1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 雑談回『ダイチさんと初めての..
2024-09-27 52:34

雑談回『ダイチさんと初めてのドキュメント72時間をしゃべる』

spotify apple_podcasts
ゲスト回後編です。
前編はこちらから↓
https://open.spotify.com/episode/6F8RDdnnCotasjTbPxnLO2?si=hOFW--a5TnWLa4U0X2AEIQ

サマリー

このポッドキャストエピソードでは、72時間にわたる特定の場所を観察するドキュメンタリー「ドキュメント72時間」の感想が述べられています。特に「ヤンキー・インターン」に関する回では、登場人物の多様な背景や感情に焦点を当て、その独自のフォーマットや魅力について語られています。このエピソードでは、『ドキュメント72時間』の特徴や制作過程について大地さんとの対談を通じて深掘りされています。特にヤンキーインターンを例に、取材の工夫やストーリー構成の重要性が強調されています。ポッドキャストでは、ダイチさんと72時間のドキュメンタリーの共通点について議論し、それぞれの視点で感じたことを共有しています。また、リスナーとの関係や感想を共有することの重要性についても触れられています。このエピソードでは、ドキュメント72時間の視聴体験やその価値、特に視聴スタイルの違いについて語られています。そして、ポッドキャストのアーカイブとしての価値や文学ラジオ「空飛び猫たち」についての話題も取り上げられています。ダイチさんとともに、初めての『ドキュメント72時間』に関する感想やエピソードが語られます。

ドキュメント72時間の魅力
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、
邦公共放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は雑談会ということで、ゲストの方に先ほどと引き続き来ていただいております。
先ほどヤンキー・インターンについて、一緒に話していただいたこの方です。改めて自己紹介をお願いできますでしょうか。
文学ラジオ空飛猫たちの大志と申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。ということで、後半戦は本田さんにも参加していただきます。
はい、お願いします。ヤンキー・インターンの回、話したくて仕方なかったんですけどね。
いつ口を挟むかと思ってたんですけど、我慢してましたけどね。
あれなんですね、大志さん元ヤンじゃないんですね。
元ヤンだとやっぱ思った。
僕はちょっと元ヤンだと思って、今回。
いやいや、冗談ですけど。でも確かにあれなんですよ。確かにでも、栃木出身だよな、みたいなのは確か話してて。
山口君ってかながわで、僕が九州の方なんで、もう少し関東近縁のリアルみたいな人を知ってる人にこのヤンキー・インターンを見たらどう思うんだろうっていうのがあって。
そこはもう予想通りでしたね。
それでいうとマジでヤンキーがモテる国から出てきた人間なんで。
それもね、そういう指標ですもんね。その物差しで暮らしてるってことですもんね。
なかなかね、72時間の中でもだいぶこう軽々な回を選んだので。
逆にどういう見方をしてくれるのかなと思ったんですけど、やっぱ大志さんだからすごい人の感情の機微みたいなのをすごい見てるなっていうのが。
普通1回じゃ気づかないですよね。会社説明会で、松陽が3ヶ月に1回ですって言われた時に顔が変わった瞬間を鮮明に覚えてる人って、なかなかいないと思うんですけど。
でもあれ結構だいぶ意図的に撮ってませんでした?なんかあれの顔を撮りに行った感すごいあったんで。
いやそうですね。
あれは印象に残りましたけどね。
まあかなりね、恣意的には撮ってはいたと思いますけど、それに気づけるっていうところがね、あると思います。
あまりにもいい表情しますからね彼がね。
いやもうあれも、やっぱり成績に応じて松陽が3ヶ月に1回でしたっけ?
確かに普通に考えて頑張れば4回かっていうことですもんね。
おーすげーって思ったんですけど、それがまんま現れる。
わかんないんですよね。松陽って言っても、それって1年間もらえる松陽分を4クォーターに切り分けて、短期でインセンティブつけてるだけじゃないのとか。
大人になるとそういううがった見方をね、ちょっとしちゃいますよね。
詳細確認したくなりますもんね。
でもやっぱり純粋だから、そういうお金をもらえるとかっていうことはシンプルに嬉しいわけですよ彼らは。
そういうのありますよね、純粋さがより際立ちますよね彼らの。
そうですね、一人一人にめちゃめちゃストーリーがあるじゃないですか。
フォーマット上一人一人を深掘りしていくにも限界があるから、ちょっとずつ出てくるじゃないですか。
それも結構よかったなって思って。
このフォーマットだからできることなんだろうなって思って、結構そこは面白かったですね。
本当に悪は存在しないみたいな話なんですよ。
ヤンキーっていうのは地元だと悪者みたいな感じ、でも一方で憧れられるみたいな感じなんですけど、やっぱああいうとこで彼らを見るとピュアだしみたいな思うじゃないですか。
だから100の悪は存在しないみたいな話もすごいあるなぁと思うんですよね。
映像表現の新鮮さ
うん、確かに。別に私あれですよ、地元のヤンキーを悪だと思ってなかったですけど。
そこはね言っとかないと。
価値込みによるかもしれないんで。
