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  2. S3 ep28 青森五戸に生まれる馬..
2024-03-12 59:02

S3 ep28 青森五戸に生まれる馬革ブランドとイタリアブランドの記憶 ゲスト:五分・岩井巽(前編)

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これまで京都周辺からゲストをお招きすることの多かった当番組ですが、今回のゲストは青森県は五戸町からお越しいただきました。馬肉産業の盛んな五戸で、長らく活用されていなかった馬の皮を使った馬革ブランドを新たに立ち上げた岩井巽さんです。これまで東北全域の工芸の作り手のもとを数多く訪ねてきた巽さんに、ブランド「五分」のこと、東北の工芸のこと、五戸の産業のことなどを伺っていきます。初回は、今に繋がるエピローグともいえるイタリアの高級カシミアウェアブランド「ブルネロ・クチネリ」探訪のお話から掘り下げていきます。

岩井巽さん
モノ・コトを包括し、ローカルから新しい運動を生み出すデザイナー。2016年、東北経済連合会主催「東北から未来を創世する若者10名」に選出されブルネロ・クチネリ社へ留学。株式会社良品計画を経て、株式会社カネイリにデザイナーとして入社。同社が運営する東北STANDARDプロジェクトのディレクターとして、東北の伝統工芸職人とともにプロダクトを手がけ、様々な展示会や催事に出展。2023年、自身のブランド五分を立ち上げる。「伝統工芸品だけではなく、新たに生まれた東北のモノもいつか伝統になるように」という想いを原動力に、商品開発・デザイン・取材執筆・WEB制作など、百姓のように幅広く東北のものづくりに携わっている。

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【今回の話題の関連リンク】
五分|GOBU
https://gobu-japan.com
ブルネロ・クチネリ
https://shop.brunellocucinelli.com/ja-jp/
東北芸術工科大学
https://www.tuad.ac.jp
PINT|たがる包丁
https://pint.mn/products/1196
卒展|菅細工の技を現代に活かした日用品
https://sotsuten.japandesign.ne.jp/sotsuten-report/tuad-2016-1/
株式会社金入(カネイリ)
https://kaneiri.co.jp

【ConCra Information】
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誰でも参加できる実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)⁠⁠⁠⁠⁠
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⁠⁠⁠パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
クラ出しRADIOは、使わなくなった大切なものを様々な手法で生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
コンクラの岩田です。
海です。
四方です。
はい。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
えーと、今日も。
ついに。
え、ついに。
待ちに待った。
そうですね。
あのー、ちょっとね。
シーズン3はね。
なんかね、三人会。
なんか雑にやりすぎてませんかっていう感じがね。
あのー。
反省。
してるんですけど、まあまあ。
あのね。
えーと、不人気な三人会を。
不人気。
三週乗り越えてやってきました。
ということで、ゲスト会。
えーと、今日は。
5畳のいつも撮ってるアトリエにゲストの方をお招きしてお話をお聞きしますというわけで。
まずは、じゃあご本人に声出しを。
はい、お願いします。
はい、岩井辰美と申します。
よろしくお願いします。
はい、お願いします。
お願いします。
ちょっとね、今日あのー。
辰美さん呼びで。
辰美で。
はい、お願いします。
統一しますね。
岩田さんと被るんじゃないですか。
岩田さん岩井さんのちょっと紛らわした会場です。
普段はどう呼ばれてるんですか。
たぶん岩井さんの方が多いですかね、はい。
仕事、仕事してる方は。
そうですね。
まあ、えーと、しほさんみたいな外資系とかだと、そのファーストネームで呼び合うカルチャーの仕事だと思うんですけど。
あー、確かに確かに。
そうそうそう、なんか総合でもね。
そこのカルチャー。
福原って言いにくいから、なんかしほの方が言いやすく。
なんかフランス語圏とか、あの人がFとかなんか読みにくい。
それもあるけど、なんかただ単に名前で呼びたくなるんじゃないのかな。
私あんまり福原さんって呼ばれないです。
まあ、あの呼ばれるんですけど、全体の2割ぐらいでしょうかね、たぶん。
で、我々の話はしてもしょうがないので早速本番に。
はい、で、あの今日達美さんをお呼びしたんですが、今日はちなみに京都にお越しいただいてるんですけど、どちらから。
青森県です。
青森県。
わざわざありがとうございます。
来ましたね。
なんか、僕らもほら、あのゲスト会でちょっと足運んだのって、グッドジョブセンターの隣の奈良県ぐらいのところなんで、一気に。
遠くに。
遠くっていうか来たね。
このプログラムなんかピボットがすごい。
なんか1000キロ以上はたぶん。
で、なんか僕今日達美さんをお呼びするのに、過去の蔵出しラジオの聞いてる人のエリアとかも見れるんですよね。
03:06
見てたら東北地方全然聞かれてない。
これを機に。
大体東京と京都、大阪、あと名古屋、大体その大都市圏。
