1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第101夜 『岩手小さな新聞社、..
放送回:「岩手・大船渡 小さな新聞社にて」(2023年4月21日)
岩手県の小さな新聞社と取材活動
このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって停電観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、岩手大船渡、小さな新聞社にて、ということで、
これは、このドキュメント72時間、毎年ですね、3月11日、
震災にまつわるようなところで、いろいろな場所に密着しているんですけれども、
今回は、岩手県の小さな新聞社というところで、
本当にこの3月11日に向けて、
新聞を作っているこの新聞社について、密着した3日間になっています。
本当に小さい新聞社なので、記者の方は7人しかいないというところの中で、
本当に3日間、日中や端にわたって、
現場を駆け抜けていった様子が、よくわかる回になっていました。
では今回、山口さんいかがだったでしょうか。
山口 今、本田さんが話したように、震災周りって、
いろんなその周辺のエリアを見に行って取材してっていうのを、
72時間自体がやっているんですよね。
今回は、それを取材する新聞社を見て、
これまでの震災シリーズと違って、
3月11日がどうなるんだろうっていうのは、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
本当に、
自分はあの時にこういう思いをしてみたいなところがやっぱり中心に描かれていたので
過去を見るか未来を見るかみたいなところで結構軸が違ったっていうか
どうしてもあれだけのことがあったからこそ
やっぱりその3月11日の当時の記憶みたいなことが重視されてしまう
それはいかにドキュメント72時間がずれている違う場所をやったとしても
それはどうしても中心になってしまうんだけど
今回の新聞社はそれから脱してるなっていうのをすごい感じて
新しい境地というかに達したなっていう感じはありましたね
本当そうなんですよね
マスはやっぱり今回始まった時ここがあったかっていうこと
そうですね
そういうメタ的に取材をしている新聞社を取材するっていうメタ構造があって
それはそうなんだけど
こういう小さな新聞社をしっかり描くっていうところが
だからこそやっぱり地元そのままを映すことにもなるし
ドキュメント72時間らしさも当然出るしっていうところもありましたし
地域密着のメディアとしての新聞社
審査のところに限らずね
やっぱりこういう小さな新聞社
もう今更かもしれないけど
なかなか新聞社がどういうので新聞が出来上がってるかって
意外ともうわからなくなってきてるじゃないですか現在
実際こういった形で新聞ってできてるんですよっていうのが
要は1階で作ったものが2階で印刷試しずりしてみて
それを下に筒を下ろして確認を効率化させるとか
そういう細かいようなところがあったりとか
あとお孫さんが写った写真を買いに来た方とかっておられたじゃないですか
本当にそういう地域密着で
あの新聞に載ったんだよっていうことで
おばあさまが孫の写ったやつを買いに来て
700円ですとか言いながら買いに来るとか
本当に新聞自体が大手のとか都会のとかとは違って
地域に密着したものだからこそ必要とされているメディアで
そのメディアだからこそ写しとれる
この3月11日関連っていうところが見れるっていうところが
なるほどなここに今回目をつけましたかっていうところが
やっぱ驚きというかなんか唸るようなことが結構多くて
その中でも7人の方のいろいろな記者の方々がそれぞれの現場に行って
最終的には本当に言ってた通り3月11日にそれぞれの記事が載ってくるっていう
3月11日に完成するっていう一つのドキュメンタリーになっていて
非常にすごいものを見たなっていうのはやっぱり感じた部分でしたね
この震災の話で3月11日に作るっていう話以外にも
途中で12行の記事出せるかどうかみたいな話あるじゃないですか
それが新聞で別の記事が入っちゃってちょっとだけスペースが余っちゃったと
誰か12行の記事出せるかって言って出した記事が
新春カラオケ歌い始めっていう
なんかいいじゃないですか
そういう何なんだろうそれはみたいな話があって
あるからこそやっぱり72時間日常感がすごい出ますよね
新聞社の日常ってそういう感じなんだなっていうことがすごい伝わりますよね
その地域密着感がね
今回はいわゆる震災のところとも別の部分をちゃんと描けているし
小さな新聞社だからこそ描けること