そうですね、ヤンキーと一言に言ってもいろんな価値観とかあるよねっていうところが、ちゃんと入ってたのがまあね、それこそ天岡崎から来た彼もっていうところあるので。
これやっぱ結構あるなっていうところと、あとあれですよね、結構その今回ドキュメント72時間にしたらかなりやっぱ珍しくて、結構いろんな人が行き交うっていうところよりは、
まあいろんなところから来てるんだけど、そこはもうね一つのインターンっていうのに参加してる人たちのあれこれだったんで、ちょっとそこもね面白くて。
見返してて思ったんですけど、やっぱこれなんかやっぱ珍しくて、大地さんに伝わらないと思うんですけど、
これなんか100カメの手法にこれノウハウ持ってったのかなみたいなのがあって、実際あのいろんな職場になんか100個ぐらいのカメラをつけて、
モニタリングする番組が別であるんですよ最近。 あ、それNHK? NHKで、結構なんかそれに近いなと思っていて、やっぱそこで働いてるとか実際にリズム刻んでる人の微妙な関係性とかであったりとか、
その裏でいろんなね、それこそテレアポをやってる裏で実際に訪問してる彼がね、元自衛隊の彼がとかっていうところが一個一個映し出されるっていうところは、
特免だ70日間ってこれまで結構定点でやってるっていうところでいくと、やっぱちょっとイレギュラーだなっていうところあって、
あらためて久々に見返すとこれ100カメに医師が受け継がれてるのかみたいなことをなんとなくちょっと感じたりもしました。
確かになんかこう、このフォーマットの回って、こういう回ってこの回しかないんですよ。後にも先にもないんですよ、70日間だと。結構珍しい変な回ですよね。
変な回をだいちさんにあえて見てもらいたいっていう僕らのだいぶこの穿った思いがですね。
ありがとうございます。面白かったです。全然超狭末な話なんですけど、見てて面白かったっていうか、
なるほどなって思ったのが、私あんまりテレビ見ない人間なんですよ。
そもそもそのドキュメントってフォーマットもなんかちょっと面白かったから話してみたいところあるんですけど、すごい些細なことなんですけど、
大豪に出てきたの自衛隊の元自衛隊のベンチャーに就職が決まっててみたいな彼ってなんか訪問営業してる途中の公演でインタビュー受けてるシーンあったじゃないですか。
1日250件とか300件とか外側に行きますみたいな人ですよね。
少なくて250件って言った時ちょっと衝撃を受けたんですけど。彼が彼女に電話して、彼女の声が入ってくるとかあるじゃないですか。
あれなんかあんまり映像見慣れてないからかもしれないんですけど、あのシーンってなんか電話かけますなとすぐ彼女の声がパッて入ってきて進行してたんですけど、
なんかポッドキャストとかに慣れちゃってると絶対1回彼女に経緯を説明するようなちょっとしたやりとりが入ったりして話に行くと思うんですけど、
パッパって行ったところになんか変に感動して、あ、そうか映像ってこういう説得力あるなーってなんか改めてちょっとすごい些細なことなんですけど感じたんですよね。
あれね、やっぱシンプルに30分という時間の短さで編集がここまでぶった切らないと入らないっていうところはあると思うんですけどね。
そういうのって映画とかの手法じゃないから元から来てると思ってて、今多分シーンっていうかカット割りですよね。
で、来てるんで、なんかこう、でも今の時代って割と全部説明したがるじゃないですか。
ポッドキャストは音声だからっていうこともそうですけど、別に動画だったり、それこそアニメとかのセリフが異常に増えてるみたいな話とかもあるように。
結構あれってまあともすればわかりづらい。パッとあそこだけ見るとわかんないんだけど、でもなんかわかりづらくてもなんとなく雰囲気が伝わるからいいみたいな、なんかギリのラインだなと思いますかね、ああいう表現自体が。
ポッドキャスト だからちょっとこれドキュメントの作り方も含めてだなと思うんですけど、やっぱり撮る前に撮れたかがわからない、予測できないところが多分あって、だからきっと撮れた中でパンパンになっちゃったものどうするのかっていうところもあって、カット割りとか結構構成化とかも、
あのなんていうか、今のところがすごい些細なところだったんですけど、他にも自分には結構新鮮なところが多分何箇所かあって、ああこういうふうにつなげるんだとか、ちょっとやっぱり面白かったなって思ったところがあるんですよね。なんかその多分自分って映像系っていうともう作られたものばっかり見てて、ドラマとかしか見たことない。
ドキュメントって冷静に考えてプロジェクトXとかも見たことないし、あんまりそういうの見たことないなって今回改めて思って、なんかやっぱりなんて言うんですかね、生物感、撮れたかがわからない感みたいなのはちょっと面白いなってちょっと思いました。撮ってみなきゃ多分わからなかったからこういうふうになってくるのかなとか。
制作の難しさと独自性
しかも72時間って普通のドキュメンタリーよりさらに縛りがあるのが時間軸の入り替えができないっていうことだと思ってて、3日目にあったことを1日目にあったって言えないわけですよ。しかも72時間しか本当に回してないから、だから僕とか本田君は全部見てるんであれですけど、72時間の中でも本当に何も起きない回とかあるんですよ。
本当に来る人が少なくて、もうずっと6人ぐらいで回してる回とかありますよね。そういうのもあるわけですよ。それはそれで逆に面白いというか、そんなことあるみたいな話も含めて面白いんで、かなり賭けだと思う、このフォーマットと番組は。
