1. Cra出しRADIO 工芸とカルチャー
  2. S2 ep14 ビリー・プレストンに..
2023-02-28 44:20

S2 ep14 ビリー・プレストンに学ぶ理想のコラボレーション? 蘇嶐窯ゲスト回編集後記

spotify apple_podcasts amazon_music

蘇嶐窯のお二人をお招きした3エピソードを振り返り、コラボレーションの理想と難しさについてConCraの3人で語ります。油断するとすぐにビートルズの例えを持ち出すことでお馴染みのCra出しRADIOは、工芸を軸に、モノと人との関係、モノを作ることについて考えるポッドキャストです。今回語られている器について、言葉で説明されてもよー分からんという諸氏におかれましては、ぜひ蘇嶐窯さんのサイト、インスタアカウントをご覧ください。
※機材トラブルにより、本来2月21日配信予定だったエピソードを一週遅れで配信しています。

【番組の感想・質問・リクエストなどはこちらから】
https://onl.bz/RjZRMXc
#concra でも感想お待ちしています!

【今回の話題の関連リンク】
蘇嶐窯 - Soryu Gama
https://soryu-gama.com/
蘇嶐窯 (Instagram)
https://www.instagram.com/soryugama/
ドキュメンタリーシリーズ『ザ・ビートルズ: Get Back』
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-beatles-get-back/7DcWEeWVqrkE

【ConCra Information】
ConCra公式サイト
https://concra.jp
誰でも参加できる実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/

パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
CRA出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ。
ConCRAのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
ConCRAの岩田です。
海です。
四方です。
はい。
今日は間が開かなかったね、あんまり。
あの、なんだ、なんだって、あの、
蘇嶺窯さんの、
前回まであの、蘇嶺窯さん、はい。
蘇嶺窯さんの配信が3回終わったところで、
ちょっと振り返りの話もしましょうみたいな感じで、また3人で集まってますけど、
あの、えっと、
お二人招いて収録したのが、えっとまだ1月の半ばぐらいだったんですけど、
えっと、ちょうどね、僕おととい、おとといかな、
に、あの、蘇嶺窯さんちょっとまたお邪魔してきて、
あの、えっと、蘇嶺さんと、窓川さんあの、えっと、お出かけだったんで、蘇嶺さんと話してきたんですけど、
あの、ちょっとね、また面白いものを見せてもらって、
どうしようかな、もういきなりそんな話していいのかな、なんか振り。
そうですね、まああの、振り返りのことでちょっと軽く触れとくと、
なんか、あの、やっぱり、そもそもの、えっと、こう焼き物っていろいろあるなんかで、
ある種、えっと、まあ、民芸とわりかし宮城なもののなんか夫婦同士のコラボっていう野望から始まって、
なんか貪欲に柔軟に好奇心をなんかドライブにしていくなんか蘇嶺窯さんのお二人っていうようなところで、
ちょっと僕もいろいろと刺激をもらったなというあの感想をかみしめておりますというところです。
伊賀さんが知れてきた話はさらにそこから。
いやまあ、とにかくやっぱりその3回にわたってもうずっと印象に残ってますね。
その話している中でも言いますけど、やっぱりめちゃくちゃコラボレーションがうまいっていうか、
うまいっていうか、すごいなんかね、自然体でなんか新しいことを、
あの、なんていうの、さらりとやっているようですごくなんていうんですかね、
あの、こうコラボレーションの勘どころをめちゃくちゃ掴まれているというか、
あの、そういう印象をすごく受けたんですけど。
