金の鉱山の舞台
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、鹿児島、金の鉱山、この山に生きる、という回について話していきます。
舞台は、まさにタイトル通り、金の鉱山という、これまで72時間でも全く踏み入れてこなかった場所になります。
日本で唯一、今も年間3.5トンの金を産出する、この鹿児島のヒカリッド鉱山というところが、今回の舞台になってまして、そこに働く人々だったりとか、そういう現場の人たちの日々に迫った3日間となっております。ということで、本田さんいかがでしょうか。
はい。これ、72時間どころか、そもそも人がまず行けない場所ですよね。
そうですね。貴重なドキュメンタリーですよね。
貴重なドキュメンタリー、シンプルにね。一般公開もされていないということで、かつ、なかなか金山というのも、もうだいぶ少なくなってきて、今やここの場所が、ちょっと広発にしては逆に言うと、もう日本一の産出量となっているという形ではあるんですけど、それでもね、やっぱりまだまだ金の価値というか、
中にも出てきますけど、スマホの中とか部品とかに使われている金属に利用されるということで、単純な金そのものというよりも、そういう工業的価値も高いということで成り立っているという感じで、そこに働いている人たちに密着みたいな感じなんですけど、
72時間でも多くはないこのシリーズですよね。働く現場みたいな。
そうですね。
というのが、お客さんとかがいるようなところで働いている人の、こんな一面もあればお客さんもみたいなところが結構多いので、もうお客さんも何もないこの閉鎖空間、というかもう山の金の金山を見つける男たちの姿3日間という、この3日間というのが面白いなあというのと、
あとはやっぱり、いい引き出し方してますよね。なんかこの一見そういう山の男たち的な武骨な、なんかちょっとなんていうんですか、昭和の匂いも感じるみたいなイメージがあると思いきや、かなり若手の子たちも活躍していて、
その子たちに受け継がれているのはもうチームワークだと、そうしないとこの山そのものが成り立たないということがしっかりこう教わっていて、みんなそれをこう真面目に自分なりに考えながら仕事をしているという、まあ夢のような職場が描かれているという。
いやーこれよくここにまず取材しようと思ったし、そしてその最初の企画でこんななんかドラマっていうんですかね、なんか上巻を出せるのか?みたいなのは本当に思ったんです。凄まじいイメージを見たなあと思いましたね。
いやー今回やっぱね、いい構成ですよね全体的にね。最初にやっぱ金の鉱山って言うからあんまりその僕らもイメージがないじゃないですか。
だからそれを本当に最初にそのコンパクトにね、こう車に乗って入っていくところから始まってね、そこでまあすごい傾斜もあるんですよみたいなことを言ったりとか、なんとなくその周りのことを描いて、場所を見た時にその中で若手の人に会ったりとか、
でまあその後にだんだん途中からその引き継ぎですよね、交代で2交代制でやってるんですみたいな話が入ってきて、でまた休憩中の人に話しかけたりとか作業中の人に話しかける。2日目はその男性ばっかりこれまで描いてきたからこう主戦場っていうね、手でこう仕分けをする女性の方に行くっていうその本当お手本のような作りですよね。
すごい構造分析が すごいお手本のような作りだと思って、結構難しい場所じゃないですか、こういう72時間ってその密着する場所が難しければ難しいほど、その何ですか説明がいる場所であればあるほど結構説明を最初にちゃんとしないとダメじゃないですか。
情報量のね そうそうそう。駄菓子屋とかだと別に駄菓子屋ですって言いは終わるし、居酒屋だったら居酒屋ですって言いは終わるんですけど、
なんとか祭りとか特殊なやつとかね、だとそういうのをちゃんと説明しなきゃいけないから、それの結構金の鉱山ってみんななんかイメージはうっすらあるけど本当に何やってんだろうみたいなのがわからないところにちゃんと説明してるっていうのはすごい、すごいなんかプロのベテランの仕事を感じますよね。
何て言うんだろうな、やっぱり最初に金というもののイメージがガツンってあって、日本にそんなのってまだあるんだみたいな驚きもありながら、金山みたいなもののイメージがあまりにも近代的なものから更新できてないんで、絶対僕だけじゃないはずなのは本当なんかツルハシを持った人たちが掘ってるみたいな。
そうかどうやって掘るシーンがいつ出てくるんだろうと思って見てたんですよね。