それもちょっと気になってて、72時間テレビカメラ回し続けて撮るって結構大変というか回数できないじゃないですか。週に1回ですよね。週に1回これ配信があるわけですよね。てなるとどういうふうに回してるんだろうとかすごい気になってしまいましたね。
それはでもNHKだからこそできるだと思いますよ。正直それは予算がついてやんないと多分厳しい世界だと思いますよ、制作費含めてで言うと。
なんか全然関係ないかもしれないですけど、おうちついて行っていいですか?テレ東のやつ。それを企画した人の本を読んだことがあって、あんまりその番組自体は何回かしか見たことないんですけど、なんかその時にめちゃくちゃ人件費に金かける。
要はおうちを連れて行ってくれる人を探す用品にめちゃめちゃ人件費を割いてて、もちろん取れたものでも使えなかったりするものが多いらしいから、そこにお金をかけるっていう、予算配分をしてるっていうのが書いてあって。
これもでも多分、何個かってやっぱりボツになってるとこあるのかなとか、ちょっと思いながら、全然詳しくないんであれなんですけど、なんかそこはちょっと気になったとこですね。
家ついて行っていいですかは、僕家ついて行っていいですかも大好きなんですけど、コンペ制なんですよね、あれ。採用されるというのはお金がプラスで発生するみたいなシステムでやってるんで、ディレクターっていうのはたくさんいるわけですよ。
いろんな町に繰り出されて、それが取れ高があれば自分のお金にも返ってくるしいいみたいな感じなんですけど、でもそういう素人インタビュー系って今テレ東が最初やり始めて、それで回ってきたっていうのがあるんですけど、なんでそれを周りやらなかったかっていうと、やっぱり取れ高が見えないからなんですよね。
だったら雛壇に芸人を座らせといた方がいいじゃんみたいな。もっと初めから言うと、大御所芸能人たちでバラエティ番組があったんだけれども、制作費が下がるにつれて不況とかいろんなことがあり、安く出てくれる芸人たちが雛壇を囲むようになり、予算は下がったんだけど人数が多いっていう不思議な絵作りの状況がしばらく続き、
なおかつその時代からテレ東が切り込んだのが、じゃあ結局芸人とか誰かにお金を払っているものは、じゃあ制作者の方に回したらいいじゃん、スタッフに払ってあげた方がいいじゃんっていうのが家ついてっていいですかなんですよ。それだから彼らは逆に現場の士気が高いというか、めっちゃ残酷なんですよ、ただコンペだから。すごい残酷な世界でね。
そうなんですよ。でもそれをあれもかなり賭けだと思っていて、あっちのギャンブルさとこの72時間の違いって、やっぱり場所選びにある程度企画力が求められるっていうところは大きく違うなと思っていて、もう家ついてっていいですかはだいたい駅前じゃないですか。
金市町とか、分かんないですけど、あと赤坂とか、あとよくあるのだったらどこだろうな、銭湯とか、移動スーパーとか、いろいろあるんですけど、そういうもう場所縛りだから何やるか分かんない。
でも今回はドキュメント72時間はヤンキーインターンもそうだし、例えば団地に密着してみましょうみたいな回もあったりとか、それこそ移動で船に密着しましょうとか、そこもある程度なんとなく見えるわけですよ、撮りたい映画。
ヤンキーインターンでいうと、まず100%前取材のタイミングでヤンキーコールと一つみたいな、コミットリョークみたいなやつは絶対撮れるじゃないですか、あれはもう企画時点で予想されたトレーダーかなわけですよ。
で、そこをやるっていうのが、いわゆる普通のドキュメンタリーで、別にそれは企画すりゃできるというか、悪く言っちゃえばできるんだけど、そこの崩し方をどう崩すかみたいなのが結構難しくて、今回で言うといいのがさっき途中で出てきたお金に驚く少年とか、あとはたまたま家庭環境に貧しくて幸せな家庭をみたいなあの子がたまたま出てくるとか、
ああいう奇跡があって、それをちゃんと取りこぼさない。で、全体のストーリーを作っていくっていうのがすごい上手いなぁと思うんですよね。
時代を映すドキュメント
確かに。いやー面白いですね。
なんかそんな72時間愛を話してしまいましたが、女さんもありますか。
そうですね。僕はいつも言ってることですけど、たぶん大地さんが途中で今回のヤンキー・インターンの子たちの5年後とかが見れないって話してたじゃないですか。
だからあれもすごい意図的で、確かに72時間って追加取材とかで、結構何年か後に実際にまた同じ場所に行ったりとか、そこに出てくれた人とかにインタビューしたりするんですけど、
全部それって最小限でやってて、やっぱり72時間ってそういう意味ではその時代を切り取って保存していくみたいな使命があるんですよね。
なるほど。
どれだけの大きさとかっていうのももちろんあると思うんですけど、これを求めて場所選びの企画の時に今どこを移すべきなのかみたいなところは多分すごく意識してるんだろうなと思っていつも見てるから、
ヤンキー・インターンとかも、あれ2019年とかだったと思うんですけど、時代性を多分すごく色濃く映していると思うんですよね。
わかりやすく言ってもあれですけど、2020年からコロナ禍になってるわけじゃないですか。
そうするとあのヤンキー・インターンの子たちってどうしてたんだろうみたいな、あの朝礼できないよねみたいなのもあるわけじゃないですか。
だから本当に絶妙な時代感みたいなものを映し取ってるっていうところが本当に72時間のこの3日間だけに切り取ってるっていうところがあって、
すごい今の現実みたいなものを切り取るってことにすごく意識してるんだろうなっていつも思いながら見てて、ヤンキー・インターンも改めて見返すとまたそれが感じられるんですよね。
だからなんか本とかと結構逆のアプローチだと思ってて、瞬間を切り取るじゃないですか、この72時間って。