やっぱり直近であったようなあまみのコミュニティFMとかですね
それに近いようなローカルのメディアが一周して
ここで非常にローカルの中で存在感を見せているというか
だからこそできることっていうのがいろいろなところでやっぱり描けていて
そんな新聞社だからこそ描ける今回の3月11日っていうのが何なのかっていうところに
非常に盛り上がりというか盛り上がりって言うとあれですけど
グッと最後に向けて迫っていく感じっていうのが
迫力というか熱量がいろんなところで本当に和をかけ発生してたなっていうのはすごく思ったところですね
本当に細かいんですけどそういう小さな新聞社だからこそというか
そういう細かいこと言うとデスクとか時計とか日めくりカレンダーの感じとか
本当に昭和のまんまだなみたいな光景が続いているのに
やっぱり彼らが駆けずり回る現代っていうところが
震災から10年経ったような非常に厳しい世界であったりとか
本当に毎年警察署が行方不明者捜索のために海岸を漁っているところを
定点観測とスクープのギャップ
毎年定点観測で記者の方が取材をしていく感じとかっていうのが
この昭和の感じとこの今の感じとっていう
別に時間軸はずれてないんですけどギャップというか
ここがすごいものを見てるなっていうのは終始自分の中でありましたね
スクープって何なんだろうみたいなことをこれを見ながら考えましたね
結局文春的な誰かが誰かと不倫して浮気してるみたいな話が
いわゆるスクープそれこそ政治家の裏金とかね
いわゆるスクープって言われるもの多分そういうものなんですけど
この東海新報この新聞社に多分そういうスクープはないんですよ
おそらくほとんどほとんどがそういう地元ネタだったりとか
今回もその後半で出てくるんですけど
大船渡の警察署行方不明捜査の記事を書くというのを取材に行くというシーンが出るんですけど
結局津波で流された方のご遺骨だったりとか漂流物みたいなところを今探しているっていうところ
それも何か大きい大発見があるかっていう
岩手小さな新聞社の強み
それは毎年必要なことだからやっていることだし
ただある意味淡々とやっているところだと思うんですよね
そういう淡々とやっていることってメディア側の視点に立つと書きづらいですよ
去年と同じだからやっていることは
言い方はあれですけど出てきているものも別に去年と大きく変わるわけじゃないじゃないですか
だからこそ何がこの新聞社にとって価値になるのか違うものと変わっているのかっていうと
やっぱり記者の熱量みたいなところだと思うんですよね
そこがそうやって同じ出来事を毎年繰り返されることをどう伝えるか
っていうところに本当にフォーカスしないと記事のネタの強さではなくて記者の熱量みたいなところ
で多分この新聞で成り立っているんだなっていうのを
すごい取材風景とか取材にかける思いとか
ご自身でお父さんが津波で亡くなったっていう方もいらっしゃいましたし
そういう当事者としての気持ちとかもそうだし
思いが全部乗っている新聞なんだなっていうのはすごい強く感じましたね
地元密着の読み物としての新聞
目新しい刺激ではなくて
淡々と続けることの凄みみたいなのがいろいろなところで出ていて
この新聞社自体が別に震災のことに限らず
創業者の方が続けられて60何年とかの結構歴史を持っていて
当然その震災っていうものが非常に強いものとして
その土地の記憶としてあったからそこをしっかり手でねっていうのも当然なんですけど
それ以外も含めてこの地域に根差していく
いろいろな歴史を刻んでいくんだっていうところが
すごく執念として現れている
現れているからこそ凄みが増していくっていうところがあるんだなと思って
本当に山口さんが言った通りスクープを取ればいいっていうものじゃないんだなっていうのが
当然メディアの存在感とかいろいろあるのかもしれないですけど
そういうものに携わっていない自分からすると
あれだけやっぱり定点でしっかり毎年やってる粘り強さとかの方が
自分としては頭が上がらないなというか
凄みを感じるところはあったんですよね
これ最後に出てきますけど
新聞の愛読者みたいなおばあちゃん出てくるじゃないですか
そうですね
何もすることがなければ畑仕事以外新聞読んでますみたいな
2、3回読みますみたいな
ありましたね
この新聞っていわゆる日々発行されてるんだけれども
どっちかというと読み物に近いんだと思うんですよね立ち位置が
結局エッセイとかって
例えば何もない出来事をいかに魅力的に書くかとか
エッセイってもちろんネタ選びも重要なんだけれども
どういう切り口語り口で書くのかみたいなことも重要だったりするじゃないですか