なんかご夫婦でやってるからどうこうとか、そういうよりもどっちかっていうとなんか外の人とのコラボレーションとか、
03:05
違う分野、編み物の人とのコラボレーションとか、そういうのも含めて全体的に見てて、
お二人がうまい、コラボうまいなって。
うまいというか、理想の極地というか、なんか物を渡して言葉をやらずにこう、
何だろう、手作業で返してくるとか、なんかもう、
それはもうなんかコラボレーションの一つの理想形というか、
そういうのを常々僕も憧れているっていう感じはありますね。
そうですね、すごいオープンですよね、お二人がまずマインドが。
ですね。
で、あとオープンだけじゃなくて、ちゃんとその、なんていうのかな、お互いをリスペクトし合うっていうところとか、
言語感が違くても、それを埋めていく何か好奇心とパッションがあるっていうのも、
全てのコラボレーションにおける重要ポイントを持ってるっていうのがすごいなと思って聞いてました。
確かに人間関係ってあれですよね、一般化してもあれですけど、
どっちからの相手に対する期待みたいな、そういうバランスとかシーソーゲームが崩れるとだいたいこじれるというか、
もちろん期待はするんですけど、
自分の予想を、
なんだろうな、
期待はするけど、
見返りを求めないっていう言い方が正しいのかわからないけど。
いや、わかります。言語化しにくい感じはわかる。
そうですね。
期待はするけど、
例えば、すごいわかりやすい話で言うと、ビジネスの上での結果を出さなきゃいけない仕事上のコラボレーションってあるとするじゃないですか。
それって企画書とか関係者とかいろんな人に説明するのに、
ある程度このコラボレーションだったらこれが得られるっていう言語化した説明がやる前から必要に求められてることって結構あると思うんですよね。
それは結構、
社会で僕もある意味麻痺してしまって、
コラボレーションをやるための下準備とかそういうのって言ったら、
そっちの方に頭が、思考回路が費やされてしまうところを、
もうすでに当たり前として思ってしまっている自分がいるという。
だから非言語的な編み物の、ニッティングの作家とのコラボレーションの、
ああいうものにもすごく憧れを僕は感じるんだなっていうのを、
06:04
ちょっと無理くり長めに説明するとそういうことなのかなって今しましたね。
お互いに対する好奇心とリスペクトと、あと援助しないっていうのが結構鍵な気がしてて、
やっぱりこう、なんか物を作ってて、お互い手法も言語感も違ったりすると、
あっちの期待に応えないとって変なプレッシャー感じちゃって、援助しちゃうと出し切れないじゃないですか。
それが何回もやりとり積み重なっていくと、やっぱりどんどん鈍化してくるっていうかコミュニケーションが。
お互いの出す何かを、面白いじゃんって言える感覚っていうのが作品にすごい現れてて、
正直見てても、どっちもどっちも尖ってるんですよ。
どっちかが相手に合わせて何か作ってるっていうよりは、
どっちも何かこう出し切ってるというか、こうやったらどうかみたいなのを出し切ってる感じ。
だからパッと見て、この作品がコラボレーションじゃないですって言って、
誰が作ったかって知らないで、一人の作家として見たらすごい奇妙なものでしかないですよ。
この人の頭の中どうなってんだろうってやっぱり思うような不思議な感じ。
作品にすごい現れてるから、個性が2人っていうか3人の個性が出てて、
ちゃんと何か不思議と役割分担がなんとなくできてるっぽさが面白いなと思う。
いやほんで、あれなんですよ。
僕が一昨日見てきたのがね、やっぱりその、もう地続きなんですけど、
やっぱりそのソリュウガマさんのそのオープンさがなせる技だなと思って、
お話を聞いて物も見てきたんですけど、
それがね、なんか料亭の方からのオファーで、
なんかその料亭の方が、まどかさんが飛びガンナをやってる実演を見て、
で、飛びガンナやるタイミングって、ソリュウさんがその成形をしたやつに、
飛びガンナ入れるから、まだ生乾きの状態じゃないですか。
で、その実演の様子を見て、その生乾きの色のまま器にしてほしいって言われたらしいんですよ。
生乾きの素焼きにも?
09:01
素焼きにも。生乾きのその土のままの、その質感とその色のまま器にしてほしい。
どうやるの?
