御社の事業の場合って、我々みたいにPure VCもそうだと思うんですけど、
同時にいわゆる事業会社の皆さん、それこそ金属系の加工だったりとか、
さらに上流の、さっき出てきたような材料商社の方であったりとかっていうのも可能性あると思いますし、
逆にエンドユーザーになるような建設会社さんであったりとか、
そういうところも事業提携みたいな文脈でご一緒できる可能性ってあるのかなと思ってるんですけど、
今回の20億超えるようなファイナンスって、どういう構成で投資家を入れていったのかとか、
そこの狙いみたいなところがもしあれば伺いたいんですけどいかがですか?
そうですね。まさに今回は事業会社さんにかなり入っていただいておって、
もちろん独立系のVCさんにも入っていただいておるんですが、
特にシリーズBのフェーズでは事業会社さんに入っていただく必要性があるという風に思いながら進めていました。
今回入っていただいた方々は、メインは我々でいう注射さんにあたるような方々なんですが、
直接今お付き合いしているようなサブコンさんというよりは、
もう少しだけ上流にあたるような方々に入っていただいておりまして、
直接お客様になり得るような方々でもありますし、
もう少し広い視点でサプライチェーン全体をいかに滑らかにするかという視点で
協業が進むようなそんな方々ではあるということですね。
なるほど、ちなみにサブコンさんというよりはもう少し上のっていうようなお話の中で、
どこをどう組んでいくか。
多分建設業界も同じようなセグメントを担当されている会社と多分いろいろいらっしゃったりとか、
各社によって建物自体のその強み、
例えばこういう建物強いよね、逆にこういう土木の方が強いよね、
多分いろんな強みがある中で、業務提携だったりとか、
実際に資本参画いただくにあたって、
なんかこういうとこ気をつけながらコミュニケーション取ったとか、
あとは複数入っていただくとなると、
やっぱりここはこの会社とやるけど、ここはこの会社とやるみたいな
住み分けが多分すごく難しいところだなっていうのを思うところがあるんですけど、
住み分けだったりとか、そのあたりに注意されたところってありましたか?
そうですね、住み分け及びセグメントというのはすごく注意させていただきました。
それはもちろん我々もそうですし、
他の方々にもお迷惑がかかってはいけないという前提のもとを考えておったんですけれども、
今回入っていただいたのがダイバー・ファウスさんとニッキーさんとサンキューさん、
この3社さんですね。
それぞれセグメントが違っているということと、
かなりリッチな市場でお強くされているような方々でもあってですね、
我々との相性もものすごく良かったという見合いで、
そういった方々と組ませていただいていますね。
このポッドキャストを斉藤さんみたいに建設会社の中にいらっしゃる方も
聞かれたりすることがあるかなと思っていて、
逆にそのパートナーを選ぶにあたって、
こういうポイント重要視したよねとか、
もちろんさっきのセグメントのお話もあると思うんですけど、
担当者の方であったりとか、
こういうコミュニケーションができるところだったりとか、
そういう重要視されたポイントって他にあられたりしますか?
そうですね、2つございまして、
1つはやはり事業シナジーを追求されている方々というのは大前提ですね。
投資としてのシナジーを重視されているという考え方も全く否定はしないんですけども、
今回シリーズBで入っていただくには、
事業シナジーを重視されている方の方がベターだろうという考えがまずございました。
もう1つはですね、
例えば自社で抱え込みたいっていうような思いは、
もちろん事業会社なんで一部あられるとは思うんですけども、
それよりも業界全体に対してどういう風にインパクトが出せるのかっていう、
同じ目線で考えられる方々に入っていただけたかなとは思っておりましてですね、
まさに我々はプラットフォーマーなので、
あまり特定の一社さんに対してカスタマイズしていくというよりは、
着手と汎用的に広く使っていただくことでネットワーク効果が生まれて、
皆さんにより良い価値が生まれるというモデルだと思いますので、
その点は非常に気をつけさせていただきました。
いやまさにおっしゃられる通りで、
今でこそ少しそういう風なことって減ってきたのかなと思いますけど、
どこか大手の有名どころの会社に入っていただくと、
その会社の色が付いてしまう。
逆に維持するような会社に入っていただきにくくなるみたいなことは、
少し前だとよく聞く話だったかなと思っていて、
やっぱりどういう方と組んでいくのか、
業界そのものを良くしていくみたいな目線感が合うのかどうかっていうのは、
すごく大事なポイントだなと思いながら伺ってましたし、
この辺りは斉藤さんも色々気にされながら動いているところなんじゃないかなと思うんですけど、
今回のパートナー選定だったりとか、
CVC側から見た時にどう見えるのかみたいなところとかって教えていただいてもいいですか?
