本、どこでも昔からあるぞみたいな、段々不思議な感じになってくる。
食文化の交差点
人間の人情っていうのはどこでも変わらないみたいなことを表してますよね、あのところとかね。
持ってきなっていうお肉は、でもそこまで持ってきなぐらいまでは、見たことあるのに渡してるものを持ってるの、今までの感じと違うみたいな。
もう聞いたことない部位というか、そんなところも食べれるんだみたいな感動とかね、そういうのも含めて、なるほどみたいな。
本当、武井さんおっしゃる通り、描かれてることは本質であり、普遍的なものなんだけれども、出てくる絵が結構インパクトがあるっていうか。
調味料とかもものすごい数あったじゃないですか、敷地面積に対して。
めちゃめちゃ謎の瓶が並んでましたよね。
面白いなと思ったし、結構最初のラウスの出身の兄さんが、なんだっけ、ホルモンか、違うな。
豚のなんか小袋みたいなやつで。
小袋買って、どうやっているんですかっつって、こっちのソースって最後は言うんですけど、その前に一回日本酒で見てって言って、あ、日本酒使うんだみたいな。
まずね、そこ使うんだっていうのちょっと驚きでしたよね。
なんかだから、もちろんルーツは混ざってる、食文化も混ざってると思うんですけど、あとまあ宗教的な部分もそうなんですけど、調理方法とかでちょっとハイブリッドされてるみたいな。
すごい平塚ならではの食べ方とかもいっぱいあるんだろうなとかちょっと垣間見える。
文化が混じっているみたいなところは本当に良かったですね。
その混じっている交差点みたいなところが、実は肉屋であるっていうところがやっぱり今回ミソで、本当に国はね、さっきもインドネシアとかありましたけど、
結構ね、特に東南アジア多いんですけど、フィリピンとかラウスとかベトナムとかいろいろ来てて、それこそ多分宗教とか文化が別々な中なんですけど、
あのお肉がなかなかスーパーでは買えないっていう時に、このお店ならっていうことで集まってきて、しかもそれがなんか、じゃあ便利だねってそれで終わらせずに、やっぱりお肉屋さんの店主さんとか店員さんとかとのコミュニケーションにまでつながっていくっていうところが、
本当に30分それを見てよくわかるというか、勝手にうむみたいになるか、変に納得するこのうむみたいなのがありますよね。
そうですね。見終わってみるとすごい納得してるんですよね。あれすごい不思議ですよね。
絶対このお肉屋さんって、いろいろな国の人たちのニーズに合わせて、それこそ仕入れを変えてるじゃないですか。多分何十年前にただのお肉屋さんとして開業してた頃は、絶対こんな取り揃え方じゃないですか。
全然あの、最初の僕大好きなんですけど、入り口のロゴとか、超好きなんですけど、あの感じのお肉屋さんに心臓とか内臓がいっぱい並んでるわけないんですよ多分。わかんないけど。
本来ね。だからどんどん肉屋としても進化してきていて、ある意味ああいう多国籍の人たちがいるからこそ、あの肉屋が他のスーパーとか大型のものに押しつぶされずに、実は生き残ってるんじゃないかみたいなところも、勝手にこっちの想像ですけど思ってしまいます。
そうですね。別に劇中では、別のお客さん同士がそこで交流しているところは映らないけれども、何かこう、起点になってはいるんだろうなっていうのはすごい見えてましたよね。
で、なんか僕すごい、さっきそれこそ本田さんが、多国籍な地区とかを取り上げる時って、団地の方とか住んでる生活者の方にカメラを向けがちっていう話もそうなんですけど、逆に僕すごい肉屋さんを取るってなったら、しかもあんだけのいろいろお肉があったら、
仕入れに至った経緯とか、そのいわゆるカウンターよりも裏のところに、もっと行ってるだろうなと思ってたんですよ、見る前。しかも多分、劇映画とかでも肉屋さんを舞台にすると、多分そのバックヤードの話とかって結構出てくると思うんですけど。
天守の人生みたいなね。
2日目の朝しか出てこないっていうのが潔いと思って。
いや確かに、だからそういう意味でいくと、本当に今回その天守の方とかの歴史とか、そういうものは全く語らずに、ただそのお客さんたちが買いに来る姿と、時々それに応対して常連さんとかと楽しく会話してたりとか、
