赤札堂の紹介
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、私がメガネをかける理由という回について話していきます。
舞台は、1万本のメガネが並ぶメガネ用品店になっています。
いろんなメーカーのメガネがあって、安いメガネから海外のブランドまであるという場所で、あとはここの特徴としては、1つ大きいロードサイドのあるお店ということで、
そのお店についてですね、なんでメガネ屋さんに来たのかというのに密着した3日間になっております。
ということで、本田さんいかがでしょうか。
はい。シンプルに、僕が前住んでた場所にめっちゃ近くて。
そうなんですか。
岐阜県に住んでたんですけど、ほんとここねギフトの境みたいなところで、車で30分ぐらいで行けるんですけど。
毎日じゃないですけど、よく頻繁に通ってたんですけど、ここまさか赤札堂の本店だとは思ってなかったですね。
ちょっと当たり前のように言われたんですけど、赤札堂っていうのは知らないんですけど、まず何なんですか赤札堂って。
赤札堂っていうのが東海県のチェーンなんですよ、メガネのね。
僕も知らなかったし、正直別に地元民じゃないんで、赤札堂があるのは知ってるけど、行くならメガネ市場の人数かなみたいな。
ちなみにこの赤札堂本店の向かい側にメガネ市場入ってますからね。
え、じゃあその激戦区なんですか。
メガネの選び方と人々の理由
激戦区かどうかわかんないんですけど。
メガネ激戦区じゃないですか。
今回の会議を見てもしかしたら気づいた人がいるかもしれないんですけど、赤札堂って異常なほどのメガネの陳列量なんですよ。
あそこの、何て言うんだろうな。やっぱすごい圧倒されますよね、あのメガネの量。
やっぱり現代的な展示方法とはとかってやっぱ思っちゃうぐらい物量が正義なんですよ。
そのね、ドン・キホーテ的なね。
ドン・キホーテ的な、だから本当ドン・キホーテみたいなの探す楽しそうじゃないけれども、いろんなものが入り乱れて、安いやつは本当に安いし、みたいなものをとにかく多く買うみたいな場所という私の認識で、
今回見たんですけど、思ったよりメガネにみんな思い入れがあるのかないのかよくわからなかった。
物量が多いからね。
そう、物量が多いから、この赤札堂に来る理由ってこういうことなんだなと思ったというか、これ多分私がメガネを買う理由でしたっけ、タイトルがね。
そうですね。
正確にはこれ私が赤札堂でメガネを買う理由だと思うんですよ。
なんでかっていうと、みんなすごい壊れたみたいなの多くなかったですか。
やたらメガネ壊れた人いて、そんな壊れると思いながら見てましたね。
確かにそんなに壊れないし、赤札堂ってそういう人の駆け込みではなんだなってすごい思いました。
やばい、壊れた!みたいな時に、すいません!っていけるとこなんだなっていう気軽さ。
やっぱそんなに高くない安さを売ってる場所っていうところもあるので、そうなんだなーっていうのと、
日本人って今はもうメガネ使ってんだーっていう、新聞記事を読んだ気分になりましたね。
でもいっぱいメガネが今1万本近く並んでるっていうので、
結構メガネ選びって、僕も普段コンタクトですけど、メガネ家で全然してる時に、
メガネ選ぶのってめっちゃ難しくないですか?
どういうことですか?
結構僕、ここの赤札堂に行く理由っていう話でも繋がってくるんですけど、
自分に合うちょうどいいメガネが全然見つからなくて、
本当に、メガネってめっちゃはしごするんですよ、買うときとか。
本当に10は言い過ぎですけど、5店舗以上はたぶん回って、結局決めるみたいなことが多くて、
そういうとこで言うと、この1万本並んでるみたいなことは、
すごいそこに行けば何かしらあるだろうみたいな安心感はあるのかなと思いましたかね。
めっちゃ大変ですよね。
こっちで所狭しと並んでるんで。
まあそうですよね。
でも、メガネ探すのはやっぱり大変な人とそうでもない人って結構分かれると思うんですよ。
そこで言うと、僕全然迷わないんですよ。
なんで迷わないんですか?
