始めるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でアメリカに拠点を置くテーラー代表の柴田陽さんと、起業家独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
ご飯を食べているときは常に本を読んでいるという陽さんですが、最近読んで印象的だった本はありますでしょうか?
このポッドキャストに数週間前からコンテンツキュレーターとして手伝ってくれている関戸さんという人がいるんですけど、その方が定期的にこれ面白かったです、みたいな投げ込んでくれるんで、
その中でですね、舞さんが取り上げてた文芸評論家の三宅嘉穂さん。
なぜ働いていると本が読めなくなるのか、という前で取り上げた方ですね。
の新刊が出てて、youtubeきっかけそれ見て面白かったです、みたいなことを書いてたんで、読まなきゃと思ってさらさらっと読みました。
最近読んだ本なんですけど、この話が面白い人は何をどう読んでいるのかっていう本のタイトルで、三宅嘉穂さんって基本書評ですごくバズった人っていう認識なんですけど、
そもそものデビューのきっかけっていうか、なんかわかんないけど、有名になった経緯。
その書評、実は書くのに技術がありますよ、みたいな話と、それは話の面白さみたいな共通、相通ずるものがありますよ、みたいな、そういう内容の本です。
いいですね、なんか書評とかってねセンスとかな感じがしちゃいますけど、ある程度技術で抑えるべき要素を抑えたらいい感じに書けるもんなんですかね。
一応5つの技術って言って、詳しくはちょっと本読んでほしいんですけど、比較、抽象、発見、流行、風域、みたいな書いてあって、この本は前半の3分の1ぐらい体系、技術体系について説明されてて、
でも実例がないとわかんないと思うんで、以降実例ですって言って、残りの3分の2は過去の書評、過去に書いた書評がひたすら並んでるっていうスタイルの本で、ケーススタディ、Eよく捉えればケーススタディみたいな感じで。
なるほど、その過去の書評があれか、ここがこれです、ここがこれです、みたいになってるんですかね。 一応技術の①を使ってるのはこれです、みたいな感じで、10本ぐらいパッと載ってて、技術の②を使ってるのはこれです、って7本ぐらいパッと載ってるみたいな感じのやつ。
これ書評すごい上手だなと思って、結構小学校の時、読書感想文苦手組からすると、小学校の時に知ってればっていう。 そうなんですね、なんかそもそもちょっと脱線しちゃいますけど、樋口さんなんで苦手だったんですかね、なんかうまく書けそうに思うけど。
何を書けばいいのか、誰に何を書けばいいのか、正直その、読んで内容は理解したけど、感想と言われましてもみたいな。もともとなんか僕感想を考えるのが苦手なのかもしれない。 でもなんかそれ前も言ってましたよね。
例えば映画見てどうだったみたいな話するじゃないですか、どう思ったみたいな。で、やっぱ話せる人ってすごいこうこうこう思ったって話せるんですけど、僕はなんか楽しかったとか、考えさせられた以上にちょっとなんかあんまり出てこないっていう端があって。なんか聞かれればいいんですけどね、質問力がないのかな。なんかそのここどう思ったとか言ってくれれば、軸を自分から持ってくるのが苦手なのか。
ああなるほど、そういう意味ではね、読書感想文って何も質問してくれてなくて、ただ健康用紙だけ渡されている状態だから、それは確かに質問力が全くない状態。
質問力ないぜ、たのかもしれない。
なるほど、なんかこの本に関連して、ある意味これってあれですよね、そういう書評の書き方みたいなところと、その話を面白くすることが通じるみたいな話だと思うんですけど。
そう、なんかyoutubeでは、この監督さんがもともとお勧めしてくれたのは、youtubeを見てその元ネタの本を読んで、みたいな感じの流れなんですけど。
youtube自体はその和術みたいなメインテーマで、その話を面白い話っていうのはこういうふうに考えられる、考えるんですよみたいな内容。
すごい、なんか私、面白い話をするために心がけていることが一つもないというか、面白い話をしようと思ったこともないような気がしてきたんですけど。
ずっとこういう人の話を聞いて、なるほどとかリアクションばっかりして生きてきた気がしていて。
