前回に続き『柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年』@東京国立近代美術館に行ってきました回。だだ混みだったこの展示。後編では、なぜ今多くの人が民藝に関心を寄せているんだろう?という視点から語り合います。(展示は2022年2月13日に終了)
今回の話題:
なぜ今多くの人が民藝に関心を寄せるのか?/工芸の中の民藝 一般的にはそれほど分けて認識されているものじゃない?/SNS時代に生きる私たちの生活と民藝の視点の共通点?/コンテンツの時間が短くなっている時代に超えられない時間の積み重ねが感じられるモノに惹かれる?/コロナ時代には自己を振り返り過ぎて悩んでしまう/地産地消、サスティナビリティのヒントを得たい?/モノはミスユーズしてもOK /勝手にしゃぶしゃぶ用に使われた鍋/この形はなんだろうという好奇心/ロダンとの交流で得たモノとコミュニケーションに対する感動が柳宗悦の最初の成功体験/バーナード・リーチを通して英国のアーツアンドクラフト運動に出会う/私たちは国や地域を超えた人との交流に飢えてる?/オタクに憧れてカルチャーを飛び級摂取する人たち/自分が好きかどうかよりもフォームを気にしてしまう時代?/自分の好きを表明しにくい時代?/無名なモノに対する憧れ/ミュージアムショップで売られていた商品が人間国宝推し/民藝は段々権威主義的になっていった?/議論し続けられるムーブメント?/体系化されていない民藝/そもそも日本にはアートという概念がなかった/浮世絵からアートを見出した流れも民藝の誕生に似ている?/鞍田崇『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』/インティマシーの言葉の意味はモノへの愛着というよりはモノを含むストーリーへの親密さ/思いやりのデザイン/時間経過でまろやかになるモノ/いちいちモノに意味性を考えることができない現代/以前は100円ショップにも手作りのものが売っていた/ときめきや移動(旅行)への欲求
鞍田崇『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』
https://onl.bz/98dMJqy
鞍田さん、「民藝」について教えてください|遅いインターネットhttps://slowinternet.jp/article/20201005/
ConCraプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp
そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/
#concra(twitter)で感想、質問、リクエストなどお待ちしています!
パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保