見てたら逆に言うとすげえデケェダンプが入ってて、ドリルみたいなのがあって、逆になんかこれサンダーバードやんみたいな、近未来のあの時思いかけてたサンダーバードが今金山を掘ってるみたいな感じで、本当リアルデカドリルで突き進んでいくみたいな。
そのなんか、こんな風に変わってるのねっていう、お勉強じゃないですけど、ひとつ世界を知れるというかね、っていう驚きがあった中で、そこで働いている人たち、しかもそれは最前線の本当に、穴を掘って爆薬仕掛けて山切り開いてっていうところに携わる若手もいれば、
そしてその脇を支える女性たちとかの頑張りもあるし、去り行くね、老兵というか、定年を間近に控えた人たちが、いかにこうどういう思いで普段仕事して、そしてまた若い人に向けてどういう思いを持って引き継ごうとしてるかっていう、その去り際の背中ののがあって、かっこよすぎるだろうみたいな。
すごい、こういう場所を撮るとき、やっぱNHKアーカイブ的な、その白黒映像ですごい、みんなハンソレタンクトップで頑張ってますみたいな映像になるのかと思いきや、こういう若手の頑張りだったりとかね、そういう、さっき本田さんも言ってましたけど、前に進んでいくっていうかっこいいみたいな、それが時代から、
チームワークが一番大事な時代へみたいなね、ここにもそういう現代化みたいなことが来てるんだなぁとかね、やっぱ思いますよね。
取材の工夫
いっこいっこがやばいな、本当に今回語りたいしろが多すぎて、今だいぶ迷ってるんですけど、やっぱ一つは、本当に働く職場をいかに72時間、そして成立させ、そしてさらにそれが面白いものとして成り立つかっていうのの微妙なバランスを本当に飼いくぐっていったなあっていうのを思って、
やっぱりそのね、さっきもちょっとお勉強じゃないですけどって言ったんですけど、バイリアルって教育とかの企画でありそうじゃないですか、こんな場所に。
これあれなんですよ、この100カメとどう違うかみたいな話なんですよね。
これね、全く同じこと思いましたね。
これね、その100カメってね、同じNHKの番組で、それはそれこそお仕事場とかが多いわけじゃないですか。
はいはいはい。
お仕事場とかにカメラをいっぱい仕掛けて。
100個ね。
そうそう、100個仕掛けて、そのカメラをもとに色々映像を見ながら大通りの二人がスタジオに行って突っ込んでたり喋ったりするみたいな番組ですけど、それとどう違うのかみたいなことですよね、今回がね。
さらにかけ合わせていくとあれですね、地の迷宮バックヤードというですね、水族館の裏側とか、あと国立小展望台とか、そういう公的機関とかそういう系の裏側みたいなので、こういうので場を回してるんだみたいなことを知るみたいな、それもそれで面白いんですけど。
その辺のバックヤードや100カメと今回の金の鉱山がいかに違って72時間たらしめてるかっていうのが、やっぱいくつかあるんですけど。でも一個はこれ、事前準備どんだけしたのかなっていうのはちょっと。
ああ、それ事前取材ってことですか?
そうですね、それつまり別にロケ版がどうとかそういうことではなく、今回の3日間に結構そのタイムライン的には色々なものが流れていったじゃん。
はいはい。
あの昼夜の交代勤務の交代時間の引き継ぎみたいなのもあれば、山に入っていって、なんかこう探査家っていうのがあって、なんか実際に掘るというよりはサンプリングして、この辺にこれぐらい金が埋蔵してるだろうなぁみたいなのを探す資料の職の人みたいな人がいて。
そうですね、小学校の頃から石が好きだから探査家になりましたっていう、漫画みたいな人が出てくるんですよね。
そうそうそう、一方で最前線でなんかエースと呼ばれている子とかは、お父さんも元々後援でとか、それ以外もなんか体力に自信があってバスケ部だったっすみたいな若手の子とか、そういうのもいると思えばその探査家の子みたいな、ちょっとオタク気質な。
専門職の子もいて、そういう人もいて含めて成り立ってるみたいなのをやっていって、それこそ女性陣とかが鉱物の選別をしてて、みたいなのとかが結構3日間の中で色々な場所で同時並行してるやつだから、それをどこにどう行ってとか、まずそもそもそういうのがあってって、多分行ってお願いしますだと絶対分かんないじゃないですか。
だからこれ相当ちゃんと綿密にそれを理解した上で、ここを聞こう、ここを聞こうってやってるんだろうなと思った。
これもう一個は、この場所がすごくそういう繰り返しの場所だからだと思うんですよね。ずっとそういうルーティーンをやっているところだから、わりと取材も含めて結構みんな同じ動きをある周期で一定してるみたいな、だから取材の再現性が高かったみたいのはあるような気がしますけどね。