その中でも地域見れるのは今僕初めて知りました。
そうそう、見れるんです。
見れるんですね。
それでいくとね、青森が一つあったのはこれは達美さんに聞いてもらってるやつだなっていうぐらいの。
確かに確かに。
恥ずいっすよね。
せやしがいがありますね。
なんでこれでね、ちょっと東北の。
僕らもやっぱり東北の工芸のこととか全然知らないので、そんなお話も聞きたいなということもあり。
わざわざこの番組のために京都にお越しいただいたというわけでもないのですが。
もう一回。
もう聞けることはたくさん聞いとこうということで。
まずはなぜ岩井達美さんをお呼びしたのかということで。
こんな方ですっていうのをまず僕からプロフィールを読み上げさせてもらいますね。
岩井達美さん。
ものことを包括しローカルから新しい運動を生み出すデザイナー。
2016年東北経済連合会主催。
東北から未来を創生する若者10名に選出され、ブルネロクチネリ社へ留学。
株式会社良品計画を経て株式会社カネイリにデザイナーとして入社。
同社が運営する東北スタンダードプロジェクトのディレクターとして東北の伝統工芸職人とともにプロダクトを手掛け、さまざまな展示会や祭事に出展。
2023年、自身のブランドGOVEを立ち上げる。
伝統工芸品だけではなく、新たに生まれた東北のものもいつか伝統になるようにという思いを原動力に商品開発、デザイン、取材執筆、ウェブ制作など100章のように幅広く東北のものづくりに関わっているということで。
ちなみに100章というのは、一個断りを入れておくと、辰巳さんワードのキーワードなんですかね。
そうですね、100個の仕事を持つ人みたいなのを使わせていただいています。
100章って意味を考えたことないと言われてみると、全てを最初から最後まで育てて作るまでやるのが100章かというのを今、ふと。
何だっけ、阿弥陀辰彦だっけ。
100章っていわゆる農民のイメージと言葉的にイコールになってしまっていたけれども、実際の言葉の意味的には何でもするというところですよね。
06:14
という、いきなり脱線しましたけど。
プロフィール聞くからして。
100章って感じですよね。
100章とビジネスマンと100章が掛け合わさった感じなのかな。
だって、ご自分でブランドも立ち上げて。
そうですね、今準備中ですね。
しかもその前にいろんな会社を経験されているっていうのはすごい。
今回3エピソードにわたってお話を聞いていこうと思うんですけれども。
この2024年の3月のタイミングでお呼びしたのが、ご自身のブランドのGOBのことをお聞きするのにちょうどいいタイミングなのかなというふうに個人的には思ってまして。
GOBのお話をできれば中心に伺っていきたいんですが。
今ご紹介文でお話した通りかなりトピックがあるので、それを頭から順番に聞きたいなと思いつつ。
まずはちょっとGOBのお話を辰巳さんからご紹介いただければと思うんですけど。
僕の祖父母の家が青森県五戸町というところにありまして。
五戸町で立ち上げるブランドがGOBというブランドになります。
五戸町は馬産地として有名な場所で、もともと南部藩という森岡から青森県にまたぐ藩だったんですけれども、馬の育成が推奨されていた場所なんですね。
その五戸は今は馬肉屋さんがメインの産業になっていて、馬肉になった後の皮をレザーにすることと、そのレザーを使ったプロダクトを作っていくというブランドになります。
なるほど。
馬の皮って扱い難しいというイメージがあるんですよ。固いというか伸ばすのも大変。
僕は何のイメージもないです。
一応そうかと思ってやってきたんですけれども、最初に触ってみますか。感触は何か良い言葉で表現していただきたいんですけれども。
しっとりしている感じですね。
例えばコードバンとかも馬でしたっけ?
そうですね。あれは馬のお尻の部分ですね。
柔らかい。
しっかりしてますね。
コードバンは硬くする製法がまた別にあるんですけれども、僕が作っているレザーはもっと柔らかいものです。
柔らかくてしっとりしている感じですね。
しっとりしているけどしっかり。
しっかりしっかりという感じですね。
09:02
実際に馬の皮って他の皮と何が違うかとか特徴はありますか?
牛で使われている牛皮に比べると質量が軽いと言われていますね。
密度が軽いらしいです。
じゃあもしかしたら牛のバックよりも馬のバックのほうが軽いってことですか?
軽いと思います。
でもなんか、ちょっともう一回やりますか。
これ音声みたいな感じで。
中身入っている割に軽い。
確かに確かに。軽い感じはする。
あとあれですね、ブランド名のゴブっていうのをなんとなく話しているんですけど、漢字で書けるんですか?
漢字のゴブでやろうと思っています。
漢字のゴブってことは5に4を書いて、最初5分って何で書いたんだろうと思ったらゴブだったんですね。
5分って意味ですか?
はい、じゃあタツミさんからゴブっていうのを。
それでも後でゆっくりでも。
ちょっといなり話が。
一言だけ最初に言うと、この辺は場所もあって5が付くブランドがいいなと思って調べた結果ゴブという熟語にしました。
ゲストに信仰の心配をかけるという。
あれあれもう。
幸せを感銘物にしている。
というわけでゴブのお話は後半というか、タツミさんのそれまでのお話を聞いていく中でより深くお聞きできるかなと思うので。
まずは前半生というところから伺っていきたいんですけど。
さっき読み上げたプロフィール文の中で言うと、この2016年東北から未来を創生する若者10人名に選出されてブルネロクチネリシャへ留学というのがあるんですけど。
これってちなみにタツミさんいくつの時の話ですか?
2016年。ちょっと今パッと出てこないんですが。
大学4年生の時ですね。
大学生の時ですか。
22歳とかですかね。
10年いかないぐらいですね今。
だから大学生にしてそれに選ばれたみたいなところをちゃんと聞くってこと?
