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エヴァンゲリオンで盗用?
人気アニメのエヴァンゲリオン、それが中国でエヴァンゲリオン劇場版として配信される際の告知ビジュアルで盗用がありました。
ファンからの指摘で発覚したんですが、現在は盗用があったことを現地製作会社が認め削除に至っています。
今回の著作権侵害については、私はAI時代ならではのものがあるなという背景も考えさせられて、それでは早速学んでいきましょう。
おはようございます。クリエイターのカグアです。いつもご視聴ありがとうございます。それでは今日のお品書き。
盗用されたビジュアルとは、作者が取った対応、AI時代に気をつける著作権侵害です。
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ではまず早速、記事の方から紹介します。
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オリコンニュース、1月15日の記事です。
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新エヴァ中国版ビジュアルで盗用、現地の製作会社が謝罪、許可を得ずに不適切に素材を使用です。
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もうですから、現地の製作会社が認めているので、盗用というのは確定ということですよね。
謝罪をして削除に至っているということなんですね。
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具体的に盗用されたアーティストの方というのは、フランスに住むニコデロートさん。具体的にどのような著作権侵害か見ていきましょう。
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インターネットメディアのネトラボという記事でツイートや解説などが書いてありまして、そこに削除されたエヴァンゲリオンのその当時のポスターが掲載されています。
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それとニコさんの作品を見比べてみます。
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そうしますと、エヴァンゲリオンのポスターなんですが、主人公が登場する汎用人型決戦兵器が画面中央でひざまずいて首をうなだれていると。
要は壊れてしまった感じなんですかね。
そんな感じで、正座した形でうなだれて座っていると、その桃の上に人が空を見上げているシルエットがあります。
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そして、その決戦兵器は画面全体の大体3分の1ぐらいですかね。
地面が画面4分の1ぐらいになっていて、画面3分の2は夜空なんですね。
で、雲がもわもわもわっとかかっていて、中央にキャッチフレーズがある。
そしてさらに雲の中にですね、大きな、すごく大きな三日月がありまして、その三日月の下の方のとんがっている部分があたかもエヴァンゲリオンに刺さっているかのようなビジュアルになっていると。
そういうグラフィックなんですね。
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ただ、このビジュアルがですね、このニコさんのビジュアルに似ているんじゃないかということで物議を醸したんですね。
単体で見るとですね、非常にモノトーンで黒塩の、すごく漆黒の感じのするビジュアルで、ものすごく綺麗だなという印象なんですが、残念ながら東洋であったと。
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というわけで、一時ソースを早速見てみました。
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ニコさんはですね、自分自身の作品をウェブ上に、自分の公式サイトに公開してますので、そちらに原点となったおぼしき画像も掲載されていました。
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作品自体は2013年に発表されたWhere the wild things areという作品で、彼の作品自体は夜の荒波がザバンザバン荒波になっていて、その画面の3分の2ぐらいに雲がもわもわとなっていて、
さらに画面3分の1上ぐらいのところに大きな三日月があるという絵柄や構成になっています。
パッと見る限りは、アイディアこそ似ているものの、その画面全体がモノクロでコントラストがはっきりした漆黒のイラストというところでは、確かに似てはいるんだが、告示しているぐらいかなと思うわけですね。
ただですね、実際画面をコピーしてグラフィックツールで並べてみたんですね。
そうしますと、画面の左側の雲の部分が確かに完全に一致するんですね。
そして彼のその漆黒の描き方としては、お札あるじゃないですか。
日本のお札とかで、お札の肌の部分とかで、てんてんてんてんてんてんって形で濃淡を表現する感じあるじゃないですか。
あんな形で雲の濃淡も表現されているんですね。
それも完全に告示していたんですね。
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ですので、まあまあコピーだということが明らかに分かる感じになっていて、ツイッターのやり取りを見てみました。
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ファンの方がニコさんにですね、このエヴァンゲリオンのポスター似ているんだけども、許可をしたんですかという問いかけをしました。
そうしましたところ、ニコさんは許可をしたことはないということでツイートがどんどんつながっていきます。
最終的にはニコさんは製作会社に直接連絡を取り確認を取ったそうです。
その後製作会社が公式に発表をして、そして日本のエヴァンゲリオン公式が中国語の翻訳をしたものを発表して現在に至ると。
ですので現在はもう100%製作会社が謝罪をして削除に至るということになっています。
アイデアとしては三日月がエヴァンゲリオンに刺さるというところはもちろん原作の方にはありませんから、やっぱりちゃんとオリジナルで書いて、
そしてまあ雲とかを書かずに三日月だけにするとか、そして100%自分のタッチで書くというところであれば問題はなかったんじゃないかなというふうには思うんですよね。
ただ本当に100%トレースな部分が完全にあったので、まあこれは残念な結果にはなりました。
ただここで私が考えたことがあります。
これコピーって結構大変だと思うんですけど、ただおそらくこのコピーの際にAIを使っていたかなという気がします。
どういうことかというと、雲だけを単純に切り取るってものすごい面倒な作業なんですよね。
本当に雲ってほらモヤモヤしてるじゃないですか。
ましてエヴァンゲリオンが位置する場所の部分って原作だと文字があって、そこにうまく乗っけようとしても文字を綺麗に消さなくちゃいけないんですよ。
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ただこの文字を消したり境界線の部分を綺麗に処理したりするっていうのは実はAIものすごい得意なんですよね。
先日私もですね家族から教えてもらってAIがウォーターマーク画像の複製を禁じるウォーターマークちょっとしたマークあるじゃないですか。
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あれをAIが消すという動画を座ってまあそれを見てちょっと驚愕しました。
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でもそれぐらいもう簡単にちょっとした修正ですとパッと見わからないぐらいに修正できちゃうんですよね。
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ですからそういう背景もあって本当に見事にそのポスターのデザインとしては確かに成立はしているんですよ。
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ただ本当に2つの作品を並べるとちゃんとその黙々とした部分、雲の黙々とした部分は明らかに類似している部分があるのでもうこれはコピーだということでこういう流れになったわけですね。
自分ではこういうのって当然探しようがないじゃないですか。
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だから本当にAIで複製やコピーがフェイクが簡単になっちゃった現代においては本当にファンの方とコミュニケーション関係を構築するかということがより大事になってきたなという気がします。
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やっぱり自分じゃこれ気づけないですよね。
実際その本当にコピーかどうかという調査もやっぱり自分だけの知識ですと限界があるでしょうから集合値で複数の人の目で確認するですとかやっぱりいろんな方の意見があってやっぱり前に進めるのかなという気がしました。
これからもAIに関してのトピックが出てくると思うんですけども一部の面も出てきてしまうなと皆さんはどう思いますか。
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それからあとこの音声配信の概要欄には私もよくこの配信で紹介しています弁護士の福井先生のコメントがヤフーニュースの方のこのエヴァンゲリオンの記事にも載っていましたのでリンクとしてはそちらを載せておきますのでぜひ福井先生のアドバイスもチェックしてみてください。
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さて私はコンビニのアンマンはセブンイレブンが好きです。皆さんはいかがですか。というわけで1週間頑張っていきましょう。それでは皆さんいってらっしゃい。