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あのー、2024年、山梨県のすごく低く険しい山奥でですね、ある調査チームのドリルが、えーと、まあありえないものを貫いたんですよ。
はい、あれは驚きのニュースでしたね。
ですよね。地下60メートルですよ。人力じゃ到底たどり着けない深さから引き上げられたのが、なんというか防水目的で油をたっぷりと練り込んだ人工的な粘土だったんです。
ええ、もちろん彼らは石油を掘り当てようとしているわけではなくて。
そうなんです。今から約150年前に、忽然と姿を消した、あのー、およそ20兆円とも言われる巨額の富を今も探しているんですよね。
日本の歴史上、まあ最も人々を熱狂させて、というか最も多くの人を狂わせてきたミステリーですね。
本当にそうですよ。ということで、今回の徹底分析、この情報探索で私たちが挑むのは、日本各地に眠るとされる徳川埋蔵金伝説の全貌です。
はい。
手元にある膨大な資料の山にはですね、あのー、幕末の財政記録、から3世代にわたって山を掘り続けた一族の執念の記録、それから法律事務所が指摘するシビアな現実、
そして今まさに進行している最新科学による発掘レポートまで、本当にいろいろあります。
この伝説が非常に興味深いのは、まあ単なるおとぎ話じゃなくてですね、歴史の空白とか人間の真理、そして最新の地球物理学がこう見事に交差している点なんですよ。
なるほど。今回は、そもそも幕府に隠すようなお金があったのかっていう根本的な疑問から始まって、暗号解読の罠とか、現代の探査技術のメカニズム、それからなぜ私たちがこれほどまでにこの謎に引き付けられるのか、そこまで徹底的に深掘りしていきます。
事実は小説よりもきなりという言葉がぴったりな展開が待っているはずです。
あなたもぜひ私たちと石にこの壮大なミステリーの迷宮に足を踏み入れてみてください。よし、じゃあ早速これを紐解いてみましょう。
はい、よろしくお願いします。
まず時計の針を1868年幕末へと巻き戻しますね。
新政府軍が江戸城の門を開けて、ついに無欠会場が実現したその瞬間、彼らは信じられない光景を目の前にしました。
なんと幕府の金庫が完全に無抜けの殻だったんですよ。
そうなんですよね。新政府からすればこれはもう完全な死活問題でして。
死活問題ですよね。
はい、彼らは深刻な資金難に根際でいて、徳川家が約260年かけて蓄えた御用金こそが新しい近代国家を作るためのシードマネーになると見込んでいたわけですから。
いやー、約400万両、今の価値にして20兆円が消えたわけですから、そりゃパニックになりますよね。
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ええ、完全に当てが外れたわけです。
そこで彼らが痴漢になって追求したのが幕府の財政と軍事のトップ、環状奉行だった小栗忠順です。
彼は巨額の資金運用を掌握する幕府随一のエキスパートだったわけですよね。
はい、金の行方を知っているのはこいつしかいないって狙いを定めるのは当然の流れですよね。
でも小栗は故郷である群馬県のゴンダ三人に身を隠した直後に捕まって、まともな取り調べすら受けずに斬首されてしまいます。
悲劇的な最期でした。
これって現代のビジネスで例えるなら、巨大なスタートアップが倒産した時に、CEOがお前絶対にどこかに裏金隠してるだろうって疑われて弁明の余地も与えられずに処罰されるようなもんですよね。
まさにそんな感じです。
でも本当に隠すほどの現金が当時の幕府に残っていたんでしょうか。
そのスタートアップの例えで言うならですね、当時の新政府軍は一つ大きな見落としをしていました。
見落とし、何ですかそれ。
実はCEOはすでに残っていたなけなしの資金をすべて巨大なサーバーとかソフトウェアのインフラ構築に投資してしまっていたんですよ。
もう使っちゃってたってことですか。
そうなんです。なのに存在しない金庫の現金を差し出せって言って拷問していたようなものなんですよね。
なるほど。じゃあそのインフラ投資っていうのがオグリが巨額の予算を投じて建設した横須賀製鉄所とかフランス式軍製の導入ってことですね。
その通りです。歴史学的な観点からフラットに見ればですね、そもそも後代将軍綱吉の時代から幕府の財政って日の車だったんですよ。
綱吉の時代からずっと厳しかったんですね。
相次ぐ基金とか安政の大地震といった災害対応で資金はとっくに枯渇していました。
オグリが動かしていたのは山に埋めるための金塊じゃなくて、未来の日本の近代化に向けた実態のある投資だったんです。
つまり物理的に隠すほどの余剰金なんてどこにもなかったというのが歴史のリアルなんですね。
そういうことになります。
へー、でもそれなら、なぜ赤城山に埋蔵金があるなんていうあんなに具体的な伝説が生まれちゃったんですか?