でもプロフィールをかっこよく書いてしまってないから。
いやいやいやこれはちょっとたまたまね。
当時東北から復興を目指す若者をイタリアに派遣するプログラムがあって学内メールで回ってきて。
それに応募したらたまたま通ったっていうだけなんですよ。
たまたまは通らない。
それは大学にポイントがありそうな気がするんだけど。
12:03
大学が山形県の東北芸術工科大学に通ってました。
ちょっとね僕らもタツミさんと一回収録前にお話した後に
この大学なんかおもろそうよねっていう話をしてて。
最近特に面白い方がいっぱい排出してるイメージが。
チェンソーマンの藤本達輝さんと同年代らしいです。
彼はペンネームなのでちょっとどなたかは存じないですけど。
ちなみに京都芸術大学と姉妹校だったりします。
当時は京都造形芸術大学でしたね。
細川森博さんとかのイメージが。
渋い例出してきたね。
渋い例というか、政治家をやられていてその後陶芸家になられて
その後やっぱり美術工芸大学を見るっていうのがすごいキャリアだなって。
細川さんが大学を立ち上げて。
立ち上げではないですけどね。
確かに。
学長かなんかの方がいてまして。
政治家と芸術家を両方やるっていう。
っていうのが、安土桃山時代とかって多分。
そのイメージですよね。
なんて渋いって思ってしまった。
表現者とかも完全にあの人の顔でね。
なんか口の悪い力の弟子みたいなイメージですけど。
でもあの子孫ですもんね。
その大学に進学するっていうところから
その内側にあるものをお聞きするところから聞いた方がいいような気がするんですけど。
そもそもどうしてその学科に。
そもそも何の学科かわからない。
学科がプロダクトデザインの学科でした。
そこに行くまでにはいつ頃からプロダクトデザインの道に行きたいと。
そうですよね。
基本的に僕は実は結構弱者戦略で。
高校の頃通信生だったんですよ。
その前高校も一回辞めたりしていて。
いわゆるセンター入試とかそういうのが受けられないぐらい威嚇力が低かったんですよ。
それもあって、行ける大学を探してそこに行ったみたいなところがあるんですけれども。
当時は仙台に住んでまして、その隣だったっていうのもあって山形に行きました。
じゃあそのプロダクトデザイン科を選んだところには
そこまでその時点では深い意味もなかったって感じなんですか。
そうですね。卒成を見てプロダクトが一番いいかなみたいなところはありましたね。
でも学力だけで言うとまだ多分チョイスはあるはずで、
15:04
その中で芸大、クリエイティブなものの学校を選択したのは
それもたまたまそれしか選択肢がなかったわけでもないですし。
そうですね。高校の頃に結構手を動かすのは好きだったんですよね。
それでいろんな趣味があって、最初はちょっと中学生ぐらいから不登校気味だったりしたんですけど
徐々に高校の頃から少し外向きになってきて、なぜか当時ジャグリングとかすごいハマってたんですよ。
ジャグリング早くなったっけ?
だいぶちょっと遡りすぎて工芸ラジオだったんですけど。
そういう話を聞きたいんですけど、バトンとかああいうのですか?ボールとかも出たんですか?
そうですね。ボールジャグリングとかペン回しとかやたらやってたんですけど、
だんだんペンとかボールをカスタムするみたいな道具を使いやすくする方に興味が。
回しやすく。そっち行く人少ないですよね。
手を動かすことが好きっていう話から導き出される流れとしては、
一番斜め上を行く。ジャグリング。
そこからだんだん高校2,3年くらいでレザークラフトも当時趣味でやっていて、
その時はハンドメイドで自分で塗ってたんですけど、
手元に作品がレザークラフトのちょっとしたパックとかペンケースと、
なぜか改造したペンとかボールがあって、これを持って面接で行ける大学は?というところで、
プロダクトの学科に応入して入りました。
それはもう作ってるから説得力あるよね。
暇だったんでしょうね。
大事だよ、暇は。
暇文化の源ですからね。
私のイメージだと日本の美大って、やっぱり勉強できて絵も描けてっていうのが条件だっていう勝手なイメージがある。
勝手なイメージ。
全部がそういうわけではないってこと?
僕のイメージですけど、勉強ができない人は、とにかく東京芸大を目指すっていうイメージでした、僕は。
逆に?
センター試験は当時、全く受け入れさえいればいい、同じ番号をマークしてもいいみたいな。
もしとか見て、偏差値30、お前はじゃあ芸大まず目指すか、みたいな、そういうイメージでした。
今、芸大の人を聞いて震えてると思う。
そう?全然共有できる?
でも達美さんの時代はまたちょっと変わっていった?
そうですね。でも入ってから気づいたのは、やっぱり僕はデザイン科だったんですけど、アートの学科の方でいうと首都圏の大学を落ちてしまって浪人して、その山形を目指すみたいな。
18:07
ちょっと滑り止めじゃないですけども、そういった方が多いとは聞きましたね。
集中できそうでいい環境そうだね。
そうですね。山の上にありました。
大学生時代にブルネロ・クチネリへの入学っていうのがあるわけですけど、
僕ブルネロ・クチネリって名前だけは聞いたことあるんですけど、あまりよく分かってなかった。
女性にはかなり人気のブランドだと思います。
でもさっきクルッと中の電車で値段とか見てたんですけど。
年齢がちょっと上で、私の勝手なイメージだといい素材を使って着心地がすごく良くて、
ルームウェアとしても着れるし、そのまま外でお買い物にもできるっていうスタイリッシュな、
フランスとかイタリアのマダムみたいな方たち、若い人も着るんですけど、
若い人は経済的に余裕がある人じゃないと。
そのリラックスしているエフォートレスがかっこいいっていうのを、
素材を前に出した色とかもそんな派手でなくて、
割とナチュラルな色合いが多いっていうイメージ。
まだ一回も買ったことないんだけど、お店には行ったことあって、本店にも実は行ったことがあって。
本店っていうのは行った?