まず、僕がそのオファーをするっていうこともないですけど、
僕も仕事上でいろんな現場で長年、その加工とかに従事してる人にお願いするときに、
なんかね、多分それ言えないと思うんですよ。
それって多分、なんか非常識なことだろうなって思うから。
特にその政治の色とかが、ソリュウさんのこのキャラクター、アイデンティティーだと言って、
それを無しで焼けるっていうことですよね。
だからそれって、その後もうちょっと乾いてくると色が、だから生乾きなんでちょっと濃い茶色なんですよね。
濃い色ですよね。
濡れ茶色ですよね、単純に。
そこから乾いて、色もう少し浅くなって焼いて白い時期になるっていうものの、
その生乾きの状態のまま器にしてほしいと。
細かい技術的なところは僕は要説明できるのですけど、
それがあったんですよね。
焼いて、いかにも生乾きの状態の器っぽい質感になった器として完成されたものが。
プロセスを聞いたらですね、
当然、土のそのままの状態のザラッとした感じを残すために何も釉薬は塗ってないんですよね。
基本的には時期なので白いんですけど、
顔料を入れて茶色を出すっていうことをいろんな試行錯誤して色を調整しながらっていうので出したと。
当然やっぱり焼いてみないとどんなぐらいの色になるかわからないっていうことではあるんですけど。
その両手の方にも多分これ一応その色出せたとしても器として使ってるとすぐに汚れちゃうと思いますよっていうことは。
ザラザラしてるからね。
っていうことは懸念点としてはお伝えしたらしいんですけど、
試作してみたら案外大丈夫やったみたいです。
それがまさにご自宅でテストピースを日常使いしたときに結構水洗いして染みたりみたいなこともないし、
12:04
結構汚れもつかないみたいなことが見えてきて。
だから言ったらかなり無茶振りじゃないですか。
陶芸長くやってる人からしたらこれ縄書きの器なんですけどみたいなことで、
多分陶芸家の人のスタンスによってはそんなアホなことを言うなっていう人もいると思うんですよね。
何のためにそんなこと言うんだ?みたいな感じでしょう。
で、それを説明して、そういうふうには作ってないんでみたいな説明になっちゃったりするかもしれないですよね。
いうような現場を想像できるんですけどなんとなく。
ソリューさんおっしゃってたのは、その料亭の方にもここにこういう料理を盛ったら絵になるっていうビジョンがあったはずだからっていうので、
それに合わせていくっていう。
で、完成した器を収めて料理を盛ったのをお店に行って見させてもらったらやっぱりすごく絵になるっていうか、
料理とその器で完成されたものになってた。
さすがその料亭の方のイメージしてた。ちゃんと形になってるなっていうふうに思ったっていうようなことをおっしゃってて。
だからなんだろう、まず白い磁器をあえて顔料で土みたいな色にするみたいなことって、
された事例があるのか僕は全然知らないですけど、
それを相手を信頼してやってしまえるっていうところの、
やっぱりフットワークの軽さというかオープンさっていうところが改めて感じた器だったんですけどね。
見させてもらったのが。
で、さっき言った汚れるかもしれませんよっていう懸念が案外そうじゃなかったっていうことの
一つの要素としてはどうも一番最初のエピソードで磁器が陶器よりもガラス質が多いっていうご説明がありましたけど、
やっぱり元々の磁器の特性によって釉薬をかけたりとかしなくても結構汚れないっていうことがそれで結構見えたみたいなことで。
15:10
ただ、ここまでのすいません、ソリューさんからお聞きしたことそのまま喋ってるんですけど、
まだとはいえこの間できたところなんで、多分実際に製品化しようと思ったら、
もうちょっと経過を見てちゃんとその器として成立するかみたいなことはやらないといけないみたいなんですけど。
本当に新しい今までなかったものが生まれるちょうど生まれたタイミングみたいなことに立ち会ってというか、
うかがったタイミングでちょうどそれができてきたみたいな話だったので、そういうことかと思って。
慣れてるからっていうのもあると思うんですよ、コラボレーションにもはや今の時点であると。
だけどやっぱり人に合わせていくだけじゃなくて、そこからどういうインスピレーションを受けようかっていう気持ちがあるから、