ドキュメンタリーの魅力
逆説的に瞬間を切り取るからアーカイブ性が出るみたいな話なんですよね。ニュース映像とかと一緒ですよね。
でも本って割と長いレンジで、ものにもよりますけど、先の人が読む、100年後の人が読んでも面白いとかあるじゃないですか、名作で言われるものは。
だからそのアプローチ方法がかなり逆というか違う媒体なんだなっていうのは思いますよね。
なるほど、確かに。
アサイリョーみたいなとこありますよ、だから。
そうですね。あれ、ホントさんでしたっけ、雑談で盛り上がったのって、アサイリョーの普遍性がない話って。
そうだったかもしれない。
本も時代のコンテクストがないとわからないというか、難しくなるものって、やっぱり残らないっていうのもあるじゃないですか。
もちろんそれがあるからこそ面白いというか、それを想像して読むみたいなこともあるんですけど、そういう作品ってやっぱり映像化した時に映像化の方が有名になるみたいな、そこを結局映像が保管できるから。
要は戦時中に描かれたものはやっぱり映像の方がそういう空気感も含めて雰囲気も含めて、やっぱり時代性が出るからより伝わりやすいとか、そこは多分結構大きい違いかなと思いますかね。
うん、確かに。文学とかって言うと、本当に普遍性みたいなのを結構重視しがち。
何でしょうね、この作品が生まれたから結構方向が変わったみたいな、そういう影響力みたいなところ、時代を移すっていうよりは新しい時代を作るだとか、
山木さんがおっしゃったように、例えば50年後、100年後読んでも面白いみたいな、そういうところって結構評価軸として高いと思うんですけど、確かにこの局地的なものってやっぱりどうしても評価が余されにくいジャンルだなと思っているので、確かにそういう意味ではこのドキュメントっていうのは本当に記録みたいなのがありますよね。
会によってはもちろん普遍的な価値観みたいなのを映し出して、ああそうだよなっていうしみじみとさせる力みたいなのがあったりするんですけど、石焼き芋屋さんでみんながほっこり芋を頬張ってるのってやっぱり幸せだよなみたいなのって、その映像を通して結構普遍的に感じたりするんですよね。
そういうところだからそういうつながりがあるなぁと思って、逆に僕らあえてそういうのを大地さんにセレクトしてないんですよ。
そうそう、だから逆のものを出してるんですよ。
大地さんが語らないであろうものっていうのをあえて差し出してみたという感じ。
なるほどね。いろいろ発見はありました。今回見てて。
ドキュメントってものを結構見たくなりましたもんね、自分は。
なんかその72時間に限らず、ドキュメンタリーっていうか、何だろうな、作られてない、意図してない面白さみたいなものに開かれているものってやっぱりなんか今まであんま触れてこなかった気がして、ちょっといろいろ見てみたいなと思いました。
大地さんって結構映画とかも見られてるじゃないですか。
はいはいはい。
なんかこうノンフィクション系の映画とかそういうのも見たりするんですか。
見たりしますけど、でもやっぱどうしても結構演出的だったりすると思うんで、結構意図を感じるというか、構成とかをしてくると思うので。
例えば今回のヤンキーターンで言うと、先週も話しましたけど、自分はただ幸せな過程を築きたいって言って、ちょっとこの場所から逃げようじゃないけど、ちょっと退こうかなってした人とかは、何でしょう、もうちょっと多い気がするんですよね。
ドキュメンタリー映画とかになった場合。
確かに。
表情とかもっと取りに行くと思うんですよ。
生の部分っていうか、映り込んでるって感じでしたもん。
でもなんか不思議ですよね。
そういう意図された映像作品って、やっぱ我々素人が考えるとその時間だったりとか、いかにどれくらいアップに映るかとか、画面に対する割合、映っている割合みたいな話で評価しがちなんですけど、
やっぱ72時間とか見てると、その一言とか一瞬が、いかにパンチがあれば秒数とかそれは関係ないみたいなことがめっちゃわかるじゃないですか。
ラップとかでパンチラインって言いますけど、パンチラインなわけですよ、まさに。
だってさっきの3ヶ月で驚く少年の顔なんて数秒じゃないですか。
そうですよね。あれも人によってどれくらい印象に残るか全然違うはずで。
で、私的にはさっきちょっと話した携帯のスマホで話す彼女がちょっと印象に残ってしまったように、それぞれ受け取りたい部分っていうのは結構ドキュメンタリーだと多分持ち帰る部分が結構差分が出るんだろうなと思って、それもなんかちょっと面白いなと思いました。
結構、いわゆる考察系みたいな話とか、例えばなんだろうな、最近小説とかでも答えがあるようなないようなみたいな、でもなんか読み進めていくと多分これが答えらしかろうみたいなものがあるみたいなのが、いわゆる考察系ですよね。
漫画も含めてですけど、そういうコンテンツが入る中で、それって作者が意図した答えがあるもんだと思うんですよ、多くの場合は。でも今回のヤンキーンタウンとかドキュメンタリーって答えはないんですよ。
ないですよね。
答えがないというか、そもそも答えがあるみたいなことは意味がわからないですけど、現実で3日間ただ押さえてるだけの映像なんだから、答えも何もなく3日間それが事実としてありましたっていうだけで、そこの違いも結構大きいというか、作り物っていうかいわゆる創作みたいなこととの違いでいうと、そこはある気はしますね。
確かに。でもそれでいうと、私が見たって言ったコンビニの会とか、うどんの自販機の会とかは、まさに本当に3日間映してるだけだから、結末も何もないわけじゃないですか、そこには。
