2023-12-18 20:09

番外編#34 これで書籍も作れる!論文の書きかた

書籍づくりに生かした八木式論文の書きかたについて話しました

・論文は基本の型がある

・論文は図表がめちゃ大事

・一気に書くためには、論文の構造が大事

・構造は章と節と項と文節まで具体化する

・文章だけなら1日で書けてしまう

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サマリー

資料作りの話から論文の書き方について語られます。論文の基本的な構成や文章の書き方について詳しく解説され、論文の書き方を応用して書籍を作る方法についても言及されます。 → 資料作りの話から、論文の書き方について話されています。論文の基本的な構成や文章の書き方について詳しく説明され、論文の書き方を応用して書籍を作る方法についても触れられます。 論文の書きかたについての話。大学の先生や企業研究者など、論文の書きかたについての苦労や価値について話し合います。書籍の書きかたについても言及し、設計と構造化が重要であることを指摘します。 → 論文の書き方についての話です。大学の先生や企業研究者などが、論文の書き方に関する苦労や価値について話し合います。また、書籍の書き方についても触れ、設計と構造化の重要性を指摘します。

論文の書き方の基本
今回は、ちょっと難しくなるかもしれないというか、関係ある人が若干減るかもしれないんですけど、前回、資料作りの話をさせてもらった回だったんですけど、
少し、私、一応研究者をやっておりまして、ちょっと応用として、論文の書きかたみたいな話を若干したいなと。
いきなり対象者がむちゃむちゃ減る話?
むちゃむちゃ減るっていう話と、論文の書きかたをいろんな人が言ってたりするので、僕の書きかたを教えます。
参考になるかはわかりません。
で、前回、ちょっと振り返り、前回の資料作りの話をさせてもらいましたけど、
大きくは3つぐらいあって、一つは想定する対象者を決めましょうねと、それは誰なのかっていうのと、
その人たちに何をしてほしいのかっていうところを決めましょうねっていう話を、まずさせてもらいましたと。
で、その上で、その中で、資料の中で伝えたいキーメッセージなんですかと。
もっと言うと、何を言わない、何を捨てるのかっていうところを決めましょうよという話。
で、その上で、どういうふうに言うと、どういうふうに伝えると伝わりやすいかと、その対象者に。
対象者がどういうふうに言うと、やってほしい行動をもらいやすいかという構成を組みましょうよっていう話を。
設計ですね。だから、資料作りの設計しましょうよって話を前回ちょっとさせてもらいました。
で、これ実は、論文っていうと式が高い感じがする。
すると思うんですけど、なんですかね。大学だと卒業論文とか書いてる人は書いてるかなと。
基本一緒です。考え方的には。論文も資料作り、会社で言う資料作りとかも基本同じで、設計した方がうまくいくなと個人的には思っていて。
で、ただちょっと違いがあるのは、論文の場合って基本形があります。
そうですよね。決まってますよね、なんかフォーマットが。
フォーマットとかテンプレートが。
決まってて、アブストラクト、概要が最初にあって、その後、導入の始めにがあって、問題の設定がなされて、スコープでもいいですけど、この研究、この論文の範囲はこういうことで、こういう問題を対処してますっていうのがあって、ちょっとあるかどうかはあるんですけど、他の技術の比較。
この人たちはこういうことやってる。我々はこうやるんだみたいな位置づけの話があって。
実験系の論文だと実験の内容と他が入ったり、こういう条件でこういう実験しますとか、あとはそうじゃないやつでも主張したい内容が入ってたりします。
で、最後その結果、実験なら実験の結果ですし、その考えた手法だったとしたら、それを実際やってみましたみたいなのも結果だったりとか、そういうのが入ってきて、それの考察があって、最後結論。
みたいなのが大体型です。
簡単に言うと。
簡単に言うと、その問題とそれの解決策があって、それの考察みたいなのが大体入ってる。そののがヒートセットです。
という感じです。ちょっとずつ違うんですけど、例えば問題の設定とかは、社会科学系とかだと明確な問題設定難しいので、リサーチクエスチョンっていうRQっていう形で書いてたりします。
自分での問題設定をメインに書かないと、問題設定が一般的じゃないので分からないっていう分野はそういう書き方をしたりします。
数学系とかだと、定義があって定理系があって、自分が言ってる新しい何かっていうのが出てくるので、最初に定義があって定理系が書いてあったりとかっていうのもあります。
私、そっち方向じゃないのでちょっと違うんです。
業界特有の方があるみたいなことですね。