今回大和ハウスさん、日記さん、3Qさん、3社、
いずれも業界のリーダーシップを持っていらっしゃる会社さんがそれぞれ入っていらっしゃって、
これは非常に心強い組み合わせなんじゃないかなというふうに思います。
バランスさんの事業はどっかの会社が独占するみたいなものでもなくて、
本当に誰でも使えるプラットフォームなので、
そういった意味ではインクルーシブルな感じのファイナンス、
今後のファイナンスも含めて多分実現するんじゃないかなというふうには思うんですけど、
その辺りも当然資金調達のタイミングで議論されていらっしゃいますでしょうかね。
そうですね。可能性としてはいろんな可能性がまだあるようなステージだとは思いますので、
そこはフラットに協議させていただいた上で今の形になったんですね。
そうですよね。だからバランスさんがプラットフォームビジネスをされていらっしゃるからこそ、
こういった資金調達もやりやすかったんじゃないかなというふうには感じます。
ありがとうございます。
ちょっとここからまた話の経路を変えてですね、今度は建設業界でチャレンジしていくにあたって、
特にバランスさんの場合だとサプライヤーさんもいるし、発注者の方もいるしっていうので、
結構お客さんとのコミュニケーションってなかなかやらないといけない方面が多岐に渡るなというふうに思ってるんですけど、
しかも発注者は建設業、一方で作るサプライヤー側は製造業っていうような形で、
多分そもそも相手にする業界も違えば、業界監修も全然違うだろうっていう中で、
両方の信頼関係をしっかり構築していく、バランスさんと一緒に組んでいくことによって、
自社にとってもちゃんと価値があるよね、メリットがあるよねっていうところを感じてもらうために重要視してるポイントだったりとか、
あとはこういう数値を追いながら満足度が下がっているかもしれないみたいなフラグを立てたりとか、
そういうことってされてたりするんですか?
そうですね。抽象的なところから申し上げると、
対応的に動くところと専門的に動くところ、この二軸およびバランスですね、ここが非常に大事だと思ってまして、
これは個人でもそうですし、会社全体としてそういった形を作っておくべきだというふうに認識してますので、
そういった役割の分担の仕方も社内で行っていっていると、
そんなことがまず考え方として思っています。
満足度という意味では、やはり我々取引を実現してなんぼなところはありますので、
そこがまずベースのKPIとしてはあってですね、
そこに引き付く形で細かいKPIを追っていっているというような、そんな考え方でやっています。
なので、しっかりとデータを取っていきながら、
満足していたら当然ですけどリピートされるはずですよねっていうところで、
そのあたりを追っていきながら、逆にリピート率がちゃんと維持できているのか、
下がっている場合はやっぱり何かしらケアをされたりするんですか?
おっしゃる通りですね。どこかしらの機能が欠けているっていうような見方、
しかも次に機能付与しないといけないのは何なのかっていうような、
機能ベースで考えることが多いかなとは思います。
なるほど。ありがとうございます。
あと少し前のお話になっちゃうと思うんですけど、
その中でバラスさんの場合はどちらかというと、
SaaSを提供するみたいな新しい形ではなくて、
既存の中に入り込むっていうお話があられたと思うんですけど、
やっぱり外部の人間からすると製造業も建設業も、
ITとか新しいものっていうところに対して、
やっぱり学習をしていかないといけなかったりとか、
そういうハードルがあるかなっていう中で、
その御社がサービスを作られていく中で、
そういった業界だからこそ意識されているポイントだったりとか、
UI面でもいいですし、UX面でもいいと思うんですけど、
そういう特に気にされている、
この業界だからこそ気にされているポイントみたいなのってあられたりするんですか?
そうですね。ここもまさにさっきのバランスっていうところが非常に大きいんですけども、
専門的なところと汎用的なところ、
このバランスをどう取っていくのかっていうところで気を付けています。
一番初めに我々気を付けながらやっていたことは、
今のフローからほとんど変えずに発注していただいたり、
ものを作っていただくためにはどうしたらいいだろうっていうところから着想してまして、
単純にシステムを導入いただくのではなくて、
今のGmailならGmailで、
Gmailの中にボタンがあればそのまま発注いただけますよねっていうような考え方で、
各種の機能を作っていって、
それだけだとなかなか根本的に変わらない部分もあるので、
徐々にその本質的な課題に一緒に向き合っていくっていうようなやり方を取ってきました。
やっぱり一番最初の入り口のところが断りやすいし、
一番抵抗感を持ちやすいところだからこそ、
今までのやり方は変えなくていいんですっていうところからスタートされているっていうことですね。
おっしゃる通りですね。
やっぱり既存のやり方を変えるって学習コストもすごく高いし、
学習した上で本当にインパクト出るのか価値あるのかなんてわかんないから、
なかなかそこにチャレンジするってハードル高いよねっていう中で、
やっぱり既存の昇竜に合わせるっていうのはすごい大事なことなんでしょうし、
ある意味それを既存の昇竜から入っていったとしても、
デジタル化していくよねみたいなところをある程度証明してくれた会社もあるなと思っていて、
そういうのを見たりしていると、
一番最初の入り口が仮にいきなりデジタル化されてなかったとしても、