イタリアに見に行きました。
村?その辺は辰巳さんに聞いた方がいいですけど。
ミラノローマ、フィナンティア、あれどこだったかな。
すごい一軒家というか、ちょっとお城みたいな中庭があったのを覚えてます。
多分それはお店、ブティックの本店だと思います。
そうですね。
僕が行ったのは本社に行きまして。
本社には行ってないと思う。
本社は本当に人口500人の村なんですよ。
100人ってだいぶ小さいですね。
北イタリアなんですね。
北イタリアってやっぱりそういう産業とかがしっかり、勝手な私のイメージですけど、
細かい人が多いって、イタリアの中でも北のクオリティとかの観覧とかちゃんとしてる。
たまにドイツ語喋る。
南と北でね。ざっくりしてくると南の方。
そうですね。変形なんですけど。
そうするとやっぱり工場とか品質管理系とかのいいものってやっぱり北の方とかフィレンゼとか、
あの辺にあるっていうロロピアナとかもその辺にある。
21:00
ちなみにこのブルネロクチネリ留学を志願された動機って何だったんですか?
実は僕は当時は全然ブルネロクチネリさんのことも存じ上げてなくて、
単純に無料で2週間もイタリアに行けるっていうのが一つ。
行きたいし。
そうですよね。
あともう一つ当時日経デザインの編集長の方とかも同行されていて、
デザインを勉強していたのもあって、行ってみたいなっていう感じだったんですけど、
行ってみたら本当に田舎だったんですね。
これ実家の今僕が住んでいるこの辺、おばあちゃん家に近い環境だなみたいなのが当時一番の衝撃で、
本当に似たような山ばっかりだなみたいなところから。
山も似てるんですね。
山というかそれこそ平野。
僕がいる町はワニック産地、馬の牧場が多いんですけど、
わりと平野のイメージがありますね。
オリーブとかブドウの畑とかがありますね。
確かにイタリアっぽい。
そうなんですよ。オリーブの木とかも、僕の実家はリンゴ農家なんですけど、形もリンゴに似てますし、
なんかいろんなところでシンパシーを感じて、
そこで初めて留学して、ブルーナさんのことも勉強して、
やっぱり一番衝撃的だったのが、こういう場所、人口が少ない場所でハイブランドできるんだみたいなところが一番勉強になりましたね。
品質が高いっていうのが売りだっていうのがあるんですけど、
いいものっていうのは水が綺麗で環境がいいところじゃないといけないっていうのを、
結構テキスタイル業界だとヨーロッパの人って特にそれを、日本もそうだと思うんですけどね、
それを持っているっていうことを聞いたことが他のブランドでもあったので、
やっぱり都会では絶対逆にできないじゃないですか、水かる木とか入っているし、
やっぱり水が綺麗であるってことでテキスタイルのフィニッシングとかも変わっていくっていうのからスタートするってなると、
工場とかがその辺、田舎にあるっていうのは納得ですね。
あと言っても変な話、僕らのハイファッションとかに疎い人からすると、
ディオールとかよりも全然知らないブランドじゃないですか、ブルーナの口練りとか、知らないブランドなんですね。
聞いたことあるのは、僕はロベルト・ベルガンディというミラノ工科大学の教授の言っていることの意味のイノベーションみたいなところの本の文脈でしか知らないんですよ。
ブルーナの口練りがどういう風に哲学を大事にしていたのかっていう、そんな概念的なことしか知らないので、
24:01
今日はぜひ辰美さんの話を聞ければなと。
そこちょっと意味のイノベーションって何ですかっていうのは。
あ、そっかそっか。意味のイノベーションっていうのはあれですよね。
しほさんとよく喋っているような話で、エルメスって元々バグのメーカーでしたよね。
バグに求められる革の製法の技法とかあって、そのプロセスがあって、
それって今馬に乗っている人がいないけど、クラフトマンシップっていうのは哲学的にどういうアップデートをして、
今我々が素敵だなと思えるものであり続けられるかということの意味の変遷みたいなことがざっくり言うと意味のイノベーションと思うんですけど、
ちなみにブルーナの口練りの記憶できるところで洋服でいくらぐらいでした?しほさん。
私そのユーロで見ちゃってるから、日本円にその時換算してないけど、数十万ってイメージがある。
そうですよね。一着数十万とか。
二十万とかぐらいかな。
もっと日本だと高いと思う。
日本円に換算したり。
パッとさっきサイト見たら七十万っていうのがいきなり飛び出してきましたけど。
すごいですね。
センター一万円とか。
コートなら七十万ぐらいはするかもしれない。
コートってみんな高いなんでかっていうと密度がないと風通しちゃうから、
そうすると作り方も他の生地よりはぎゅうぎゅうにやってるし、
そのぎゅうぎゅうにやってクオリティを担保するってなかなか大変。何レイヤーにもしてるから、
あれは高いけれど手が込んでるんです。
と言いつつ、タツミさんがおっしゃってた山奥で五百人ぐらいのところで、
いくら哲学のことを大事にしてるとはいえ、
その価格帯を維持するっていうのはなかなかのスタンスを取ってると思うんですよ。
そのあたりのお話が裸感が。
やっぱりちょっと違いを知りたいなと思ったのは、
フランスのブランド、日本のブランド、イタリアのブランド、それぞれ違うんだけど、
イタリアのブランドってすごく私のイメージだとやっぱり作るものの品質、
最初からすごいこだわっているっていうイメージがあって、
食べ物とかもそうだし、コーヒーとかアイス食べても、
何でも一番めちゃくちゃおいしい、こんなおいしいコーヒー飲んだことないとか、
頭がボカーンってする体験を、私はフランスに住んでたんですけど、
イタリア行くたんびに、全然フランスのコーヒーよりイタリアのコーヒーの激うまじゃーんとか、
27:03
脳みそボカーンなんですよ。
日本から行ったらますますそうかなと思って、
日本にももちろん日本のおいしいもの、日本の品質良いものももちろんあるから、
そこなんか似てないと思って、日本とイタリアの元の素材からおいしく作って、
美しく作ったり、丈夫に作ったり、クオリティ作って、品質担保しながら、
デザイン性は素朴でシンプル、だから素材を生かしたいっていうイメージが。
実際いかがでしたかっていう。
今そうですね、話しながら思い出してきたんですけど、
多分僕当時プログラムに申し込んだのは、ファッションとかに興味があったわけじゃなくて、
復興とかの方に興味があったんですよ。
復興プログラムで住人派遣するという舞台文句だったので、