それこそよくわかんないスペイン語だかなんだかで肉の分今会話してたじゃないですか、今日はコラーソンみたいな、ああいう適応具合とかも含めて、全くその自身の歴史を語らずして、そのお店がどうあるかみたいなことを物語っていて、演出としては渋いというかかっこいいんですけど。
かっこいいですよね。でもすごい気も座ってるんですよ。やり口としては。
いや本当そうなんですよ。だからやり口としては、多分こういろんな視聴者の人たちがもっと聞きたい、ここを見たいみたいなものを結構ガン無視して、いや72時間として来てるお客さんたちを映しますからみたいなスタンスになっていて、やっぱこれ72時間の境地を感じるなというか。
そうですね、72時間足りうる構成でしたよね。しかもその要は、設定になってるカウンターの、要は外に向いたお店の部分だけで基本展開されるから、僕らもある種ちょっと買いに行って帰ったぐらいの情報量しか、買いまみえる、得られる情報量が多分そのぐらい、
プラスちょっとぐらいしかないんですよ。
そうですよね。
なんかその感じがすごいうまいなと思って、なんかそのドキドキ明太の作りとして。
作り方として。
すごいですよね。
その上でちょこちょこお客さんについて行くじゃないですか。お家までついて行って、そのお肉買ったものを作ってるところを映したりとか、あとはやっぱりその翌日バーベキューなんですって言って大量に買い込んだものを実際に漬け込んだりして調理した後に翌日。
鶏まるまる買ってましたもんね。
あれ美味しそうじゃなかったですか?
鶏1匹って600円500円で買えるんだろうって。
あれでもだいぶ安すぎて、今は絶対もっと高いですよね。
そうですよね。さすがにそうですよね。
そうそうそう。なんかそういう微妙な時代のずれとかも、なんかすごい見返して感じつつ。
そうですね。
やっぱり肉屋っていうことで、基本あそこのお店で見えるものって、それこそ生肉なんで、わりとちょっと肉だなって感じなんですけど。
まあもちろん、ちょっとね。
違うっていうのはあるんですけど。
お客さんについて行って調理を見ることで、なんか急に飯テロ会にもなるという。
確かに確かに。ちゃんと食べ物としての、お仕事としての肉屋さんの、ある種小道具的な肉じゃなくて、食品としての食べ物としての肉をちゃんと見せてくれるっていう。
そうですね。それはすごい。なんかあのたけのこ、牛タンたけのこでオイスターソースが似てるみたいなやつ。
ありましたね。
あれ美味しそうでしたよね。
美味しそうだった。
味想像つかないけど。
なんかもう変な話、あのお兄さんからあんな料理が出てくるのが想像つかないくらい美味しそうというか。
イケイケのお兄さんなんですよね。派手なポロシャツみたいな。
ピンクの。
そうそう。襟めっちゃ立てて。
そうそう。
でも奥さんのために家で帰って調理して待ってるみたいな。
奥さん大好きって感じでしたもんね。
そうそう。
なるほどなみたいな。それで美味しそう。さっきのバーベキュー場でみんな丸鶏の丸焼きみたいなのを食べるとか。
レモングラスとみかん入れてみたいなね。
そういうの入れるんだって感じでしたもんね。
えーと思って。
それを食べてみたいみたいなところがちょこちょこ、いわゆる多国籍料理的な感じで、いろんな国の主にしかも肉料理なんで、よだれが出そうな感じの料理がオンパレーズで出てくる。
バランスが良かったなっていうか。
うん、やっぱバランスが良いし、見てて視覚的にも楽しい回になってるのかなって思ったりしましたね。
あとちょうどたまたまなんですけど、今年の8月の頭ぐらいにドキュメンタリー映画を見に行ってて。
バーベキューを通じたコミュニケーション
フランスの海水浴場を2週間ぐらいかな、ドキュメンタリーした宝島っていう映画だったんですけど、そこでもバーベキューのシーンがあって。
しかもそこもみんな実は俺たち移民で、国バラバラなんだけど、移民っていうことで仲良くなってみんなでバーベキューしてるんだっていうくだりがあって。
そこの肉を囲んで青空の下で焼いて食べるっていうのが、何かを超える1個のコミュニケーションになってるのかもなっていうのを勝手に繋げて思っちゃって。
確かに。それ絶対ありますよね。
あると思いますね。