それはそれで聞き上手っていうチャンネルですけど。
洋さんって結構この番組でも過去にたびたび、なんか今のはこういうレトリックが使われてますねとか、なんかそういう分析をしてくれることが多かったんですけど。
なんか洋さんってこの本でいうところの、なんていうんですか、話をする上で心がけていることとか使っている和法みたいのあるんでしょうか。
そうですね、レトリックって説得力を高めるための和法みたいな意味だと思うんですけど。一応自分なりには3パターンぐらいよく使うなと。
リアルタイムでこれ使ってやれって思ってるわけじゃないけど、そう思っている時もあるかもしれない。でも3つぐらいあります。5つはないんですけど。
つまりそれを教えてください。
これよくポッドキャストでも言ってると思うんですけど、軸ずらしっていう、別にレトリックっていうかその心がけていることなんですけど、話の軸をずらすってやつですね。
なんかそれを心がけてるって言うとなんか。
そう話の腰を折るみたいな感じに聞こえるよね。語感としてね。語感が良くないね。
確かに。
ちょっとややロアーク的な表現を使ってますが、マッキン勢に入った時に新人研修があって、その中に分析とは何かっていう問いから始まるコマがあったんですね。
なるほど。なんかすごい難しそうだな。
ちょっと全問答風じゃん。分析とは何かみたいな。宇宙であるみたいな。かと思ったら全然めちゃくちゃちゃんと答えがあって。
マッキン勢。
マッキン勢なんか分からないけど。分析とは比較であるっていう定義なんですね。確かに分析って比較なんですよ。これは面白いことに。そうなんですよ。よくよく考えると。
でやっぱり例えばAが優れてるって言うからには、AとAじゃないものを比較しているわけじゃないですか。
そうですね確かに。
それ分析してっていうことって、何かとそれを比較をして、だからこうなってるとかこうだっていう話をする。
ちなみに面白いことにこの三宅さんの本も技術の①は比較って書いてあるんですけど。この分析とは何かっていう問いから始まるセッションって、データトゥーチャートっていうセッションの1個目で、データトゥーチャートって何かっていうと、よくコンサルタントが書くスライドってさグラフが載ってて、そこでなんかリード文が書いてて。
例えば年齢なんか市場シェア減ってるみたいなグラフがあって、A社の市場シェアは年率何%減少してるみたいな感じのリード文があるみたいなスライドのイメージあると思うんですけど。
ありますね。
あれをチャート、スライドって呼んでるんですけど、データをどうやってビジュアライゼーションするとみんなに伝わるのかっていう、そういう技術を学ぶためのセッションがデータトゥーチャートっていうセッションなんですね。
めっちゃ有益。
かっこいいですね。
かっこいいし、ちょっと意図が明確になるかな。
確かに。
でデータトゥーチャートの中で、その分析とは何か分析とは比較であるっていうイントロから始まっていて、今言った市場シェアが年率何%低下してるっていう比較って、結局その年ごとを比較してるんだよね。
そっかそうですね。
今年と去年と2年前と3年前とっていうのを比較して減ってますよねとか増えてますよねっていう。
だから比較って軸が必要なんですね。今の例でいうと軸は時系列っていうことになりますし、何でもいいんですけど、比較するってことは何か比較をする軸があるってことになるんですよ。
そうですね、確かに。
で軸ずらしって言ったのは結局何かの結論を導くために比較の軸を変える。要するに結論AよりもBがいいって思ってる人に対して、いやいやBの方がいいよっていうことを伝えるときに、何かの軸で比較してるからAの方がいいってなってるわけじゃないですか。
それを真っ向からいやいやBの方がいいんですよって言っても水が経路になっちゃうんで、このAとBを比較するときに大事な軸ってXとYどっちだと思います。Yですよねっていう話をして、Yで比較するとAとBってBの方がいいですよねっていうこういう二段論法みたいな感じの話。
そっか、それ言われるとそっかってなりますよね。そこの軸だとそっかって。
軸ずらし。だから営業現場とかでもこれまでってあなた本社このジャンルの製品ってこういうふうに選んでましたよねと。でも今世の中こうなってるからこっちの軸の方が大事になってきてるんですよと。