僕もいずれ青森に戻りたいなと思っていて、
自分の町で何ができるのかということに多分興味があって、
一番思ったのが、イタリアの方は自分が生まれた村とか町をすごく誇りに思う。
例えばオリーブオイル一つとっても、
その生まれた村の木が一番品種が優れているとみんな言うみたいなところがあるらしくて、
それに対してその当時聞いたことなので本当かわかんないですけど、
スペインとかは一番平均化されたオリーブの木を全土に植えるようなイメージだと。
イタリアは自分の村にある在来的なオリーブの品種を大事にするみたいなところがあると聞いて、
技術的にはブンネロさんのカシミアセーターというのも、
もともとその地区でカシミアセーターを作っていた職人さんと協業してやっているとおっしゃっていて、
僕が今いるこの辺という場所もサシコとかそういった文化がすごくあるんですよ。
なので手仕事が器用な人がいるという場所は同じだと思っているんですけど、
ただ青森の中ではサシコとか貧乏だからやっているのよみたいな、
こんなみずぼらしい仕事みたいなことをみなさんおっしゃるので、
そこがもしかしたらイタリアと日本の違いだなみたいなところを当時感じました。
サシコは以前倉田氏ラジオでも喋ったことあるかもしれないですけど、
ゴボロの話とか。
切れるものの材質とかルールで決められているものがあるから、
言うても寒いから、さらに縫い足して分厚くして寒さをしのぐ一つの知恵というか。
それが装飾的になっていったって話だよね。
なかなかそこにプライドを持つみたいなことが難しい。
そうですね、仕方なくやっていたという文化なので、
30:03
ただそこがイタリアだと逆のアプローチで世界的に評価されていったのを見て、
これは決定的に日本とイタリアで違うところだなというのは当時思いましたね。
大学4年生でイタリアに2週間行って、
2週間でもあっという間に着いて帰るくらいの勢いですよね。
その時の記憶は?
実は僕らが派遣してもらった場所は、
ブルネロさんが在団で運営している職人育成学校という学校なんですよ。
イタリアも日本と同じで、手仕事の継承者が少ないんですよ。
やっぱり弟子入りして生活できないみたいなことが日本と同じらしくて、
ブルネロさんは在団を作って、授業料無料のテーラーとかニット作りを学ぶ学校を運営していて、
そこに行きました。
ついて、僕ら全然ファッション学校の学生じゃないんですけど、
一緒に編んでみるみたいな感じで。
いきなり。
いきなりジャケットのポケット作るとか。
でも一応レザーをクラフトされていたから、
ヌーンはできる。
周りの学生よりは上手だねって言われました。
他の経済学部とかだったんで。
そういうことですね。
いきなり経済学部からヌーンは、だいぶハードルが高い。
ジャグリングで。
みんな出落ち感があって、
あ、学校に来たんだ僕らみたいな感じで。
それもよく分かってなかった。
ヌーンだみたいな。
最初から聞いていなかったです。
ドミユさんの感じで着とった人はなさそうですね。
手動かすなって。
ブルネロクチネっていう会社の名前を、
僕もファッションブランドとしてというよりは、
最近のイタリアブランドのブランドのあり方みたいなので聞いている話としては、
雇用している大多数が職人で、
その職人の給与が高い。
それを会社としてちゃんと維持してやり続けているみたいな文脈で僕は知っているという感じなんですけど。
それすごい、いろんなブランドで大事にしていることが、
まずその給料もそうだし、
あとの食事も出すんですよ、工場で。
レストランが大体の工場にはあって。
すごい美味しいんですよ。
そうなんですよ。
しかもワインも出るのね、昼間に。
大体いろんなイタリアの工場を見せてもらった時に、
大体みんな無理くりでもワイン飲めと。
私は一応ミーティングに来ているから、
しかも一杯だけなんて、逆に飲んだらスイッチ入っちゃうじゃんと思って、
33:02
いいですとか言ったら、いやもう権利だからって言われて、
ワインを飲むことがお昼に、
イタリアの修行規約っていうんですか、
修行の規則っていう、
入る時にサインする修行契約書?
まあまあ類するもの。
類するものに書いてあるんだよって言われて、
作り話なのかなと思ってるんですけど。
でも強制力あるっていうのは、義務と権利が同時に。
義務じゃなくて権利、ワインを飲む権利があると聞いた。
断れない感じだったってことですよね。
だから飲めって言われて断られて、
一杯、二杯飲んでいい感じに。
和田さんとかそんなにお酒が大丈夫でしょ、
そんなにいらない方とか多く交わすんだって話ですかね。
それはそうなんだけど、面白いなと。
あとエスプレッソも一応機械が置いてあるんだけど、
機械がまずいと工場の中で文句を言われるっていうことも言われて、
機械でも美味しいんだよ、飲んでみてって。
見せたがり。
私は飲み物、食べ物を見に来たわけじゃないのに、
なんとか思いながら自慢ポイントがやっぱり
食と飲み物がしっかりしてる工場ですよって言いたがる。
日本とかだとせいぜいあれだよね、
麺の硬さにはみんなうるさいよね。
学食とか、ラーメンでもそばでもそうだし。
ああいうのはなんかあるんだろうなとか思いつつ、
ごめんなさい、辰美さんのお話に戻ってまいります。
やっぱり最初は2週間タダでイタリア行けるみたいな動機で行った
ブルネロ口出りの体験をこういう風にプロフィール文に残されてるって
やっぱり辰美さんご自身としてはすごくインパクトのある体験というか、
その動機につながるみたいな。
そうですね、こんなことをやれたらいいなとは当時思いましたし、
あとそもそも僕が中学校はあまり行ってなかったという過去があって、
そこから先ほど言ったようにクラフトを自分で身を真似てやって
ものづくりの道に入るんですけど、
ものづくりでここまで幸せな経営ができるということ自体にも
すごく感銘を受けたところがあります。
働き方とかですね。
あと当時プロダクトデザイン学科に4年間いたんですけど、
製品デザインの専攻ではあったものの山形という土地柄、
途中で伝統工芸のほうが好きになってたんですよ。
大学半分くらい、2年生くらいの頃から山形県内の職人さんと
結構協業とかをしてまして、
例えば京都にある、ちょうど今京都なのでここが、
36:01
京都にある名前出してもいいですかね、
ピントさんというクラフトショップがあって、
素敵なお兄さんがやっているショップなんですけど、
その方と当時手がけた山形内刃物の包丁って
いまだに販売してたりするんです。
学生の時に?