でも今回のヤンキー探偵、ちょっとストーリーが奪い始めちゃってるから、なんか着地とかも想像してしまう余地とかもあって、そういう意味でも、ドキュメンタリーってなんか面白いなって思いました、本当。
何だろうな、多分あんま見たことないからあれかもしれないですけど、プロジェクトX、プロフェッショナル遊戯とかもそうだと思うんですけど、あれってやっぱり密着して、一種の構成も多分取った後に考えて作り出すと思うんです。だから時系列が多分いろいろぐちゃぐちゃになったりすると思うんですけど、
この72時間っていう縛りの中で、その中で見せられたものの中で、やっぱ人々が、見た人がそれぞれ感じ取るものがあるんだなっていうのが、ちょっと自分はすごく面白かったですね、それが。
ダイチさんとの共通点
やっぱ解釈の多様さみたいな話ですよね、その文学っていうか本というかに置き換えて言うと、そういうことはすごいあるなと思ってるので、勝手に僕ら2人で女さんとやってますけど、大地さんたちともすごい親近感があるというか、神話性というかはあるなとは全く扱ってる題材も違うし、
話してると僕らはヤンキーインターンの話をしみたいな感じなんですけど、世俗的なものというか、逆になんですけど、そういう視点だけで見ると、結構近いっていうとはおこがましいですけど、似てる部分はあるなとは個人的に思ってるんですよね。
なるほど、でも分かります。いくつか聞かせていただいているところはあるんですけど、自分もそうだったんですけど、72時間っていうものを知らないかったんで、知らない自分がやっぱり興味を持つような話をされているので、そこは似てるなと思いました。
我々も扱ってる作品があんまり、文学ラジオの方は本当マイナーな作品ばっかりで、知ってる人は知ってますけどもちろんですけど、多分ほとんどの人は知らないような作品を読んで紹介するっていう活動をしてるんで、なんか似てるなと思いました。
コンテンツに対するアプローチとか、なんか紹介するときのレベル感とかも、なんか似てるなと思いました。ちょっと言語が難しいところなんですけど。
でもなんかさっきの解釈って話と本当そうだなと思って、大地さんのポッドキャストでも、なんか紹介してる本とかも、読んでもらいたいなっていう気持ちあるにせよ、なんか変な紹介動画みたいに、ここが面白い3点みたいなことってやらないわけじゃないですか。それはちょっと極端な話ですけど。
でも僕らもそうですし、私なんですよね、あくまで。私の意見というか、私が見た私の視点みたいなことをつらつら喋ってるんで、すごくものとしては対象として文学だったり、今回の72時間だったりっていう対象はあるんですけど、結局そこで語ってることってそれを見て自分がどう思ったかの揺れの話なんで、なんかそこはすごく詩的なことなんですよね。
なんか僕らあんまり何か、何もプライベート喋ってないように見えるんですけど、明らかにこの72時間を通して自分の価値観とかっていうのをすごくトローしてるようなところはあって、それってやっぱり大地さんのポッドキャスト聞いても同じようなところがあるんです。どういうふうに揺れ動いたかっていうところを言うっていうところは、なんか近い分っていうのを感じるっていうのはそういうところなのかなと思いました。
そうですよね、すごいわかります。多分だから、なんか聞いてくれた人の中でそれが響いた人がどんどんリスナーになってきてくれてるっていう感覚もあるんで、わかりますね。
結構感想を言うのって勇気がいるんですよね、そういうことで言うと。だって自分がそれを良いとか面白いとか言うって、要するに自分の物差しじゃないですか。簡単なのは世の中で流行ってるからやるみたいな話って、世の中っていう指標があるから言いやすいっていうのもあるんですよ。
それは別にそれであると思うんですけど、シンプルに何かの作品の感想を言って、実は結構怖い話って言うとあれですけど、勇気のいることだなとは思っていて、それをなんかあんまりしないようにというかすると、やっぱりさっき本田さんでした、参戦みたいなやつとか面白い密度ポイントとか、世の中で受けているのはここみたいな、
解説になっちゃうんですよね、感想じゃなくて。それはなんかすごい難しいラインなんですけど、僕らもう72時間の解説をしたいわけではないんですよ。もちろん見てほしいから別に解説して見てくれるんだったらやるんですけど、でもそういうことではなくて、やっぱ感想を言うっていうことにやっぱり徹してるっていうのは、結構別に無意識ですけど、2人でやってることかなと思ってますね。
リスナーとのつながり
なるほど。でも重要ですよね、言い方あれなんですけど、自分たちの発信してる感想が、さっきも出てましたけど、正解だと思われたくないっていうか、これが何だろう正しい読み方なんだよみたいな思われたくないっていうのはすごく思いながらやっていますね。
多くの意見が持つだろう、うちの一つがこんな感じですよみたいなテンションで発信してる気がしますね。
だから何て言うんでしょう、例えばそういう文学もそうですけど、映画とか山のように感想があるわけじゃないですか。だからそれはそれで僕はいいことだと思っていて、ポッドキャストもその今、もちろんランキングみたいなのありますけど、ランキングって基本的に可能姉妹が上位みたいな世界じゃないですか。
芸能人がみたいなね、そういうのあるから、別にそのいわゆる一般的な感想とかって、あんまりそのヒエラルキーがない状況。だからなんかポッドキャストの感想とかってそういうところで言うと、割と純粋というか、思いが入ってるんじゃないかなっていうのは思いますね。
確かに、SNSとかよりも全然なんか純粋というか、フラットに聞いてもらえる感じがしますよね。