それをね、どこにどういう部署があって、何をしててみたいなのをまず、だってNHKからすれば全然知らない世界の話じゃないですか。おそらく一般公開もされてない場所なので、
そうですね。 金山側の、要はその会社側の人も、そんなに別に実はこういうのがあってみたいな、工場見学みたいなことも多分簡単にできるわけではないので、そこも含めるとなんかその両者の擦り合わせじゃないんですけど、なんかどこまで情報を公開してみたいなのとか、なんかすごい中の話になっていくんですけど、それもすごい気になるのと。
72時間のドキュメンタリーの特徴
それをしっかり把握した上で、多分頭の中でここを通りたい、ここを通りたいっていうのが決まっていったんだろうなと思うと、そこがすごく鼻が効いてるか、それが見事に編集しっかりなっていて、一つの72時間として成立してるなと思うんですよね。
やっぱりその100巻目とかそういうとことの違いとしては、その向こうはわりとシステムを描くじゃないですか。職場の、もちろん人も描くんだけど、今回はそのわりと72時間だからこそ、よりそのシステムももちろん描かれるんだけれども、人の話、その人の別に仕事にかける思いだけではなく、もともとバスケ部だったとか、そういう話とかも含めて、なんか描かれる。
っていうのがすごい、今回がそういう他のドキュメンタリーとは違う、なんかポイントなんじゃないかなっていうのはなんか思いましたけどね。
まあね、これは番組のテイストの違いなんですけど、100巻目はシステムとか、そういうどういう仕事の担当でとかの説明もあるんですけど、どっちかで言うとちょっとバラエティ寄りで2人が突っ込むみたいなのもあるんで、そんな職場で働いているAさんBさんの日頃の掛け合いのボソッとしてるのが100巻目の中に入ってましたみたいな、より多いですよね。
で、それがなんか意外となんか不真面目っていうか、なんかちょっとちょけてる部分とかであったりとか、なんかこうコアモテですごい真面目なこのシステムをきっちり担当されているAさんが、なんか実は大なアニメ好きでみたいな話とかもあったりするけど、72時間そういうことじゃないですよ、なんか。
あの淡々としたインタビューの中に、なんか謎にその人のバックグラウンドとか背景が突っ込まれていくみたいな感じで、あの師匠って呼ばれてたベテランの人いたじゃないですか、で、こうなんかいろんなことを自分も先輩から教わってきたんですみたいな感じで、例えばこのヘルメットには常にタオルを間に挟むようにして使ってるんです。
まあ、それを先輩から教わりました。安全のためにも、もしものためにも必要なんですけど。
怪我したときに使ったりとかね。
そう、その説明をしてるときの間に挟んでるタオルが、大ベテランのはずなのに、あの怪盗キットって書いてたんですよ。
そう、怪盗キットのなんかね、薄めのタオルを。
怪盗キットのキャラ、キャラタオルなんですよ。
そうそうそうそう。
あー、多分なんか娘さんとかが買ったやつを勝手に使ってるのかなとか。
なんか、そういうのが一瞬垣間見えるのが72時間。
金の価格上昇の背景
あとなんかね。
それを見事に引き当ててるという。
いやー、そうですよ。なんかあとそのね、取材している人の横でうっすらそのふざけている若者たちが見切れるとかね。
カメラ入ってくるの珍しいですからね、ほんと。
あれいいシーンですよね、あのね。一瞬見切れる。
そうそうそうそう。
いい、なんか全体的にこう、あの職場とか場所の雰囲気がすごい、空気感が分かりますよね。
いや、あの職場の雰囲気感めちゃめちゃでしたな。
なんかあの、食堂というかあの休憩室でみんなご飯食べてて。
はい。
あの、食堂というかまあ休憩室が全部あの、一方向を向いてる仕様になってたじゃないですか。
うんうんうん。
分かります?あの、食堂ってこう普通こう。
はいはいはい。
囲むようにして一択一択があって何択かそれがあるんですけど。
いわゆるスクールタイプというかね。
スクールタイプがあの学校の教室みたいな。
うんうんうん。
で、あれ分かんないですよ。あの分かんないですけど僕の予想としては、あれは多分あのコロナの時の接触を控えるための列の並びの名残だと思ってるんですよ。
あーなるほどね。
多分当時はさらにその横に付いたてがありなんか飛沫が入らないようにビニールの膜とかの付いたてがあったであろうあの一方向みたいな名残がなんかまだ残ってるのかなとか。
うんうんうん。
真相は分かんないですけど。
うん。
なんかでもなんか結構シュールな光景だったじゃないですか。