別に日本人も日本でバーベキューめちゃめちゃするじゃんっていうのはありつつなんですけど、それ以上に異国の地で親睦を深めるみたいな時に、確かにバーベキューってセットにありがちで、バーベキューじゃないにしても青空の下でみんなで食べ物をシェアし合うっていう。
片肘張らないパーティーなイメージですよ。
考えてみればめちゃめちゃ原始的ですもんね。青空の下で肉をみんなで食らうみたいなところで。
バーベキュー、脱線しちゃったらあれなんですけど、焼肉屋さんでアルバイトしたことがあって、そこのオーナーが肉大好きで、うまい肉の部位みたいな牛を説明してる本とか出してた人なんですけど、その人がバーベキューやった時に、お前たけひ肉の一番うまい食い方知ってるか?バーベキューだよって言って。
モンハンみたいな焼けるのを組み始めて。みんなああやって火にかけた肉を食べたい何かがすごいイメージであるのかもしれないですね。
いやいやでも本当にそうだと思いますし、今回のところでもやっぱり皆さんのその笑顔が印象的だったというか、やっぱりとはいってもあそこ、ああいう場所で肉を買うことって、たぶん晴れ時計で言えばやっぱり晴れの方にちょっと分類されるじゃないですか。
お肉を買って、バーベキューは完全にそうですけど、そうじゃなくてもこの部位、特殊な部位を買うんだっていうのは、やっぱり自国の料理みたいなところに繋がっていくし、ということはやっぱり何かこういいことがあったり、ちょっとした贅沢なのかなみたいなところがあるので、買いに来てる時点でみんな嬉しそうですもんね。
そうですね、消極的にお店に来る人っていうのが一人もまあ当たり前なんですけど、いないですよね。
だから、あとなんかその取り方的に言うと、お店、ドキュメント72時間、フォーマット上あるんですけど、お店の、しかもミサキムと言うように外でやってるから、どうしても動線がめちゃくちゃ狭くなるじゃないですか。しかも来るお客さんを外から追っかけると、もうなんかちょっと話変わってきちゃうから、基本待ちカットっていうか、来る人を受ける形になるんですけど、
それも全然なんかその、なんだろうな、その感じがあんまり気にならないって言ったらですけど、なんか変にまたなんか人が来て受けてやんのかみたいな段取りっぽくなってないし、まあもちろんジグレンの編集の方たちだと思うんですけど、でも中で毎日100グラムずつお肉つけ込んで食べてるのよっていうおばあちゃんと、その後に来る女性の方だけ、
で、確かにフォロー、ちょっと外からちょっと、外のカット入れてグイって入るんですよね、確か。
やってました、やってました。あれはじゃあそこだけ何かの意図があるって感じですかね。
どうなんですかね、なんかちょっとその一回お肉物食してるところから始める前にちょっとなんかクッション入れたかったのかもしれないですね、その説明じゃないですかね、印象付けみたいに。
あーなるほどね、すごい。
いやいやちょっと、そうそうそう、そういうの言っとこうと思って。
いやいや、あのなんか普段全くそういうなんか撮り方とか、なんか編集の部分とかって、まあ山口さんは多少あれですけど、僕とか全然気にしてなかったんで、なんかあーなるほどねって思ったし、やっぱ僕とかもう無限ドキュメント72時間見てるんで、
確かに本当おっしゃる通りなんですよ、なんかこう広い店内みたいなところのが舞台の時とかって、なんか本当に透明とかあの上にこう防犯カメラみたいに上からつけてる停電カメラで、なんか物色してる人がいてっていうカットから始まって、でなんかこう選んでるところにクルーみたいなのがこう駆け寄ってきて、今何してるんですかとか何見てたんですかみたいなところから始まるんですよ。
でもなんか今回って、まあ確かに上からの停電からのっていうカットもあったとは思うけど、おっしゃる通りどっちかというと動線とかしては本当に狭いから、なんかこんにちはーって来た時に、なんか本当に店主の方と同じような感じでクルーもなんか出迎えて、であー今日どうしたんですかーみたいなところから始まるのがかなり多くて、
だからそういう意味ではなんかこう視聴者としての目線もなんか、いわゆるテレビマン的にいろんなところに突撃していくっていうよりはなんかこうホスト感というかなんかこう、ウェルカムみたいななんかそういうのが確かにちょっと動線として、これどこまで意図してなのか全然わかんないですけど、確かに他と比べると結構違いますね。