ちょっと違うんですけど、ただ大枠は今みたいな感じの方にはなってる。細かくは違います。
うんうんうん。
で、かつですね。
論文の場合って結構、あれもこれもって主張しなくて、新規性があるのは基本系なので、何が新しいのかっていうのをちゃんと言わなきゃいけない。
何が新しいのかは、これもこれもこれも新しいですじゃないんです。
これが新しいっていうので、一つの論文が作れます。
うん。
なので、実は特に実験系はそんなに何個も言えなかったりするんであれなんですけど、
社会科学系の話とか、数学系とかの分野とかだと、一つの事象に対して複数の新しいことが出る場合があって、
そうなると、もう何か2番戦時、3番戦時通にできますっていうのがあって、そこがちょっと違うというか、面白いところかなと思ってます。
あー。
個人的にはなので、実は一個やった、例えば何ですかね。
DXの案件で。
業務改善しましたっていうことがありましたっていうとこから、多分論文3本ぐらいは書けます。個人的には。
なるほど。アプローチの話とかでいろいろやるから、要素技術分解するだけでも3つくらい使ってるよねってなると、それが全部論文のネタになるっていう。
なりますね。だから、論文量産マシーンになれますっていうのはあるんですけど。
はいはい、なるほど。
論文書くのは得意な方なんですけど。
一気に3本とか書けるんで。
確かに、それは効率いいっすね。
量と質問題、いろいろあるかもしれないですけど。でも、ある種それだけ作れるっていうのは素晴らしいですよね。
この後、石鹸の話しますけど、書こうと思えば結構一気に書けて、準備はいるんですけど、準備ができてて、ちゃんとキッチングされてれば、多分1日2日で書けます。日本語であれば。
大変なんですけど。
わーって書いて、で、やーったって言って、酒飲む。
うん。
やったって言って、酒飲むかみたいな感じで。なんかちょっと、ランナーズハイじゃないですか。
あー。
書いてる最中がハイの状態で書けますよね、みたいなのは、またあります。
ただ、そのハイな状態で書くようにするためには、前回と同じで設計が必要で、前回の整理したようなやり方、総理構成みたいなところとか、対象者はどうだったんですかっていうのは、論文の場合の対象者だとそんなに頑張って書かなくても結構決まってるんで、そんなに変わらないんですけど。
そう考えますと。
あとに、さらに分解します。
前回はパワーポイントとかプレゼンの資料の例で言ったんですけど、ストーリー構成こういう順番でいって、例えばマインドマップ使いますみたいな話してたんですけど、論文書くときはさらに分解、僕の場合はして、で、まずは目次決めます、論文。
文章の分解と図表の活用
はい。
先ほどの型はあるんですけど、アブストがあって、序論があって、みたいな型はあるんですけど、その中のところの章。
はい。
まず一番大きいのは章です。その次、節です。その次、項ですってあると思いますけど、項ぐらいまでは全部書く感じです。
なるほどなるほど。
この順番に全部いってきます。で、それの節とか項のタイトルを全部決めてっていう形をとって、で、その上で説明に必要な図表っていうのが必ず大体あります。
文章だけの論文って多分そんなにない。なくはない。
いや、難しいですよね、それね。
僕は書かないです。
絶対どっか図表入れる。で、入れます。で、最近は結構慣れてきたんでそんなにやらないんですけど、こういう書き方するのに慣れるまでは、本当に項の中にさらに文節レベルまで分解してました。最初の項。
へー。4段階までだったんですか。
そうですね。4段階ぐらいまで落として、この文節ではこれを言うっていうのを全部書いて。
はい。
で、これを書きたい。まあ、文章書いちゃったらもうそれ、本体書いてしまって意味ないですけど。
でも、ほぼそこに近いぐらいまで落としてますよね、今の話ね。
この文節ではこれを言うんだっていうのを全部書いてって、で、その段階で全体眺めてこう直します。
うんうんうん。
っていう感じです。で、僕の場合の書き方、論文の書き方の基本形は、図表必ず入れますって言いますけど、図表の説明で説明していくっていうパターンが多いです。
なるほど。
図表が最初にあって、その図表を説明するように文節配置していってっていうような説明の仕方を基本していて。
なるほど。
なので、図があったほうが書きやすいっていう感じですね。で、全体、マインドマップで書きますけど、マインドマップで構造、目次の構造とどこに図があって、で、その文節のレベルまで書くのがある文節で何言いたいのっていうのを書いてって。
で、全体眺めて、上から順番に読んでいって、ちゃんと意味が通じるのか、不正語がないか、対象の問題設定とちゃんと解決が合ってるかとか。
そういうのをちゃんとチェックした上で一気に書くってやると、手戻りはないですね。そうバッて書けちゃう。で、さっき言った通り1日2日で大体書けるかなという感じ。