こっちの軸で考えたらこっちの製品は良くないですかっていう。一応その1問目もYだし2問目もYだからこの製品の方がいいっていうロジックが一応通る。
いいですね。それだと1個目の軸、もともとの軸を別に否定しなくてもそこで妙に頑張らなくても別の軸でそっかってなればいいってことですもんね。
そうですね。だからよくこれと共に登場する窃盗時はそもそもみたいなやつですね。人生でこのA社とB社どっちがいいか悩んでるんですよって言った時にそもそもみたいな。給食と企業どっちがいいと思うみたいな感じのが要するに軸ずらしみたいなことですよね。
なるほどな。
企画の平面が変わってるじゃないですか。
へえこれすごいでもこの良い軸を見つけてこないとなんかここで変な軸持ち出しちゃうとえっってなっちゃうからそれがなんか難しそう。
これはねそこはちょっと訓練だったり引き出しだったりセンスだったりっていうところあるんだけどそれは常にだからそれを探していく感じでこの人はこう言ってるのは何の軸を前提にしてるからこういう主張をしてるあるいはこういう加減方をしてるんだろうっていうのを把握してで自分の土俵に近い方の軸を持ち出す。
なるほどな。
が①。
へえわかりやすい。②は何ですか。
②はこれはまあ結構レトリックの代表的なやつですけど比喩ですね。
特に今のなんかそのそもそもみたいなことを言うときに相手が今まで使ったことのない平面を持ち出すことになるじゃないですか。
はい。
つまりあなたのパラダイムで比較するとこうだけど今新しいパラダイムってこうなっててそれだとこっちのがいいですよねっていうことでその彼らが考えている前提をこうつまり軸を変える置き換えることになるので結構その新概念を導入しなきゃいけないことが多いですね。
ああそっか。
それでまあそれがそのやっぱりわかんない時があるのでイメージつかないみたいな時があるので比喩を比喩で説明するみたいな。
まあこれはじゃあ例えばこういうことですとか何々で言うとこれです。
例えば。
ウーバー4何々みたいな。
とかまあその事例とかもね広い意味で言うと比喩なんだよね。
ああそっか。
比喩なのかまあ比喩でも比較でもあるかもしれないんだけど例えばAIでコンテンツの作り方が変わりますよねと。
あの前回コンテンツの作り方が変わったのってweb2.0のCGMの時でしたよねとかUGCの時でしたよねっていうのはまあ比喩なんだよね。
その時にこういうことが起こったから同じようなパターン認識を当てはめると人間ってさパターン認識で物事を理解してるからその比喩を使うことに経由することによってそのパターンなんつーのその比喩の思考パターンを今目の前のシチュエーションに当てはめてもらうっていうことで見方を変えてもらうっていうことなんですよね。
なるほどこれ結構洋さんこの番組でもやってくれてるなーってことにめっちゃ今気づきました。
そうですねあんまり引き出しがないんで3つしかないから。
なるほどなーでちなみに3つ目は何でしょうか。
3つ目はですね実はこの比較の軸ずらしっていうのとその軸を導入するための比喩っていうのは結構連続的なんですけど3つ目も実は連続的でより具体的なレトリックになってるんですけど未来からの逆算バックキャスティングですね。
つまり一番典型的にはアメリカではこうなってますだから未来3年後にはこうなりますよみたいなやつですね。あるいはP&Gではこうやってますだからカオさん御社でもそのうちこれやらなきゃいけなくなりますよってやつですね。
これは非常にわかりやすいですね。
その人の研修資料で買い手の反応をちょっと占いっぽい感じってご本人はおっしゃってたんですけど人間のタイプ診断みたいな感じで4パターンに分けますと。
お客さんですねその目の前にいる買い手の方の性格タイプを4パターンに分けますとその相手のリアクションから。面白そうですよね。
で4つが今グラフが目の前に出せないポッドキャストで出せないからちょっとわかりにくいんだけど受注確率が高い順に成長志向型1番成長志向型2番トラブル型3番平成型フラットとか平成冷静みたいなのの型で4番これ一番セールスの可能性低くて自信過剰型ってやつなんですけど
何かっていうと①の成長志向型っていうのは理想がある。こういうこともできてなきゃいけないああいうこともできてなきゃいけない。うちの会社は。でも今こうなってる出すできてない。だから理想があって現状があってそのギャップがある。