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始めるを応援するポッドキャストSTARTFM、おはようございます。企業課でラジオパーソナリティの関口舞です。連続企業課でアメリカに拠点を置くテイラー代表の柴田陽さんと、企業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。陽さん、おはようございます。
おはようございます。
いやー、ついにですね。
ついに何ですか?
いろんなことが起こってるんで。
トランプ大統領が就任しましたと。
就任しました。で、今これ収録しているのが日本の1月24日なので、もうつい最近就任式が。
そうですね、今こっちは木曜日なので、月曜日に就任式があったので、3日後ですね。
このフレッシュな時期に是非、ベイエリアン含むアメリカの雰囲気をですね、現地に住んでいる陽さんに教えてもらいたいなと思います。
平穏に、平穏の日常が過ぎていきますという感じで。
実際その街の中で何か、少しだけ僕らの住んでいるところの周りでは何も起きてないですが、インターネット上ではすごくミームというかが飛び交っておりまして。
就任式自体はテレビでも中継されているし、我々大好きオールインポッドキャストがライブ中継とかしてたりしたんで。
オールインの中の一人が閣僚と言っていいのか分からないけど、何らかの役職をもらって就任式に出ていたこともあって。
一番僕が印象に残ったのは、トランプが就任式の中で机の上にデスクみたいな、壇上にデスクみたいなのをポンってしてられて、そこで大統領令にその場で30個ぐらいサインして、その度ごとに係の人が、これは例えばパリ協定を脱退する大統領令ですって言って、その場でパーってサインして、
はい、イエーイってやってるのが、めっちゃパフォーマンス上手だなと思って。めっちゃ分かりやすいですよね。
すごい直ちにいろいろな意思決定が行われている。これからすごいことになるぞっていう空気感がやっぱり出てましたよね。
だからやっぱりなんか演出上手だなっていうのはすごく思いましたし、あとこれはおそらく日本でも報道されていると思いますけど、色マスクのみならず、マーク・ザッカーバーグとかサンドラ・ピチャリとかジェフ・ベストスとか、いわゆるテック業界の大物たちがめちゃくちゃ目立つところに座っていてですね。
ね、並んでてこうやってあの写真がバズってましたね。
なのでやっぱりシリコンバレーの観点から見ると、トランプ自身がキャラとして好きかどうかは脇に置いておいて、かなりチャンスって思っている人が多いんじゃないかなというふうな心象を持っています。
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なんかちょっと正直残念、個人的に残念だったのは、ビッグテックのCEOはさておき、ベンチャーキャピタルの人たちも結構お仲間の人たちが、色マスクの周辺とかペイパールマフィア中心にたくさん大統領の周りに役職を与えられて、割と政権のインサイダー、内部の中の人みたいな感じに何人かになって、
それでみんなウキウキしちゃって。
ウキウキしちゃって。
本来スタートアップとかVCって、アンタイメインストリームというか、立場の人たちのはずじゃないですか。
そうですよね、確かにね。
インサイダーに入ってイエーイとかってやってるのって、ちょっとどうなのかなっていうか、自分たちが批判してた、いわゆる大企業と政府が癒着して、どうちゃらこうちゃらみたいなところに重なって多少見えたので、
短期的にはVCスタートアップ業界にとっては色々ね、例えばAI規制とかもだいぶ緩くなると思うし、
特にアメリカの企業にとってみると良いことが多いんだろうなとは思う一方で、長期的に見るとアウトサイダーとしての良さみたいなのが薄まっちゃいそうな感じがするというか、
それでいいんだっけみたいな。
何ていうのが分かります?