やってみてもいいよって言えるんだろうなって思います。
相手の期待に応えようっていうのってオーダーじゃないですか。コラボレーションじゃなくて。
でもお互いからインスピレーションを与え合うっていう状態で思えば、それはオーダーじゃなくてコラボレーションになり得る状態。
言ったコンクラでこうなったらいいよねっていう風に最初に言ってたのもやっぱりそれだった気がするんですよ。
オーダーじゃなくてコラボレーションになるといいよねっていういろんな作るっていう行為が、
特に工芸とかってなると1点1点作るみたいなケースが多いときに、
お金を持ってる人がオーダーをしてそれどおりに作ってねとかじゃなくて、
両方のアイディアであったりとか、別にアイディアじゃなくてもいいけど、
とにかくそれがコラボレーションとして一つのものができるみたいな風になるといいよねっていう議論があったから、
それをまさに龍我真さん体現してるなっていう。
オーダーとコラボレーションの違いっていう、個人的に思ってるだけだから別に、
ちゃんと他の人と喋って、やっぱそうだなって思ったっていうか考えながら喋っちゃうんだけど、
結局オーダーっていうのは誰かからの依頼でこういうものを作ってほしいと。
結構よくあるあるがこういうものがはっきりしてない場合がすごい大変じゃない?
18:04
相手のこういうものを引き出さないといけないから、
絵に描いてばっちり決めてくる人もいれば、絵も描けないかなって言って喋んなきゃいけないとか結構あると思うんだけど、
その状態じゃないコラボレーション。コラボレーションってどういう状態かって言うと、お互いがインスピレーションを感じ取ってる、その会話の中で。
会話してる時からすでに、AさんとBさんがコラボレーションしてて、AさんがいうことをBさんが聞いてて、なんか思いつくみたいな。
なんかそれがインスピレーションみたいな。
それによってキャッチボールができてる状態が多分コラボレーションの最低条件なんじゃないかなって思ったっていう。
いやー、なんだろう、漫才のたてをするのか音楽のたてをするのか、両方ともあえてしないでおくかって感じですけどね。
バンドだとさ、こういう風にやってって演奏を頼まれてやるのと、その人の誰かの聞きながらそれに沿って、
これだったらこういう風にやってみたいなって思う状態の違いみたいなのもあるかもしれない。
そうなるとオーダーとコラボレーションって限らないけど、大事なことっていうのはインスピレーションを感じられる状態にお互いないと多分無理なんだと思う。
この人からだったらインスピレーションを受けられるなっていう風に思えてる状態っていうのが。
あとはやっぱり好奇心がないと無理だと思うんですよね。
インスピレーションか湧くか湧かないか、湧くときしかやらないっていう感じだと今のソリューガマさんはないと思うんですよ。
そんな割り返し濡れた感じっていうのは無茶ぶりだと思うんで。
お互いに対する好奇心っていうのはもちろんないんだよね。
あとは多分何を言われてもその聞かれ方とかオーダーのされ方でいちいち私はそうじゃないからっていう状態と、結構何でも来いっていう状態とまた違うんじゃないかなっていうのも思う。
全然違いますよね。
例えばお互いのセッションとかの例えでよくジャズのアドリブとかってあると思うんですけど、あれ特にジャズとかで言うとアドリブをやるとはいえ結構ルールが決まってるんですよね。
21:00
みんなで合わせるフレーズがこれでここからアドリブを回してきますっていうそういうルールすらあるし、コードというかそういうルールもあったりとかするので、
多分ソリューガマさんがやってたのってそのルールすらないところも果敢に好奇心で言ってる感じはあるんですよね。
だって網物と陶器じゃ全然もうビートが違うみたいな。
ビートが違いますよね。
そもそもジャズみたいにおさほみたいな言語感とかも全然違うわけでしょ。
だからどっちかが例えばジャズプレイヤーで合わせられるような人だと、それはそれで相手にまず最初合わせてあげることによってそっちの人の何かを引き出すみたいなテクニックがありますとかそういう場合もあるけど、
全くお互い全然言語感も違う頼み方もよくわかりませんって時は、