そうですね、社会人の方たちにちょっと協力させていただいた。
通訳を職人さんが刺激されたんですが、ロングセラーの。
そうですね、ピントさんのたがる包丁っていう、
山形県が芋煮産地なんですけど、
芋煮をする時に外で使えるような内刃物っていうのを企画しまして、
当時僕大学2年生だったんですけど、
そういったつながりもあり、山形県内の職人さんと触れる機会がありましたね。
なんかこの包丁使いやすそう。
ちょうど私、包丁を買わないといけなかったので。
果物ナイフぐらいのサイズかな?
もうちょっとでかいのかな?
僕は、
今収録中ですからね。
ネットショッピングをザックする時間ではないですよ。
収録中に値段のチェック。
当時この包丁の革のレザーケースは実は僕がちょこちょこ内食して納品してたんですけど、
今はもっとプロの方に渡ってますけれど。
なるほど。
ピントさんの刃物のあれですね、ちょっと荒々しい絵がいいですね。
かっこいい。
これはもうすぐちょっと明日にでも。
行きたいね。
そういったご縁もあって、職人さんとはずっと学生の頃から興味があって、
ブルネアさんに行って、そういったビジネスがあるということも知って、
この道に入りたいなと。
日本の包丁って人気なんですよね。
海外ね。
そうなんだ。
そう、だから私スーツケース、手荷物絶対ダメだね。
スーツケースにね、ピーラーと野菜ピーラーと包丁すごい欲しいって。
あとカンナも欲しいって言われた方。
カンナ?
人気なんですよ。
引くっていう切り方が、ヨーロッパのナイフって押すっていう感じなんですね。
ノコギリの刃の形も押す前提になってますね、上は。
でも魚とか、ちょっと柔らかくて薄く切らなきゃいけないものって押しちゃうと繊維っていうんですか、
潰れちゃうから、引くっていうやつが欲しいよっていう、
主婦の人でも欲しいっていう思い上げで。
なんでこのピントさんのナイフ。
ピントさんの話は素敵だなって思ってまして、そのご縁があってっていう。
39:03
結構学生の時点ですでに、今にしっかり繋がるプロジェクトみたいなものを生まれていったということですね。
卒業政策も山形花傘というお祭りで使うスゲ傘、松尾芭蕉とか被るようなスゲ傘の研究を1年して、
スゲ細工っていうその技法でインテリアにするみたいなのをやりました。
スゲ細工ってどんな。
スゲ傘っていう。
スゲ傘、三角?
三角ではないやつじゃないですか。
ちょっと広い感じ、こういう。また音声メディア的に厳しい。
なんか山節とかのイメージなのかな。
富士山みたいな形って言った方が正しいのか。
スゲってその素材の名前ですか。
植物の名前ですね。
植物の名前か。
これのスゲ細工って。
多分スゲ傘卒典とかで調べれば未だに出るかもしれないですね、自分が作ったのが。
そう言われると検索。
残念ながら商品化までは行かなかったんですけれども。
でも商品化を目指して卒成をやっているということが志が高いですよね。
スゲを漢字にしていただくと多分出るかもしれない。
これじゃない。卒典って書いてある。
卒典ってそのまんまの名前の。
卒典のまとめサイトがあって、多分それですね。
これですか。
ありました。
そういったことをやっています。
なるほど。
なるほどってまたモンステで一人納得してしまうとしょうがないですけど。
リンクに貼ってもらってっていう。
ただその軸の部分はレーザーカッターを使って竹のしなりの構造を応用しながらも
フレキシブルに造形が変えられるというシステムを作るという研究をしていて
そこに上に付けるスゲ細工は同じ技法みたいな感じです。
これはデザインを、素案を竜見さんが出したものを東北の
これはちなみに山形ですか。
山形の昔からスゲ傘とか作っていらっしゃる方に作ってもらったんですか。
そうですね。職人90歳です。
90歳。
それは90歳の方以外はそんなにいらっしゃらないんですか。
ほとんど90歳で一人だけ。
ほとんど90歳。
もしかしたら今どうなってるかな。
これも2017年。
高齢化がすごい。
一人だけ移住して継承したいとおっしゃってる方がいて
42:00
その方との協業でやったんですよ。
今後何かになればということで。
これが卒典だからイタリアから帰ってきた後にこういう。
当時イタリアに行きながら卒典の制作をしていて
スーツケースに竹も入れて
ちょうど被っちゃって。
それをブルーノさんに見せる機会がなかったんですよ。
準備運動できとったんですね、手作業のね。
それ見せたら下手するとうちで商品化しないかと。
竹もいいけどウールもいいぞって。
あるかもしれない。別にウールだけじゃない。
今伺うと卒典でもう何て言うんですかね。
学校の卒業プロダクトとはいえ卒成って
わりかしファンタジックなものを作る人も多い中で
現実離れした。
商品化が難しいって言ったよね。
これ仕組み作りから入られていて
スーツケースの仕組みを社会実装するか
ちょっと伺った中でも
めちゃめちゃリアリストだなって。
普通にお店に置いてそうだもんね。
置いてたら私が物欲が出ちゃう系だよね。
どうしても商品化できなかったのが若干悔しくて
卒業してからファブラボさんのファブアワードに
骨組みの構造だけ審査に出したら
一応同賞をいただいたという。
下手すると私そこ。
それだけだったんですけど。
年代はかぶってないですよね。
渋谷で表彰していただきました。
ファブアワード審査員やったことが。
ロフト&ファブアワードでした。
多分、え?合ってないもん。