ほとんどのメガネが僕は似合うから。
いや違うな、似合うメガネのタイプが決まってるから、そのタイプを探しに行くので、
自分で似合わないタイプのメガネのコーナーに行く必要がないみたいな。
なるほど。
反的に言うとメタリックフレームみたいなやつって似合わないんですけど、僕は。
メタリックフレームみたいなところには絶対行かずに、
だいたい黒縁メガネ系のところに行くから、
だいたいそれで似合うのが一個か二個はあるから、
のはあるんですけど。
でもヤマガヤさんって別に毎日常時描いてるわけじゃないじゃないですか。
多分お家とかそういうとこで描く。
全然家でしか描けないです。
だけどすごい気にするんですか?これだみたいなやつまで。
なんていうんですかね、洋服とかもそうですけど、
洋服よりも、洋服って一日着たら洗濯するじゃないですか、だいたい。
だから言っても一日だけなんですよ、着てるのって。
別に二日連続で着たりしないじゃないですか。
だけどメガネって夜の時間帯、例えば着けてるとすると、
着けてる時間が洋服とかより長いじゃないですか。
だから別に外から見られるどうのっていう、
かっこよく見られたいとかって別に家にいるから正直そんなんないんですけど、
自分が似合う似合わないっていうのもそうなんだけど、
気に入ったものを買いたいっていう気持ちが強いって感じですかね。
着けてる時間が長いから。
メガネの医療的側面と文化
それは本当そうですよね。
山口さんはわかると思うんですけど、私は本当に外での四六時中メガネを着てるじゃないですか。
だから、もちろん気に入ったものを買いたいし、逆に言うと服というよりは体の一部なんですよね。
本当によくある漫画の表現で、メガネキャラの本体はメガネだみたいなのがありますけど、
割と僕そうだと思ってて、それぐらい身体感覚があるんですよね、メガネに対して。
そういう立場からすると、確かに自分に合うメガネは着たいかなっていうのはあるんですけど、
今回の人ってそれのいろんなパターンありましたよね。
そうなんですよ。今回の人で僕の今の話は対照的なのは、メガネをめっちゃ持ってるみたいな男性が出てきてて、
お二人で来てて、結婚前のデートは毎回違うメガネだったみたいなことを奥さんが言ってて、それは極端な話だなと思うんですけど、
でもそれはファッション感覚でいわゆるメガネを買えるみたいな話なんで、今の本田さんと僕が話した身体感みたいな話とはちょっと違う話なんですよね。
だからそういう身体感っていう意味で、本当に目の負担を軽減したいからっていう理由もあったし、
これはバイク用のメガネですとか、なんとか用のメガネですとか、
いろいろあって、当たり前ですけどメガネの用途って言っても一概にいろいろあるんだなと思いながら見てたんですけど、
今回がたまたまそうなのかもしれないですけど、
し、メガネって目が悪くなってそれを矯正するみたいな基本的な流れだからかわかんないですけど、
そういう今のちょっと何かが欠けた自分とどう向き合うか、それでも生きていくみたいな話多くなかったですか?
それはメガネが壊れてみたいな話ですか?
違う違う、そういうことではない。
嘘じゃなくて?
それだったらわかるんですよ、メガネが壊れて仕方ないどうしようみたいなのは確かにいたんですけど、
なんかやっぱしたらね、実際に本当に目の病気になってしまって、もともとは目は良かったしバスに乗る練習だったけど、
今は本当に片目が見えなくなって、それでも普通に色付きメガネで保護しながら、
もう片方の見える目で何とか生きていくんですっていう話だったりとか、
あとは本当に営業マンの方で目とはあまり関係なくてね、足を悪くされたというか、
濃厚則やってっていう方が本当にそれでも割と明らかんと自分の車に積んでる車椅子とかを見せてくれたりして、
これで孫と遊ぶんですよとかなんて言ったりしながら、ほぼメガネはおまけみたいなそこはあって、
でもそういう自分とどういうふうにうまく生きていくか、
あとは最後の人なんてね、年のせいっていうふうにあんまりしたくないけど諦めに使える言葉ですよねみたいな、
自分のこれまでの老化じゃないですけど、自分の人生のステージが変わっていってそれでうまくいかなくなることもあるけど、
それでもやっていくしかないですよねみたいなんで老眼デビューするみたいな、
なんかそういう話とか、意外とそういうの多かったなっていうのが意外でしたね。
なんか本田さんっていつ頃からメガネ描き始めてるんですか?
まあ中学生ぐらい。
それまでは裸眼?