どっちかというとこの新聞は多分そういうことが求められている新聞なんだろうなって
だからこそ繰り返し読むとか
読み物として読むみたいなことの方が向いている新聞なんじゃないかなっていうのは
帯びていて思いましたけどね
そうですね
いわゆるタブロイド的な
もともと新聞が始まった時の
ロンドンの都会で常にショッキングな出来事があって
それを面白おかしく報道しているっていうようなニュースというのとは
もう本質は違っていて
読み物としてしっかり記者が
それこそ熱量を持って書いたものっていうところが
現れているからこそその読者の方々も
すごく刺激的で毎日楽しいニュースが載っているから
それを取っているというよりは
地域に密着したものを淡々とっていうところを読みたいっていうところが
やっぱあるんだろうなと思って
本当にそこがアマミのコミュニティフンと近いものをすごく感じたので
最近そういうものをフォーカスするのが多いんだなというふうには思っています
いろんなところでのそういうものをやっぱり知りたいなと思ったので
今回の震災の回っていうところに限らずとしての
そこの強さというか
実際のこの新聞社が持っている存在感っていうのは見えました
これめちゃくちゃローカルな話じゃないですか
アムミの時もそうでしたけど
ここで書かれている地元ネタって
たぶん僕らが読んでも
まずどこの話の誰の話なのかよく分からないし
あまりそれがもちろん震災みたいな
世の中的な出来事というかパブリックに近い話であれば別だけど
新春カラオケ歌い始めの記事とかどうすんだよみたいなあるじゃないですか
僕らが読んでもそうじゃないですか
でも地元の人には価値があるみたいなことが
地方新聞社の生き残り方
割と起きてるんだと思うんですよね
それがインターネットとか
インターネットだけじゃなくてメディアとか
72時間もそうですけど
いろんなものでたぶん注目が実はされていて
そういうものこそが変に世界を見てとか
日本がどうでとか
そういう大きい何かを見るよりも
より小さな主語っていうか
本当にあなたに届けますっていう小さい姿勢が
今後生き残っていく上では必要だし
たぶん価値があることになってくるのを
本質につながるんじゃないかなっていうのは思いますけどね
それが当然ものすごく大きな資本を生むとか
大きな時代の流れになるっていうことでは全然ないとは思う
それが難しいとは思うんだけど
それでも着実に地域に残っていくもの
そして必要とされるものっていうのは
こういうものなんだなっていうのが
直近のそういう天海とか今回の海を見るとすごく思って
そこはすごく別に自分の地元とかではないですけど
誇らしく思えるというか
こういうものがまだ存在して
新聞の形を超えた未来
アクティビティに活動されてるんだなっていうのを
知れるのはすごくいいなと思いますよね
今回はドキュメント72時間で
当然72時間の定点なんですけど
結構いろいろなものを撮りすぎていて
割と今回消化不良な回だったなと思っていて
そういう意味では
これ一つ丸々ドキュメンタリーにしてほしいなって思うぐらいの
ドキュメント72時間の枠を超えて
やってほしいなというのが結構ありましたね
本編に入る前にいろいろな映像が
とびとびで使われるじゃないですか
毎回とか
あの時に使われてた映像の半分ぐらいが
実際の本編で流れてなかったような気がしていて
ありますよねそういう回
これ相当やっぱり撮るものがあったけど
もうなかなかこの30分の尺の中で
収めれなかったんだなっていうことが
かなり起こっているような気がしていて
そういう意味では熱量も含めて
正直この30分では収まってないんじゃないかっていうのがあるので
だいぶねこれの拡大版拡張版みたいなのは
普通に見たいなと思いましたけどね
そういう中で
筒に入れて下ろすとか
新春カラオケ歌い始めとか
なんでここは採用されてるんだろうみたいなとこ
あるのがやっぱいいですよね
そこだって普通のドキュメンタリーだったら切るじゃないですか
それは本筋と関係ないから言ってしまえば
ノイズですからね
あと滝出しとか
切る可能性あるじゃないですか
でもそこを切らずに使うみたいなことが
多分この密着
72時間密着するっていうコンセプトだからできてるんだと思うんですよね
そういうノイズを残すみたいなことが多分できてるから
そうですね
熱量100%だと別のドキュメンタリー番組になっちゃう
ドキュメント72時間としてはかなりあるべき編集では本当にあった
だからこそ抜け落ちた熱量がまだまだたくさんありそうだなっていうのがあるんで
そういうのは覗きたいなと思いました
ここで働く社員の方々にとっては
それこそ新聞を今読まなくなってるじゃないですか
例えば本田さん新聞撮ってます?