なんか僕その過去何個か見たことある中だとなんかすごいそこが面白いなって思ったし、今それこそ本野さんが言語化してくれたおかげで、なんかあ、そっかだからこの接点に重きを置いてる感じになってるのかなみたいな、来て見送ってみたいなカメラの向きになってるのかなってすごい思いました。
お店の時ってなんか店主の方とかその受け答えしてる方とかってなんかもっと出る量少ないですよ確かに言われてみれば。
でも今回って結構毎回あの店主の方とかのスタッフの方とのやり取り結構込みだったじゃないですか、今日何しますかとかこれねみたいなああいう対面式だからまあ当たり前っちゃ当たり前なのかもしれないけれども、
あれによってなんかこうよりその動線によってよりあそこのお店の空気感とかお店の人たちの接客の雰囲気がかなりダイレクトに伝わる方式になってたんだなっていう感じで。
それはもう完全に言われてすごいしっくりくるんですけどそうですね。
そこがあるから今回って本当に武井さんが冒頭で言ってたようなその牧歌的とかなんか優しい感じっていうのにつながってるのかと思って。
異国の地での生活の覚悟
あーなんかうんよりこうなんだろう結果その要は外部の人が覗き見に行く突撃と違うなんかこう近い目線っていうのがなんか生まれてるのかなっていうのはちょっと思いました。
あーなるほど、いやーそれ結構なんか僕あの何ていうか舞台がこういう場所で幸せな感じだから当たり前だろうって思ってたんですけどそれが牧歌的になるのって意外とやっぱその撮り方じゃないけどどういう風に目線を合わせていくかで感じ方微妙に異なるんだなっていうのが今初めて思いました。
僕の普段見てるものの印象なのかもしれないですけど、思ってた以上になんかすごく作品全体もあったかいし、すごい良い回を教えていただいたなっていうすごい気持ちになりました。
そうなんですよね。
あったかい気持ちになったっていう独語感含め。
なんかこう実は選んだ時に結構これ多国籍関連のシリーズでいくと割と初期に近いやつで、実はやっぱ最近だと本当にもうそのまま団地に行ってるんですよ。
へー。
多国籍団地の行く年来る年っていうタイトルで。
年越しを。
はい、年越しで多国籍団地の人たちがどんな年越しを迎えてるかみたいなのになってったりっていうことで、すごい団地の中に入っていくんですけど、それってやっぱりもうそういう団地みたいなのがどんどん当たり前になりつつ世の中だからだと思うんですよね。
これが2016年が平塚で、ここから行く年来る年がたぶん2022年とか3年だったと思うんですけど、もう5年ぐらい経つとやっぱりある程度そういう団地って増えてきたよねみたいなところが、もちろんそれがすごい大多数ではないけれども、結構それがある程度当たり前になってきて、そこにどんどんカメラが写ってくるって感じなんですけど、これまだ初期なんであくまで肉屋ですみたいなところから始まる。
そのシリーズが確立する前のあくまでドキュメント72時間、あくまで一個の場所を軸にしてるっていうのと、なるほど。
肉屋ですごい幸せな光景があって、みんな働いて肉買うんですみたいな元気さがあって。
そうですね、元気ですよね。 そうそうそう、やっぱりどんどんどんどんこれ本当に悲しいことに日本の経済状況っていうのが落ち込んで、その余波が来てるから、行く年来る年のやつとかでは年明けたら仕事ないんだよね、今探してるんですっていう海外の方とかっていうのが出てき始めるんですよ。
そこがもちろんこの年で平塚にもそういう状況ってあったと思うんですけど。 もちろんいたとは思いますよね。
でもやっぱなんかこれ見返すとやっぱりどんどんどんどんこの日本の今の円安とかも含めて、ここまでこの肉屋ユートピアって今も存在してるのかなーってちょっと悲しくなった部分がありましたね。
だから同じ企画でまた経路違うシーンとか、ある種1回こう起承転結んで10ぐらいの人を捕まえて、それでも肉を食べる明日バーベキューするんだみたいな構成になったのかなとかちょっと思った気がしますよね。
いや、絶対そうだ。なんかそういう転調は結構ね、絶対そういう人も来るでしょうし。そこはね、本当にその通りだな、絶対その展開になるなと思って。
結構今回の中で僕の中で見返して刺さった人とかは、カンボジアから来たおじいちゃんとかおじいちゃんで野菜育てた人いたじゃないですか。