図表の準備やります。図表の準備した上で。書く、文章書く部分はそれぐらいで書けるような感じになるっていう書き方を基本してます。
で、これが何の参考になるかは分からないですけど、論文ってこういうもんですっていう書き方をちょっと。
うん。
うん。
個人的な書き方を言いました。で、もしかすると他の方にも応用できるかもしれないなって思ってるのが、実はこのやり方で書籍を書いたことがありまして。
おぉー。
それはそういう同じやり方しました。基本、前の資料の作り方のベースに考えてますけど、ネタがこういうのがあって、ストーリー大体はこうです。で、その後に章と節決めて、ここでこういうことが言いたいんだっていうのを、
分解してから、文章全部書いて、っていうような書き方で一冊作ったことがありますので。本を作る方もどんだけいるのか分からないんですけど。
いや、まあでも、本出した人いっぱいいるんじゃないですか。
出した人はそうやってやってみるといいかもしれない。
まあ、そうですね。論文って、分量実は短い。
短いですよ。
短いですよね。
短いです。短いです。
だから、その構造のまま内容をもっと丁寧に書いていくと、書籍になるっていう感じなんですかね。
そうですね。基本、同じ考え方で大きく書いたっていうのであると、書籍が一応作れましたという話ですね。
なるほど。確かにできそうですね。それ普通に。
ただ、ページ数はあんまり稼げないかもしれない。私が書いた本も20ページくらいなんですけど、300ページとか普通あったりするじゃないですか。
でも、それってあれですよね。構造としての内容として何かを増やさないと、それは分量増えないですよね。
そうなんです。
内容を太らせるにしても限界あると思うので、1個の、例えば、文節とか、こうな話をやるにしても。
今だったら、生成経営アイデア、生成させたら増やせるかもしれない。
論文の書き方を応用した書籍作り
まあ、そうですね。でも、それがいいのか分かりませんけど。
分かりませんが、確かにそうですね。
ちょっと質問です。
はい。
で、気になるのが、ある種論文に型があるじゃないですか。
はいはい。
だから、こういうやり方でやったときに、なんか書きやすいんじゃないかなっていうふうにちょっと思ったりもしたんですけど、普通の資料作りと比べてその辺って違いあったりしますか?
個人的には差はそんなにないんですけど、ただこれ実はうちの同僚の研究者にも教えたりしてたんですけど、みんな同じじゃなくて。
あ、違うんですね。
私はどっちかというと得意なんですよ、論文を書くの。
はい。
で、不得意な研究者も結構いて、そういう人ってあんまりこういう設計してないみたいで、なんでしないんだろうなって個人的に思うの、したらいいのになって教えてはいるんですけど、なかなか難しいのかよく分かるんですけど、そういう作りはしてない。
でも、研究する人でもそういうのを体系だったりとかアウトプットするのが苦手な人は多いんですよね。
アウトプットするのが苦手な人もいるってことですね、今の話は。
そうですね。
えー、面白いですね。
論文の書きかたについて
大学の先生とかで不得意って言ってるのはちょっと仕事やろって思っちゃうのであれですけど、企業研究者って別に論文書くのが本当の仕事かという、本当の仕事ではあるんですけど、メインじゃないから。
まあね、確かに。そうですよね。それはまあ、この部分じゃないところで価値を発揮してればいいよねってなったら、書くのが少ない人もいそうですよね。
そうですね。
なるほどね。
そうですね。
この辺は実は大学の時に少し学んだことですかね。ちょっと大学のうちの先生に鍛えられましたけど。
ある種、書くことが明確ですよね、論文だと。アブストはこれを書いて、問題の定義はこれを書いてとかっていうのがあるんで、テンプレもすごいちゃんとうまく機能しそうだなみたいな気はしますね。こういう話の方がいいんだろうなみたいな。
大学にいたとき、ここまでちゃんと設計してなかったんですよ。それで、実は前回の話でも、最初にぷかぷか開かないって話なんだけど、当時は最初から開いてて、当時はワードみたいなのを開いてたんです。
ワードじゃなくて手筆でしたけど。まあ、それはいいんですけど。最初から書いてたんですけど、そうするとすげえ駄目出しを送ってたんですね、昔。
なるほど、なるほど。
これはこういうことを言いたいんです。ああいうことを言いたいんです。それを先生に持ってくっていうのを。
なるほど。
それを先生に持ってくっていうのを。
そういうことで少し鍛えられた感じはあります。
文章書くってちょっと仕上げ作業に近いんですよね。ある種ね。
本当の文章の実装って最後でよくて、時々、なんか構造をちゃんと作ってあげる方がすごく重要で。