みんな一方向を向いて食べるっていう。
うん。
しかもそれが定点カメラで上からピーンってなってた。
うんうん。
一つ一つのその職場のそこをフューチャーするのみたいなところも結構一個一個フューチャーされてて、やっぱ72時間らしさをそこにも随所に感じてますよね。
いやー今回はねなんか僕は個人的にあれなんですよねその1日の終わりに葉っぱってそのね爆破するじゃないですか。
はいはい。
音が聞こえないっていうのがすごいいいシーンだと思ってて、地下深すぎるから全くそのほんと地上でボタンを押すから音が聞こえないみたいなそう話なんですけど。
いや今回のその金の鉱山の話っていやこれもまた推測に推測を重ねるようであれですけど、その金の価格が上がってるみたいなとこから多分入ってきた話なんじゃないかなと思うわけなんですよね。
はいはいはい。
最近ニュースでもね言っていますけれどもで金の価格が上がるってなぜ上がっているかと言われるとまあ諸説いろんな要因はあるんだけどもその一つには大きく戦争っていうものがあるわけですよ。
結局社会不安とか情勢不安になると実際にものがある金の価格が上がっていくっていうのは昔からそう言われていることであり、
そこを仮に入り口だとしたならばそうやって戦争とかによってマネーゲームとして金の価格が上がっているっていうことに対してこういうこの鉱山で今尾田さんも含めて僕らで話してきたみたいなことがずっと行われていて、
でそれをこう進めるのに必要な爆破っていうものをやるんだけどその音が聞こえないみたいなことがなんかこういろいろつながってきてその戦争遠い戦争とかとそうそうそうすごいなんかすごいなんかねこのそういう仮にね金の価格が上がってみたいな話の背景からだったら本当になんかすごい話だなぁと思うし、
でそのこの回の最後を実はやっぱ言ってもみんな金が好きだよねみたいなそういうふざけた終わり方するのもなんかいい終わり方だなと思うんですよね
あれそんな質問すんなよと思いましたけど最後にそれに答えてるやっぱ好きですよねあの笑顔で全て ok になるっていう
そのねオチをちゃんとね金が好きかっていうね謎の質問をすることによりね落とすっていうそのやっぱ力技もやっぱいいですよね
なんかそれ本当に全体的にやっぱ僕もそれは感じていてつまりそのすごく日本らしい場所でもあるよなっていう感じなんですよね
いわゆるその金そのエマグさんが言った通りまあ価格も跳ね上がっていてまあ古来からまあその要は資本の象徴みたいなものである金みたいなものを採掘している場所っていうのが普通に考えればなんかそのハリウッド映画とかじゃないですけどダイヤモンド鉱山でなんかすごい状況で働かされてるみたいなのとか
その世界のそのなんかすさまじさみたいなものを想像していながらそうじゃなくて実際は日本のすごくこう職場として安全第一みたいなところとかチームワークっていうのでやっていてしかもまあそれであるので当たり前ですけどなんかそのものすごく儲かっているわけなくて
世の中に必要なものでもありそのいわゆるゴールドみたいな話っていうよりはスマホのなんか部品に使われるみたいなそういう必要品を生み出している場所として淡々とその鹿児島の男たちが山に入っていっているみたいな
だからそのちょっと前に海に眠るダイヤモンドっていうねあのTBSのドラマでありましたけどその羽島っていう長崎の孤島にある島であの石炭がね掘られてたみたいなところに出てくるあの男たちのあの感じとまたちょっと違うわけですよね
そのいわゆるその当時の高度経済成長期のそれこそそのベテランの人も昔はって言ってたような掘れば掘るほど儲かるみたいななんかそういう世界観から変わってきているその鉱山というか山のねその男たちの仕事みたいな
みたいなものもまあ変わってるものもあるし変わってないものもあるみたいなところを描いていてそれが非常にそのいわゆる金っていうもののギラつきでは全然ない日常の幸せを踏みしめている人たちの営みだったじゃないですか
そこがね対比としてすごい描かれてたなーって思うんですよね
いやそうなんですよねやっぱこの鉱山のその今回の回がすごくこういやーすごい味わい深いというか感じだなと思うのはやっぱこの鉱山の寿命みたいなことをみんな言うわけじゃないですか
鉱山で働く人々の営み
もうやっぱ山だから掘り切ったら終わりになるわけですよねでもうこれ以上金が見つからないっていうその判断をするタイミングがいつか来るかもしれないみたいなねそういうことも言いますしその実際にその親子で働いているとかって言うと息子がじゃあその19、20歳とかだからそのじゃあ彼らはいつまで掘れるんだろうかみたいなところでやっぱあるわけじゃないですか