やっぱり岩田さんみたいに躊躇するじゃん。
このやり方でいいんですかみたいな。
その状態だとやっぱりなかなかこうスッとインスピレーションがお互い湧くっていうフロー状態っていうか、
そういう状態に持っていくのってなかなか難しいかったりするのかなと思うし、
多分ソリュウガマさんがコラボレーションを体験して長くジャズプレイヤーみたいになってるから、
どんなオーダーにも何かしらの開始をする術をもう既に持ってるのかどうかっていう感じがあります。
あとは僕の下手くそな説明で伝わったかどうかがすごく不安なんですけど、さっきのソリュウさんからお聞きした新しいウツアの話が。
でもそれ、まどかさんが更新されてるインスタとかお店のブログとかにも載ってるんですよ、写真付きで。
だから聞いてもらってる方にはそれ見てもらった方がいいかなと思うんですけど、
だからそういう、これは今の情報環境をうまく使ってっていうこともあるけど、
そういうプロセスとかアウトプットを結構リアルタイムにどんどん見せていってるオープンさも、
次のコラボレーションを引き寄せるポイントなのかなっていう感じはしますね。
さっき商品化っていうのは一般のお家で使ってもらったりとかするには、
24:01
いろいろこういうふうに使うといいっすよみたいな説明とかも自分たちの中で必要だから、
ちょっと時間かかるかもしれない。
あとはちゃんと例えば1年間とか検証して本当に水地味があったりとかそういうことがないかどうか。
オーダー品はもうそこは織り込み済みでそれでもやってっていうことで依頼を受けたもので、
それはそれで大丈夫なんですけど。
確かにそこが結構大きいかもしれない。
まずは一般商品化しなくても過程を見せちゃう。
これ結構普通の企業だったりして開発やってると絶対できないことだと思うんだけど。
違う理由でコンプライアンスという問題もあるし。
そうそう、だからあんまりペラペラ喋ったら不安になるじゃん、コラボレーションしてる。
工芸家だとちょっと違うあれがあって、
そのプロセスの苦労をわざわざ見せることを好まないっていう美意識の作り手もおられる。
いるかも。
その中で検証をする前に見せちゃってもOKっていうのは、
やっぱり作家としての作品への向き合い方を見せているわけであって、
商品の説明してるっていうのとまた違うベクトルだと思うし。
そこがオープンだから、普通だとちゃんと本当にこういうの作って、
他の人に自信持って、例えば水染みもできませんよって言えるまでは、
あんまり外に出しちゃいかんって思う人と、
その工程もみんなで見て楽しみましょうよっていうマインドセット。
この2曲でどっちかっていうと後半じゃないですか、ソリューガマさんって。
そういうエラーが起きるのも楽しいよねっていう。
そういうコミュニケーションだからコラボレーションが依頼も来るだろうし、
話しやすいですよね。相談しやすいっていうか。
お互い未知のものにチャレンジしやすいだろうなと思って。
そういう状態でいられるっていうのは、
その自己肯定感っていう、自己需要感っていう話を私、
よくちょこちょこする機会が最近あるなと思って。
それは何かっていうと、いろんなSNSとかでいいねって言われて、
人から認められたなっていうので、
自己肯定感が欲しい時にSNSとかやるとかいう話になるんですけど、
そもそも自己需要感っていうのが、自分がこのままで良いという。
27:06
このままで良いっていうのは変わらないって意味じゃなくて、
自分のありのままをそのまま受け止めること。
だから良い時もあれば悪い時もあって、どちらも自分であると。
調子良い時も悪い時もある。
その状態であるから、エラーとか間違いとか、
想定できないことを受けやすくなるんじゃないかなっていう。
自己需要してないとプロセスなんか見せられないですもんね。
あとその自己肯定の話で言うと、
例えば自分に対する評価っていうのを他者に預けてる時点で、
肯定はできてないんですよね。
その状況、俺はこれで良いんだけどっていうところで言うと。
でもやっぱり、ありとあらゆる人がSNSを使ってる中で、
そういうのを使うなとか、使わない方が良いっていうことを
僕も思わないわけではないんですけど、