伝説の歌詞になったのは当時の緊迫した洋境下での目撃情報と、あとは人間の想像力ですね。
想像力ですか?
はい。オグリが群馬へ向かった際にですね、利根川を遡る船から赤城山に大量の荷物が運び込まれるのを見たっていう噂がパッと広まったんです。
あー、なるほど。
財政難という地味な現実よりも、消えた巨満の富が秘密裏に運ばれたっていうストーリーの方が、はるかに人々の心を強く捉えたんですよ。
確かにそっちの方がロマンがありますもんね。そしてその想像力が次第に途方もない物理的な執念へと変わっていくわけですね。
はい。そこからがまだすごいんですよね。
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その執念を最も象徴するのが、明治時代からなんと3世代、100年以上に渡って赤城山を掘り続けた水之家ですよね。
初代の智喜がオグリの元家臣から大義兵法秘図図書っていう暗号の地図を託されたことで、すべてが始まったっていう。
工人が一つの山を100年も掘り続けるってこれ、尋常なことじゃないですよ。発掘には莫大な資金と労力がかかりますからね。
いや本当に。資料を読んで驚いたんですけど、彼ら資材を投げ打って、3代目の智喜さんに至っては毎日6時間、落盤の恐怖と戦いながら手掘りで斜面を掘り進めていたんですよ。
手掘りで毎日6時間はすごい執念ですよね。
毎日ですよ。あなたも想像してみてください。1メートル掘れば1メートル埋蔵金に近づくって信じてたらしいんですけど、普通ならどこかで心折れませんか?
先祖から受け継いだ地図というものはですね、単なる欲を超えた一族の使命みたいに昇華されていたんでしょうね。
一族の使命か。
彼らの執念は後にテレビ番組でも大々的に取り上げられて、大型重機を投入した一大プロジェクトへと発展しました。
直径100メートル、深さ60メートルの源二郎の井戸と呼ばれる巨大な穴が掘られたんです。
結局番組内で金塊そのものは出なかったわけですけど、でも何もなかったわけじゃないのがまた面白いところですよね。
はい。意図的に積まれたとしか思えない金栗石とか、地下を縦横無尽に走る立派な縦穴や横穴といった物理的移行が次々と見つかったんですよ。
はいはい、ありましたね。
これらは軍学者の仕掛けた八門豚口の渓という迷路だというふうに解釈されました。
ただのやらせや見間違いにしては規模が大きすぎますよね。あんな山奥に人知れず巨大な地下空間を作るなんて。
ええ。地質学的な分析によれば、あれはかつての鉱山の跡か、あるいは全く別の目的で作られた大規模な地下施設であった可能性が高いとされています。
別の施設だったと。
ただ、人間というものは自分が見たいものを見る傾向がありますからね。地下迷路イコール埋蔵金を隠すための罠だって直結させてしまったわけです。
ああ、なるほど。しかもここからが本当に面白いところなんですが、発掘の途中で黄金のありそに示す決定的な証拠だってされた黄金の家康像や古文書が出てきたじゃないですか。
ええ。大騒ぎになりましたよね。
でも実はそれ、近隣の住民が自分の土地を水野家に高く買い取らせるために捏造した銅製の偽物だったっていうオチまでついてるんですよ。
はい。後年の専門家による鑑定で見事に偽造品であることが証明されてしまいましたね。
地味に100年掘り続けた純粋な執念の横で便所をして人儲けしようとする人間の生々しい欲望が生まれてるっていう伝説がいかに人々の理性を狂わせるかっていうすごくリアルなエピソードですよね。
ええ。そしてこの赤城山での経緯は人間心理の別の一面も浮き彫りにしてるんです。
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別の一面?
銃器を使って山を丸ごと一つ掘り起こしても決定的な物証が出ないとき、人々は地図が間違っていたとは考えないんですよ。地図の読み方が間違っていたと解釈を変えるんです。
あ、なるほど。物理的な発掘が限界を迎えたことで銃器から機場の暗号解読へとアプローチがシフトしていくわけですね。
そういうことです。
そこで登場するのがあの有名な同様カゴメカゴメの暗号説ですか?
その通りです。カゴメはカゴの目、つまり日光島上空にある六万星の紋章を指していて、鶴と亀が滑ったは奥者にある体になっていない鶴と亀の像のことだと。
ほうほう。
その視線が交わる後ろの正面こそが徳川家のルーツである家康が眠る日光島上空の真の隠し場所であるという非常に緻密な解釈ですね。
確かにパズルのピースがピタッとはまるような知的な快感がありますね。
ええ。
でも待ってください。もし本当に島上宮の地下に20兆円があるなら、なぜ誰も掘りに行かないんですか?