パンクミュージシャンがサマソンに出ちゃったみたいな。
それでいいの?みたいな。
ミュージックステーションに出ていいんだっけみたいな。
アンチじゃなかったの?みたいな。
そういうところじゃないぞっていう感じだったのに、結局はやっぱりメインストリームが好きなのかい?みたいな。
えー、みたいなのはちょっとある。思いましたけどね。
ちょっとね、ゾロゾロあそこにテック系の大物たちが並んでるのも含めて、そういう感じかっていう。
結構第一期のトランプ政権と結構違う感じになってるんですよ。多分支持層自体が。
この観点で特に日本の新聞とか読んでいると、トランプをすごいとんでもなく非常識な人間だ。非常識な人物だ。
そんな人がまさかアメリカの大統領になるなんて、みたいな感じのベースラインの論調があると思うんですよね。
はい。ずっとありますよね。それは一定のヤバい人です。
でもなんでそうなのに、じゃあ大統領になれるくらい人気があるのかっていうところの、僕なりの分析というか、アメリカ人がおそらくこういう風に受け取っているだろうということの観察を簡単にまとめておくと、
もともとめちゃホラー不器なキャラなんですよ。嘘800っていうか。一番分かりやすいのは、第一回目の就任式。
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ちょうど8年前の今ぐらいの時期に、就任式にあんまり人が参加しなかったんですね。実際は。スカスカだったんですよ。
なんかあったじゃないですか。そういう報道。でもなんかすげー何十万人も来たみたいな。過去最大だみたいな。明らかに嘘じゃんみたいな。
ミームでオバマの時とトランプ第一期の時のパレードに参加した軍衆の写真、空撮写真みたいなのを並べて、スカスカじゃんみたいな。
そういうのに代表されるような明らかなる誇張、ホラー。
それはなんか国のリーダーがそういう明らかさまの嘘ついちゃダメだよねみたいなので嫌いな人が多かったんです。
実際その第一期はマジョリティーボートっていうその投票、得票数全体で言うとヒラリーの方が多かったわけで、
すごく激戦臭で勝ったのでトランプが大統領になったんですけど、そうは言っても得票全体では負けてたし、
そういうホラー吹きな部分っていうのが嫌いだっていう人が多かったんですね実際。
ニューヨークとかベイエイアとかそういう進んだ思想の多い地域は特にそういう感じで。
これやっぱ面白いんでメディアがトランプの上げ足取りをずっとしてたんですね。
さっき写真の比較とかして、なんて嘘つきなんだみたいな。
してるうちにだんだんあまりに狼少年みたいな感じで毎回嘘つくから、嘘ついてて当たり前だよねみたいな感じになって、
だんだん慣れてきちゃったのでノーダメージになったんですよね最終的には。
トランプ支持者はいくらトランプが嘘ついてるって言っても別に見方を変えないというか支持の方向を変えないので。
すごいですよね。
あと少し補足をしておくと、嘘についてはどうかわかんないけど、
アメリカの方がやっぱりとんでもないことを言う人とかに対する寛容度が日本に比べて高い感じがするんですよね。
人は何を言うかっていうのはその人の自由だよね。
それを強制するとかってなるとまた話は違うけど、言うこと自体は言論の自由というか別に他人がとにかく言うことじゃないよねと、
その人はそういうふうに信じているのであれば、それは言う権利があるよねっていう感じで、
多少言論の自由って言っちゃうと大げさなんですけど、単にやっぱり同調圧力が低いっていうか、気にしないみたいな度合いが高いんで、
実はとんでもなく非常識な人というのがそこまで日本で考えるほどはネガティブにならないっていう特性もある気はします。
それは結構大きそうですよね。日本だったらさすがにこんなこと言ったらもう無理でしょみたいなことは何回もありますもんね。
こんな感じで、実はトランプの上げ足取りをすると、メディアの視聴率が上がるみたいな時期が第一期トランプ政権の始まった前後ぐらいにあってですね。
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インターネットの登場で、ソーシャルメディアの普及でメディアの力が弱まっていく中で、どんどんどんどんそっちに寄っていったんですね。
トランプを叩き続けるみたいな感じに最適化していったんですよ。
その結果、いわゆるミイラ取りがミイラになったみたいなことが起こってですね。
トランプはこんなひどいことを言ったみたいなのが、今度行き過ぎると、そんなにひどいことじゃないのにひどいことを言ったみたいな風なバイアスになっていくというか逆方向に。
銃箱の隅すぎるでしょみたいな感じの方にどんどん行って。
今回、終盤までトランプが勝つかどうかわかんない中で、多くの人が最後の最後でトランプ側に指示を転換したっていうことは言われてるんですけど。
それの一つのきっかけになったであろう事象が、これはミイラ取りがミイラのわかりやすい例なのでちょっと説明すると。