カンボジアの自分の地元の野菜を育ててるんだよってことで、そこの育ててるとこも見に行ったりしたんですけど、それと買ったお肉を一緒に鍋で茹でてっていうのを見た時に、やっぱそういう風に20年30年日本に来て働いて、
カンボジアに帰らないと決めた時に、子供の時に食べた野菜を育て始めることを決めたみたいな感じで、なんかその人の覚悟というか、異国の地でも国に帰らないってことを決めるっていう。決めた時に何をやるかっていうと、自分が昔食べてた野菜をなんとかここで再現するっていう覚悟に結構打たれたというか。
僕あれ見てわかんない、またちょっと脱線かもしれないですけど、マットマックスの、一番最近やってたやつのヒリオサが、緑の大地の種をどこかに生やすっつってずっと持ってるじゃないですか一周。
持ってますね大事にね。
帰れないことがわかった時にどこに埋めるかみたいな。
本当にそれと同じか。
めちゃめちゃそれ思い出して。
いやでも本当にそういうことだと思うんですよね。野菜とかはやっぱりそうやって土に帰って、また芽吹いての繰り返しだから、やっぱりここで住むと決めた時に初めてその土と一緒に生きていくじゃないですか。だけどそこで育てるのは故郷の種でみたいな。命をここで再生させていくみたいな。
ある種、拠点というか生活圏を移しても根を生れるよねっていう。ちょっと人間も、育ててる男性の方もある種そうじゃないですか。育てる植物と一緒に。
あの時はそうやってこの地で生きていくっていう覚悟みたいなところがすごい見れたけど、果たして今2024年でやるとああいう覚悟って見れるんだろうかみたいな。
確かにな。ここ、ある種みんな多分映ってる人たち、おのおのちょっと影のある部分というか辛かったことみたいなかかいま見えるじゃないですか。当時の現在公開された時点でも。
だけどそれはもう全部こっちに想像に任せる情報だけで、今はここなら安心して肉が食べれるみたいな。安心して店のことを覚えれるとか、そういうふうには作っているんですけど、じゃあ今果たしてこの土地が安心できる場所なのかっていうのとかを考えるとちょっとねっていうことですよね。
だからもう本当にドキュメント72時間ってやっぱその時を切り取ってるから、本当にいいこの回いいなって思う反面、もう時代としてなんか移り変わってる寂しさというか、なんか感慨深さみたいなのもあるんで。
その時代、そこで映ってる場所で良い、もうみんなが大事にしているもの、良いとされてたものとかが、振り返ってみると今ないかもしれないとかはこの作に限らずあるんでしょうね。
本当にバッドワックスみたいな世界観です。 高俳した世界と今の日本が繋がってしまうという、なかなか。 他に竹内さんの中で響いた人の話とか、なんかそういうのってありました?
ベトナム料理屋さんでの長男ですね。お店手伝って。 高俳 全部こう不思議なんですよね。すごくあそこまでちゃんとパーソナルに撮ってて、作品自体もあったかいのに、踏み込まない距離感も含めすごい良かったんですよね。15年ぐらい会ってないですって言うけど、おそらくあなた15歳ぐらいでしょみたいな。
そうなんですよね。あんまり余白ね。ちょっといろいろ聞きたいけどみたいな。 高係 お父さんに名前をもらったようですって。ナレーションはいいことだと思うんですよ。名前、日本語名がある。日本で生活する上で。でもそのお父さんには合ってないです。お母さんのお店手伝ってます。でも名前ばかりされたら怒るかもですみたいな。
ずるいですよね。あの断片がすごいこういろんなことを考えさせてくるというか。 高係 あれは踏み込めなさがありましたよね。本当にお母さんが女で一つで、しかも異国の地で息子を育てあげるっていう大変さもすごい垣間見えるというか。
多国籍なお肉屋さんの探求
お母さんも出てきてね、料理とかあれして、レストランで働いている様子が描かれるんですけど、そこの姿とかも含めて、大変だって言うとすごい簡単な言葉にはなっちゃうんですけど、そのすごさがにじみ出るけど、あんまり細かく何がどうだったかまでは聞かないみたいな。