いやー撮ってないですねやっぱりだから
撮ってないです僕も撮ってないんですけど
周りの人もあんまりいないじゃないですか
それこそ撮ってる人って同世代とかで言うと
そうですね
実際新聞って多分撮る数
高読者数減ってるから数字で見てもそうなんですけど
減ってるじゃないですか
多分この新聞社も少なからずそういう影響を受けてると思うんですよね
売上的なとこで言うと
なんですけど
多分その世の中的な大きい子減っていくっていう流れとは別で
何もすることなきゃ新聞が読むみたいな話もそうだし
一定は別の生き残り方をするんだと思うんですよね
その新聞っていうもの
それこそ地方史っていう生き残り方
そうですね
もちろん規模は減るかもしれないけど
生き残りし
究極これは最終的な形かもしれないけれども
新聞じゃなくてもいいと思うんですよね僕は
それが新聞っていう形じゃなくても
じゃあウェブメディアなのかって言うと別にそうではない気もするんですけど
そういう簡単な話ではないんですけど
でも新聞っていう形じゃなくても
地元の情報の価値
こういう取材をするとか
特にそういうスクープ大スクープではないけど
ネタを取ってこいみたいな感じではなく
一つ一つ丁寧にみたいな姿勢はきっと何か
次に繋がるしやっぱり未来がある行為だし
そういう未来がある行為を
この震災っていうタイミングにぶつけたからこそ
この辺はやっぱりいい回なんだろうなと思いますね
そうですね
そこは本当に価値がある今回回になってるなと思います
なんですかね
新聞とってないですけど
近いものとしてはやっぱり
市町村が発行してるなんとか市ダイオリとか
ああいうの意外と読むんですよね
結構読みますね僕も
読みますよね意外と
読みます読みます
区報とかそういう○○市ダイオリみたいなのって
それにやっぱりちょっと今回の近いようなものはあると思っていて
記者の方のいろいろ熱意とかそれはもちろん違う部分あると思うんですけど
やっぱりそこが求められてるところの一つかなと思うので
新聞と区報の違い・新聞の必要性について
もしかしたら新聞じゃなくても
そういう区報的なものとしての残りはあるかもしれないですしね
だって届いたその区報みたいなやつ見て
だいたいその新店オープンみたいなとこ僕よく読むんですけど
近くにケーキ屋さんがオープンしたんだなとかって思って
見に行くわけじゃないですか
そのケーキ屋さんってタベログとかで言うとまだ乗ってないんですよ
Googleマップとかにも乗ってないわけですよね
だからそういうお店の情報を知っていけるみたいな
逆にネットとかどこよりも早いみたいな
区報っていう謎の現象が起きてますからね
いやそうなんですよね
そこの特徴みたいなのを割と掴んでいくと
そこに巧妙はちょっとあるかもしれない
本当は別に新聞である必要性はないと思うし
そこの当然費用をどうやって叶うかみたいなのは全然違うと思うんで
ネット情報と区報の比較
そこはまたいろんなあり方があるんだろうなと思って
もちろん新聞としてのノスタルジーっていうか
輪転機回る感じとかめっちゃいいじゃないですか
あれ良かったですよね
あれいいじゃないですか
さーって出てるのをほんとにスッと見に行き取って読んでるんだなみたいなのあるじゃないですか
あれとかは新聞ならではの良さみたいなのはあるんですけど
大きい目で言ったらそれがどうかっていうのもあるっていう話ですけどね
新聞ならではの見出しとかね
レイアウトの話とか入ってくるのが70時間っぽいですよね
入らないみたいな写真を3段にするかみたいな
そのやり取りがすごい72時間間あるなと思って
そこは本当に一定の良さも見れたかい
というところで今回は以上となります
ありがとうございました
ありがとうございました
22:53

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