可視化されないですね。再生回数何万とかコメントがドヒャーってついてるとか、別にないんで。
でもやっぱりあれですか、大地さんもやってる中で、大地さんのポッドキャスト聞いてこの本読みましたとか、そういうのは結構もちろんですけどもらってたりしますか声は。
全然ありますよ。ほんと増えてきましたね。4年くらいやってるから。最初の50回くらいまでめっちゃ音質悪いんであんま聞かれたくないんですけど。マイクの問題であれなんですけど。
結構名作扱ったりしてるとかもあるんで、遡って聞いてくれたりとかしてる人とかで、やっぱこの本読んだかみたいなのとかは結構投稿とか直接いただいたりする人もいますし、だからそれはすごい嬉しいですね。
でもやっぱそういう輪が広がっていくのはいいですよね。と思って、僕らもあまりにもマイナーなんですけど、72時間っていう媒体をテーマにやっておりますが。
どうなんですか。私は文学っていうなんか結構大きいジャンルの中に一応入っていけるんで、そこで触れる人っていうのは結構多いと思うんですけど、なんかドキュメント72時間っていう領域って、多分ドキュメント72時間を知ってる人しか入ってこないじゃないですか、基本的に多分。触れないじゃないですか。
新しい視聴者を増やすっていうのは結構ハードルが高そうだなって思ってるんですけど、そこを目的にしてる人はいると思うんですけど、勝手に話してるだけだと思うので。なんかそういう時に、この番組きっかけで72時間見るようになりましたみたいな人って結構いるんですか。
意外とというか、あまり72時間の番組を見てないけど僕らのポッドキャストを聞いてくれてるっていう、そんな謎の素材もそれなりにいて。それはやる始めの時はあまり想定してなかったパターンで、ちょっとびっくりはしましたね。
もちろん番組を見てなくても分かるように話すっていうところは元々から心がけてはいたんですけど、そういったものを聞いてどう感想を言ってるかみたいなことに興味を持ってくれてるっていう人は、なんか一定数いるんだなっていうのはやってて気づきがあったので。
別に見てくれたらもちろん嬉しいですけど、だけど72時間っていう番組ってあるんだなぐらいの、正直フォーマットだけ分かってれば結構ついていけるじゃないですか。なんか3日間着陸する番組なんだなみたいな、それがNHKでやられてるんだなっていうのをだけ知ってもらって、各回で僕らが今回はこんな回だったんですけどっていうのって意外と成り立つんだなっていうのを思いましたけど。
ドキュメンタリーの魅力
でも認知度が上がれば、なんか多分私とか今回ヤンキーさんとか見て結構、なんかこんな感じなんだっていうか、本当に定点で撮ってるイメージしかなかったんで、ちょっとこんなに幅のある番組なんだっていうのをちょっと知れたので、たぶんたまに見ると思いますね。
ちょっと毎週は多分なかなか難しいと思うんですけど、ちょっとたまに見ようかなって思ったので。
それもなんかこの今回のドキュメンタリー論みたいなのに近い気がしてて、なんかあれがやっぱり夜の時間にふとやってるみたいなことが多分重要な気がするんですよね。
それをふと1回ぐらい見たなみたいなとか、番組としてはなんかそういえばさっきのコンビニとかね、やってたなみたいなこととか、そういうふと思い出すときにちょっとあるくらいで、やっぱり良いというかそれだけでも価値があるみたいなことは思うし、それがその人にとって引っかかりになってることだと思うので、覚えてるってことは。
そこを出せるのがやっぱ強みだなぁとは思いますかね。
あれですね、今の時代すごい難しいことだと思うんですけど、山口さんが言った通りなんかフラッと見てほしいじゃないですか。72時間を見ようとかっていう感じというよりは、本当になんか疲れた夜にNHK何やってるかなって適当にチャンネルを回す習慣がついてほしいなって思うんですよ。
そんななんか上級者みたいな。
まあ別に僕なんですけど、それって。なんですけど、そういうなんかアクシデント感でぶち当たって、ああーって染み入るのがやっぱ72時間のやつなんで、まあ72時間以外にもなんかそういう番組っていくつかやられたりするんで、なんか本当にそのテレビのね、でもやっぱもうチャンネル回すっていう言葉自体がもう死後だもんなっていうのがあって。
いやでもなんでしょうね、なんかあのやっぱ偶然感っていうか、あの自分が期待してないかったけれど見れてしまうものみたいなのはこの番組にはすごいあるような気がしますね。
自分見た3つの番組、3つの回、めちゃめちゃ印象に残ってますもん。3つしか見てないのに。まあ3つしか見てないからかもしれないんですけど、でもこんな風に印象に残るって結構すごいなって思うんで。だってなんか時間帯なんでしょうね。難しい、なんで言葉が難しいですけど。
なんか例えば、あれこないだはちょっと雑談で話した時に地面詞たちの話をしたかと思うんです。いらっしゃいました?ネットワークス。そういらっしゃらなかったですかね。誰かとしたんですけど、やっぱりあれってなんかこうエピソードが8個あんのかな、8話あって、まあ8時間、8時間ぐらいあるわけじゃないですか。
めちゃめちゃ面白かったなと思うんですけど、やっぱ印象に残る瞬間ってのは、その8時間の中でどれぐらいだったんだろうとか思うんですけど、ドキュメント72時間って今のところその3つしか見てないから90分ぐらいしか見てないのに、めちゃめちゃその中で印象に残ってるシーンって多いんですよ。
それってなんか面白いなって思いますね。なんかその時間帯なんて言ってるのかわかんないですけど、爪痕を残す感じっていうか。