ちょっと映ったり、やっぱり盛り付けてる料理とか、これめちゃくちゃやってんだみたいな。で、厨房入ってくるともうめちゃくちゃ仕切っててっていう感じとかすごいんだけど、別にフォーカスはされてない、そこまで言わないな。 高係 あくまで肉屋にお使いで買いに来たところからの延長ですぐらいの感じなんで。
そうでね、この間ちょっと手伝おうと思ってフォー作ったんだけど難しかったっていう。で、あそこすごい色々考えちゃったんですよ僕。なんか彼はもう多分生まれてからずっと日本で暮らしてるから、京都というか自分の生活圏の料理って、いわゆるおよびお袋の味的なもの、家庭の味ってベトナム料理になるのか日本料理になるのか。
そうなんですよ。 分けるのも何か間違ってるのかなとか色々考えちゃって。
フォーを作ろうと思ったっていうのは本当に彼なりのアイデンティティーへの絶対向き合い方ですもんね。 そうなんですよ。 あれはっていうのが本当に作ろうと思って教えてもらったんだけどめちゃ難しかった。あのやりとりだけに現れるっていうのはなんか来るものがありましたね。
全体的に粋なんですよね。 粋ですね。 ちょっとかっこいい作りしてると思っちゃいましたね。
本当に多国籍系で本当にいろんな状況がありますよっていうところだけちょっともうほんと覚えてて、僕と山口さんでタケイさんこれ見てくださいみたいに指定してお願いしたんですけど、
やっぱ過去のレジェンド界はこうやって深掘りするとなんかその味がもうなんかそれだけじゃないその多国籍でいろいろありますみたいなの先のなんか2倍3倍のなんか味と演出と人を引き当てる引きの良さみたいなところがあってやっぱこれレジェンド界って見直すもんだなーって歩き止めて。
すごいですね本当に持ってる人もそうだしやっぱその見つけるんでしょうねその人の中にある普通にその人の中では必死に生きてきただけなのにちゃんと面白い人生になって面白いって言ったらまあもちろん難しいところがあるんですけど。
それをなんか皆まで説明しない意気っていうね、演出で分からせるっていう。
すごい素敵ですよね。
いや本当に今回でもある意味本当に72時間の王道お手本のような回でありつつ、いろんなところに渋みが出る。
渋み、いやー確かにそうですね。
なるほど。
いやーこれもう本当にたけしさんと会話して初めてやっぱこうそこがどんどんなんか原文化されていくみたいなところがあったんで。
ちょっと嬉しいですね。
いやでもなんかやっぱ見終わった後、こんだけドキュメント72時間をすぐバーッと話したことがなかったからすごい楽しいです。
めちゃくちゃ楽しい。
これねやっぱりやみつきになりますよ。
これいいっすね。
いやすごい。
もう本当に平塚としてはね、このお肉屋さんの会話こんな感じですけど、また後半もねちょっといろいろたけしさんにもお話ししたいと思っております。
映画祭に向けた活動
ぜひ後半もお願いします。
最後にあの告知とかあればぜひお願いします。
ありがとうございます。
われわれもポッドキャストで、2人だったり3人だったりゲストがいたり等々で、映画祭を作るラジオという名前でやっております。
いつか日本にフェスのような映画祭を作りたいという目標を持ってやっておりますので、お気軽に聞いていただけたらと思います。
ちょっとだけ恐縮なんですけど、YouTubeの方で一応私映画監督と名乗らせていただいてるんですけども、不定期でもうお芝居がすごく好きだけどこの人とまだこの人の作品を作りたかったっていう人に声をかけて、
アイフォン1台で短編の作品5分前後のものを撮影してYouTubeに今6話ぐらいまで公開しているので、気になっていただいた方がいたらぜひ見てもらえると嬉しいです。
それは何と検索すれば出てきますか?
ごめんなさい、EN-TOWNで全部英語で出ます。
わかりました。それで皆さん検索しましょう。
これも引っ掛けるわけじゃないですけど、僕がお世話になった場所とかに連絡して、そこを場所と場所掛ける俳優で一個書いて撮るみたいな感じで。
いいですね、それは。
ぜひぜひ。
ぜひぜひ。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
以上となります。また後編でお願いします。
お願いします。
ありがとうございました。
39:57

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