トランプがシャーロッツビルとあるところで、ちょうど自分が演説をする前の日とかにデモで、左派の人と右派の人がこぜり合いをするみたいな。
実際に警察が出動したりする事態になるみたいなことが起こったんですね。
その中に、右派の中にいわゆるネオナチというかナチスを正当化するようなことを言っている人たちも含まれていたんですね。
そういうナチスの旗とかを持ち出してやってた極めて悪質な集団が中にいたと。
演説の時にトランプはどっちもどっちではねというか、比較的バランスを取る発言をしたんですよ。
どちらの側にも真面目な真摯な意図を持ってデモをしていた人はいたよねみたいなことを言ったんですね。
ちゃんとネオナチとかは違うからねってちゃんとその後、演説を全部見るとちゃんとそういうふうに言ってるんですけど。
メディアはあたかもナチスの人たちもいい人だみたいに切り取って報道をしてたんですけどね。
そういうのとかも明らかに切り取り方が上げ足取りして批判してるうちに、君たちがむしろでっち上げてるじゃんみたいなのがかなりあからさまなでっち上げ方というか、
切り取り方がほぼ捏造に近いよねみたいなことがすごいわかりやすい証拠として出たので、どっちもどっちじゃんみたいなことになっちゃったわけですよ。
そうすると確かに一周回ってそんなにトランプさんが悪くないような。
一方は最初っからホラー吹きキャラが定着してノーダメージになってる中で、メディア側は言うても信頼性みたいなものがあったわけじゃないですか。
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だから上がってるとこから下がっちゃってるわけですよね。
トランプはそもそもメディアに自分の支持率を影響されないというか、そもそもSNSとかポッドキャストみたいなダイレクトメディア中心のコミュニケーションしてるので、メディアの信頼性低下は一方的に民主党側のダメージになるんですよ。
メディアが押してるから、メディアとかに出てる真面目な人が押してるから民主党がいいよねって思ってた人が、メディアが嘘じゃんってなっちゃうとそっちは下がるじゃないですか。
でもトランプは関係ないんで、もともとそこにメディアから支持されてないから、さらにノーダメージ度合いが高くなっちゃったみたいな感じになって、相対的に見るとトランプが有利な状況みたいなのが作り上げられた。
ちょうどバイデンさんがあまりにも認知機能が低下しているのを周りのスタッフとかが隠蔽してるんじゃないかみたいな疑惑もあって、メディアがそこを掘り下げないのは一方的というか、
引きしてるんじゃないかみたいなのも同時並行的にやっぱり懸念としてあって、そういったことが例えばですけどシェアロッツビルの報道なんかで、どっちもどっちじゃんっていう話になって、つまり信頼できないじゃん別にマスメディアもってなっちゃって、
だったら相対的に考えるとトランプで良くない?みたいなのが起こって、今ここって感じですね。だから結構両方めちゃくちゃ信頼が下がった結果、メディアの権威とかに依存してなかったトランプの方が相対的に有利な状況になった。
面白いですね。
トランプの信頼が上がってるわけじゃ僕はないと思うんですけど、誰も信頼できないという意味ではわかりやすいよねとか、なんだかんだ言ってもそんなにひどいことしなかったよね、第一期もみたいな感じで。
これすごいですよね、やっぱり元々がそういうヤバい人みたいなイメージがあるおかげで、前もこの話題出た気がしますけどなんか。
キャラで許されるみたいな。
それキャラで、それすごいですよね。なるほど、そっか。それでポッドキャストの活用とかもありましたもんね、今年もすごい。
そうですね、元々ダイレクトメディア得意なキャラクターというか、例えば3時間ポッドキャストに出てもボロが出ないっていうか、元々ボロなキャラなのでっていうのがあるかもしれないけど。
確かに。
スクリプトがなくても喋れる人なんですよね。それはやっぱりSNS時代では強いですよね、そういう台本がないと喋れない人ってなかなかSNSで強くなるのって難しいじゃないですか。
はい。
まあまあそういう背景があって、割と元々は民主党寄りだった人の中にもトランプでいいんじゃないのってなった空気感はありますね。
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だからすごい総じて言うと、ベイリアンの受け止め方としては、きっと4年間いろいろむちゃくちゃなこととかが言われて、ミームがたくさんできるんだろうけど、でも実態としてはそんな変なことが起こらないといいよねみたいな感じのそういうふうになると思うんで。
そっかまあおおむね多分日本人的にもそんなような感想の人が多いんじゃないかなっていう。ただなんか今話してて気づいたんですけど、その前回トランプさんが就任した時と今回でやっぱ自分自身のふんわりした心の動きというかもう今洋さんが言ってた通りに近い。