裸眼ですね。
なんかそれもある、そういうメガネといつ出会うかみたいな話もある気がしてて、
今の身体感覚みたいな、本田さん僕もそうですけど、僕もずっと目悪かったんで、
基本メガネしたりとかコンタクトしたりっていう生活が当たり前なんですよね。
でもなんか今回今の本田さんの話であったのが、やっぱ老眼になるとかってある程度、
もともと目が悪くて老眼になってみたいな話とかももちろんあるけれども、
それだけじゃなくて途中で急に目の病気をして必要になったとか、
なんかそういうことがやっぱりあるわけじゃないですか。
そうするとなんかより治療器具っぽい感じというかがあるから、
今本田さんが言ったようなことが起きるっていうか、そういう気持ちになるんじゃないかなっていうのは思いますかね。
そうですね。メガネって当たり前なんだけど治療器具なんだなって思わされたというか、
なんかこれ赤札堂の何本もメガネありますぜっていうのと、
あとタイトルの私がメガネをかける理由ってちょっと僕煙にまかれた感があると思ったんですけど、
最初はなんか遠心願望的な話だと思ったんですよ。
なるほど。
メガネデビューすることによって、
なんか違う私になるっていうことに関してのいろんな話が聞けるのかなって思ったんですけど、
思ったよりもその医療器具としてのメガネみたいなところって、
そういうのをはっきり言って欠損と捉えるか、
それでもそれが私なんですって捉えるかって自分次第みたいなところを、
どういうふうに皆さんが向き合ってるのかみたいな話になってて、
赤札堂のデカデカとした宣伝文句の中に確かに補聴器って書いてある。
確かにメガネ屋さんって補聴器も売ってるじゃないですか。
そうですね。
やっぱりそういう老眼もそうだし補聴器もそうだけど、
実際は結構メガネってそういうままならなさみたいなものと、
実は深くつながってたんだなって結構当たり前なんですけど、
この回見て思ったっていうところ。
なんかこの回って今72時間のポッドキャストやってきて、
初めて言うくくりの話これからしますけど、理由シリーズだと思うんですよ。
理由シリーズ。
理由シリーズ。
微妙にありますよね。
今回そのメガネを理由じゃないですか、メガネのかける理由ですけど、
その前で言うと脱毛クリニック、僕らがヒゲと別れる理由じゃないですか。
ありました。
これも横浜のオフィス街にある脱毛クリニックが舞台で、
なんでその脱毛をみんなしてヒゲと別れるんですかみたいなのを聞くっていう回数ね。
あと理由シリーズで言うと、私が献血ルームに来た理由ねっていう回とかも、
なんで献血ルーム来るんですかみたいな。
この2つの理由シリーズって分かりやすく、別にヒゲってあってもいいじゃんとか、
別に献血って絶対しなくてもいいじゃんみたいなことだと思うんですよ。
だからその理由っていうのが成り立つっていうか、だと思うんですよね。
なんでするのって特殊性があるからこそ理由を聞きたくなるっていうポイントだと思うんですけど、
今回のメガネをかける理由はさっき本田さんが言ったみたいに、その理由系譜の流れで言うと、
別にメガネをかけることって今の時代その7割が特殊でもないじゃないですか。
メガネをかける理由の考察
だからかける理由も何よりも目が悪いからなんですよ。
すごいもともこもない話なんですけど。
本当そうだと思いますよ。
理由シリーズってね、ちょっとニュアンス違いますけど、男が靴を磨くときっていうのもあったじゃないですか。
靴磨きのやつっていうのはね。
ああいうのも含めて、なんで来るんですかは、結局最初のオープンクエスチョンみたいなもんで、
そこからどんどん深掘っていくと、その人の人生観とか、
なんで靴磨こうと思うとか、なんで脱毛しようと思って、さらにその先みたいなのが結構あるんですよね。
それでいくと、今回もそれでメガネで繰り広げられたわけではあるんですけど、
だいぶそれがさっき最初にお吉田さんが言ったままならなさ。
どう突き上がったよね、そこに修練していったなっていうのはあって、
これ理由界って結構難しさがいって難易度が高い。
そうですね、その理由界の中で言うと、ランキングとかにも出てる、私が楽器を吹く理由っていうのが理由界としてランクインされてる。
これは確かこの年のベストになってるんですよね。
赤札堂での購入動機
それも楽器だから理由って、これって微妙なラインなんですけど、
楽器を吹く理由っていうかどういう気持ちで楽器吹いてるんですかっていう質問なんですけど、
それは新型コロナっていう2020年の放送の回なんで、結局そういう舞台がなくなっちゃった人に対して、
でもやっぱり楽器が好きでこういう楽器屋さんに来てる人ってどういう思いなんだろうっていう時代背景も含めて、
いろいろ立体的になってすごくうまくはまった理由界だと思うんですよ。
時代背景も含めて。
メガネをかける理由で、理由の話をちょっとする前に献血ルームの理由の話をすると、
これ僕らのポッドキャストでも話してるんですけど、献血ルームに行くことで社会とのつながりを感じられるみたいな、
超初期ですよね僕らのポッドキャストもね多分ね。
3話か4話ぐらい。
3話か4話ぐらいで多分同じテンションで話してるんですけど、