で実際その例えばじゃあスマホにしても結局なんか何こう都市金山とかって言いますけどその実際にこう今ゴミとなっているスマホみたいなとこから金を取り出してやるとかむしろ掘るのではなくてすでに使われている金をリユースしていくもう1回こう引っ張って使っていくみたいなことが実はされていたりもするわけじゃないですか
とはいえこういう新しい金も必要でとかそういうことがある中で本当にその地球を相手にしている感じというかそこがすごくこうなんていうんだろうな
じゃあそれがなんか単にこうじゃあ別に都市に眠っているそういうレアメタル的なそういうものをこう扱えばいいのかって言われるとこういうこの人たちの頑張りって別にそういう話とは違うっていうか
なんかそこをこの人たちがやっているこの鉱山の歴史みたいなものとそこで働く人々のこう150人の尊さみたいなことっていうのはなんかすごいこう見てるとやっぱグッとくるものもあるしそれがその切なさもあるし
なんか本当に貴重なアーカイブっすね
その積み重ねでその去りゆく人たちの背中がやっぱこう煌めきが増すんですよね
寿命の話で言えばやっぱ勝手にこの金山って100年ぐらい続いてるのかなと思ったんですけど40年なんですよね
だから1代ってか今ちょうど1代変わりするぐらいなんですよね
山ってそういうもんなんだというかそれは取り終わったら終わりだよなって
120年とかじゃないんですよ逆に逆にそうなんですよね
その40年っていうリアルな長さその一人の人生としてのその仕事のそのベテランの人たちの男たちの歴史としてはもう十分だが
そのそれこそ息子に伝え息子にもそれは継続できるのだろうかみたいな
もしくは自分たちの時はもう30年とかで終わるって言われてたけど40年今まだ取れてるんだ
そこはねその実際の技術的な問題での発展とかもありながらみたいなところで未来はわからないみたいなところもあって
そのリアルな時代のその40年という名が面白くて
だから最後こう生えてくるなと思うんですよね
やっぱいいじゃないですか自分の集落にある日突然金山金が出ると言われ鉱山町がついに赴任してきてここで山を切り開きますっていう風になって
その集落のお祭りでたまたま鉱山町と相撲を取って買ったのでいいね君鉱山入らないみたいなことでスカウトされる40年前みたいな
最高のエピソードじゃないですか
そうそう最高のエピソードですよねなんかそういうところからその40年が今みたいな話も
何かやっぱ100年とか何年みたいなことがすごくこう時代が経てば経つほどやっぱ重みが出るのはもちろんなんだけども
そのここの40年の重みたるやみたいなことはありますよね
一つの町のというかもう一人一人の人生の40年っていうのがもうフルでやっぱ乗っかってこの村というか町でね息づいてると思うんで
その40年でかいなあっていうのとまあでもそれが続くのかどうかっていうとこが危ういっていうとこのきらめき
現代的な鉱山経営
でなんですかもうクーラー付きの新しいダンプはもうで一回もそれに乗ったことないわっていうおじさんが
いましたよね
一番古いダンプをがんたれつってね鹿児島弁の頑固者だっていう言い方してこのがんたれでいいんだよとかって言って
そのダンプを洗うあのシーンもう最高じゃないですか
いいっすよね
いやーこれどうしようったらこうやって逆算でどうやったらこの絵が撮れるっていう
木算がついたのかわかんないぐらい本当に素晴らしい企画だなと思うんですけど
いや本当にねこの聖地巡礼しようにもできない場所ですからね
できないこれはできないですか
立ち入りができないんですからそもそも
入社するしかない
そうそうそう聖地巡礼するにはね
そう入社するしかないね
なかなかねそのやっぱ72時間だからこそだし今だからこそだしっていうこれがねまたちょっとそのねここが閉まるとかいうタイミングだったらまたまた違う話になると思いますし
それをまた含めてみたいですけどでもなんかこういう今だからこそ見れる現役の鉱山の姿みたいなの
いやそうそう
貴重だと思うんですよね
それは本当にそうだと思うな
鉱山で行くって確かにだいぶ貴重ですよねこの現代的な
いやいや貴重だと思います
国内で現代的なやり方で鉱山経営しているみたいな
いやすごいとこだなと思いますよね本当に
貴重本当に72時間のアーカイブ制というかこれは結構ね歴史に残る甲斐なんじゃないかなって思いますね
本当にそう思いました国内のねすごく重要なそこで働いていた男たちの72時間という素晴らしい回でしたね
ということで今回は以上となります
ありがとうございました
ありがとうございました