やっぱ最初の方がすごい大変な人がなんかなんでこんな人やばいなやっぱさすがアメリカってやっぱやばい国だなとか思ったんですけどその当時ですね。すごいこの人怖いなみたいな。ただまあ今となってはトランプってこういうとこあるよね。もう含めてなんかちょっと受け入れちゃってる自分がいるみたいなところがありますよね。すごいですよねこれは。
もともとやっぱりアメリカってすごい両極端に触れやすい仕組みだったり社会だったりしてそれこそねそのあまりにもこう意識高くなりすぎた例でわかりやすいのは1000ドル以下は万引きしても罪にならないみたいな。
罪にならないとか捕まえない、訴追しないルールみたいなとかっていやいやそれやりすぎじゃんみたいなあるじゃないですか。結構その両極端に触れるんだけどまあただ先ほどのその主張に対してこういろんな主張に対して寛容みたいなこう下地もあってなんだかんだ両極端に触れつつ復元力がある社会な気もするなという感覚があってだからそういう意味では最終的には大きな問題はないんじゃないかなと思いたい。
思っている人が多いのではないかなと思います。
はい今回いろいろ注目ポイントがあったと思うんですけど特に例えばそのアメリカファースト米国第一主義ここについてまあなんというかちょっと日本人から見るとまああのそういうのをねアメリカの大統領なのでアメリカファーストっていうのはある意味当たり前のことだよねっていう意見もかなり多くてという中でもちょっと危険っぽい風に感じるっていう意見もあったりしてこの辺どう思いますか。
そうですかね多分今までのいわゆるエスタブリッシュメントの感覚からすると例えばなんかグリーンランド併合するとかパナマ併合するとかメキシコ併合するとかもうわけわかんなすぎて要するになんていうのかなそのそれだともうプーチンとか中国とかと言ってること変わらんやんけみたいな風に感じちゃうと思うんですけど日本人的感覚からすると
アメリカ人は全員じゃないと思うんですけど結構まあまあな教育がある人とかでもなんかグリーンランド51番目の州にしようイエーイみたいな感じになってる感じがちょっとあって
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そこら辺はやっぱりちょっとずっと建国以来その領土が侵されたこともないし言うたら歴史がすごく短いので実際ねアメリカの領土自体はずっと増え続けているのでアラスカであったりテキサスももともとは一つの国だったしカリフォルニアもメキシコから購入してるしそういう意味でなんかあんまりそこら辺に対するセンシティビティがないような感じはしますよね
日本人的感覚からするとさそんな併合できるわけないじゃんって感じじゃないですかその併合させるわけないじゃんみたいな感じじゃんそうですよね日本だったらねだってそのすごいちっちゃい島みたいなのを巡って争ってるわけじゃないですかその経済的にはどうでもいいどうでもいいんじゃないのかもしれないけどまあやっぱそこのメンツだったりそのそういう問題じゃないよみたいな話があると思うんだけどそこら辺は多分アメリカ人的にはそんなに理解できないというか
なんか俺らが持ってた方が価値高まるんだからいいじゃん住んでる人も喜ぶんじゃないのぐらいぐらいの感覚の人が国際政治に対して興味がない人はなんかそう普通に思ってそうだなというふうには思いますね
まあやっぱりそのもともとの流れているイズムってやつがだいぶそうですよね
多分国際的な感覚からするとずれてると思うんですけどヨーロッパとか日本とかの感覚からするとそこら辺はちょっとね危うい感じはちょっとありますけどね
そうですよねなんかちょっとあのそういうところであんまり揉め事というか世界が何か危険なことが起こらないといいなという思いを抱いた感じですけれども
まあとはいえベイエリアというか含むそちらの雰囲気的にはなんだかんだ言って大丈夫なことを願いたいみたいな感じってことですかね
お話としてはやっぱり面白い笑い話がたくさん量産されるであろうけれども言うてもなんかめちゃくちゃなことはしないんじゃないかしないといいよねみたいな感じですかね
そうですよねやっぱりそっか
ただスタートアップ純粋にスタートアップだけの利益を考えると基本的にはいい方向に行くんじゃないかなという感じがしているのでそこら辺は期待したいところではありますよね
期待したいところですねあれだけテック系の人たちがあのようなスタンスを取ってるということはそういうことだといいなと思いつつ
いろんなちょっとでもいろんなことが動きそうな感じはあるので引き続き現地の雰囲気も含めてまたこの番組で紹介していけたらと思いますありがとうございます
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています
ポッドキャストの概要欄から送ってくださいそして最後まで聞いてくださったそこのあなたチャンネル登録高評価よろしくお願いします
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今回も聞いてくださりありがとうございました
ありがとうございました
それでは素敵な一日をお過ごしください