これも献血ルームに行くということが目的であるっていう理由じゃないかっていうのを僕らは結論づけてるんですよね。
心地よさみたいな。
社会とつながる心地よさみたいなのを感じるために行ってるんじゃないかみたいなことが思っていて、
今回のメガネをかける理由に関してはもうメガネが壊れたからとか目が悪くなったからっていう、
なんか以上でも以下でもないみたいな、
それぐらい生活として必要なもので理由シリーズをやってるんだなっていうのは思いますね。
本当に私が赤札堂で買いに来た理由なんですね。
その問題提起だったらすごいわかるというか、
今回の場所制としてもこれすごい最後に携帯ショップとかが並んでる並びに出るじゃないですか、この場所って。
だからこういういわゆるチェーン店通りのロードサイトの中にこういうお店があって、
だからこういう人が来てみたいな。
今さっき本田さんの最初の話にあった、実はその前にもメガネ屋さんがあってみたいなこととかが立体的に見えてくると、
赤札堂に行く理由って確かになみたいになってくるんだけど、
メガネをかける理由っていう問いだとなかなかそこが見えにくいっていうところはありますかね。
そうですね。
やっぱね、なんで赤札堂っていうか、なんでその愛知のね、
だったんだろうっていうその場所設定とか、そのロードサイトである意味とかね、
なんかそういうのをもうちょっと知りたかったかなというか、
ちょっと自分の読解力だけでは今回の会を見るだけでは、
その深いところの意図まではね、ちょっと、
メガネっていうことに関してはさっき言った通り分かったんですけど、
ここはなんでなんだろうなーって結構思ったし、
たまたまね、自分がそこの近くに住んでたとか、東海圏の解像度高いからっていうのがあっても、
正直ちょっとわからない部分はやっぱり多かったですよね。
なんで赤札堂みたいな。
しかも赤札堂の本店は本当に不走調にあったんだっていうのもちょっとびっくりしたし、
本店にしてはやっぱり結構駆け込み寺のね、すごい駆け込み感があって、
それはやっぱり一つちょっとあるのかなとは思ったけど、
本当に最後の最後にね、閉店間際に来たお母さんとか、
駆け込みじゃないですけど、なんかフラッと来た感はすごかったりとか、
そういうメガネ屋さんもあるんだなーとか、あるんですけど、みたいなね。
そうですね、メガネ屋さんっていろんな側面があって、
治療みたいな側面と、シンプルにファッションみたいな側面ですよね。
っていうのをどっちをフォーカスするかみたいな話もあるじゃないですか。
それも結局、髭の理由、髭の脱毛クリニックの理由シリーズの話でいくと、
そこの中では結局オンラインの打ち合わせが増えてきて、
顔を見られることが多くなったから脱毛する人が増えてますっていう背景があり、
実際インタビューでもそういう話があるみたいなことだったと思うんですよね。
今回もメガネもどっちなんだろうって思い、
そういう社会背景みたいな話があるのかなみたいなとか、
それかも振り切ってファッションとしてのメガネみたいな話なのかなと思ったら、
蓋を開けてみたらやたらメガネを壊した人が多いっていう、なんか不思議な回だった。
あとは悠久のすべてを使ってゲームする人とかね。
1日どれぐらいゲームするんですかって言って20時間ぐらいって予想を超えるぐらいゲームをするみたいな、
人が長い時間をやれるようにゲームするとか、機能特化ですよね。
なんかすごいそういう、ある意味でメガネの多様さっていうことじゃないですけど、
いろんな人とのメガネの距離感っていうのが見えた回だったかなと思いますかね。
現代社会とメガネの普遍性
本当に現代人ってマジで目が悪いんだなって話ですよね。
本当そうですよ。
7割か、7割っていうともう多分赤ちゃんとか子供とかの割合を頑張って使って、多分7割だから、
やっぱり基本的には成人以降で老眼に至るまでっていうのでカウントしていくと、
かなりの人が結局メガネになってるっていう話。
だって昔のアニメとかドラマでもそうですけど、メガネくんっていうあざなが存在したわけじゃないですか。
キャラですね。
キャラとして、メガネくんってあざなないですよ。だって日本中7割がメガネなんだから。
そういう話なんだなと思いますよね。
だから、赤札堂であったり愛知の場所っていうのは逆に言うとアノニマ性みたいなところだったと思うんですよね。
リモートワークが増えている都心部でっていうわけでもないし、
ファッションに気を遣うZ世代が増えておりっていうわけでもないし、
やっぱりメガネデビューで少しでも大人っぽくなりたいみたいな女の子も来てましたけど、
あれでもある意味普遍じゃないですか。
すごいよくわかるな、その感覚っていうか。
っていうのがあったんで、ある意味だから今の現代人全部乗せってことなのかな。
まあそうかもしれない。だから郊外でさっきのアノニマスっていうかね、匿名性も含めてあって、
日本人とメガネっていう回なんじゃないですか。
よし、じゃあそれにしましょう。
日本人とメガネにしましょう。
日本人とメガネだと思います、これは。
以上になります。ありがとうございました。
ありがとうございました。