この問題が提起する重要な疑問はまさにそこなんですよ。日光島上空は世界遺産であり国宝です。
あ、文化財保護法によって厳重に守られていますから、物理的に獣器を入れて掘り返すことなんて絶対に不可能です。
あ、そういうことか。掘れないからこそ誰もそこには何もないっていう証明ができないわけだ。
その通りです。つまり、反証不可能な完璧な伝説として永遠に生き残るわけですね。
ええ。暗号解読は知的にスリリングですが、最終的な検証ができないという致命的な限界があります。
それはもはや科学ではなくて信仰に近いものになってしまいますね。
だったら、現実的に掘ることができて、しかもロジカルな謎の場所はどこなのかって話になりますよね。
あの資料を読んでいて、私なりにこれはスリが通っているなと思った仮説があるんですよ。
ほっ、どの説ですか?
それが静岡県沼津の相高山説です。
ああ、爆心のエハラソロクが沼津に潜伏していたことと結びつく説ですね。
はい。赤城山ってひらがなで書くと赤城山じゃないですか。
これを赤城山と音読みに変えて、さらに足高山へと誘導する。
なるほど。言葉遊びのような。
つまり、新政府軍の追跡の目を北の群馬に向けさせつつ、実際には南の静岡へも誇れていたという高度な情報線だったんじゃないかと。
非常に説得力がありますね。
当時数万両もの重量物を陸路で運ぶのは非現実的ですから、回路や河川を使うのがセオリーでした。
さらに言うなら、もしトネ川ルートが事実だとしても、巨額の資産を一つの籠に盛るなんて賢明なおぐり中尋がするはずがありません。
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ええ、リスクが高すぎますね。
だから、赤城山のさらに奥にある足尾洞山の複雑な行動なんかに、ダミーを交えながら分散埋蔵したと考えるのがリスク管理として自然ですよね。
分散埋蔵説は、当時の緊迫した状況を考えれば極めて合理的な戦術です。
一つの大きな嘘よりも複数の小さな謎を残す方が追手を拡覧できますからね。
こうして複数の可能性を検討していくと、これって過去の歴史ロマンじゃなくて、今まさに現在進行形のミステリーだということがよくわかります。
はい。冒頭でお話しした2024年の山梨県での発掘プロジェクトがまさにそれですよね。
ええ。クラウドファンニングで資金を集めて、かつての武田信玄の領地であった標高の高いエリアで進められている最新調査ですね。
標高が高くて水害に強い場所っていうのは近海の長期保存には最適ですよね。
でもどうやって100メートル近い地下を調べるんですか?水のけみたいに人力で掘るわけにはいかないですよね。
そこで、現代の地球物理学と北作技術が登場するんです。エアーハンマーという圧縮空気で岩盤を砕きながら、細い鉄管を地下深くへと打ち込んでいく独特な機械を使用しています。
エアーハンマー。
はい。これによって地形を大きく破壊することなく、地中深くのサンプリングが可能になるんですよ。
なるほど。そしてその最新調査で出たのが、先ほどの防水目的の油混じりの粘土というわけですか?
でもなぜ地下60メートルに油混じりの粘土があることがそんなに重要なんですか?
江戸時代の技術で、金属を地下深くで数百年にわたって地下水から守り、錆による腐食を防ぐにはどうすればいいか想像してみてください。
えーと、現代ならプラスチックのケースとかタッパーウェアみたいなので密封しますけど。
そうですよね。でも当時そんなものはありませんから、彼らが用いたのが油を練り込んだ粘土による人工的な防水槽なんです。
これが自然界の地層から偶然発生することはまあまずありえないんです。
つまり、誰かが意図的にそこへ巨大な防水カプセルを埋めたという強力な物処になる。
ええ、そういうことです。
さらに地下98メートルからは、現代では使われない不純物を含む古い鉄の削りくずも吹き上がったんですよね。
これもまた人工的な空間が存在する証拠だと。
はい。過去の人力による調査では見逃されていたり、到達できなかった深度の物理的エビデンスが、現代の探査技術によって初めて光を浴びたわけです。
いやーすごいですね。
科学が伝説の背中を確実に捉え始めていると言えるでしょうね。
いやー鳥肌が立ってきました。でもちょっと聞いていいですか。
はい、何でしょう。
もし明日彼らが本当にこの20兆円を掘り当てたらどうなるんでしょう。もしくはあなたや私が散歩中に偶然この金庫を見つけたら。
散歩中にですか。
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はい。法律的にはやった、これで一生遊んで暮らせるって全部自分のものになるんですか。
まあ残念ながら現実の法律はそう甘くありません。まず仮に自分の所有する土地で見つけたとしても勝手にポケットに入れれば異質物等を放尿剤に問われます。
えー自分の土地なのに。
ええ。拾ったお財布と同じで速やかに警察に届け出る義務があるんです。
じゃあ届け出た後はどうなるんですか。
民法上広告から6ヶ月経っても持ち主が現れなければ発見者と土地の所有者で3分の2になります。
おお。
ただし徳川埋蔵金ほどの歴史的価値を持つものは単なる落し物ではなくて文化財に指定されます。文化財保護法が適用されると所有権は国庫、つまり国のものになる可能性が極めて高いんです。
えー全部国に没収されちゃうんですか。
まあ没収という言葉は正確ではなくてですね。
異質物法の規定によって国から発見者と土地所有者に対して価値の5%から最大20%が放尿金として叱らわれます。
待って20兆円の20%ってことはえーと4兆円?