やっていける、そこから広げていけるっていうところはなんとなく考えるそうです。
ありがとうございます。
おっしゃる通りですね。
ここはかなり考え方も皆さん分かれるようなところだと思うんですけども、
やっぱりその業界でインパクトをどういう風に出すのかっていうのが一番本質的な議論だと思うので、
我々でいくと建設業界において、
特にサブコンさんというセグメントと工場さんというセグメントの中でどうインパクトを出すのかって考えていくと、
どうしてもそういう選択肢が一番初めに出てくるっていうのは必然かなとは思います。
ありがとうございます。
今のすごい資差があるなと思って聞いてたんですけど、
やっぱり建設業界にいる者としても思うんですけど、
やっぱりスイッチングコストが高くなればなるほど、
最初に試してみようっていうところまでが非常に多くなってしまって、
試した結果うまくいくこともあれば、そうじゃないこともあるんですけど、
でも試してもらわないと入り口にすら入れないっていう中で、
スイッチングコストを下げて、
相手の業務プロセスをなるべく変えずに今の流れで法理的になっていくみたいなところは、
非常にヒントとしてはいいんじゃないかなというふうに思いました。
その上で次の話も聞かせていただきたいんですけど、
プラットフォームに図面だとか、
受発中のやり取りのデータがどんどん蓄積されていらっしゃって、
それをAIとかで活用していく段階にもあるのかなと思うんですけど、
バラスさんではAIをどのように活用されて、
プラットフォームを強化していらっしゃるのかぜひ教えてください。
ありがとうございます。
2つの観点がございまして、
単純にプラットフォームの中でAIの機能として動いている部分と、
我々の業務プロセスとしてAIを使っているっていう、
この2つの切り口があるんですけども、
前半の部分でお話しするとですね、
細かい機能はものすごくたくさんのAI機能を組み込んでおるんですが、
一番の我々のコアな価値っていうのは、
図面を作るところにございますので、
この図面に関わるAIっていうのをメインで組み込んでいってます。
分かりやすい例だと、類似の図面の検索だったりっていうのが、
AIが判定して、類似度が判定されて抽出されていくっていうようなことなんかもありますし、
その他のロジックにはもう少し細かいAIなんかを組み込んだりですね、
しているというのが現状です。
なるほど。ありがとうございます。
業務プロセスの中でも当然使われていらっしゃると思うんですけど、
それはもうコーディングだとかを効率化するみたいな使い方なんでしょうか。
おっしゃる通りですね。
一番早く進んでいるのはやはりコーディングの部分で、
ほぼほぼ今は8割9割ぐらいAIでコードを書いているというのが現状です。
我々のここも特徴ではあるんですけども、
作図を単純にゼロから二次元のCADで行ってはなくてですね、
3Dのモデリングをして、それを2Dの作図をするというやり方をとっているんですが、
3Dのモデリングはコードで書いているんですね。
そこもAIを使ってコードが書けますので、8割9割はコードが書いてくれて、
モデルを自動で作成して、そこからまた自動で2Dの図面に展開してという、
そんなところが進んでいると思います。
すごいですね。
岩田さんはどうですか。
やっぱりAIの活用みたいなところがすごく進んでいるんだなと思いますし、
当然社内側、あとはお客さん側、両方ともしっかり使われているんだなと思ったんですけど、
ちょっとお客さん側でもう少し教えていただきたいのは、
当然大きなトレンドとしてAIという話もありますし、
AIがいかに業務を効率化するかみたいなところは多分皆さん理解した上でというところだと思うんですけど、
このAIの活用みたいなところを進めていくことによって、
さっき発注者側に関してはQCDが重要という話と、
一方で供給側の工場からすると、
しっかりと空いている時間を埋めてくれて稼働率をどう上げられるかみたいなところが
鍵という話があらゆると思うんですけど、
AIの活用が進むことによって、
この両面のお客さんにとっての価値って、
特にどういうポイントが上がりそうなのかみたいなところを伺いたくて、
素人が聞くと、コストの部分は今までやってた部分をAIが置き換えてくれたりとか、
あとはこの工場との相性良さそうだから、
ここと繋いだらどうかねみたいなところで、
AIがやってくれるとコスト削減っていうインパクトだったりとか、
あとは稼働率の向上みたいなところって人間がやるよりも精度が出たりするのかなと、
素人目には思ったんですけど、実際のところっていかがですか?
そうですね、もう実際おっしゃる通りで、
QCDそれぞれにメリットを与えるというのが、
AIの技術だとは思いますね。
そこに付随して、なぜそうなるのかというのを、
もう一度だけ深掘りさせていただくとですね、
よく言われることですけども、フロントローディングですね。
前工程でできるだけ設計を詳細にして、
後工程は流していくっていう形が、
よりAIによって加速するというふうに捉えてましてですね。
フロントローディング自体を、
AIが叩き台を作って行うっていうのもそうですし、
その後の工程は全てAIが自動でやるというような形までいくと思いますので、
そういった潮流にあるというのが、
俺らの捉え方です。
AIをただただ使うというよりかは、
ちゃんと顧客のメリットっていうところまで紐づくような形で設計をされて、
サービスに落とし込んでいるっていう、そういうことですよね。
そうですね、はい。
ありがとうございます。