そこを無理矢理使わないっていうことよりは、
そういう自己肯定感が揺るがされやすい時代を生きているっていう風に考えることの方が
良いかなとは思ったりしますよね。
常に自分が何でもOKかどうかっていうのは、
そんなすごいことなんてなかなか続けられないけれど、
ただ、これがダメだとか、冷静に見ているというか、
第三者的視点で自分を見つめられているかみたいなところに
自己重要さを見出す鍵があるんじゃないかなって思ってるんですよ。
生人君主的に、自分のことはそんな完全体のように思えるわけもないわけなんですけどね。
どうですか岩田さん。
置かれている環境にどうしても左右されるんですけど、
常に自分はこっち側とかじゃなくて、
それは環境によって売れるなぁとは思うんですけど、
さっきね、しほさんのバンドの例え話されてた時に思い出したんですけど、
ゲットバックっていう、ビートルズの解散間際ぐらいの時期の長い期間撮ったドキュメンタリーを、
あれいつでしたっけ。
ちょうど一年前とか。
30:00
一年前とかですよね。
ちょうど一年前ですね。
今年の年末ぐらいにディズニープラスで配信された。
あれを見てて、ジョージが途中で抜けるんですよね。
脱退事件。
あったね。家に帰っちゃうやつね。
本日思って脱退しましたっていう手記が紹介されるやつですよね。
僕なんかビートルズアナロジー多いような気がして大丈夫かなと思ってます。
確かに。
ジョージ・ハリスンのホールシングスマストパスっていう、
解散した後に出したソロ作が大好きなんですけど、
もうジョージの中でやるべきことっていうか、
こういう方向で自分は曲を作るんだっていうことの
自己需要感って十分にあったと思うんですよ。
あの時の作品を見ていれば。
でもビートルズっていうバンドの空間の中では
それでは耐えきれなかったっていう感じ。
ジョンとポールが、明らかにポールはジョンのことは
常に信頼してるっていう感じが
コミュニケーションが分かるのに
自分はポールが期待された弾き方になってないと
ここにいられないみたいな状態が耐えられなくなって
自己肯定感が押しつぶされてもう出てくってなった
っていう風に見えたんですけど。
だからそれがビートルズっていう場所から離れて
別のメンバーと作品を作ったらものすごくいい作品を
その同じ時期に作れてたわけなんで。
だからジョージ・ハリスの話になっちゃったけど。
あれでもそこでミュージシャンばっかりっていうよりは
一アーティストである小野陽子が出てて。
小野陽子とジョージの会話がいいんですよね。
僕も自分でやってこうと思って作品を考えてて
みたいな話をしてた時に
絶対それをやるべきだよって
陽子が投資してたんですよね。
作品主義的な感じですよね。
一アーティストの意見みたいな風に受け取れたというか。
もう一方で興味深いのは
あんだけしっちゃかめっちゃかで
まとまりのない毎日を過ごしてて
曲がたまるかどうか。
でもさっきのあれですよね。
一応ビジネスっていう側面もある中で
いろんな人が関わって予算も取ってやってる中で
ある程度の成果が期待されてるっていう中での
メンバーのコラボレーションって考えてた時に
周りはその成果物が見えないと
ヒヤヒヤしてくるわけですよね。
これ仕事でもよくあると思うんですけど。
それでプロデューサーのジョージ・マーチンが
ずっと一緒に見てて
今は物になる曲は
これとこれとこれとこれかみたいなことを
言ってた時に
33:00
オールシングスファーストパスか
マイスリードコースとか忘れたんですけど
後にジョージのソロ作とされてるものも
カウントしてたんですよ。
そんぐらい曖昧な話だったんだと思ったんですよ。
ジョージがソロで
アルバムの中で出す
説明がいりますよね。
当時の
Beatlesのメンバーが
作った曲って
基本的にはBeatlesのために
っていうか
とにかく曲ができるから
それを出すわけですけど
それがBeatlesのセッションの中でうまくいったら
それはBeatlesの曲になるし
うまくいかんかったらソロ作になるし
どっちのオプションもみんなが持ってたみたいな
それが印象的でしたよね。
じゃあBeatles扱いの曲かもしれんかったんだ
ジョージの曲は
そんぐらい曖昧な中にいて