時間あたりの情報量みたいな話ですよね。コスパじゃなくてタイパーって言われてる時代じゃないけれども、その時間あたりに対する情報量っていう指標で見たときに、物語ってそれを伝えるためのやっぱ気象転結があり、基本的にはその点の部分っていうのがやっぱり盛り上がりどころ。
ドキュメント72時間の視聴体験
もちろん木とショーとケツもうまくいかないとダメなんだけれども、ただ点がわかるところだったりするじゃないですか。やっぱ印象的だったりとか、ビルが爆破されるシーンとか、信じられない改造トラックみたいのに火を吹くギターを持ってる人が登場するシーンとかわかんないですけど、そういうシーンとかが多分印象的なシーンとして出てくるんだけれども、
72時間って気象転結がほぼないから、一応あるんですけどねふんわりは。あまりにもふんわりだから、その人にとっての点というかピークがいつかみたいな話。だから全く点が来ない薙ぎみたいな回もあるわけですよ。1ミリも引っかからないみたいな。
それもあるんだけど、でもまた翌週見ると違う波があってみたいなことをNHKでやってるっていうのはやっぱ強みだと思うのは、それがもちろん受信料っていうところはあるんだけれども、家で気軽に見れるみたいな話はやっぱり大きいポイントなんだろうなと思いますかね。
だからネトフリみたいなものとか、長時間で一気見するみたいなことって、ビンジウォッチングとかって言いますけど、そういうのを一気見することって何が知りたいかっていうと結局結末がどうなるかとか、こういうストーリーがどうなるかっていうのを知りたいわけじゃないですか。
それって例えば8時間のものに対して、あらすじを例えばYouTuberがそれに対して5分で解説している動画で究極的には勝てないわけですよ。ストーリーっていう軸だけで言ったら。だって別に何が起こるか知りたいだけなんだから。
例えばあれですけどね、それこそ友達と話を合わせるためにこの映画のあらすじが知りたいだったら、YouTuber解説とか、本とかもそうじゃないですか。一冊読まなくても別にあらすじだけ読めばわかるみたいな、そういうのあるじゃないですか。あらすじサービスはあらすじサービスで違う使い方あると思うんですけどね。
でもそこの物語ではない軸というか、一緒に30分見るとか、何時間見るみたいなことの体験、これも本と近いと思うんですよ。一緒に時間を過ごすみたいなことの、本に対して時間芸術みたいな言い方をするのは変だと思うんですけど、
ただやっぱ本が提供する体験価値と、そういう物語だけではない過ごし方価値みたいなことはすごい似てると思うし、それが多分ちゃんと評価されるというか、今の時代だからこそより価値を帯びてくるべきなんだろうなとは思いますかね。
うーん、なるほど。
72時間の場合だからこれ難しいですよね。実際これテレビで放送されていて、それは本当にさっき山口さんも言った通り時間を共にするみたいなのが、アクシデント的にも訪れるみたいなところがアーティストっていうところと、逆に言うと今回ってオンデマンドで、NHKオンデマンドで大事なのを見てもらう。
膨大にそれがアーカイブとして残ってて、セレクション的に見れるっていうところの良さも、正直ドキュメント72時間のその100何本あってもビンジウォッチングする人って絶対ないんだよね。
相当、よし今日は休みだし72時間全部見るかみたいな。
一気見とかやんないじゃないですか。波みたいなのになってて、今一番NHKプラスってアプリがあって1週間見逃し配信みたいなのが見れるんですよね。
やっぱりあれで72時間見よって人ってどれくらいいるのかなみたいな逆に言うと、アクシデント的に放送で流れてくるっていうのとか、アーカイブで残っててこんなのあるんだっていう発見とかだと、
ポッドキャストの価値
今間にNHKプラスってあるなと思ってて、あれって基本的にタイガドラマ見逃したとかアサドラ見れなかったみたいな人が結構見るものとちゃんと機能してる。
やっぱり72時間みたいなところとは、ちょっと実はNHKプラスってあまり相性はすごい良いわけではないのかなみたいなのが、今の話も総合していくとぼんやり。
本屋とECサイトみたいなことですよね。
そうそう。積み上がってるものと。
本屋さんで巡ってたまたま平積みされてるとか、誰かがポップを書いてるとか、そういうのを見つけてみたいな話と、とはいえアマゾンだとアマゾンで見つけるってもちろんニッチなものもあるんだけれども、
それを探すにはその検索ワードを打たねばならず、その検索ワードってどこで知るんだっけみたいな話に近いじゃないですか。
そういう二択に対して、僕らもそうですけど、だいちさんのポッドキャストもそうですけど、そういうのじゃない回路というか、それに対してはもう僕は感想でしか勝てないと思ってるんで、ただ感想言うだけっていう。
おっしゃるとおりですね。結構強いというか、なんかやっぱり他にはないものになっていくから、どうやってもその感想ベースにしていくと。そこはありますよね。
ポッドキャストいいですね。だからその感想っていうのがそれもアーカイブとして残っていくので、時間軸気にせずに他の人も追っていけるわけじゃないですか。
それこそね、だいちさんの初回のものも聞くことができるというところ。そういう意味ではやっぱり自分らの感想で喋って、それがフローで流れていくっていうか、それもポッドキャストとしてアーカイブで残っていくっていうのは、僕らも結構相性がいいことやってるのかなっていうのは思っています。
確かに。なんかそうですね、これドキュメント72時間結構多いじゃないですか。だからそのパッと調べるときにグワッて出てきたんで、いろいろんなとこ撮ってんなーみたいなのがあったんで、やっぱり気にはなるんですよね。