審査員もされてたんですか。
昔1回だけです。
だいたいあそこで毎年違う方をやるんですけど
ファブカフェは全然関係ないバイオ系で
繋がりがあるのでそれで審査員やったことが。
なるほど。
審査していただいたかも。
すれ違った山というためですね。
そうですね。年代。
さすがに覚えてるからね。
そこから職業を選択していくわけですけどね。
どんな感じだったんですか。大学卒業は。
もともと高校が通信制だったこともあって
大学はある意味社会人になる前に
社会復帰したい動機で入ったぐらいだったので
いわゆる正社員で
時間が決まっているところで働くっていうのが
ちょっと自分には向かないと思ってました。
45:01
当時から。
今入社させていただいている株式会社カネイリさんとは
大学生の頃から振興があって
カネイリさんがやっている東北スタンダードという
東北の工芸家を取材するプロジェクトも当時知っていて
しかも地元の企業だというところで
入社したいですということは打診していて
そこで一回でも就活した方がいいんじゃないかな
みたいなマジレスみたいなことをされて
人生経験としてということで言われたんですよね。
当時アルバイトを
無印良品にアルバイトをしていたので
無印を面接しました。
バイトから入っての社員面接ということですか?
バイトだから採用していただいたとか関係ないんですけど
普通に正面からというか
新卒に
グループディスカッションとかありますよね?
あります。
僕受けたことあって
グループディスカッションまで行って落ちたんですよ。
グループディスカッションで落ちたか。
僕はダメなんですよ。
みんながシャキシャキ喋って
ウンウンウンみたいなのがどんどん口になってくる。
想像できるよ。
そういう感じなんですよ。
ごめんなさい。
たすみさんもグループディスカッションとか
そういう意味では簡単には入れないよというところだよね。
良品計画もね。
良品計画ではどういう仕事をされていますか?
全員接客からスタートなんですよね。
そうなんだ。
やっぱりデザインをやってみたかったんですけど
店長まで行くっていうのが前提ですし
そうなんだ。
そうですね。
デザイナーでも。
デザインをやるのに店長を一回でもやらないと
なれないんですか?デザイナーに。
なれないですね。
おもろい。
おもろいですね。
やっぱり現場主義というか
何を作りたいというよりは
いくらで作るとかすごい
でもそれすごい良いなと思ったのは
多分そういう話になると思うんですけど
倉田紫ラジオは作る人とか
作るということに割とフォーカスして
いろんなゲストの方もお呼びしてお話していますけど
やっぱりそれを売るっていうタッチポイントが必ずあって
そこの売るっていうところに
どういう課題であったりとか
見える風景があるのかみたいなことを
ちゃんと知った上で物を作るみたいな順番で
考えるみたいなことなのかなって
今その店長をやってから
デザイナーに行くっていうのは思ったんですけど
いきなり店長になりたくても
そんなすぐになれないじゃないですか
48:01
時間はかかりますよね。
そうですね。
ただ売って客がうまいだけでは店長になれないですよね。
ちなみに店舗って都内だったりとかそうじゃないと決まってるんですか?
いきなりここ行ってとか
僕はたまたまですけど
栃木と札幌を1年間で経験しました。
栃木と札幌またあれですね。
飛んでますね。
飛んで埼玉に
違う違う違う。距離が
北関東から北海道まで
そうなると何が難しいかというと
せっかく慣れたエリアのお客さんの
こういうのが好きなんだろうなとか
こういうのが響くだろうなとか
ディスプレイもあるじゃん。
いきなり半年慣れた頃にさ
全然また違うところにトーンって飛ばされて
またゼロから始まり
客層も全然変わりそうですよね。
それがその路面店なのか
モールに入ってるか
モールに入ってるか全然違う
修行でしかないだろう
修行は修行ですよね。
修行感ありますよね。
実際のところはどういう感じで
本当に僕はテンポで
現場にいる方尊敬するなと思っていて
僕は意外と体が弱いので
意外とじゃないかもしれないですけど
今日もちょっと喉を壊してしまってますけど
結局札幌がすごく忙しい店舗で
なかなかついていけなかったのもあって
どちらかというと消極的な感じで
ちょっと現場無理だなみたいな感じで
退職してしまって
1年ぽっきりで
洋品計画さんから退職して
そこで当時から進行があった
株式会社カネイリのチームに
やっぱり青森に戻ってやりたいみたいなことを言って
当時仙台の方にもお店が
カネイリのグループだったので
最初は仙台に戻って
仙台勤務から今は青森県にいるという感じです
一応修行してきましたよとカネイリさんには
そうですね
名刺の渡し方ぐらいしか分かんなかった
接客とかね
接客無理だもんな
デザイン勉強していきなり店舗行って
いきなりまたやらない
行かない
僕は達美さんの立場に完全に保存することはできないんですけど
僕も弟も中学とか
不登校気味とかであんまり行かなくて
分かんないんですけど
接客とかが苦手なんじゃないかなって感じで思ってるんですよ
そういうところで修行されてるって
すごいタフだなと思って
51:00
疲れるよ接客
現場の方すごいなと僕は尊敬しますね
バイトですら疲れるのから
社員とかさらに責任が
お客さんに対してだけじゃなくて
働いてる人をマネージしないといけないし
名前を背負ってるしね
そうなんで金入さんに戻りました