フラストレーションをためてたっていう
岩さんが出していただいた例は
コラボレーションがしんどそうな例として
あの映画見てて
あまり
私Beatlesそこまで
詳しくないから
あの映画見てて
なんとなく感じたのが
ポールの思い通りに
いかないと破綻しちゃう
感じが
ベースにあるんだけど
ジョンとポールの
信頼感っていうのは
あって
あとはちょっと
それに合わせてってるっていう感じの
ところがやっぱり
ポール思い通りにならないと
先に進めさせてもらえないから
窮屈っていう
岩田さんの説明聞いて
すごい納得した
わかりますよ
どういう構図になってるかみたいな
なんかこうさ
しかも立ちが悪いのは
あんだけ
関係が最悪なのに
ポールがキャリアとして
油が乗ってて次々アイディアが出てくるんですよね
不幸なことに
それでいろいろ
ジョンだってさ
そうだよね
なんかジョージも
ジョンもアイディア一応出るじゃん
全く出ないんだったら
ポールに任しとけってなるんだけど
ポールが引っ張ってるようで
引っ張りながらジョンに気遣ってて
ジョージはさほど
気にかけてない
って感じが見てて伝わっちゃったんですよね
僕も
なんでこれはちょっと
フラストレーションを感じるようなっていうのを
僕も岩田さんの目線をちょっと見て
今ちょっと思い出したんですけど
あとあれですよね
ショウさんが見てて印象的だったのは
ビリープレストンっていう
キーボーディストの登場ですよね
あの人
あの人なんで
ビートルズにないの
いいよな
コラボレーション話で無理くり続けてる
36:00
あの話ですけど
あれこそコラボレーションじゃないか
ビリープレストンは
ソリューガマさんみたいなもんですよね
ソリューガマさんみたいなもんですよね
みんなハッピーに行こうぜみたいな
ちょこ楽しいじゃん
いい曲だね
俺がやるとこんな感じかなみたいな
そういう感じですよね
あの空気感で
空気の読めなさ
才能だなと思った
空気読みすぎちゃうとさ
あの重い空気に押しつぶらされるんだけど
すごいマイペース
気がつぬいてる
ソリューガマさんビリープレストンだったんだな
それはすごい
すごい発見だな
二人で一つ
みたいになってる
ビリープレストン同士だったんでしょうね
最初は
いきなり最初からって雰囲気も
なんかなかったけれど
最初は
形作ったものに対して
なんかやるっていうのを
ちょっとやっぱ
躊躇ってた時期もあったっぽいじゃないですか
ソリューさんの方はむしろ
バイトしながらでも立てなきゃって
仰ってましたもんね
やっぱ子供の一言がね
ちょっとこう
目を覚まさせたというか
そうだそうだ
思い出した
ソリューさんが
今回の倉田氏ラジオ出てもらって
ああいう形で喋るのは
初めてだったらしいんですよ
慣れた感じがすごい
マドカさんは
地元のラジオとかもちょこちょこ
出る機会があったりして
実は息子さんと二人出たり
息子さん今は
降参らしいんですけど
じゃあ倉田氏ラジオが
5年後ぐらいどこかで
まだ続いてたら次は
息子さんに出てもらうのは
ダメですねって話したら
絶賛飛び噛んだ
のなんか
言ってましたね
やってる最中
取得中みたいなことで
やっぱりそのぐらい若い
世代で
この影を継ぐっていう風に
宣言して
やってるみたいなことが
割と珍しいというか
っていうので
そのラジオで一緒に出たり
みたいなことがあったらしい
羨ましいね
娘から
アート飽きたって宣言されて
13年間アート見続けて
私はもう飽きたんだって言われて
早いと顔で
アートの何を分かってるんだって
うつくみをされて
ママの周りの人たちは
変な人が多いかつ
別に私にとってはつまんない
割とはっきりとした態度
39:04
ありとあらゆる
工芸のシーンで
およつぎ問題が
課題になる中
継ぐという風に
10代の頃から宣言されてる
羨ましい影ですよね
子供にも分かる良いバイブスがあるんじゃないですかね
それはあるかもな
つらそうで大変そうだけ見えてたら
さすがにそれを継ぐって
どんだけ
日本の伝統工芸を抱える
みたいな感じになっちゃうけど
二人が楽しそうにやってみて
こういうのに憧れを持つ
っていうのは
十分あり得るなと
楽しんでる感じが
出てますよね
創作物というか
品物からそのバイブスが出てる
縄文?