はい。計算上はそうですね。
なんだ国に取られても十分すぎるほど大金持ちじゃないですか。やったー。
確かに計算上はそう見えるんですが、ここで経済学と税務の厳しいリアリティチェックが必要なんですよ。
リアリティチェック?
まずこの放尿金は一時所得とみなされます。最高税率が適用されるため半分近くは税金として国に持っていかれます。
うわー半分もー。でもまだ2兆円残りますよ。
さらに重要なのは市場の原理です。もし20兆円分ものの江戸時代の古銭や金塊がある日突然一気に市場に現れたらどうなるでしょうか。
あ、レアじゃなくなるから希少価値がなくなって古銭の価値が暴落する?
その通りです。供給方によって歴史的価値も物質的価値も大暴落を起こします。
つまり20兆円という評価額そのものが幻に終わる可能性が高いんです。
そうそんなー。
さらに言えば国境レベルの文化財調査となれば莫大な発掘費用の一部を負担させられるリスクすらあります。
4兆円もらえると思ったら価値は暴落するし税金で半分取られるし発掘費用まで請求されるかもしれないってことですか。
一気に現実に引き戻されましたよ。
まあ厳しいですよね。でもこれをより大きな視点で捉えると非常に興味深い心理的側面が見えてくるんです。
心理的側面ですか?
歴史的な矛盾があって仮に見つけても法律や税金の壁がこれほど高くそびえ立っている。
それなのになぜ日本人は150年以上もこの伝説を愛し続けているのでしょうか。
確かにあなたも気になりませんか。絶対に自分の手に入らないってわかっていても最新調査のニュースを聞くとワクワクしちゃいますからね。
それは現代の私たちが抱える社会的な不安や経済的な閉塞感と深く結びついているんです。
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閉塞感とですか?
はい。バブル崩壊以降の長期的な低迷の中でどこかに失われた巨大な富が眠っている、一発逆転のロマンがあると信じること自体が社会のストレスを和らげるんですね。
あーなるほど。
私たちに希望を見せ続ける壮大なエンターケイメントとして機能しているんですよ。
なるほどな。幕末の財政難と混乱という情報の空白から生まれた小さな噂が、水野家3代の凄まじい執念とかメディアの熱狂を経て、今なお最新の科学ドリルで追われ続けている。
法律の壁があろうと価値が暴落しようと、このまだ見つかっていないという余白こそが伝説を永遠に色あせないものにしているんですね。
まさにその通りですね。しかし最後にもう一つ、この伝説を全く別の角度から捉え直す、ある試行実験を提案したいと思います。
ほう、どんな視点ですか?
私たちはこれまで、150年前の人々が過去の遺物として地中に残したものを違いになって探してきましたよね。
はい、探してますね。
では視点を反転させて、現代の私たちが150年後の未来の人々に残している真の埋蔵金とは何でしょうか。
未来への埋蔵金ですか?えっとなんだろう。
はい、現代において富の象徴というのは物理的な近海からデータへと完全に移行しましたよね。
あー確かに。
想像してみてください。今から150年後の未来、彼らはスコップやエアハンマーの代わりに高度な地中レーダーや量子コンピューターを使って一体何を掘り起こそうとしているのか。
あ、もしかしてパスワーブが失われてアクセスできなくなった莫大なビットコインが入ったハードディスクとか暗号化されたまま放棄された巨大なデータサーバーですか?
その通りです。未来の人々から見れば、私たちが今日常的に生み出して、そしてどこかへ埋もれさせているデリタルデータこそが、計り知れない価値を持つ新たな埋蔵金伝説になっているかもしれないんですよ。
わー。
物理的な黄金を探す私たちの姿は、未来の人々が暗号資産を探す姿のまさに鏡写しなんです。
それはゾクッとするほど刺激的な試行実験ですね。土の中の金貨じゃなくて、私たちが今使っているスマートフォンとかクラウドの奥底に、すでに未来の伝説が生まれ始めているのかもしれない。
ええ。
いやー、すごい話でした。あなたにとって決して色褪せない真の残された財宝とは果たして何だと思いますか。ぜひ次に足元の土あるいは手元の画面を見るときに少しだけ想像してみてください。それでは今回の情報探索はここまでです。