それをちょっと話してくれてるっていうのは結構ありがたいかなって、ちょっと思ったんで、なんか気になったやつがあったらまず聞いてから見ようと思います。
でもそれこそ本も一緒じゃないですか。本だって一回読み始めたらとんでもない時間かかるから、どれにしようかってやっぱりむずいじゃないですか。
むずいっす。
それも結構もうね、ジャケ買いみたいなもんじゃないじゃないですか。本を買ってジャケ買い失敗みたいなレベルじゃないぐらいの時間的にはね、ロスがあったりするんで、それもなんか結構近いというか、あんまり30分の番組とはいえ手を出しにくいみたいな話と、言っても本は読み始めたら一定時間がかかるしみたいな。
ハードルみたいなところの、ハードルの下げ方みたいなのを勝手にですけど工夫してるんだろうなーっていうのはナイツさんの活動を見てても思うところなんですよね。
そうですね、それはすごい気にしてますね。下げないと結構ね、入ってこないですからね、この海外文学なんて。
でもなんかこう単純なことを言えばいいってもんじゃないじゃないですか。
いやいやほんとほんと、おっしゃる通りで。
難しいんですよね。
そうですよね、72時間もそうか。
勝手に僕は親近感を抱いてるわけです。
なるほど。
確かになー。なんかちょっとあれですけど、72時間多分連続で見れて2本とか3本ですもんね。なんか5,6本とか一気に見るとか難しいですもんね。逆にパンクしちゃうもんな。
そんな見ないっすね。基本やっぱ1本、2本ぐらいしか僕も見ないんじゃないですか、連続ではあんまり。何の話だかわかんなくなるんで、連続で見てると。
確かに。
僕の何の話だよみたいになってくるんで。
混ざりそうですもん、確かにそうですよね。
いやでもあれですよ、僕はビンジウォッチングしましたよ、ちなみに。
ドキュメント72時間。
何本連続で行ったんですかね。
多分当時で100本ぐらいはあって。
本当に山口さんとポッドキャストやる前のなんかプロトタイプみたいな感じでドキュメント72時間を食べろーみたいなことをやったときに、じゃあ見なきゃなと思って全部見直したんですよ。
多分2週間ぐらいかけて。
僕らがやって6時間ぐらい喋ったやつですよね。
6時間ぐらい初回で。
やばいですね、やっぱちょっとクレイジーですね。
そうなんすよ多分。
脳に結構刻まれてるんですよ。
やっぱりあれだな、この業界クレイジーな人多いな。
変愛っていうかね、それに耐えられるみたいなとこもありますよね。
それはすごい。
そんな感じで、なんか大地さん喋り忘れた話とかありますか?
いやどうだろう、なんかヤンキーインターンの話でこれとこれはしようかなと思ったら多分できたと思うので、もう満足です。
ではそんなところでそろそろ締めたいと思うんですけれども、最後大地さん告知等あればお願いします。
はい、ちょっと先週と同じ内容になってしまうかもしれませんが、私あの文学ラジオ空飛び猫たちという番組をやってまして、
毎週月曜日の朝5時に配信してます。
だいたい毎回1冊の本を紹介してますので、本が好きな人は聞いていただければなと思います。
ちょっとあんまり他では言わない話をすると、この名前にピンとくる人と来ない人が実はいて、文学ラジオまでは良いと思うんですけど、空飛び猫たちって結構なんだって、
なんでこの名前をつけたんだろうとかって思われる方結構いると思うんですけど、ルグウィンっていうゲトセンキを書いたSFミステリーの女王がいるんですけど、
その人の絵本で、キャットウィングスって絵本があるんですよ。で、それを村上春樹が訳してて、その時に空飛び猫って名前をつけたんですね。
で、意図としては、そのことが分かっている人は多分結構我々のと、そう、なんでしょう。
あの、層が近いだろうみたいな意図を込めて空飛び猫たちというのをつけていいという経緯があります。
どうでもいい話をちょっと。
いやいやいや。
最後1個。
でもこれあんま明言しないですよね。
あーそうなんですね。
なんかなんとなく。
じゃあめっちゃ貴重な話じゃないですか。
そんなシグナルが送られてたんですね実は。
そうですよ。
気づいてくる人はたまに気づいてくるっていう。
でも確かに僕中学生の時に、地下鉄でゲトセンキ読んでたんですよ。図書館から借りてきた。
ゲトセンキ読んでたら、たまたま隣に座った外国人の人がすごい勢いで、お前ゲトセンキ好きなのか?みたいなのをすごい、多分威厄で英語なんで、その当時何言ってるかわからなかったんですけど、多分その勢いで言ってきて。
そういうなんかシンパシーじゃないけど。
そうですよね。
やっぱあるんだろうなと思いましたね。
何人かはタイトル見て、こいつらは多分そうだっていうんで、なんかXとかインスタとかで投稿くれる時あるんですよね。
やっぱり変な韻力を持っている名前をつけましたっていうところで、ちょっとよくわからないタイミングで出してみました。
いやいやいや、それすごい重要ですよ。僕らもやっぱね、ドキュメント72時間って単語にピンとこないといけないんで。
文学ラジオの紹介
そうです。
同じくシグナル送ってました。
シグナルを送ってるんで。
そんな共通点もある。
という番組をやってる。
ということで、本が好きな人もそうですけど、それこそさっきの話と一緒で、別に本をそんなに読まない人も聞いてみるというところはあるのかなと思うので、そこもぜひ聞いていただければと思っております。
ということで、今回のゲストはだいちさんでした。改めてありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
52:34

コメント

スクロール