縄文のシリーズとか
遊んでる感じが
出てたり
面白いなと思って
本当に楽しむっていうのが
最大級の最近のコツだって
思いました
簡単なんだけど
当たり前すぎて
今更言うのを
はばかれるぐらい当たり前すぎるんだけど
究極に
当たり前のことができない世の中なんですよ
楽しくやり続けるってことが
そうです
何らかに
それをやるにはっていうことで
ついつい利用を求められてしまう時代なんですよ
そうこうしてるうちに
いろいろつまんなくなっちゃう時代なんですよ
大丈夫?
時代のせいにされると悲しくなっちゃう
でもそういう原因に気づくと
そういうことを
楽しむやり方を思い出せるんですよね
逆に
僕の場合はちょっと
楽しめなくなる理由に気づいたので
逆にそこを遠ざけることで楽しみ直すこと
そういう見えないプレッシャーみたいなものに
気づくことで
今はそうかも
楽しいソリューがまさに
3回だったので
振り返り会話も楽しく
お話ができました
ということでこんなところで今日は
解散というところにしましょうか
倉田氏ラジオは
毎週火曜日に
配信してるんですけども
フォローしてください
42:00
番組を
フォローすると毎週
配信されたらすぐに
来たぞっていうのが分かるので
励みになりますね
嬉しいよね
シンプルに
再生回数ももちろん
嬉しいけどフォローしてくれる
っていう状態
1個のエピソード聞いた後に
フォロワーが
1人増えるみたいな現象が起こると
続けて聞きたい
って思ってくれたんやなっていう風に
勝手に解釈するんで
アンカーの
管理者用のログでは
すごい有料な
ポッドキャストですよ
上位数パーセントの
うぞうむぞうある中でも
ちゃんと一定の人が
聞き続けてくれてる
有料コンテンツという風に言ってました
もちろんね
僕らが続けた方が
彼らのメディアにとって
プラットフォームにはとっていいっていう
リップサービスは多分にあると
あまり数字ばっかり見ずに
自己重要感でそこはね
いいこと
いい感じに締まりましたね
いい感じに締まりますね
そうです
感想は一応フォロー
じゃなくてもフォームも
用意してるので
ソリューガマさんに直接聞きにくいことは
そこに質問投げてもらえれば
こっそり聞いておきます
はい
いつも私が言っている
スリフを今うみくんに
思ってます
ハッシュタグとか言えばいいじゃないですか
ハッシュタグ
c-o-n-c-r-aで
メッセージいただければ
と思います
あとディスコードだっけ
はい
コレクティブのほうですね
我々の仲間作りの
クローズというか
もうちょっと
積み込んだ輪っかの中に
入りたいという
興味のある方は
チェックしてもらえればなと思います
概要欄チェックしてください
はい
というわけで
ありがとうございました
ありがとうございました
44:20

コメント

スクロール