設計から始まりますもんね。基本的にね。物事ね。
でもどうしてもそういう装飾的なところに
身が行きがちになるっていうのも
わからなくもないじゃない
意外だなと思ったら
研究者の人も論文作るの苦手な人もいるんだな
面白いです
すごい時間かけてすごい書いてるんだけど
全然作れないみたいな
書けないって人が結構いますよ
僕の周り
なるほど
結構いる
なんでだろうなと思っても
そんなもん1日2日で書けるやろ
思っちゃうんですけど
それはそれで研究ネタになるのかもしれんぐらい
そんなに多いんだったら
教えてあげたいな
論文の話は
僕もあんまり書く機会がないから
普通ないですよね
ただ論文じゃなくても
知識をもう一度
したためたりとか
ブログでそういうブログを書いたりする場合も
なくもないかもしれない
ブログを書くのに設計するかって言われると
ちょっと分かんない
ですけど
なんか文章を書いたりとか
報告書とかですね
報告書を書いたりするのは
少し構造化した方がいいかなっていう
でもブログとかでも
構造がしっかりした方が読みやすいですよね
どう考えたって
ただブログにそういうものを求めて作るかって
話はまた別問題のような気もしますけど
それは多分種類というか
その書き手によりそうな
ではきついですね
ただ書籍は
そういうのすごい大事だなと思いながら
書籍の書きかたについて
いくつか型ありそうですよねってちょっと思いましたね
書籍の話
書籍はもう論文と違うんで
多分いろんな
いろいろパターンありますよねと思って
僕が書いたのは論文風に書いたんで
こういう構造をしてますけど
科学的にやるみたいな話とか
検証しながらとか
やってくみたいな取り組み紹介だったら
読みやすいのかもしれないですよね
そういうのが
概念伝えるとか
そういう話だと
ひょっとしたらもっと違う書き方がいいのかもしれないですけど
エッセイみたいなのと全然話が違うんで
そうかな
エッセイはね
もはや全然別物ですよね
構造じゃないかもしれないから
ビジネス的な自己啓発本とかもありますけど
それはこの方で書いたら必ずいいかどうかっていうのは
ちょっと違うんだろうな
みたいなことは聞いてては思いましたけどね
なるほど
ちょっとこれ需要がどんだけあるか分かんないですね
分かりませんけど
本書くってなると
こういうやり方でやっても書けるよって話なんですけど
読みやすかったとか
分かりやすいとか
そういうのは言われるんですか
よく言われました
知り合いからもすごい分かりやすいです
そういう意味だと読みやすさみたいなところで言うと
結構担保できる
ただネガティブ意見もあって
厚みがないみたいな
多分スラッと読めると
読めちゃうから
スルスルって読めるから読み応えがないってことですか
そうそうそう
そうやっていう
アマゾンの悪評がついてたりします
難しいなそれ
読み応えを期待してるって
コスパが悪いって書いてある
コスパを求めるな本人とは
ちょっと思いますけど
いいです
人それぞれなんで価値観
なるほど
分量が多いといいかっていうのは
ちょっと違いますけど
分量が多いといいかっていうのは
僕個人的には結構翻訳本とか苦手なんですよね
分かります
長いじゃないですか
長いかつ主張が
分かりづらい場合が多いんで
なんかあれなんですよね
領書と呼ばれるやつって
何かを指すかもしれない
領書と呼ばれる本って
結構分かりづらかったりしますよね
それ前も言ってました
スルメ的なものはあるんで
そう
一方裏返すと別に
分量で領書が決まるわけではない
それはもちろんこの通りです
短くてもいいんじゃないかなとか
むしろ短い方が
読みやすくていいんですけど
端的にしたい理由かなんで
端的に書いたんですけど
それがお気に入りさない方もいらっしゃる
それは著者としての悩み
悩みってことですね
なるほど
こんなとこですかね
この話に需要があるかはちょっとチャレンジングですけど
結局でも
資料作りも論文作りも
設計が大事で
設計として
ちゃんと構造化して
書く内容を整理したら
書籍として通ずる内容にも
ちゃんとなりますよっていう話ですよね
それはまさに
そうだなと
裏返すとだいたい
そういう資料を作ったりとか
誰かに伝えたりとか
行動変容を促すための
ものって
そこの設計が肝だったりするかな
っていう気がするんで
いきなりぶっつけ本番で作って
うまく動かせるって
どんだけ天才だよってちょっと思いますけど
そういう人もいるとは思いますけど
いるとは思いますけどね
なかなか
そういうのって何にでも
応用効果話として大事だなっていうことですかね
そういうところで
今日の漫画編は以上に
したいと思います
ありがとうございます
ありがとうございます
20:09

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