金入さんっていう会社のこと
ちょっと存じ上げなかったんですけど
存じ上げない方の方が多いと思うんですけど
金入さんどういう会社なんですか
今は東北中心に旧店舗お店がある小売業のお店です
元々の由来が本屋だったんです
青森県八戸市の商店街で
本と文具をずっと売っていて
八戸の商店街の本屋さん
ちょっとだけプライベートな話をすると
うちのお父さんが隣町のこのお部屋だったので
受験勉強の本を買いに金入書店に行くみたいな感じ
名前が金入書店ってことだったんですね
そういうぐらい地元の商店街の本屋さんとして創業していて
今の社長が3代目で
40前半くらいの若い社長が運営していて
社長の代替わりをきっかけに
仙台メディアテックさんという
伊藤豊さんの建築の美術館の1階のミュージアムショップ
そこか
なるほど
高校の東北芸工大の
学生向けのギャラリーショップの上も
弊社でしているような形で
面白いガチャガチャがあったりとか
変わった
私もあそこで散々しそうになったから
我慢して
閉店間際に行ってよかったですね
あと15分くらいで展示が見れなくて
ミュージアムショップぐらいは見ようと思ったら
15分じゃ済まない
いいキュレーションされていて
いいのが
本が横にあるっていうのがいいなって思った
旅してるみたいな感じがする
補足するとメディアテイクは
図書館でも有名というか
割と学術的な
あれが集まっているようなところがあり
ちょっと一回にクリエイティブなスペースがある
そういうイメージです
私の勝手なイメージだと
メディアアートとかテクノロジーと
仙台とか東北の文化を紹介するという目的で
オープンをした
市民のライブラリーという
ギャラリーと図書館がガチャっていて
54:00
私はメディアアートは
ちょっと歴が長いんですけど
メディアテイクも本当に
日本では
ICCかメディアテイクか
その後にYCAMって山口ができたんですけど
YCAMは絶対にメディアテイクを
参考にしていると思う
図書館を隣につけたことで
メディアアートとかテクノロジーとか
そういうアートに興味ない人でも
図書館として来るから
市民の憩いの場になるというのは
先にメディアテイクさんがやってた
接点が作られて
そこでのショップ
割と東北の方だと
金入さんというと
お店のっていう感じでは
ありがたいことに
仙台には他にも東北スタンダードマーケットという
東北の工業品特化したお店
あともう一つ金入スタンダードストアという
逆に文房具特化したお店という
3形態があるので
まずいなそこ行ったら
ステーショナリーとか
それで自分も最初の3年は
仙台の方の企画だったりとか
グラフィックデザインをやっていて
仙台だと結構ありがたいことに
認知していただいているような
お店ですね
買わなくても行くだけでも
見ててその置いてある商品と
その横に旅行の本とか
あとインテリアの本とか
でもよく見ると
ちゃんと繋がりが
デザイナー繋がりだったりとか
開けて読み出しちゃいけないんだろうけど
すると
なんでここの横にあるのかなが
分かるから
ずっといて楽しい
やっぱり現場のスタッフが優秀なので
自分は裏方で企画のチラシ
DM作ったりとか
そういうのをやっているので
現場の人すごいな
というのも思います
完璧なキュレーションですよね
ちょっとじゃあ金井さんの
東北スタンダードっていう
お店とかプロジェクトの
多分裏方仕事というか
その中でのお話
多分すごく濃いというか
てんこ盛りだと思うので
ちょっと次のエピソードで
東北スタンダードでの
辰巳さんのお仕事の話を
聞いていきましょう
というわけで
来週も引き続き
辰巳さんよろしくお願いします
来週も火曜日に配信いたしますので
皆さんフォローしてお聴きください
我々は
何言ったんですか
こういう感じで面接が
どうだったんだろう
面接ダメに決まってない
そういうのが
ダメさがだんだん出ているのが
このラジオですよ
57:03
コレクティブの方もやってますので
チェックしてください
感想は
Xで
ハッシュタグ
CONCRAで
お寄せください
フォームもやっております
質問というだけではなくて
こういった企画
やって欲しいとかも
募集常にしております
あと感想もね
この間リッスンの
イベントに
出させてもらって
リッスン
わかったんですよ
倉田氏ラジオね
長いでしょ
聞けないじゃないですか
聞いて欲しいけどね
ちゃんと声で
リッスンの
PCのブラウザでリッスン開いて
3倍速で流し付いて
弁当食いながら
昼休みに
アップした後にね
文字だけ流れるのチェックするんですよ
サウンドチェックの間に文字
文字起こしされるんだよね
1時間ちょっと喋ってるやつも
3倍速だから
20分ぐらいで終わるんで
だいたい話してる内容わかると
タイトル見ても何の話してるかよくわからんかったりするんで
文字で流れていくのを見てもらって
ちゃんと興味があったら聞いてもらって
そういう視聴方法があるということで
リッスンはコメントをすごくつけやすいので
文字でバーっと読んでもらって
読んですぐコメント書いてもらったら
気軽にコメントしていただけると思います
ではリッスンよろしくお願いします
リッスンドット?
いやわかんないけど
リッスンで検索してもらえれば
というわけで来週もよろしくお願いします
よろしくお願いします
59:02

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